JP2007235912A - 放送受信システム、放送受信装置および放送受信装置制御端末 - Google Patents

放送受信システム、放送受信装置および放送受信装置制御端末 Download PDF

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Abstract

【課題】安全にデジタル放送を視聴できる安価な放送受信システムを提供する。
【解決手段】放送受信システムは、放送受信装置1と放送受信装置制御端末2を備え、放送受信装置1は、放送を受信する放送受信部11〜13と、端末2からの制御IDに応じた周波数の放送を放送受信部で受信して得られた番組情報を端末2に送信する制御部17を備え、放送受信装置制御端末2は、発話された音声を音声情報に変換する音声入力部21と、音声情報と認識語彙との対応が記述された音声認識辞書を格納する音声認識辞書部22と、音声入力部からの音声情報に対応する認識語彙を音声認識辞書から検索する音声認識処理部23と、装置1から受信された番組情報を蓄積する番組情報蓄積部24と、音声認識処理部からの認識語彙に対応する情報を番組情報蓄積部内の番組情報から検索し、検索された情報に対応する制御IDを装置1に送信する番組検索処理部25を備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、放送受信システム、ならびに、これに用いられる放送受信装置および放送受信装置制御端末に関し、特に放送受信装置制御端末が有する音声認識機能を利用して放送受信装置を制御する技術に関する。
近年、地上デジタル放送の開始に伴って、地上デジタル放送を受信可能な家庭用テレビジョン受像機の普及とともに、自動車にも地上デジタル放送受信機が搭載されるようになってきている。このような自動車搭載用の地上デジタル放送受信機に対しては、家庭用とは異なり、自動車が走行中においては、運転者の運転操作を妨げることなく安全に操作できることが要求される。このような要求に応える技術として、音声認識機能を利用することにより、画面を注視することなく音声で地上デジタル放送受信機を操作する技術が開発されている。
例えば、音声認識機能を利用した装置として、特許文献1は、番組を容易に検索できるデジタルテレビ放送受信機を開示している。このデジタルテレビ放送受信機は、番組案内情報から番組検索を行うための複数のキーワードを抽出する第1手段、抽出した各キーワードの読みを生成し、得られた複数のキーワードの読みと過去に音声認識がなされたキーワードの読みとからなる音声認識用辞書を作成する第2手段、選択したい番組を特定するための単語をユーザに音声で入力させるための第3手段、音声認識用辞書に基づいて入力音声に対して音声認識処理を行って、入力音声に対応するキーワードを抽出する第4手段、および抽出したキーワードに基づいて番組を検索する第5手段を備えている。
また、特許文献2は、操作者が、面倒な単語登録をしなくても、居住地域に合わせた表示チャンネル、受信チャンネルまたは放送局名を発声することにより、容易にチャンネルを選局することができる音声認識による選局装置を開示している。この選局装置は、受信チャンネルを表示する言葉を含む受信チャンネルテーブルと、選局ポジションと受信チャンネルとを対応付けて記憶するチャンネル設定情報記憶部と、選局ポジションに対応付けられた受信チャンネルを表示する言葉を登録する辞書と、選局ポジションに新たな受信チャンネルが対応付けられた時、自動的に、受信チャンネルテーブルからその選局ポジションに新たに対応付けられた受信チャンネルを表示する言葉を検索し、その言葉を辞書に更新登録する辞書生成部と、音声入力部と、音声認識部と、音声認識結果に基づいて受信チャンネルの信号を受信し出力する選局制御部とを備えている。
特開2001−309256号公報 特開2003−223183号公報
上述した特許文献1および特許文献2に開示された技術は、自動車搭載用ではないが、デジタルテレビ放送受信機および選局装置に音声認識機能をそれぞれ搭載することにより従来の問題を解決しており、自動車搭載用のデジタル放送受信機に適用することも考えられる。
しかしながら、自動車搭載用のデジタル放送受信機に音声認識機能を搭載すると、デジタル放送受信機のコストアップにつながるとともに、既に音声認識機能が搭載されたカーナビゲーション装置と重複した機能を搭載することになり、ユーザに無駄な投資を強いることになる。
この発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、その課題は、安全にデジタル放送を視聴できる安価な放送受信システム、放送受信装置および放送受信装置制御端末を提供することにある。
この発明に係る放送受信装置制御端末は、発話された音声を音声情報に変換する音声入力部と、音声情報と認識語彙との対応が記述された音声認識辞書を格納する音声認識辞書部と、音声入力部から送られてくる音声情報に対応する認識語彙を音声認識辞書部に格納されている音声認識辞書から検索して出力する音声認識処理部と、外部から受信された番組情報を認識語彙に対応付けて蓄積する番組情報蓄積部と、音声認識処理部から送られてくる認識語彙に対応する情報を番組情報蓄積部に蓄積されている番組情報から検索し、検索された情報に対応付けられている制御IDを外部に送信する番組検索処理部とを備えている。
この発明に係る放送受信装置は、放送を受信する放送受信部と、外部から受信された制御IDに基づき受信すべき放送の周波数を決定して放送受信部に設定し、放送受信部で受信された放送に含まれる番組情報を外部に送信する制御部を備えている。
この発明に係る放送受信システムは、放送受信装置と、該放送受信装置を制御する放送受信装置制御端末とを備え、放送受信装置は、放送を受信する放送受信部と、放送受信装置制御端末から受信された制御IDに基づき受信すべき放送の周波数を決定して放送受信部に設定し、該周波数が設定された放送受信部で受信された放送に含まれる番組情報を放送受信装置制御端末に送信する制御部とを備え、放送受信装置制御端末は、発話された音声を音声情報に変換する音声入力部と、音声情報と認識語彙との対応が記述された音声認識辞書を格納する音声認識辞書部と、音声入力部から送られてくる音声情報に対応する認識語彙を音声認識辞書部に格納されている音声認識辞書から検索して出力する音声認識処理部と、放送受信装置から受信された番組情報を認識語彙に対応付けて蓄積する番組情報蓄積部と、音声認識処理部から送られてくる認識語彙に対応する情報を番組情報蓄積部に蓄積されている番組情報から検索し、検索された情報に対応付けられている制御IDを放送受信装置に送信する番組検索処理部とを備えている。
この発明によれば、放送受信装置に音声認識機能を設けずに、放送受信装置制御端末が既に有する音声認識機能を使用して、放送受信装置を音声で操作できるので、放送受信システム全体を低コストで実現できるとともに、ユーザの利便性を向上させることができる。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る放送受信システムの構成を示す図である。この放送受信システムは、地上デジタル放送受信機1とカーナビゲーション装置2とから構成されている。地上デジタル放送受信機1とカーナビゲーション装置2との間はシリアルケーブル3で接続されている。地上デジタル放送受信機1は、この発明の放送受信装置に対応し、カーナビゲーション装置2は、この発明の放送受信装置制御端末に対応する。
なお、地上デジタル放送受信機1とカーナビゲーション装置2との間は、シリアルケーブル3に限らず、例えばMOST(Media Oriented System Transport)などといった車内LAN(Local Area Network)や、無線LANやUWB(Ultra Wide Band)といった無線通信によって接続することもできる。
