JP4138456B2 - 音声認識による選局装置及びその制御方法 - Google Patents

音声認識による選局装置及びその制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力された音声を認識し選局を行う、音声認識による選局装置及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、音声認識を利用した種々の装置が開発されている。一般に音声認識装置は、音声を認識するための辞書を有し、入力された音声と辞書に登録された言葉(例えば単語)との類似度を計算する。一定以上の類似度で最も高い類似度を有する言葉を抽出できたならば、音声認識装置は、入力された音声が、その抽出された言葉であると認識する。
【0003】
そのような装置の1つとして、音声認識を利用した選局装置がある。
従来例1の音声認識による選局装置を説明する。操作者は、最初にマイクから音声を従来例1の選局装置に入力し、その音声に対応付けるべき言葉を例えばキーボードで入力する。従来例1の選局装置は、声と言葉とを対応付けた辞書を作成する。辞書を作成した後は、操作者が音声を発すると、従来例1の選局装置は辞書からその音声に類似する言葉を選択して、その音声がその言葉であると認識する。
【0004】
特開平11−239067号公報に従来例2の音声認識による選局装置が開示されている。従来例2の音声認識による選局装置は、全国の放送局名の辞書を有する。操作者が放送局名に共通の語句(例えば「NHK」)を発声すると、辞書に基づいて複数の放送局(例えば「NHKアキタ」、「NHKセンダイ」、「NHKヤマガタ」等)を認識し、認識した放送局の放送信号の中から、現在一定以上のレベルで受信している信号を選び出す。例えば1503kHzの信号を一定以上のレベルで受信していれば「NHKアキタ」を選び出す。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−239067号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
音声認識装置を有するテレビの選局装置のような一般家庭で使用する装置においては、操作者は、自分で辞書を作成するという面倒な作業を非常に嫌う。操作者が自分で辞書を作る従来例1のような選局装置でなく、あらかじめ音声認識用の辞書を設けた選局装置が市場から強く求められていた。
従来例2の選局装置は、あらかじめ日本の全ての放送局名の辞書(受信不可能な放送局名などの単語も認識対象として含む大きな辞書)を有する。一般に音声認識装置は、入力された音声と辞書に登録された各言葉との類似度を計算し、所定のレベル以上の類似度を有し最も高い類似度を有する言葉を抽出し、入力音声を、その抽出された言葉であると認識する。従って、内蔵する辞書が大きくなると、音声認識装置が実行する、入力された音声と辞書に登録された各言葉との類似度の計算量も大きくなる。そのため類似度の計算用のマイクロコンピュータの処理時間が長くなり、音声認識が遅くなるという問題があった。又、類似度の計算用に処理速度の速い高価なマイクロコンピュータを使用しなければならないという問題があった。
【0007】
本発明は、面倒な単語登録が不要であって、居住地域に合わせた小型で必要十分な辞書を自動生成する、音声認識速度が速く安価な音声認識による選局装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
従来の音声認識による選局装置は、全ての受信チャンネルを表示する言葉を含むテーブル、日本全国の全ての放送局の放送局識別子を表示する言葉を含むテーブル、及び/又は日本全国の全ての放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を含むテーブルを有する必要があった。例えば受信可能な放送局以外の放送局の名称等を表示する言葉は選局装置にとって不要である。従来の音声認識による選局装置は、多くの無駄な部分を含むテーブルを有していた。
例えば放送局の略称が複数の放送局を表す場合(例えば「えぬえっちけい」という言葉は、東京のNHK本局、NHK大阪、NHK名古屋等を表す。)、その略称から受信チャンネルを特定できない。そのために、従来の音声認識による選局装置においては、複数の放送局を表す略称等をテーブルに登録できなかった。しかし、操作者は放送局を略称で呼ぶ場合が多い。大阪市に住む視聴者が「NHK」の番組を見ることは、NHK大阪が放送する番組(受信チャンネルは2チャンネル)を見ることを意味し、東京のNHK本局の番組(受信チャンネルは1チャンネル)を見ることを意味しない。
【0009】
本発明は、ユーザ(視聴者、操作者)の居住地域に適合したコンパクトなテーブルを自動的に生成する音声認識による選局装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、複数の放送局を表す略称等を、ユーザが住む地域を放送エリアとするそのうちの1つの放送局の受信チャンネルに対応付けたテーブルを自動的に生成する音声認識による選局装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの観点による音声認識による選局装置は、表示チャンネルと前記表示チャンネルを表示する言葉とを対応付けたテーブルと、選局ポジションと受信チャンネル及び表示チャンネルとを対応付けて記憶するチャンネル設定情報記憶部と、前記選局ポジションに対応付けられた前記表示チャンネルを表示する言葉を登録する辞書と、前記チャンネル設定情報記憶部が前記選局ポジションに新たな前記表示チャンネルを対応付けた時、自動的に、前記テーブルから当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記表示チャンネルを表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録する辞書生成部と、音声を入力する音声入力部と、前記辞書に基づいて入力した前記音声を認識し、認識結果を出力する音声認識部と、前記認識結果を入力し、前記認識結果が前記表示チャンネルを表示する言葉である場合は当該表示チャンネルが対応付けられた選局ポジションと同一の選局ポジションに対応付けられた前記受信チャンネルの信号を受信して出力する選局制御部と、を有する。
【0011】
本発明の他の観点による音声認識による選局装置の制御方法は、表示チャンネルと前記表示チャンネルを表示する言葉とを対応付けたテーブルと、選局ポジションと受信チャンネル及び表示チャンネルとを対応付けて記憶するチャンネル設定情報記憶部と、前記選局ポジションに対応付けられた前記表示チャンネルを表示する言葉を登録する辞書と、を有する音声認識による選局装置の制御方法であって、前記チャンネル設定情報記憶部において、前記選局ポジションに新たな前記表示チャンネルを対応付けた時、自動的に、前記テーブルから当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記表示チャンネルを表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録する辞書生成ステップと、音声を入力する音声入力ステップと、前記辞書に基づいて入力した前記音声を認識し、認識結果を出力する音声認識ステップと、前記認識結果が前記表示チャンネルを表示する言葉である場合は当該表示チャンネルが対応付けられた選局ポジションと同一の選局ポジションに対応付けられた前記受信チャンネルの信号を受信して出力する選局制御ステップと、を有する。
【0012】
