JP2016197842A - 情報処理装置及び情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置及び情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動通信装置のアプリケーション間で位置情報を共有できない又は共有することが困難な場合でも、移動通信装置にて効率的な無線通信が行えるようにする。【解決手段】通信品質情報記憶部125は、無線通信品質の地域分布が示される通信品質情報を記憶する。位置情報通信部123は、位置情報管理サーバ装置140から、移動通信装置100の現在位置と今後の移動ルートとが示される位置情報を受信する。位置判定部124は、無線通信品質の地域分布と移動通信装置100の移動ルートとを照合して、移動ルートにおいて、移動通信装置100が無線通信の通信量を拡大すべき位置を判定する。算出部122は、移動通信装置100が位置判定部124により判定された位置に到達する時刻を算出する。メッセージ通信部121は、算出部122により算出された時刻を通知する通知メッセージを移動通信装置100に送信する。【選択図】図3

Description

本発明は、移動通信装置が効率的に無線通信を行うことができるタイミングを通知する技術に関する。
特許文献1に開示される技術では、地図情報に基づき、トンネル等の無線通信不可区間を判定し、この無線通信不可区間で使用されるデータの量を推測し、無線通信不可区間に到達する前に移動通信装置に無線通信不可区間分のデータをダウンロードさせる。
このようにして、特許文献1では、通信の途絶が予想される区間への対応を行っている。
特開2004−193995号公報
特許文献1では、現在地や目的地を設定するナビゲーションアプリケーションと通信アプリケーション(以下、通信アプリともいう)が同一もしくは一体化されたシステムとなっていたため、通信サービスを受ける際に現在地や目的地までのルートの情報が利用可能であった。
通信サービスは、例えば映像配信サービスや音楽配信サービスである。
通信アプリケーションは、通信サービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
映像配信サービスを例にとると、通信アプリケーションは配信元のサーバ装置から映像データを継続的にダウンロードする必要がある。
移動体に配置されている移動通信装置で映像配信サービス用の通信アプリケーションが利用される場合に、移動体がトンネル等の無線通信を行うことができないエリアや通信品質が低いエリアを通行する際には、無線通信の途絶により映像データのダウンロードができなくなる。
特許文献1では、ナビゲーションアプリケーションと通信アプリケーションが同一もしくは一体化されているため、通信アプリケーションはナビゲーションアプリケーションが管理する位置情報(現在地や目的地、ルート等)を利用することができる。
このため、通信アプリケーションは、無線通信を行うことができないエリアや通信品質が低いエリアに移動体が入る前に前もって映像データのダウンロードを行うことができた。
これに対し、スマートフォンやカーナビーションシステムでは、通信アプリケーションは、位置情報を扱うナビゲーションアプリケーションとは別個に開発、導入されることが一般的である。
このため、通信アプリケーションには、ナビゲーションアプリケーションとのインタフェースが用意されていないことが多い。
従って、通信アプリケーションが、ナビゲーションアプリケーションが管理する位置情報を利用することは困難である。
また、位置情報は個人情報であるため、通信アプリケーションで位置情報を利用する場合には、利用者の許諾を受ける必要が生じるため、通信アプリケーションを追加するたびに利用者の許諾を受ける必要がある。
本発明は、このような事情に鑑みたものであり、移動通信装置のアプリケーション間で位置情報を共有できない又は共有することが困難な場合でも、移動通信装置にて効率的な無線通信が行えるようにすることを主な目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、
無線通信品質の地域分布が示される通信品質情報を記憶する通信品質情報記憶部と、
無線通信を行う移動通信装置の現在位置と今後の移動ルートとが示される位置情報を管理する位置情報管理サーバ装置から、前記位置情報を受信する位置情報通信部と、
前記通信品質情報に示される無線通信品質の地域分布と前記位置情報に示される前記移動通信装置の移動ルートとを照合して、前記移動ルートにおいて、前記移動通信装置が無線通信の通信量を拡大すべき位置を判定する位置判定部と、
前記移動通信装置が前記位置判定部により判定された位置に到達する時刻及び前記移動通信装置の現在位置から前記位置判定部により判定された位置までの距離の少なくともいずれかを算出する算出部と、
前記算出部により算出された時刻及び距離の少なくともいずれかを通知する通知メッセージを前記移動通信装置に送信するメッセージ通信部とを有する。
本発明では、無線通信品質の地域分布に応じて移動通信装置が無線通信の通信量を拡大すべき位置を判定し、無線通信の通信量を拡大すべき位置に到達する時刻及び無線通信の通信量を拡大すべき位置までの距離を移動通信装置に通知する。