図2は、地上デジタル放送受信機1の構成を示すブロック図である。この地上デジタル放送受信機1は、アンテナ部11、チューナ部12、デコーダ部13、映像・音声信号生成部14、入力部16、制御部17、メニュー生成部18およびカーナビゲーション装置インタフェース部(以下、「カーナビインタフェース部」と略する)19から構成されている。この発明の放送受信部は、アンテナ部11、チューナ部12およびデコーダ部13から構成されている。
アンテナ部11は、地上デジタル放送の放送波を受信して電気信号に変換し、テレビ放送信号としてチューナ部12に送る。チューナ部12は、アンテナ部11から送られてくるテレビ放送信号から、制御部17から送られてくるチャンネル制御信号(受信すべき放送の周波数を指示する信号)に応じた信号を抽出し、この抽出した信号に対して高周波信号処理、復調処理などを行うことによりMPEG(Moving Picture Experts Group)データを生成する。このチューナ部12で生成されたMPEGデータは、デコーダ部13に送られる。
デコーダ部13は、チューナ部12から送られてくるMPEGデータに対して多重分離処理を行うことにより、このMPEGデータを、MPEG映像データ、MPEG音声データおよびMPEG付加データに分離する。そして、デコーダ部13は、分離されたMPEG映像データに対してMPEG復号処理を行って映像データを生成し、映像・音声信号生成部14に送る。また、デコーダ部13は、分離された音声データに対してMPEG復号処理を行って音声データを生成し、映像・音声信号生成部14に送る。さらに、デコーダ部13は、分離されたMPEG付加データを制御部17に送る。MPEG付加データは、地上デジタル放送において行われるデータ放送によって放送されるデータである。
映像・音声信号生成部14は、デコーダ部13から送られてくる映像データおよびメニュー生成部18から送られてくるメニューデータに基づき映像信号を生成し、カーナビゲーション装置2のモニタ部27(詳細は後述する)に送る。また、映像・音声信号生成部14は、デコーダ部13から送られてくる音声データに基づき音声信号を生成し、モニタ部27に送る。
入カ部16は、例えば、図示しないリモートコントローラ(以下、「リモコン」と略する)から送られてくる光信号を受信して電気信号に変換し、入力データとして制御部17に送る。この入力データは、例えばリモコンの各ボタンに割り当てられているリモコンボタン番号を表すリモコンキーコードから構成されている。
制御部17は、この地上デジタル放送受信機1を構成する要素を制御することにより、デジタル放送受信機能を実現するための処理を行う。この制御部17で行われる処理の詳細については後述する。メニュー生成部18は、制御部17から送られてくるメニュー情報に基づきメニューデータを生成し、映像・音声信号生成部14に送る。カーナビインタフェース部19は、地上デジタル放送受信機1とカーナビゲーション装置2との間で行われるデータの送受を制御する。
図3は、カーナビゲーション装置2の構成を示すブロック図である。このカーナビゲーション装置2は、音声入力部21、音声認識辞書部22、音声認識処理部23、番組情報蓄積部24、番組検索処理部25、映像・音声信号生成部26、モニタ部27およびDTV(Digital TeleVision)インタフェース部28から構成されている。なお、カーナビゲーション装置2の基本的な構成および動作は、従来のカーナビゲーション装置と同じであるので説明を省略し、以下では、地上デジタル放送受信機1の制御に必要な構成および動作を中心に説明する。
音声入力部21は、例えばマイクロフォンから構成されており、ユーザによって発話された音声を電気信号に変換して発話音声信号を生成し、音声情報として音声認識処理部23に送る。音声認識辞書部22は、音声認識処理に用いられる音声認識辞書を格納している。音声認識辞書には、音声情報と認識語彙との対応が記述されている。この音声認識辞書部22に格納されている音声認識辞書は、音声認識処理部23によって参照される。
音声認識処理部23は、音声入力部21から受け取った発話音声信号(音声情報)と音声認識辞書部22に格納されている音声認識辞書の音声情報とを順次比較して音声認識を行う。音声認識処理部23は、一致した音声情報に対応する認識語彙を、音声認識の結果として番組検索処理部25に送る。番組情報蓄積部24は、番組検索処理部25から送られてくる番組情報を認識語彙に対応付けて蓄積するとともに、蓄積された番組情報は、番組検索処理部25によって検索される。
番組検索処理部25は、音声認識処理部23から音声認識結果として受け取った認識語彙に基づき、番組情報蓄積部24に蓄積されている番組情報を検索し、この検索により得られた番組情報を映像・音声信号生成部26に送る。また、番組検索処理部25は、検索により得られた番組情報に応じたDTV制御情報をDTVインタフェース部28に送る。DTV制御情報は、この発明の制御IDに対応する。さらに、番組検索処理部25は、DTVインタフェース部28から受け取った番組情報を番組情報蓄積部24に送る。
映像・音声信号生成部26は、番組検索処理部25から受け取った番組情報の検索結果を映像信号および音声信号に変換してモニタ部27に送る。なお、映像・音声信号生成部26は、図示しない制御部から送られてくる制御信号にしたがって、地図の表示、自車マークの表示、案内メッセージの出力といったカーナビゲーション装置2の基本的機能を実現するための映像信号および音声信号をも生成する。
モニタ部27は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)およびスピーカから構成されており、映像・音声信号生成部26から送られてくる映像信号および音声信号、または、地上デジタル放送受信機1から送られてくる映像信号および音声信号に基づき映像および音声を出力する。DTVインタフェース部28は、地上デジタル放送受信機1から番組情報を受信して番組検索処理部25に送るとともに、番組検索処理部25から受け取ったDTV制御情報を地上デジタル放送受信機1に送る。
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態1に係る放送受信システムの動作を説明する。まず、地上デジタル放送受信機1の動作を説明する。なお、以下では、地上デジタル放送受信機1で行われる処理のうち、この発明に関係するチャンネル制御処理、地上デジタル放送受信処理および番組情報取得処理を中心に説明する。
(1−1)チャンネル制御処理
制御部17は、入力部16(例えばリモコン)から送られてくるリモコンキーコード、または、カーナビゲーション装置2からカーナビインタフェース部19を介して送られてくるDTV制御情報を変換することにより得られたリモコンキーコードを、チャンネル制御信号としてチューナ部12に送る。DTV制御情報からリモコンキーコードへの変換は、制御部17に保持されている、例えば図4に示すようなDTV制御情報とリモコンキーコードとの対応表を参照することにより行われる。チューナ部12は、制御部17から受け取ったリモコンキーコードに対応する周波数を受信周波数として、後述する地上デジタル放送受信処理を実行する。
なお、この実施の形態1では、チャンネル制御信号としてリモコンキーコードを用い、DTV制御情報からリモコンキーコードに変換してチューナ部12に設定するように構成したが、DTV制御情報をリモコンキーコードで構成することもできる。この場合、DTV制御情報からリモコンキーコードへの変換は不要になる。また、チャンネル制御信号として、地上デジタル放送で規定されている3桁チャンネル番号を用いることもできる。この場合、3桁チャンネル番号がDTV制御情報として用いられ、チューナ部12は、3桁チャンネル番号に対応した周波数を受信周波数として地上デジタル放送受信処理を行う。なお、チューナ部12において行われる処理は、従来の地上デジタル放送受信機で行われる処理と同じであるので、詳細な説明は省略する。
(1−2)地上デジタル放送受信処理