本発明の別の観点による音声認識による選局装置は、受信チャンネルと前記受信チャンネルを表示する言葉とを対応付けたテーブルと、選局ポジションと前記受信チャンネルとを対応付けて記憶するチャンネル設定情報記憶部と、前記選局ポジションに対応付けられた前記受信チャンネルを表示する言葉を登録する辞書と、前記チャンネル設定情報記憶部が前記選局ポジションに新たな前記受信チャンネルを対応付けた時、自動的に、前記テーブルから当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記受信チャンネルを表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録する辞書生成部と、音声を入力する音声入力部と、前記辞書に基づいて入力した前記音声を認識し、認識結果を出力する音声認識部と、前記認識結果を入力し、前記認識結果が前記受信チャンネルを表示する言葉である場合は当該受信チャンネルの信号を受信して出力する選局制御部と、を有する。
【0013】
本発明の更に別の観点による音声認識による選局装置の制御方法は、受信チャンネルと前記受信チャンネルを表示する言葉とを対応付けたテーブルと、選局ポジションと前記受信チャンネルとを対応付けて記憶するチャンネル設定情報記憶部と、前記選局ポジションに対応付けられた前記受信チャンネルを表示する言葉を登録する辞書と、を有する音声認識による選局装置の制御方法であって、前記チャンネル設定情報記憶部において、前記選局ポジションに新たな前記受信チャンネルを対応付けた時、自動的に、前記テーブルから当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記受信チャンネルを表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録する辞書生成ステップと、音声を入力する音声入力ステップと、前記辞書に基づいて入力した前記音声を認識し、認識結果を出力する音声認識ステップと、前記認識結果が前記受信チャンネルを表示する言葉である場合は当該受信チャンネルの信号を受信して出力する選局制御ステップと、を有する。
【0014】
本発明の更に別の観点による音声認識による選局装置は、放送局識別子と、前記放送局識別子に対応付けられた放送局が放送する信号の受信チャンネルと、前記放送局識別子を表示する言葉又は前記放送局識別子に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉と、を対応付けたテーブルと、選局ポジションと前記放送局識別子とを対応付けて記憶するチャンネル設定情報記憶部と、前記選局ポジションに対応付けられた前記放送局識別子を表示する言葉又は前記選局ポジションに対応付けられた前記放送局識別子に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を登録する辞書と、前記チャンネル設定情報記憶部が前記選局ポジションに新たな前記放送局識別子を対応付けた時、自動的に、前記テーブルから当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記放送局識別子を表示する言葉、又は当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記放送局識別子に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録する辞書生成部と、音声を入力する音声入力部と、前記辞書に基づいて入力した前記音声を認識し、認識結果を出力する音声認識部と、前記認識結果を入力し、前記認識結果が前記放送局識別子を表示する言葉又は前記放送局識別子に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉である場合は当該放送局識別子が対応付けられた前記受信チャンネルの信号を受信して出力する選局制御部と、を有する。
【0015】
本発明の更に別の観点による音声認識による選局装置の制御方法は、放送局識別子と、前記放送局識別子に対応付けられた放送局が放送する信号の受信チャンネルと、前記放送局識別子を表示する言葉又は前記放送局識別子に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉と、を対応付けたテーブルと、選局ポジションと前記放送局識別子とを対応付けて記憶するチャンネル設定情報記憶部と、前記選局ポジションに対応付けられた前記放送局識別子を表示する言葉又は前記選局ポジションに対応付けられた前記放送局識別子に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を登録する辞書と、を有する音声認識による選局装置の制御方法であって、前記チャンネル設定情報記憶部において、前記選局ポジションに新たな前記放送局識別子を対応付けた時、自動的に、前記テーブルから当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記放送局識別子を表示する言葉、又は当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記放送局識別子に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録する辞書生成ステップと、音声を入力する音声入力ステップと、前記辞書に基づいて入力した前記音声を認識し、認識結果を出力する音声認識ステップと、前記認識結果が前記放送局識別子を表示する言葉又は前記放送局識別子に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉である場合は当該放送局識別子が対応付けられた前記受信チャンネルの信号を受信して出力する選局制御ステップと、を有する。
【0016】
所定数の選局ポジションを有する選局装置(例えばテレビの選局装置)においては、操作者は選局ポジションに対応付けられた受信チャンネル以外の受信チャンネルを選択することができず、又は選択することができたとしても操作者がそのような選択をすることは極めて稀である。音声認識による選局装置は、選局のための音声のみを認識すれば良いという特質を有する。選局のための言葉以外の言葉を辞書に登録すると、却って音声認識装置の計算量が多くなり、処理が遅くなるという弊害が生じる。本発明の選択装置は、チャンネル設定情報記憶部に記憶された受信チャンネルを表示する言葉等を登録する小型の辞書を自動的に生成する。これにより、操作者が発する受信チャンネルを決定する音声を認識するのに必要な言葉を無駄なく且つ漏れなく登録する辞書を生成する。小型で無駄の無い辞書を用いて音声を認識する故に、安価なマイクロコンピュータにより、速い応答速度で音声認識できる。本発明は、音声認識速度が速く安価な音声認識による選局装置及びその制御方法を実現できる。
【0017】
辞書生成部は、検索された言葉を辞書に更新登録する時、その選局ポジションにそれまで対応付けられていた受信チャンネルを表示する言葉等を辞書から削除する方が好ましい。しかし、その言葉を削除せず、辞書に残しておいても良い。
辞書は、単語、句、節及び文章等の任意の単位の言葉を登録する。
辞書は、言葉のみを登録しても良く、選局ポジションと言葉とを対応づけても良く、受信チャンネルと言葉とを対応づけても良く、放送局識別子と言葉とを対応づけても良い。
テーブルは、例えば表示チャンネルと表示チャンネルを表示する言葉のみで構成された専用の表示チャンネルテーブルであっても良く、それ以外の言葉を含むテーブル(例えば表示チャンネル、受信チャンネル、放送局の名称等と、それらを表示する言葉とを含むテーブル)であっても良い。
【0018】
