JP2007235501A - フリップフロップ回路及び半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 消費電力を低減するとともに、広い動作マージンを確保する。
【解決手段】 開示されるフリップフロップ回路は、マスターラッチ部1とスレーブラッチ部2とを有している。このフリップフロップ回路は、マスターラッチ部1の出力信号OUT1又はこれを所定時間遅延した信号と、スレーブラッチ部2の出力信号OUT2又はこれを所定時間遅延した信号とを比較し、一致した場合に一致信号を出力するエクスクルーシブオア回路3と、一致信号に基づいてマスターラッチ部1及びスレーブラッチ部2へのクロック信号CKT及びクロック反転信号CKBの供給を停止するアンド回路4とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタル信号処理用の半導体大規模集積回路(LSI)やクロック信号に同期して動作する回路などに用いられるフリップフロップ回路及びこのフリップフロップ回路を含む半導体集積回路に関する。
近年、デジタル信号処理用LSIやクロック信号に同期して動作する回路などでは、高集積化、高速化に伴って消費電力が増加する傾向にある。特に、デジタル信号処理用LSIでは、クロック信号に同期した回路構成をとるため、フリップフロップ回路が多く使用されている。このようなデジタル信号処理用LSIやクロック信号に同期して動作する回路などに用いられる従来のフリップフロップ回路には、クロック信号の立ち上り又は立ち下りに同期して出力信号が変化するマスターラッチ部とスレーブラッチ部とが縦続接続され、マスターラッチ部又はスレーブラッチ部の一方の入力端にプルアップ又はプルダウン機能の付加回路が接続されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。以下、この技術を第1の従来例と呼ぶ。
また、従来のフリップフロップ回路には、クロック回路の入力側にデータ比較手段を設け、マスターラッチ部とスレーブラッチ部それぞれの内部から保持データを取り出して両データが一致する場合、当該フリップフロップ回路に入力するクロック信号を遮断するゲートをクロック回路に設けたものもある(例えば、特許文献2参照。)。以下、この技術を第2の従来例と呼ぶ。
特開平6−140885号公報(請求項1,[0006]〜[0008]、図1) 特開平10−41789号公報(請求項1,[0019]〜[0030]、図1)
上記した第1の従来例では、フリップフロップ回路内部のクロック信号は常に動作している状態にあり、高速化によりクロック動作が速くなればなるほど、また高集積化によりフリップフロップ回路を使用する個数が増えれば増えるほど、消費電力が大きくなってしまうという課題があった。
一方、上記した第2の従来例では、入力データが変化しない限り、クロック回路の入力側に設けたエクスクルーシブノア回路からなるデータ比較回路の出力により、クロック信号はクロック回路で遮断され、クロック回路は動作しないため、クロック回路で消費される電力は低減される。しかし、上記した第2の従来例では、高速化によりクロック動作が速くなればなるほど、動作マージンが狭くなる。動作マージンは、デジタル信号処理用LSIやクロック信号に同期して動作する回路などを構成する素子の性能のばらつき増加によっても狭くなる。従って、上記した第2の従来例では、高速化によりクロック動作が速くなればなるほど、フリップフロップ回路の動作が不安定になるというおそれがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、上述のような課題を解決することができるフリップフロップ回路及び半導体集積回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明に係るフリップフロップ回路は、マスターラッチ部とスレーブラッチ部とを有するフリップフロップ回路に係り、前記マスターラッチ部の出力信号若しくはデータ入力信号又はこれらを所定時間遅延した信号と、前記スレーブラッチ部の出力信号又はこれを所定時間遅延した信号とを比較し、一致した場合に一致信号を出力するデータ比較手段と、前記一致信号に基づいて前記マスターラッチ部及び前記スレーブラッチ部へのクロック信号の供給を停止するゲート手段とを備えていることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1に記載のフリップフロップ回路に係り、前記データ比較手段は、エクスクルーシブオア回路であることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載のフリップフロップ回路に係り、前記ゲート手段は、外部から供給されるクロック信号と前記一致信号との論理積をとるアンド回路であることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載のフリップフロップ回路に係り、前記所定時間の信号の遅延は、縦続接続された複数個のインバータ回路により行うことを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載のフリップフロップ回路に係り、前記スレーブラッチ部の内部には、前記縦続接続された複数個のインバータ回路が設けられていることを特徴としている。
