JP2007235891A - 欠陥補正装置及び欠陥補正方法 - Google Patents

欠陥補正装置及び欠陥補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】固体撮像素子の画素欠陥の補正をより効果的に且つローコストに行なえるようにする。
【解決手段】欠陥画素列の水平方向アドレスと、欠陥レベルとを検出する欠陥検出部13,18と、撮像素子の温度を検出する温度検出センサ19と、欠陥検出処理時における、撮像素子の感度と、欠陥画素列の水平方向アドレスと、欠陥レベルと、撮像素子の温度とを記憶する記憶部16と、撮影時における撮像素子の感度と、撮像素子の温度と、記憶部に記憶されている欠陥レベルとに基づいて、撮影時に欠陥画素列において発生すると予想される予想欠陥レベルを算出する演算部18と、撮像素子を用いた撮影時に、欠陥画素列の信号から予想欠陥レベルの信号を減算する欠陥補正処理を行なう欠陥補正部とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固体撮像素子における画素欠陥を補正する技術に関するものである。
従来の固体撮像素子の画素欠陥の補正方法としては、特開平5−68209号公報(特許文献1)に開示されているような方法が知られている。この方法では、固体撮像素子の画素欠陥部を画素欠陥検出手段により検出し、検出した欠陥画素のアドレスをROM、RAMなどの記憶手段に記憶し、撮影時に欠陥画素部の周辺画素情報により補間を行っている。
また、垂直方向の連続的な画素の補正方法としては、特開2004−23683号公報(特許文献2)に開示されているような方法が知られている。この方法では、縦線キズの先頭座標のみをROMに記録しておき、周辺画像領域が輝度変化や色変化の少ない画像特徴を有している場合には、縦線キズが目立ちやすいため、同色の周辺4画素の平均値で当該欠陥画素の値を置換している。
また、撮影画像の垂直方向後方のOB(オプティカルブラック)列あるいはダミー画素列の信号量を検出し、検出した信号量を有効画素部の列から減算する手法も知られている。この手法は、垂直転送路の欠陥による垂直方向の欠陥画素列、すなわち縦線キズの補正方法にも用いられている。
特開平5−68209号公報 特開2004−23683号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている手法では、検出したアドレスをROM、RAMなどの記憶手段に記憶させている。そのため、縦線キズのような連続したキズが多数存在する撮像素子においては、欠陥画素のアドレスを保存するROM、RAMの容量が大きく必要になるという問題がある。また、縦線キズに隣接キズがある場合、垂直方向、水平方向どちらからも補間できない場合があるという問題がある。さらに縦線キズは通常の点キズよりもレベルが低い場合が多いため、キズ検出時に検出されにくいという問題もある。
また、特許文献2に開示されている手法では、欠陥画素のアドレスを保存するROM、RAM容量は小さくなるが、縦線キズに隣接キズがある場合や点キズが同じ箇所に集中した場合、垂直方向、水平方向どちらからも補間できないという問題が同様に発生する。さらに縦線キズと直線状の特定の被写体が重なった場合、補間誤差が発生しやすい。
また、垂直方向の連続的な画素欠陥の補正方法として、撮影画像のOB列あるいはダミー画素列の信号量を検出し、検出した信号量を有効画素部の列の信号から減算することにより補正を行う手法では、次のような問題がある。すなわち、この手法では、縦線キズは補正可能となるが、撮影画像のOB列あるいはダミー画素列の信号量を検出する際、ノイズ除去あるいは平均化のために多くの行のデータが必要となり、フレームレートが低下してしまう。また、高輝度被写体撮影時等にスミアが発生した場合にはスミアも補正することになるため、次のような問題が発生する。すなわち、高輝度被写体が動いたり、固体撮像装置が動いた場合に、補正対象の列に遅れが発生し、補正する必要のない列を補正する過補正が発生することがあり、画像上に黒い縦筋が現れる現象が発生してしまうことがある。