このため、移動通信装置のアプリケーション間で位置情報を共有できない又は共有することが困難な場合でも、移動通信装置にて効率的な無線通信を行うことができる。
実施の形態1に係るシステム構成例を示す図。 実施の形態1に係る処理シーケンスを示す図。 実施の形態1に係る通信エリア管理サーバ装置及び位置情報管理サーバ装置の機能構成例を示す図。 実施の形態1に係る移動通信装置及びサービス提供サーバ装置の機能構成例を示す図。 実施の形態1に係る通信品質情報の例を示す図。 実施の形態1に係る通信開始位置の例を示す図。 実施の形態1に係る位置情報のアップロードを示す図。 実施の形態3に係る通信エリア管理サーバ装置、移動通信装置及び複数のサービス提供サーバ装置の機能構成例を示す図。 実施の形態3に係る通信開始位置の例を示す図。 実施の形態4に係る処理シーケンスを示す図。 実施の形態1〜4に係る通信エリア管理サーバ装置等のハードウェア構成例を示す図。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係るシステム構成例を示す。
図1において、移動通信装置100は、移動体の移動に伴って移動する通信装置である。
移動通信装置100は、移動体としてのユーザ(人物)が保持するスマートフォンまたは移動体としての車両に搭載されている車載装置である。
移動通信装置100には、通信アプリケーション101と地図・ナビゲーションアプリケーション111が実装されている。
通信アプリケーション101は、サービス提供サーバ装置150と通信を行って、サービス提供サーバ装置150が提供するサービスを受ける。
本実施の形態では、通信アプリケーションが、サービス提供サーバ装置150が提供する映像配信サービスを受ける例を用いて説明を進める。
地図・ナビゲーションアプリケーション111は、ユーザに地図情報を提示し、また、ナビゲーションを行う。
地図・ナビゲーションアプリケーション111は、GPS(Global Positioning System)衛星等からの情報を用いて移動通信装置100の現在位置を測定することができる。
通信アプリケーション101は、地図・ナビゲーションアプリケーション111と位置情報(現在位置、目的地、移動ルート)を共有できないものとする。
位置情報管理サーバ装置140は、ユーザの現在位置や目的地、移動ルートといった位置情報を管理する。
サービス提供サーバ装置150は、移動通信装置100の通信アプリケーション101に対してサービスを提供する。
前述のように、サービス提供サーバ装置150は、本実施の形態では、映像配信サービスを提供する。
通信エリア管理サーバ装置120は、無線通信品質の地域分布を管理している。
また、通信エリア管理サーバ装置120は、サービス提供サーバ装置150から移動通信装置100の位置情報を受信し、移動通信装置100の移動ルートと無線通信品質の地域分布とを照合して、移動通信装置100の通信アプリケーション101が無線通信の通信量を拡大すべき位置を判定する。
また、サービス提供サーバ装置150は、移動通信装置100の通信アプリケーション101が無線通信の通信量を拡大すべき位置に到達する時刻を算出し、算出した時刻を移動通信装置100に通知する。
通信アプリケーション101はサービス提供サーバ装置150から映像データを継続的にダウンロードする必要がある。
移動体がトンネル等の無線通信を行うことができないエリアや無線通信品質が低いエリアを通行する際には、無線通信の途絶により映像データのダウンロードができなくなる。
通信エリア管理サーバ装置120は、無線通信を行うことができないエリアや無線通信品質が低いエリアに移動体が入る前に、無線通信品質が良好な位置にて無線通信の通信量を拡大するよう移動通信装置100に通知することで、移動通信装置100は前もって映像データのダウンロードを行うことができる。
なお、通信量の拡大には、移動通信装置100がサービス提供サーバ装置150との無線通信を行っていなかった場合に、移動通信装置100が15との無線通信を開始することも含まれる。
なお、通信エリア管理サーバ装置120は情報処理装置の例に相当する。
なお、移動通信装置100は、図示していない無線基地局との間で無線通信を行い、無線基地局と各サーバ装置との間は有線ネットワークを介した有線通信が行われる。
また、位置情報管理サーバ装置140と通信エリア管理サーバ装置120との間では有線ネットワークを介した有線通信が行われる。なお、位置情報管理サーバ装置140と通信エリア管理サーバ装置120との間の通信は有線通信に限定されるものではなく、ネットワークを介した通信が行えるなら無線通信であっても良い。
次に、移動通信装置100、通信エリア管理サーバ装置120、位置情報管理サーバ装置140及びサービス提供サーバ装置150の機能構成例を説明する。
図3は、通信エリア管理サーバ装置120と位置情報管理サーバ装置140の機能構成例を示す。
図4は、移動通信装置100とサービス提供サーバ装置150の機能構成を示す。
図3において、通信エリア管理サーバ装置120は、メッセージ通信部121、算出部122、位置情報通信部123、位置判定部124及び通信品質情報記憶部125で構成される。
メッセージ通信部121は、移動通信装置100の通信アプリケーション101との間でメッセージを送受信する。
