JP2007233654A - ホームセキュリティシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】屋内の扉の、本扉と扉枠に跨って設けられ、本扉側部材と扉枠側部材とからなり、扉の開閉状況を感知し出力する扉開閉センサと、前記扉開閉センサの出力信号の伝達装置と、前記扉開閉センサの出力信号を受けて警報信号を予め指定された電話回線に発信する処理を含む情報処理を行う制御部と、を含み、前記扉開閉センサが少なくとも閉扉状態において、前記扉に面して立った侵入者から実質的に見えないように、前記扉開閉センサの本扉側部材が前記本扉の小口側に埋設されていることを特徴とする。
【選択図】図7
Description
従って、これらの犯罪に対しては各家屋別にセキュリティ能力を向上しなければならないが、従来のセキュリティシステムは家屋の内外境界である外扉・窓に重点が置かれており、侵入者が一旦この境界を突破した場合のセキュリティは必ずしも強力かつ十分ではない。
なお、ここで「扉」は、引き戸、開き戸、折り戸等の各種の戸(と)、間仕切りを含む総称として使う。
図1において、(A)は片開き戸、(B)は引き戸、(C)は折り戸の場合であり、いずれの場合も、本扉10が開閉可能、即ち、扉枠20に対して限定された範囲で回転移動及び/又は平行移動可能なように取り付けられており、いずれの場合も、本扉10と扉枠20には各々、錠の本扉側部材30と錠の扉枠側部材40が備えられ、錠の本扉側部材30は、さらに把手35とボルト32を備え、錠の扉枠側部材40はボルト32の受け穴となる凹部を備える。
なお、特に(B)引き戸の場合、錠の本扉側部材30が把手35だけからなり、錠の扉枠側部材40を欠く場合を含む。
図2は本扉10を閉めた状態の詳細を示す、扉開閉センサの本扉側部材50と扉開閉センサの扉枠側部材60を含む水平断面図である。
いずれの場合でも扉開閉センサには、センシング信号である赤外線、可視光線、磁界、又は超音波の、発信源と受信装置が必要である。
図3を参照すると、錠が空錠であり、ボルトがラッチ33である場合の具体例であり、ラッチ33は図示しないバネにより、本扉10の小口11から突出した状態(ラッチ33a)に弾支されており、閉扉状態では錠の扉枠側部材40の凹部42に挿入されている。
錠の扉枠側部材40は扉枠に掘り込まれた同形の孔に嵌挿、固定されており、本実施例では、錠の扉枠側部材40の凹部42の底部には、扉枠の孔の底部が露出している。
即ち、扉開閉センサの扉枠側部材60を、既存の空錠の扉枠側部材40の底部に固着させるだけでよいので、経済的に扉開閉センサを取り付けることができる。
本実施例の方式は、ラッチとデッドボルトの双方を備えた空錠に対して適用することができる。
本実施例の方式は、空錠の場合だけでなく、例えば錠の扉枠側部材にもセキュリティ機構を備えた高度の錠に対しても適用できる。
ホーム内センサの本扉側部材70と扉枠側部材80は一方を欠く場合を含む。
また、一酸化炭素センサは、扉の上辺に部分的な空隙(即ち、孔)を設けて、そこに備えると有効である。
また、扉開閉センサを上記ホーム内センサと一体にして複合センサとし、経済的に備えることもできる。
本実施例においてはホームセキュリティ用のセンサとして、上記実施例1〜5に説明した扉開閉センサR11の他に、錠前センサR12、火災センサR13、ガス漏れセンサR14と、さらにこれらの全部又は一部を選択的に稼動させることができる警戒スイッチR10(以上R10〜R14を総称してセンサという)が備えられている。
例えば、警戒スイッチを介して扉開閉センサR11を外出時にのみ稼動させることができる。
伝達装置は、センサからの出力信号線の他に、各センサへの電力供給電源線を含んでおり、さらに、制御部から各センサへの制御信号線を含んでいても良い。
LAN様式では、信号線が有線の通常のLANの他に、有線の信号線を要しない無線LANや赤外線LANを適用することができる。
