JP2007232107A - ディスクブレーキ - Google Patents

ディスクブレーキ Download PDF

Info

Publication number
JP2007232107A
JP2007232107A JP2006055257A JP2006055257A JP2007232107A JP 2007232107 A JP2007232107 A JP 2007232107A JP 2006055257 A JP2006055257 A JP 2006055257A JP 2006055257 A JP2006055257 A JP 2006055257A JP 2007232107 A JP2007232107 A JP 2007232107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pad
rotor
guide
plate
clip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006055257A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Yagi
晴雄 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akebono Brake Industry Co Ltd filed Critical Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority to JP2006055257A priority Critical patent/JP2007232107A/ja
Priority to US11/711,001 priority patent/US20070205061A1/en
Publication of JP2007232107A publication Critical patent/JP2007232107A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D55/00Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
    • F16D55/02Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members
    • F16D55/22Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/02Braking members; Mounting thereof
    • F16D65/04Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor
    • F16D65/092Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor for axially-engaging brakes, e.g. disc brakes
    • F16D65/095Pivots or supporting members therefor
    • F16D65/097Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts
    • F16D65/0972Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts transmitting brake reaction force, e.g. elements interposed between torque support plate and pad
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D55/00Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
    • F16D2055/0004Parts or details of disc brakes
    • F16D2055/0008Brake supports

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】パッド4Aに対し仮止めしたパッドクリップ24が脱落しにくく、しかも、このパッドクリップ24を仮止めした上記パッド4Aの取り扱い性を良好にできる構造を実現する。
【解決手段】上記パッドクリップ24は、弾性板製で、基板部27と、この基板部27の両端部から同方向に折れ曲がった1対の弾性板部28a、28bとを備える。又、これら両弾性板部28a、28b同士の間隔を拡げる方向の弾力を有する。そして、これら両弾性板部28a、28b同士の間隔を弾性的に縮めた状態で上記パッド4Aを構成するプレッシャプレート6Aに形成したガイド凹部22、22の内側に挿入して、上記両弾性板部28a、28bを、これら両ガイド凹部22、22の内面に弾性的に押し付け、上記パッドクリップ24を上記プレッシャプレート6Aに装着する。
