JP3102020U - 住宅の二重扉構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】予期せざる不法侵入者の侵入に対し時間的、精神的余裕を持って対処可能な住宅の二重扉構造を提供可能にする。
【解決手段】外部空間と居住空間との間に設けられ、錠前、鍵よりなる施錠装置のような施錠手段21の設けられている第一の扉構造2と、第一の扉構造2が不法に開けられようとするか開けられたとき、それらの状態を検出して信号を発生して居住空間4内の居住者に連絡する不法侵入検出手段22と、第一の扉構造2に対して居住空間4側に設けられており、施錠手段32の設けられている第二の扉構造3とを有している。不法侵入検出手段22、32には、第一の扉構造2に設けられている発光器と受光器とからなり扉が開けられたことを検出する検出手段、扉の破壊行為に伴い発生する音響の検出手段、映像検出手段のうち少なくとも1つ、これらの手段の検出信号を居住空間4及び送信を必要とする箇所に伝達する手段41等より構成される。
【選択図】 図1

Description

本考案は、住宅の二重扉構造、特に不法な侵入に対処可能な住宅の二重扉構造に関するものである。
従来はそれほど問題にならなかった住宅の扉構造が、社会構造の変化により安全面で必ずしも完全なものではなくなり、住宅に不法に侵入し金品を強奪する事件が多発するようになっている。
住宅の扉構造においては、一般に施錠装置が設けられており鍵がなければ開扉されないようになっているが、近年、通常考えられないような手段を用いて強引に開扉が行われる場合を生じており、これに対して施錠装置を複数設けたリ、不法侵入者を特定するためのテレビ装置等を設ける等の手段で対処している。
しかし、不法に侵入しょうとするものがどのような手段で侵入するかは予想できないので、どのような場合にも防犯対策を講ずるとともに、侵入が試みられた場合にも、それに対処し得るようにすることができる住宅の扉構造が強く望まれている。
なお、住宅の扉を二重構造にする試みは、従来においても、例えば、参考文献1或いは2に示すように、各種の提案がなされている。
特開昭58―153886号公報 特開平10−8838号公報
現在の住宅の出入り口を構成する扉構造は、概ね一重、すははち、外部空間と居住空間とは一重の扉のみで仕切られている。従って、居住者が就寝時等に扉が不法に開けられたことに気がつくのは、既に不法に侵入された時点以後であるので、そのことに対する対応を行う時間はないのが普通である。従って、例えば、警察等に連絡する時間的、精神的余裕はないのが実情である。
なお、前述の参考文献1、2には、二重構造の扉の開示が見られるが、これらは玄関の扉としての作用、特にマンション等の玄関の扉としての作用の他に、通風を図ったり、不審な人の来訪の際扉を開ける前に来訪者の確認を行うのに便利な構造としたもので、いずれも防犯を一つの要件とするものであることは明らかであるが、夜間就寝時における不法な侵入者に対応し得る構造を提供するものではない。
すなわち、これらの構造は、現時点に比べると、はるかに安全であった時代における発想に基づくもであったが、これに比べるとはるかに安全性に重点をおかざるを得ない現時点においては、必ずしも適しているとは思われず、安全を極度に重視した構造が求められている。
これに対して、近時においては、社会情勢の変化により、安全性、特に、生命の危険からの防護を最大の考慮事項とせざるを得ない状態にあるので、本考案はこのような事態においても、安全性、特に生命の危険からの防護を可能とし得る扉の構造を提供可能とすることを目的とするもの、すなわち、たとえ不法な侵入者があっても、その侵入の情況をいち早く知るとともに、そのことを警察、警備会社等に連絡する余裕(時間的、精神的)の確保、場合によっては避難を可能にすることできるような住宅の二重扉構造を提供可能とすることを目的とするものである。
以上の目的を達成するためになされた本考案の構成は、次の如くである。
(1) 外部空間と居住空間との間に設けられ、錠前、鍵よりなる施錠装置のような施錠手段の設けられている第一の扉構造と、該第一の扉構造が不法に開けられようとするか開けられたとき、それらの状態を検出して信号を発生して居住者に連絡する不法侵入検出手段と、前記第一の扉構造に対して前記居住空間側に設けられており、施錠手段の設けられている第二の扉構造とを有していることを特徴とする。
(2) (1)において、前記不法侵入検出手段が、前記扉構造に設けられている扉が開かれたことを検出する検出手段、前記扉の破壊行為に伴い発生する音響検出手段、映像検出手段のうち少なくとも1つ、及びこれらの手段の検出信号を前記居住空間及び送信を必要とする箇所のうち少なくとも1つに伝達する手段より構成されていることを特徴とする。
(3) (1)又は(2)において、前記第一の扉構造の扉と前記第二の扉構造の扉により構成される空間に音響、発光、流体放流等の少なくとも一つよりなる不法侵入者撃退手段を有していることを特徴とする。
(4) (1)又は(2)又は(3)において、前記不法侵入検出手段又は不法侵入者撃退手段の電源として、独立電源を用いていることを特徴とする。
(5) (1)から(4)までのいずれかにおいて、前記第二の扉は不使用時には前記居住空間の壁面側に移動可能な構造となっていることを特徴とする。
本考案は、屋外と屋内を隔離する扉が開けられたことを検出した、すなわち、人が不法に屋内に入ることができる状態になったこと、要するに、屋外と屋内とをへだてる第一の位置の扉構造、第一の位置の扉が開けられ侵入者が屋内に入ることができる状態において、その情況を知ることが出来、精神的、時間的余裕を持ってこれに対処可能にすることを可能にすることができる。すなわち、第一の扉構造の内側に第二の扉構造を設けてあり、たとえ、第一の扉が破られても、第二の扉が破壊されるまでの間に時間的余裕をとることができるように扉を設けてあることにより、侵入されたことを知ってから第二の扉が破られるまでの時間、警察等への連絡を稼ぎ対策を講じ得る時間をとりうる、所謂、時間をかせぎ、被害が身に及ぶのを防ぐように構成されている。