アンテナ部11は、地上デジタル放送の放送波を受信して電気信号に変換し、テレビ放送信号としてチューナ部12に送る。チューナ部12は、アンテナ部11から受け取ったテレビ放送信号から、制御部17から受け取ったリモコンキーコードに対応する周波数の信号を抽出し、この抽出した信号に対して信号処理を行ってMPEGデータを生成し、デコーダ部13に送る。デコーダ部13は受け取ったMPEGデータから多重分離処理を行ってMPEG映像データ、MPEG音声データおよびMPEG付加データに分離し、さらに、MPEG映像データおよびMPEG音声データに対してMPEG復号処理を行い、映像データおよび音声データとして、映像・音声信号生成部14に送るとともに、MPEG付加データを制御部17に送る。
制御部17は、デコーダ部13から受け取ったMPEG付加データからメニュー情報を生成し、メニュー生成部18に送る。メニュー生成部18は、受け取ったメニュー情報からメニューデータを生成し、映像・音声信号生成部14に送る。映像・音声信号生成部14は、デコーダ部13から受け取った映像データおよびメニュー生成部18から受け取ったメニューデータを映像信号に変換し、カーナビゲーション装置2のモニタ部27に送る。これにより、モニタ部27に地上デジタル放送の映像が表示される。また、映像・音声信号生成部14は、デコーダ部13から受け取った音声データを音声信号に変換し、カーナビゲーション装置2のモニタ部27に送る。これにより、モニタ部27に備えられたスピーカ(図示は省略する)から地上デジタル放送の音声が出力される。
(1−3)番組情報取得処理
放送中の番組に付されている番組名、番組種別(ジャンル)、放送局名、3桁チャンネル番号、出演者名、キーワード等を含む番組情報は、上述した地上デジタル放送受信処理においてMPEGデータから分離されたMPEG付加データ中に番組配列情報として含まれている。したがって、制御部17は、地上デジタル放送受信処理におけるメニュー情報の生成時に番組情報を取得することができる。制御部17は、取得した番組情報をカーナビインタフェース部19を介して、カーナビゲーション装置2に送信する。なお、番組配列情報は、“標準規格「デジタル放送に使用する番組配列情報」ARIB STD−B10 3.8版(杜)電波産業会”に規定されているので必要に応じて参照されたい。
次に、カーナビゲーション装置2において行われる番組検索処理を、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、以下では、音声認識辞書部22には音声認識辞書があらかじめ格納されているものとし、また、番組情報蓄積部24には、地上デジタル放送受信機1の起動時に、この地上デジタル放送受信機1からDTVインタフェース部28を介して番組情報が取得されて蓄積されているものとする。また、以下では、説明を簡略にするために、番組情報として「放送局名」が用いられ、音声認識結果として「放送局名」の認識語彙が出力されるものとして説明する。
まず、ユーザによる発話を入力する音声入力処理が行われる(ステップST11)。すなわち、音声入力部21は、ユーザによって発話された音声を電気信号に変換して発話音声信号を生成し、音声情報として音声認識処理部23に送る。次いで、音声認識処理が行われる(ステップST12)。すなわち、音声認識処理部23は、音声入力部21から受け取った発話音声信号(音声情報)と音声認識辞書部22に格納されている音声認識辞書の音声情報とを順次比較し、一致した音声情報に対応する認識語彙を、音声認識の結果として番組検索処理部25に送る。
次いで、番組検索処理が行われる(ステップST13)。番組情報蓄積部24には、図6に示すような、放送局名とDTV制御情報との対応表が保持されている。この対応表は、番組情報として地上デジタル放送受信機1からあらかじめ受信される。番組検索処理部25は、音声認識処理部23から音声認識結果として送られてくる認識語彙に対応する放送局名が、対応表に存在するかどうかを順次調べる。
次いで、検索結果があるかどうかが調べられる(ステップST14)。このステップST14において、検索結果があることが判断されると、DTV制御情報の送信が行われる(ステップST15)。すなわち、番組検索処理部25は、検索された放送局名に対応するDTV制御情報を対応表から取り出し、DTVインタフェース部28を介して地上デジタル放送受信機1に送信する。
一方、ステップST14において、検索結果がない、つまり音声認識結果である認識語彙に対応する「放送局名」が対応表にないことが判断されると、ユーザが発話した「放送局名」が存在しないことがユーザに通知される(ステップST16)。すなわち、番組検索処理部25は、ユーザが発話した「放送局名」が存在しない旨のメッセージを映像・音声信号生成部26を介してモニタ部27に送る。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係る放送受信システムによれば、地上デジタル放送受信機1に音声認識機能を設けずに、カーナビゲーション装置2が既に有する音声認識機能を使用して、地上デジタル放送受信機1を音声で操作することができるので、放送受信システム全体を低コストで実現できるとともに、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、上述した実施の形態1では、地上デジタル放送受信機1は、その起動時にのみ、番組情報をカーナビゲーション装置2に送信するように構成したが、所定時間間隔で番組情報をカーナビゲーション装置2に送信し、カーナビゲーション装置2では、番組検索処理部25が受け取った番組情報を番組情報蓄積部24に送って更新するように構成することができる。この構成によれば、地上デジタル放送受信機1とカーナビゲーション装置2との間の通信量を低減できるので、双方の処理負荷を軽減することができる。
また、図7に示すように、地上デジタル放送受信機1に、現在位置を検出するための現在位置検出部15を追加し、制御部17は、現在位置検出部15において検出された現在地の都道府県名が変わった時に、番組情報を、カーナビインタフェース部19を介してカーナビゲーション装置2に送信し、カーナビゲーション装置2の番組検索処理部25は、受け取った番組情報を番組情報蓄積部24に送って更新するように構成することができる。この構成によれば、番組情報が変更される可能性の高い位置で地上デジタル放送受信機1からカーナビゲーション装置2に番組情報を送信できるので、双方の処理負荷を軽減することができる。
また、カーナビゲーション装置2の番組検索処理部25は、番組情報送信要求を、DTVインタフェース部28を介して地上デジタル放送受信機1に所定時間間隔で送信し、地上デジタル放送受信機1の制御部17は、カーナビインタフェース部19を介して受け取った番組情報送信要求に応じて番組情報をカーナビゲーション装置2に送信するように構成することができる。この構成によれば、カーナビゲーション装置2は所望のタイミングで番組情報を更新することが可能になる。また、番組情報送信要求を所定時間間隔で送信することにより番組情報の送信回数が制限されるので、地上デジタル放送受信機1とカーナビゲーション装置2との間の通信負荷を軽減できる。
この場合、地上デジタル放送受信機1の制御部17は、カーナビインタフェース部19を介して受け取った番組情報送信要求に応じて、受信可能な放送の周波数をチューナ部12に設定し、この周波数が設定されたチューナ部12で受信された放送に含まれる新しい番組情報をカーナビゲーション装置2に送信するように構成することができる。この構成によれば、カーナビゲーション装置2から番組情報送信要求があった場合に、最新の番組情報を取得してカーナビゲーション装置2に送信することが可能になる。
また、図8に示すように、カーナビゲーション装置2に、現在位置を検出するための現在位置検出部29を追加し、番組検索処理部25は、現在位置検出部29において検出された現在地の都道府県名が変わった時に、番組情報送信要求を、DTVインタフェース部28を介して地上デジタル放送受信機1に送信し、地上デジタル放送受信機1の制御部17は、カーナビインタフェース部19を介して受け取った番組情報送信要求に応じて新しい番組情報をカーナビゲーション装置2に送信するように構成することができる。この構成によれば、例えば、近畿圏から名古屋圏に移動することにより受信できる放送局が変更されるのに対応して、カーナビゲーション装置2に保持している番組情報を自動的に更新することができる。