本発明の更に別の観点による音声認識による選局装置は、受信チャンネルと前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉とを対応付けたテーブルと、選局ポジションと前記受信チャンネルとを対応付けて記憶するチャンネル設定情報記憶部と、前記選局ポジションに対応付けられた前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を登録する辞書と、前記チャンネル設定情報記憶部が前記選局ポジションに新たな前記受信チャンネルを対応付けた時、自動的に、前記テーブルから当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録する辞書生成部と、音声を入力する音声入力部と、前記辞書に基づいて入力した前記音声を認識し、認識結果を出力する音声認識部と、前記認識結果を入力し、前記認識結果が前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉である場合は当該受信チャンネルの信号を受信して出力する選局制御部と、を有する。
【0019】
本発明の更に別の観点による音声認識による選局装置の制御方法は、受信チャンネルと前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉とを対応付けたテーブルと、選局ポジションと前記受信チャンネルとを対応付けて記憶するチャンネル設定情報記憶部と、前記選局ポジションに対応付けられた前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を登録する辞書と、を有する音声認識による選局装置の制御方法であって、前記チャンネル設定情報記憶部において、前記選局ポジションに新たな前記受信チャンネルを対応付けた時、自動的に、前記テーブルから当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録する辞書生成ステップと、音声を入力する音声入力ステップと、前記辞書に基づいて入力した前記音声を認識し、認識結果を出力する音声認識ステップと、前記認識結果が前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉である場合は当該受信チャンネルの信号を受信して出力する選局制御ステップと、を有する。
【0020】
選局ポジションを有する選局装置(例えばテレビの選局装置)においては、操作者は選局ポジションに対応付けられた放送局識別子以外の放送局識別子に対応付けられた放送局の放送信号を選択することができず、又は選択することができたとしても操作者がそのような選択をすることは極めて稀である。
本発明は、操作者が発する放送局識別子を決定する音声を認識するのに必要な言葉を無駄なく且つ漏れなく登録する辞書を生成する。小型で無駄の無い辞書を用いて音声を認識する故に、安価なマイクロコンピュータにより、速い応答速度で音声認識できる。本発明は、音声認識速度が速く安価な音声認識による選局装置及びその制御方法を実現できる。
辞書生成部は、検索された言葉を辞書に更新登録する時、その選局ポジションにそれまで対応付けられていた放送局識別子を表示する言葉等を辞書から削除する方が好ましい。しかし、その言葉を削除せず、辞書に残しておいても良い。
「放送局識別子」は放送局毎に割り当てられた任意の表示による固有情報である。放送局識別子は、例えば複数桁の英数字で構成された放送局識別番号である。
【0021】
本発明の更に別の観点による上記の音声認識による選局装置は、前記テーブルは、前記受信チャンネルと、地理的位置情報と、前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉とを対応付けており、選局装置には、前記地理的位置情報が対応付けられており、前記チャンネル設定情報記憶部が前記選局ポジションに新たな前記受信チャンネルを対応付けた時、又は選局装置に対応付けられた前記地理的位置情報が更新された時、前記辞書生成部は、自動的に、前記テーブルから前記選局ポジション及び前記地理的位置情報に新たに対応付けられた前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録する。
【0022】
本発明の更に別の観点による上記の音声認識による選局装置の制御方法は、前記テーブルは、前記受信チャンネルと、地理的位置情報と、前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉とを対応付けており、選局装置には、前記地理的位置情報が対応付けられており、前記チャンネル設定情報記憶部において、前記選局ポジションに新たな前記受信チャンネルを対応付けた時、又は選局装置に対応付けられた前記地理的位置情報が更新された時、前記辞書生成ステップにおいて、自動的に、前記テーブルから前記選局ポジション及び前記地理的位置情報に新たに対応付けられた前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録する。
【0023】
例えばテレビの選局装置においては、放送信号の受信チャンネルとその信号を放送する放送局との対応関係は、選局装置が置かれた地理的位置により異なる。例えばNHKの放送信号の受信チャンネルは、大阪市では第2チャンネルであり、名古屋市では第3チャンネルである。
本発明は、選局装置にその選局装置が配置された地理的位置情報(例えば大阪市)を対応付け、その地理的位置情報に応じた放送局の名称等を辞書に登録する。これにより、操作者がどこに住んでいても、適切な放送局の名称等を辞書に自動的に登録することができる。選局装置に地理的位置情報を対応付ける方法は任意である。例えばGPS(Global Positioning System)等を用いて自動的に選局装置に地理的位置情報を対応付けても良い。又は、操作者が地理的位置情報を選局装置に入力して登録しても良い。一度登録すれば、選局装置の地理的位置を移動させない限り、その後の登録は不要である。
【0024】
本発明の更に別の観点による上記の音声認識による選局装置は、デジタル放送を通じて当該デジタル放送の放送エリアに特有の前記テーブルをソフトウエアダウンロードする。
【0025】
本発明の更に別の観点による上記の音声認識による選局装置の制御方法は、デジタル放送を通じて当該デジタル放送の放送エリアに特有の前記テーブルをソフトウエアダウンロードする。
【0026】
選局装置(典型的には、テレビに内蔵された選局装置)がデジタル放送を通じてテーブルをダウンロードすることにより、その選局装置が受信可能な放送チャンネルに応じて、自動的に適切な放送局の名称等を辞書に登録することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施をするための最良の形態を具体的に示した実施例について、図面とともに記載する。
【0028】
《実施例1》
図1〜図9を用いて、本発明の実施例1の音声認識による選局装置を説明する。図1は、実施例1の音声認識による選局装置の構成を示すブロック図である。実施例1の選局装置は、テレビに含まれ、テレビの受信チャンネルを選択する。
図1に示す音声認識による選局装置は、音声入力部10、音声認識部20、選局コマンド出力部21、単語辞書記憶部30(辞書記憶部)、単語辞書生成部31(辞書生成部)、表示チャンネルテーブル32、受信チャンネルテーブル33、放送局識別子テーブル34、選局制御部50、チャンネル設定情報記憶部51、表示部60を備える。実施例において、表示チャンネルテーブル32、受信チャンネルテーブル33及び放送局識別子テーブル34は個別に設けられているが、これらのテーブルを1つにまとめたテーブルであっても良い。
【0029】
