JP2007234787A - 固体撮像素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】リーク電流の発生を抑制することにより、ノイズを低減することができる固体撮像素子を提供する。
【解決手段】センサ部とトランジスタ部とを各単位画素に備え、トランジスタ部に形成された第1導電型の半導体領域は、センサ部に形成された第1導電型の半導体領域と比較して濃い濃度であり、トランジスタ部に形成された第1導電型の半導体領域4,6,8の端縁がトランジスタ部を含むアクティブ領域30の端縁付近にある固体撮像素子を構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、CMOS型固体撮像素子等の固体撮像素子に係わる。
固体撮像素子において、多画素化に伴い、画素サイズが縮小されて、1画素当たりのフォトダイオード(PD)の面積が減少していく。
フォトダイオードの面積が減少することにより、フォトダイオードの光電変換部に到達する光量も減少するため、感度が低下することになる。
このように感度が低下することから、ノイズ対策を行わないと、S/Nの低下を招くことになり、低照度の画質が低下してしまう。
そのため、フォトダイオードで発生又はフォトダイオードに流れ込む暗電流を低減することが要求される。
ところで、CMOS型固体撮像素子等の固体撮像素子では、単位画素毎に素子分離がなされており、フォトダイオードやトランジスタ部のソース・ドレイン領域が素子分離領域に接して形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
素子分離領域においては、従来、SiO等の素子分離層が形成されていたが、素子分離層との界面付近のシリコン基板に欠陥を生じ易く、この欠陥が暗電流の原因となることがある。
そこで、素子分離領域の素子分離層の下に、p型の半導体領域を設けて、界面付近の欠陥による暗電流を抑制するようにしている。
また、シリコン基板の表面付近で生じた正電荷へのピニングを強化するため、シリコン基板の表面にp型の半導体領域を設けることも行われている。
特開2003−229556号公報(図1〜図3)
しかしながら、トランジスタ部のソース・ドレイン領域として用いられる高濃度のn(高濃度のn型)の半導体領域に接して、上述した素子分離領域やピニング強化のためのp型の半導体領域が設けられることにより、これらn型及びp型の各半導体領域の境界面において、pn接合が形成される。
この境界面のpn接合によって、微小なリーク電流が発生することがあり、このリーク電流がノイズの原因になっていた。
上述した問題の解決のために、本発明においては、リーク電流の発生を抑制することにより、ノイズを低減することができる固体撮像素子を提供するものである。
本発明の固体撮像素子は、光電変換がなされるセンサ部と、このセンサ部で光電変換して得られた信号電荷又は信号電荷により得られる信号を取り扱うトランジスタ部とを、各単位画素に備え、トランジスタ部に形成された第1導電型の半導体領域は、センサ部に形成された第1導電型の半導体領域と比較して濃い濃度であり、トランジスタ部に形成された第1導電型の半導体領域の端縁がトランジスタ部を含むアクティブ領域の端縁付近にあるものである。
上述の本発明の固体撮像素子の構成によれば、トランジスタ部に形成された第1導電型の半導体領域の端縁がトランジスタ部を含むアクティブ領域の端縁付近にあることにより、トランジスタ部の第1導電型の半導体領域をアクティブ領域よりも広く形成した場合と比較して、第1導電型の半導体領域の周辺長や面積を低減することができるため、第2導電型の半導体領域とのpn接合の長さや面積を低減して、このpn接合に起因するリーク電流を抑制することが可能になる。
本発明の固体撮像素子は、光電変換がなされるセンサ部と、このセンサ部で光電変換して得られた信号電荷又は信号電荷により得られる信号を取り扱うトランジスタ部とを、各単位画素に備え、トランジスタ部に形成された第1導電型の半導体領域は、センサ部に形成された第1導電型の半導体領域と比較して濃い濃度であり、トランジスタ部に形成された第1導電型の半導体領域の端縁がトランジスタ部を含むアクティブ領域の端縁よりも内側にあるものである。
上述の本発明の固体撮像素子の構成によれば、トランジスタ部に形成された第1導電型の半導体領域の端縁がトランジスタ部を含むアクティブ領域の端縁よりも内側にあることにより、トランジスタ部の第1導電型の半導体領域をアクティブ領域よりも広く形成した場合と比較して、第1導電型の半導体領域の周辺長や面積を充分に低減することができるため、第2導電型の半導体領域とのpn接合の長さや面積を低減して、このpn接合に起因するリーク電流を抑制することが可能になる。