従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、固体撮像素子の画素欠陥の補正をより効果的に且つローコストに行なえるようにすることである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる欠陥補正装置は、画面内の垂直方向に延びる欠陥画素列を有する撮像素子の、前記欠陥画素列の信号を補正するための欠陥補正装置であって、前記欠陥画素列の水平方向アドレスと、前記欠陥画素列の欠陥に起因して発生する信号レベルである欠陥レベルとを検出する欠陥検出手段と、前記撮像素子の温度を検出する温度検出手段と、前記欠陥検出手段による欠陥検出処理時における、前記撮像素子の感度と、前記欠陥画素列の水平方向アドレスと、前記欠陥レベルと、前記撮像素子の温度とを記憶する記憶手段と、前記撮像素子を用いた撮影時における前記撮像素子の感度と、前記撮像素子の温度と、前記記憶手段に記憶されている前記欠陥レベルとに基づいて、撮影時に前記欠陥画素列において該欠陥画素列の欠陥に起因して発生すると予想される信号レベルである予想欠陥レベルを算出する演算手段と、前記撮像素子を用いた撮影時に、前記水平方向アドレスに対応する画素列の信号から前記予想欠陥レベルの信号を減算する欠陥補正処理を行なう欠陥補正手段と、を具備することを特徴とする。
また、本発明に係わる欠陥補正方法は、画面内の垂直方向に延びる欠陥画素列を有する撮像素子の、前記欠陥画素列の信号を補正するための欠陥補正方法であって、前記欠陥画素列の水平方向アドレスと、前記欠陥画素列の欠陥に起因して発生する信号レベルである欠陥レベルを検出する欠陥検出工程と、前記撮像素子の温度を検出する温度検出工程と、前記欠陥検出工程における、前記撮像素子の感度と、前記欠陥画素列の水平方向アドレスと、前記欠陥レベルと、前記撮像素子の温度とを記憶する記憶工程と、前記撮像素子を用いた撮影時における前記撮像素子の感度と、前記撮像素子の温度と、前記記憶工程において記憶されている前記欠陥レベルとに基づいて、撮影時に前記欠陥画素列において該欠陥画素列の欠陥に起因して発生すると予想される信号レベルである予想欠陥レベルを算出する演算工程と、前記撮像素子を用いた撮影時に、前記水平方向アドレスに対応する画素列の信号から前記予想欠陥レベルの信号を減算する欠陥補正処理を行なう欠陥補正工程と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、固体撮像素子の画素欠陥の補正をより効果的に且つローコストに行なうことが可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる固体撮像装置、ここではデジタルスチルカメラの構成を示すブロック図である。
まず、図1の各部の機能について説明する。図1において、10は固体撮像装置であり、本実施形態ではデジタルスチルカメラである。固体撮像装置10の内部の機能を詳述すると、12は光を電気信号に変換する固体撮像素子であり、本実施形態ではCCDである。11は被写体からの光をCCD12へ集光するレンズ、13はCCD12から出力されるアナログ映像信号をデジタル画像信号へ変換する画像処理回路、14はCCD12を駆動させるパルスを発生するタイミングジェネレーターである。15は撮影データ、調整データ、画像データ等を記憶する第1の記憶部であり、ここではRAMである。16は調整データを記憶する第2の記憶部であり、ここではROMである。17はデジタルスチルカメラ10から取り外し可能な撮影画像記録媒体、ここではコンパクトフラッシュ(登録商標)カードで、第1の記憶部15に一時的に記録された画像データが最終的に記録される。18は固体撮像装置10の全機能を制御する制御部であり、ここではCPUである。19は固体撮像素子12の周辺温度を測定するサーミスタである。
次に、本実施形態の撮像装置の動作の流れを図3、図4のフローチャートを参照して説明する。
本実施形態では、撮像装置の工場出荷前に固体撮像素子の縦線キズのアドレスとレベルを検出する調整工程が必要となる。図3は調整工程を示したフローチャートである。本実施形態は、ライブビューモード、または動画撮影時の縦線キズ補正に好適であるため、本実施形態では動画撮影の場合を例に挙げて説明する。なお、ライブビューモードにおいても、同様な構成で同様な効果が得られる。
まず、調整を開始すると(ステップS101)、固体撮像素子12の縦線キズのアドレス及びレベルを正確に検出するために、スミアの発生しないダーク画像の撮影を開始する(ステップS102)。
次に、撮影開始時に第1の記憶部15の撮影データメモリエリアに動画撮影条件を記録する。即座に第1の記憶部15の撮影データメモリエリアから、撮影感度情報を制御部18が取得する(ステップS103)。撮影時の感度は、縦線キズを検出しやすい高感度に設定する方が望ましい。
さらにサーミスタ19から制御部18の制御により固体撮像素子12の周辺温度を取得する(ステップS104)。サーミスタの位置は固体撮像素子12の画素部により近い方が好ましい。