さらに、PLC−J(高速電力線搬送)様式を用いると、家屋内の電力配線を用いて、有線無線を問わず別途の信号線を使わず伝達装置を形成できる。
ステップS1では、予め通報先記憶部C12に警戒情報の通報先を入力しておく。
ステップS2では、(外出に際して)警戒スイッチR10をオンする。
ステップS3では、ステップS2の一定時間後、扉開閉センサR11が稼動して、警戒動作を開始する。
ステップS4では、CPU C11が扉開閉センサR11からの信号の有無をスキャンする。
ステップS6では、発信音を確認し、
ステップS7では、通報先記憶部C12を参照して所定の通報先にダイヤル信号を、発信部C13を介して発信する。
話中(ステップS8)・連絡先不在(ステップS13)の場合は、電話回線をオフして(ステップS9)一定時間待機(ステップS10)後ステップ5に戻る。
ステップS14で、ただちに警報を送信し、
ステップS15で、電話回線への接続をオフする。
11 本扉の小口
15、16 本扉の一対の部材
20 扉枠
21 本扉の小口に対応する扉枠部材
22 扉枠の下辺
30 錠の本扉側部材
31 錠の本扉側部材の小口板
32 ボルト(ラッチ、デッドボルトを含む)
33、33a ラッチ
34、34a デッドボルト
35 把手
37a 把手の回転
37b ボルトの左右移動
40 錠の扉枠側部材
50 扉開閉センサの本扉側部材
60 扉開閉センサの扉枠側部材
62、82 伝達装置用の孔
65、85 伝達装置
68 壁材
70 ホーム内センサ(又は複合センサ)の本扉側部材
75 空気流
80 ホーム内センサ(又は複合センサ)の扉枠側部材
88 床材
91、92 蝶番
95 壁
Claims (7)
- 屋内の扉の、本扉と扉枠に跨って設けられ、本扉側部材と扉枠側部材とからなり、前記扉の開閉状況を感知し出力する扉開閉センサと、前記扉開閉センサの出力信号の伝達装置と、前記扉開閉センサの出力信号を受けて警報信号を予め指定された電話回線に発信する処理を含む情報処理を行う制御部と、を含むことを特徴とするホームセキュリティシステム。
- 前記扉開閉センサが少なくとも閉扉状態において実質的に見えないように、前記扉開閉センサの本扉側部材が前記本扉の小口側に埋設されていることを特徴とする請求項1に記載のホームセキュリティシステム。
- 前記扉開閉センサの本扉側部材と扉枠側部材が、前記本扉と扉枠に備えられた錠の、本扉側部材と扉枠側部材に各々一体に作られていることを特徴とする請求項2に記載のホームセキュリティシステム。
- 前記錠が空錠であって、前記扉開閉センサの本扉側部材が前記空錠の本扉側部材の、ラッチ又はデッドボルトの先端面及び小口板であり、前記扉開閉センサの扉枠側部材が、前記空錠の扉枠側部材の、前記ラッチ又はデッドボルトを受ける空洞部の奥部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のホームセキュリティシステム。
- 前記扉開閉センサが、赤外線センサ、光センサ、マグネットセンサ、及び超音波センサのいずれかであることを特徴とする請求項2に記載のホームセキュリティシステム。
- 前記伝達装置は、無線LAN、赤外線LAN、及びPLC−J(高速電力線搬送)のいずれか一つによるものであり、前記制御部は、前記扉開閉センサの出力信号に加えて、煙センサ、一酸化炭素センサ、二酸化炭素センサ、火災センサ、及びガス漏れセンサのいずれか少なくとも一つを含むホーム内センサの出力信号を処理することを特徴とする請求項1に記載のホームセキュリティシステム。
- 前記本扉と扉枠の間に、少なくとも前記扉の下辺、縦辺、及び上辺のいずれかにおいて空隙がある場合に、前記ホーム内センサの少なくとも一つが、前記本扉及び扉枠の、空隙のある辺に設けられていることを特徴とする請求項6に記載のホームセキュリティシステム。
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