このように、第一の扉が破壊されたという情報により不法侵入者の侵入したことが分かるのみならず、警察、警備会社等との連絡を可能にすることのできる住宅の供給を可能にすることができ、又、さらに、例えば、大音響の発生、閃光の発生手段等を設けて、第1の扉が破られた状態において音響の発生、閃光の発生等により侵入者に精神的衝撃を与えこの段階で侵入を断念させるようにすることもできる。
第一の扉が不法に開けられたことを知ること、その情報により事後の対策を講ずることを可能にしたものである。また、第一の扉を不法に侵入した段階においても、不法侵入者に侵入を断念させることが可能にするものである。
図1〜4は、本考案の住宅の二重扉の構造の実施例の説明図で、図1は本考案の住宅の二重扉構造の一実施例を模式的に示す説明図、図2は同じく第一と第二の扉の位置関係を模式的に示す斜視図、図3は同じく要部を模式的に示す平面図である。
これらの図で、1は玄関の間、2は第一の扉の構造、3は第二の扉の構造、4は居住空間(例えば、寝室)を模式的に示しており、20、30は、それぞれ、第一の扉、第二の扉、21、31は、それぞれ、第一の扉20、第二の扉30に設けられている錠前装置(一個の錠前装置のみでなく、錠前と鍵よりなる錠前装置iを複数個設けたり、鎖を用いる錠前装置等を用いたり、錠前装置を複数個用いる場合もある)、22は、第一の扉の構造2の錠前装置21の破壊行為が行われていること、第一の扉20が開けられ不法侵入者が玄関の間1に侵入するこができる状態になったことを検出し、その検出結果を居住空間4に伝達する不法侵入検出器(何れの図においても具体的な構造は省略し設置されている状態を模式的に示してある。他の検出手段においても同様である。)41は不法侵入検出器22、32より送られてきた侵入信号を受信し居住者に知らせ、さらに、必用があれば警察、警備会社等に連絡する信号を発生する信号受信手段を示している。
不法侵入検出器22には、例えば、図3に模式的に示すように、例えば、第一の扉20側に発光器221を設け、扉の取り付け枠側に受光器222を用いて構成される。扉が閉じられている状態においては、発光器221の発光する光りは受光器221に検出されるが、第1の扉20が開けられると、発光器221の光りは検出器222に入らなくなるので第一の扉20が開けられたことをことが検出することができる。
また、不法侵入検出器22として音響検出装置を用いれば、錠前装置21を開く作業に伴う音響を検出して。扉20があけられ不法侵入者が玄関の間1に入る事ができる前に不法な侵入作業が始まったことを検出するようにすることもできる。
さらに、例えば、赤外線カメラのような監視カメラ23を設置し後日の証拠とすることができるようにする場合もある。42は監視カメラ23の表示器を示している。
なお、不法侵入検出器22等は、侵入者により電源の切断が行われることを考えれば、電源として電池を用いる必用があり、また、これらの装置は高所、さらには表面に現れず設置場所がわからないように設置することが望ましい。
このように構成されている場合には、不法侵入者が施錠の錠前装置21を開け、破壊を開始した場合、その音が不法侵入検出器22により検知されてその検出信号は信号受信装置41により居住者に知らせることができるので、居住空間4における居住者は不法の侵入者の侵入を知ることができ、この段階で、警察、警備会社等に連絡することができる。
このように、第一の扉20の不法侵入のための破壊作業の開始時点でそれをキャッチできれば、第一の扉20が破られても第二の扉30も破られなければ居住空間に侵入できないので、その間に時間的な余裕、従って、精神的な余裕を得ることができるので対策、退避も可能である。
家を留守にする場合にも、警備会社に信号受信装置41を接続しておけば、第二扉の扉30の存在により時間を稼ぐことができるので、第二の扉30が破られる前に警備員が現場に到着することが可能になる。
なお、侵入が電灯線、電話線を切断した状態で行なわれる場合もあり得るので、各種の検出手段は、例えば、夜間は電池で動作するように構成しておくことが望ましい。
扉の構造、各種検知手段等、この住宅の二重扉構造の構成に使用されるものには、市販されている機械、器具、装置、部品を使用できるが、構成上必要とする場合には、これらの構造を変形したものを用いることもできる。
以上の実施例の他に、第一の扉20と第二の扉30により構成される空間に音響、発光、流体放流等の少なくとも一つよりなる不法侵入撃退手段を設けた構造とすることができる。
このような手段を設けてある場合には、たとえ第1の扉20が破壊されても、玄関の間1に入った段階において、強い光の照射を浴びたり、大きな音が発せられると、第2の扉30を不法に開ける作業を断念させ結果的に、不法侵入を断念させることが可能になる。
次に、昼間において、特に扉を二重にする必用がない場合においても、常に居住空間(居間)に入るのに二枚の扉20、30を開かなくてはならないのでは不便であるので、昼間には第二の扉は、例えば、玄関の間1に続く居住空間の壁面側に移動できる構造にしておけば、従来の一重の扉の場合と何ら変わることはない。
洋風建築、和風建築の何れの場合にも、同様に利用可能であり、広い範囲の要求を満たすことができ、産業上の利用可能性の大なるものである。
本発明の住宅の二重扉構造の一実施例を模式的に示す説明図である。 同じく第一と第二の扉の位置関係を模式的に示す斜視図である。 同じく要部を模式的に示す平面図である。
符号の説明
1 玄関の間
2 第一の扉構造
21 施錠装置
22 不法侵入検出器
221 発光器
222 受光器
23 監視カメラ
3 第二の扉構造
31 錠前装置
32 不法侵入検出器
4 居住空間
41 不法侵入検出信号受信装置

