JP2007235538A - 移動通信装置及び制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】輻輳を回避しつつ、車車間通信により、特定座標付近に定位しているローカル情報を取得する。
【解決手段】通信制御装置200aが指定座標300付近に定位しているローカル情報に対する要求メッセージを送信し、車車間通信により要求メッセージがローカル情報定位空間400内の通信制御装置200cに到達した際に、通信制御装置200cは待機時間テーブルより指定座標と自車間の距離から待機時間を計算し、待機時間があれば、要求メッセージを通信制御装置200dに転送し、通信制御装置200dでは、指定座標と自車間の距離から待機時間がないことを知り、自身が保有するローカル情報を通信制御装置200cに送信し、以降、車車間通信により通信制御装置200aにローカル情報が届く。通信制御装置200cでは、待機時間の後もローカル情報が送信されない場合は、自身が保有するローカル情報を通信制御装置200bに送信する。
【選択図】図1
【解決手段】通信制御装置200aが指定座標300付近に定位しているローカル情報に対する要求メッセージを送信し、車車間通信により要求メッセージがローカル情報定位空間400内の通信制御装置200cに到達した際に、通信制御装置200cは待機時間テーブルより指定座標と自車間の距離から待機時間を計算し、待機時間があれば、要求メッセージを通信制御装置200dに転送し、通信制御装置200dでは、指定座標と自車間の距離から待機時間がないことを知り、自身が保有するローカル情報を通信制御装置200cに送信し、以降、車車間通信により通信制御装置200aにローカル情報が届く。通信制御装置200cでは、待機時間の後もローカル情報が送信されない場合は、自身が保有するローカル情報を通信制御装置200bに送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、移動通信装置間の通信に関し、特に、車両に搭載された移動通信装置の間の通信(車車間通信)に関する。
近年、車車間通信網に関する技術が発展してきており、車両同士で情報交換を行うことで、車両の運転をより安全、より快適に行うことが期待されている。例えば、道路状況を周囲の車両から受信することにより詳細な渋滞情報を知り、渋滞の回避が可能となる。
しかし、周囲からの情報を受信するだけでは、各車両が必要とする情報を受信できるとは限らない。特に、情報の発信源から離れた位置にいる車両にその情報が届く可能性は低い。これに対して、遠隔地の情報を必要とする場合は電話やインターネットなどのインフラを使用して情報を取得する方法は確実に情報を取得できる。
車車間通信のみで遠隔地の情報を取得する方式として、特許文献1では、情報を必要とする車両から遠隔地の座標を指定して要求を発行し、遠隔地に最も近い車両が返答をブロードキャストすることで情報を取得する手法が開示されている。
また、非特許文献1に記載の技術を車車間通信に適用することで、ある場所のローカル情報(道路状況など)をその場所にとどめておくことが可能である。
特開2004−310484号公報
桐村,清水,齋藤,「アドホック通信を利用したローカル情報定位サービスの提案」,情報処理学会マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO2004)シンポジウム論文集,pp209−212,2004.
しかし、周囲からの情報を受信するだけでは、各車両が必要とする情報を受信できるとは限らない。特に、情報の発信源から離れた位置にいる車両にその情報が届く可能性は低い。これに対して、遠隔地の情報を必要とする場合は電話やインターネットなどのインフラを使用して情報を取得する方法は確実に情報を取得できる。
車車間通信のみで遠隔地の情報を取得する方式として、特許文献1では、情報を必要とする車両から遠隔地の座標を指定して要求を発行し、遠隔地に最も近い車両が返答をブロードキャストすることで情報を取得する手法が開示されている。
また、非特許文献1に記載の技術を車車間通信に適用することで、ある場所のローカル情報(道路状況など)をその場所にとどめておくことが可能である。
上述のように、従来は遠隔地の情報を確実に取得したい場合、インフラを使用する。
しかし、インフラを使用することによるコストの問題がある。
また、インフラを使用する場合は、情報を蓄積するサーバまたはオペレータから車両に対して情報の提供を受けるが、その情報が最新であるとは限らない。特許文献1のように車車間通信を用いることにより、サーバを介した情報よりも新しい情報を取得できるが、特許文献1の手法は次の問題がある。
(1)各車両が持つ、通信可能車両テーブルに基づく返信を実施する車両の決定は、車両の移動速度にテーブルの更新が対応できない場合、困難である。
(2)返信メッセージをブロードキャストすることで、返信を行う車両の周囲で輻輳が発生し、返信メッセージが消失する恐れがある。
しかし、インフラを使用することによるコストの問題がある。
また、インフラを使用する場合は、情報を蓄積するサーバまたはオペレータから車両に対して情報の提供を受けるが、その情報が最新であるとは限らない。特許文献1のように車車間通信を用いることにより、サーバを介した情報よりも新しい情報を取得できるが、特許文献1の手法は次の問題がある。
(1)各車両が持つ、通信可能車両テーブルに基づく返信を実施する車両の決定は、車両の移動速度にテーブルの更新が対応できない場合、困難である。
(2)返信メッセージをブロードキャストすることで、返信を行う車両の周囲で輻輳が発生し、返信メッセージが消失する恐れがある。
また、非特許文献1の手法を用いることで、ローカル情報を確実に特定の箇所に定位させることが可能となるが、逆に、遠隔地に対する情報の伝播は抑制されてしまう。
この発明は、上記の問題を解決することを主な目的の一つとしており、車両に備えた車車間通信装置にて実施する返信メッセージの送信を、自車の座標と情報取得要求に含まれる座標から求まる距離に基づいて決定する時間だけ待機し、他の車両から最新のローカル情報を含む返信メッセージを受信した場合はその返信メッセージのみを中継することで、特許文献1のように通信可能車両テーブルを利用することなく、返信を実施する車両を決定し、かつ輻輳の発生を回避しつつ、情報取得要求にある座標付近に定位されているローカル情報を取得すること目的とする。
本発明に係る移動通信装置は、
他の移動通信装置と移動通信装置間通信が可能な移動通信装置であって、
データを記憶するデータ記憶部と、
特定の地理位置が示され、特定のデータの送信を要求する要求メッセージを、いずれかの移動通信装置より受信する受信部と、
前記要求メッセージにより要求されているデータが前記データ記憶部に記憶されているか否かを判断するデータ有無判断部と、
自装置の位置を判断する位置判断部と、
前記データ有無判断部により、要求されているデータが前記データ記憶部に記憶されていると判断された場合に、前記位置判断部により判断された自装置の位置と前記要求メッセージに示された前記特定の地理位置との位置関係に基づき、前記データ記憶部に記憶されている記憶データを前記要求メッセージの送信元であるメッセージ送信元移動通信装置に送信すること、及び前記メッセージ送信元移動通信装置以外の他の移動通信装置に前記要求メッセージを転送することのいずれかを決定する方針決定部と、
前記方針決定部の決定に従い、記憶データの前記メッセージ送信元移動通信装置への送信、及び前記メッセージ送信元移動通信装置以外の他の移動通信装置への前記要求メッセージの転送のいずれかを行う送信部とを有することを特徴とする。
他の移動通信装置と移動通信装置間通信が可能な移動通信装置であって、
データを記憶するデータ記憶部と、
特定の地理位置が示され、特定のデータの送信を要求する要求メッセージを、いずれかの移動通信装置より受信する受信部と、
前記要求メッセージにより要求されているデータが前記データ記憶部に記憶されているか否かを判断するデータ有無判断部と、
自装置の位置を判断する位置判断部と、
前記データ有無判断部により、要求されているデータが前記データ記憶部に記憶されていると判断された場合に、前記位置判断部により判断された自装置の位置と前記要求メッセージに示された前記特定の地理位置との位置関係に基づき、前記データ記憶部に記憶されている記憶データを前記要求メッセージの送信元であるメッセージ送信元移動通信装置に送信すること、及び前記メッセージ送信元移動通信装置以外の他の移動通信装置に前記要求メッセージを転送することのいずれかを決定する方針決定部と、
前記方針決定部の決定に従い、記憶データの前記メッセージ送信元移動通信装置への送信、及び前記メッセージ送信元移動通信装置以外の他の移動通信装置への前記要求メッセージの転送のいずれかを行う送信部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、自装置の位置と要求メッセージに示された特定の地理位置との位置関係に基づき、記憶データをメッセージ送信元移動通信装置に送信するのか、他の移動通信装置に要求メッセージを転送するのかの決定を行うので、記憶データを送信する移動通信装置の決定を迅速に行うことができ、また、移動通信装置間通信における輻輳の発生を回避することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を示す構成図である。
図1において、車両100a、車両100b、車両100c、車両100dはそれぞれ通信制御装置200a、200b、200c、200dを備えている。各車両にある矢印は走行方向である。
この発明の実施の形態1では、車両100aから指定座標300付近に定位されているローカル情報を取得する場合について説明する。
ここで、図1において指定座標300付近に定位されているローカル情報はローカル情報定位空間400の中にいる車両が保持しており、ローカル情報定位空間400の外にいる車両は保持していないものとする。ただし、ローカル情報定位空間400の中にいる車両すべてが同じローカル情報を持っている保証はない。
図1はこの発明の実施の形態1を示す構成図である。
図1において、車両100a、車両100b、車両100c、車両100dはそれぞれ通信制御装置200a、200b、200c、200dを備えている。各車両にある矢印は走行方向である。
この発明の実施の形態1では、車両100aから指定座標300付近に定位されているローカル情報を取得する場合について説明する。
ここで、図1において指定座標300付近に定位されているローカル情報はローカル情報定位空間400の中にいる車両が保持しており、ローカル情報定位空間400の外にいる車両は保持していないものとする。ただし、ローカル情報定位空間400の中にいる車両すべてが同じローカル情報を持っている保証はない。
ここで、ローカル情報の定位について説明する。詳細は、前述の非特許文献1に記載されているが、概説すると以下のようになる。
ローカル情報の定位とは、概念的には、ラグビーボールのパスに似た手法と捕らえることができる。ラグビーのパスの練習などは選手が交差する手前のタイミングで他選手にボールパスを行う。次に、複数の選手によってパスを繰り返す。このとき、ボールに注目すると、ボールはある一定の範囲内で停留していることが分かる。つまり、人が交差する場所において、各ユーザがバケツリレー方式で情報の送受信を行うことによって、ある情報をその地域に滞留(定位)させることが可能である。本手法は、この情報を地域特有の情報とみなすことによってローカル情報を実現する。これにより、コンテンツ配信サーバを用いずに、地域情報の配信および共有を行うことが可能である。また、情報の受け渡しが行われる限り、ある一定の範囲において情報を定位させることが可能である。
そして、ローカル情報寿命による制約、ホップ数による制約、位置情報を利用した制約などを設けることで、ローカル情報が広範囲に拡散することなく、ローカル情報を一定の地域に定位させることができる。
