JP2007239485A - タンクの接合構造 - Google Patents

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聡一郎 浜田
Kazunori Otomo
一則 大友
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Abstract

【課題】接合部のロウ付け性を高め、製品の信頼性の向上を図ると共に、組み付け性を高め、製造コストの低減化を図る。
【解決手段】本発明は、それぞれが開口端14,19を有する2つの箱状部材12,13をロウ付け接合することにより構成されるタンク11の接合構造であって、各箱状部材12,13の開口端14,19の外周部分には、一方が他方に嵌合可能なように接合部15,20がそれぞれ形成されており、少なくとも一方の接合部20には、外側に向かって突出する外鍔部22が形成されおり、外鍔部22は、他方の接合部15の内面23に当接可能なように形成されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、タンクの接合構造に関し、特に、それぞれが開口端を有する2つの箱状部材をロウ付け接合することにより構成されるタンクの接合構造に関する。
自動車等の車両には、エンジンを冷却するためにラジエータが設けられている。このラジエータは、コアの両端部にアッパタンク及びロアタンクが接続されて構成されており、エンジンで温められた冷却水は、ラジエータにおいて冷却された後、再び、エンジンに還流されるようになっている。そして、この時、ラジエータ内において、冷却水の温度上昇に伴い冷却水が膨張してその圧力が過大となるのを防止するため、ラジエータにはリザーブタンクが接続されている(例えば、特許文献1又は2参照)。
図5に示されているように、この種の従来のリザーブタンク1は、それぞれが開口端を有する2つの箱状部材2,3から成り、一方の箱状部材2を他方の箱状部材3に嵌合し、該嵌合箇所の外側入り隅部分4においてロウ付け接合することにより製造されるようになっている。
特開2002−174122号公報 特開2004−245188号公報
しかしながら、上記した従来のタンクの接合構造では、2つの箱状部材2,3の嵌合箇所の外側入り隅部分4においてロウ付け接合するようになっていたため、ロウ付けを完全に行うことが難しかった。そのため、各箱状部材2,3の接合部に隙間が生じ、該隙間からリザーブタンク1内の冷却流体が漏出するおそれがあり、製品の信頼性を高めることが難しいといった問題があった。
また、一方の箱状部材2を他方の箱状部材3に嵌合するようになっているが、2つの箱状部材2,3間に寸法の余裕がないため、組み付け性が悪く、組み付けに手間が掛かるといった問題もあった。
さらに、一方の箱状部材2を他方の箱状部材3に嵌合可能なように形成するには、両方の箱状部材2,3の寸法管理を厳格に行う必要があるため、箱状部材の成形に手間が掛かり、製造コストの低減化が図り難いといった問題もあった。
本発明は、上記した各課題を解決すべくなされたものであり、接合部のロウ付け性を高め、製品の信頼性の向上を図ると共に、組み付け性を高め、製造コストの低減化を図ることができるタンクの接合構造を提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するため、本発明は、それぞれが開口端を有する2つの箱状部材をロウ付け接合することにより構成されるタンクの接合構造であって、前記各箱状部材の開口端の外周部分には、一方が他方に嵌合可能なように接合部がそれぞれ形成されており、少なくとも前記一方の接合部には、外側に向かって突出する外鍔部が形成されおり、該外鍔部は、前記他方の接合部の内面に当接可能なように形成されていることを特徴とする。
そして、前記各接合部には、拡幅部がそれぞれ段差状に形成されており、前記一方の接合部の外鍔部は、前記他方の接合部の拡幅部の内面に当接可能なように形成されていてもよく、また、前記他方の接合部には、前記外鍔部が形成されていてもよい。
本発明によれば、2つの箱状部材を嵌合した時に、一方の接合部の外鍔部が他方の接合部の内面に当接し、一方の接合部の外面と他方の接合部の内面との間に隙間が生じ、この隙間にロウ材が十分に充填されるようになる。したがって、2つの箱状部材の接合箇所から流体漏れが生じることがなく、製品の信頼性を高めることができる。