より具体的には、メッセージ通信部121は、通信アプリケーション101から通信タイミング要求メッセージ(以下、単に通信タイミング要求ともいう)を受信し、通信アプリケーション101に通信タイミング応答メッセージ(以下、単に通信タイミング応答ともいう)を送信する。
通信タイミング要求メッセージは、通信アプリケーション101が映像データのダウンロードのためにサービス提供サーバ装置150との無線通信の通信量を拡大すべきタイミング(時刻)を通知するよう要求するメッセージである。
通信タイミング応答メッセージは、通信タイミング要求メッセージに対する応答メッセージであり、通信アプリケーション101が映像データのダウンロードのためにサービス提供サーバ装置150との無線通信の通信量を拡大すべきタイミング(時刻)を通知する。
通信タイミング応答メッセージは、通知メッセージの例に相当する。
位置情報通信部123は、位置情報管理サーバ装置140の位置情報送受信部141と通信を行う。
より具体的には、移動通信装置100の位置情報の送信を要求する位置情報要求メッセージ(以下、単に位置情報要求ともいう)を位置情報送受信部141に送信する。
また、位置情報通信部123は、位置情報送受信部141から、位置情報要求メッセージに対する応答として、移動通信装置100の位置情報を受信する。
位置情報には、移動通信装置100の現在位置、目的地、移動ルート等が示される。
通信品質情報記憶部125は、通信品質情報を記憶する。
通信品質情報は、無線通信品質の地域分布が示される情報である。
本実施の形態では、通信品質情報には、無線通信品質として、無線通信速度が記述されている。
通信品質情報の例を図5に示す。
通信品質情報では、複数の通信方式について、通信方式ごとに、無線通信品質として通信品質の地域分布が示される。
図5(a)は、WiFiの通信速度の地域分布が示される。
図5(b)及び(c)は、LTE(登録商標)の通信速度の地域分布が示される。
また、図5(b)及び(c)に示すように、通信速度が時間帯によって変化するものであれば、時間帯ごとに通信速度の地域分布を管理するようにしてもよい。
なお、図5では、理解のしやすさの観点から、通信品質の地域分布をグラフィカルに表しているが、通信品質情報の形式は図5に示す形式に限らない。
図3に戻り、位置判定部124は、通信品質情報に示される無線通信品質の地域分布と位置情報に示される移動通信装置100の移動ルートとを照合して、移動ルートにおいて、移動通信装置100が無線通信の通信量を拡大すべき位置を判定する。
算出部122は、移動通信装置100が位置判定部124により判定された位置に到達する時刻を算出する。
メッセージ通信部121は、算出部122により算出された時刻を通知する通信タイミング応答を移動通信装置100に送信する。
位置情報管理サーバ装置140において、位置情報送受信部141は、移動通信装置100の地図・ナビゲーションアプリケーション111及び通信エリア管理サーバ装置120の位置情報通信部123と通信を行う。
より具体的には、位置情報送受信部141は、地図・ナビゲーションアプリケーション111から移動通信装置100の位置情報を受信する。
位置情報送受信部141は、受信した位置情報を位置情報記憶部142に格納する。
また、位置情報送受信部141は、通信エリア管理サーバ装置120の位置情報通信部123から、移動通信装置100の位置情報についての位置情報要求メッセージを受信する。
また、位置情報送受信部141は、位置情報要求メッセージに対する応答として、移動通信装置100の位置情報を位置情報通信部123に送信する。
位置情報記憶部142は、位置情報を記憶する。
図4において、移動通信装置100は、メッセージ生成部102、メッセージ送受信部103、通信制御部104及びサービス通信部105で構成される。
メッセージ生成部102は、通信タイミング要求メッセージを生成する。
メッセージ送受信部103は、通信エリア管理サーバ装置120のメッセージ通信部121と通信を行う。
より具体的には、メッセージ生成部102により生成された通信タイミング要求メッセージをメッセージ通信部121に送信し、メッセージ通信部121から通信タイミング応答メッセージを受信する。
通信制御部104は、サービス通信部105の通信を制御する。
より具体的には、メッセージ送受信部103により受信された通信タイミング応答メッセージに記載されている時刻になると、サービス提供サーバ装置150との無線通信の通信量を拡大する。
サービス通信部105は、サービス提供サーバ装置150と通信を行う。
より具体的には、サービス通信部105はサービス提供サーバ装置150に映像データの送信を要求し、サービス提供サーバ装置150から映像データを受信する。
サービス提供サーバ装置150は、サービス情報提供部151を備える。
サービス情報提供部151は、サービス提供のためのデータを送信する。
本実施の形態では、サービス情報提供部151は映像データをサービス通信部105に送信する。
***動作の説明***
次に動作について図2を用いて説明する。
図2は通信アプリケーション101及びサーバ装置間の処理シーケンスを示すシーケンス図である。
以下にて説明する通信エリア管理サーバ装置120の動作手順が、本願の情報処理方法及び情報処理プログラムの例に相当する。
