JP2007237024A - 2液混合塗料供給系の洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
切換バルブ装置から合流点までの間に逆流防止弁を設けなくても洗浄時の逆流を確実に阻止して、洗浄不良や塗装不良を起こさないようにする。
【解決手段】
主剤側洗浄工程(An)と硬化剤側洗浄工程(Bn)を交互に繰り返す際に、主剤側洗浄工程(An)終了後、硬化剤側洗浄工程(Bn)開始前に、少なくとも主剤供給管(2A)に主剤用洗浄液を充填する主剤用洗浄液充填工程(Cn)を行い、硬化剤側洗浄工程(Bn)終了後、主剤側洗浄工程(An+1)開始前に、少なくとも硬化剤供給管(2B)に硬化剤用洗浄液を充填する硬化剤用洗浄液充填工程(Dn)を行なうようにした。
するようにした。
【選択図】図2
切換バルブ装置から合流点までの間に逆流防止弁を設けなくても洗浄時の逆流を確実に阻止して、洗浄不良や塗装不良を起こさないようにする。
【解決手段】
主剤側洗浄工程(An)と硬化剤側洗浄工程(Bn)を交互に繰り返す際に、主剤側洗浄工程(An)終了後、硬化剤側洗浄工程(Bn)開始前に、少なくとも主剤供給管(2A)に主剤用洗浄液を充填する主剤用洗浄液充填工程(Cn)を行い、硬化剤側洗浄工程(Bn)終了後、主剤側洗浄工程(An+1)開始前に、少なくとも硬化剤供給管(2B)に硬化剤用洗浄液を充填する硬化剤用洗浄液充填工程(Dn)を行なうようにした。
するようにした。
【選択図】図2
Description
本発明は、主剤と硬化剤を混合して塗装する2液塗料供給系の洗浄方法に関する。
自動車ボディの塗装においては、地球的規模における環境保護の観点から、有機溶剤系塗料に替えてそのほとんどが水性塗料に替わりつつあり、特に、有機溶剤系二液混合型塗料に劣らない物性を有する強固な塗膜の水性クリアコートとして、主剤と硬化剤を混合して使用する水性二液混合型塗料が開発された。
この水性二液混合型塗料は、水酸基を持った水溶性もしくは水分散型ポリオールを基体樹脂とする主剤に、水分散可能なポリイソシアネートを主成分とする硬化剤を混合して架橋・硬化させるものである。
この水性二液混合型塗料は、水酸基を持った水溶性もしくは水分散型ポリオールを基体樹脂とする主剤に、水分散可能なポリイソシアネートを主成分とする硬化剤を混合して架橋・硬化させるものである。
図3は、このような2液混合塗料を供給しながら混合し塗装を行う従来の2液混合塗料供給系31を示すもので、主剤及び主剤用洗浄流体を選択的に供給する主剤バルブ装置32Aを備えた主剤供給管33Aと、硬化剤及び硬化剤用洗浄流体を選択的に供給する硬化剤バルブ装置32Bを備えた硬化剤供給管33Bとの合流点34の下流側にスタティックミキサ(混合器)35が配されると共に、各バルブ装置32A及び32Bから合流点34に至る各供給管33A及び33Bにはチェックバルブやオンオフバルブなどの逆流防止弁36A及び36Bと、流量計37A及び37Bが介装されている。
特開2005−246167号公報
主剤バルブ装置32Aには、主剤バルブ38A及び主剤用洗浄液バルブ39Aが配され、それぞれが供給源に接続されている。
また、硬化剤バルブ装置32Bには、硬化剤バルブ38B及び硬化剤用洗浄液バルブ39Bが配され、それぞれが供給源に接続されている。
また、硬化剤バルブ装置32Bには、硬化剤バルブ38B及び硬化剤用洗浄液バルブ39Bが配され、それぞれが供給源に接続されている。
これによれば、主剤バルブ38A及び硬化剤バルブ38Bを開くと予め設定された所定の割合で主剤及び硬化剤が各供給管33A及び33Bを流れ、逆流防止弁36A及び36Bを通過して合流点34で合流し、その下流側に配されたスタティックミキサ35で混合され、塗装機(図示せず)などに供給される。