実施例の選局装置は、所定数の選局ポジション(実施例においては12個)を有する。チャンネル設定情報記憶部51は、各選局ポジションと、表示チャンネル、受信チャンネル及び放送局識別子とを対応させて記憶する。選局制御部50は、操作者が表示部60(ディスプレイ)に表示された案内画面を見ながら入力する指示に基づいて、各選局ポジションに任意の表示チャンネル、受信チャンネル及び放送局識別子を対応付けて、チャンネル設定情報記憶部51に格納する。チャンネル設定情報記憶部51は、いずれかの選局ポジションに対応付けられた、表示チャンネル、受信チャンネル又は送局識別子が変更されると、選局ポジションと、表示チャンネル、受信チャンネル及び放送局識別子との新たな対応関係の情報(以下、「チャンネル設定情報」と呼ぶ。)を単語辞書生成部31に出力する。実施例においてチャンネル設定情報は、変更された選局ポジションと、表示チャンネル、受信チャンネル及び放送局識別子との新たな対応関係の情報である。
【0030】
上記実施例に代えて、チャンネル設定情報は、変更された選局ポジションと変更された項目(例えば受信チャンネル)のみとの対応関係の情報であっても良く、変更された項目のみの情報であっても良い。又は、各選局ポジションと表示チャンネル、受信チャンネル及び放送局識別子との対応関係の全ての情報であっても良い。
【0031】
表示チャンネルテーブル32は、各選局ポジションと、その選局ポジションを表す言葉(「表示チャンネル」と呼ぶ。例えば第3番目の選局ポジションが選択された時、典型的にはディスプレイ画面上に、選局ポジションの番号である「3CH」を表示し、又は第3番目の選局ポジションに対応づけられた受信チャンネルのチャンネル数(例えば「19CH」)を表示する。「3CH」又は「19CH」が表示チャンネルである。)とを対応付けたテーブル(図5に例示)である。受信チャンネルテーブル33は、チューナの各受信チャンネルと、そのチャンネル番号を表す言葉とを対応付けたテーブル(図6に例示)である。放送局識別子テーブル34は、各放送局の放送局識別子と、放送局識別子に対応付けられた放送局が放送する信号の受信チャンネルと、その放送局の名称、略称及び俗称を表す言葉(放送局識別子を表示する言葉であっても良い。)とを対応付けたテーブル(図7に例示)である。放送局識別子テーブル34において、更に、放送局識別子と、放送局識別子を表示する言葉とを対応付けても良い。
実施例において、各テーブル及び辞書に登録されている言葉は単語である。しかしこれに限るものではなく、各テーブル及び辞書に単語、句、節、文章等を登録しても良い。
【0032】
単語辞書生成部31は、チャンネル設定情報記憶部51から出力されたチャンネル設定情報を用いて、自動的に、選局ポジションに新たに対応付けられた選局ポジションを表示する言葉(表示チャンネル)を表示チャンネルテーブル32から検索し、検索された言葉を選局ポジションに対応付けて単語辞書記憶部30に更新登録する。
単語辞書生成部31は、チャンネル設定情報記憶部51から出力されたチャンネル設定情報を用いて、自動的に、選局ポジションに新たに対応付けられた受信チャンネルを表示する言葉(実施例においては受信チャンネル番号)を受信チャンネルテーブル33から検索し、検索された言葉を選局ポジションに対応付けて単語辞書記憶部30に更新登録する。
単語辞書生成部31は、チャンネル設定情報記憶部51から出力されたチャンネル設定情報を用いて、自動的に、選局ポジションに新たに対応付けられた放送局識別子に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉(選局ポジションに新たに対応付けられた放送局識別子を表示する言葉であっても良い。)を放送局識別子テーブル34から検索し、検索された言葉を選局ポジションに対応付けて単語辞書記憶部30に更新登録する。以下、「放送局識別子に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉及び/又は選局ポジションに新たに対応付けられた放送局識別子を表示する言葉」を、「放送局識別子に対応付けられた放送局の名称等」と略して呼ぶ。
チャンネル設定情報記憶部51は、選局ポジションに新たに対応付けられた放送局識別子に対応付けられた受信チャンネルを放送局識別子テーブル34から読み出し、記憶する。
【0033】
実施例において単語辞書記憶部30は、選局ポジションにそれぞれ対応付けられた、選局ポジションを表示する言葉、受信チャンネルを表す言葉、並びに放送局識別子に対応付けられた放送局の名称等を登録している。辞書において、これらの言葉を選局ポジションと対応付けなくても良く、受信チャンネル等と対応付けても良い。
【0034】
音声入力部10は、例えばマイクロフォンであって、操作者が発声した音声を音声信号に変換して音声認識部20へ出力する。
音声認識部20は、音声入力部10から出力された音声信号を用いて単語辞書記憶部30に登録されている単語との類似度を示す尤度を計算し、認識結果を選局コマンド出力部21へ出力する。認識結果は、典型的には、選局ポジションを表示する言葉、受信チャンネルを表示する言葉、並びに放送局識別子に対応付けられた放送局の名称等のいずれか1つである。
選局装置は、選局ポジションに対応付けられていない受信チャンネル等を表示する言葉を認識する必要がない。単語辞書記憶部30は、選局ポジションに対応付けられた受信チャンネル等を表示する言葉のみを登録している。
【0035】
選局コマンド出力部21は、音声認識部20から出力された認識結果に応じて選局制御部50へ選局ポジション、受信チャンネル及び放送局識別子の少なくともいずれか1つを含む選局コマンドを出力する。実施例において選局コマンド出力部21は、認識結果に対応づけられた選局ポジションを指定する選局コマンドを出力する。
【0036】
これに代えて選局コマンド出力部21は、単語辞書記憶部30、表示チャンネルテーブル32、受信チャンネルテーブル33及び/又は放送局識別子テーブル34を検索して、認識結果に対応する受信チャンネル又は放送局識別子を検索し、受信チャンネル又は放送局識別子を指定する選局コマンドを出力しても良い。
【0037】
選局制御部50は、選局コマンドと、チャンネル設定情報記憶部51が記憶するチャンネル設定情報とを入力し、受信チャンネルを決定する。選局制御部50は、テレビのチューナ、復号化部等を含んでおり(図示していない。)、受信チャンネルの信号を受信し、出力する。
チャンネル設定情報に基づいて、選局制御部50は、選局コマンドが指定する選局ポジションに対応付けられた受信チャンネルを抽出し、その受信チャンネルの信号を受信する。
【0038】
他の実施例において、選局コマンドが受信チャンネルを指定していれば、選局制御部50は、その受信チャンネルの信号を受信する。選局コマンドが放送局識別子を指定していれば、その放送局識別子に対応付けられた放送局が放送する受信チャンネルの信号を受信する。
【0039】
表示部60は、例えば、CRTまたは液晶等の画像表示装置及びスピーカにより構成される。画像表示装置は選局制御部50から出力された映像信号を表示し、スピーカは音声を出力する。
【0040】
次に、上記のように構成された音声認識による選局装置の動作について説明する。図2は、図1に示す音声認識による選局装置の単語辞書設定動作を示すフローチャートである。
【0041】
まず、ステップS11で、チャンネル設定情報が変更されたか否かをチェックする(S11)。変更されていなければ(S11のNO)、処理を終了する。選局制御部50が、操作者が入力する指示に従って、チャンネル設定情報を変更した場合は(S11のYES)、変更されたチャンネル設定情報をチャンネル設定情報記憶部51に格納する。チャンネル設定情報記憶部51は、チャンネル設定情報が変更されると(S11のYES)、選局ポジションに新たに対応付けられた(変更された)表示チャンネル、受信チャンネル、又は放送局識別子を含むチャンネル設定情報を単語辞書生成部31に出力する(S12)。
【0042】