前提条件として、位置情報管理サーバ装置140には、移動通信装置100の位置情報が登録され、随時更新されているものとする。
更新の方法については別途説明する。
登録されている位置情報には、移動通信装置100の現在位置を示す緯度、経度、移動中の移動方向やその速度、目的地の緯度、経度、目的地までの移動ルートと通過予想時間といったナビゲーションシステムで扱う情報が含まれる。
まず、通信アプリケーション101では、この先の時間帯で必要となるデータを順次ダウンロードするため、通信タイミングを通信エリア管理サーバ装置120に問合せる。
通信アプリケーション101内のメッセージ生成部102が、通信タイミング要求メッセージを生成する。
通信タイミング要求メッセージには、移動通信装置100を利用するユーザのユーザIDと、移動通信装置100で利用可能な通信方式が含まれる。
また、今後ダウンロードが必要となるデータ量をメッセージ生成部102が把握している場合は、データ量を通信タイミング要求メッセージに含めてもよい。
また、ダウンロードが必要な時間の情報をメッセージ生成部102が把握している場合は、この時間を通信タイミング要求メッセージに含めてもよい。
通信アプリケーション101内のメッセージ送受信部103は、通信タイミング要求メッセージを通信エリア管理サーバ装置120に送信する(図2の811)。
通信エリア管理サーバ装置120では、メッセージ通信部121において通信アプリケーション101からの通信タイミング要求メッセージを受信し、位置情報通信部123に通信タイミング要求メッセージを転送する。
位置情報通信部123は、通信タイミング要求メッセージで通知されたユーザIDを通知する位置情報要求メッセージを生成する。
そして、位置情報通信部123は、位置情報管理サーバ装置140に位置情報要求メッセージを送信する(図2の812)。
位置情報管理サーバ装置140では、位置情報送受信部141が位置情報要求メッセージを受信する。
位置情報送受信部141は、位置情報要求メッセージに含まれるユーザIDをキーにして、位置情報記憶部142内の位置情報を検索する。
そして、位置情報送受信部141は、当該のユーザIDの位置情報(現在地、目的地、ルート、速度、移動方向、ルート上の各所を通過する通過予測時間)を取得し(図2の813)、通信エリア管理サーバ装置120に位置情報を送信する(図2の814)。
通信エリア管理サーバ装置120では、位置情報通信部123が位置情報管理サーバ装置140から当該ユーザの位置情報を受信する(位置情報通信ステップ)。
位置情報通信部123は、受信した位置情報を位置判定部124に転送する。
位置判定部124は、通信品質情報に示される通信速度の地域分布とユーザの今後の移動ルートとを照合し、移動ルート上で通信速度が良好なエリアを検出する(位置判定ステップ)。
より具体的には、位置判定部124は、通信品質情報に、現在地から目的地までの移動ルートをあてはめ、またその通過予想時間から、移動ルート上でダウンロードに適した通信位置を特定する(図2の815)。
図6にこの判定の例を示す。
ここでは、移動通信装置100は、LTE(登録商標)とWiFiという2種類の通信方式で通信が可能であると想定する。
図6(a)は、LTE(登録商標)の通信品質情報に移動ルートを重畳させた例である。
LTE(登録商標)の場合は、ルート上に30Mbpsのエリアがあるため、位置判定部124は、このエリアに入る地点を通信開始位置として検出している。
通信開始位置とは、移動通信装置100が無線通信の通信量を拡大すべき位置である。
また、図6(b)のWiFiの通信品質情報の場合は、位置判定部124は、20Mbpsのエリアに入る地点を通信開始位置として検出している。
図6(a)は、最も高速な通信速度が得られるエリアを選択する方式(方式1)にて通信開始位置を選択した例を示している。
図6(b)では、閾値(ここでは、20Mbps)以上の通信速度が得られるエリアを選択する方式(方式2)にて通信開始位置を選択した例を示している。
このように、位置判定部124は、通信開始位置を複数の選択方式にて選択することができる。
また、通信方式ごとに、選択方式を変えてもよい。
また、位置判定部124は、各通信方式で、複数の選択方式で通信開始位置を選択するようにしてもよい。
位置判定部124は、通信方式ごとに検出した通信開始位置を算出部122に通知する。
算出部122は、通信方式ごとに、通信開始位置を移動通信装置100が通過する時刻を、移動通信装置100の現在位置や移動方向、移動速度、距離の情報から計算する(図2の816)(算出ステップ)。
算出部122は、計算により得られた予想通過時刻を、通信開始時刻としてメッセージ通信部121に通知する。
メッセージ通信部121は、通信方式ごとに通信開始時刻を通知する通信タイミング応答メッセージを生成し、通信アプリケーション101に通信タイミング応答メッセージを送信する(図2の817)(メッセージ通信ステップ)。
なお、通信開始時刻は、通信アプリケーション101がサービス提供サーバ装置150から映像データのダウンロードを開始していない場合はダウンロードを開始すべき時刻であり、また、既にダウンロードを開始している場合はダウンロード量を拡大させるべき時刻である。