次に、動画画像1フレームのOB(オプティカルブラック)部またはダミー画素部の信号を測定することにより、縦線キズのアドレス及びキズレベル(画素の欠陥に起因して発生する信号レベル)の測定を行う(ステップS105)。縦線キズのアドレス及びキズレベルの測定は、画像処理回路13と制御部18により行なわれる。また、これらの測定された縦線キズのアドレス及びキズレベルは、第2の記憶部16に記憶される。
図2はOB部またはダミー画素部を測定する手法を表した図で、縦線キズが発生した場合の素子構成図である。縦線キズは、垂直転送部の欠陥により発生するもので、図2の様に同列の全画素に同程度のレベルのオフセットが発生する。このオフセット量は同様に下OB部b、ダミー画素部cにも発生する。本実施形態では、各撮影感度毎に予め縦線キズが実使用上問題とならないオフセットの最大値を設定し、その値を基準値S(LSB:Least Significant Bit)とする。そして、動画画像1フレームのダミー画素部cの有効画素部全列の内の各列についてダミー画素部加算平均値Lcから右OB部dの加算平均値Ldを減算する。すなわち、
Lc−Ld=L (LSB)
を計算し、その値Lと基準値Sとを比較する(ステップS106)。比較の結果、全列がL≦Sの場合、縦線キズ無しと判定し、縦線キズ調整を終了する(ステップS107)。比較の結果、L>Sの列が1つでもある場合、縦線キズ有りと判断し、該当する列全てのX軸アドレス(水平方向アドレス)および縦線キズレベルL(LSB)を調整用の第2の記憶部16に記憶させる(ステップS108)。以上により縦線キズの調整は完了となる。
次に、動画撮影時の線キズ補正の第1の実施形態を図4のフローチャートを参照して説明する。
まず撮影者が動画撮影を開始(ステップS201)すると同時に、撮影時の撮影条件を取得する。具体的には縦線キズのレベルに影響を与える撮影時の感度情報と固体撮像素子12の温度情報を取得し第1の記憶部15の撮影データメモリエリアに記憶させる(ステップS202、ステップS203)。撮影条件取得後、工場での縦線キズ調整で取得した、調整時の固体撮像素子12の温度情報、縦線キズのアドレス情報、縦線キズレベル情報を第2の記憶部16の調整データメモリエリアから読み取る。そして、動画撮影時の撮影感度情報、固体撮像素子12の温度情報から、現在発生している縦線キズレベルを、キズレベルは温度上昇約10°で倍に変化するという原理により以下の式で近似的に算出する(ステップS204)。
すなわち、縦線キズ調整時の固体撮像素子の温度をTt(℃)、縦線キズ調整時の縦線キズレベルをLt(LSB)、撮影時の固体撮像素子の温度をTc(℃)とすると、撮影時の縦線キズレベルLc (LSB) は、次のように表わされる。
Lc=2((Tc−Tt)/10)×Lt
撮影時の縦線キズレベルLcを算出後、縦線キズアドレスの有効画素部aの列の全画素それぞれから縦線キズレベルLc(LSB)を減算することで縦線キズ補正を行う。縦線キズ調整時に縦線キズが複数あった場合、それぞれの縦線キズアドレスに対してステップS204、ステップS205を動画撮影が終了するまで継続して行う(ステップS206、ステップS207)。
なお、動画撮影の毎フレーム毎にステップS202〜ステップS206を行うことが理想であるが、補正に影響を与えない程度に定期的に行っても構わない。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、縦線キズ調整時に検出されたアドレス全てを撮影時の条件にかかわらず常時補正する例を示したが、縦線キズは温度によりレベルが上昇するため、撮影時の固体撮像素子の温度が低い場合には補正が不必要な場合もある。第2の実施形態では、図5のフローチャートを参照してその手法を説明する。
図5のステップS301〜ステップS304は第1の実施形態を示す図4のステップS201〜ステップS204と同様である。すなわち、撮影時の感度情報と固体撮像素子12の温度情報を取得し、第1の記憶部15の撮影データメモリエリアに記憶させる(ステップS302、ステップS303)。次に、工場での縦線キズ調整で取得した、調整時の固体撮像素子温度Tt(℃)、縦線キズのアドレス情報、縦線キズレベルLt(LSB)を第2の記憶部16の調整データメモリエリアから読み取る。そして、動画撮影時の撮影感度情報、固体撮像素子の温度Tc(℃)から、現在発生している縦線キズレベルLc (LSB)を以下の式で近似的に算出する(ステップS304)。
Lc=2((Tc−Tt)/10)×Lt
