JP2007235510A - 緊急放送システムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】通常放送による現在の放送と、緊急放送とを同時に違和感なく放送することができ、現在聴いている番組の中断もなく、スムーズな放送が可能となる緊急放送システムを提供する。
【解決手段】Lチャンネル用音源10LからのLチャンネル音声信号SL、Rチャンネル用音源10RからのRチャンネル音声信号SR、および、緊急放送用音源10Eからの緊急音声信号SEの三者の信号のウエイトを調節するウエイト調節手段110と、ウエイト調節手段110によってウエイトが調節された当該Lチャンネル音声信号SLaおよびRチャンネル音声信号SRaへの当該緊急音声信号SEaの混合の有無を緊急音声混合切換手段130とを備え、切換える制御をシステムコントローラ120で行なう。
【選択図】図1
【解決手段】Lチャンネル用音源10LからのLチャンネル音声信号SL、Rチャンネル用音源10RからのRチャンネル音声信号SR、および、緊急放送用音源10Eからの緊急音声信号SEの三者の信号のウエイトを調節するウエイト調節手段110と、ウエイト調節手段110によってウエイトが調節された当該Lチャンネル音声信号SLaおよびRチャンネル音声信号SRaへの当該緊急音声信号SEaの混合の有無を緊急音声混合切換手段130とを備え、切換える制御をシステムコントローラ120で行なう。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えばステレオ音声放送において緊急情報を送出するための緊急放送システム、および、この緊急放送システムにおける緊急音声信号の取り扱いに適合する方法に関する。
手動放送及び緊急放送用の操作パネル部分の手動放送のキーを押すことにより手動放送が行われるような放送システムは公知である。この場合、放送制御ユニットを設け、これにより手動放送選択装置を制御して手動放送インタフェース装置に対して手動放送開始の起動信号を操作パネルの手動放送のキーに対応するランプを点灯させ扱い者に放送の開始を促すといった構成を採ることも知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に開示の技術では、緊急放送は、放送制御卓のマイクからの放送と、消防署などの外部設備にあるリモートマイクからの放送ができるようにし、消防署などの外部設備からの緊急放送は複数対応可能に構成される。放送制御ユニットは、消防署などの外部設備からの緊急放送の起動要求がなければ、手動放送選択装置を制御して、緊急放送インタフェース装置に対し、緊急放送開始の起動信号を送る。緊急放送インタフェース装置からの開始応答信号を受けると、放送制御ユニットは、操作パネルの緊急放送のキーに対応するランプを点灯させ扱い者に放送の開始を促す。
扱い者は、ランプの点灯を確認し、放送制御卓のマイクから放送を始めることで、音声が手動放送選択装置から出力されることで緊急放送が行える。手動放送選択装置により消防署などの外部設備からの起動要求を監視して、複数台のうち最も起動の早いリモートマイクからの情報が、放送制御ユニットに送られ、緊急放送インタフェース装置からの開始応答信号に基づいて緊急放送が行えるようになるといったシステムである。
また一方、映像装置や音響装置等に組み込まれる音声合成回路で、主たる音声出力と、装置の状態や操作方法を知らせる案内報知用の音声とを加算的に合成して出力するための音声合成回路において、簡易な構成で、スピーカから出力される主たる音声の音量の大小にかかわらず、案内報知用の音声を明瞭かつ適度に聞き取ることができるようにする技術も提案されている(特許文献2参照)。
特許文献2に開示された音声合成回路では、テレビ等の映像装置や、ステレオ等の音響装置に組み込まれて使用されるように構成され、2入力の音声信号を加算的に合成する第1及び第2の合成部を備えている。第1の合成部において、主たる音声信号S1と案内報知用の音声信号S2とを加算的に合成して第1の合成音声信号S3を出力する。