通信アプリケーション101では、メッセージ生成部102が通信タイミング応答メッセージを受信し、通信タイミング応答メッセージで通知されている通信開始時刻と通信方式に従い、サービス提供サーバ装置150との無線通信を行う。
通信アプリケーション101では、例えば、通信開始時刻に通信を開始できるように、または通信開始時刻に通信量を拡大できるように通信開始時刻を時刻タイマ等にセットしておく(図2の818)。
そして、メッセージ生成部102は、通信開始時刻になると、サービス提供サーバ装置150からのダウンロードを開始する、またはダウンロード量を拡大する(図2の819、820)。
次に、位置情報の更新について、説明する。
位置情報は、通信アプリケーション101と同じ移動通信装置100上で動作する地図・ナビゲーションアプリケーション111が更新する。
図7に、位置情報に更新に関連する構成を示す。
地図・ナビゲーションアプリケーション111の構成は、ナビゲーション機能を実現するものとして一般的なものである。
ユーザは、目的地設定部114により、自分の行きたい場所を目的として設定する。
現在地検出部115は、GPSアンテナ116から移動通信装置100の現在位置の緯度、経度、高さといった情報を得る。
また、現在地検出部115は、位置の差分情報等から、移動速度、移動方向を算出する。
ルート判定部113は、現在地検出部115と目的地設定部114で設定された目的地の情報から、現在地から目的地に到達するための移動ルートを算出する。
また、ルート判定部113は、目的地の到着予想時刻や、移動ルート上の経由地を通過する通過予想時刻を算出する。
これらの情報(現在地、移動速度、移動方向、目的地、移動ルート、到着予想時刻や経由地通過予想時刻)は位置情報送信部112から位置情報管理サーバ装置140にユーザIDと合わせて送付される。
位置情報管理サーバ装置140では、位置情報送受信部141がユーザIDとともに位置情報を受信し、位置情報記憶部142に保存する。
なお、現在地検出部115による現在位置の特定は、GPSアンテナ116によるものだけではなく、PCやスマートフォン等で行われている無線通信の基地局からの相対位置による位置特定等の方法であってもよい。
***効果の説明***
以上のように、通信アプリケーション101は、地図・ナビゲーションアプリケーション111の位置情報を用いなくても、通信エリア管理サーバ装置120から指定された通信時刻に通信を行うことで、効率の良い通信を行うことができる(位置情報管理サーバ装置140では位置情報が処理されるが、通信アプリケーション101には位置情報は通知されない)。
このため、通信アプリケーション101に地図・ナビゲーションアプリケーション111とのインタフェースが実装されていない場合でも、通信アプリケーション101は効率的にサービス提供サーバ装置150との通信を行うことができる。
また、通信アプリケーション101は、ユーザの個人情報である位置情報を用いることがないので、ユーザの承諾も不要であり、通信アプリケーション101が追加される度にユーザの承諾を求めてユーザを煩わせるという事態を回避することができる。
***補足***
なお、OAuthのような権限移譲の仕組みを位置情報管理サーバ装置140、通信エリア管理サーバ装置120、移動通信装置100間において導入し、通信エリア管理サーバ装置120が位置情報管理サーバ装置140にアクセスする権限を管理するという方法によって、通信エリア管理サーバ装置120を安全に運用させるようにしてもよい。
また、以上では、通信品質情報記憶部125は、通信速度の地域分布が示される通信品質情報を記憶している例を説明した。
通信品質情報は、通信速度の他に、パケット欠損率等の他の通信品質の地域分布を示す情報であってもよい。
実施の形態2.
以上の実施の形態1では、通信エリア管理サーバ装置120は、移動通信装置100が通信開始位置に到達する通信開始時刻を通信アプリケーション101に通知する。
移動通信装置100が距離を計測できる機能を有している場合には、通信エリア管理サーバ装置120は、通信開始時刻に代えて、移動通信装置100が通信開始位置に到達するまでの移動距離を通知するようにしてもよい。
本実施の形態では、算出部122は、移動通信装置100の現在位置から通信開始位置までの距離を移動距離として算出する。
算出部122は、移動通信装置100の現在位置と通信開始位置、現在位置と通信開始位置の間の移動ルートを用いて、移動距離を算出する。
そして、本実施の形態では、メッセージ通信部121は、算出部122が算出した移動距離を通知する通信タイミング応答メッセージを移動通信装置100に送信する。
通信アプリケーション101では、通信タイミング応答メッセージを受信すると、現在位置からの移動距離を積算していき、指定された距離に達するとサービス提供サーバ装置150との通信を開始する。
または、通信アプリケーション101は、指定された距離に達すると、サービス提供サーバ装置150からの通信量を増大させる。
このように、本実施の形態によっても、通信アプリケーション101は、地図・ナビゲーションアプリケーション111の位置情報を用いなくても、通信エリア管理サーバ装置120から指定された距離に達した時点で通信を行うことで、効率の良い通信を行うことができる。
実施の形態3.