【選択図】図3

Description

この発明は、自動車の制動に使用するディスクブレーキの改良に関する。具体的には、サポートと、このサポートに対して変位可能に組み付けたパッドのプレッシャプレートとの係合部のがたつきを防止する為のパッドクリップの形状を工夫する事により、このパッドクリップを装着した部品の取り扱い性向上を図るものである。
自動車の制動に使用するディスクブレーキとして、従来から、例えば特許文献1〜9に記載される等により、各種構造のものが知られている。図20〜22は、このうちの特許文献9に記載されたディスクブレーキを示している。先ず、この従来構造に就いて簡単に説明する。
このディスクブレーキは、車輪と共に回転するロータ1に隣接した状態で懸架装置に対し固定されるサポート2にキャリパ3を、上記ロータ1の軸方向(図20の表裏方向、図21の上下方向)の変位自在に支持している。上記サポート2には、上記ロータ1を挟んでアウタ側(車両の幅方向に関して外側)、インナ側(車両の幅方向に関して中央側)の両パッド4a、4bを、それぞれ上記ロータ1の軸方向の変位を可能な状態で支持している。この為に図示の例では、上記サポート2の一部にガイド凸部5、5を、上記両パッド4a、4bを構成するプレッシャプレート6a、6bに向け突出する状態で形成している。又、これら両プレッシャプレート6a、6bの一部で上記ロータ1の回転方向両端縁部にガイド凹部7、7を、上記サポート2に対し凹む状態で形成している。そして、これら各ガイド凹部7、7と上記各ガイド凸部5、5とを、ステンレスのばね鋼等の弾性材製のパッドクリップ8、8を介して係合させている。又、上記キャリパ3のシリンダ部に嵌装したピストン(図示省略)の先端面を、上記インナ側のパッド4bを構成するプレッシャプレート6bに突き当てている。更に、上記キャリパ3のアウタ側端部に形成したキャリパ爪9の内側面を、上記アウタ側のパッド4aを構成するプレッシャプレート6aに当接させている。
制動を行なう場合には、上記ピストンで上記インナ側のパッド4bを、上記ロータ1の内側面に押し付ける。この押し付けの反作用として、上記キャリパ3がインナ側に変位するので、上記キャリパ爪9が上記アウタ側のパッド4aを上記ロータ1の外側面に押し付ける。この結果、このロータ1が1対のパッド4a、4bのライニング10a、10bにより両側から強く挟持されて、制動が行なわれる。この制動の際、これら各ライニング10a、10bとロータ1との摩擦に伴って上記各パッド4a、4bに加わる制動トルクは、これら各パッド4a、4bのプレッシャプレート6a、6bを支持した、上記サポート2により支承される。
上記各ガイド凹部7、7と上記各ガイド凸部5、5との間に介在させた上記各パッドクリップ8、8は、これら各ガイド凹部7、7と各ガイド凸部5、5との間で弾性的に突っ張り、上記各パッド4a、4bが上記サポート2に対しがたつく事を防止する。又、上記各パッドクリップ8、8をステンレス鋼板等の耐蝕性を有する板材により造る事で、上記サポート2及び上記両プレッシャプレート6a、6bを鋼製とした場合でも、これらサポート2とプレッシャプレート6a、6bとが錆び付く事を防止する。そして、このサポート2に対するこれら両プレッシャプレート6a、6bの変位が確実に行なわれる様にする。
上述の様な特許文献9に記載された構造の場合、上記サポート2に上記両パッド4a、4bを装着する以前の状態で、図22に示す様に、上記各パッドクリップ8、8を上記サポート2の側に仮止めしている。この様に各パッドクリップ8、8を、比較的大型で重量が嵩む部品であるサポート2の側に装着した状態で、ディスクブレーキの組立工場内で搬送する際に、上記各パッドクリップ8、8が他の物品にぶつかって脱落したり、或いは損傷する可能性がある。図22に示した従来構造の場合には、上記サポート2に形成した凹所11と上記各パッドクリップ8、8の弾性爪12の先端部とを係合させる事で、これら各パッドクリップ8、8を脱落しにくくしている。但し、上記サポート2に上記凹所11を形成する事は、このサポート2を含むディスクブレーキの製造コストを高くしたり、設計的な制約を受ける等、好ましくない。又、尖鋭端を有するパッドクリップ8、8付で、しかも重量が嵩むサポート2を、組立の為に作業者が手で取り扱ったりした場合、上記尖鋭端で作業者が手指等を負傷する可能性がある。
特開昭52−72067号公報 特開昭57−6138号公報 特開昭57−83732号公報 特開平11−344057号公報 特開2002−295538号公報 特開2004−353815号公報 特開2005−315421号公報 実開昭52−80389号公報 実公平1−24441号公報