また、請求項6記載の発明に係る半導体集積回路は、請求項1乃至5のいずれかに記載のフリップフロップ回路を含むことを特徴としている。
本発明は、フリップフロップ回路の消費電力を低減することができる。また、動作マージンを広くすることができる。これにより、このフリップフロップ回路を含む半導体集積回路の消費電力も低減することができるとともに、動作マージンを広くすることができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るフリップフロップ回路の構成を示す回路図である。本発明の実施の形態1に係るフリップフロップ回路は、マスターラッチ部1と、スレーブラッチ部2と、エクスクルーシブオア回路3と、アンド回路4と、インバータ回路5〜8とから構成されている。
本発明の実施の形態1に係るフリップフロップ回路は、マスターラッチ部1の出力信号OUT1又はデータ入力信号DATAとスレーブラッチ部2の出力信号OUT2とを比較する機能と、この比較結果に基づいてフリップフロップ回路内部のクロック信号CKT及びクロック反転信号CKBを停止する機能とを有している。
マスターラッチ部1は、トランスファーゲート11及び12と、インバータ回路13及び14とから構成されている。トランスファーゲート11は、インバータ回路6から供給されるクロック信号CKTが”L”レベルであって、インバータ回路5から供給されるクロック反転信号CKBが”H”レベルの時、外部から供給されるデータ入力信号DATAを出力してインバータ回路13に供給する。トランスファーゲート12は、インバータ回路5から供給されるクロック反転信号CKBが”L”レベルであって、インバータ回路6から供給されるクロック信号CKTが”H”レベルの時、インバータ回路14から供給される信号を出力してインバータ回路13に供給する。
インバータ回路13は、トランスファゲート11から供給される信号を反転してマスターラッチ部1の出力信号OUT1として出力するとともに、インバータ回路14に供給する。インバータ回路14は、インバータ回路13の出力信号、即ち、マスターラッチ部1の出力信号OUT1を反転して出力し、トランスファゲート12に供給する。
スレーブラッチ部2は、トランスファーゲート21及び22と、インバータ回路23及び24とから構成されている。トランスファーゲート21は、インバータ回路5から供給されるクロック反転信号CKBが”L”レベルであって、インバータ回路6から供給されるクロック信号CKTが”H”レベルの時、マスターラッチ部1の出力信号OUT1を出力してインバータ回路23に供給する。トランスファーゲート22は、インバータ回路6から供給されるクロック信号CKTが”L”レベルであって、インバータ回路5から供給されるクロック反転信号CKBが”H”レベルの時、インバータ回路24から供給される信号を出力してインバータ回路23に供給する。
インバータ回路23は、トランスファゲート21から供給される信号を反転してインバータ回路24に供給する。インバータ回路24は、インバータ回路23の出力信号を反転してスレーブラッチ部2の出力信号OUT2として出力するとともに、トランスファゲート22に供給する。
エクスクルーシブオア回路3は、マスターラッチ部1の出力信号OUT1とスレーブラッチ部2の出力信号OUT2とが一致した場合に”L”レベルの一致信号を出力し、マスターラッチ部1の出力信号OUT1とスレーブラッチ部2の出力信号OUT2とが一致しなかった場合に”H”レベルの不一致信号を出力する。アンド回路4は、エクスクルーシブオア回路3から”H”レベルの不一致信号が供給された場合に外部から供給されるクロック信号CLKを出力してインバータ回路5に供給し、エクスクルーシブオア回路3から”L”レベルの一致信号が供給された場合に外部から供給されるクロック信号CLKの出力を停止する。