本実施の形態では、移動通信装置100に複数の通信アプリケーションが実装されている例を説明する。
図8は、実施の形態3に係る機能構成例を示す。
実施の形態1との違いは、移動通信装置100上に通信アプリケーションA101、通信アプリケーションB106という複数の通信アプリケーションが実装されている点と、それぞれの通信アプリケーションに対応するサービス提供サーバ装置A150、サービス提供サーバ装置B160が存在する点である。
実施の形態3の位置情報管理サーバ装置140、通信アプリケーションA101の機能構成は、実施の形態1で説明した位置情報管理サーバ装置140、通信アプリケーション101と同様である。
通信アプリケーションB106は、通信アプリケーションA101とは異なる通信サービスに対応するアプリケーションである。
通信アプリケーションA101は、サービス提供サーバ装置A150と通信し、通信アプリケーションB106は、サービス提供サーバ装置B160と通信する。
通信アプリケーションB106は、図示を省略しているが、通信アプリケーションA101と同じ機能構成を有している。
サービス提供サーバ装置150のサービス情報提供部151とサービス提供サーバ装置B160のサービス情報提供部161は、実施の形態1で説明したサービス情報提供部151と同じである。
通信エリア管理サーバ装置120は、通信アプリケーションA101、通信アプリケーションB106のそれぞれから通信タイミング要求メッセージを受信する。
そして、通信エリア管理サーバ装置120は、通信アプリケーションA101、通信アプリケーションB106のそれぞれに対して通信タイミング応答メッセージを送信する。
通信アプリケーションA101、通信アプリケーションB106の順で通信タイミング要求メッセージが送信された場合は、通信エリア管理サーバ装置120の位置判定部124は、通信アプリケーションA101の通信開始位置を抽出した後、通信アプリケーションA101の通信開始位置を記録する。
そして、位置判定部124は、通信アプリケーションA101の通信開始位置を考慮して、通信アプリケーションB106の通信開始位置を抽出する。
例えば、図9(a)のように、LTE(登録商標)の通信速度を反映させて、通信アプリケーションA101の通信開始位置を抽出した場合を想定する。
通信アプリケーションB106に対して同じ通信開始位置を抽出すると、通信アプリケーションA101、通信アプリケーションB106が同じタイミングで通信を開始してしまい、各通信アプリケーションでの通信速度が低下することが考えられる。
そのため、位置判定部124は、通信アプリケーションA101の通信開始位置を考慮して、通信アプリケーションB106の通信開始位置は、図9(b)に示すように、WiFiの通信速度に基づいて抽出する。
通信エリア管理サーバ装置120の要素のうち、算出部122以外の要素の動作は実施の形態1又は実施の形態2と同様である。
このように、本実施の形態によれば、複数の通信アプリケーションに対して、同じタイミングで同じ通信方式により通信が開始することを避け、通信アプリケーションごとに時刻や通信方式を違ったものにすることで、移動通信装置100においてより最適な通信が行える。
実施の形態4.
本実施の形態では、実際に計測された無線通信品質を反映させて通信品質情報に示される無線通信品質の地域分布を更新する例を説明する。
なお、本実施の形態におけるシステム構成は図1に示す通りであり、また、各装置における機能構成も図3及び図4に示す通りである。
図10に本実施の形態に係る処理シーケンスを示す。
図10の処理シーケンスは、移動通信装置100の通信結果から、通信品質情報を更新して精度を向上させるための手順が示される。
図10の830〜832に示すように移動通信装置100が通信アプリケーション101とサービス提供サーバ装置150の間で通信を行う。
その際に、移動通信装置100では通信の結果情報を保持する。
通信の結果情報とは例えば、通信速度(通信データ量を通信時間で割ったもの)、通信結果(通信の成功、失敗、失敗の場合はエラー原因)、使用した通信方式(WiFi、LTE(登録商標)等)、通信時間(通信開始時刻、通信終了時刻)の情報である。
移動通信装置100は、サービス提供サーバ装置150との通信が終わった後、通信結果情報とユーザIDとが含まれる通信結果通知メッセージを通信エリア管理サーバ装置120に送付する(図10の833)。
通信エリア管理サーバ装置120では、メッセージ通信部121が通信結果通知メッセージを受信する。
そして、位置情報通信部123が、通信結果通知メッセージに含まれるユーザIDから位置情報管理サーバ装置140に当該ユーザの位置情報を要求する(図9の834)。
位置情報管理サーバ装置140では、図7に示したように、移動通信装置100との間で移動通信装置100の位置情報の更新を行っているため、移動通信装置100の移動軌跡を管理している。
つまり、位置情報管理サーバ装置140では、移動通信装置100の現在位置の履歴(位置とその時点の時刻の履歴)や今後の移動ルートとその通過予想時刻を管理している。
位置情報管理サーバ装置140は、位置情報送受信部141が、移動通信装置100の現在位置の履歴(位置とその時点の時刻の履歴)や今後の移動ルートとその通過予想時刻を通信エリア管理サーバ装置120に返す(図10の836)。
通信エリア管理サーバ装置120では、位置判定部124が、位置情報管理サーバ装置140から得られた移動通信装置100の移動軌跡の情報に基づき、通信結果通知メッセージで通知された通信開始時刻での移動通信装置100の位置と、通信終了時刻での移動通信装置100の位置を求める(図10の837)。
また、位置判定部124は、通信開始時刻での移動通信装置100の位置と通信終了時刻での移動通信装置100の位置と、通信結果通知メッセージで通知されている通信結果とに基づき、通信品質情報に示される無線通信品質の地域分布を更新する(図10の838)。
つまり、位置判定部124は、通信方式ごとに、通信品質情報に記述される通信速度、圏外エリアといった内容を更新する。
なお、位置判定部124は、通信結果から直ちに通信品質情報を更新するのではなく、複数の同様の通信結果が蓄積され、通信品質の現状について一定レベルの確度が得られた際に通信品質情報を更新するようにしてもよい。