本発明のディスクブレーキは、上述の様な事情に鑑みて、サポートにパッドを装着する以前の状態でも、仮止めしたパッドクリップが脱落しにくく、しかも、このパッドクリップを仮止めした部品の取り扱い性を良好にして、作業者が手指等を負傷しにくい構造を実現すべく発明したものである。
本発明のディスクブレーキは、従来から知られているディスクブレーキと同様に、車輪と共に回転するロータに隣接して車体に固定されるサポートと、このサポートに支持されたパッドとを備える。又、このサポートの一部にこのパッドのプレッシャプレートに向け突出する状態で形成したガイド凸部と、このプレッシャプレートの一部に上記サポートに対し凹む状態で形成されたガイド凹部とを、パッドクリップを介して係合させる事により、上記パッドを上記ロータの軸方向への移動可能に案内している。そして、制動時にこのパッドをこのロータの側面に押し付ける。
特に、本発明のディスクブレーキに於いては、上記パッドクリップは、ステンレス鋼板等の弾性板製で、基板部と、この基板部の両端部から同方向に折れ曲がった1対の弾性板部とを備える。又、これら両弾性板部同士の間隔を拡げる方向の弾力を有する。そして、これら両弾性板部同士の間隔を弾性的に縮めた状態で上記ガイド凹部の内側に挿入し、これら両弾性板部を、このガイド凹部の内面のうちで上記ロータの径方向に関して反対側面に弾性的に押し付ける事により、上記パッドクリップを上記プレッシャプレートに対し装着している。
又、上述の様な本発明を実施する場合に好ましくは、請求項2に記載した様に、上記パッドクリップを構成する何れかの板部のうちで上記ロータの軸方向に関して両端縁部に、上記プレッシャプレートに向けて折れ曲がった、少なくとも1対の保持板部を形成する。そして、これら保持板部によりこのプレッシャプレートを表裏両側から挟持する事により、このプレッシャプレートの表裏方向に関する上記パッドクリップの位置決めを図る。
或いは、請求項3に記載した様に、上記パッドクリップを構成する何れかの板部のうちで上記ロータの軸方向に関して端縁部に、この何れかの板部から離れるに従って上記ガイド凸部から離れる方向に傾斜した、ガイド板部を形成する。
この様な請求項3に記載した発明を実施する場合に好ましくは、請求項4に記載した様に、上記ガイド板部の先端部を折り曲げる。そして、上記パッドを構成するライニングの摩耗に拘らず、このガイド板部の尖端縁と上記ロータの側面との擦れ合いを防止する。
又、本発明を実施する場合に、請求項5に記載した様に、上記パッドクリップの一部に、上記ロータの側面に向けて突出したウェアインジケータ用板部を設ける事もできる。この場合には、このウェアインジケータ用板部の先端縁を、上記パッドを構成するライニングの摩耗許容極限厚さ位置に配置する。
更に、本発明を実施する場合に、請求項6に記載した様に、上記ガイド凸部の先半部を基半部に対し折り曲げて、これら先半部と基半部との間に段差部を存在させる事もできる。この場合には、上記プレッシャプレートの一部に、上記ガイド凹部の開口部に向けて折れ曲がった係止鉤部を設ける。又、この係止鉤部と上記段差部との係合に基づき、制動時に上記ロータと上記ライニングとの摩擦に基づいて上記パッドに加わるブレーキトルクの少なくとも一部を支承自在とする。そして、上記パッドクリップは、何れかの弾性板部の先端縁と上記係止鉤部との係合に基づき、上記ガイド凹部の開口部からの抜け止めを図る。
上述の様に構成する本発明のディスクブレーキによれば、サポートにパッドを装着する以前の状態でも、仮止めしたパッドクリップが脱落しにくく、しかも、このパッドクリップを仮止めした部品の取り扱い性を良好にして、作業者が手指等を負傷しにくい構造を実現できる。
即ち、上記パッドクリップを、このパッドクリップを介して組み合わされるサポートとパッドとのうち、比較的小型且つ軽量な部品であるパッドに装着している為、ディスクブレーキの組立工場内で搬送する際に、上記パッドクリップが他の物品にぶつかっても、脱落したり、或いは損傷したりしにくい。
又、尖鋭端を有するパッドクリップを装着した部材が、小型でしかも軽量なパッドである為、取り扱いが容易であり、組立の為に作業者が手で取り扱ったりした場合でも、上記尖鋭端で作業者が手指等を負傷しにくい。
又、請求項2に記載した構造によれば、上記パッドからの上記パッドクリップの脱落防止をより確実に行なえるだけでなく、このパッドと上記サポートとを組み合わせた後の状態でも、上記パッドクリップが適正位置からずれる事を防止できる。
又、請求項3に記載した構造によれば、パッドを構成するライニングの偏摩耗等により、このパッドが上記サポートに対し傾斜した場合でも、上記パッドクリップを構成する弾性材の尖端縁とサポートに形成したガイド凸部の表面とが擦れ合う事を防止できる。この為、上記パッドのライニングが偏摩耗した場合にも、このパッドと上記サポートとの相対変位を、円滑に行なわせる事ができる。