本発明の固体撮像素子は、光電変換がなされるセンサ部と、このセンサ部で光電変換して得られた信号電荷又は信号電荷により得られる信号を取り扱うトランジスタ部とを、各単位画素に備え、トランジスタ部に形成された第1導電型の半導体領域は、センサ部に形成された第1導電型の半導体領域と比較して濃い濃度であり、トランジスタ部に形成された第1導電型の半導体領域は、トランジスタ部の半導体領域と上層配線とのコンタクト部を含んで、コンタクト部からセンサ部とは反対側に形成され、トランジスタ部を含むアクティブ領域のセンサ部側には、第1導電型の半導体領域よりも濃度の薄い、第2の第1導電型の半導体領域が形成されているものである。
上述の本発明の固体撮像素子の構成によれば、トランジスタ部に形成された第1導電型の半導体領域は、トランジスタ部の半導体領域と上層配線とのコンタクト部を含んで、コンタクト部からセンサ部とは反対側に形成され、トランジスタ部を含むアクティブ領域のセンサ部側には、第1導電型の半導体領域よりも濃度の薄い、第2の第1導電型の半導体領域が形成されていることにより、濃度の高い第1導電型の半導体領域の周辺長や面積を低減することができるため、第2導電型の半導体領域とのpn接合の長さや面積を低減して、このpn接合に起因するリーク電流を抑制することが可能になる。
また、トランジスタ部を含むアクティブ領域のセンサ部側には、第1導電型の半導体領域よりも濃度の薄い、第2の第1導電型の半導体領域が形成されていることにより、トランジスタ部の動作に支障を及ぼさないようにすることができる。
上述の本発明によれば、トランジスタ部の第1導電型の半導体領域と、第2導電型の半導体領域とのpn接合に起因するリーク電流を低減することができるため、リーク電流によるノイズを低減することができる。
ノイズを低減することができることから、特に、低照度時の画質を改善することができる。また、多画素化に伴い信号量が少なくなっても、充分にS/Nを確保することが可能になる。
本発明の一実施の形態として、固体撮像素子の概略構成図(平面図)を図1に示す。
この固体撮像素子は、光電変換がなされるセンサ部を構成するフォトダイオードPDと、複数のMOSトランジスタとで単位画素2(2A,2B,2C,2D)を形成しており、複数の単位画素2がマトリクス状に配置されて画素領域1が構成されている。MOSトランジスタでは、フォトダイオードPDで光電変換して得られた信号電荷や、信号電荷による信号が、取り扱われる。
単位画素2は、この場合、1つのフォトダイオードPDと、3つのMOSトランジスタ即ち、読み出しトランジスタTr1、リセットトランジスタTr2、増幅トランジスタTr3から成るトランジスタ部とを有して構成されている。
読み出しトランジスタTr1は、フォトダイオードPDの電荷蓄積領域と、フローティングディフュージョン(FD)となるソース・ドレイン領域4と、基板上にゲート絶縁膜を介して形成された転送ゲート電極5とにより構成される。
リセットトランジスタTr2は、一対のソース・ドレイン領域4,6と、基板上にゲート絶縁膜を介して形成されたリセットゲート電極7とにより構成される。
増幅トランジスタTr3は、一対のソース・ドレイン領域6,8と、基板上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極9とにより構成される。
垂直方向Vに配列された各画素2の増幅トランジスタTr3において、一方のソース・ドレイン領域8に、垂直信号線10が接続されている。
水平方向Hに配列された各画素2のリセットトランジスタTr2において、増幅トランジスタTr3と共用する一方のソース・ドレイン領域6に、電源電圧Vddを供給する電源線11が接続されている。
また、フローティングディフュージョン(FD)4と、増幅トランジスタTr3のゲート電極9とは、上層の配線12を介して電気的に接続されている。
画素2(2A,2B,2C,2C)の相互間は、図中斜線を付した素子分離領域3によって分離されており、分離された各画素2の領域がアクティブ領域となっている。
また、本実施の形態の固体撮像素子の回路構成図を、図2に示す。
図2に示すように、光電変換がなされる複数のフォトダイオードPDと複数のMOSトランジスタとからなる画素2を二次元状に配列して成る画素形成領域、並びに画素選択と信号出力のための周辺回路15,16とを備えている。