このように、本実施の形態によれば、実際の通信結果を利用することで、きめ細かい通信品質情報を得ることができ、以降の通信アプリケーションの通信においてより効率のよい通信を実現することができる。
***ハードウェア構成の説明***
最後に、移動通信装置100、通信エリア管理サーバ装置120、位置情報管理サーバ装置140、サービス提供サーバ装置150、サービス提供サーバ装置B160(以下、通信エリア管理サーバ装置120等という)のハードウェア構成例を図11を参照して説明する。
通信エリア管理サーバ装置120等はコンピュータである。
通信エリア管理サーバ装置120等は、プロセッサ901、補助記憶装置902、メモリ903、通信装置904、入力インタフェース905、ディスプレイインタフェース906といったハードウェアを備える。
プロセッサ901は、信号線910を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
入力インタフェース905は、入力装置907に接続されている。
ディスプレイインタフェース906は、ディスプレイ908に接続されている。
プロセッサ901は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。
プロセッサ901は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
補助記憶装置902は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)である。
メモリ903は、例えば、RAM(Random Access Memory)である。
通信装置904は、データを受信するレシーバー9041及びデータを送信するトランスミッター9042を含む。
通信装置904は、例えば、通信チップ又はNIC(Network Interface Card)である。
入力インタフェース905は、入力装置907のケーブル911が接続されるポートである。
入力インタフェース905は、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子である。
ディスプレイインタフェース906は、ディスプレイ908のケーブル912が接続されるポートである。
ディスプレイインタフェース906は、例えば、USB端子又はHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子である。
入力装置907は、例えば、マウス、キーボード又はタッチパネルである。
ディスプレイ908は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)である。
また、移動通信装置100では、図11に示す構成に加えて、GPS受信機が配置されていてもよい。
補助記憶装置902には、図3、図4、図7、図8に示す通信エリア管理サーバ装置120等の機能構成の構成要素(以下、「部」と表記する、但し、「〜記憶部」を除く)の機能を実現するプログラムが記憶されている。
このプログラムは、メモリ903にロードされ、プロセッサ901に読み込まれ、プロセッサ901によって実行される。
更に、補助記憶装置902には、OS(Operating System)も記憶されている。
そして、OSの少なくとも一部がメモリ903にロードされ、プロセッサ901はOSを実行しながら、「部」の機能を実現するプログラムを実行する。
図11では、1つのプロセッサ901が図示されているが、通信エリア管理サーバ装置120等が複数のプロセッサ901を備えていてもよい。
そして、複数のプロセッサ901が「部」の機能を実現するプログラムを連携して実行してもよい。
また、「部」の処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値が、メモリ903、補助記憶装置902、又は、プロセッサ901内のレジスタ又はキャッシュメモリに記憶される。
「部」を「回路」又は「工程」又は「手順」又は「処理」に読み替えてもよい。
「回路」は、プロセッサ901だけでなく、ロジックIC又はGA(Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field−Programmable Gate Array)といった他の種類の処理回路をも包含する概念である。
100 移動通信装置、101 通信アプリケーション、102 メッセージ生成部、103 メッセージ送受信部、104 通信制御部、105 サービス通信部、111 地図・ナビゲーションアプリケーション、112 位置情報送信部、113 ルート判定部、114 目的地設定部、115 現在地検出部、120 通信エリア管理サーバ装置、121 メッセージ通信部、122 算出部、123 位置情報通信部、124 位置判定部、125 通信品質情報記憶部、140 位置情報管理サーバ装置、141 位置情報送受信部、142 位置情報記憶部、150 サービス提供サーバ装置、151 サービス情報提供部、160 サービス提供サーバ装置B、161 サービス情報提供部。

Claims (9)

  1. 無線通信品質の地域分布が示される通信品質情報を記憶する通信品質情報記憶部と、
    無線通信を行う移動通信装置の現在位置と今後の移動ルートとが示される位置情報を管理する位置情報管理サーバ装置から、前記位置情報を受信する位置情報通信部と、
    前記通信品質情報に示される無線通信品質の地域分布と前記位置情報に示される前記移動通信装置の移動ルートとを照合して、前記移動ルートにおいて、前記移動通信装置が無線通信の通信量を拡大すべき位置を判定する位置判定部と、
    前記移動通信装置が前記位置判定部により判定された位置に到達する時刻及び前記移動通信装置の現在位置から前記位置判定部により判定された位置までの距離の少なくともいずれかを算出する算出部と、
    前記算出部により算出された時刻及び距離の少なくともいずれかを通知する通知メッセージを前記移動通信装置に送信するメッセージ通信部とを有する情報処理装置。
  2. 前記通信品質情報記憶部は、
    複数の通信方式について、通信方式ごとに、無線通信品質の地域分布が示される通信品質情報を記憶しており、