また、地上デジタル放送受信機1の制御部17は、受信した放送に含まれる番組情報のうちの前回送信した番組情報との差である差分情報のみをカーナビインタフェース部19を介してカーナビゲーション装置2に送信するように構成できる。この構成によれば、不必要な情報を送信せずに済むので、地上デジタル放送受信機1とカーナビゲーション装置2との間の通信量を低減でき、双方の処理負荷を軽減することができる。
また、地上デジタル放送受信機1の制御部17は、放送局のサービスエリアが変わったか否かを所定の方法により調べ、放送局のサービスエリアが変わったことを検知した時に、新しい番組情報をカーナビゲーション装置2に送信するように構成することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、カーナビゲーション装置2の音声認識辞書部22に格納される音声認識辞書は固定であるが、この実施の形態2は、地上デジタル放送受信機1から受信した番組情報から音声認識辞書を動的に生成し、この生成した音声認識辞書を用いて音声認識処理を行うようにしたものである。
この発明の実施の形態2に係る放送受信システムで使用される地上デジタル放送受信機1の構成および動作は、上述した実施の形態1に係る放送受信システムで使用される地上デジタル放送受信機の構成および動作と同じである。
図9は、この発明の実施の形態2に係る放送受信システムで使用されるカーナビゲーション装置2の構成を示すブロック図である。このカーナビゲーション装置2は、実施の形態1に係る放送受信システムで使用されるカーナビゲーション装置に、番組情報解析部30および音声認識辞書更新部31が追加されて構成されている。また、番組検索処理部25は、番組情報を番組情報解析部30に送るとともに、番組情報解析部30で生成された認識語彙に番組情報を対応付けて番組情報蓄積部24に蓄積する。さらに、音声認識辞書部22に格納されている音声認識辞書は、音声認識辞書更新部31によって更新されるように構成されている。
番組情報解析部30は、番組検索処理部25から番組情報として送られてくる放送局名に対応する認識語彙および音声信号(音声情報)を生成し、音声認識辞書更新部31に送る。音声認識辞書更新部31は、番組情報解析部30から送られてくる認識語彙および音声情報を、音声認識辞書部22に格納されている音声認識辞書に追加し、音声認識辞書を更新する。
次に、上記のように構成される放送受信システムの動作を、カーナビゲーション装置2の動作を中心に説明する。なお、カーナビゲーション装置2において行われる番組検索処理は、上述した実施の形態1と同じであるので説明を省略し、音声認識辞書の動的生成処理を中心に説明する。
音声認識辞書の動的生成処理においては、番組情報解析部30は、図10に示すように、読み仮名生成処理301および音声信号生成処理302を実行する。読み仮名生成処理301では、番組検索処理部25から番組情報として送られてくる放送局名から読み仮名が生成され、音声信号生成処理302に送られる。より詳しくは、読み仮名生成処理301では、番組情報として受け取った「漢字かな混じり」の放送局名の読みである読みあげデータ(すべてが平仮名から成る放送局名の読み仮名)が、あらかじめカーナビゲーション装置2に備えられている辞書および文法ルールにしたがって生成される。なお、読みあげデータの生成は、従来のパーソナルコンピュータ、携帯電話、カーナビゲーション装置などで採用されているTTS(Text To Speech)の技術を用いて行うことができる。例えば、図11に示すように、「総合テレビ」という放送局名に対しては、「そうごうてれび」という読み仮名が生成される。この読み仮名生成処理301で生成された読み仮名は、音声信号生成処理302に渡されるとともに、認識語彙として音声認識辞書更新部31に送られる。
音声信号生成処理302では、読み仮名生成処理301によって生成された読み仮名から音声信号が生成される。この音声信号の生成には、上述したTTSにおける音声合成処理を用いることができる。音声合成処理を行うことにより、「そうごうてれび」という文字列が音声信号に変換される。この音声信号生成処理302で生成された音声信号は、音声情報として音声認識辞書更新部31に送られる。
音声認識辞書更新部31は、読み仮名生成処理301で生成された認識語彙と音声信号生成処理302で生成された音声情報とを対応付けて音声認識辞書部22に格納されている音声認識辞書に追加し、以て音声認識辞書を更新する。また、番組検索処理部25は、DTVインタフェース部28を介して受信された番組情報と、番組情報解析部30で生成された認識語彙とを対応づけて番組情報蓄積部24に蓄積する。
その後は、音声認識処理部23は、音声入力部21から受け取った発話音声信号(音声情報)と音声認識辞書部22に格納されている音声認識辞書の音声情報とを順次比較し、一致した音声情報に対応する認識語彙である放送局名を、音声認識の結果として番組検索処理部25に送る。番組検索処理部25は、音声認識処理部23から音声認識結果として受け取った認識語彙である放送局名に基づき、番組情報蓄積部24に蓄積されている番組情報を検索する。
以上説明したように、この発明の実施の形態2に係る放送受信システムによれば、番組情報解析部30によって認識語彙である放送局名と音声情報である音声信号との組を作成し、音声認識辞書更新部31によって、それを音声認識辞書に追加し、実施の形態1と同様の方法で音声認識処理を行うように構成したので、例えば番組情報が変化して音声認識辞書に存在しない認識語彙が出現した場合に、認識語彙と音声情報とが動的に音声認識辞書に追加される。したがって、常に音声で地上デジタル放送受信機1を操作して所望の番組を検索することが可能となる。
なお、上述した実施の形態2では、音声認識辞書更新部31は、動的に生成された放送局名(語彙情報)と音声信号(音声情報)とを対応付けて音声認識辞書部22に格納されている音声認識辞書に追加し、以て更新を行うだけであるが、この更新の際に、前回追加した分(例えば、近畿地区から東海地区に移動した場合、近畿地区の番組表に対する音声認識辞書の部分)を削除した後に追加するように構成できる。この構成によれば、音声認識辞書のデータの増加を抑えることが可能になるので、音声認識率の低下を避けることが可能となる。
また、音声認識辞書部22に格納されている音声認識辞書から前回追加した分を削除する処理は、音声認識辞書を更新する際に限らず、所定時間間隔で行うように構成することができる。この構成によれば、所定時間が経過後に、既に放送された番組に対する音声認識辞書の部分を削除することにより、現時点で認識対象となる番組の認識率を向上させることが可能となる。
また、図12に示すように、カーナビゲーション装置2に、現在位置を検出するための現在位置検出部29を追加し、音声認識辞書更新部31は、現在位置検出部29によって検出された現在地の都道府県名が変わったことを判断した時に、音声認識辞書部22に格納されている音声認識辞書から前回追加した分を削除するように構成できる。この構成によれば、例えば、近畿圏から名古屋圏に移動することにより受信できる放送局が変わった場合に、認識対象から外れる(意味のない)音声認識辞書の部分を削除することにより、認識率を向上させることが可能になる。
また、上述した実施の形態2では、読み仮名生成処理301および音声信号生成処理302の両方ともカーナビゲーション装置2に設けられた番組情報解析部30で行われるように構成したが、これらの処理は、地上デジタル放送受信機1または放送局で行うように構成することもできる。図13は、読み仮名生成処理301および音声信号生成処理302を実行する主体を場合分けして示す図である。この発明の放送受信システムでは、ケース1〜6のうちの任意のケースを用いることができる。ケース2〜6によれば、カーナビゲーション装置2の処理負荷を、ケース1に較べて軽減できる。
実施の形態3.