ローカル情報寿命による手法では、第一発信者がローカル情報を発信する際、発信した時点からの絶対時間もしくは、ローカル情報を受信した時点からの相対時間をローカル情報寿命として制約条件を付与する。寿命を全うした時点でローカル情報の配信を停止、もしくはローカル情報自体を自移動端末から消去することによってローカル情報を一定地域に定位させておくことが可能である。
また、ホップ数による手法では、例えば、ローカル情報を受信したユーザがローカル情報を周囲に配信する際に、第一発信者からのホップ数に応じて単位時間内にローカル情報を周囲に配信できる回数を制限したり(ホップ数が増えるに従って1分間にローカル情報を周囲に配信できる回数が減っていく)、第一発信者からのホップ数に応じてローカル情報を周囲に配信する際の配信電力を制限する(ホップ数が増えるに従ってローカル情報を配信する際の配信電力が減っていく)という方法により、ローカル情報を一定地域に定位させておく。
位置情報を利用した手法では、第一発信者がローカル情報を配信する際、その発信位置とその有効範囲をローカル情報に付与する。ローカル情報を受信したユーザはこの有効範囲内かどうかを自GPS(Global Positioning System)によって確認し、範囲内であれば、周囲に配信を行う。ただし、範囲外であれば配信を行わない。そのため、あらかじめ第一発信者が定義した有効範囲内でのみローカル情報が有効となるため、ローカル情報を一定地域に定位させておくことができる。
ローカル情報の定位とは、概念的には、ラグビーボールのパスに似た手法と捕らえることができる。ラグビーのパスの練習などは選手が交差する手前のタイミングで他選手にボールパスを行う。次に、複数の選手によってパスを繰り返す。このとき、ボールに注目すると、ボールはある一定の範囲内で停留していることが分かる。つまり、人が交差する場所において、各ユーザがバケツリレー方式で情報の送受信を行うことによって、ある情報をその地域に滞留(定位)させることが可能である。本手法は、この情報を地域特有の情報とみなすことによってローカル情報を実現する。これにより、コンテンツ配信サーバを用いずに、地域情報の配信および共有を行うことが可能である。また、情報の受け渡しが行われる限り、ある一定の範囲において情報を定位させることが可能である。
そして、ローカル情報寿命による制約、ホップ数による制約、位置情報を利用した制約などを設けることで、ローカル情報が広範囲に拡散することなく、ローカル情報を一定の地域に定位させることができる。
ローカル情報寿命による手法では、第一発信者がローカル情報を発信する際、発信した時点からの絶対時間もしくは、ローカル情報を受信した時点からの相対時間をローカル情報寿命として制約条件を付与する。寿命を全うした時点でローカル情報の配信を停止、もしくはローカル情報自体を自移動端末から消去することによってローカル情報を一定地域に定位させておくことが可能である。
また、ホップ数による手法では、例えば、ローカル情報を受信したユーザがローカル情報を周囲に配信する際に、第一発信者からのホップ数に応じて単位時間内にローカル情報を周囲に配信できる回数を制限したり(ホップ数が増えるに従って1分間にローカル情報を周囲に配信できる回数が減っていく)、第一発信者からのホップ数に応じてローカル情報を周囲に配信する際の配信電力を制限する(ホップ数が増えるに従ってローカル情報を配信する際の配信電力が減っていく)という方法により、ローカル情報を一定地域に定位させておく。
位置情報を利用した手法では、第一発信者がローカル情報を配信する際、その発信位置とその有効範囲をローカル情報に付与する。ローカル情報を受信したユーザはこの有効範囲内かどうかを自GPS(Global Positioning System)によって確認し、範囲内であれば、周囲に配信を行う。ただし、範囲外であれば配信を行わない。そのため、あらかじめ第一発信者が定義した有効範囲内でのみローカル情報が有効となるため、ローカル情報を一定地域に定位させておくことができる。
ここで、本実施の形態に係る動作を概説する。
車両100aの通信制御装置200aが指定座標300付近に定位しているローカル情報の取得を要求するローカル情報取得要求メッセージ(以下、単に、要求メッセージともいう)を送信し、車車間通信により要求メッセージがローカル情報定位空間400内に存在する車両100cの通信制御装置200cに到達した際に、通信制御装置200cは待機時間テーブル500に基づき指定座標300と自車間の距離から待機時間を計算し、待機時間が0秒でなければ、要求メッセージを先行する車両100dの通信制御装置200dに転送して待機する。
通信制御装置200dでは、要求メッセージを受信した際に、待機時間テーブル500に基づき指定座標300と自車間の距離から待機時間がないことを知り、自身が保有するローカル情報を通信制御装置200cに送信し、以降、車車間通信により車両100aの通信制御装置200aにローカル情報が届く。
一方、通信制御装置200dが要求されたローカル情報を保有していない場合は、通信制御装置200cに対して何も送信しない。通信制御装置200cでは、待機時間の経過後も通信制御装置200dよりローカル情報を受信しないので、自身が保有するローカル情報を通信制御装置200bに送信し、この結果、車車間通信により車両100aの通信制御装置200aにローカル情報が届く。
車両100aの通信制御装置200aが指定座標300付近に定位しているローカル情報の取得を要求するローカル情報取得要求メッセージ(以下、単に、要求メッセージともいう)を送信し、車車間通信により要求メッセージがローカル情報定位空間400内に存在する車両100cの通信制御装置200cに到達した際に、通信制御装置200cは待機時間テーブル500に基づき指定座標300と自車間の距離から待機時間を計算し、待機時間が0秒でなければ、要求メッセージを先行する車両100dの通信制御装置200dに転送して待機する。
通信制御装置200dでは、要求メッセージを受信した際に、待機時間テーブル500に基づき指定座標300と自車間の距離から待機時間がないことを知り、自身が保有するローカル情報を通信制御装置200cに送信し、以降、車車間通信により車両100aの通信制御装置200aにローカル情報が届く。
一方、通信制御装置200dが要求されたローカル情報を保有していない場合は、通信制御装置200cに対して何も送信しない。通信制御装置200cでは、待機時間の経過後も通信制御装置200dよりローカル情報を受信しないので、自身が保有するローカル情報を通信制御装置200bに送信し、この結果、車車間通信により車両100aの通信制御装置200aにローカル情報が届く。
図2は、通信制御装置200(移動通信装置)の構成を示したブロック図である。
通信制御装置200は、車車間通信を用いて他の通信制御装置と通信を行う通信部201(受信部)(送信部)、位置情報を取得する位置情報取得部202、各種情報を記憶する記憶部203(データ記憶部)、データ送受信などの制御を行う制御部204、情報を表示する表示部205(出力部)、入力を行うユーザインターフェース206などからなる。
記憶部203には車車間通信により取得したローカル情報や待機時間テーブル500などが格納されている。
通信制御装置200は、車車間通信を用いて他の通信制御装置と通信を行う通信部201(受信部)(送信部)、位置情報を取得する位置情報取得部202、各種情報を記憶する記憶部203(データ記憶部)、データ送受信などの制御を行う制御部204、情報を表示する表示部205(出力部)、入力を行うユーザインターフェース206などからなる。
記憶部203には車車間通信により取得したローカル情報や待機時間テーブル500などが格納されている。
また、制御部204には、位置判断部2041、データ有無判断部2042、距離算出部2043、方針決定部2044、タイマ2045、及び要求メッセージ生成部2046が含まれる。
位置判断部2041は、位置情報取得部202により取得された位置情報に基づき、自装置の位置を判断する。
データ有無判断部2042は、要求メッセージにより要求されているローカル情報が記憶部203に記憶されているか否かを判断する。
距離算出部2043は、データ有無判断部2042により、要求されているデータが記憶部203に記憶されていると判断された場合に、位置判断部2041により判断された自装置の位置と要求メッセージに示された指定座標300(特定の地理位置)との間の距離を算出する。
方針決定部2044は、位置判断部2041により判断された自装置の位置と要求メッセージに示された指定座標300との位置関係に基づき、記憶部203に記憶されているローカル情報(記憶データ)を要求メッセージの送信元である通信制御装置(メッセージ送信元移動通信装置)に送信すること、及び要求メッセージの送信元である通信制御装置以外の他の通信制御装置に要求メッセージを転送することのいずれかを決定する。方針決定部2044は、本実施の形態では、距離算出部2043により算出された算出距離を待機時間テーブルに示されている閾値(待機時間0秒が指定されている距離)と比較し、算出距離が閾値未満の場合に、ローカル情報(記憶データ)を要求メッセージの送信元である通信制御装置に送信するよう決定し、算出距離が閾値以上の場合に、他の通信制御装置へ要求メッセージを転送するよう決定する。
タイマ2045は、待機時間を計測する。この待機時間は、待機時間テーブル500に従い、自装置と指定座標との間の距離から得られる。
要求メッセージ生成部2046は、ユーザインターフェース206を介してユーザからの要求を受付け、ローカル情報の取得を要求する要求メッセージを生成する。
位置判断部2041は、位置情報取得部202により取得された位置情報に基づき、自装置の位置を判断する。
データ有無判断部2042は、要求メッセージにより要求されているローカル情報が記憶部203に記憶されているか否かを判断する。
距離算出部2043は、データ有無判断部2042により、要求されているデータが記憶部203に記憶されていると判断された場合に、位置判断部2041により判断された自装置の位置と要求メッセージに示された指定座標300(特定の地理位置)との間の距離を算出する。
方針決定部2044は、位置判断部2041により判断された自装置の位置と要求メッセージに示された指定座標300との位置関係に基づき、記憶部203に記憶されているローカル情報(記憶データ)を要求メッセージの送信元である通信制御装置(メッセージ送信元移動通信装置)に送信すること、及び要求メッセージの送信元である通信制御装置以外の他の通信制御装置に要求メッセージを転送することのいずれかを決定する。方針決定部2044は、本実施の形態では、距離算出部2043により算出された算出距離を待機時間テーブルに示されている閾値(待機時間0秒が指定されている距離)と比較し、算出距離が閾値未満の場合に、ローカル情報(記憶データ)を要求メッセージの送信元である通信制御装置に送信するよう決定し、算出距離が閾値以上の場合に、他の通信制御装置へ要求メッセージを転送するよう決定する。
タイマ2045は、待機時間を計測する。この待機時間は、待機時間テーブル500に従い、自装置と指定座標との間の距離から得られる。
要求メッセージ生成部2046は、ユーザインターフェース206を介してユーザからの要求を受付け、ローカル情報の取得を要求する要求メッセージを生成する。
なお、図1における通信制御装置200a、200b、200c、200dの構成は通信制御装置200の構成と同じである。
次に、本発明の実施の形態1における、通信制御装置200a、200b、200c、200dの動作の概要を図3も参照しながら説明する。
図3は通信制御装置200a、200b、200c、200dのおおまかな動作を表すシーケンス図である。
まず、車両100aの乗員により、ユーザインターフェース206aを用いて、指定座標300のローカル情報取得要求メッセージM010(図3ではメッセージM010と表記)を作成し、車車間通信網に送信する。