画素形成領域においては、各画素2が、フォトダイオードPDと、前述した3個のMOSトランジスタTr1,Tr2,Tr3とにより構成されている。
また、周辺回路としては、画素選択のための回路15と出力回路16とを備え、これらの回路15,16がCMOSトランジスタを用いて構成されている。
なお、図中13はリセット線を示し、14は読み出し線を示す。
続いて、図1のA−Aにおける断面図を図3に示す。
図3に示すように、第1導電型、例えばn型のシリコン半導体基板21に、第2導電型の例えばp型の半導体ウェル領域22が形成され、このp型半導体ウェル領域22に光電変換部となるフォトダイオードPDとMOSトランジスタとから成る画素が形成されている。
シリコン半導体基板21の表面には絶縁膜25が形成されている。図1に示した転送ゲート電極5・リセットゲート電極7・ゲート電極9は、図3では表示されていないが、この絶縁膜25上に形成されたゲート電極により構成される。
フォトダイオードPDにおいては、光電変換された信号電荷を蓄積する第1導電型(n型)の電荷蓄積領域23と、シリコン基板21表面の絶縁膜25との界面の第2導電型(p)の正電荷蓄積領域24とから成る、HAD(Hole Accumulated Diode)型センサが形成されている。
正電荷蓄積層24は、例えば、5×1017cm−3以上の、充分に高濃度のp型拡散層で形成される。
電荷蓄積領域23は、例えば、ドーズ量が1012〜1013cm−2程度のn型不純物のイオン注入で形成される。
増幅トランジスタTr3のソース・ドレイン領域8は、高濃度のn型拡散層即ち、nの半導体領域によって形成されている。他のトランジスタTr1,Tr2のソース・ドレイン領域4,6についても同様である。
絶縁膜25の上方には、絶縁層28を介して、例えば金属から成る配線層29が形成されている。この図3では、2層の配線層29が形成されている。配線層29は、フォトダイオードPDに光が入射するように、フォトダイオードPDの部分に開口を有している。
各画素2を分離する素子分離領域3は、p型半導体ウェル領域22にイオン注入によって形成されたp型分離拡散層26と、その上に形成されたSiO等の分離絶縁膜27とから構成される。分離絶縁膜27は、半導体基板21の浅い位置に底が存在している。この分離絶縁膜27の底は、n型電荷蓄積領域23と正電荷蓄積領域24との境界よりも浅い位置にある。
フォトダイオードPDのn型電荷蓄積領域23及び正電荷蓄積領域24は、分離絶縁膜27の下にわたっており、分離拡散層26と接する位置まで形成されている。
本実施の形態では、特に、図3及び図4の平面図に示すように、各画素2の3つのトランジスタTr1,Tr2,Tr3のアクティブ領域30の端縁と、トランジスタTr1,Tr2,Tr3のソース・ドレイン領域4,6,8を構成するnの半導体領域(図4で斜線を付した領域)の端縁とがほぼ同じ位置になっている。即ち、幅方向及び先端部において、共に端縁がほぼ同じ位置になっている。
このようにnの半導体領域4,6,8を形成するためには、パターニング用のマスクやイオン注入用のマスクの位置関係を、図5の平面図に示すように設定する。
図5に示すように、アクティブ領域30のパターニング用の第1のマスクM1と、ゲート電極5,7,9のパターニング用の第2のマスクM2と、nの半導体領域のイオン注入用の第3のマスクM3とにおいて、破線で示す第3のマスクM3が第1のマスクM1とほぼ同じ幅となっている。
また、トランジスタTr1,Tr2,Tr3のソース・ドレイン領域4,6,8を構成するnの半導体領域は、フォトダイオードPDのn型電荷蓄積領域23よりも不純物の濃度が高い構成とする。例えば、nの半導体領域を形成するイオン注入のドーズ量を、例えば、1014〜1015cm−2程度とすればよい。
ここで、比較形態として、図11の断面図及び図12の平面図に示すように、各画素2の3つのトランジスタTr1,Tr2,Tr3のアクティブ領域30の端縁よりも、ソース・ドレイン領域4,6,8を構成する半導体領域の端縁が外側にある配置とした構成を考える。例えば、前述した特許文献1に記載された構成でも、素子分離層の下に亘ってソース・ドレイン領域が形成されており、素子分離層により規定されるアクティブ領域の端縁よりも、ソース・ドレイン領域の半導体領域の端縁が外側になっている。
図11及び図12に示すように、アクティブ領域30の端縁よりも、ソース・ドレイン領域4,6,8を構成する不純物領域の端縁が外側にあり、不純物領域が素子分離領域3の分離絶縁膜27の下にまでわたって形成されている。