    前記位置判定部は、
    前記移動通信装置が用いる通信方式に対応する通信品質情報に示される無線通信品質の地域分布と前記位置情報に示される前記移動通信装置の移動ルートとを照合する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記位置判定部は、
    前記移動通信装置が2以上の通信方式を用いる場合に、
    前記移動通信装置が用いる通信方式ごとに、対応する通信品質情報に示される無線通信品質の地域分布と前記位置情報に示される前記移動通信装置の移動ルートとを照合して、前記移動ルートにおいて、前記移動通信装置が無線通信の通信量を拡大すべき位置を判定し、
    前記算出部は、
    前記移動通信装置が用いる通信方式ごとに、前記移動通信装置が前記位置判定部により判定された位置に到達する時刻及び前記移動通信装置の現在位置から前記位置判定部により判定された位置までの距離の少なくともいずれかを算出し、
    前記メッセージ通信部は、
    前記移動通信装置が用いる通信方式ごとに前記算出部により算出された時刻及び距離の少なくともいずれかを通知する通知メッセージを前記移動通信装置に送信する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記通信品質情報記憶部は、
    複数の時間帯について、時間帯ごとに、無線通信品質の地域分布が示される通信品質情報を記憶しており、
    前記位置判定部は、
    現在時刻が含まれる時間帯に対応する通信品質情報に示される無線通信品質の地域分布と前記位置情報に示される前記移動通信装置の移動ルートとを照合する請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記位置判定部は、
    前記移動通信装置において複数の通信アプリケーションが実行される場合に、各通信アプリケーションが無線通信の通信量を拡大すべき位置として、通信アプリケーションごとに別の位置を判定し、
    前記算出部は、
    前記位置判定部により判定された位置ごとに、前記移動通信装置が当該位置に到達する時刻及び前記移動通信装置の現在位置から当該位置までの距離の少なくともいずれかを算出し、
    前記メッセージ通信部は、
    通信アプリケーションごとに前記算出部により算出された時刻及び距離の少なくともいずれかを通知する通知メッセージを前記移動通信装置に送信する請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記位置情報管理サーバ装置は、
    前記移動通信装置の移動軌跡を管理しており、
    前記メッセージ通信部は、
    前記移動通信装置で行われた無線通信の通信開始時刻と通信終了時刻と通信結果とが通知される通信結果通知メッセージを受信し、
    前記位置判定部は、
    前記位置情報管理サーバ装置で管理されている前記移動通信装置の移動軌跡に基づき、前記通信結果通知メッセージで通知されている通信開始時刻における前記移動通信装置の位置と通信終了時刻における前記移動通信装置の位置を判別し、
    判別した通信開始時刻における前記移動通信装置の位置と通信終了時刻における前記移動通信装置の位置と、前記通信結果通知メッセージで通知されている通信結果とに基づき、前記通信品質情報に示される無線通信品質の地域分布を更新する請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記通信品質情報記憶部は、
    無線通信品質の地域分布として、無線通信速度の地域分布が示される通信品質情報を記憶しており、
    前記位置判定部は、
    前記通信品質情報に示される無線通信速度の地域分布と前記位置情報に示される前記移動通信装置の移動ルートとを照合する請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 無線通信品質の地域分布が示される通信品質情報を記憶するコンピュータが、
    無線通信を行う移動通信装置の現在位置と今後の移動ルートとが示される位置情報を管理する位置情報管理サーバ装置から、前記位置情報を受信する位置情報通信ステップと、
    前記通信品質情報に示される無線通信品質の地域分布と前記位置情報に示される前記移動通信装置の移動ルートとを照合して、前記移動ルートにおいて、前記移動通信装置が無線通信の通信量を拡大すべき位置を判定する位置判定ステップと、
    前記移動通信装置が前記位置判定ステップにより判定された位置に到達する時刻及び前記移動通信装置の現在位置から前記位置判定ステップにより判定された位置までの距離の少なくともいずれかを算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにより算出された時刻及び距離の少なくともいずれかを通知する通知メッセージを前記移動通信装置に送信するメッセージ通信ステップとを有する情報処理方法。
  9. 無線通信品質の地域分布が示される通信品質情報を記憶するコンピュータに、
    無線通信を行う移動通信装置の現在位置と今後の移動ルートとが示される位置情報を管理する位置情報管理サーバ装置から、前記位置情報を受信する位置情報通信ステップと、
    前記通信品質情報に示される無線通信品質の地域分布と前記位置情報に示される前記移動通信装置の移動ルートとを照合して、前記移動ルートにおいて、前記移動通信装置が無線通信の通信量を拡大すべき位置を判定する位置判定ステップと、
    前記移動通信装置が前記位置判定ステップにより判定された位置に到達する時刻及び前記移動通信装置の現在位置から前記位置判定ステップにより判定された位置までの距離の少なくともいずれかを算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにより算出された時刻及び距離の少なくともいずれかを通知する通知メッセージを前記移動通信装置に送信するメッセージ通信ステップとを実行させる情報処理プログラム。
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