ローカル情報取得要求メッセージM010を受信した通信制御装置200bは、ローカル情報取得要求メッセージM010を参照し、要求されているローカル情報を自身が持っているか判断する。
車両100bはローカル情報定位空間400の外にいるため、要求されているローカル情報を持ってない。ゆえに、通信制御装置200bはローカル情報取得要求メッセージM010を中継する。
通信制御装置200bからのローカル情報取得要求メッセージM010を受信した通信制御装置200cは、通信制御装置200bと同様の処理を実施する。
通信制御装置200cはローカル情報定位空間400の中にいるため、要求されているローカル情報を持っている。ゆえに、通信制御装置200cは、まず待機時間を計算し、待機時間が0秒よりも長い場合は、ローカル情報取得要求メッセージM010を中継し、計算した待機時間だけローカル情報M100の到着を待つ。
通信制御装置200cからのローカル情報取得要求メッセージを受信した通信制御装置200dは、通信制御装置200cと同様に、自装置がローカル情報取得要求メッセージM010の条件を満たしたローカル情報M100を持っていると判断する。
次に、通信制御装置200dは待機時間を計算する。ここで、通信制御装置200dの待機時間が0秒とすると、通信制御装置200dは、ローカル情報取得要求メッセージM010を中継せず、即座にローカル情報M100を返信する。
ここで、ローカル情報M100の通信制御装置200cへの到着は通信制御装置200cの待機時間が経過する前に発生したとする。
通信制御装置200cは受信したローカル情報M100を中継して通信制御装置200bに届ける。
通信制御装置200bは通信制御装置200cと同様にして通信制御装置200aにローカル情報M100を届ける。
ローカル情報M100を受信した通信制御装置200aは、ローカル情報M100を表示する。(S101)。
図3は通信制御装置200a、200b、200c、200dのおおまかな動作を表すシーケンス図である。
まず、車両100aの乗員により、ユーザインターフェース206aを用いて、指定座標300のローカル情報取得要求メッセージM010(図3ではメッセージM010と表記)を作成し、車車間通信網に送信する。
ローカル情報取得要求メッセージM010を受信した通信制御装置200bは、ローカル情報取得要求メッセージM010を参照し、要求されているローカル情報を自身が持っているか判断する。
車両100bはローカル情報定位空間400の外にいるため、要求されているローカル情報を持ってない。ゆえに、通信制御装置200bはローカル情報取得要求メッセージM010を中継する。
通信制御装置200bからのローカル情報取得要求メッセージM010を受信した通信制御装置200cは、通信制御装置200bと同様の処理を実施する。
通信制御装置200cはローカル情報定位空間400の中にいるため、要求されているローカル情報を持っている。ゆえに、通信制御装置200cは、まず待機時間を計算し、待機時間が0秒よりも長い場合は、ローカル情報取得要求メッセージM010を中継し、計算した待機時間だけローカル情報M100の到着を待つ。
通信制御装置200cからのローカル情報取得要求メッセージを受信した通信制御装置200dは、通信制御装置200cと同様に、自装置がローカル情報取得要求メッセージM010の条件を満たしたローカル情報M100を持っていると判断する。
次に、通信制御装置200dは待機時間を計算する。ここで、通信制御装置200dの待機時間が0秒とすると、通信制御装置200dは、ローカル情報取得要求メッセージM010を中継せず、即座にローカル情報M100を返信する。
ここで、ローカル情報M100の通信制御装置200cへの到着は通信制御装置200cの待機時間が経過する前に発生したとする。
通信制御装置200cは受信したローカル情報M100を中継して通信制御装置200bに届ける。
通信制御装置200bは通信制御装置200cと同様にして通信制御装置200aにローカル情報M100を届ける。
ローカル情報M100を受信した通信制御装置200aは、ローカル情報M100を表示する。(S101)。
以下、前記動作について詳しく説明する。
まず車両100aの乗員が通信制御装置200aによりローカル情報取得要求メッセージM010を送信する動作について、図1、図4、図5も参照しながら説明する。
図4は実施の形態1における通信制御装置200がローカル情報取得要求メッセージM010を作成し送信する動作を表すフローチャートである。
図5は実施の形態1における通信制御装置200が送信するローカル情報取得要求メッセージM010の構造の例を表す図である。
車両100aの乗員は通信制御装置200aのユーザインターフェース206を用いてローカル情報取得要求メッセージM010を作成する(S201)。
ローカル情報取得要求メッセージM010には、ローカル情報の存在する指定座標M011(ここでは例として緯度と経度で表現している)、取得したいローカル情報の種類M012(この実施の形態では指定座標付近を撮影した写真)が格納されている。なお、指定座標M011は図1における指定座標300である。
通信制御装置200aのユーザインターフェース206から入力された情報を用いて、作成は通信制御装置200aの制御部204内の要求メッセージ生成部2046がローカル情報取得要求メッセージM010を作成する。
ローカル情報取得要求メッセージM010の作成後、車両100aの乗員が通信制御装置200aのユーザインターフェース206により送信コマンドを実行すると(S202)、通信制御装置200aの制御部204は通信制御装置200aの通信部201によりローカル情報取得要求メッセージM010を送信する(S203)。
図5は実施の形態1における通信制御装置200が送信するローカル情報取得要求メッセージM010の構造の例を表す図である。
車両100aの乗員は通信制御装置200aのユーザインターフェース206を用いてローカル情報取得要求メッセージM010を作成する(S201)。
ローカル情報取得要求メッセージM010には、ローカル情報の存在する指定座標M011(ここでは例として緯度と経度で表現している)、取得したいローカル情報の種類M012(この実施の形態では指定座標付近を撮影した写真)が格納されている。なお、指定座標M011は図1における指定座標300である。
通信制御装置200aのユーザインターフェース206から入力された情報を用いて、作成は通信制御装置200aの制御部204内の要求メッセージ生成部2046がローカル情報取得要求メッセージM010を作成する。
ローカル情報取得要求メッセージM010の作成後、車両100aの乗員が通信制御装置200aのユーザインターフェース206により送信コマンドを実行すると(S202)、通信制御装置200aの制御部204は通信制御装置200aの通信部201によりローカル情報取得要求メッセージM010を送信する(S203)。
次に、通信制御装置200bが、受信したローカル情報取得要求メッセージM010を参照し、要求されたローカル情報を自装置が保持しているか判断し、ローカル情報取得要求メッセージM010を中継する動作について、図1、図2、図5、図6も参照しながら説明する。
図6は実施の形態1における通信制御装置200によるローカル情報取得要求メッセージM010の中継、およびローカル情報M100の返信の動作を表すフローチャートである。
通信制御装置200bが通信部201によりローカル情報取得要求メッセージM010を受信すると(S204)(受信ステップ)、通信制御装置200bの制御部204内のデータ有無判断部2042はローカル情報取得要求メッセージM010から指定座標M011および情報の種類M012を取り出し、記憶部203に情報の種類がM012と一致した指定座標M011のローカル情報を持つか検査する(S205)(データ有無判断ステップ)。
車両100bは指定座標M011のローカル情報を持たないため、通信制御装置200bの制御部204内の方針決定部2044は、ローカル情報取得要求メッセージM010の中継(転送)を決定し、通信部201にて受信したローカル情報取得要求メッセージM010を中継する(S206)(送信ステップ)。
通信制御装置200bが通信部201によりローカル情報取得要求メッセージM010を受信すると(S204)(受信ステップ)、通信制御装置200bの制御部204内のデータ有無判断部2042はローカル情報取得要求メッセージM010から指定座標M011および情報の種類M012を取り出し、記憶部203に情報の種類がM012と一致した指定座標M011のローカル情報を持つか検査する(S205)(データ有無判断ステップ)。
車両100bは指定座標M011のローカル情報を持たないため、通信制御装置200bの制御部204内の方針決定部2044は、ローカル情報取得要求メッセージM010の中継(転送)を決定し、通信部201にて受信したローカル情報取得要求メッセージM010を中継する(S206)(送信ステップ)。
次に、通信制御装置200cが、受信したローカル情報取得要求メッセージM010を参照し、要求されたローカル情報を自身が保持しているか判断し、ある時間待機した後車車間通信網から受信したローカル情報M100を中継する動作について、図1、図2、図5、図6、図7も参照しながら説明する。
図7は、実施の形態1における通信制御装置200による待機時間取得の動作を表すフローチャートである。
通信制御装置200cが通信部201によりローカル情報取得要求メッセージM010を受信すると(S204)(受信ステップ)、通信制御装置200cの制御部204内のデータ有無判断部2042はローカル情報取得要求メッセージM010から指定座標M011を取り出し、記憶部203に情報の種類がM012と一致した指定座標M011のローカル情報を持つか検査する(S205)(データ有無判断ステップ)。
車両100cは情報の種類がM012と一致する指定座標M011のローカル情報を持つため、通信制御装置200cの制御部204内の方針決定部2044は、待機時間を取得する(S207)。具体的には、通信制御装置200cの制御部204内の位置判断部2041が、位置情報取得部202からの位置情報に基づき自身の座標を取得する(S2071)(位置判断ステップ)。
次に、通信制御装置200cの制御部204内の距離算出部2043は、自身の座標と指定座標M011から、自身と指定座標M011の距離を計算する(S2072)(距離算出ステップ)。
最後に、通信制御装置200cの制御部204内の方針決定部2044は、S2072にて計算した距離と記憶部203にある待機時間テーブル500から待機時間を求める(S2073)(方針決定ステップ)。この実施の形態では、通信制御装置200cの待機時間を2秒とする。
待機時間が0秒より長いため(S208)(方針決定ステップ)、通信制御装置200cの制御部204内の方針決定部2044は、ローカル情報取得要求メッセージM010の中継(転送)を決定し、通信部201によりローカル情報取得要求メッセージM010を中継する(S209)(送信ステップ)。
その後、待機時間が経過するまで、ローカル情報取得要求メッセージM010に対応したローカル情報M100の受信待ちとなる。具体的には、タイマ2045により時間を計測しながら、ローカル情報M100を受信したか検査し(S210)、次に待機時間を経過したか検査する(S211)。
通信制御装置200cが通信部201によりローカル情報取得要求メッセージM010を受信すると(S204)(受信ステップ)、通信制御装置200cの制御部204内のデータ有無判断部2042はローカル情報取得要求メッセージM010から指定座標M011を取り出し、記憶部203に情報の種類がM012と一致した指定座標M011のローカル情報を持つか検査する(S205)(データ有無判断ステップ)。