また、各接合部に拡幅部がそれぞれ段差状に形成され、一方の接合部の外鍔部が他方の接合部の拡幅部の内面に当接するように形成されている場合には、他方の接合部の拡幅部が一方の接合部の位置決め部として機能するため、2つの箱状部材の組み付け作業を円滑且つ容易に行うことができ、組み付け性の向上を図ることができる。
さらに、一方の接合部と他方の接合部の両方に外鍔部が形成されている場合には、外鍔部と拡幅部との間の出隅部が互いにガイドとして機能するため、2つの箱状部材の組み付け作業を一段と円滑且つ容易に行うことができ、組み付け性のさらなる向上を図ることができる等、種々の優れた効果を得ることができる。
以下、図1〜図4を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。ここで、図1は本発明の実施の形態におけるタンクを示す斜視図、図2は図1のA−A矢視図、図3は本発明の実施の形態におけるロアタンクの製造方法を示す断面図、図4はアッパタンクの製造方法を示す断面図である。なお、以下の説明では、本発明に係るタンクの接合構造を、自動車用ラジエータに接続されるリザーブタンクに適用した場合について例示して説明する。
本実施の形態において、リザーブタンク11は、合成樹脂製或いは金属製であり、ロアタンク12と該ロアタンク12に嵌合可能なアッパタンク13の2つの部材から構成されている。
図2に良く示されているように、ロアタンク12は、上方に開口端14を有する箱状を成しており、この開口端14の外周部分には、段差状を成す拡幅部16を備えた接合部15が形成されている。この接合部15の外周縁部には、僅かに外側に向かって突出する外鍔部17が形成されており、この外鍔部17と拡幅部16との間の出隅部29は曲面を形成している。また、ロアタンク12の側面には、ラジエータ(図示省略)に接続される循環パイプ18が接続されている。
一方、図2に良く示されているように、アッパタンク13は、下方に開口端19を有する箱状を成しており、この開口端19の外周部分には、段差状を成す拡幅部21を備えた接合部20が形成されている。この接合部20の外周縁部には、僅かに外側に向かって突出する外鍔部22が形成されており、この外鍔部22と拡幅部21との間の出隅部30は曲面を形成している。そして、この外鍔部22は、ロアタンク12の接合部15の拡幅部16の内面23に当接可能なように形成されており、アッパタンク13がロアタンク12に嵌合し、外鍔部22がこの内面23に当接した状態で、ロアタンク12の拡幅部16の内面23とアッパタンク13の拡幅部21の外面との間に隙間24が生じるようになっている。また、アッパタンク13の上面には、リザーブタンク11に冷却水を補給するための補給水パイプ25が接続されている。
そして、上記した構成を備えたリザーブタンク11は、以下のような手順で製造される。
先ず、図3に示すように、開口端14の外周部分が階段状を成すように、箱状に絞り加工し、ロアタンク12の原型25を成形する。次いで、このロアタンク12の原型25の外周縁部26(図3中の斜線部分)をトリム加工により除去し、該外周縁部26がロアタンク12の外面から所定長(図3中のa寸法)張り出すように成形する。そして、開口端14の外周部分に拡幅部16及び外鍔部17が形成された前記ロアタンク12を製造する。
一方、図4に示すように、アッパタンク13についても、上記したロアタンク12の場合と同様に、開口端19の外周部分が階段状を成すように、箱状に絞り加工し、アッパタンク13の原型27を成形する。次いで、この原型27の外周縁部28(図4中の斜線部分)をトリム加工により除去し、該外周縁部28がロアタンク12の外面から所定長(図4中のb寸法)張り出すように成形する。そして、開口端14の外周部分に拡幅部21及び外鍔部22が形成された前記アッパタンク13を製造する。
次いで、このようにそれぞれ製造したロアタンク12とアッパタンク13とを、各接合部15,20を介して嵌合すると、アッパタンク13の外鍔部22の先端がロアタンク12の拡幅部16の内面23に当接し、この内面23とアッパタンク13の拡幅部21の外面との間に隙間24が生じた状態で、リザーブタンク11が組み付けられる。この時、出隅部29,30は、互いに接触し、ロアタンク12とアッパタンク13の嵌合動作を誘導するガイドとして機能するため、ロアタンク12に対するアッパタンク13の組み付け作業は円滑且つ容易に行うことができる。また、ロアタンク12の拡幅部16が段差状に形成されているため、ロアタンク12に対するアッパタンク13の位置決めが容易となり、組み付け性を高めることができる。