ところで、水性二液混合型塗料は、主剤が親水性であるのに対し、硬化剤は疎水性であるため、同一の洗浄液を使用すると洗浄不良や塗装不良を起すおそれがある。
例えば、水系の洗浄液を使用した場合は硬化剤と洗浄液が反応して硬化するおそれがあり、溶剤系の洗浄液を使用した場合は洗浄液が主剤や混合塗料に対してソルベントショックを起こすおそれがあり、いずれも洗浄不良や塗装不良の原因となる。
そこで、従来は、主剤供給管33Aを主剤用洗浄液で洗浄した後、硬化剤供給管33Bを硬化剤用洗浄液で洗浄し、これを交互に繰り返すこととしている。
例えば、水系の洗浄液を使用した場合は硬化剤と洗浄液が反応して硬化するおそれがあり、溶剤系の洗浄液を使用した場合は洗浄液が主剤や混合塗料に対してソルベントショックを起こすおそれがあり、いずれも洗浄不良や塗装不良の原因となる。
そこで、従来は、主剤供給管33Aを主剤用洗浄液で洗浄した後、硬化剤供給管33Bを硬化剤用洗浄液で洗浄し、これを交互に繰り返すこととしている。
すなわち、硬化剤バルブ装置32Bを全閉した状態で、主剤バルブ装置32Aから主剤用洗浄液を供給して主剤供給管33Aを洗浄した後、主剤バルブ装置32Aを全閉した状態で、硬化剤バルブ装置から硬化剤用洗浄液を供給して硬化剤供給管33Bを洗浄し、これを交互に繰り返すことにより洗浄を行っている。
しかしながら、単に洗浄液のみを供給して洗浄するよりも、同一配管内に洗浄液と洗浄エアを交互に供給して洗浄した方が洗浄効率が高いことから、夫々のバルブ装置32A及び32Bに洗浄エアバルブを設けたり、逆流防止弁36A及び36Bにエアバルブを組み込む試みがなされている。
この場合に、主剤側を洗浄する場合は、硬化剤バルブ装置32Bを全閉した状態で、主剤バルブ装置32Aから主剤用洗浄液及び洗浄エアを交互に供給して、最終的にエアで主剤供給管33A内の液体が払拭される。
次いで、硬化剤側を洗浄する場合は、主剤バルブ装置32Aを全閉した状態で、硬化剤バルブ装置32Bから硬化剤用洗浄液及び洗浄エアを交互に供給し、最終的にエアで硬化剤供給管33B内の液体を払拭される。
このとき、主剤側の洗浄を終了して硬化剤側の洗浄を開始すると、合流点34から硬化剤を含んだ硬化剤洗浄液が主剤供給管33Aに逆流し、逆に硬化剤側の洗浄を終了して主剤側の洗浄を開始すると、主剤を含んだ主剤洗浄液が硬化剤供給管33Bに逆流してくるが、夫々の供給管33A及び33Bに逆流防止弁36A及び36Bが介装されているので、切換バルブ装置32A及び32Bまで逆流してくることはない。
次いで、硬化剤側を洗浄する場合は、主剤バルブ装置32Aを全閉した状態で、硬化剤バルブ装置32Bから硬化剤用洗浄液及び洗浄エアを交互に供給し、最終的にエアで硬化剤供給管33B内の液体を払拭される。
このとき、主剤側の洗浄を終了して硬化剤側の洗浄を開始すると、合流点34から硬化剤を含んだ硬化剤洗浄液が主剤供給管33Aに逆流し、逆に硬化剤側の洗浄を終了して主剤側の洗浄を開始すると、主剤を含んだ主剤洗浄液が硬化剤供給管33Bに逆流してくるが、夫々の供給管33A及び33Bに逆流防止弁36A及び36Bが介装されているので、切換バルブ装置32A及び32Bまで逆流してくることはない。
しかしながら、逆流防止弁36A及び36Bまでは逆流してくる可能性がある以上、例えば、主剤供給管33Aの逆流防止弁36A内に流入した硬化剤の洗浄が不完全であった場合は、塗装時に供給された主剤と反応して硬化し、逆流防止弁36Aが動作不良を起したり、その硬化塗料が剥がれて塗装機へ送給され、ブツなどの塗装不良を起すおそれがある。このことは、硬化剤供給管33Bの逆流防止弁36Bでも同様である。