車両100cは情報の種類がM012と一致する指定座標M011のローカル情報を持つため、通信制御装置200cの制御部204内の方針決定部2044は、待機時間を取得する(S207)。具体的には、通信制御装置200cの制御部204内の位置判断部2041が、位置情報取得部202からの位置情報に基づき自身の座標を取得する(S2071)(位置判断ステップ)。
次に、通信制御装置200cの制御部204内の距離算出部2043は、自身の座標と指定座標M011から、自身と指定座標M011の距離を計算する(S2072)(距離算出ステップ)。
最後に、通信制御装置200cの制御部204内の方針決定部2044は、S2072にて計算した距離と記憶部203にある待機時間テーブル500から待機時間を求める(S2073)(方針決定ステップ)。この実施の形態では、通信制御装置200cの待機時間を2秒とする。
待機時間が0秒より長いため(S208)(方針決定ステップ)、通信制御装置200cの制御部204内の方針決定部2044は、ローカル情報取得要求メッセージM010の中継(転送)を決定し、通信部201によりローカル情報取得要求メッセージM010を中継する(S209)(送信ステップ)。
その後、待機時間が経過するまで、ローカル情報取得要求メッセージM010に対応したローカル情報M100の受信待ちとなる。具体的には、タイマ2045により時間を計測しながら、ローカル情報M100を受信したか検査し(S210)、次に待機時間を経過したか検査する(S211)。
次に、通信制御装置200dが、受信したローカル情報取得要求メッセージM010を参照し、要求されたローカル情報を自身が保持しているか判断し、ローカル情報M100を返信する動作について図1、図2、図3、図6、図7、図8も参照しながら説明する。
図8は、実施の形態1における通信制御装置200が送信するローカル情報M100の構造の例を表す図である。
通信制御装置200dにおける動作は、S207まで通信制御装置200cと同じであるため省略する。
この実施の形態では、通信制御装置200dの待機時間を0秒とする。通信制御装置200dの待機時間が0秒であるため(S208)(方針決定ステップ)、通信制御装置200dの制御部204内の方針決定部2044は、ローカル情報取得要求メッセージM010の送信元の通信制御装置200cにローカル情報を送信することを決定し、記憶部203からローカル情報M100を取り出し、通信部201にてローカル情報M100を返信する(S212)。
ローカル情報M100にはローカル情報を生成した生成座標M101、情報の種類M102、データM103が格納されている。
通信制御装置200dにおける動作は、S207まで通信制御装置200cと同じであるため省略する。
この実施の形態では、通信制御装置200dの待機時間を0秒とする。通信制御装置200dの待機時間が0秒であるため(S208)(方針決定ステップ)、通信制御装置200dの制御部204内の方針決定部2044は、ローカル情報取得要求メッセージM010の送信元の通信制御装置200cにローカル情報を送信することを決定し、記憶部203からローカル情報M100を取り出し、通信部201にてローカル情報M100を返信する(S212)。
ローカル情報M100にはローカル情報を生成した生成座標M101、情報の種類M102、データM103が格納されている。
次に、通信制御装置200cがローカル情報M100を受信した場合の動作について、図1、図2、図3、図5、図6、図7も参照しながら説明する。
ここでは、通信制御装置200cの待機時間(2秒)以内に通信制御装置200dよりローカル情報M100を受信したとする。
通信制御装置200cの通信部201にて待機時間以内にローカル情報M100を受信すると(S210)、通信制御装置200cの制御部204内の方針決定部2044は、受信したローカル情報M100をローカル情報取得要求メッセージM010の送信元の通信制御装置200bに送信することを決定し、通信部201にてローカル情報M100を中継する(S213)。
通信制御装置200cの通信部201にて待機時間以内にローカル情報M100を受信すると(S210)、通信制御装置200cの制御部204内の方針決定部2044は、受信したローカル情報M100をローカル情報取得要求メッセージM010の送信元の通信制御装置200bに送信することを決定し、通信部201にてローカル情報M100を中継する(S213)。
ローカル情報M100を受信した通信制御装置200bは、単純にローカル情報M100を中継するのみであるため、説明は省略する。
次に、通信制御装置200aがローカル情報M100を受信した場合の動作について図1、図2、図3、図8も参照しながら説明する。
通信制御装置200aが通信部201によりローカル情報M100を受信すると、通信制御装置200aの制御部204内の方針決定部2044は、ローカル情報M100からデータ103を取り出し、表示部205にてデータ103を表示する(S101)。
以上のように、本実施の形態によれば、ローカル情報取得要求メッセージを受信した車両にて、要求されたローカル情報を持つ場合、自車とローカル情報取得要求メッセージに含まれる座標から距離を計算し、待機時間テーブルに従いローカル情報の返信を待機させて、他の通信制御装置からのローカル情報の受信を待ち、他の通信制御装置からローカル情報を受信した場合は受信したローカル情報を、もしくは待機時間が経過した場合は自車が持つローカル情報を返信とすることで、車車間通信網に対する負荷を減らし、結果として輻輳の発生を回避できるといった利点がある。
さらに、待機時間中に受信したローカル情報は自車が持つローカル情報よりも新しい可能性が高く、結果としてローカル情報取得要求メッセージを発行した車両の乗員に対してより新しいローカル情報を提供できるといった利点もある。
また、待機時間テーブルを図1のように距離が短いと待機時間も短くなるように作成することで、より新しいローカル情報を提供できる可能性が高くなる。
さらに、待機時間中に受信したローカル情報は自車が持つローカル情報よりも新しい可能性が高く、結果としてローカル情報取得要求メッセージを発行した車両の乗員に対してより新しいローカル情報を提供できるといった利点もある。
また、待機時間テーブルを図1のように距離が短いと待機時間も短くなるように作成することで、より新しいローカル情報を提供できる可能性が高くなる。
なお、この実施の形態では待機時間を待機時間テーブルに基づいて取得するとしたが、別の方法を用いてもよい。例えば、通信制御装置200の記憶部203にて、入力が距離であり出力が待機時間となる関数を格納しておき、その関数の演算結果を待機時間としてもよい。
また、この実施の形態ではローカル情報の種類を写真として、ローカル情報を受信した場合は表示部にて写真を表示するとしたが、他のデータを指定しても構わない。ローカル情報の出力方法も、テキストデータや画像ではなく音声である場合は、表示部の代わりに音声出力部を通信制御装置の構成要素としてもよい。
また、この実施の形態ではローカル情報取得要求メッセージにて指定座標のみを条件としてローカル情報の有無を各車両にて判断していたが、他の条件を付けてもよい。
例えば、「ローカル情報生成時の車両の走行方向」という情報をローカル情報の一項目として保存しておき、ローカル情報取得要求メッセージにも同項目を格納することで、ローカル情報取得要求メッセージの発行者が取得するローカル情報がより絞られ、結果として車車間通信網の輻輳の発生を抑えることができるといった利点がある。
つまり、通信制御装置200の記憶部203は、ローカル情報が生成された際の方角を示す方角属性が付与されているローカル情報を記憶し、通信制御装置200の通信部201が他の通信制御装置20から方角属性が示された要求メッセージを受信した場合に、通信制御装置200のデータ有無判断部2042は、要求メッセージにより要求されている方角属性に合致するローカル情報が記憶部203に記憶されているか否かを判断するようにしてもよい。
例えば、「ローカル情報生成時の車両の走行方向」という情報をローカル情報の一項目として保存しておき、ローカル情報取得要求メッセージにも同項目を格納することで、ローカル情報取得要求メッセージの発行者が取得するローカル情報がより絞られ、結果として車車間通信網の輻輳の発生を抑えることができるといった利点がある。
つまり、通信制御装置200の記憶部203は、ローカル情報が生成された際の方角を示す方角属性が付与されているローカル情報を記憶し、通信制御装置200の通信部201が他の通信制御装置20から方角属性が示された要求メッセージを受信した場合に、通信制御装置200のデータ有無判断部2042は、要求メッセージにより要求されている方角属性に合致するローカル情報が記憶部203に記憶されているか否かを判断するようにしてもよい。
また、この実施の形態ではローカル情報取得要求メッセージに含まれる指定座標と一致する生成座標を持つローカル情報を返信していたが、これらの座標が完全に一致していなくてもよい。例えば、ローカル情報取得要求メッセージに半径情報を追加することで、指定座標から特定の範囲にて生成されたローカル情報を返信とすることができる(図示せず)。
この実施の形態では通信制御装置200の構成要素として表示部205やユーザインターフェース206を含めたが、これらの構成要素が1つの機器となっていなくてもよい。例えば、通信制御装置はカーナビと接続しており、カーナビを表示装置およびユーザインターフェースとしてもよい。
また、上記では、要求されているローカル情報を保有していない場合は、何も送信しない例を説明したが、代わりに、例えば、方針決定部2044は、要求されているデータを保有していないことを通知する応答メッセージを要求メッセージの送信元の通信制御装置に送信することを決定し、通信部201が方針決定部2044の決定に従い、当該応答メッセージを送信するようにしてもよい。
このようにすることで、応答メッセージを受信した他の通信制御装置は自装置が持つローカル情報を即座に送信することができる。
このようにすることで、応答メッセージを受信した他の通信制御装置は自装置が持つローカル情報を即座に送信することができる。
以上より、本実施の形態では、車車間通信が可能な通信部と、自身の位置情報を取得可能な位置情報取得部と、データを記憶する記憶部と、記憶部に格納されている待機時間テーブルと、表示を行う表示部と、ユーザが入力を行うためのユーザインターフェースと、これらの部分を制御する制御部を有する通信制御装置が、指定座標と、取得したいローカル情報の種類を含んだメッセージを車車間通信網に送信し、このメッセージを受信した前記通信制御装置は、メッセージに含まれる指定座標を参照して自装置が持つローカル情報の生成座標と比較し、前記2座標が一致する場合は、前記2座標と自装置が持つ待機時間テーブルから求まる待機時間、他の前記通信制御装置からのローカル情報の受信を待つことを説明した。
また、前記通信制御装置は待機時間が経過する前に他の前記通信制御装置から前記メッセージに対応したローカル情報を受信した場合、そのローカル情報を中継することを説明した。
また、前記通信制御装置は待機時間内に他の前記通信装置から前記メッセージに対応したローカル情報を受信しなかった場合、自装置が持つローカル情報を返信することを説明した。
また、前記通信制御装置は、指定座標と、取得したいローカル情報の種類の他に、ローカル情報を生成した時点で車両の向いている方角情報を含んだメッセージを車車間通信網に送信し、このメッセージを受信した前記通信制御装置は、メッセージに含まれる指定座標と自装置が持つローカル情報の生成座標、およびメッセージに含まれる方角情報と自装置が持つローカル情報生成時の車両の方角情報を比較し、これらの情報が一致する場合は、前記2座標と自装置が持つ待機時間テーブルから求まる待機時間、他の前記通信制御装置からのローカル情報の受信を待つことを説明した。
また、本実施の形態では、通信制御装置は、要求メッセージの送信後、要求メッセージに対応したローカル情報を受信すると、表示部を用いてローカル情報を表示することを説明した。
実施の形態2.