この第1の合成音声信号S3の音量を音量調整部が調整して調整合成音声信号S4として出力する。更に、この調整合成音声信号S4と案内報知用の音声信号S2と第2の合成部で加算的に合成して、第2の合成音声信号S5を出力する。
この第1の合成音声信号S3の音量を音量調整部が調整して調整合成音声信号S4として出力する。更に、この調整合成音声信号S4と案内報知用の音声信号S2と第2の合成部で加算的に合成して、第2の合成音声信号S5を出力する。
第2の合成音声信号S5には音量調整部による音量調整の影響を受けなかった案内報知用の音声信号S2成分が含まれているため、主たる音声の音量が小になればなるほど、案内報知用の音声信号S2成分の割合が増すので、案内報知用の音声を聞き取り易くなる。また、主たる音声を完全に無音状態にしても案内報知用の音声だけは明瞭かつ適度に聞くことができる。また、音量調整部も1つで済むので、構成が簡易になるとされている。
特開平6−334615号公報(段落0016〜段落0021、図1)
特開平9−230891号公報(段落0011〜段落0013、図1)
上掲の既提案の技術では、緊急放送については常時明瞭に聴き取ることができるような状態が実現されると言える。しかしながら、この状態は、換言すれば、緊急放送に対し通常の放送は無条件で犠牲にされることを意味するものであり、種々の場合を考えたときには必ずしも全面的に望ましいこととは言えない面もある。
即ち、従来は、緊急放送が放送される際、放送中の番組の音声に緊急放送の音声を重ねて送信されている。受信側においては必ず通常放送の音声に緊急放送の音声が合成されて出力されてしまうため、通常放送の音声が聞き取り難くなってしまっている。
即ち、従来は、緊急放送が放送される際、放送中の番組の音声に緊急放送の音声を重ねて送信されている。受信側においては必ず通常放送の音声に緊急放送の音声が合成されて出力されてしまうため、通常放送の音声が聞き取り難くなってしまっている。
一般に、緊急放送を拒否することはできないため、ユーザーによっては重要でない緊急放送によって、聴きたい番組を聴くことが妨げられる事になっている。通常放送による現在の放送と、緊急放送とを同時にしかも違和感なく放送することができれば、現在聴いている番組の中断もなく、スムーズな放送が可能となるはずである。
本発明は、上述したような緊急放送のシステムにおいて従来は忍従せざるをえなかった通常放送は無条件で犠牲にされてしまうといった課題に着目してなされたものであり、通常放送による現在の放送と緊急放送とを同時にしかも違和感なく放送することができ、現在聴いている番組の中断もなく、スムーズな放送が可能となる緊急放送システム、および、この緊急放送システムにおける緊急音声信号の取り扱いに適合する方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述したような緊急放送のシステムにおいて従来は忍従せざるをえなかった通常放送は無条件で犠牲にされてしまうといった課題に着目してなされたものであり、通常放送による現在の放送と緊急放送とを同時にしかも違和感なく放送することができ、現在聴いている番組の中断もなく、スムーズな放送が可能となる緊急放送システム、および、この緊急放送システムにおける緊急音声信号の取り扱いに適合する方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するべく、本願では次に列記するような技術を提案する。
(1)Lチャンネル用音源からのLチャンネル音声信号のレベルを調節するLチャンネル増幅器と、Rチャンネル用音源からのRチャンネル音声信号のレベルを調節するRチャンネル増幅器と、緊急放送用音源からの緊急音声信号のレベルを調節する緊急放送チャンネル増幅器と、前記Lチャンネル用増幅器の出力側に設けられLチャンネル音声信号に前記緊急放送チャンネル増幅器の出力を混合するためのLチャンネル混合器と、前記Rチャンネル用増幅器の出力側に設けられRチャンネル音声信号に前記緊急放送チャンネル増幅器の出力を混合するためのRチャンネル混合器と、前記Lチャンネル混合器およびRチャンネル混合器のいずれか一方または双方に選択的に前記緊急放送チャンネル増幅器の出力を供給する緊急音声混合切換手段と、前記緊急音声混合切換手段の作動を制御する制御手段と、を備えていることを特徴とする緊急放送システム。