この場合に、請求項4に記載した構造を採用すれば、上記パッドを構成するライニングが摩耗して、ガイド板部の先端部とロータの側面とが擦れ合っても、上記パッドクリップを構成する弾性材の尖端縁とこのロータの側面とが擦れ合う事はない。擦れ合うのは、滑らかな、この弾性材の側面部分となる。従って、上記ライニングの摩耗時にも、上記ロータの側面を傷付けにくくできる。
又、請求項5に記載した構造によれば、上記パッドクリップを利用して、上記ライニングが摩耗許容極限厚さにまで摩耗した事を知る事ができる。この為、別途ウェアインジケータを組み付ける必要がなくなって、部品製作、部品管理、組立作業を何れも簡略にできて、ディスクブレーキのコスト低減を図れる。
更に、請求項6に記載した構造によれば、上記パッドクリップが前記ガイド凹部の開口部から抜け出る事も防止できて、上記パッドからのこのパッドクリップの脱落防止をより確実に行なえる。
[実施の形態の第1例]
図1〜5は、請求項1、2、6に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例を含めて、本発明の特徴は、サポート2aに対してアウタ側のパッド4Aを構成するプレッシャプレート6Aの両端部を支持する部分の構造にあるが、先ず、上記サポート2aの構成に就いて、図1〜2により説明する。
このサポート2aは、厚肉鋼板等の板金を曲げ加工する等により一体に造ったもので、ロータ1(図21参照)に関してインナ側(図1の裏側、図2の表側)に、このロータ1に隣接して設けた大略コ字形の基板部13と、それぞれ1対ずつの、インナパッド支持部14、14と、連結板部15、15と、ガイド凸部16、16とを備える。
このうちのインナパッド支持部14、14は、上記ロータ1の周方向に関して上記基板部13の両端寄り部分に設けたもので、インナ側のパッド4Bを構成するプレッシャプレート6Bの周方向両端部を、上記ロータ1の軸方向(図1〜2の表裏方向)の変位を可能に支持する。この為に、上記両インナパッド支持部14、14は、互いに対向する側面にコ字形の係止溝17、17(図2参照)を、互いに向き合う様に開口する状態で形成している。上記プレッシャプレート6Bは、上記ロータ1の周方向に関して両端部に設けた1対の係止突部18、18を上記両係止溝17、17に、インナ側パッドクリップ19、19を介して、上記ロータ1の軸方向の変位を可能に係合させている。この状態で上記インナ側のパッド4Bは、上記両インナパッド支持部14、14同士の間に、上記ロータ1の軸方向の変位を可能に支持される。
又、上記両連結板部15、15は、上記基板部13の周方向両端部の外周縁部からアウタ側に折れ曲がったもので、車体への取付状態では、上記両連結板部15、15の内周面とロータ1の外周縁とが対向する。そして、これら両連結板部15、15の先端部から上記両ガイド凸部16、16が、互いに近づき合う方向に延出している。更に、これら両ガイド凸部16、16の先端部に、ロータ1の径方向外方に折れ曲がった、1対の係止部20、20を設けている。これら両係止部20、20と上記両ガイド凸部16、16の基半部との間には、段差部23、23を設けている。
一方、アウタ側のパッド4Aを構成するプレッシャプレート6Aの周方向両端部の外径側端部に、L字形の係止鉤部21、21を設けている。又、このプレッシャプレート6Aの周方向両端縁部でこれら両係止鉤部21、21の内径側に隣接する部分に、それぞれガイド凹部22、22を形成している。そして、上記両ガイド凸部16、16の先端部をこれら両ガイド凹部22、22に、アウタ側パッドクリップ24、24を介して、上記ロータ1の軸方向の相対変位を可能に係合させている。この状態で、上記両段差部23、23と上記プレッシャプレート6Aの周方向両端部に形成した係止鉤部21、21とが、上記両アウタ側パッドクリップ24、24を介して係合する。制動時に上記ロータ1と上記アウタ側のパッド4Aのライニング10a(図21、22参照)との摩擦に基づいてこのパッド4Aに加わるブレーキトルクは、回出側のガイド凸部16の先端面と回出側のガイド凹部22の奥面との当接部と、回入側のガイド凸部16に関する段差部23と回入側の係止鉤部21との係合部とにより支承する。
上述の様に構成するディスクブレーキに組み込むインナ側、アウタ側各パッドクリップ19、24のうち、インナ側パッドクリップ19、19は、ステンレス鋼板等の耐蝕性及び弾性を有する金属板を曲げ形成する事により造っている。これら両インナ側パッドクリップ19、19は、本発明の特徴部分ではない為、簡単に説明する。これら両インナ側パッドクリップ19、19は、前記両インナパッド支持部14、14の内側面に合わせて屈曲した主板部25と、この主板部25の両側縁から同方向に折れ曲がった保持板部26とを備える。この様な上記両インナ側パッドクリップ19、19は、上記主板部25を上記両インナパッド支持部14、14の内側面に突き合わせると共に、それぞれ1対ずつの保持板部26によりこれら両インナパッド支持部14、14を抱え込む状態で、これら両インナパッド支持部14、14に装着する。