図9は、この発明の実施の形態2を示す構成図である。
図9における各構成要素の説明は実施の形態1にて行っているため省略する。
図9と実施の形態1を示す図1との違いは、指定座標300の右側に通信制御装置200eを備えた車両100eがいる点である。
図9は、この発明の実施の形態2を示す構成図である。
図9における各構成要素の説明は実施の形態1にて行っているため省略する。
図9と実施の形態1を示す図1との違いは、指定座標300の右側に通信制御装置200eを備えた車両100eがいる点である。
この発明の実施の形態2では、車両100aから指定座標300付近に定位されているローカル情報を取得する場合について説明する。
本発明の実施の形態2における、通信制御装置200a、200c、200d、200eの動作の概要を、図10も参照しながら説明する。
図10は通信制御装置200a、200c、200d、200eのおおまかな動作を表すシーケンス図である。
まず、車両100aの乗員により、ユーザインターフェース206aを用いて、指定座標300のローカル情報取得要求メッセージM020(図3ではメッセージM020と表記)を作成し、車車間通信網に送信する。
ローカル情報取得要求メッセージM020を受信した通信制御装置200cは、ローカル情報取得要求メッセージM020を参照し、要求されているローカル情報を自身が持っているか判断する。
車両100cはローカル情報定位空間400の中にいるため、次に、自車と、自車にローカル情報取得要求メッセージM020を送信した車両(ここでは車両100a)と、ローカル情報取得要求メッセージM020に格納されている指定座標を基に、ローカル情報取得要求メッセージM020が指定座標を通過しているか判断する。
指定座標は車両100aと車両100cの間ではないため、ローカル情報取得要求メッセージM020は指定座標を通過していない。
通信制御装置200cはローカル情報取得要求メッセージM020を中継し、待機時間テーブルに従いローカル情報M100の受信を待つ。
通信制御装置200cからローカル情報取得要求メッセージM020を受信した通信制御装置200dの動作は、通信制御装置200cの動作と同じである。ただし、待機時間は異なる。
通信制御装置200dからローカル情報取得要求メッセージM020を受信した通信制御装置200eの動作は、ローカル情報M100を持っているか判断する処理までは通信制御装置200c、200dの動作と同じである。
次に、通信制御装置200eは、ローカル情報取得要求メッセージM020が指定座標を通過していないか検査する。ここで、車両100dと車両100eの間に指定座標300が存在するため、通信制御装置200eは即座にローカル情報M100を返信する。
ローカル情報M100を受信した通信制御装置200dの動作は実施の形態1と同じであるため省略する。
また、通信制御装置200aがローカル情報M100を受信して表示する(S101)までの処理も実施の形態1と同じであるため説明を省略する。
本発明の実施の形態2における、通信制御装置200a、200c、200d、200eの動作の概要を、図10も参照しながら説明する。
図10は通信制御装置200a、200c、200d、200eのおおまかな動作を表すシーケンス図である。
まず、車両100aの乗員により、ユーザインターフェース206aを用いて、指定座標300のローカル情報取得要求メッセージM020(図3ではメッセージM020と表記)を作成し、車車間通信網に送信する。
ローカル情報取得要求メッセージM020を受信した通信制御装置200cは、ローカル情報取得要求メッセージM020を参照し、要求されているローカル情報を自身が持っているか判断する。
車両100cはローカル情報定位空間400の中にいるため、次に、自車と、自車にローカル情報取得要求メッセージM020を送信した車両(ここでは車両100a)と、ローカル情報取得要求メッセージM020に格納されている指定座標を基に、ローカル情報取得要求メッセージM020が指定座標を通過しているか判断する。
指定座標は車両100aと車両100cの間ではないため、ローカル情報取得要求メッセージM020は指定座標を通過していない。
通信制御装置200cはローカル情報取得要求メッセージM020を中継し、待機時間テーブルに従いローカル情報M100の受信を待つ。
通信制御装置200cからローカル情報取得要求メッセージM020を受信した通信制御装置200dの動作は、通信制御装置200cの動作と同じである。ただし、待機時間は異なる。
通信制御装置200dからローカル情報取得要求メッセージM020を受信した通信制御装置200eの動作は、ローカル情報M100を持っているか判断する処理までは通信制御装置200c、200dの動作と同じである。
次に、通信制御装置200eは、ローカル情報取得要求メッセージM020が指定座標を通過していないか検査する。ここで、車両100dと車両100eの間に指定座標300が存在するため、通信制御装置200eは即座にローカル情報M100を返信する。
ローカル情報M100を受信した通信制御装置200dの動作は実施の形態1と同じであるため省略する。
また、通信制御装置200aがローカル情報M100を受信して表示する(S101)までの処理も実施の形態1と同じであるため説明を省略する。
以下、前記動作について詳しく説明する。
まず、車両100aの通信制御装置200aによりローカル情報取得要求メッセージM010を送信する動作について、図4、図9、図10、図11も参照しながら説明する。
まず、車両100aの通信制御装置200aによりローカル情報取得要求メッセージM010を送信する動作について、図4、図9、図10、図11も参照しながら説明する。
図11は実施の形態2における通信制御装置200が送信するローカル情報取得要求メッセージM020の構造の例を表す図である。
車両100aの乗員は通信制御装置200aのユーザインターフェース206を用いてローカル情報取得要求メッセージM020を作成する(S201)。
ローカル情報取得要求メッセージM020には、ローカル情報の存在する指定座標M021、取得したいローカル情報の種類M022、送信者(ここでは通信制御装置200a)の座標M023が格納されている。送信者座標M203は、通信制御装置200aの制御部204内の位置判断部2041が位置情報取得部202より取得し、ローカル情報取得要求メッセージM020に格納する。なお、指定座標M021は図1における指定座標300である。
通信制御装置200aのユーザインターフェース206から入力された情報を用いて、作成は通信制御装置200aの制御部204内の要求メッセージ生成部2046がローカル情報取得要求メッセージM020を作成する。
ローカル情報取得要求メッセージM020の作成後、車両100aの乗員が通信制御装置200aのユーザインターフェース206により送信コマンドを実行すると(S202)、通信制御装置200aの制御部204は通信制御装置200aの通信部201によりローカル情報取得要求メッセージM020を送信する(S203)。
車両100aの乗員は通信制御装置200aのユーザインターフェース206を用いてローカル情報取得要求メッセージM020を作成する(S201)。
ローカル情報取得要求メッセージM020には、ローカル情報の存在する指定座標M021、取得したいローカル情報の種類M022、送信者(ここでは通信制御装置200a)の座標M023が格納されている。送信者座標M203は、通信制御装置200aの制御部204内の位置判断部2041が位置情報取得部202より取得し、ローカル情報取得要求メッセージM020に格納する。なお、指定座標M021は図1における指定座標300である。
通信制御装置200aのユーザインターフェース206から入力された情報を用いて、作成は通信制御装置200aの制御部204内の要求メッセージ生成部2046がローカル情報取得要求メッセージM020を作成する。
ローカル情報取得要求メッセージM020の作成後、車両100aの乗員が通信制御装置200aのユーザインターフェース206により送信コマンドを実行すると(S202)、通信制御装置200aの制御部204は通信制御装置200aの通信部201によりローカル情報取得要求メッセージM020を送信する(S203)。
次に、通信制御装置200cが、受信したローカル情報取得要求メッセージM020を参照し、要求されたローカル情報を自身が保持しているか判断し、さらにローカル情報取得要求メッセージM020が指定座標M021を通過していないか判断し、ローカル情報取得要求メッセージM020を中継する動作について、図2、図7、図9、図11、図12も参照しながら説明する。
図12は実施の形態2における通信制御200によるローカル情報取得要求メッセージM020の中継、およびローカル情報M100の返信の動作を表すフローチャートである。
通信制御装置200cが通信部201によりローカル情報取得要求メッセージM020を受信すると(S204)(受信ステップ)、通信制御装置200cの制御部204内のデータ有無判断部2042はローカル情報取得要求メッセージM020から指定座標M021および情報の種類M022を取り出し、記憶部203に情報の種類がM022と一致した、指定座標M021のローカル情報を持つか検査する(S205)(データ有無判断ステップ)。
車両100cは情報の種類がM022と一致する指定座標M021のローカル情報を持つ。よって、次に通信制御装置200cの制御部204内の方針決定部2044はローカル情報取得要求メッセージM020から送信者座標M023を取り出し、位置判断部2041が位置情報取得部202からの位置情報より自装置の座標を取り出し、方針決定部2044は指定座標M021が前記2つの座標の間にないか判断する(S220)(位置判断ステップ)(方針決定ステップ)。
指定座標M021(図9における指定座標300)は通信制御装置200aと通信制御装置200cの間にはないため、通信制御装置200cの制御部204内の方針決定部2044は、位置判断部2041により取得された自装置の座標をローカル情報取得要求メッセージM020の送信者座標M023に上書きする(S221)(方針決定ステップ)。
次に、通信制御装置200cの方針決定部2044は待機時間を取得する(S207)(方針決定ステップ)。S207以降、通信制御装置200cの動作は実施の形態1と同じであるため、説明は省略する。
通信制御装置200cが通信部201によりローカル情報取得要求メッセージM020を受信すると(S204)(受信ステップ)、通信制御装置200cの制御部204内のデータ有無判断部2042はローカル情報取得要求メッセージM020から指定座標M021および情報の種類M022を取り出し、記憶部203に情報の種類がM022と一致した、指定座標M021のローカル情報を持つか検査する(S205)(データ有無判断ステップ)。
車両100cは情報の種類がM022と一致する指定座標M021のローカル情報を持つ。よって、次に通信制御装置200cの制御部204内の方針決定部2044はローカル情報取得要求メッセージM020から送信者座標M023を取り出し、位置判断部2041が位置情報取得部202からの位置情報より自装置の座標を取り出し、方針決定部2044は指定座標M021が前記2つの座標の間にないか判断する(S220)(位置判断ステップ)(方針決定ステップ)。
指定座標M021(図9における指定座標300)は通信制御装置200aと通信制御装置200cの間にはないため、通信制御装置200cの制御部204内の方針決定部2044は、位置判断部2041により取得された自装置の座標をローカル情報取得要求メッセージM020の送信者座標M023に上書きする(S221)(方針決定ステップ)。
次に、通信制御装置200cの方針決定部2044は待機時間を取得する(S207)(方針決定ステップ)。S207以降、通信制御装置200cの動作は実施の形態1と同じであるため、説明は省略する。
通信制御装置200dの動作は通信制御装置200cの動作と同じであるため、説明は省略する。
ただし、ローカル情報取得要求メッセージM020に含まれる指定座標M021と各通信制御装置との距離は異なるため、各通信制御装置の待機時間も異なる。
ただし、ローカル情報取得要求メッセージM020に含まれる指定座標M021と各通信制御装置との距離は異なるため、各通信制御装置の待機時間も異なる。
次に、通信制御装置200eが、受信したローカル情報取得要求メッセージM020を参照し、要求されたローカル情報を自身が保持しているか判断し、さらにローカル情報取得要求メッセージM020が指定座標M021を通過していないか判断し、ローカル情報M020を返信する動作について、図2、図7、図8、図9、図11、図12も参照しながら説明する。
通信制御装置200eが通信部201によりローカル情報取得要求メッセージM020を受信すると(S204)(受信ステップ)、通信制御装置200eの制御部204内のデータ有無判断部2042はローカル情報取得要求メッセージM020から指定座標M021および情報の種類M022を取り出し、記憶部203に情報の種類がM022と一致した、指定座標M021のローカル情報を持つか検査する(S205)(データ有無判断ステップ)。