そこで本発明は、バルブ装置から合流点までの間に逆流防止弁が設けられていなくても洗浄時の逆流を確実に阻止して、洗浄不良や塗装不良を起こさないようにすることを技術的課題としている。
この課題を解決するために、本発明は、主剤及び主剤用洗浄流体を選択的に供給する切換バルブ装置を備えた主剤供給管と、硬化剤及び硬化剤用洗浄流体を選択的に供給する切換バルブ装置を備えた硬化剤供給管との合流点の下流側に混合器が配された2液混合塗料供給系の洗浄方法であって、
硬化剤供給管の切換バルブ装置を全閉した状態で、主剤供給管の切換バルブ装置から主剤用洗浄液及び洗浄エアを交互に供給し、または、洗浄エアのみを供給して、最終的にエアで主剤供給管内の液体を払拭する主剤側洗浄工程と、
主剤供給管の切換バルブ装置を全閉した状態で、硬化剤供給管の切換バルブ装置から硬化剤用洗浄液及び洗浄エアを交互に供給し、または、洗浄エアのみを供給して、最終的にエアで硬化剤供給管内の液体を払拭する硬化剤側洗浄工程とを交互に繰り返しながら洗浄する際に、
主剤側洗浄工程終了後、硬化剤側洗浄工程開始前に、少なくとも主剤供給管に主剤用洗浄液を充填する主剤用洗浄液充填工程を行い、
硬化剤側洗浄工程終了後、主剤側洗浄工程開始前に、少なくとも硬化剤供給管に硬化剤用洗浄液を充填する硬化剤用洗浄液充填工程を行なうことを特徴としている。
硬化剤供給管の切換バルブ装置を全閉した状態で、主剤供給管の切換バルブ装置から主剤用洗浄液及び洗浄エアを交互に供給し、または、洗浄エアのみを供給して、最終的にエアで主剤供給管内の液体を払拭する主剤側洗浄工程と、
主剤供給管の切換バルブ装置を全閉した状態で、硬化剤供給管の切換バルブ装置から硬化剤用洗浄液及び洗浄エアを交互に供給し、または、洗浄エアのみを供給して、最終的にエアで硬化剤供給管内の液体を払拭する硬化剤側洗浄工程とを交互に繰り返しながら洗浄する際に、
主剤側洗浄工程終了後、硬化剤側洗浄工程開始前に、少なくとも主剤供給管に主剤用洗浄液を充填する主剤用洗浄液充填工程を行い、
硬化剤側洗浄工程終了後、主剤側洗浄工程開始前に、少なくとも硬化剤供給管に硬化剤用洗浄液を充填する硬化剤用洗浄液充填工程を行なうことを特徴としている。
本発明によれば、主剤側洗浄工程終了後、硬化剤側洗浄工程開始前に、切換バルブ装置から合流点に至る主剤供給管を主剤用洗浄液で充填するようにしているので、硬化剤側洗浄工程により硬化剤を含んだ洗浄液が硬化剤供給管を流れてきても、合流点から主剤供給管を逆流することがない。
また、硬化剤側洗浄工程終了後、主剤側洗浄工程開始前に、切換バルブ装置から合流点に至る硬化剤供給管を硬化剤洗浄液で充填するようにしているので、主剤側洗浄工程により主剤を含んだ洗浄液が主剤供給管を流れてきても、合流点から硬化剤供給管を逆流することがない。
したがって、各供給管に逆流防止弁を介装する必要がなく、洗浄効率を向上させることができるので、洗浄液の使用量を節約し、洗浄時間を短縮し・洗浄コストを低減して、洗浄不良や塗装不良も防止できるという大変優れた効果を奏する。
また、硬化剤側洗浄工程終了後、主剤側洗浄工程開始前に、切換バルブ装置から合流点に至る硬化剤供給管を硬化剤洗浄液で充填するようにしているので、主剤側洗浄工程により主剤を含んだ洗浄液が主剤供給管を流れてきても、合流点から硬化剤供給管を逆流することがない。
したがって、各供給管に逆流防止弁を介装する必要がなく、洗浄効率を向上させることができるので、洗浄液の使用量を節約し、洗浄時間を短縮し・洗浄コストを低減して、洗浄不良や塗装不良も防止できるという大変優れた効果を奏する。