(1)Lチャンネル用音源からのLチャンネル音声信号のレベルを調節するLチャンネル増幅器と、Rチャンネル用音源からのRチャンネル音声信号のレベルを調節するRチャンネル増幅器と、緊急放送用音源からの緊急音声信号のレベルを調節する緊急放送チャンネル増幅器と、前記Lチャンネル用増幅器の出力側に設けられLチャンネル音声信号に前記緊急放送チャンネル増幅器の出力を混合するためのLチャンネル混合器と、前記Rチャンネル用増幅器の出力側に設けられRチャンネル音声信号に前記緊急放送チャンネル増幅器の出力を混合するためのRチャンネル混合器と、前記Lチャンネル混合器およびRチャンネル混合器のいずれか一方または双方に選択的に前記緊急放送チャンネル増幅器の出力を供給する緊急音声混合切換手段と、前記緊急音声混合切換手段の作動を制御する制御手段と、を備えていることを特徴とする緊急放送システム。
上記(1)の緊急放送システムでは、Lチャンネル増幅器、Rチャンネル増幅器、および、緊急放送チャンネル増幅器によってLチャンネル用音源からのLチャンネル音声信号、Rチャンネル用音源からのRチャンネル音声信号、および、緊急放送用音源からの緊急音声信号の三者の信号のウエイトを調節し、Lチャンネル混合器およびRチャンネル混合器によって、該ウエイトが調節された当該Lチャンネル音声信号およびRチャンネル音声信号への当該緊急音声信号の混合の有無を切換える。
(2)前記Lチャンネル増幅器、Rチャンネル増幅器、および、緊急放送チャンネル増幅器は、供給された音声信号レベル調節信号に応じて増幅率が調節される可変増幅器であり、且つ、前記制御手段は当該各音声信号レベル調節信号を供給するように構成されていることを特徴とする(1)の緊急放送システム。
上記(2)の緊急放送システムでは、(1)の緊急放送システムにおいて特に、Lチャンネル増幅器、Rチャンネル増幅器、および、緊急放送チャンネル増幅器は、供給された
音声信号レベル調節信号に応じて増幅率が調節される可変増幅器であり、制御手段が発する音声信号レベル調節信号に応じて各増幅器の増幅率が調節される。
上記(2)の緊急放送システムでは、(1)の緊急放送システムにおいて特に、Lチャンネル増幅器、Rチャンネル増幅器、および、緊急放送チャンネル増幅器は、供給された
音声信号レベル調節信号に応じて増幅率が調節される可変増幅器であり、制御手段が発する音声信号レベル調節信号に応じて各増幅器の増幅率が調節される。
(3)緊急音声混合切換手段は、前記緊急放送チャンネル増幅器の出力の前記Lチャンネル混合器への供給の有無を切換えるためのLチャンネル混合切換手段と前記緊急放送チャンネル増幅器の出力の前記Rチャンネル混合器への供給の有無を切換えるためのRチャンネル混合切換手段とを含んで構成され、且つ、前記制御手段は、前記Lチャンネル混合切換手段およびRチャンネル混合切換手段の作動を制御するように構成されていることを特徴とする(1)の緊急放送システム。
上記(3)の緊急放送システムでは、(1)の緊急放送システムにおいて特に、緊急音声混合切換手段中のLチャンネル混合切換手段とRチャンネル混合切換手段とが制御手段によって制御されて、緊急放送チャンネル増幅器の出力のLチャンネル混合器およびRチャンネル混合器への供給の有無が切換えられる。
(4)前記Lチャンネル用音源からLチャンネル増幅器に供給されるLチャンネル音声信号を前記Rチャンネル用音源からRチャンネル増幅器に供給されるRチャンネル音声信号に混合するために前記Rチャンネル増幅器の前段に介挿された両チャンネル音声混合器と、前記両チャンネル音声混合器に対する当該Lチャンネル音声信号の供給の有無を切換えるための両チャンネル音声混合切換手段とを更に備え、且つ、前記制御手段は前記両チャンネル音声混合切換手段の作動を制御するように構成されていることを特徴とする(1)の緊急放送システム。