インバータ回路5は、アンド回路4から供給されるクロック信号CLKを反転してクロック反転信号CKBとしてマスターラッチ部1及びスレーブラッチ部2に供給するとともに、インバータ回路6に供給する。インバータ回路6は、インバータ回路5から供給されるクロック反転信号CKBを反転してクロック信号CKTとしてマスターラッチ部1及びスレーブラッチ部2に供給する。インバータ回路7は、スレーブラッチ部2を構成するトランスファゲート21から供給される信号を反転して、クロック信号CLKに同期したフリップフロップ回路の出力信号Qとして出力する。インバータ回路8は、スレーブラッチ部2を構成するインバータ回路23から供給される信号を反転して、クロック信号CLKに同期したフリップフロップ回路の反転出力信号QBとして出力する。
次に、上記構成を有するフリップフロップ回路の動作について、図2に示すタイミングチャートを参照して説明する。図2(1)は、フリップフロップ回路に外部から供給されるクロック信号CLKの波形の一例を示している。図2(2)は、フリップフロップ回路に外部から供給されるデータ信号DATAの波形の一例を示している。また、図2(3)は、マスターラッチ部1を構成するインバータ回路13の出力信号、即ち、マスターラッチ部1の出力信号OUT1の波形の一例を示している。マスターラッチ部1の出力信号OUT1は、図2(1)に示すクロック信号CLKの立下りに同期して図2(2)に示すデータ信号DATAを反転したものである。
図2(4)は、スレーブラッチ部2を構成するインバータ回路24の出力信号、即ち、スレーブラッチ部2の出力信号OUT2の波形の一例を示している。マスターラッチ部2の出力信号OUT2は、図2(1)に示すクロック信号CLKの立上りに同期して図2(2)に示すデータ信号DATAを反転したものである。図2(5)は、インバータ回路6の出力信号、即ち、フリップフロップ回路の内部に供給されるクロック信号CKTの波形の一例を示している。なお、クロック反転信号CKBは、クロック信号CKTの反転信号である。図2(6)は、フリップフロップ回路の内部に供給されるクロック反転信号CKBを出力するインバータ回路5において流れる電流I1及びクロック信号CKTを出力するインバータ回路6において流れる電流I2のそれぞれの電流波形の一例を示している。図2(6)に示す電流波形の変化回数が多いほど、フリップフロップ回路の消費電力は大きくなる。
上記構成を有するフリップフロップ回路に供給されるクロック信号CLKは、図2(1)に示すように、常時変化している。しかし、エクスクルーシブオア回路3は、図2(3)に示すマスターラッチ部1の出力信号OUT1と図2(4)に示すスレーブラッチ部2の出力信号OUT2とが一致した場合には、”L”レベルの一致信号を出力する。一方、図2(3)に示すマスターラッチ部1の出力信号OUT1と図2(4)に示すスレーブラッチ部2の出力信号OUT2とが一致しなかった場合には、エクスクルーシブオア回路3は、”H”レベルの不一致信号を出力する。
そして、アンド回路4は、エクスクルーシブオア回路3から”H”レベルの不一致信号が供給された場合には、外部から供給されるクロック信号CLKを出力してインバータ回路5に供給するが、エクスクルーシブオア回路3から”L”レベルの一致信号が供給された場合には、外部から供給されるクロック信号CLKの出力を停止する。
これにより、図2(3)に示すマスターラッチ部1の出力信号OUT1と図2(4)に示すスレーブラッチ部2の出力信号OUT2とが一致しなかった場合にだけ、インバータ回路5は、アンド回路4から供給されるクロック信号CLKを反転してクロック反転信号CKBとしてマスターラッチ部1及びスレーブラッチ部2に供給する。また、図2(3)に示すマスターラッチ部1の出力信号OUT1と図2(4)に示すスレーブラッチ部2の出力信号OUT2とが一致しなかった場合にだけ、インバータ回路6は、インバータ回路5から供給されるクロック反転信号CKBを反転して、図2(5)に示すクロック信号CKTとしてマスターラッチ部1及びスレーブラッチ部2に供給する。
この結果、クロック信号CKT及びクロック反転信号CKBに同期して、スレーブラッチ部2の出力信号OUT2が図2(4)に示すように変化するので、図2(3)に示すマスターラッチ部1の出力信号OUT1と図2(4)に示すスレーブラッチ部2の出力信号OUT2とが再び一致する。従って、エクスクルーシブオア回路3及びアンド回路4の動作により、クロック信号CKT及びクロック反転信号CKBは、フリップフロップ回路の内部に供給されなくなる(図2(5)参照)。
以上説明した動作により、図2(3)に示すマスターラッチ部1の出力信号OUT1と図2(4)に示すスレーブラッチ部2の出力信号OUT2とが一致しなかった場合にだけ、クロック信号CKT及びクロック反転信号CKBは、フリップフロップ回路の内部に供給される。このように、外部から供給されるクロック信号CLKが図2(1)に示すように常時変化している場合でも、フリップフロップ回路の内部においては、データ入力信号DATAの有意な変化が発生し、その結果を出力すべき場合にだけ、クロック信号CKT及びクロック反転信号CKBがフリップフロップ回路の内部に供給されるため、図2(6)に示すように、電流波形の変化回数が少なくなり、フリップフロップ回路の消費電力が減少する。