本例では、切換バルブ装置から合流点までの間に逆流防止弁を設けなくても洗浄時の逆流を確実に阻止して、洗浄不良や塗装不良を起こさないようにするという目的を達成するために、主剤側洗浄工程と硬化剤側洗浄工程を交互に繰り返す際に、主剤側洗浄工程終了後、硬化剤側洗浄工程開始前に、少なくとも主剤供給管に主剤用洗浄液を充填する主剤用洗浄液充填工程を行い、硬化剤側洗浄工程終了後、主剤側洗浄工程開始前に、少なくとも硬化剤供給管に硬化剤用洗浄液を充填する硬化剤用洗浄液充填工程を行なうようにした。
図1は本発明方法に使用する2液混合塗料供給系を示す説明図、図2は本発明に係る洗浄方法を示す工程図である。
図1に示す2液混合塗料供給系1は、主剤を供給する主剤供給管2Aと、硬化剤を供給する硬化剤供給管2Bとの合流点3の下流側にスタティックミキサ(混合器)4が配されて、スタティックミキサ4で混合された塗料が塗装機(図示せず)等に供給されるようになっている。
主剤供給管2Aには、主剤と主剤用洗浄流体を選択的に供給するメインマニホールド5Aと、洗浄流体として主剤用洗浄液及び洗浄エアを選択的に供給する洗浄マニホールド6Aを備えた主剤バルブ装置7Aが設けられている。
メインマニホールド5Aには、主剤バルブ8A及び主剤用洗浄バルブ9Aが設けられ、洗浄マニホールド6Aには、主剤用洗浄液バルブ10A、洗浄エアバルブ11A及び硬化抑制剤バルブ12Aが設けられている。
また、硬化剤供給管2Bには、硬化剤と硬化剤用洗浄流体を選択的に供給するメインマニホールド5Bと、洗浄流体として硬化剤用洗浄液及び洗浄エアを選択的に供給する洗浄マニホールド6Bを備えた硬化剤バルブ装置7Bが設けられている。
メインマニホールド5Bには、硬化剤バルブ8B及び硬化剤用洗浄バルブ9Bが設けられ、洗浄マニホールド6Bには、硬化剤用洗浄液バルブ10B、洗浄エアバルブ11B及び硬化抑制剤バルブ12Bが設けられている。
メインマニホールド5Aには、主剤バルブ8A及び主剤用洗浄バルブ9Aが設けられ、洗浄マニホールド6Aには、主剤用洗浄液バルブ10A、洗浄エアバルブ11A及び硬化抑制剤バルブ12Aが設けられている。
また、硬化剤供給管2Bには、硬化剤と硬化剤用洗浄流体を選択的に供給するメインマニホールド5Bと、洗浄流体として硬化剤用洗浄液及び洗浄エアを選択的に供給する洗浄マニホールド6Bを備えた硬化剤バルブ装置7Bが設けられている。
メインマニホールド5Bには、硬化剤バルブ8B及び硬化剤用洗浄バルブ9Bが設けられ、洗浄マニホールド6Bには、硬化剤用洗浄液バルブ10B、洗浄エアバルブ11B及び硬化抑制剤バルブ12Bが設けられている。
各バルブ8A〜12A及び8B〜12Bは夫々の流体供給源(図示せず)に接続され、主剤バルブ8A及び硬化剤バルブ8Bには、主剤及び硬化剤を所定の割合で確実に圧し出すシリンダポンプ13A及び13Bが接続されている。
なお、各バルブ装置7A及び7Bから合流点3に至るまでの主剤供給管2A及び硬化剤供給管2Bには、逆流防止バルブは介装されていない。
なお、各バルブ装置7A及び7Bから合流点3に至るまでの主剤供給管2A及び硬化剤供給管2Bには、逆流防止バルブは介装されていない。
次に、この2液混合塗料供給系1を使用して塗装し、塗装終了後にこれを洗浄する方法について説明する。
まず、塗装工程Pでは、図2に示すように、主剤バルブ8A及び硬化剤バルブ8Bを開いて、シリンダポンプ13A及び13Bから主剤及び硬化剤を圧し出せば、主剤及び硬化剤は、主剤供給管2A及び硬化剤供給管2Bを通って合流点3に達し、スタティックミキサ4を通過する際に攪拌混合される。