上記(4)の緊急放送システムでは、(1)の緊急放送システムにおいて特に、両チャンネル音声混合器が制御手段によって制御されて、Lチャンネル用音源からLチャンネル増幅器に供給されるLチャンネル音声信号の、Rチャンネル用音源からRチャンネル増幅器に供給されるRチャンネル音声信号への混合の有無が切換えられる。
(5)前記Rチャンネル用音源からRチャンネル増幅器に供給されるRチャンネル音声信号を前記Lチャンネル用音源からLチャンネル増幅器に供給されるLチャンネル音声信号に混合するために前記Lチャンネル増幅器の前段に介挿された両チャンネル音声混合器と、前記両チャンネル音声混合器に対する当該Rチャンネル音声信号の供給の有無を切換えるための両チャンネル音声混合切換手段とを更に備え、且つ、前記制御手段は前記両チャンネル音声混合切換手段の作動を制御するように構成されていることを特徴とする(1)の緊急放送システム。
上記(5)の緊急放送システムでは、(1)の緊急放送システムにおいて特に、両チャンネル音声混合器が制御手段によって制御されて、Rチャンネル用音源からRチャンネル増幅器に供給されるRチャンネル音声信号の、Lチャンネル用音源からLチャンネル増幅器に供給されるLチャンネル音声信号への混合の有無が切換えられる。
(6)Lチャンネル用音源からのLチャンネル音声信号、Rチャンネル用音源からのRチャンネル音声信号、および、緊急放送用音源からの緊急音声信号の三者の信号のウエイトを調節するウエイト調節手段と、前記ウエイト調節手段によってウエイトが調節された当該Lチャンネル音声信号およびRチャンネル音声信号への当該緊急音声信号の混合の有無を切換える緊急音声混合切換手段と、前記緊急音声混合切換手段の作動を制御する制御手段と、を備えていることを特徴とする緊急放送システム。
上記(6)の緊急放送システムでは、ウエイト調節手段によってLチャンネル用音源からのLチャンネル音声信号、Rチャンネル用音源からのRチャンネル音声信号、および、
緊急放送用音源からの緊急音声信号の三者の信号のウエイトが調節され、緊急音声混合切換手段と制御手段との共働により、該ウエイトが調節された当該Lチャンネル音声信号およびRチャンネル音声信号への当該緊急音声信号の混合の有無が切換えられる。
緊急放送用音源からの緊急音声信号の三者の信号のウエイトが調節され、緊急音声混合切換手段と制御手段との共働により、該ウエイトが調節された当該Lチャンネル音声信号およびRチャンネル音声信号への当該緊急音声信号の混合の有無が切換えられる。
(7)前記ウエイト調節手段によってウエイトが調節された当該Lチャンネル音声信号のRチャンネル音声信号への混合の有無を切換える両チャンネル音声混合切換手段を更に備え、且つ、前記制御手段は前記両チャンネル音声混合切換手段の作動を制御するように構成されていることを特徴とする(6)の緊急放送システム。
上記(7)の緊急放送システムでは、(6)の緊急放送システムにおいて特に、両チャンネル音声混合切換手段によって、Lチャンネル音声信号の、Rチャンネル音声信号への混合の有無が切換えられる。
上記(7)の緊急放送システムでは、(6)の緊急放送システムにおいて特に、両チャンネル音声混合切換手段によって、Lチャンネル音声信号の、Rチャンネル音声信号への混合の有無が切換えられる。
(8)前記ウエイト調節手段によってウエイトが調節された当該Rチャンネル音声信号のLチャンネル音声信号への混合の有無を切換える両チャンネル音声混合切換手段を更に備え、且つ、前記制御手段は前記両チャンネル音声混合切換手段の作動を制御するように構成されていることを特徴とする(6)の緊急放送システム。
上記(8)の緊急放送システムでは、(6)の緊急放送システムにおいて特に、両チャンネル音声混合切換手段によって、Rチャンネル音声信号の、Lチャンネル音声信号への混合の有無が切換えられる。
上記(8)の緊急放送システムでは、(6)の緊急放送システムにおいて特に、両チャンネル音声混合切換手段によって、Rチャンネル音声信号の、Lチャンネル音声信号への混合の有無が切換えられる。