上述した実施の形態1および実施の形態2では、番組情報を構成する放送局名を用いて地上デジタル放送受信機1を音声で操作する場合について説明した、実施の形態3では、番組情報に含まれるジャンルを用いて地上デジタル放送受信機1を音声で操作するようにしたものである。
この発明の実施の形態3に係る放送受信システムで使用される地上デジタル放送受信機1の構成および動作は、上述した実施の形態1に係る放送受信システムで使用される地上デジタル放送受信機の構成および動作と同じである。また、この発明の実施の形態3に係る放送受信システムで使用される地上デジタル放送受信機1の構成は、上述した実施の形態1に係る放送受信システムで使用される地上デジタル放送受信機の構成と同じであり、動作のみが異なる。以下、実施の形態1と異なる動作の部分を中心に説明する。
図14は、実施の形態3において使用される番組情報の例を示す図である。この例では、午前7時から8時までの1時間分の各放送局の番組情報が示されている。
図15は、番組情報のジャンルから所望の番組を検索する処理を示すフローチャートである。この処理では、まず、ユーザによる発話を入力する音声入力処理が行われる(ステップST21)。次いで、音声認識処理が行われる(ステップST22)。以上の処理は、図5に示すフローチャートを参照して説明したステップST11〜ST12の処理と同じである。
次いで、番組検索処理が行われる(ステップST23)。番組情報蓄積部24には、図示は省略するが、ジャンル名とDTV制御情報との対応表が保持されている。この対応表は、番組情報として地上デジタル放送受信機1からあらかじめ受信される。番組検索処理部25は、音声認識処理部23から音声認識結果として送られてくる認識語彙に対応するジャンル名が、対応表に存在するかどうかを順次調べる。
次いで、検索結果があるかどうかが調べられる(ステップST24)。このステップST24において、検索結果が複数存在することが判断されると、検索候補絞込処理が行われる(ステップST25)。例えば、図14に示す番組情報の場合、「定時・総合」とユーザが発話すれば、総合テレビおよびAAAAテレビといった複数の番組がヒットするので、カーナビゲーション装置2では、複数の検索候補から絞り込む絞込処理が行われる。この絞込処理における絞り込みは、ユーザが出演者名やキーワードを新たに発話することによって行うことができる。
また、絞込処理における絞り込みは、最初の候補(図14に示すジャンルの左側から選択)を挙げ、ユーザが「次」、「前」と発話することにより行うように構成できる。図16は、この場合の画面および音声操作の遷移を示す図である。まず、DTV画面が表示されている状態で、ユーザが「定時・総合」と発話すると、『「定時・総合」を検索します』というメッセージが表示されて検索が開始される。そして、検索が終了すると、総合テレビが選択された旨の表示と、『「定時・総合」は2つあります。1つ目「7時のニュース」』というメッセージが表示される。この状態で、ユーザが「次」と発話すると、AAAAテレビが選択された旨の表示と、『2つ目「おはよう毎朝」』というメッセージが表示される。この状態で、ユーザが「前」と発話すると、元の表示に戻る。
なお、検索候補の提示は、上述した左側から順番といったように、あらかじめ決められた順序で行う他に、ユーザによる各放送局の選択頻度を記憶しておき、その記憶した選択頻度に応じて順序を変更するように構成することもできる。
このステップST25の検索候補絞込処理により1つの候補に絞り込まれると、DTV制御情報の送信が行われる。例えば、ユーザが「定時・総合」と発話することにより2つの候補が提示され、そのうちの1つ、例えば「7時のニュース」をユーザが選択されると、カーナビゲーション装置2は、総合テレビの「7時のニュース」に対応するDTV制御情報を地上デジタル放送受信機1に送信する。
上記ステップST24において、検索結果が1件だけ存在することが判断されると、DTV制御情報の送信が行われる(ステップST26)。例えば、図14に示す番組情報の場合、「会話・語学」とユーザが発話すれば、カーナビゲーション装置2は、教育テレビに対するDTV制御情報を地上デジタル放送受信機1に送信する。
上記ステップST24において、検索結果がないことが判断されると、ユーザが発話した「定時・総合」というジャンルの番組が存在しないことがユーザに通知される(ステップST27)。すなわち、番組検索処理部25は、ユーザが発話した「定時・総合」というジャンルの番組が存在しない旨のメッセージを映像・音声信号生成部26を介してモニタ部27に送る。
以上説明したように、この発明の実施の形態3に係る放送受信システムによれば、地上デジタル放送受信機1に音声認識機能を設けずに、カーナビゲーション装置2が既に有する音声認識機能を使用して、地上デジタル放送受信機1を音声で操作することができるので、放送受信システム全体を低コストで実現できるとともに、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、ジャンルの他に、番組情報に含まれるキーワード、番組名、出演者を用いて地上デジタル放送受信機1を音声で操作するように構成することもできる。また、上述した実施の形態3のように、図14に示す番組情報から、動的に音声認識辞書を生成し、その音声認識辞書を使用して音声認識処理させるように構成することもできる。
また、上述した実施の形態3では、各番組に対して1つのジャンルが設定されている場合について説明したが、1つの番組に複数のジャンルが設定されている場合がある。実際の地上デジタル放送では、1つの番組に対して7つのジャンルまで設定できる。この場合は、複数のジャンルから候補を検索することになるが、全てのジャンルを検索対象とすることもできるし、所定数のジャンルだけを検索対象とすることもできる。さらには、ジャンルにあらかじめ優先度を設定しておき、優先度の高いジャンルのみを検索対象とするように構成することもできる。
また、上述した実施の形態3では、午前7時から8時までの番組情報を使用しており、この番組情報を更新する場合、1時間後に、地上デジタル放送受信機1から番組情報をカーナビゲーション装置2に送信することになる。この場合、午前7時から9時まで継続する番組を省いて送信することができる。これにより、地上デジタル放送受信機1とカーナビゲーション装置2との間の通信量を減らすことができる。
実施の形態4.
実施の形態3では、1時間分の番組情報を使用して番組検索を行うように構成したが、実施の形態4では、長時間の番組情報を用いて番組検索を行うようにしたものである。以下では、2時間分の番組情報を使用して番組を検索する場合を例に挙げて説明する。
この発明の実施の形態4に係る放送受信システムで使用される地上デジタル放送受信機1の構成および動作は、上述した実施の形態1に係る放送受信システムで使用される地上デジタル放送受信機の構成および動作と同じである。
図17は、この発明の実施の形態4に係る放送受信システムで使用されるカーナビゲーション装置2の構成を示すブロック図である。このカーナビゲーション装置2は、実施の形態1に係る放送受信システムで使用されるカーナビゲーション装置に、現在時刻取得部32が追加されて構成されている。現在時刻取得部32は、図示しない時計機構から現在時刻を取得し、番組検索処理部25に送る。
図18は、実施の形態4において使用される番組情報の例を示す図である。この例では、午前7時から9時までの2時間分の各放送局の番組情報が示されている。
図19は、番組情報のジャンルから所望の番組を検索する処理を示すフローチャートである。以下では、図15のフローチャートに示した実施の形態3に係るカーナビゲーション装置の処理と同じ処理を行うステップには、図15で使用した符号と同じ符号を付して説明を簡略化する。
この処理では、まず、ユーザによる発話を入力する音声入力処理が行われる(ステップST31)。次いで、音声認識処理が行われる(ステップST32)。次いで、午前7時から8時までの番組情報を対象として番組検索処理が行われる(ステップST33)。次いで、検索結果があるかどうかが調べられる(ステップST34)。このステップST34において、検索結果が複数存在することが判断されると、検索候補絞込処理が行われる(ステップST35)。一方、ステップST34において、検索結果が1件だけ存在することが判断されると、DTV制御情報の送信が行われる(ステップST36)。以上の処理は、図15に示すフローチャートを参照して説明したステップST21〜ST26の処理と同じである。
上記ステップST34において、検索結果がないことが判断されると、現在時刻が取得される(ステップST41)。すなわち、番組検索処理部25は、現在時刻取得部32から現在時刻を取得する。次いで、8時までの時間が所定時間内であるかどうかが調べられる(ステップST42)。このステップST42において、所定時間内であることが判断されると、午前8時から9時までの番組情報を対象として番組検索処理が行われる(ステップST43)。