車両100eは情報の種類がM022と一致する指定座標M021のローカル情報を持つ。よって、次に通信制御装置200cの制御部204内の方針決定部2044はローカル情報取得要求メッセージM020から送信者座標M023を取り出し、位置判断部2041が位置情報取得部202からの位置情報より自装置の座標を取り出し、方針決定部2044は指定座標M021が前記2つの座標の間にないか判断する(S220)(位置判断ステップ)(方針決定ステップ)。
図9より、指定座標M021は車両100dと車両100eの間にある。よって、通信制御装置200eの制御部204内の方針決定部2044は、ローカル情報取得要求メッセージM020の送信元の通信制御装置200dにローカル情報M100を送信することを決定し、記憶部203にあるローカル情報M100を取り出し、通信部201にてローカル情報M100を返信する(S212)。
ローカル情報M100に格納されている情報は実施の形態1と同じである。
車両100eは情報の種類がM022と一致する指定座標M021のローカル情報を持つ。よって、次に通信制御装置200cの制御部204内の方針決定部2044はローカル情報取得要求メッセージM020から送信者座標M023を取り出し、位置判断部2041が位置情報取得部202からの位置情報より自装置の座標を取り出し、方針決定部2044は指定座標M021が前記2つの座標の間にないか判断する(S220)(位置判断ステップ)(方針決定ステップ)。
図9より、指定座標M021は車両100dと車両100eの間にある。よって、通信制御装置200eの制御部204内の方針決定部2044は、ローカル情報取得要求メッセージM020の送信元の通信制御装置200dにローカル情報M100を送信することを決定し、記憶部203にあるローカル情報M100を取り出し、通信部201にてローカル情報M100を返信する(S212)。
ローカル情報M100に格納されている情報は実施の形態1と同じである。
通信制御装置200dが通信制御装置200eからローカル情報M100を受信し、ローカル情報M100が中継されて通信制御装置200aに到達し、通信制御装置200aの表示部205によりローカル情報M100が表示される動作は、実施の形態1と同じであるため説明を省略する。
以上のように、本実施の形態によれば、ローカル情報取得要求メッセージを送信する通信制御装置の座標をローカル情報取得要求メッセージに含めることで、ローカル情報取得要求メッセージを受信した通信制御装置にて指定座標と2つの装置の位置関係を計算し、もし指定座標が2つの装置の間にある場合は待機時間を0秒として即座にローカル情報を送信することにより、結果として指定座標に近い車両からローカル情報を、遅延を短くして提供できるといった利点がある(指定座標に近い車両がより新しいローカル情報を持っていると考える)。
なお、この実施の形態では通信制御装置200eが即座にローカル情報を送信するとしたが、別の情報を送信してもよい。例えば、「条件を満たすローカル情報を持っていない」といった旨の応答メッセージを送信することで、その応答メッセージを受信した通信制御装置200dは自装置が持つローカル情報M100を即座に送信することができる。
通信制御装置200eが指定座標300から大きく離れており、古いローカル情報M100を持っている場合、このようにすることで、通信制御装置200dが持つ新しいローカル情報M100を通信制御装置200aに送ることができるといった利点がある。
通信制御装置200eが指定座標300から大きく離れており、古いローカル情報M100を持っている場合、このようにすることで、通信制御装置200dが持つ新しいローカル情報M100を通信制御装置200aに送ることができるといった利点がある。
また、通信制御装置200eが通信制御装置200dおよび指定座標300との位置関係を計算した上で、通信制御装置200dに何も送信しないとしてもよい。
このようにすると、通信制御装置200dが自装置にて設定した待機時間の経過後、通信制御装置200dの持つローカル情報M100が通信制御装置200aに届くことになる。
通信制御装置200dが指定座標300に近く、待機時間が短い場合は、通信制御装置200eからのローカル情報M100を受信しても通信制御装置200dの持つローカル情報M100より古い場合があるので、この方法を用いるとより新しいローカル情報M100を通信制御装置200aに届けられるといった利点がある。
このようにすると、通信制御装置200dが自装置にて設定した待機時間の経過後、通信制御装置200dの持つローカル情報M100が通信制御装置200aに届くことになる。
通信制御装置200dが指定座標300に近く、待機時間が短い場合は、通信制御装置200eからのローカル情報M100を受信しても通信制御装置200dの持つローカル情報M100より古い場合があるので、この方法を用いるとより新しいローカル情報M100を通信制御装置200aに届けられるといった利点がある。
また、実施の形態1と同様に、「ローカル情報生成時の車両の走行方向」という情報をローカル情報の一項目として保存しておき、ローカル情報取得要求メッセージにも同項目を格納することで、ローカル情報取得要求メッセージの発行者が取得するローカル情報がより絞られ、結果として車車間通信網の輻輳の発生を抑えることができるといった利点がある。
つまり、通信制御装置200の記憶部203は、ローカル情報が生成された際の方角を示す方角属性が付与されているローカル情報を記憶し、通信制御装置200の通信部201が、他の通信制御装置20から方角属性が示された要求メッセージを受信した場合に、通信制御装置200のデータ有無判断部2042は、要求メッセージにより要求されている方角属性に合致するローカル情報が記憶部203に記憶されているか否かを判断するようにしてもよい。
つまり、通信制御装置200の記憶部203は、ローカル情報が生成された際の方角を示す方角属性が付与されているローカル情報を記憶し、通信制御装置200の通信部201が、他の通信制御装置20から方角属性が示された要求メッセージを受信した場合に、通信制御装置200のデータ有無判断部2042は、要求メッセージにより要求されている方角属性に合致するローカル情報が記憶部203に記憶されているか否かを判断するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態では、通信制御装置は指定座標と、取得したいローカル情報の種類の他に、送信者の座標を含んだ要求メッセージを車車間通信網に送信し、この要求メッセージを受信した前記通信制御装置は、自装置の位置情報取得部から自装置の座標を取得し、要求メッセージに含まれる指定座標と、送信者座標と、自装置の座標を参照して3座標の位置関係を計算し、指定座標が送信者座標と自装置の座標の間にある場合は、即座にローカル情報を返信することを説明した。
また、前記通信制御装置は、3座標の位置関係を計算し、指定座標が送信者座標と自装置の座標の間にある場合は、即座にローカル情報を持たない旨を返信することを説明した。
また、前記通信制御装置は、ローカル情報を持たない旨のメッセージを受信すると、即座に自装置が持つローカル情報を、前記要求メッセージを発行した前記通信制御装置に向けて送信することを説明した。
また、前記通信制御装置は、3座標の位置関係を計算し、指定座標が送信者座標と自装置の座標の間にある場合は、ローカル情報を返信しないことを説明した。
実施の形態3.
図1はこの発明の実施の形態3を示す構成図である。
図1における各構成要素の説明は実施の形態1にて行っているため省略する。
図1はこの発明の実施の形態3を示す構成図である。
図1における各構成要素の説明は実施の形態1にて行っているため省略する。
この発明の実施の形態3では車両100aから指定座標300付近に定位されているローカル情報を取得する場合について説明する。
本発明の実施の形態3における、通信制御装置200a、200b、200c、200dの動作の概要を、図13、図14も参照しながら説明する。
本発明の実施の形態3における、通信制御装置200a、200b、200c、200dの動作の概要を、図13、図14も参照しながら説明する。
図13は通信制御装置200a、200b、200c、200dのおおまかな動作を表すシーケンス図である。
図14は実施の形態3におけるローカル情報M300の構造の例を表す図である。
まず、車両100aの乗員により、ユーザインターフェース206aを用いて、指定座標300のローカル情報取得要求メッセージM010(図13ではメッセージM010と表記)を作成し、車車間通信網に送信する。
通信制御装置200dがローカル情報M300を送信するまでの動作は、実施の形態1と同じであるため説明を省略する。
ローカル情報M300を受信した通信制御装置200cは、ローカル情報M300に含まれる生成時刻M304と、通信制御装置200cが持つローカル情報M300cに含まれる生成時刻M304cを比較し、新しいローカル情報を送信する(S230)。ここでは、ローカル情報M300cのほうが新しいとする。
ローカル情報M300cを受信した通信制御装置200bは、ローカル情報M300を持たないため、ローカル情報M300cをそのまま送信する。
ローカル情報M300cを受信した通信制御装置200aは、ローカル情報M300を表示する(S101)。
図14は実施の形態3におけるローカル情報M300の構造の例を表す図である。
まず、車両100aの乗員により、ユーザインターフェース206aを用いて、指定座標300のローカル情報取得要求メッセージM010(図13ではメッセージM010と表記)を作成し、車車間通信網に送信する。
通信制御装置200dがローカル情報M300を送信するまでの動作は、実施の形態1と同じであるため説明を省略する。
ローカル情報M300を受信した通信制御装置200cは、ローカル情報M300に含まれる生成時刻M304と、通信制御装置200cが持つローカル情報M300cに含まれる生成時刻M304cを比較し、新しいローカル情報を送信する(S230)。ここでは、ローカル情報M300cのほうが新しいとする。
ローカル情報M300cを受信した通信制御装置200bは、ローカル情報M300を持たないため、ローカル情報M300cをそのまま送信する。
ローカル情報M300cを受信した通信制御装置200aは、ローカル情報M300を表示する(S101)。
以下、前記動作について詳しく説明する。
まず、車両100aの乗員が通信制御装置200aによりローカル情報取得要求メッセージM010を送信し、ローカル情報取得要求メッセージM010を通信制御装置200dが受信するまでの処理は、実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。
次に、通信制御装置200dが、受信したローカル情報取得要求メッセージM010を参照し、要求されたローカル情報を自装置が保持しているか判断し、ローカル情報M300を返信する動作について、図1、図2、図5、図7、図14、図15も参照しながら説明する。
図15は、実施の形態3における通信制御装置200によるローカル情報取得要求メッセージM010の中継、およびローカル情報M300の返信の動作を表すフローチャートである。
通信制御装置200dが通信部201によりローカル情報取得要求メッセージM010を受信すると(S204)、通信制御装置200dの制御部204内のデータ有無判断部2042はローカル情報取得要求メッセージM010から指定座標M011を取り出し、記憶部203に情報の種類がM012と一致した、指定座標M011のローカル情報を持つか検査する(S205)。
車両100dは情報の種類がM012と一致する指定座標M011のローカル情報を持つため、通信制御装置200dの制御部204内の方針決定部2044は待機時間を取得する(S207)。実施の形態1と同じく、通信制御装置200dにおける待機時間は0秒であるため(S208)、通信制御装置200dの制御部204内の方針決定部2044は、ローカル情報取得要求メッセージM010の送信元の通信制御装置200cにローカル情報M100を送信することを決定し、記憶部203からローカル情報M100を取り出し、通信部201にてローカル情報M300を返信する(S212)。
ローカル情報M300にはローカル情報を生成した生成座標M301、情報の種類M302、データM303、ローカル情報の生成時刻M304が格納されている。
通信制御装置200dが通信部201によりローカル情報取得要求メッセージM010を受信すると(S204)、通信制御装置200dの制御部204内のデータ有無判断部2042はローカル情報取得要求メッセージM010から指定座標M011を取り出し、記憶部203に情報の種類がM012と一致した、指定座標M011のローカル情報を持つか検査する(S205)。