(9)Lチャンネル用音源からのLチャンネル音声信号、Rチャンネル用音源からのRチャンネル音声信号、および、緊急放送用音源からの緊急音声信号の三者の信号のウエイトを調節し、該ウエイトが調節された当該Lチャンネル音声信号およびRチャンネル音声信号への当該緊急音声信号の混合の有無を切換えることを特徴とする緊急放送方法。
上記(9)の緊急放送方法では、Lチャンネル音声信号、Rチャンネル音声信号、および、緊急音声信号の三者の信号のウエイトが調節された当該Lチャンネル音声信号およびRチャンネル音声信号への当該緊急音声信号の混合の有無が切換えられる。
上記(9)の緊急放送方法では、Lチャンネル音声信号、Rチャンネル音声信号、および、緊急音声信号の三者の信号のウエイトが調節された当該Lチャンネル音声信号およびRチャンネル音声信号への当該緊急音声信号の混合の有無が切換えられる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。尚、以下に参照する図においては、便宜上、説明の主題となる要部は適宜誇張し、要部以外については適宜簡略化し乃至省略されている。
図1は、本発明の一実施の形態としての緊急放送サポートシステムの構成を表すブロック図である。
図1は、本発明の一実施の形態としての緊急放送サポートシステムの構成を表すブロック図である。
図1において、緊急放送システム100は、Lチャンネル用音源(図中、通常放送音声データ(L)と表記)10LからのLチャンネル音声信号SLのレベルを調節するLチャンネル増幅器11Lと、Rチャンネル用音源(図中、通常放送音声データ(R)と表記)10RからのRチャンネル音声信号SRのレベルを調節するRチャンネル増幅器11Rと、緊急放送用音源(図中、通常放送音声データ(E)と表記)10Eからの緊急音声信号SEのレベルを調節する緊急放送チャンネル増幅器11Eと、を含んでLチャンネル音声信号SL、Rチャンネル音声信号SR、および、緊急音声信号SEの三者の信号のウエイトを調節するウエイト調節手段110が構成されている。
本実施の形態では、Lチャンネル増幅器11L、Rチャンネル増幅器11R、および、緊急放送チャンネル増幅器11Eは、何れも可変増幅器であり、制御手段としてのシステムコントローラ120から供給される音声信号レベル調節信号に応じて各器の増幅率が調節される。
更に、Lチャンネル用増幅器11Lの出力側に設けられLチャンネル音声信号SLaに緊急放送チャンネル増幅器11Eの出力SEaを混合するためのLチャンネル混合器12
Lと、Rチャンネル用増幅器11Rの出力側に設けられRチャンネル音声信号SRaに緊急放送チャンネル増幅器11Eの出力SEaを混合するためのRチャンネル混合器12Rが設けられている。
更に、Lチャンネル用増幅器11Lの出力側に設けられLチャンネル音声信号SLaに緊急放送チャンネル増幅器11Eの出力SEaを混合するためのLチャンネル混合器12
Lと、Rチャンネル用増幅器11Rの出力側に設けられRチャンネル音声信号SRaに緊急放送チャンネル増幅器11Eの出力SEaを混合するためのRチャンネル混合器12Rが設けられている。
緊急放送チャンネル増幅器11Eの出力SEaのLチャンネル混合器12Lへの供給の有無を切換えるためのLチャンネル混合切換手段としてのスイッチSW1と緊急放送チャンネル増幅器11Eの出力SEaのRチャンネル混合器12Rへの供給の有無を切換えるためのRチャンネル混合切換手段としてのスイッチSW3とを含んで緊急音声混合切換手段130が構成され、且つ、制御手段としてのシステムコントローラ120は、Lチャンネル混合切換手段SW1およびRチャンネル混合切換手段SW3の作動を制御するように構成されている。
図示の実施の形態では、Lチャンネル用音源10LからLチャンネル増幅器11Lに供給されるLチャンネル音声信号SLをRチャンネル用音源10RからRチャンネル増幅器11Rに供給されるRチャンネル音声信号SRに混合するためにRチャンネル増幅器11Rの前段に介挿された両チャンネル音声混合器13Rと、両チャンネル音声混合器13Rに対する当該Lチャンネル音声信号SLの供給の有無を切換えるための両チャンネル音声混合切換手段としてのスイッチSW2とを更に備え、且つ、システムコントローラ120は両チャンネル音声混合切換手段SW2の作動を制御するように構成されている。