Claims (5)

  1. 外部空間と居住空間との間に設けられ、錠前、鍵よりなる施錠装置のような施錠手段の設けられている第一の扉構造と、該第一の扉構造が不法に開けられようとするか開けられたとき、それらの状態を検出して信号を発生して居住者に連絡する不法侵入検出手段と、前記第一の扉構造に対して前記居住空間側に設けられており、施錠手段の設けられている第二の扉構造とを有していることを特徴とする住宅の二重扉構造。
  2. 前記不法侵入検出手段が、前記扉構造に設けられている扉が開かれたことを検出する検出手段、前記扉の破壊行為に伴い発生する音響検出手段、映像検出手段のうち少なくとも1つ、及びこれらの手段の検出信号を前記居住空間及び送信を必要とする箇所のうち少なくとも1つに伝達する手段より構成されている請求項1の住宅の二重扉構造。
  3. 前記第一の扉構造の扉と前記第二の扉構造の扉により構成される空間に音響、発光、流体放流等の少なくとも一つよりなる不法侵入者撃退手段を有している請求項1又は2の住宅の二重扉構造。
  4. 前記不法侵入検出手段又は不法侵入者撃退手段の電源として、独立電源を用いている請求項1又は2又は3の住宅の二重扉構造。
  5. 前記第二の扉は不使用時には前記居住空間の壁面側に移動可能な構造となっている請求項1から4までのいずれか1項の住宅の二重扉構造。

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