この比較構成では、パターニング用のマスクやイオン注入用のマスクの位置関係が、図13の平面図に示すようになる。
図13に示すように、アクティブ領域のパターニング用の第1のマスクM1と、ゲート電極5,7,9のパターニング用の第2のマスクM2と、nの半導体領域のイオン注入用の第3のマスクM3とにおいて、破線で示す第3のマスクM3が第1のマスクM1よりも広い幅となっている。
本実施の形態の構成では、この比較形態と比較して、nの半導体領域4,6,8の面積及び周辺長を低減することができるため、nの半導体領域31と、素子分離領域3のp型の分離拡散層26やp型の半導体ウェル領域22とによって形成される、nの半導体領域4,6,8の周囲のpn接合の長さや面積を低減して、このpn接合に起因するリーク電流の発生を抑制することができる。
これにより、リーク電流によるランダムノイズを低減することができる。
従って、ノイズを低減することができることから、特に、低照度時の画質を改善することができる。
また、多画素化に伴って信号量が少なくなっても、充分にS/Nを確保することが可能になることから、固体撮像素子の多画素化や小型化を図ることが可能になる。
なお、各単位画素2内に、さらに画素2を選択する選択トランジスタをそれぞれ設けて選択線等の配線に接続することにより、各単位画素2が4つのMOSトランジスタを備えた構成としてもよい。
次に、本発明の他の実施の形態として、固体撮像素子の概略構成図(断面図)を図6に示し、平面図を図7に示す。
本実施の形態においては、特に、図6及び図7に示すように、各画素2の3つのトランジスタTr1,Tr2,Tr3のアクティブ領域30の端縁よりも、トランジスタTr1,Tr2,Tr3のソース・ドレイン領域4,6,8を構成するnの半導体領域の端縁が、内側にある。即ち、幅方向及び先端部において、共にnの半導体領域の端縁が内側にある。
このようにnの半導体領域4,6,8を形成するためには、パターニング用のマスクやイオン注入用のマスクの位置関係を、図8の平面図に示すように設定する。
図8に示すように、アクティブ領域30のパターニング用の第1のマスクM1と、ゲート電極5,7,9のパターニング用の第2のマスクM2と、nの半導体領域のイオン注入用の第3のマスクM3とにおいて、破線で示す第3のマスクM3が第1のマスクM1よりも狭い幅となっている。
その他の構成は、先の実施の形態と同様であるため、同一符号を付して重複説明を省略する。
本実施の形態の固体撮像素子によれば、先の実施の形態の固体撮像素子と同様に、前述した比較形態と比較して、nの半導体領域4,6,8の面積及び周辺長を低減することができるため、nの半導体領域4,6,8の周囲のpn接合の長さや面積を低減して、このpn接合に起因するリーク電流の発生を抑制することができる。
これにより、リーク電流によるランダムノイズを低減することができる。
また、本実施の形態では、先の実施の形態よりもさらにnの半導体領域4,6,8の面積及び周辺長を低減することができるため、pn接合に起因するリーク電流の発生をさらに低減することができる。
従って、ノイズを低減することができることから、特に、低照度時の画質を改善することができる。
また、多画素化に伴って信号量が少なくなっても、充分にS/Nを確保することが可能になることから、固体撮像素子の多画素化や小型化を図ることが可能になる。
なお、上述の各実施の形態のように、ソース・ドレイン領域を構成する不純物注入領域の面積や周辺長を減少させるときには、トランジスタ特性の変動が起こらない範囲で、もしくは変動の許容範囲で行うようにする。
また、nの半導体領域の面積や周辺長だけではなく、トランジスタ特性に影響がない範囲で、nの半導体領域のn型不純物の濃度を低減することにより、リーク電流を低減する効果を得ることも可能である。
従って、上述した各実施の形態の構成(アクティブ領域の端縁との位置関係を規定する構成)と、このようにnの半導体領域のn型不純物の濃度を低減することとを組み合わせても良い。
次に、本発明のさらに他の実施の形態として、固体撮像素子の概略構成図(平面図)を図9に示す。また、図9のB−Bにおける断面図を図10に示す。
本実施の形態においては、図9及び図10に示すように、フローティングディフュージョンFDとなる読み出しトランジスタTr1のソース・ドレイン領域4において、このソース・ドレイン領域4の半導体領域と上層配線(図1の配線12に相当)とを接続するコンタクト4Xの形成位置を含むように、コンタクト4XからフォトダイオードPDとは反対側にnの半導体領域31を形成し、アクティブ領域30のその他のフォトダイオードPD側の部分は、やや濃度の低いn型の半導体領域32としている。