車両100dは情報の種類がM012と一致する指定座標M011のローカル情報を持つため、通信制御装置200dの制御部204内の方針決定部2044は待機時間を取得する(S207)。実施の形態1と同じく、通信制御装置200dにおける待機時間は0秒であるため(S208)、通信制御装置200dの制御部204内の方針決定部2044は、ローカル情報取得要求メッセージM010の送信元の通信制御装置200cにローカル情報M100を送信することを決定し、記憶部203からローカル情報M100を取り出し、通信部201にてローカル情報M300を返信する(S212)。
ローカル情報M300にはローカル情報を生成した生成座標M301、情報の種類M302、データM303、ローカル情報の生成時刻M304が格納されている。
次に、通信制御装置200cがローカル情報M300を受信した場合の動作について、図1、図2、図5、図7、図14、図15も参照しながら説明する。
ここでは、通信制御装置200cの待機時間は実施の形態1と同じく2秒とし、通信制御装置200cが待機処理に入ってから2秒以内にローカル情報M300を受信したとする。
通信制御装置200cの通信部201にて待機時間以内にローカル情報M300を受信すると(S210)、通信制御装置200cの制御部204内の方針決定部2044は、受信したローカル情報M300と記憶部203に格納しているローカル情報M300cについてそれぞれの生成時刻を比較することにより、最新のローカル情報を決定し、最新のローカル情報を送信するよう決定する(S230)。ここでは、通信制御装置200cが保有するローカル情報M300cのほうが新しいとする。
通信制御装置200cの制御部204は、通信部201にてローカル情報M300cを送信する(S231)。
ここでは、通信制御装置200cの待機時間は実施の形態1と同じく2秒とし、通信制御装置200cが待機処理に入ってから2秒以内にローカル情報M300を受信したとする。
通信制御装置200cの通信部201にて待機時間以内にローカル情報M300を受信すると(S210)、通信制御装置200cの制御部204内の方針決定部2044は、受信したローカル情報M300と記憶部203に格納しているローカル情報M300cについてそれぞれの生成時刻を比較することにより、最新のローカル情報を決定し、最新のローカル情報を送信するよう決定する(S230)。ここでは、通信制御装置200cが保有するローカル情報M300cのほうが新しいとする。
通信制御装置200cの制御部204は、通信部201にてローカル情報M300cを送信する(S231)。
通信制御装置200bがローカル情報M300cを受信した場合の動作は、実施の形態1における通信制御装置200bの動作と同じであるため、説明は省略する。
また、通信制御装置200aがローカル情報M300cを受信してローカル情報M300cに含まれるデータM303cを表示する動作についても、実施の形態1における通信制御装置200aの動作と同じであるため、説明は省略する。
また、通信制御装置200aがローカル情報M300cを受信してローカル情報M300cに含まれるデータM303cを表示する動作についても、実施の形態1における通信制御装置200aの動作と同じであるため、説明は省略する。
以上のように、本実施の形態によれば、ローカル情報の受信待機中に受信したローカル情報と、自装置が持つローカル情報の生成時刻を比較し、より新しいローカル情報を中継することにより、結果としてローカル情報取得要求メッセージに記述された条件を満たしたローカル情報定位空間400の中にあるローカル情報からより新しいものを提供することができるといった利点がある。
本実施の形態は、同一方向に走行していても、後方にいる車両がより新しいローカル情報を持つ状況(例えば、前方の車から伝播するローカル情報よりも対向車から受信するローカル情報のほうが新しい状況)にて有効である。
本実施の形態は、同一方向に走行していても、後方にいる車両がより新しいローカル情報を持つ状況(例えば、前方の車から伝播するローカル情報よりも対向車から受信するローカル情報のほうが新しい状況)にて有効である。
なお、本実施の形態は各車両により生成されるローカル情報の生成時刻として記録する値が各車両で同期している、もしくはほとんど同期していることを前提としている。この前提は、例えばGPS(Global Positioning System)衛星を利用して位置情報を取得するならば、GPS衛星と各車両が同期をとることで実現できる。
以上のように、本実施の形態では、通信制御装置が持つローカル情報は生成時刻を持ち、他の通信制御装置から、要求メッセージに対応したローカル情報を受信した場合、そのローカル情報に含まれる生成時刻と自装置が持つローカル情報の生成時刻を比較し、生成時刻が新しいローカル情報を中継することを説明した。
最後に、実施の形態1−3に示す通信制御装置200のハードウェア構成について説明する。
図16は、実施の形態1における通信制御装置200のハードウェア資源の一例を示す図である。
図16において、通信制御装置200は、プログラムを実行するCPU911(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介して、例えば、ROM(Read Only Memory)913、RAM(Random Access Memory)914、通信ボード915、表示装置901、タッチパネル入力装置902、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。更に、CPU911は、FDD904(Flexible Disk Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)と接続していてもよい。また、磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
通信ボード915、タッチパネル入力装置902、スキャナ装置907、FDD904などは、入力部、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901などは、出力部、出力装置の一例である。
図16は、実施の形態1における通信制御装置200のハードウェア資源の一例を示す図である。
図16において、通信制御装置200は、プログラムを実行するCPU911(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介して、例えば、ROM(Read Only Memory)913、RAM(Random Access Memory)914、通信ボード915、表示装置901、タッチパネル入力装置902、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。更に、CPU911は、FDD904(Flexible Disk Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)と接続していてもよい。また、磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
通信ボード915、タッチパネル入力装置902、スキャナ装置907、FDD904などは、入力部、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901などは、出力部、出力装置の一例である。
通信ボード915は、図1に示すように、無線通信により他の通信制御装置200との間で車車間通信を実現する。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。
上記プログラム群923には、実施の形態1−3に示す説明において「〜部」、「〜手段」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、実施の形態1−3に示す説明において、「〜の判断結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」、「〜の比較結果」等として説明する情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリになどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示・抽出のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、実施の形態1−3に示すフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
ファイル群924には、実施の形態1−3に示す説明において、「〜の判断結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」、「〜の比較結果」等として説明する情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリになどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示・抽出のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、実施の形態1−3に示すフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、実施の形態1−3に示す説明において「〜部」、「〜手段」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」、「手段」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」、「〜手段」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、実施の形態1−3に示す「〜部」、「〜手段」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、実施の形態1−3に示す「〜部」、「〜手段」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
このように、実施の形態1−3に示す通信制御装置200は、処理装置たるCPU、記憶装置たるメモリ、磁気ディスク等、入力装置たるタッチパネル入力装置等、出力装置たる表示装置、通信ボード等を備えるコンピュータであり、上記したように「〜部」、「〜手段」として示された機能をこれら処理装置、記憶装置、入力装置、出力装置を用いて実現するものである。
なお、以上の説明では、車両に搭載される通信制御装置200が車車間通信を行う例について述べたが、本発明は、他の移動通信装置と移動通信装置間通信が可能な移動通信装置全般に適用可能である。このため、車両に搭載される移動通信装置以外に、人、船舶、航空機などの移動体に搭載される移動通信装置に対しても適用可能である。
100 車両、200 通信制御装置、201 通信部、202 位置情報取得部、203 記憶部、204 制御部、205 表示部、206 ユーザインターフェース、2041 位置判断部、2042 データ有無判断部、300 指定座標、400 ローカル情報定位空間、500 待機時間テーブル、2043 距離算出部、2044 方針決定部、2045 タイマ、2046 要求メッセージ生成部。
Claims (25)
- 他の移動通信装置と移動通信装置間通信が可能な移動通信装置であって、
データを記憶するデータ記憶部と、
特定の地理位置が示され、特定のデータの送信を要求する要求メッセージを、いずれかの移動通信装置より受信する受信部と、
前記要求メッセージにより要求されているデータが前記データ記憶部に記憶されているか否かを判断するデータ有無判断部と、
自装置の位置を判断する位置判断部と、
前記データ有無判断部により、要求されているデータが前記データ記憶部に記憶されていると判断された場合に、前記位置判断部により判断された自装置の位置と前記要求メッセージに示された前記特定の地理位置との位置関係に基づき、前記データ記憶部に記憶されている記憶データを前記要求メッセージの送信元であるメッセージ送信元移動通信装置に送信すること、及び前記メッセージ送信元移動通信装置以外の他の移動通信装置に前記要求メッセージを転送することのいずれかを決定する方針決定部と、
前記方針決定部の決定に従い、記憶データの前記メッセージ送信元移動通信装置への送信、及び前記メッセージ送信元移動通信装置以外の他の移動通信装置への前記要求メッセージの転送のいずれかを行う送信部とを有することを特徴とする移動通信装置。 - 前記移動通信装置は、更に、
前記データ有無判断部により、要求されているデータが前記データ記憶部に記憶されていると判断された場合に、前記位置判断部により判断された自装置の位置と前記要求メッセージに示された前記特定の地理位置との間の距離を算出する距離算出部を有し、
前記方針決定部は、
前記距離算出部により算出された算出距離を所定の閾値と比較し、算出距離が閾値未満の場合に、記憶データを前記要求メッセージの送信元であるメッセージ送信元移動通信装置に送信するよう決定し、算出距離が閾値以上の場合に、前記メッセージ送信元移動通信装置以外の他の移動通信装置へ前記要求メッセージを転送するよう決定することを特徴とする請求項1に記載の移動通信装置。 - 前記受信部は、