一方、本発明の特徴部分である、上記両アウタ側パッドクリップ24、24は、ステンレス鋼板等の耐蝕性及び弾性を有する金属板を曲げ形成する事により、図4〜5に詳示する様な形状に造っている。即ち、上記両アウタ側パッドクリップ24、24は、基板部27と、1対の弾性板部28a、28bと、外径側、内径側2対の保持板部26a、26bとを備える。このうちの基板部27は、平板状で、前記アウタ側のパッド4Aを構成するプレッシャプレート6Aの周方向両端縁部に形成した両ガイド凹部22、22の奥端面に突き当て自在な形状及び大きさを有する。又、上記両弾性板部28a、28bは、上記基板部27の両端部から同方向に折れ曲がったもので、自由状態で先端縁に向かう程(上記基板部27から離れる程)間隔が拡がる方向の弾力を有する。
又、上記両弾性板部28a、28bのうち、前記ロータ1の径方向に関して外側(図1、4の上側)に位置する弾性板部28aの先端部は、この径方向に関し内方に折り曲げて、外径側折り曲げ板部29を形成している。この外径側折り曲げ板部29は、ディスクブレーキを組み立てた状態で、前記係止鉤部21、21と前記段差部23、23との間に挟持される。これにより、これら係止鉤部21、21と段差部23、23との間の防錆性を向上させている。一方、上記径方向に関して内側(図1、4の下側)に位置する弾性板部28bの先端部は、この径方向に関し内方に折り曲げて、内径側折り曲げ板部30を形成している。
更に、上記各保持板部26a、26bのうち、上記基板部27の両側縁に、上記プレッシャプレート6Aに向け折り曲げる状態で設けた、外径側1対の保持板部26a、26aは、それぞれが「へ」字形で、互いの間隔が、中間部乃至基端部で狭くなっている。そして、自由状態で、この狭くなった部分の間隔が上記プレッシャプレート6Aの厚さよりも小さく、先端縁部同士の間隔がこの厚さよりも大きい。又、上記内径側折り曲げ板部30の両側縁に、上記プレッシャプレート6Aに向け折り曲げる状態で設けた、内径側1対の保持板部26b、26bに就いても、ほぼ同様の形状としている。
上述の様に構成する、上記両アウタ側パッドクリップ24、24は、上記両弾性板部28a、28b同士の間隔を弾性的に縮めた状態で、上記プレッシャプレート6Aの周方向両端縁部に形成した両ガイド凹部22、22の内側に挿入する。そして、挿入後に、上記両弾性板部28a、28bを抑えていた力を解除する事により、これら両弾性板部28a、28bを、上記両ガイド凹部22、22の内面のうちで前記ロータ1の径方向に関して反対側面に弾性的に押し付ける。又、この状態で、上記各保持板部26a、26bにより、上記プレッシャプレート6Aの周方向両端縁部を内外両側から挟持する。更に、前記外径側折り曲げ板部29を、前記係止鉤部21に係合させる。この状態で上記両アウタ側パッドクリップ24、24が、上記プレッシャプレート6Aの周方向両端縁部に装着される。この様に、これら両アウタ側パッドクリップ24、24を、パッド4A側に装着する作業は容易に行なえる。これに対し、サポート2a側に装着しようとした場合、上記外径側折り曲げ板部29が、前記各ガイド凸部16、16の各係止部20、20を乗り越える状態まで、上記両弾性板部28a、28bを開く方向に変形させなければならない為、これら両弾性板部28a、28bが永久変形し易く、好ましくない。
前述の様に構成される上記両アウタ側パッドクリップ24、24を、上述の様に上記プレッシャプレート6Aの周方向両端縁部に装着した、本例のディスクブレーキによれば、前記サポート2aに前記アウタ側のパッド4Aを装着する以前の状態でも、仮止めした上記両アウタ側パッドクリップ24、24が脱落しにくい。即ち、これら両アウタ側パッドクリップ24、24は、上記各保持板部26a、26bと上記プレッシャプレート6Aとの係合に基づき、図3の表裏方向にずれる事を防止される。又、上記両弾性板部28a、28bと上記両ガイド凹部22、22の内面との摩擦係合、及び、上記外径側折り曲げ板部29と上記係止鉤部21との係合に基づき、上記両ガイド凹部22、22から抜け出る事を防止される。この為、上記アウタ側のパッド4Aから上記両アウタ側パッドクリップ24、24が不用意に外れる事はない。
しかも、これら両アウタ側パッドクリップ24、24を装着した上記アウタ側のパッド4Aの取り扱い性を良好にして、作業者が手指等を負傷しにくい構造を実現できる。即ち、上記両アウタ側パッドクリップ24、24を、これら両アウタ側パッドクリップ24、24を介して組み合わされるサポート2aとパッド4Aとのうち、比較的小型且つ軽量な部品であるパッド4A側で、且つ、このパッド4Aに、内側に凹んだ状態で設けられた上記各ガイド凹部22、22に装着している為、ディスクブレーキの組立工場内で搬送する際に、上記両アウタ側パッドクリップ24、24が他の物品にぶつかっても、脱落したり、或いは損傷したりしにくい。又、金属板に、プレスによる打ち抜き加工及び曲げ加工を施して成る為、尖鋭端を有する、上記両アウタ側パッドクリップ24、24を装着した上記パッド4Aが、小型でしかも軽量である為、組立の為に作業者が手で取り扱ったりした場合でも、上記尖鋭端で作業者が手指等を負傷しにくい。これに対して、上記両アウタ側パッドクリップ24、24を、上記サポート2aの前記両ガイド凸部16、16に装着した場合には、これら両アウタ側パッドクリップ24、24が外側に露出した状態になる為、人手による取扱い時や他の物品との干渉時に、更には上記各ガイド凸部16、16に仮止めした状態での仮置き時に脱落したり或いは損傷する可能性がある。