次いで、検索結果があるかどうかが調べられる(ステップST44)。このステップST44において、検索結果が複数存在することが判断されると、検索候補絞込処理が行われる(ステップST45)。このステップST45の処理は、上述したステップST35の処理と同じである。なお、このステップST45の処理においては、絞り込まれた候補の番組がまもなく開始される旨のメッセージを出力するように構成できる。
ステップST44において、検索結果が1件だけ存在することが判断されると、DTV制御情報の送信が行われる(ステップST46)。例えば、図18に示す番組情報の場合、「グルメ・料理」とユーザが発話した場合は、カーナビゲーション装置2は、教育テレビに対するDTV制御情報を地上デジタル放送受信機1に送信する。このステップST46の処理においては、検索された番組がまもなく開始される旨のメッセージを出力するように構成できる。
上記ステップST44において、検索結果がないことが判断されると、ユーザが発話したジャンルの番組が存在しないことがユーザに通知される(ステップST47)。すなわち、番組検索処理部25は、ユーザが発話した例えば「イベント」というジャンルの番組が午前7時から8時までの間に存在しない旨のメッセージを映像・音声信号生成部26を介してモニタ部27に送る。
上記の処理によって、例えば、7時55分に「野球」と発話して番組検索した場合、上述した実施の形態3では、午前7時〜8時の間では検索結果が得られないので、「野球」というジャンルの番組が存在しない旨が通知されるが、8時からの番組では検索結果が得られる。この場合、例えば、「あと5分で総合テレビで野球の番組が始まります」といった案内を行うことができる。同時に、DTV制御情報が地上デジタル放送受信機1に送信されるので視聴予約を行うことができる。また、ユーザが番組を視聴するための操作を忘れた場合であっても、「先ほど検索した番組を始めます」という案内メッセージを提示するように構成することもできる。
以上説明したように、この発明の実施の形態4に係る放送受信システムによれば、現在放送中の番組の番組情報が次に放送される番組の番組情報に切り替わる前の所定時間内に番組検索が行われた場合は、次に放送される番組の番組情報を検索対象として検索するように構成したので、ユーザの利便性を向上させることが可能になる。
なお、上述した実施の形態4では、2時間分の番組情報を検索対象としているが、さらに長時間にわたる番組情報を検索対象とすることもできる。また、上述した実施の形態4では、カーナビゲーション装置上で次に放送される番組の番組情報を検索対象として番組検索を行うように構成したが、この番組検索を行う技術はカーナビゲーション装置に限らず、他の装置にも適用できる。
実施の形態5.
地上デジタル放送では、各放送局は、自局の番組表を生成するための番組情報のみを放送する。そのため、全ての放送局の番組情報を取得するためには、全ての放送局をスキャンする必要があり、このスキャンが行われている間は、ユーザは所望の番組を視聴できない。この問題は、複数のチューナを用意することにより解決できるが、コストアップに繋がるという問題が発生する。
そこで、実施の形態5は、カーナビゲーション装置2が自己の画面を出力(例えば、地図画面を出力)している間に、地上デジタル放送受信機1が全放送局をスキャンして番組情報を更新し、更新した番組情報をカーナビゲーション装置2に送信するようにしたものである。
この発明の実施の形態5に係る放送受信システムで使用される地上デジタル放送受信機1の構成および動作は、上述した実施の形態1に係る放送受信システムで使用される地上デジタル放送受信機の構成および動作と同じである。
図20は、この発明の実施の形態5に係る放送受信システムで使用されるカーナビゲーション装置2の構成を示すブロック図である。このカーナビゲーション装置2は、実施の形態1に係る放送受信システムで使用されるカーナビゲーション装置に、入力部33および出力切替部34が追加されて構成されている。
入力部33は、例えばリモコン、タッチパネルまたは操作スイッチなどから構成されており、ユーザが、モニタ部27に出力する内容の切り替えを指示するために使用される。この入力部33から入力された指示は、出力切替部34に送られる。出力切替部34は、入力部33からの指定に応じて、モニタ部27に送る映像信号および音声信号として、カーナビゲーション装置2の映像・音声信号生成部26が生成した映像信号および音声信号を選択するか、地上デジタル放送受信機1から送信されてくる映像信号および音声信号を選択するかを切り替えるとともに、現在選択されている状態を番組検索処理部25に通知する。
番組検索処理部25は、出力切替部34から送られてくる状態が、カーナビゲーション装置2の映像・音声信号生成部26が生成した映像信号および音声信号が選択されていることを示しているときに、DTVインタフェース部28を介して、地上デジタル放送受信機1に番組情報の全更新要求を発行する。地上デジタル放送受信機は、この全更新要求に応答して、現在受信可能な全放送局をスキャンし、全放送局の番組情報を更新する処理を行うとともに、更新した番組情報(の一部)をカーナビゲーション装置2に送信する。
以上説明したように、この発明の実施の形態5に係る放送受信システムによれば、例えば、カーナビゲーション装置2において地図が表示されているときに番組情報を取得することができるので、地上デジタル放送受信機1が出力している映像および音声を乱すことなく、番組情報を取得することができる。
なお、上述した実施の形態1〜4では、地上デジタル放送受信機1の電源がオンされている時に全放送局をスキャンして番組情報を取得するように構成することも可能であり、これにより、1週間に1回程度しか車に乗らない人でも、電源がオンされた時には、最新の番組情報を使用して番組を検索することが可能となる。
以上説明した実施の形態1〜5では、この発明の放送受信装置制御端末としてカーナビゲーション装置を用いたが、カーナビゲーション装置の代わりに、リモコン機能および音声認識機能を有する携帯電話を用いるように変形できる。なお、携帯電話におけるリモコン機能は、詳細な説明は省略するが、携帯電話上で動作するアプリケーションにより実現される。以下では、実施の形態1に係る放送受信システムにおいて、カーナビゲーション装置の代わりに携帯電話を用いる場合についてのみ説明するが、実施の形態2〜5に係る放送受信システムにおいても、実施の形態1と同様に、カーナビゲーション装置の代わりに携帯電話を用いることができる。
図21は、この発明の実施の形態1の変形例に係る放送受信システムにおいて放送受信装置として用いられる地上デジタル放送受信機1の構成を示すブロック図である。この地上デジタル放送受信機1は、実施の形態1に係る地上デジタル放送受信機の構成要素に、モニタ部20が追加されるとともに、カーナビインタフェース部19が近距離無線通信インタフェース部19a、カーナビゲーション装置2が携帯電話2aに変更されて構成されている。
モニタ部20は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)およびスピーカから構成されており、映像・音声信号生成部14から送られてくる映像信号および音声信号に基づき映像および音声を出力する。なお、実施の形態1に係る地上デジタル放送受信機1は、カーナビゲーション装置2のモニタ部27を利用して映像および音声を出力するように構成されているが、この実施の形態1の変形例に係る地上デジタル放送受信機1では、独自のモニタ部20を用いて映像および音声を出力する点が実施の形態1と異なる。
通信インタフェース部19aは、地上デジタル放送受信機1と携帯電話2aとの間で行われるデータの送受を制御する。なお、地上デジタル放送受信機1と携帯電話2aとの間で行われる通信は、赤外線、ブルートゥース(Bluetooth;登録商標)、無線LAN(Local Area Network)または超広帯域無線(UWB:Ultra Wide Band)を用いた近距離無線通信、または、シリアルケーブルなどを用いた近距離有線通信で行うことができる。通信インタフェース部19aは、採用される通信方法に適合するように構成される。
図22は、この発明の実施の形態1の変形例に係る放送受信システムにおいて放送受信装置制御端末として用いられる携帯電話2aの構成を示すブロック図である。この携帯電話2aは、実施の形態1に係るカーナビゲーション装置2の構成要素のうち、モニタ部27がが携帯電話モニタ部27aに変更されるとともに、DTVインタフェース部28が通信インタフェース部28aに変更されて構成されている。
携帯電話モニタ部27aは、例えばLCD(Liquid Crystal Display)およびスピーカから構成されており、映像・音声信号生成部26から送られてくる映像信号および音声信号に基づき映像および音声を出力する。
通信インタフェース部28aは、携帯電話2aと地上デジタル放送受信機1との間で行われるデータの送受を制御する。なお、通信インタフェース部28aは、地上デジタル放送受信器1の通信インタフェース部19aで行われる通信方法に適合するように構成される。