図示のものとは、Lチャンネルの系統とRチャンネルの系統を逆転させたような構成をとることも可能である。
この場合は、図示は省略するが、Rチャンネル用音源10RからRチャンネル増幅器11Rに供給されるRチャンネル音声信号SRをLチャンネル用音源10LからLチャンネル増幅器11Lに供給されるLチャンネル音声信号SLに混合するためにLチャンネル増幅器11Lの前段に介挿された両チャンネル音声混合器13L(不図示)、両チャンネル音声混合器13L(不図示)に対する当該Rチャンネル音声信号SRの供給の有無を切換えるための両チャンネル音声混合切換手段としてのスイッチSW2a(不図示)とを更に備え、且つ、システムコントローラ120は両チャンネル音声混合切換手段SW2a(不図示)の作動を制御するように構成される。
この場合は、図示は省略するが、Rチャンネル用音源10RからRチャンネル増幅器11Rに供給されるRチャンネル音声信号SRをLチャンネル用音源10LからLチャンネル増幅器11Lに供給されるLチャンネル音声信号SLに混合するためにLチャンネル増幅器11Lの前段に介挿された両チャンネル音声混合器13L(不図示)、両チャンネル音声混合器13L(不図示)に対する当該Rチャンネル音声信号SRの供給の有無を切換えるための両チャンネル音声混合切換手段としてのスイッチSW2a(不図示)とを更に備え、且つ、システムコントローラ120は両チャンネル音声混合切換手段SW2a(不図示)の作動を制御するように構成される。
Lチャンネル混合器12Lの出力SLbに対応するLチャンネル放送出力回路15Lと、Rチャンネル混合器12Rの出力SRbに対応するRチャンネル放送出力回路15Rとを介してステレオ音声放送の信号が送出される。
図2は、各可変増幅器11E,11L,11Rにおける増幅率の調節と、各スイッチSW1,SW2,SW3の開閉状態とに応じて得られるLチャンネル混合器12Lの出力SLbおよびRチャンネル混合器12Rの出力SRbの状態の対応関係を表す図である。
図2は、各可変増幅器11E,11L,11Rにおける増幅率の調節と、各スイッチSW1,SW2,SW3の開閉状態とに応じて得られるLチャンネル混合器12Lの出力SLbおよびRチャンネル混合器12Rの出力SRbの状態の対応関係を表す図である。
図2を図1のブロック図と対比して判読されるように、通常時においては、緊急音声の可変増幅器11Eは停止され、各スイッチSW1,SW2,SW3は何れもオフにされて、Lチャンネル混合器12Lの出力SLbおよびRチャンネル混合器12Rの出力SRbは、共に、Lチャンネル増幅器11LおよびRチャンネル増幅器11Rによって十分大きなレベルに増幅されて鮮明なステレオ音声が放送される。
また、緊急時Aのケースでは、緊急音声の可変増幅器11Eは大きな増幅率に設定され、Lチャンネル増幅器11Lは小さな増幅率に設定され、Rチャンネル増幅器11Rは大きな増幅率に設定され、スイッチSW1はオンに、スイッチSW2、スイッチSW3は何れもオフにされて、Lチャンネル混合器12Lの出力SLbは主として緊急放送の音声、Rチャンネル混合器12Rの出力SRbは通常放送の音声となってステレオ音声が放送される。
緊急時Bのケースでは、緊急音声の可変増幅器11Eは大きな増幅率に設定され、Lチャンネル増幅器11Lも大きな増幅率に設定され、Rチャンネル増幅器11Rは小さな増幅率に設定され、スイッチSW1、スイッチSW2は何れもオフに、スイッチSW3はオンにされて、Lチャンネル混合器12Lの出力SLbは通常放送の音声、Rチャンネル混合器12Rの出力SRbは主として緊急放送の音声となってステレオ音声が放送される。
緊急時Cのケースでは、緊急音声の可変増幅器11Eは大きな増幅率に設定され、Lチャンネル増幅器11LおよびRチャンネル増幅器11Rは何れも小さな増幅率に設定され、スイッチSW1はオンに、スイッチSW2はオフに、スイッチSW3はオンにされて、Lチャンネル混合器12Lの出力SLbおよびRチャンネル混合器12Rの出力SRbは何れも主として緊急放送の音声となってステレオ音声が放送される。