単語辞書生成部31は、入力したチャンネル設定情報が選局ポジションに新たに対応付けられた表示チャンネルの情報を含むか否かを判断する(S13)。もし表示チャンネルの情報が更新されていなければ(S13のNO)、ステップS15に進む。もし表示チャンネルの情報が更新されていれば(S13のYES)、単語辞書生成部31は、表示チャンネルテーブル32を検索してその表示チャンネルを表示する言葉を取得する(S14)。ステップS15に進む。
【0043】
単語辞書生成部31は、入力したチャンネル設定情報が選局ポジションに新たに対応付けられた受信チャンネルの情報を含むか否かを判断する(S15)。もし受信チャンネルの情報が更新されていなければ(S15のNO)、ステップS17に進む。もし受信チャンネルの情報が更新されていれば(S15のYES)、単語辞書生成部31は、受信チャンネルテーブル33を検索してその受信チャンネルを表示する言葉を取得する(S16)。ステップS17に進む。
【0044】
単語辞書生成部31は、入力したチャンネル設定情報が選局ポジションに新たに対応付けられた放送局識別子の情報を含むか否かを判断する(S17)。もし放送局識別子の情報が更新されていなければ(S17のNO)、ステップS19に進む。もし放送局識別子の情報が更新されていれば(S17のYES)、単語辞書生成部31は、放送局識別子テーブル34を検索してその放送局識別子に対応付けられた放送局の名称等を取得する(S18)。チャンネル設定情報記憶部51は、その放送局識別子に対応付けられた受信チャンネルを放送局識別子テーブル34から読み出し、記憶する。ステップS19に進む。
【0045】
単語辞書生成部31は、表示チャンネルテーブルから取得した言葉(S14)、受信チャンネルテーブルから取得した言葉(S16)、及び/又は放送局識別子テーブルから取得した言葉(S18)から新たな単語辞書を生成し(S19)、生成した単語辞書を単語辞書記憶部30に更新登録する(S20)。
【0046】
操作者の音声が音声入力部10へ入力されると、音声認識部20は、操作者の音声と単語辞書記憶部30に記憶された選局ポジションに対応した選局ポジションを表示する言葉(表示チャンネル)、受信チャンネルを表示する言葉、又は放送局識別子に対応付けられた放送局の名称等との類似度を示す尤度を計算する(実施例においては、単語を単位として尤度を計算する。)。音声認識部20は、類似度が一定のレベル以上であって、最も高い類似度を有する言葉(実施例においては単語)を抽出し、入力音声をその抽出された言葉であると認識する。音声認識部20は、認識結果を選局コマンド出力部21に出力する。選局コマンド出力部21は、認識結果に応じた選局コマンドを選局制御部50へ出力する。選局制御部50は、選局コマンドに従って受信チャンネルの信号を受信し、出力する。
表示部60の画像表示装置は選局制御部50から出力された映像信号を表示し、スピーカは音声を出力する。
【0047】
次に、図1に示す音声認識による選局装置の動作についてさらに具体例を挙げて詳細に説明する。図3は、実施例1の音声認識による選局装置の概略的な外観図である。図3の表示画面には、チャンネル設定情報記憶部51が記憶するチャンネル設定情報の一例が表示されている。
図3に示す音声認識による選局装置は、音声入力部であるマイクロフォン2a、画像表示装置の表示画面1aを有する。
【0048】
例えば、チャンネル設定情報が更新されて、図3の表示画面1aに示すものになった場合、チャンネル設定情報記憶部51は、図4に示すチャンネル設定情報を単語辞書生成部31に送る(全ての選局ポジションの設定が変更された場合)。
【0049】
図5は、表示チャンネルテーブル32の一例を示す図である。図4において、チャンネル設定情報の選局ポジション“3”に表示チャンネル“3”が新たに対応付けられたとする。単語辞書生成部31は、図5の表示チャンネルテーブル32から“3”に対応付けられた「さん」という単語を読み出し、単語辞書記憶部30に登録する。
【0050】
図6は、受信チャンネルテーブル33の一例を示す図である。図4において、チャンネル設定情報の選局ポジション“3”に受信チャンネル“19”が新たに対応付けられたとする。単語辞書生成部31は、図6の受信チャンネルテーブル33から“19”に対応付けられた「じゅうきゅうちゃんねる」という単語と、「ちゃんねるじゅうく」という単語とを読み出し、単語辞書記憶部30に登録する。
【0051】
図7は、放送局識別子テーブル34の一例を示す図である。図4において、チャンネル設定情報の選局ポジション“3”に放送局識別子“112”が新たに対応付けられたとする。単語辞書生成部31は、図7の放送局識別子テーブル34から放送局識別子“112”に対応付けられた「てれびおおさか」という単語を読み出し、単語辞書記憶部30に登録する。
【0052】
単語辞書記憶部30の単語辞書は、選局ポジション“3”に対応する単語として「さん」と「じゅうきゅうちゃんねる」と「ちゃんねるじゅうく」と「てれびおおさか」という4つの単語を登録する。図8に実施例の単語辞書の一例を示す。
【0053】
図9は、操作者が実施例1の選局装置を操作する様子の一例を示す図である。単語辞書記憶部30が図8に示す単語辞書を記憶しているとする。選局装置は、現在第2チャンネル(NHK)を受信し、表示している(図9(a))。操作者が「さん」と発声すると、マイクロフォン2aに操作者の音声「さん」が入力される。単語辞書には、「さん」という単語が選局ポジション“3”に対応して登録されているので、音声認識部20は、認識結果として選局ポジション“3”と認識した単語「さん」とその尤度とを選局コマンド出力部21に出力する。
【0054】
選局コマンド出力部21は、選局装置の選局ポジションを“3”にする選局コマンドを選局制御部50へ出力する。選局制御部50は、選局装置の選局ポジションを“3”にして、表示部60には選局ポジション“3”の画面が表示される(図9(b))。
【0055】
操作者が「じゅうきゅうちゃんねる」又は「てれびおおさか」等と発声した場合も、同様に選局ポジション3が選択され、表示部60には選局ポジション“3”の画面が表示される(図9(b))。
【0056】
上記の様に、操作者は、面倒な単語登録をしなくても、居住地域に合わせた表示チャンネルまたは受信チャンネルまたは放送局名を発声することにより、容易にチャンネルを選局することができる。選局ポジションに対応付けられている受信チャンネルを表示する言葉等に限定された小さな辞書を用いて音声認識を行う故に、音声認識の認識速度は速く、その処理を行うマイクロコンピュータは低消費電力で小型のもので良い。
【0057】
《実施例2》
図1及び図10を用いて、本発明の実施例2の音声認識による選局装置を説明する。実施例2の音声認識による選局装置は、実施例1の選局装置(図1)の各テーブル32〜34に加えて、放送局名テーブル35(図10)を有する。この点を除いて、実施例2の選局装置は、実施例1の選局装置(図1)と同一の構成を有する。実施例2の選局装置は、テレビに含まれ、テレビの受信チャンネルを選択する。
実施例2の選局装置は、その選局装置が配置された地理的位置情報(例えば大阪市)を記憶する。選局装置に地理的位置情報を記憶させる方法は任意である。例えばGPS(Global Positioning System)等を用いて自動的に選局装置に地理的位置情報を記憶させても良い。又は、操作者が地理的位置情報を選局装置に入力して登録しても良い。一度登録すれば、選局装置の地理的位置を移動させない限り、その後の登録は不要である。
【0058】
図10は、実施例2の放送局名テーブル35の一例を示す図である。実施例2の放送局名テーブルは、地名(地理的位置情報)と、受信チャンネルと、その受信チャンネルの信号を放送している放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉とを対応付けたテーブルである。