上記のように構成される実施の形態1の変形例に係る放送受信システムの動作は、地上デジタル放送受信機1で発生された映像信号および音声信号に基づく映像および音声は、モニタ部20に出力され、携帯電話2aで発生された映像信号および音声信号に基づく映像および音声は、携帯電話モニタ部27aに出力される点を除けば、実施の形態1に係る放送受信システムの動作と同じである。
以上説明した実施の形態1の変形例に係る放送受信システムによれば、地上デジタル放送受信機1のモニタ部20には、地上デジタル放送の映像および音声を出力し、携帯電話2aの携帯電話モニタ部27aには、番組検索用の映像および音声を出力することができるので、放送中の映像および音声を遮ることなく番組検索ができる。この変形例に係る放送受信システムは、車載用の地上デジタル放送受信機のみならず、例えば家庭用の据え置き型の地上デジタル放送受信機に対しても有用である。
なお、実施の形態1の変形例に係る放送受信システムにおいては、放送受信装置制御端末として携帯電話を用いたが、音声認識機能を有するリモコンを用いることもできる。また、放送受信装置として地上デジタル放送受信機を用いたが、放送受信装置としては、デジタルラジオ受信機、または、地上デジタル放送受信機とデジタルラジオ受信機とが一体化した受信機を用いることもできる。また、放送受信装置として、例えばインターネットを介して番組情報を取得できるアナログのテレビジョン放送受信機、アナログAM/FM放送受信機を用いることもできる。
この発明の実施の形態1に係る放送受信システムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る放送受信システムで使用される地上デジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る放送受信システムで使用されるカーナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る放送受信システムで使用されるDTV制御情報とリモコンキーコードとの対応表を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る放送受信システムのカーナビゲーション装置において行われる番組検索処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る放送受信システムで使用される放送局名とDTV制御情報との対応表を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る放送受信システムで使用される地上デジタル放送受信機の構成の変形例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る放送受信システムで使用されるカーナビゲーション装置の構成の変形例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係る放送受信システムで使用されるカーナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係る放送受信システムで使用されるカーナビゲーション装置の番組情報解析部で行われる処理を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る放送受信システムで使用されるカーナビゲーション装置の番組情報解析部で行われる読み仮名生成処理の結果を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る放送受信システムで使用されるカーナビゲーション装置の構成の変形例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係る放送受信システムで使用されるカーナビゲーション装置の変形例で行われる読み仮名生成処理および音声信号生成処理の実行する主体を場合分けして示す図である。 この発明の実施の形態3に係る放送受信システムで使用される番組情報の例を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る放送受信システムのカーナビゲーション装置において行われる番組検索処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係る放送受信システムのカーナビゲーション装置において行われる番組検索処理における画面および音声操作の遷移を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る放送受信システムで使用されるカーナビゲーション装置の構成の変形例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4に係る放送受信システムで使用される番組情報の例を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る放送受信システムのカーナビゲーション装置において行われる番組検索処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5に係る放送受信システムで使用されるカーナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1の変形例に係る放送受信システムにおいて放送受信装置として用いられる地上デジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1の変形例に係る放送受信システムにおいて放送受信装置制御端末として用いられる携帯電話の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 地上デジタル放送受信機(放送受信装置)、2 カーナビゲーション装置(放送受信装置制御端末)、2a 携帯電話、3 シリアルケーブル、11 アンテナ部(放送受信部)、12 チューナ部(放送受信部)、13 デコーダ部(放送受信部)、14 映像・音声信号生成部、15 現在位置検出部、16 入力部、17 制御部、18 メニュー生成部、19 カーナビインタフェース部、19a 通信インタフェース部、20 モニタ部、21 音声入力部、22 音声認識辞書部、23 音声認識処理部、24 番組情報蓄積部、25 番組検索処理部、26 映像・音声信号生成部、27 モニタ部、27a 携帯電話モニタ部、28 DTVインタフェース部、28a 通信インタフェース部、29 現在位置検出部、30 番組情報解析部、31 音声認識辞書更新部、32 現在時刻取得部、33 入力部、34 出力切替部。

Claims (27)

  1. 発話された音声を音声情報に変換する音声入力部と、
    音声情報と認識語彙との対応が記述された音声認識辞書を格納する音声認識辞書部と、
    前記音声入力部から送られてくる音声情報に対応する認識語彙を前記音声認識辞書部に格納されている音声認識辞書から検索して出力する音声認識処理部と、
    外部から受信された番組情報を認識語彙に対応付けて蓄積する番組情報蓄積部と、
    前記音声認識処理部から送られてくる認識語彙に対応する情報を前記番組情報蓄積部に蓄積されている番組情報から検索し、検索された情報に対応付けられている制御IDを外部に送信する番組検索処理部
    とを備えた放送受信装置制御端末。
  2. 外部から受信された番組情報を解析して認識語彙および音声情報を生成する番組情報解析部と、
    前記番組情報解析部で生成された認識語彙と音声情報とを対応付けて音声認識辞書部に格納されている音声認識辞書に追加する音声認識辞書更新部とを備え、
    番組検索処理部は、外部から受信された番組情報と、前記番組情報解析部で生成された認識語彙とを対応づけて番組情報蓄積部に蓄積する
    ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置制御端末。
  3. 外部から受信された語彙情報に基づき音声情報を生成する番組情報解析部と、
    前記番組情報解析部で生成された音声情報と外部から受信された語彙情報とを対応付けて音声認識辞書部に格納されている音声認識辞書に追加する音声認識辞書更新部とを備え、
    番組検索処理部は、外部から受信された番組情報と認識語彙とを対応づけて番組情報蓄積部に蓄積する
    ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置制御端末。
  4. 外部から受信された語彙情報と音声情報とを対応付けて音声認識辞書部に格納されている音声認識辞書に追加する音声認識辞書更新部を備え、
    番組検索処理部は、外部から受信された番組情報と認識語彙とを対応づけて番組情報蓄積部に蓄積する
    ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置制御端末。
  5. 音声認識辞書更新部は、音声認識辞書部に格納されている音声認識辞書に追加した認識語彙および音声情報を所定時間間隔で削除する