[実施の形態の第2例]
図6は、請求項1、2に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、1対の弾性板部28a、28bのうち、ロータ1(図21参照)の径方向に関して外側{図6の(A)の上側}に位置する弾性板部28aの両側縁に、それぞれが上記ロータ1の径方向外方に折れ曲がった、1対の保持板部26c、26cを形成している。本例のアウタ側パッドクリップ24aを、アウタ側のパッド4Aを構成するプレッシャプレート6Aに形成したガイド凹部22、22(図1、3参照)に装着した状態で、このプレッシャプレート6Aの表裏方向に関する上記アウタ側パッドクリップ24aの位置決めを、3対の保持板部26a、26b、26cにより図る。尚、図6に示したアウタ側パッドクリップ24aの場合、保持板部26a、26aの形状を山形としているが、この様な保持板部26a、26a同士の自由状態での間隔は、中間部で上記プレッシャプレート6Aの厚さよりも小さく、先端部でこの厚さよりも大きい。
その他の部分の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第3例]
図7〜8は、請求項1、2に対応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、内径側折り曲げ板部30(図6参照)を省略している。代わりに、1対の弾性板部28a、28bのうち、ロータ1(図21参照)の径方向に関して内側{図7の(A)の下側}に位置する弾性板部28bの両側縁に、それぞれが上記ロータ1の径方向内方に折れ曲がった、1対の保持板部26d、26dを形成している。本例のアウタ側パッドクリップ24bを、アウタ側のパッド4Aを構成するプレッシャプレート6Aに形成したガイド凹部22、22(図1、3参照)に装着した状態で、このプレッシャプレート6Aの表裏方向に関する上記アウタ側パッドクリップ24bの位置決めを、3対の保持板部26a、26c、26dにより図る。
尚、図7に示したアウタ側パッドクリップ24bの場合、上述した実施の形態の第2例の場合と同様に、保持板部26a、26aの形状を山形としている。又、残り2対の保持板部26c、26dの形状に就いても、図7に示した様な「へ」字形に限らず、図8の(A)に示す様な円弧形、或いは同図の(B)に示す様な「S」字形であっても良い。
その他の部分の構成及び作用は、上述した実施の形態の第2例の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第4例]
図9〜10は、請求項1〜3に対応する、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の場合には、1対の弾性板部28a、28bの両端縁部に、上述した実施の形態の第3例の場合に設けている残り2対の保持板部26c、26dに代えて、上記両弾性板部28a、28bの両端縁部から離れるに従って、ロータ1の径方向に関してサポート2aに形成したガイド凸部16から離れる方向に傾斜した、ガイド板部31、31を形成している。要するに、上記両弾性板部28a、28b同士の間隔は、上記両ガイド凸部16の幅寸法とほぼ一致する(一致若しくは僅かに大きい)が、上記両ガイド板部31、31同士の間隔は、上記両弾性板部28a、28bから離れるに従って、上記両ガイド凸部16、16の幅寸法よりも大きくなる様にしている。
上述の様な上記両ガイド板部31、31を備えた、本例の構造によれば、図10の(A)に示す様に、アウタ側のパッド4Aを構成するライニング10aの、上記ロータ1の径方向に関する偏摩耗により、このパッド4Aを構成するプレッシャプレート6Aが上記サポート2aに対し、制動時に傾く傾向となった場合でも、アウタ側パッドクリップ24cを構成する、ステンレス鋼板等の弾性材の尖端縁と、上記両ガイド凸部16、16の表面との面圧が極端に高くなる事を防止できる。この為、上記アウタ側のパッド4Aを構成するライニング10aが偏摩耗した等の場合にも、このパッド4Aと上記サポート2aとの制動時及び解除時の相対変位を円滑に行なわせる事ができる。又、偏摩耗以外の理由、例えば各部品の精度都合によって、上記プレッシャプレート6Aが傾く傾向となった場合にも同様に対処できる。