撮影時の縦線キズレベルLc(LSB)を算出後、縦線キズレベルLc(LSB)を各撮影感度毎に設定された縦線キズが実使用上問題とならない最大値である基準値S(LSB)と比較する。縦線キズ調整時に縦線キズが検出された全アドレスが Lc≦Sの場合、縦線キズ補正は必要無しと判定し、縦線キズ補正を行わずに撮影完了まで撮影を行う(ステップS307、ステップS308)。縦線キズ調整時に縦線キズが検出されたアドレスのうち一つでも Lc>Sの場合、対象のアドレスは縦線キズ補正が必要と判定する。そして、第1の実施形態のステップS205〜ステップS207を同様に動画撮影終了まで継続的に行い、縦線キズを補正する(ステップS309)。
(第3の実施形態)
撮像素子によっては、素子の垂直転送路に光が入り込むことにより生じるスミアが発生するものがあり、縦線キズと同様に垂直方向に一定レベルのオフセットが発生する。しかし、縦線キズと高輝度被写体撮影時のスミア発生レベルを比較した場合、縦線キズのレベルは小さく、スミアのレベルは非常に大きくなる可能性がある。そのため、縦線キズが発生している列、スミアが発生している列それぞれを判別し、それぞれの列に適した補正を行う必要がある。第3の実施形態では、スミア発生時の縦線キズ補正方法を図6のフローチャートを参照して説明する。
まず縦線キズ調整時に行った図3のステップS105と同様に、動画撮影開始時にOB部あるいはダミー画素部の加算平均値算出を行なう。しかし、ステップS402では縦線キズ調整時に縦検出されたアドレスのみではなく、動画撮影画像の全列それぞれの加算平均値B(LSB)を算出する(ステップS402)。算出方法は、第1の実施形態と同様で、
Bc−Bd=B(LSB)
とする。
次に、図4のステップS202からステップS204と同様に、撮影時の感度情報と固体撮像素子の温度情報を取得し、第1の記憶部15の撮影データメモリエリアに記憶させる(ステップS403、ステップS404)。次に、工場での縦線キズ調整で取得した、調整時の固体撮像素子の温度Tt(℃)、縦線キズのアドレス情報、縦線キズレベルLt(LSB)を第2の記憶部16の撮影データメモリエリアから読み取る。そして、動画撮影時の撮影感度情報、固体撮像素子の温度Tc(℃)から現在発生している縦線キズレベルLc (LSB)を以下の式で近似的に算出する(ステップS405)。
Lc=2((Tc−Tt)/10)×Lt
縦線キズレベルLc (LSB)を算出後、Lc (LSB)と全列のB(LSB)を比較する(ステップS406)。全列においてLc≦α×Bの場合、スミアが発生していないと判定し、第1の実施形態のステップS205〜ステップS207を同様に動画撮影終了まで継続的に行ない、縦線キズ補正対象アドレスの縦線キズ補正を行う(ステップS407)。なおαはLc(LSB)を近似的に算出する際に発生する誤差を吸収する係数で1.5〜2.0 程度が望ましい。
一方、全アドレスのうち一つでもLc>α×Bの場合、スミアが発生していると判断する(ステップS408)。そして、縦線キズ補正対象のアドレスでは、(対象アドレスがLc≦α×Bの場合)図4のステップS205〜ステップS207と同様に動画撮影終了まで継続的に縦線キズ補正を行い、Lc>α×Bである対象のアドレスではスミア補正を行なう。補正方法は、Lc>α×Bに該当するスミア補正対象列の有効画素部aからB(LSB)を減算することによって行なう(ステップS409)。ただし、スミア発生時に高輝度被写体が移動した場合、またはデジタルスチルカメラが手ぶれ、移動した場合、本来補正すべき画素列に時間差によるずれが生じる。これにより、画像には過減算による黒い縦スジが発生する。そのため、スミア補正の減算量Bは、太陽光源以外の比較的弱い光源で発生するスミアを補正可能とするように、ある程度の上限を持たせる方が好ましい。
以上の動作を本実施形態では動画撮影中の毎フレームで行うが、ステップS402〜ステップS410に関しては毎フレームではなく、補正に影響を与えない程度に一定周期で行っても構わない。
以上説明した通り、第1及び第2の実施形態では、縦線キズ調整時の固体撮像素子の温度情報、縦線キズのアドレス情報、縦線キズレベル情報、動画撮影時の撮影感度情報、固体撮像素子の温度情報、から現在発生している縦線キズレベルを算出する。これにより、動画撮影中のOB列あるいはダミー画素列の信号量検出時間によるフレームレートの低下が発生することなく、また縦線キズ補正誤差の少ない良好なライブビュー画像、動画の撮影が可能となる。
また、第3の実施形態によれば、スミアの発生量に応じて縦線キズ補正とスミア補正を切り替えることにより、縦線キズ補正とスミア補正の両立が可能となる。また、高輝度被写体撮影時においても、補正上限値が制限されるため、高輝度被写体が移動した場合、またはデジタルスチルカメラが手ぶれ、移動した場合に発生する黒い縦スジが軽減可能となる。この結果、良好なライブビュー画像、動画の撮影が可能となる。