そして、このようにリザーブタンク11を組み付けた後、ロアタンク12とアッパタンク13の間に形成された隙間24にロウ材を充填し、高温の炉内に入れ、各接合箇所を一体ロウ付けし、リザーブタンク11を製造する。
上記したように、本発明の実施の形態に係るタンクの接合構造によれば、ロアタンク12にアッパタンク13を嵌合すると、ロアタンク12の拡幅部16の内面23とアッパタンク13の拡幅部21の外面との間に隙間24が生じ、この隙間24にロウ材を十分に充填することができる。したがって、ロアタンク12とアッパタンク13の接合箇所からリザーブタンク11内の冷却流体が漏出することがなく、製品の信頼性を高めることができる。
また、ロアタンク12にアッパタンク13を嵌合する時に、ロアタンク12の出隅部29とアッパタンク13の出隅部30が互いにガイドとして機能すると共に、ロアタンク12の拡幅部16がアッパタンク13の接合部20の位置決め部として機能する。したがって、ロアタンク12に対するアッパタンク13の組み付け作業を一段と円滑且つ容易に行うことができ、組み付け性のさらなる向上を図ることができる。
さらに、ロアタンク12及びアッパタンク13の各接合部15,20は、絞り加工の後、トリム加工により製造されるようになっているため、各接合部15,20の寸法精度を容易に高めることでき、製品の信頼性の向上を図ることができる。
なお、ロアタンク12及びアッパタンク13には、アルミニウム製のロウ材クラッド材を使用することもできる。そして、この場合には、ロウ材の充填作業を行うことなく、前記隙間24だけでなく、ロアタンク12の内面とアッパタンク13の出隅部30との間の隙間31にもロウ材が充填されるようになるため、ロアタンク12とアッパタンク13とをより強固に接合することができると共に、作業の簡素化を図ることができる。さらに、ロアタンク12及びアッパタンク13に内面クラッド材を使用した場合には、良好な外観を得ることもできる。
また、上記した実施の形態では、本発明に係るタンクの接合構造を、自動車用ラジエータに接続されるリザーブタンク11に適用した場合について説明したが、これは単なる例示に過ぎず、本発明は、それぞれが開口端を有する2つの箱状部材をロウ付け接合することにより構成されるタンクであれば、リザーブタンク以外のタンクにも適用可能である。また、タンクを構成する部材を接合する方向についても、上下方向に限定されるものではなく、左右方向等、各種変更が可能である。
本発明の実施の形態におけるタンクを示す斜視図である。 図1のA−A矢視図である。 本発明の実施の形態におけるロアタンクの製造方法を示す断面図である。 本発明の実施の形態におけるアッパタンクの製造方法を示す断面図である。 従来例を示す断面図である。
符号の説明
11 リザーブタンク
12 ロアタンク
13 アッパタンク
14 開口端
15 接合部
16 拡幅部
17 外鍔部
19 開口端
20 接合部
21 拡幅部
22 外鍔部
23 内面

Claims (3)

  1. それぞれが開口端を有する2つの箱状部材をロウ付け接合することにより構成されるタンクの接合構造であって、
    前記各箱状部材の開口端の外周部分には、一方が他方に嵌合可能なように接合部がそれぞれ形成されており、少なくとも前記一方の接合部には、外側に向かって突出する外鍔部が形成されおり、該外鍔部は、前記他方の接合部の内面に当接可能なように形成されていることを特徴とするタンクの接合構造。
  2. 前記各接合部には、拡幅部がそれぞれ段差状に形成されており、前記一方の接合部の外鍔部は、前記他方の接合部の拡幅部の内面に当接可能なように形成されている請求項1に記載のタンクの接合構造。
  3. 前記他方の接合部には、前記外鍔部が形成されている請求項1又は2に記載のタンクの接合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012191676A (ja) * 2011-03-08 2012-10-04 Nippon Densan Corp モータ及びブラシホルダの製造方法
JP2017164787A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 株式会社ティラド ケーシングおよびケーシングの製造方法

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