したがって、スタティックミキサ4から流出した混合塗料を塗装機などに供給することにより、塗装を行うことができる。
まず、塗装工程Pでは、図2に示すように、主剤バルブ8A及び硬化剤バルブ8Bを開いて、シリンダポンプ13A及び13Bから主剤及び硬化剤を圧し出せば、主剤及び硬化剤は、主剤供給管2A及び硬化剤供給管2Bを通って合流点3に達し、スタティックミキサ4を通過する際に攪拌混合される。
したがって、スタティックミキサ4から流出した混合塗料を塗装機などに供給することにより、塗装を行うことができる。
次いで、所定時間経過したところで2液混合塗料供給系1の洗浄を行う。
この、洗浄工程Qでは、図2に示すように、主剤側洗浄工程A1〜A3と、硬化剤側洗浄工程B1〜B2とを交互に繰り返すと共に、主剤側洗浄工程Anから硬化剤側洗浄工程Bnに移行する際に主剤用洗浄液充填工程Cnを行い、硬化剤側洗浄工程Bnから主剤側洗浄工程An+1に移行する際に硬化剤用洗浄液充填工程Dnを行なう。
この、洗浄工程Qでは、図2に示すように、主剤側洗浄工程A1〜A3と、硬化剤側洗浄工程B1〜B2とを交互に繰り返すと共に、主剤側洗浄工程Anから硬化剤側洗浄工程Bnに移行する際に主剤用洗浄液充填工程Cnを行い、硬化剤側洗浄工程Bnから主剤側洗浄工程An+1に移行する際に硬化剤用洗浄液充填工程Dnを行なう。
すなわち、塗装が終了した時点では、主剤バルブ装置7Aから合流点3に至る主剤供給管2Aには主剤(親水性)が充填され、硬化剤バルブ装置7Bから合流点3に至る硬化剤供給管2Bには硬化剤(疎水性)が充填され、合流点3の下流側には混合塗料(親水性)が充填されているので、まず主剤側から水系の洗浄液を供給して洗浄を行なえば、主剤供給管2A及び合流点3の下流側を問題なく洗浄できる。
主剤洗浄工程Anでは、硬化剤バルブ装置7Bを全閉した状態で、主剤用洗浄液バルブ10A及び洗浄エアバルブ11Aを交互に開閉して、主剤バルブ装置7Aから主剤用洗浄液及び洗浄エアを交互に供給し、あるいは、洗浄エアバルブ11Aのみを開いて洗浄エアを供給し、最終的にエアで主剤供給管2A内の液体を払拭する。
これにより、主剤供給管2A及び合流点3の下流側は空の状態となる。
そして、このまま次の硬化剤洗浄工程Bnに移行すると、硬化剤供給管2Bから圧し出された硬化剤や硬化剤洗浄液が合流点3から主剤供給管2Aを主剤バルブ装置7Aに向って逆流し、その中に含まれる硬化剤成分が主剤供給管2A内壁に付着するおそれがある。
これにより、主剤供給管2A及び合流点3の下流側は空の状態となる。
そして、このまま次の硬化剤洗浄工程Bnに移行すると、硬化剤供給管2Bから圧し出された硬化剤や硬化剤洗浄液が合流点3から主剤供給管2Aを主剤バルブ装置7Aに向って逆流し、その中に含まれる硬化剤成分が主剤供給管2A内壁に付着するおそれがある。
そこで、硬化剤洗浄工程Bnに移行する前に、少なくとも主剤バルブ装置7Aから合流点3に至る主剤供給管2Aに主剤用洗浄液を充填する主剤用洗浄液充填工程Cnを行う。
これにより、主剤供給管2Aは合流点3の上流側に主剤用洗浄液が充填された状態となり、次の硬化剤洗浄工程Bnで、硬化剤硬化剤供給管2Bから圧しだされても合流点3から主剤供給管2A内を逆流することがない。
これにより、主剤供給管2Aは合流点3の上流側に主剤用洗浄液が充填された状態となり、次の硬化剤洗浄工程Bnで、硬化剤硬化剤供給管2Bから圧しだされても合流点3から主剤供給管2A内を逆流することがない。