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のうちのいずれか1項記載の放送受信装置制御端末。
  6. 自己の現在位置を検出する現在位置検出部を備え、
    音声認識辞書更新部は、前記現在位置検出部で検出された自己の現在位置に応じて、音声認識辞書部に格納されている音声認識辞書に追加した認識語彙および音声情報を削除する
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のうちのいずれか1項記載の放送受信装置制御端末。
  7. 番組検索処理部は、外部に番組情報送信要求を送信し、該番組情報送信要求に応答して外部から送信されてくる番組情報を番組情報蓄積部に蓄積する
    ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置制御端末。
  8. 番組情報送信要求の送信は所定時間間隔で行われる
    ことを特徴とする請求項7記載の放送受信装置制御端末。
  9. 自己の現在位置を検出する現在位置検出部を備え、
    番組検索処理部は、前記現在位置検出部で検出された自己の現在位置に応じて番組情報送信要求を送信する
    ことを特徴とする請求項7記載の放送受信装置制御端末。
  10. 映像信号および音声信号に基づき映像および音声を出力するモニタ部と、
    自己の内部で生成した映像信号および音声信号を前記モニタ部に送るか、外部から送信されてきた映像信号および音声信号を前記モニタ部に送るかを切り替える出力切替部とを備え、
    番組検索処理部は、前記出力切替部が自己の内部で生成した映像信号および音声信号を前記モニタ部に送るように切り替えられているときに、番組情報送信要求を外部に送信する
    ことを特徴とする請求項7記載の放送受信装置制御端末。
  11. 現在時刻を取得する現在時刻取得部を備え、
    番組検索処理部は、前記現在時刻取得部で取得された現在時刻が、現在放送されている番組を表す番組情報が放送される番組を表す番組情報に切り替わる前の所定時間内であれば、次に放送される番組を表す番組情報をも検索対象として、音声認識処理部から送られてくる認識語彙に対応する情報を番組情報蓄積部に蓄積されている番組情報から検索する
    ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置制御端末。
  12. 放送を受信する放送受信部と、
    外部から受信された制御IDに基づき受信すべき放送の周波数を決定して前記放送受信部に設定し、前記放送受信部で受信された放送に含まれる番組情報を外部に送信する制御部
    を備えた放送受信装置。
  13. 制御部は、放送受信部で受信された放送に含まれる番組情報に対応する認識語彙を生成し、該生成した認識語彙を外部に送信する
    ことを特徴とする請求項12記載の放送受信装置。
  14. 制御部は、放送受信部で受信された放送に含まれる番組情報に付随する認識語彙を外部に送信する
    ことを特徴とする請求項12記載の放送受信装置。
  15. 制御部は、放送受信部で受信された放送に含まれる番組情報に基づき認識語彙および該認識語彙に対応する音声情報を生成し、該生成した認識語彙および音声情報を外部に送信する
    ことを特徴とする請求項12記載の放送受信装置。
  16. 制御部は、放送受信部で受信された放送に含まれる認識語彙に基づき音声情報を生成し、該生成した音声情報と前記認識語彙とを外部に送信する
    ことを特徴とする請求項12記載の放送受信装置。
  17. 制御部は、放送受信部で受信された放送に含まれる番組情報に付随する認識語彙および該認識語彙に対応する音声情報を外部に送信する
    ことを特徴とする請求項12記載の放送受信装置。
  18. 制御部は、放送受信部で受信された放送に含まれる番組情報を所定時間間隔で外部に送信する
    ことを特徴とする請求項12記載の放送受信装置。
  19. 自己の現在位置を検出する現在位置検出部を備え、
    制御部は、前記現在位置検出部で検出された位置に応じて、放送受信部で受信された放送に含まれる番組情報を外部に送信する
    ことを特徴とする請求項12記載の放送受信装置。
  20. 制御部は、放送受信部で受信された放送に含まれる番組情報のうちの前回送信した番組情報との差である差分情報のみを外部に送信する
    ことを特徴とする請求項12記載の放送受信装置。
  21. 制御部は、外部から送信されてくる番組情報送信要求に応答して、放送受信部で受信された放送に含まれる番組情報を外部に送信する
    ことを特徴とする請求項12記載の放送受信装置。
  22. 制御部は、外部から送信されてくる番組情報送信要求に応答して、受信可能な放送の周波数を前記放送受信部に設定し、該周波数が設定された前記放送受信部で受信された放送に含まれる番組情報を外部に送信する
    ことを特徴とする請求項21記載の放送受信装置。
  23. 放送受信装置と、該放送受信装置を制御する放送受信装置制御端末とを備えた放送受信システムであって、
    前記放送受信装置は、
    放送を受信する放送受信部と、
    前記放送受信装置制御端末から受信された制御IDに基づき受信すべき放送の周波数を決定して前記放送受信部に設定し、該周波数が設定された前記放送受信部で受信された放送に含まれる番組情報を前記放送受信装置制御端末に送信する制御部
    とを備え、
    前記放送受信装置制御端末は、
    発話された音声を音声情報に変換する音声入力部と、
    音声情報と認識語彙との対応が記述された音声認識辞書を格納する音声認識辞書部と、
    前記音声入力部から送られてくる音声情報に対応する認識語彙を前記音声認識辞書部に格納されている音声認識辞書から検索して出力する音声認識処理部と、
    前記放送受信装置から受信された番組情報を認識語彙に対応付けて蓄積する番組情報蓄積部と、
    前記音声認識処理部から送られてくる認識語彙に対応する情報を前記番組情報蓄積部に蓄積されている番組情報から検索し、検索された情報に対応付けられている制御IDを前記放送受信装置に送信する番組検索処理部
    とを備えた放送受信システム。
  24. 放送受信装置制御端末は、
    放送受信装置から受信された番組情報を解析して認識語彙および音声情報を生成する番組情報解析部と、
    前記番組情報解析部で生成された認識語彙と音声情報とを対応付けて音声認識辞書部に格納されている音声認識辞書に追加する音声認識辞書更新部とを備え、
    番組検索処理部は、放送受信装置から受信された番組情報と、前記番組情報解析部で生成された認識語彙とを対応づけて番組情報蓄積部に蓄積する
    ことを特徴とする請求項23記載の放送受信システム。
  25. 放送受信装置制御端末は、
    放送受信装置から受信された語彙情報に基づき音声情報を生成する番組情報解析部と、
    前記番組情報解析部で生成された音声情報と前記放送受信装置から受信された語彙情報とを対応付けて音声認識辞書部に格納されている音声認識辞書に追加する音声認識辞書更新部とを備え、
    番組検索処理部は、前記放送受信装置から受信された番組情報と認識語彙とを対応づけて番組情報蓄積部に蓄積し、
    前記放送受信装置の制御部は、
    放送受信部で受信された放送に含まれる番組情報に対応する認識語彙を生成し、該生成した認識語彙を前記放送受信装置端末に送信し、または、
    前記放送受信部で受信された放送に含まれる番組情報に付随する認識語彙を外部に送信する
    ことを特徴とする請求項23記載の放送受信システム。
  26. 放送受信装置制御端末は、
    放送受信装置から受信された語彙情報と音声情報とを対応付けて音声認識辞書部に格納されている音声認識辞書に追加する音声認識辞書更新部を備え、
    番組検索処理部は、前記放送受信装置から受信された番組情報と認識語彙とを対応づけて番組情報蓄積部に蓄積し、
    前記放送受信装置の制御部は、
    放送受信部で受信された放送に含まれる番組情報に基づき認識語彙および該認識語彙に対応する音声情報を生成し、該生成した認識語彙および音声情報を放送受信装置制御端末に送信し、または、
    前記放送受信部で受信された放送に含まれる認識語彙に基づき音声情報を生成し、該生成した音声情報と前記認識語彙とを放送受信装置制御端末に送信し、または、
    前記放送受信部で受信された放送に含まれる番組情報に付随する認識語彙および該認識語彙に対応する音声情報を放送受信装置制御端末に送信する
    ことを特徴とする請求項23記載の放送受信システム。
  27. 制御IDは、リモコンボタン番号または3桁チャンネル番号から成る
    ことを特徴とする請求項23記載の放送受信システム。
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