緊急時Dのケースでは、緊急音声の可変増幅器11Eは大きな増幅率に設定され、Lチャンネル増幅器11Lは小さな増幅率に設定され、Rチャンネル増幅器11Rは大きな増幅率に設定され、スイッチSW1およびスイッチSW2は何れもオンに、スイッチSW3はオフにされて、Lチャンネル混合器12Lの出力SLbは主として緊急放送の音声、Rチャンネル混合器12Rの出力SRbはLチャンネルとRチャンネルが合成された音声となってステレオ音声が放送される。
システムコントローラ120によって、図2のように、ケースに応じて適宜の放送モードが選択され得る。
システムコントローラ120によって、図2のように、ケースに応じて適宜の放送モードが選択され得る。
以上より理解されるとおり、本発明は、Lチャンネル用音源からのLチャンネル音声信号、Rチャンネル用音源からのRチャンネル音声信号、および、緊急放送用音源からの緊急音声信号の三者の信号のウエイトを調節し、該ウエイトが調節された当該Lチャンネル音声信号およびRチャンネル音声信号への当該緊急音声信号の混合の有無を切換えることを特徴とする緊急放送方法でもある。
この緊急放送方法では、Lチャンネル音声信号、Rチャンネル音声信号、および、緊急音声信号の三者の信号のウエイトが調節された当該Lチャンネル音声信号およびRチャンネル音声信号への当該緊急音声信号の混合の有無が図2を参照して説明したように切換えられる。
10E…緊急放送用音源10L…Lチャンネル用音源 10R…Rチャンネル用音源 11E…緊急放送チャンネル増幅器 11L…Lチャンネル増幅器 11R…Rチャンネル増幅器 12L…Lチャンネル混合器 12R…Rチャンネル混合器 13R…両チャンネル音声混合器 100…緊急放送システム 110…ウエイト調整手段 120…システムコントローラ 130…緊急音声混合切換手段
Claims (9)
- Lチャンネル用音源からのLチャンネル音声信号のレベルを調節するLチャンネル増幅器と、Rチャンネル用音源からのRチャンネル音声信号のレベルを調節するRチャンネル増幅器と、緊急放送用音源からの緊急音声信号のレベルを調節する緊急放送チャンネル増幅器と、前記Lチャンネル用増幅器の出力側に設けられLチャンネル音声信号に前記緊急放送チャンネル増幅器の出力を混合するためのLチャンネル混合器と、前記Rチャンネル用増幅器の出力側に設けられRチャンネル音声信号に前記緊急放送チャンネル増幅器の出力を混合するためのRチャンネル混合器と、前記Lチャンネル混合器およびRチャンネル混合器のいずれか一方または双方に選択的に前記緊急放送チャンネル増幅器の出力を供給する緊急音声混合切換手段と、前記緊急音声混合切換手段の作動を制御する制御手段と、を備えていることを特徴とする緊急放送システム。
- 前記Lチャンネル増幅器、Rチャンネル増幅器、および、緊急放送チャンネル増幅器は、供給された音声信号レベル調節信号に応じて増幅率が調節される可変増幅器であり、且つ、前記制御手段は当該各音声信号レベル調節信号を供給するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の緊急放送システム。
- 緊急音声混合切換手段は、前記緊急放送チャンネル増幅器の出力の前記Lチャンネル混合器への供給の有無を切換えるためのLチャンネル混合切換手段と前記緊急放送チャンネル増幅器の出力の前記Rチャンネル混合器への供給の有無を切換えるためのRチャンネル混合切換手段とを含んで構成され、且つ、前記制御手段は、前記Lチャンネル混合切換手段およびRチャンネル混合切換手段の作動を制御するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の緊急放送システム。