このように、本発明の実施の形態1によれば、外部から供給されるクロック信号CLKのフリップフロップ回路内部への供給又は停止を制御するエクスクルーシブオア回路3及びアンド回路4を設けているので、フリップフロップ回路に供給されるデータ入力信号DATAが変化した場合にだけ、フリップフロップ回路内部に設けられた、インバータ回路5及び6により構成されるクロック回路を動作させることができ、フリップフロップ回路の消費電力を低減することができる。このため、このフリップフロップ回路を含む半導体集積回路の消費電力も低減することができる。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2に係るフリップフロップ回路の構成を示す回路図である。図3において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。本発明の実施の形態2に係るフリップフロップ回路においては、図1に示すスレーブラッチ部2に換えて、スレーブラッチ部31が新たに設けられている。スレーブラッチ部31が図1に示すスレーブラッチ部2と異なる点は、インバータ回路24に換えて、インバータ回路群32が新たに設けられている点である。
インバータ回路群32は、5個のインバータ回路が縦続接続されている。インバータ回路群32は、インバータ回路23の出力信号を5回の反転を繰り返してスレーブラッチ部2の出力信号OUT2として出力するとともに、トランスファゲート22に供給する。
本発明の実施の形態2に係るフリップフロップ回路は、上記した本発明の実施の形態1に係るフリップフロップ回路と同様に、マスターラッチ部1の出力信号OUT1又はデータ入力信号DATAとスレーブラッチ部31の出力信号OUT2とを比較する機能と、この比較結果に基づいてフリップフロップ回路内部のクロック信号CKT及びクロック反転信号CKBを停止する機能とを有している。また、本発明の実施の形態2に係るフリップフロップ回路は、インバータ回路群32において信号をより遅延させることにより、動作マージンを広げている。
次に、上記構成を有するフリップフロップ回路の動作について、図4に示すタイミングチャートを参照して説明する。図4(1)は、フリップフロップ回路に外部から供給されるクロック信号CLKの波形の一例を示している。図4(2)は、フリップフロップ回路に外部から供給されるデータ信号DATAの波形の一例を示している。また、図4(3)は、マスターラッチ部1を構成するインバータ回路13の出力信号、即ち、マスターラッチ部1の出力信号OUT1の波形の一例を示している。マスターラッチ部1の出力信号OUT1は、図4(1)に示すクロック信号CLKの立下りに同期して図4(2)に示すデータ信号DATAを反転したものである。
図4(4)は、スレーブラッチ部31を構成するインバータ回路群32の出力信号、即ち、スレーブラッチ部31の出力信号OUT2の波形の一例を示している。マスターラッチ部31の出力信号OUT2は、図4(1)に示すクロック信号CLKの立上りに同期して図4(2)に示すデータ信号DATAを反転したものであるが、インバータ回路群32が縦続接続された5個のインバータ回路から構成されているため、図2(4)に示すスレーブラッチ部2の出力信号OUT2の波形と比較して、変化タイミングが遅くなってている。
図4(5)は、インバータ回路6の出力信号、即ち、フリップフロップ回路の内部に供給されるクロック信号CKTの波形の一例を示している。しかし、スレーブラッチ部31の出力信号OUT2の変化タイミングが図2(4)に示すスレーブラッチ部2の出力信号OUT2の変化タイミングと比較して遅いため、本発明の実施の形態2においては、クロック信号CKTのパルス幅は、図2(5)に示すクロック信号CKTのパルス幅より広くなっている。これは、上記した本発明の実施の形態1と比較して、図4(3)に示すマスターラッチ部1の出力信号OUT1と図4(4)に示すスレーブラッチ部31の出力信号OUT2とが一致しない期間が長くなっているためである。これにより、上記した本発明の実施の形態1と比較して、動作マージンが広くなっている。なお、クロック反転信号CKBは、クロック信号CKTの反転信号である。