本発明の実施形態に係わる撮像装置の構成を示す機能ブロック図である。 縦線キズ発生例を表す固体撮像素子の構成図である。 縦線キズ調整の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態における撮影中の補正動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態における撮影中の補正動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態における撮影中の補正動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 撮像装置
11 レンズ
12 固体撮像素子
13 画像処理回路
14 タイミングジェネレーター
15 第1の記憶部
16 第2の記憶部
17 記録媒体
18 制御部
19 サーミスタ

Claims (6)

  1. 画面内の垂直方向に延びる欠陥画素列を有する撮像素子の、前記欠陥画素列の信号を補正するための欠陥補正装置であって、
    前記欠陥画素列の水平方向アドレスと、前記欠陥画素列の欠陥に起因して発生する信号レベルである欠陥レベルとを検出する欠陥検出手段と、
    前記撮像素子の温度を検出する温度検出手段と、
    前記欠陥検出手段による欠陥検出処理時における、前記撮像素子の感度と、前記欠陥画素列の水平方向アドレスと、前記欠陥レベルと、前記撮像素子の温度とを記憶する記憶手段と、
    前記撮像素子を用いた撮影時における前記撮像素子の感度と、前記撮像素子の温度と、前記記憶手段に記憶されている前記欠陥レベルとに基づいて、撮影時に前記欠陥画素列において該欠陥画素列の欠陥に起因して発生すると予想される信号レベルである予想欠陥レベルを算出する演算手段と、
    前記撮像素子を用いた撮影時に、前記水平方向アドレスに対応する画素列の信号から前記予想欠陥レベルの信号を減算する欠陥補正処理を行なう欠陥補正手段と、
    を具備することを特徴とする欠陥補正装置。
  2. 前記欠陥補正手段は、前記予想欠陥レベルが予め定められた閾値レベル以下の場合に、前記補正処理を行なわないことを特徴とする請求項1に記載の欠陥補正装置。
  3. 前記撮像素子の垂直方向画素列で発生するスミアを補正するスミア補正手段と、前記撮像素子を用いた撮影時に、前記予想欠陥レベルと、前記撮像素子に設けられているオプティカルブラック部とダミー画素部の信号とに基づいて、前記スミア補正手段によるスミア補正と前記欠陥補正手段による欠陥補正処理とを切り替える制御手段とをさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の欠陥補正装置。
  4. 画面内の垂直方向に延びる欠陥画素列を有する撮像素子の、前記欠陥画素列の信号を補正するための欠陥補正方法であって、
    前記欠陥画素列の水平方向アドレスと、前記欠陥画素列の欠陥に起因して発生する信号レベルである欠陥レベルを検出する欠陥検出工程と、
    前記撮像素子の温度を検出する温度検出工程と、
    前記欠陥検出工程における、前記撮像素子の感度と、前記欠陥画素列の水平方向アドレスと、前記欠陥レベルと、前記撮像素子の温度とを記憶する記憶工程と、
    前記撮像素子を用いた撮影時における前記撮像素子の感度と、前記撮像素子の温度と、前記記憶工程において記憶されている前記欠陥レベルとに基づいて、撮影時に前記欠陥画素列において該欠陥画素列の欠陥に起因して発生すると予想される信号レベルである予想欠陥レベルを算出する演算工程と、
    前記撮像素子を用いた撮影時に、前記水平方向アドレスに対応する画素列の信号から前記予想欠陥レベルの信号を減算する欠陥補正処理を行なう欠陥補正工程と、
    を具備することを特徴とする欠陥補正方法。
  5. 前記欠陥補正工程では、前記予想欠陥レベルが予め定められた閾値レベル以下の場合に、前記補正処理を行なわないことを特徴とする請求項4に記載の欠陥補正方法。
  6. 前記撮像素子の垂直方向画素列で発生するスミアを補正するスミア補正工程と、前記撮像素子を用いた撮影時に、前記予想欠陥レベルと、前記撮像素子に設けられているオプティカルブラック部とダミー画素部の信号とに基づいて、前記スミア補正工程によるスミア補正と前記欠陥補正工程による欠陥補正処理とを切り替える制御工程とをさらに具備することを特徴とする請求項4に記載の欠陥補正方法。
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