コンタクト4Xは、上層の配線層29と、シリコン半導体基板21のnの半導体領域31とを、導電層により電気的に接続している。
の半導体領域31は、コンタクト4X付近では、アクティブ領域30とほぼ同じ幅になっており、ソース・ドレイン領域4のリセットゲート電極7側及び他のソース・ドレイン領域6,8では、(図11〜図13に示した比較構成と同様に、)アクティブ領域30よりも広い幅となっている。
なお、nの半導体領域31とn型の半導体領域32との深さの関係は、図10のようにほぼ同じ深さに限定されるものではなく、どちらか一方が他方よりも深く形成されていても構わない。
ソース・ドレイン領域4に、nの半導体領域31及びn型の半導体領域32をそれぞれ形成するには、以下のようにすればよい。
まず、n型の半導体領域32を形成するイオン注入を、ソース・ドレイン領域4全体に行う。
その後、マスクを変えて、コンタクト部4Xを含む部分に、nの半導体領域31を形成するイオン注入を行う。これにより、イオン注入した領域は、n型の半導体領域32からnの半導体領域31に変わる。
このように形成することにより、マスクの位置がずれても、nの半導体領域31及びn型の半導体領域32の境界部分において、これらの領域の間にn型不純物のイオン注入がなされない部分が発生しない。
上述の本実施の形態の固体撮像素子によれば、高濃度のnの半導体領域31がコンタクト4X付近をカバーするように形成されているので、コンタクト4Xにおける接触抵抗を低く抑えることができる。
一方、コンタクト4X付近の部分よりもフォトダイオードPD側は、アクティブ領域30内が比較的濃度の薄い(比較的低濃度の)n型の半導体領域32となっている。
このように構成されているので、nの半導体領域31と、素子分離領域3のp型の分離拡散層26やp型の半導体ウェル領域22とによって形成される、pn接合の周辺長及び面積が、図11〜図13に示した従来構成よりも小さくなる。
これにより、ソース・ドレイン領域4において、pn接合によるリーク電流を低減することができ、リーク電流によるランダムノイズを低減することができる。
従って、ノイズを低減することができることから、特に、低照度時の画質を改善することができる。
また、多画素化に伴って信号量が少なくなっても、充分にS/Nを確保することが可能になることから、固体撮像素子の多画素化や小型化を図ることが可能になる。
一方、アクティブ領域30のフォトダイオード(センサ部)PD側の部分は、nの半導体領域31よりも濃度の薄い、第2の第1導電型の半導体領域としてn型の半導体領域32が形成されていることにより、トランジスタ部の動作に支障を及ぼさないようにすることができる。
なお、本実施の形態の構成と、アクティブ領域30の端縁とnの半導体領域の端縁との位置関係を規定した、前述した各実施の形態の構成とを組み合わせることも可能である。
上述した各実施の形態では、幅方向及び先端部(増幅トランジスタTr3のソース・ドレイン領域8の下端部)について、アクティブ領域30の端縁とnの半導体領域の端縁との位置関係を同様に規定しているが、本発明では、幅方向と先端部とで規定が異なっている構成も可能である。例えば、幅方向のみnの半導体領域の端縁を内側にして、先端部は端縁をほぼ同じ位置とした構成が考えられる。
上述した各実施の形態では、素子分離領域3を分離絶縁膜27とその下の分離拡散層26とにより構成し、分離拡散層26とトランジスタTr1,Tr2,Tr3のソース・ドレイン領域4,6,8を構成する不純物注入領域とのpn接合を例示したが、本発明では、n型半導体領域とp型半導体領域との接合を減少させることが目的であるので、pn接合の位置や、素子分離の方法(トレンチ素子分離やLOCOS素子分離等)は問わない。
第1導電型の半導体領域の濃度が濃い程、pn接合においてリーク電流が発生しやすくなるため、本発明のように、第1導電型の半導体領域をアクティブ領域と同じ位置に形成する、又はアクティブ領域より狭く形成することによる効果が大きくなる。
上述の各実施の形態では、CMOS型固体撮像素子に本発明を適用したが、他のMOS型固体撮像素子や、その他の構成の固体撮像素子にも、同様に本発明を適用することができる。
また、上述の各実施の形態では、フォトダイオードの光電変換を行う領域及びソース・ドレインをn型の半導体領域により形成し、素子分離領域等をp型の半導体領域により形成した構成、即ち、第1導電型をn型とし、第2導電型をp型とした構成の固体撮像素子に適用した場合であったが、本発明は、各領域をそれぞれ反対の導電型とした固体撮像素子に適用することも可能である。