図4(6)は、フリップフロップ回路の内部に供給されるクロック反転信号CKBを出力するインバータ回路5において流れる電流I1及びクロック信号CKTを出力するインバータ回路6において流れる電流I2のそれぞれの電流波形の一例を示している。上記した本発明の実施の形態1と比較して、電流波形の変化回数は同じであり、フリップフロップ回路の消費電力は本発明の実施の形態1の場合と同様に従来より削減される。
このように、本発明の実施の形態2によれば、本発明の実施の形態1におけるインバータ回路24に換えて、5個のインバータ回路が縦続接続されたインバータ回路群32を新たに設けている。従って、上記した実施の形態1と同様の効果が得られる他、クロック信号CKT及びクロック反転信号CKBのパルス幅が上記した本発明の実施の形態1と比較して広くなっているので、動作マージンが広いという効果がある。このため、高速化によりクロック動作が速くなっても、フリップフロップ回路は安定的な動作を行うことができる。このため、このフリップフロップ回路を含む半導体集積回路の動作マージンも広くすることができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、上述した実施の形態2では、5個のインバータ回路が縦続接続されたインバータ回路群32を用いる例を示したが、これに限定されない。例えば、縦続接続されるインバータ回路の個数は奇数個であれば何個でも良いし、インバータ回路群32に換えて回路遅延性能が遅いインバータ回路を使用しても良い。上述の実施の形態2で得られる効果と同じ効果が得られることは言うまでもない。さらに、複数個のインバータ回路が縦続接続されたインバータ回路群は、図1に示すインバータ回路24の箇所に挿入するだけでなく、インバータ回路14の箇所に挿入しても良く、またマスターラッチ部1及びスレーブラッチ部2の内部ではなく、エクスクルーシブオア回路3の2つの入力端のいずれか一方の前段に挿入しても良い。
また、上述した各実施の形態では、エクスクルーシブオア回路3は、マスターラッチ部1の出力信号OUT1とスレーブラッチ部2の出力信号OUT2とを比較する例を示したが、これに限定されず、データ入力信号DATAとスレーブラッチ部2の出力信号OUT2とを比較するように構成しても良い。さらに、マスターラッチ部1及びスレーブラッチ部2から取り出す信号は、出力信号OUT1及びOUT2に限定されず、論理が正しい限り、マスターラッチ部1及びスレーブラッチ部2のどの箇所から取り出しても良い。
本発明の実施の形態1に係るフリップフロップ回路の構成を示す回路図である。 図1に示すフリップフロップ回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2に係るフリップフロップ回路の構成を示す回路図である。 図3に示すフリップフロップ回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1 マスターラッチ部
2,31 スレーブラッチ部
3 エクスクルーシブオア回路(データ比較手段)
4 アンド回路(ゲート手段)
5〜8,13,14,23,24 インバータ回路
11,12,21,22 トランスファーゲート
32 インバータ回路群

Claims (6)

  1. マスターラッチ部とスレーブラッチ部とを有するフリップフロップ回路において、
    前記マスターラッチ部の出力信号若しくはデータ入力信号又はこれらを所定時間遅延した信号と、前記スレーブラッチ部の出力信号又はこれを所定時間遅延した信号とを比較し、一致した場合に一致信号を出力するデータ比較手段と、
    前記一致信号に基づいて前記マスターラッチ部及び前記スレーブラッチ部へのクロック信号の供給を停止するゲート手段と
    を備えていることを特徴とするフリップフロップ回路。
  2. 前記データ比較手段は、エクスクルーシブオア回路であることを特徴とする請求項1に記載のフリップフロップ回路。
  3. 前記ゲート手段は、外部から供給されるクロック信号と前記一致信号との論理積をとるアンド回路であることを特徴とする請求項1又は2に記載のフリップフロップ回路。
  4. 前記所定時間の信号の遅延は、縦続接続された複数個のインバータ回路により行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のフリップフロップ回路。
  5. 前記スレーブラッチ部の内部には、前記縦続接続された複数個のインバータ回路が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のフリップフロップ回路。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のフリップフロップ回路を含むことを特徴とする半導体集積回路。
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