そして、硬化剤洗浄工程Bnでは、次いで、主剤バルブ装置7Aを全閉した状態で、硬化剤用洗浄液バルブ10B及び洗浄エアバルブ11Bを交互に開閉して、主剤バルブ装置7Aから硬化剤用洗浄液及び洗浄エアを交互に供給し、あるいは、洗浄エアバルブ11Bのみを開いて洗浄エアを供給し、最終的にエアで硬化剤供給管2B内の液体を払拭する。
これにより、硬化剤供給管2B及び合流点3の下流側は空の状態となる。
そして、このまま次の硬化剤洗浄工程An+1に移行すると、主剤供給管2Aから圧し出された主剤洗浄液が合流点3から主剤供給管2Aを主剤バルブ装置7Aに向って逆流し、その中に含まれる主剤成分が硬化剤供給管2B内壁に付着するおそれがある。
これにより、硬化剤供給管2B及び合流点3の下流側は空の状態となる。
そして、このまま次の硬化剤洗浄工程An+1に移行すると、主剤供給管2Aから圧し出された主剤洗浄液が合流点3から主剤供給管2Aを主剤バルブ装置7Aに向って逆流し、その中に含まれる主剤成分が硬化剤供給管2B内壁に付着するおそれがある。
そこで、主剤洗浄工程An+1に移行する前に、少なくとも硬化剤バルブ装置7Bから合流点3に至る硬化剤供給管2Bに硬化剤用洗浄液を充填する硬化剤用洗浄液充填工程Dnを行う。
これにより、硬化剤供給管2Bは合流点3の上流側に硬化剤用洗浄液が充填された状態となり、次の主剤洗浄工程An+1で、硬化剤硬化剤供給管2Bから圧しだされても合流点3から主剤供給管2A内を逆流することがない。
これにより、硬化剤供給管2Bは合流点3の上流側に硬化剤用洗浄液が充填された状態となり、次の主剤洗浄工程An+1で、硬化剤硬化剤供給管2Bから圧しだされても合流点3から主剤供給管2A内を逆流することがない。
このようにして、主剤側洗浄工程A1〜A3と、硬化剤側洗浄工程B1〜B2とを交互に繰り返しながら、主剤側洗浄工程から硬化剤側洗浄工程に移行する際に主剤用洗浄液充填工程C1〜C2を行い、硬化剤側洗浄工程から主剤側洗浄工程に移行する際に硬化剤用洗浄液充填工程D1〜D2を行なう。
そして、塗装再開まで時間がある場合は、最後の主剤側洗浄工程A3が終了した後に、硬化抑制剤充填工程Eを行う。
この硬化抑制剤充填工程Eは、主剤側洗浄工程A3で最後に主剤バルブ装置7Aから洗浄エアを供給して主剤供給管2A内の液体を払拭した後に、硬化抑制剤バルブ12Aを開いて主剤供給管2Aに硬化抑制剤を充填した後、硬化剤バルブ装置7Bから洗浄エアを供給して硬化剤供給管2B内の液体を払拭し、硬化抑制剤バルブ12Bを開いて硬化剤供給管2B及びその下流側のスタティックミキサ4に硬化抑制剤を充填する。
そして、塗装再開時は、各バルブ装置7A及び7Bのエアバルブ11A及び11Bを同時に開いて、硬化抑制剤を払拭させた後、主剤バルブ8A及び硬化剤バルブ8Bを開いて、主剤及び硬化剤をスタティックミキサ4で混同させ、その混合塗料を塗装機に供給して塗装を再開する。
この硬化抑制剤充填工程Eは、主剤側洗浄工程A3で最後に主剤バルブ装置7Aから洗浄エアを供給して主剤供給管2A内の液体を払拭した後に、硬化抑制剤バルブ12Aを開いて主剤供給管2Aに硬化抑制剤を充填した後、硬化剤バルブ装置7Bから洗浄エアを供給して硬化剤供給管2B内の液体を払拭し、硬化抑制剤バルブ12Bを開いて硬化剤供給管2B及びその下流側のスタティックミキサ4に硬化抑制剤を充填する。
そして、塗装再開時は、各バルブ装置7A及び7Bのエアバルブ11A及び11Bを同時に開いて、硬化抑制剤を払拭させた後、主剤バルブ8A及び硬化剤バルブ8Bを開いて、主剤及び硬化剤をスタティックミキサ4で混同させ、その混合塗料を塗装機に供給して塗装を再開する。