また、本発明において、各単位画素内に形成されているトランジスタの数は、前述した3個(Tr1,Tr2,Tr3)や4個に限定されるものではなく、その他の個数とすることも可能である。
本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取り得る。
本発明の一実施の形態の固体撮像素子の概略構成図(平面図)である。 本発明の一実施の形態の固体撮像素子の回路構成図である。 図1のA−Aにおける断面図である。 図1〜図3の実施の形態におけるアクティブ領域とnの半導体領域との位置関係を示す平面図である。 図1〜図3の実施の形態におけるパターニングのマスクの位置関係を示す図である。 本発明の他の実施の形態の固体撮像素子の概略構成図(断面図)である。 図6の実施の形態におけるアクティブ領域とnの半導体領域との位置関係を示す平面図である。 図6の実施の形態におけるパターニングのマスクの位置関係を示す図である。 本発明のさらに他の実施の形態の固体撮像素子の概略構成図(平面図)である。 図9のB−Bにおける断面図である。 比較形態の固体撮像素子の概略構成図(断面図)である。 図11の形態におけるアクティブ領域とnの半導体領域との位置関係を示す平面図である。 図11の形態におけるパターニングのマスクの位置関係を示す図である。
符号の説明
1 画素領域、2 (単位)画素、3 素子分離領域、4 ソース・ドレイン領域(フローティングディフュージョン)、4X コンタクト、5 転送ゲート電極、6,8 ソース・ドレイン領域、7 リセットゲート電極、9 ゲート電極、10 垂直信号線、11 電源線、21 シリコン半導体基板、25 絶縁膜、26 分離拡散層、27 分離絶縁膜、30 アクティブ領域、31 nの半導体領域、32 n型の半導体領域、PD フォトダイオード、Tr1 読み出しトランジスタ、Tr2 リセットトランジスタ、Tr3 増幅トランジスタ

Claims (5)

  1. 光電変換がなされるセンサ部と、前記センサ部で光電変換して得られた信号電荷又は前記信号電荷により得られる信号を取り扱うトランジスタ部とを、各単位画素に備え、
    前記トランジスタ部に形成された第1導電型の半導体領域は、前記センサ部に形成された第1導電型の半導体領域と比較して濃い濃度であり、
    前記トランジスタ部に形成された前記第1導電型の半導体領域の端縁が、前記トランジスタ部を含むアクティブ領域の端縁付近にある
    ことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 光電変換がなされるセンサ部と、前記センサ部で光電変換して得られた信号電荷又は前記信号電荷により得られる信号を取り扱うトランジスタ部とを、各単位画素に備え、
    前記トランジスタ部に形成された第1導電型の半導体領域は、前記センサ部に形成された第1導電型の半導体領域と比較して濃い濃度であり、
    前記トランジスタ部に形成された前記第1導電型の半導体領域の端縁が、前記トランジスタ部を含むアクティブ領域の端縁よりも内側にある
    ことを特徴とする固体撮像素子。
  3. 光電変換がなされるセンサ部と、前記センサ部で光電変換して得られた信号電荷又は前記信号電荷により得られる信号を取り扱うトランジスタ部とを、各単位画素に備え、
    前記トランジスタ部に形成された第1導電型の半導体領域は、前記センサ部に形成された第1導電型の半導体領域と比較して濃い濃度であり、
    前記トランジスタ部に形成された前記第1導電型の半導体領域は、前記トランジスタ部の半導体領域と上層配線とのコンタクト部を含んで、前記コンタクト部から前記センサ部とは反対側に形成され、前記トランジスタ部を含むアクティブ領域の前記センサ部側には、前記第1導電型の半導体領域よりも濃度の薄い、第2の第1導電型の半導体領域が形成されている
    ことを特徴とする固体撮像素子。
  4. 前記トランジスタ部に形成された前記第1導電型の半導体領域の端縁が、前記トランジスタ部を含むアクティブ領域の端縁付近にあることを特徴とする請求項3に記載の固体撮像素子。
  5. 前記トランジスタ部に形成された前記第1導電型の半導体領域の端縁が、前記トランジスタ部を含むアクティブ領域の端縁よりも内側にあることを特徴とする請求項3に記載の固体撮像素子。
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