【0059】
実施例2の単語辞書生成部31は、チャンネル設定情報記憶部51から新たに選局ポジションに対応付けられた受信チャンネルの情報(チャンネル設定情報)を受け取ると、受信チャンネルテーブル33からその受信チャンネルを表示する言葉を検索し、単語辞書記憶部30に更新登録すると共に、放送局名テーブル35(図10)から地理的位置情報(選局装置に記憶されている地理的位置情報)及び受信チャンネル(チャンネル設定情報に含まれる受信チャンネル)に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を検索し、その検索された言葉を単語辞書記憶部30に更新登録する。例えば選局装置が大阪市に設置されており、チャンネル設定情報において受信チャンネルが4に変更された場合、単語辞書生成部31は、受信チャンネルを表示する言葉である「よんちゃんねる」及び「ちゃんねるよん」(受信チャンネルテーブル33に含まれる。)と、大阪市で4チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉である「まいにちほうそう」(放送局名テーブル35に含まれる。)とを、単語辞書記憶部30に更新登録する。操作者が登録されたこれらの単語の1つを発声すると、選局装置は、その単語に対応づけられた受信チャンネル4を受信し、表示する。
【0060】
操作者は、通常、選局ポジションに受信チャンネルを対応付けてチャンネル設定する。操作者は、受信チャンネルを、その受信チャンネルを表示する言葉、又はその受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称等で呼ぶことが多い。実施例2の選局装置においては、操作者は、受信チャンネルを表示する言葉、又はその受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称等のいずれを発声しても、希望する受信チャンネルを選択することが出来る。操作者は、一度地理的位置情報を選局装置に登録すると、その後、自動的にその地理的位置に適した放送局の名称等が辞書に登録される。選局ポジションに対応付けられた受信チャンネルを表示する言葉及びその受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称等を記憶している実施例2の単語辞書は、小型で無駄がない。実施例2の選局装置は、音声認識速度が速く安価である。
【0061】
《実施例3》
図1及び図11を用いて、本発明の実施例3の音声認識による選局装置を説明する。実施例3の音声認識による選局装置は、実施例1の選局装置(図1)の各テーブル32〜34に加えて、放送局名テーブル36(図11)を有する。この点を除いて、実施例3の選局装置は、実施例1の選局装置(図1)と同一の構成を有する。実施例3の選局装置は、テレビに含まれ、テレビの受信チャンネルを選択する。
実施例3の選局装置は、実施例2と異なり、地理的位置情報を記憶していない。実施例3の選局装置は、デジタル放送を通じて放送局名テーブル36(図11)をダウンロードする。
選局装置は、デジタル放送を通じたソフトウエアダウンロードによって、放送局名テーブル36のみならず、受信チャンネルテーブル33、放送局識別子テーブル34を含む全てのテーブルを取得しても良い。
【0062】
図11は、実施例3の放送局名テーブル36の一例を示す図(大阪市を受信エリアに含むデジタル放送を通じて放送された放送局名テーブル)である。実施例3の放送局名テーブルは、受信チャンネルと、その受信チャンネルの信号を放送している放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉とを対応付けたテーブルである。地名(地理的位置情報)は含まれない。放送局は、デジタル放送を受信可能な地域における受信チャンネルと、その受信チャンネルの信号を放送している放送局の名称等とを対応付けた放送局名テーブル36を送信する。そのデジタル放送と受信エリアが重ならない放送局の名称等は、その放送局名テーブルに含まれない。
【0063】
実施例3の単語辞書生成部31は、チャンネル設定情報記憶部51から新たに選局ポジションに対応付けられた受信チャンネルの情報(チャンネル設定情報)を受け取ると、受信チャンネルテーブル33からその受信チャンネルを表示する言葉を検索し、単語辞書記憶部30に更新登録すると共に、放送局名テーブル36(図11)から受信チャンネル(チャンネル設定情報に含まれる受信チャンネル)に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を検索し、その検索された言葉を前記辞書に更新登録する。例えばチャンネル設定情報において受信チャンネルがBS101に変更された場合、単語辞書生成部31は、受信チャンネルを表示する言葉である「びいえすいちぜろいちちゃんねる」(受信チャンネルテーブル33に含まれる。)と、BS101チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉である「えいせいだいいち」(放送局名テーブル36に含まれる。)と、BS101チャンネルの信号を放送する放送局の放送局識別子を表示する言葉である「1101」(放送局識別子テーブル34に含まれる。)とを、単語辞書記憶部30に更新登録する。操作者が登録されたこれらの単語の1つを発声すると、選局装置は、その単語に対応づけられた受信チャンネルBS101を受信し、表示する。
【0064】
例えば操作者が「えぬえっちけい」と言って受信チャンネルを指定した場合、操作者が受信を希望するチャンネルは、操作者が住む地域に応じて異なる。「えぬえっちけい」と音声入力された選局装置は、東京に設置されていれば1チャンネルを受信すべきであり、大阪に設置されていれば2チャンネルを受信すべきである。音声認識による選局装置は、地上波デジタル放送を通じて、地上波デジタル放送の放送エリアでの受信チャンネル等を含む放送局名テーブル36をダウンロードする。例えば大阪に設置された選局装置は、大阪を放送エリアとする地上波デジタル放送を通じて、「えぬえっちけい」という言葉とNHK大阪が放送する信号の受信チャンネルとを対応付けた放送局名テーブル36をダウンロードする。音声認識による選局装置は、ダウンロードされたテーブルに基づいて、操作者が発声した放送局の名称等により決定される受信チャンネル(その放送エリアでの受信チャンネル)を検索し、その受信チャンネルの信号を受信し、表示する。操作者が「えぬえっちけい」という略称を表す言葉を言えば、大阪に設置された選局装置は、NHK大阪が放送する信号を受信し、表示する。
【0065】
実施例3の選局装置及び選局方法においても、実施例2の選局装置等と同様の効果が得られる。更に、実施例3の選局装置及び選局方法においては、選局装置に地理的位置情報を記憶させる必要がない。選局装置は、設置地域に応じたコンパクトなテーブルを有する。
【0066】
発明をある程度の詳細さをもって好適な形態について説明したが、この好適形態の現開示内容は構成の細部において変化してしかるべきものであり、各要素の組合せや順序の変化は請求された発明の範囲及び思想を逸脱することなく実現し得るものである。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、面倒な単語登録が不要であって、居住地域に合わせた小型で必要十分な辞書を自動生成する、音声認識速度が速く安価な音声認識による選局装置及びその制御方法を実現できるという有利な効果が得られる。操作者は、居住地域に合わせた受信チャンネル等を発声することにより、容易にチャンネルを選局することができる。