その他の部分の構成及び作用は、上述した実施の形態の第3例の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第5例]
図11は、請求項1〜4に対応する、本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の場合には、1対のガイド板部31a、31aの先端部を折り返している。従って、本例のアウタ側パッドクリップ24dをディスクブレーキに組み付けた状態で、ロータ1{図10の(A)参照}の側面には、凸円弧形の折り返し部32、32が対向する。この為、アウタ側のパッド4Aを構成するライニング10a(図10参照)の摩耗に拘らず、金属板製の上記両ガイド板部31a、31aの尖端縁と、上記ロータ1の側面とが擦れ合ってこのロータ1の側面が著しく傷つく事を防止できる。又、作業者が手指を負傷する事も防止できる。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例及び上述した実施の形態の第4例の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第6例]
図12は、請求項1〜3に対応する、本発明の実施の形態の第6例を示している。本例のアウタ側パッドクリップ24eの場合には、前述の実施の形態の第1例の構造で、外径側の弾性板部28aの両側縁に、ガイド板部31、31を形成している。内径側の弾性板部28bに関してはガイド板部を設けていないが、設けても良い。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第4例の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第7例]
図13〜14は、請求項1〜3に対応する、本発明の実施の形態の第7例を示している。本例のアウタ側パッドクリップ24fの場合には、基板部27の両端縁部に、前述した実施の形態の第1例の場合に設けている保持板部26a、26a(図4〜5参照)に代えて、上記基板部27の両端縁部から離れるに従って、ロータ1の回転方向に関してサポート2aに形成したガイド凸部16、16(図1参照)から離れる方向に傾斜した、ガイド板部31b、31bを形成している。
上述の様な上記両ガイド板部31b、31bを備えた、本例の構造によれば、図14に示す様に、アウタ側のパッド4Aを構成するライニング10aの、上記ロータ1の回転方向に関する(ロータ1の回入側の摩耗量が多くなる)偏摩耗により、上記パッド4Aを構成するプレッシャプレート6Aが上記サポート2aに対し、制動時に傾く傾向となった場合でも、上記アウタ側パッドクリップ24fを構成する、ステンレス鋼板等の弾性材の尖端縁と、上記両ガイド凸部16、16の表面との面圧が極端に高くなる事を防止できる。この為、上記アウタ側のパッド4Aを構成するライニング10aが偏摩耗した等の場合にも、このパッド4Aと上記サポート2aとの相対変位を円滑に行なわせる事ができる。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1〜2例の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第8例]
図15は、請求項1〜3に対応する、本発明の実施の形態の第8例を示している。本例のアウタ側パッドクリップ24gの場合には、1対の弾性板部28a、28bのうち、ロータ1(図21参照)の径方向に関して外側{図15の(A)の上側}に位置する弾性板部28aの両側縁に、それぞれが上記ロータ1の径方向外方に折れ曲がった、1対の保持板部26c、26cを形成している。本例のアウタ側パッドクリップ24gを、アウタ側のパッド4Aを構成するプレッシャプレート6Aに形成したガイド凹部22、22(図1、3参照)に装着した状態で、このプレッシャプレート6Aの表裏方向に関する上記アウタ側パッドクリップ24gの位置決めを、内径側、外径側2対の保持板部26c、26dにより図る。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第3例及び上述した実施の形態の第7例の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第9例]
図16〜17は、請求項1、2、5に対応する、本発明の実施の形態の第9例を示している。本例のアウタ側パッドクリップ24hの場合には、このアウタ側パッドクリップ24hの一部に、ロータ1(図21参照)の側面に向けて突出したウェアインジケータ用板部33を設けている。この様なウェアインジケータ用板部33を設けた、本例のアウタ側パッドクリップ24hの場合には、このウェアインジケータ用板部33の先端縁34を、アウタ側のパッド4Aを構成するライニング10a(図21〜22参照)の摩耗許容極限厚さ位置に配置する。