- 前記Lチャンネル用音源からLチャンネル増幅器に供給されるLチャンネル音声信号を前記Rチャンネル用音源からRチャンネル増幅器に供給されるRチャンネル音声信号に混合するために前記Rチャンネル増幅器の前段に介挿された両チャンネル音声混合器と、前記両チャンネル音声混合器に対する当該Lチャンネル音声信号の供給の有無を切換えるための両チャンネル音声混合切換手段とを更に備え、且つ、前記制御手段は前記両チャンネル音声混合切換手段の作動を制御するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の緊急放送システム。
- 前記Rチャンネル用音源からRチャンネル増幅器に供給されるRチャンネル音声信号を前記Lチャンネル用音源からLチャンネル増幅器に供給されるLチャンネル音声信号に混合するために前記Lチャンネル増幅器の前段に介挿された両チャンネル音声混合器と、前記両チャンネル音声混合器に対する当該Rチャンネル音声信号の供給の有無を切換えるための両チャンネル音声混合切換手段とを更に備え、且つ、前記制御手段は前記両チャンネル音声混合切換手段の作動を制御するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の緊急放送システム。
- Lチャンネル用音源からのLチャンネル音声信号、Rチャンネル用音源からのRチャンネル音声信号、および、緊急放送用音源からの緊急音声信号の三者の信号のウエイトを調節するウエイト調節手段と、前記ウエイト調節手段によってウエイトが調節された当該Lチャンネル音声信号およびRチャンネル音声信号への当該緊急音声信号の混合の有無を切換える緊急音声混合切換手段と、前記緊急音声混合切換手段の作動を制御する制御手段と、を備えていることを特徴とする緊急放送システム。
- 前記ウエイト調節手段によってウエイトが調節された当該Lチャンネル音声信号のRチャンネル音声信号への混合の有無を切換える両チャンネル音声混合切換手段を更に備え、
且つ、前記制御手段は前記両チャンネル音声混合切換手段の作動を制御するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の緊急放送システム。 - 前記ウエイト調節手段によってウエイトが調節された当該Rチャンネル音声信号のLチャンネル音声信号への混合の有無を切換える両チャンネル音声混合切換手段を更に備え、且つ、前記制御手段は前記両チャンネル音声混合切換手段の作動を制御するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の緊急放送システム。
- Lチャンネル用音源からのLチャンネル音声信号、Rチャンネル用音源からのRチャンネル音声信号、および、緊急放送用音源からの緊急音声信号の三者の信号のウエイトを調節し、該ウエイトが調節された当該Lチャンネル音声信号およびRチャンネル音声信号への当該緊急音声信号の混合の有無を切換えることを特徴とする緊急放送方法。
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JP2006054427A JP2007235510A (ja) | 2006-03-01 | 2006-03-01 | 緊急放送システムおよび方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011199542A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Japan Radio Co Ltd | 放送装置、番組送出装置、番組配信装置および緊急情報送出装置 |
KR102573882B1 (ko) * | 2023-01-10 | 2023-09-05 | (주)기산텔레콤 | 재난 방송 중계기의 디지털 채널 필터링 장치 및 방법 |
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2006
- 2006-03-01 JP JP2006054427A patent/JP2007235510A/ja not_active Withdrawn
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