本発明によれば、ユーザ(視聴者、操作者)の居住地域に適合したコンパクトなテーブルを自動的に生成する音声認識による選局装置及びその制御方法が実現できる。
本発明によれば、複数の放送局を表す略称等を、ユーザが住む地域を放送エリアとするそのうちの1つの放送局の受信チャンネルに対応付けたテーブルを自動的に生成する音声認識による選局装置及びその制御方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の音声認識による選局装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施例の音声認識による選局装置の単語辞書設定動作を示すフローチャート
【図3】本発明の実施例の音声認識による選局装置の外観構成を示す概略図
【図4】本発明の実施例のチャンネル設定情報記憶部51のチャンネル設定情報の一例を示す図
【図5】本発明の実施例の音声認識による選局装置の表示チャンネルテーブル32の一例を示す図
【図6】本発明の実施例の音声認識による選局装置の受信チャンネルテーブル33の一例を示す図
【図7】本発明の実施例の音声認識による選局装置の放送局識別子テーブル34の一例を示す図
【図8】本発明の実施例の音声認識による選局装置の単語辞書記憶部30に記憶されている単語辞書の一例を示す図
【図9】本発明の実施例の音声認識による選局装置の具体的な動作を説明する図
【図10】本発明の実施例2の音声認識による選局装置の放送局名テーブル35の一例を示す図
【図11】本発明の実施例3の音声認識による選局装置の放送局名テーブル36の一例を示す図
【符号の説明】
10 音声入力部
20 音声認識部
21 選局コマンド出力部
30 単語辞書記憶部
31 単語辞書生成部
32 表示チャンネルテーブル
33 受信チャンネルテーブル
34 放送局識別子テーブル
35、36 放送局名テーブル
50 選局制御部
51 チャンネル設定情報記憶部
60 表示部

Claims (12)

  1. 表示チャンネルと前記表示チャンネルを表示する言葉とを対応付けたテーブルと、
    選局ポジションと受信チャンネル及び表示チャンネルとを対応付けて記憶するチャンネル設定情報記憶部と、
    前記選局ポジションに対応付けられた前記表示チャンネルを表示する言葉を登録する辞書と、
    前記チャンネル設定情報記憶部が前記選局ポジションに新たな前記表示チャンネルを対応付けた時、自動的に、前記テーブルから当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記表示チャンネルを表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録する辞書生成部と、
    音声を入力する音声入力部と、
    前記辞書に基づいて入力した前記音声を認識し、認識結果を出力する音声認識部と、
    前記認識結果を入力し、前記認識結果が前記表示チャンネルを表示する言葉である場合は当該表示チャンネルが対応付けられた選局ポジションと同一の選局ポジションに対応付けられた前記受信チャンネルの信号を受信して出力する選局制御部と、
    を有することを特徴とする音声認識による選局装置。
  2. 受信チャンネルと前記受信チャンネルを表示する言葉とを対応付けたテーブルと、
    選局ポジションと前記受信チャンネルとを対応付けて記憶するチャンネル設定情報記憶部と、
    前記選局ポジションに対応付けられた前記受信チャンネルを表示する言葉を登録する辞書と、
    前記チャンネル設定情報記憶部が前記選局ポジションに新たな前記受信チャンネルを対応付けた時、自動的に、前記テーブルから当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記受信チャンネルを表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録する辞書生成部と、
    音声を入力する音声入力部と、
    前記辞書に基づいて入力した前記音声を認識し、認識結果を出力する音声認識部と、
    前記認識結果を入力し、前記認識結果が前記受信チャンネルを表示する言葉である場合は当該受信チャンネルの信号を受信して出力する選局制御部と、
    を有することを特徴とする音声認識による選局装置。
  3. 放送局識別子と、前記放送局識別子に対応付けられた放送局が放送する信号の受信チャンネルと、前記放送局識別子を表示する言葉又は前記放送局識別子に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉と、を対応付けたテーブルと、
    選局ポジションと前記放送局識別子とを対応付けて記憶するチャンネル設定情報記憶部と、
    前記選局ポジションに対応付けられた前記放送局識別子を表示する言葉又は前記選局ポジションに対応付けられた前記放送局識別子に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を登録する辞書と、
    前記チャンネル設定情報記憶部が前記選局ポジションに新たな前記放送局識別子を対応付けた時、自動的に、前記テーブルから当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記放送局識別子を表示する言葉、又は当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記放送局識別子に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録する辞書生成部と、
    音声を入力する音声入力部と、
    前記辞書に基づいて入力した前記音声を認識し、認識結果を出力する音声認識部と、
    前記認識結果を入力し、前記認識結果が前記放送局識別子を表示する言葉又は前記放送局識別子に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉である場合は当該放送局識別子が対応付けられた前記受信チャンネルの信号を受信して出力する選局制御部と、
    を有することを特徴とする音声認識による選局装置。
  4. 受信チャンネルと前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉とを対応付けたテーブルと、
    選局ポジションと前記受信チャンネルとを対応付けて記憶するチャンネル設定情報記憶部と、
    前記選局ポジションに対応付けられた前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を登録する辞書と、
    前記チャンネル設定情報記憶部が前記選局ポジションに新たな前記受信チャンネルを対応付けた時、自動的に、前記テーブルから当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録する辞書生成部と、
    音声を入力する音声入力部と、
    前記辞書に基づいて入力した前記音声を認識し、認識結果を出力する音声認識部と、
    前記認識結果を入力し、前記認識結果が前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉である場合は当該受信チャンネルの信号を受信して出力する選局制御部と、
    を有することを特徴とする音声認識による選局装置。
  5. 前記テーブルは、前記受信チャンネルと、地理的位置情報と、前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉とを対応付けており、
    選局装置には、前記地理的位置情報が対応付けられており、