特定の地理位置とともに送信元の移動通信装置の位置が示され、特定のデータの送信を要求する要求メッセージを、いずれかの移動通信装置より受信し、
前記方針決定部は、
前記データ有無判断部により、要求されているデータが前記データ記憶部に記憶されていると判断された場合に、前記位置判断部により判断された自装置の位置と前記要求メッセージに示された前記特定の地理位置と前記要求メッセージの送信元であるメッセージ送信元移動通信装置の位置との位置関係を判断し、前記特定の地理位置が自装置の位置と前記メッセージ送信元移動通信装置の位置の間であると判断した場合に、記憶データを前記メッセージ送信元移動通信装置に送信するよう決定することを特徴とする請求項1に記載の移動通信装置。 - 前記移動通信装置は、更に、
前記方針決定部により前記特定の地理位置は自装置の位置と前記メッセージ送信元移動通信装置の位置の間ではないと判断された場合に、前記位置判断部により判断された自装置の位置と前記要求メッセージに示された前記特定の地理位置との間の距離を算出する距離算出部を有し、
前記方針決定部は、
前記距離算出部により算出された算出距離を所定の閾値と比較し、算出距離が閾値未満の場合に、記憶データを前記メッセージ送信元移動通信装置に送信するよう決定し、算出距離が閾値以上の場合に、前記メッセージ送信元移動通信装置以外の他の移動通信装置へ前記要求メッセージを転送するよう決定することを特徴とする請求項3に記載の移動通信装置。 - 前記方針決定部は、
算出距離と閾値の比較の結果、算出距離が閾値以上の場合に、算出距離に基づき、前記要求メッセージにより要求されているデータの受信のための待機時間を決定し、
決定した待機時間の間、前記要求メッセージの転送先の移動通信装置からのデータ受信を待つことを特徴とする請求項2又は4に記載の移動通信装置。 - 前記方針決定部は、
待機時間の経過までに、前記受信部が前記要求メッセージの転送先の移動通信装置から前記要求メッセージにより要求されているデータを受信した場合に、前記受信部が受信した受信データを前記メッセージ送信元移動通信装置に送信するよう決定し、
前記送信部は、
受信データを前記メッセージ送信元移動通信装置に送信することを特徴とする請求項5に記載の移動通信装置。 - 前記方針決定部は、
待機時間の経過までに、前記受信部が前記要求メッセージの転送先の移動通信装置から前記要求メッセージにより要求されているデータを受信しなかった場合に、前記データ記憶部に記憶されている記憶データを前記メッセージ送信元移動通信装置に送信するよう決定し、
前記送信部は、
記憶データを前記メッセージ送信元移動通信装置に送信することを特徴とする請求項5に記載の移動通信装置。 - 前記方針決定部は、
算出距離が短いほど、待機時間を短くすることを特徴とする請求項5に記載の移動通信装置。 - 前記方針決定部は、
算出距離と閾値の比較の結果、算出距離が閾値以上の場合に、前記特定の地理位置の方角に所在している他の移動通信装置に前記要求メッセージを転送するよう決定し、
前記送信部は、
前記方針決定部の決定に従い、前記特定の地理位置の方角に所在している他の移動通信装置に前記要求メッセージを転送することを特徴とする請求項2又は4に記載の移動通信装置。 - 前記データ記憶部は、
データが生成された際の方角を示す方角属性が付与されているデータを記憶しており、
前記受信部は、
前記特定の地理位置とともに、特定のデータの方角属性を示す要求メッセージを受信し、
前記データ有無判断部は、
前記要求メッセージにより要求されている方角属性に合致するデータが前記データ記憶部に記憶されているか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の移動通信装置。 - 前記方針決定部は、
前記メッセージ送信元移動通信装置以外の他の移動通信装置へ前記要求メッセージを転送するよう決定した場合に、前記要求メッセージに示されている送信元の移動通信装置の位置を前記位置判断部により判断された自装置の位置に上書きすることを特徴とする請求項4に記載の移動通信装置。 - 前記方針決定部は、
前記データ有無判断部により、要求されているデータが前記データ記憶部に記憶されていないと判断された場合に、前記メッセージ送信元移動通信装置以外の他の移動通信装置に前記要求メッセージを転送するよう決定することを特徴とする請求項1に記載の移動通信装置。 - 前記方針決定部は、
前記データ有無判断部により、要求されているデータが前記データ記憶部に記憶されていないと判断された場合に、前記位置判断部により判断された自装置の位置と前記要求メッセージに示された前記特定の地理位置との位置関係に基づき、前記要求メッセージにより要求されているデータを保有していないことを通知する応答メッセージを前記メッセージ送信元移動通信装置に送信すること、及び前記メッセージ送信元移動通信装置以外の他の移動通信装置に前記要求メッセージを転送することのいずれかを決定し、
前記送信部は、
前記方針決定部の決定に従い、応答データの前記メッセージ送信元移動通信装置への送信、及び前記メッセージ送信元移動通信装置以外の他の移動通信装置への前記要求メッセージの転送のいずれかを行うことを特徴とする請求項1に記載の移動通信装置。 - 前記受信部は、
前記要求メッセージの転送先の移動通信装置から、前記要求メッセージにより要求されているデータを保有していないことを通知する応答メッセージを受信する場合があり、
前記方針決定部は、
前記受信部により前記応答メッセージが受信された場合に、前記データ記憶部に記憶されている記憶データを前記データ記憶部に記憶されている記憶データを前記メッセージ送信元移動通信装置に送信することを決定し、
前記送信部は、
記憶データを前記メッセージ送信元移動通信装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の移動通信装置。 - 前記方針決定部は、
前記データ有無判断部により、要求されているデータが前記データ記憶部に記憶されていないと判断された場合に、前記位置判断部により判断された自装置の位置と前記要求メッセージに示された前記特定の地理位置との位置関係に基づき、前記メッセージ送信元移動通信装置以外の他の移動通信装置に前記要求メッセージを転送すること、及びいずれの移動通信装置にもデータ又はメッセージの送信を行わないことのいずれかを決定することを特徴とする請求項1に記載の移動通信装置。 - 前記データ記憶部は、
データの生成時刻が示されているデータを記憶しており、
前記受信部は、
前記要求メッセージの転送先の移動通信装置から前記要求メッセージにより要求されているデータであって、データの生成時刻が示されているデータを受信する場合があり、
前記方針決定部は、
前記受信部が前記要求メッセージの転送先の移動通信装置から前記要求メッセージにより要求されているデータを受信した場合に、前記受信部が受信した受信データの生成時刻と、前記データ記憶部に記憶されている記憶データの生成時刻とを比較し、生成時刻が新しいデータを選択し、選択したデータを送信するよう決定し、
前記送信部は、
前記方針決定部により選択されたデータを前記メッセージ送信元移動通信装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の移動通信装置。 - 前記受信部は、
特定の地理位置が示され、前記特定の地理位置に関連する特定のローカル情報の送信を要求する要求メッセージを受信することを特徴とする請求項1に記載の移動通信装置。 - 前記移動通信装置は、更に、
特定の地理位置が示され、特定のデータの送信を要求する要求メッセージを生成する要求メッセージ生成部を有し、
前記送信部は、
前記要求メッセージ生成部により生成された要求メッセージを他の移動通信装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の移動通信装置。 - 前記要求メッセージ生成部は、
前記特定の地理位置とともに、特定のデータの方角属性を示す要求メッセージを生成することを特徴とする請求項18に記載の移動通信装置。 - 前記受信部は、
前記送信部により送信された要求メッセージに対する応答として、前記要求メッセージの送信先の移動通信装置から、前記特定のデータを受信する場合があり、
前記移動通信装置は、更に、
前記受信部により受信された前記特定のデータを出力する出力部を有することを特徴とする請求項18に記載の移動通信装置。 - 前記要求メッセージ生成部は、
特定の地理位置が示され、前記特定の地理位置に関連する特定のローカル情報の送信を要求する要求メッセージを生成することを特徴とする請求項18に記載の移動通信装置。 - 他の移動通信装置と移動通信装置間通信が可能な移動通信装置の制御を行う制御方法であって、
特定の地理位置が示され、特定のデータの送信を要求する要求メッセージを、いずれかの移動通信装置より受信する受信ステップと、
前記要求メッセージにより要求されているデータが制御対象の移動通信装置のデータ記憶装置に記憶されているか否かを判断するデータ有無判断ステップと、
制御対象の移動通信装置の位置を判断する位置判断ステップと、
前記データ有無判断ステップにより、要求されているデータが前記データ記憶装置に記憶されていると判断された場合に、前記位置判断ステップにより判断された制御対象の移動通信装置の位置と前記要求メッセージに示された前記特定の地理位置との位置関係に基づき、前記データ記憶装置に記憶されている記憶データを前記要求メッセージの送信元であるメッセージ送信元移動通信装置に送信すること、及び前記メッセージ送信元移動通信装置以外の他の移動通信装置に前記要求メッセージを転送することのいずれかを決定する方針決定ステップと、
前記方針決定ステップの決定に従い、記憶データの前記メッセージ送信元移動通信装置への送信、及び前記メッセージ送信元移動通信装置以外の他の移動通信装置への前記要求メッセージの転送のいずれかを行う送信ステップとを有することを特徴とする制御方法。 - 前記制御方法は、更に、
前記データ有無判断ステップにより、要求されているデータが前記データ記憶装置に記憶されていると判断された場合に、前記位置判断ステップにより判断された制御対象の移動通信装置の位置と前記要求メッセージに示された前記特定の地理位置との間の距離を算出する距離算出ステップを有し、
前記方針決定ステップは、
前記距離算出ステップにより算出された算出距離を所定の閾値と比較し、算出距離が閾値未満の場合に、記憶データを前記要求メッセージの送信元であるメッセージ送信元移動通信装置に送信するよう決定し、算出距離が閾値以上の場合に、前記メッセージ送信元移動通信装置以外の他の移動通信装置へ前記要求メッセージを転送するよう決定することを特徴とする請求項22に記載の制御方法。 - 前記受信ステップは、
特定の地理位置とともに送信元の移動通信装置の位置が示され、特定のデータの送信を要求する要求メッセージを、いずれかの移動通信装置より受信し、
前記方針決定ステップは、
前記データ有無判断ステップにより、要求されているデータが前記データ記憶装置に記憶されていると判断された場合に、前記位置判断ステップにより判断された制御対象の移動通信装置の位置と前記要求メッセージに示された前記特定の地理位置と前記要求メッセージの送信元であるメッセージ送信元移動通信装置の位置との位置関係を判断し、前記特定の地理位置が制御対象の移動通信装置の位置と前記メッセージ送信元移動通信装置の位置の間であると判断した場合に、記憶データを前記メッセージ送信元移動通信装置に送信するよう決定することを特徴とする請求項22に記載の制御方法。 - 他の移動通信装置と移動通信装置間通信が可能な移動通信装置の制御を行うコンピュータに、
特定の地理位置が示され、特定のデータの送信を要求する要求メッセージを、いずれかの移動通信装置より受信する受信処理と、
前記要求メッセージにより要求されているデータが制御対象の移動通信装置のデータ記憶装置に記憶されているか否かを判断するデータ有無判断処理と、
制御対象の移動通信装置の位置を判断する位置判断処理と、
前記データ有無判断処理により、要求されているデータが前記データ記憶装置に記憶されていると判断された場合に、前記位置判断処理により判断された制御対象の移動通信装置の位置と前記要求メッセージに示された前記特定の地理位置との位置関係に基づき、前記データ記憶装置に記憶されている記憶データを前記要求メッセージの送信元であるメッセージ送信元移動通信装置に送信すること、及び前記メッセージ送信元移動通信装置以外の他の移動通信装置に前記要求メッセージを転送することのいずれかを決定する方針決定処理と、
前記方針決定処理の決定に従い、記憶データの前記メッセージ送信元移動通信装置への送信、及び前記メッセージ送信元移動通信装置以外の他の移動通信装置への前記要求メッセージの転送のいずれかを行う送信処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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