なお、すぐに塗装を再開する場合は、最後の主剤側洗浄工程A3で主剤バルブ装置7Aから洗浄エアを供給して主剤供給管2A内の洗浄液を払拭した後、硬化抑制剤を充填することなく、双方のエアバルブ11A及び11Bを同時に開いて供給管2A及び2Bとスタティックミキサ4内の洗浄液を完全に払拭して主剤及び硬化剤を供給すればよい。
上記説明では、各バルブ装置7A(7B)として、各バルブ8A〜12A(8B〜12B)を二つのマニホールド5A(5B)及び6A(6B)に分けて装着させた場合について説明したが、本例はこれに限らず、一つのマニホールドに装着させる場合であってもよい。
以上述べたように、本発明は、主剤と硬化剤を混合して供給する2液混合型塗料供給系を洗浄する用途に適用することができる。
1 2液混合塗料供給系
2A 主剤供給管
2B 硬化剤供給管
3 合流点
4 スタティックミキサ(混合器)
7A 主剤バルブ装置
7B 硬化剤バルブ装置
2A 主剤供給管
2B 硬化剤供給管
3 合流点
4 スタティックミキサ(混合器)
7A 主剤バルブ装置
7B 硬化剤バルブ装置
Claims (1)
- 主剤及び主剤用洗浄流体を選択的に供給する主剤バルブ装置を備えた主剤供給管と、硬化剤及び硬化剤用洗浄流体を選択的に供給する硬化剤バルブ装置を備えた硬化剤供給管との合流点の下流側に混合器が配された2液混合塗料供給系の洗浄方法であって、
硬化剤バルブ装置を全閉した状態で、主剤バルブ装置から主剤用洗浄液及び洗浄エアを交互に供給し、または、洗浄エアのみを供給して、最終的にエアで主剤供給管内の液体を払拭する主剤側洗浄工程と、
主剤バルブ装置を全閉した状態で、硬化剤バルブ装置から硬化剤用洗浄液及び洗浄エアを交互に供給し、または、洗浄エアのみを供給して、最終的にエアで硬化剤供給管内の液体を払拭する硬化剤側洗浄工程とを交互に繰り返しながら洗浄する際に、
主剤側洗浄工程終了後、硬化剤側洗浄工程開始前に、少なくとも主剤供給管に主剤用洗浄液を充填する主剤用洗浄液充填工程を行い、
硬化剤側洗浄工程終了後、主剤側洗浄工程開始前に、少なくとも硬化剤供給管に硬化剤用洗浄液を充填する硬化剤用洗浄液充填工程を行なうことを特徴とする2液塗料供給系の洗浄方法。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010082592A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Asahi Sunac Corp | 塗料供給装置及びその洗浄方法 |
JP2013164355A (ja) * | 2012-02-13 | 2013-08-22 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 原子炉給水管の洗浄方法 |
CN113617566A (zh) * | 2020-05-06 | 2021-11-09 | 上海发那科机器人有限公司 | 双固化剂使用的混合模块及其工作方法 |
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2006
- 2006-03-06 JP JP2006059851A patent/JP2007237024A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010082592A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Asahi Sunac Corp | 塗料供給装置及びその洗浄方法 |
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