    前記チャンネル設定情報記憶部が前記選局ポジションに新たな前記受信チャンネルを対応付けた時、又は選局装置に対応付けられた前記地理的位置情報が更新された時、前記辞書生成部は、自動的に、前記テーブルから前記選局ポジション及び前記地理的位置情報に新たに対応付けられた前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録することを特徴とする請求項4に記載の音声認識による選局装置。
  6. デジタル放送を通じて当該デジタル放送の放送エリアに特有の前記テーブルをソフトウエアダウンロードすることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかの請求項に記載の音声認識による選局装置。
  7. 表示チャンネルと前記表示チャンネルを表示する言葉とを対応付けたテーブルと、
    選局ポジションと受信チャンネル及び表示チャンネルとを対応付けて記憶するチャンネル設定情報記憶部と、
    前記選局ポジションに対応付けられた前記表示チャンネルを表示する言葉を登録する辞書と、
    を有する音声認識による選局装置の制御方法であって、
    前記チャンネル設定情報記憶部において、前記選局ポジションに新たな前記表示チャンネルを対応付けた時、自動的に、前記テーブルから当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記表示チャンネルを表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録する辞書生成ステップと、
    音声を入力する音声入力ステップと、
    前記辞書に基づいて入力した前記音声を認識し、認識結果を出力する音声認識ステップと、
    前記認識結果が前記表示チャンネルを表示する言葉である場合は当該表示チャンネルが対応付けられた選局ポジションと同一の選局ポジションに対応付けられた前記受信チャンネルの信号を受信して出力する選局制御ステップと、
    を有することを特徴とする音声認識による選局装置の制御方法。
  8. 受信チャンネルと前記受信チャンネルを表示する言葉とを対応付けたテーブルと、
    選局ポジションと前記受信チャンネルとを対応付けて記憶するチャンネル設定情報記憶部と、
    前記選局ポジションに対応付けられた前記受信チャンネルを表示する言葉を登録する辞書と、
    を有する音声認識による選局装置の制御方法であって、
    前記チャンネル設定情報記憶部において、前記選局ポジションに新たな前記受信チャンネルを対応付けた時、自動的に、前記テーブルから当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記受信チャンネルを表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録する辞書生成ステップと、
    音声を入力する音声入力ステップと、
    前記辞書に基づいて入力した前記音声を認識し、認識結果を出力する音声認識ステップと、
    前記認識結果が前記受信チャンネルを表示する言葉である場合は当該受信チャンネルの信号を受信して出力する選局制御ステップと、
    を有することを特徴とする音声認識による選局装置の制御方法。
  9. 放送局識別子と、前記放送局識別子に対応付けられた放送局が放送する信号の受信チャンネルと、前記放送局識別子を表示する言葉又は前記放送局識別子に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉と、を対応付けたテーブルと、
    選局ポジションと前記放送局識別子とを対応付けて記憶するチャンネル設定情報記憶部と、
    前記選局ポジションに対応付けられた前記放送局識別子を表示する言葉又は前記選局ポジションに対応付けられた前記放送局識別子に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を登録する辞書と、
    を有する音声認識による選局装置の制御方法であって、
    前記チャンネル設定情報記憶部において、前記選局ポジションに新たな前記放送局識別子を対応付けた時、自動的に、前記テーブルから当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記放送局識別子を表示する言葉、又は当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記放送局識別子に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録する辞書生成ステップと、
    音声を入力する音声入力ステップと、
    前記辞書に基づいて入力した前記音声を認識し、認識結果を出力する音声認識ステップと、
    前記認識結果が前記放送局識別子を表示する言葉又は前記放送局識別子に対応付けられた放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉である場合は当該放送局識別子が対応付けられた前記受信チャンネルの信号を受信して出力する選局制御ステップと、
    を有することを特徴とする音声認識による選局装置の制御方法。
  10. 受信チャンネルと前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉とを対応付けたテーブルと、
    選局ポジションと前記受信チャンネルとを対応付けて記憶するチャンネル設定情報記憶部と、
    前記選局ポジションに対応付けられた前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を登録する辞書と、
    を有する音声認識による選局装置の制御方法であって、
    前記チャンネル設定情報記憶部において、前記選局ポジションに新たな前記受信チャンネルを対応付けた時、自動的に、前記テーブルから当該選局ポジションに新たに対応付けられた前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録する辞書生成ステップと、
    音声を入力する音声入力ステップと、
    前記辞書に基づいて入力した前記音声を認識し、認識結果を出力する音声認識ステップと、
    前記認識結果が前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉である場合は当該受信チャンネルの信号を受信して出力する選局制御ステップと、
    を有することを特徴とする音声認識による選局装置の制御方法。
  11. 前記テーブルは、前記受信チャンネルと、地理的位置情報と、前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉とを対応付けており、
    選局装置には、前記地理的位置情報が対応付けられており、
    前記チャンネル設定情報記憶部において、前記選局ポジションに新たな前記受信チャンネルを対応付けた時、又は選局装置に対応付けられた前記地理的位置情報が更新された時、前記辞書生成ステップにおいて、自動的に、前記テーブルから前記選局ポジション及び前記地理的位置情報に新たに対応付けられた前記受信チャンネルの信号を放送する放送局の名称、略称若しくは俗称を表示する言葉を検索し、検索された言葉を前記辞書に更新登録することを特徴とする請求項10に記載の音声認識による選局装置の制御方法。
  12. デジタル放送を通じて当該デジタル放送の放送エリアに特有の前記テーブルをソフトウエアダウンロードすることを特徴とする請求項8から請求項10のいずれかの請求項に記載の音声認識による選局装置の制御方法。
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