この様な本例の構造によれば、上記アウタ側パッドクリップ24hを利用して、上記ライニング10aが摩耗許容極限厚さにまで摩耗した事を知る事ができる。即ち、このライニング10aが摩耗許容極限厚さにまで摩耗すると、上記ウェアインジケータ用板部33の先端縁34と上記ロータ1の側面とが擦れ合ってこのウェアインジケータ用板部33が振動し、運転者にパッドの交換を促す警告音を発生する。この為、別途ウェアインジケータを組み付ける必要がなくなって、部品製作、部品管理、組立作業を何れも簡略にできて、ディスクブレーキのコスト低減を図れる。
尚、図18に示す様に、ウェアインジケータ用板部33a、33aを両側に突設すれば、アウタ側パッドクリップの組み付け方向を規制する必要がなくなり、このアウタ側パッドクリップの部品製作、部品管理、ディスクブレーキの組付作業の容易化を図れる。
本例の構造は、図示の様な、板金製のサポートを備えたディスクブレーキに限らず、前述の図20〜22に示した様な、ダイキャスト製のサポートを備えたディスクブレーキにも適用できる。更には、図19に示す様な、インナパッド支持部に代えて、インナ側ガイド凸部35を備えたサポート2bを用いれば、アウタ側のパッドをサポートに組み付ける部分に限らず、インナ側のパッドをサポートに組み付ける部分に関して適用する事もできる。この場合には、パッドをインナ側、アウタ側の区別をなくして、共通にできる。
又、本例に示したアウタ側パッドクリップには、外径側折り曲げ板部29を、係止鉤部21と段差部23との間の防錆性、耐摩耗性を向上する目的で形成しているが、実施用途に合わせて省略し、これら各部21、23を直接係合させても良い。
本発明の実施の形態の第1例を示す、キャリパを省略したディスクブレーキをアウタ側から見た図。 同じくインナ側から見た図。 パッドクリップを装着したアウタ側のパッドを図1と同方向から見た図。 アウタ側パッドクリップを取り出して示す斜視図。 同じく正投影図で、(A)は図1、3と同方向から見た図、(B)は(A)の上方から見た図、(C)は(A)の右方から見た図。 本発明の実施の形態の第2例を示す、図5と同様の図。 同第3例を示す、図5と同様の図。 保持板部の形状の別例を示す、図7の(C)のX部に相当する図。 本発明の実施の形態の第4例を示す、図5と同様の図。 本例の作用を説明する為の図で、(A)はロータの回転方向から見た略図、(B)は(A)の部分拡大図。 本発明の実施の形態の第5例を示す、図9の(C)と同様の図。 同第6例を示す、図5と同様の図。 同第7例を示す、図5と同様の図。 本例の作用を説明する為の、ロータの径方向から見た略図。 本発明の実施の形態の第8例を示す、図5と同様の図。 同第9例を示す、図4と同様の図。 同じく、図5と同様の図。 ウェアインジケータ用板部を両側に突設した構造の1例を示す、図17の(C)と同様の図。 本発明を、インナ側パッドを組み付ける部分にも適用するサポートの一部を示す斜視図。 従来構造の1例を示す、図1と同様の図。 一部を切断して図20の上方から見た図。 サポートの一部を示す斜視図。
符号の説明
1 ロータ
2、2a、2b サポート
3 キャリパ
4a、4b、4A、4B パッド
5 ガイド凸部
6a、6b、6A、6B プレッシャプレート
7 ガイド凹部
8 パッドクリップ
9 キャリパ爪
10a、10b ライニング
11 凹所
12 弾性爪
13 基板部
14 インナパッド支持部
15 連結板部
16 ガイド凸部
17 係止溝
18 係止突部
19 インナ側パッドクリップ
20 係止部
21 係止鉤部
22 ガイド凹部
23 段差部
24、24a〜24h アウタ側パッドクリップ
25 主板部
26、26a〜26d 保持板部
27 基板部
28a、28b 弾性板部
29 外径側折り曲げ板部
30 内径側折り曲げ板部
31、31a、31b ガイド板部
32 折り返し部
33、33a ウェアインジケータ用板部
34 先端縁
35 インナ側ガイド凸部

Claims (6)

  1. 車輪と共に回転するロータに隣接して車体に固定されるサポートと、このサポートに支持されたパッドとを備え、このサポートの一部にこのパッドのプレッシャプレートに向け突出する状態で形成したガイド凸部と、このプレッシャプレートの一部に上記サポートに対し凹む状態で形成されたガイド凹部とを、パッドクリップを介して係合させる事により、上記パッドを上記ロータの軸方向への移動可能に案内し、制動時にこのパッドをこのロータの側面に押し付けるディスクブレーキに於いて、上記パッドクリップは、弾性板製で、基板部と、この基板部の両端部から同方向に折れ曲がった1対の弾性板部とを備えると共に、これら両弾性板部同士の間隔を拡げる方向の弾力を有するものであり、これら両弾性板部同士の間隔を弾性的に縮めた状態で上記ガイド凹部の内側に挿入し、これら両弾性板部を、このガイド凹部の内面のうちで上記ロータの径方向に関して反対側面に弾性的に押し付ける事により、上記パッドクリップを上記プレッシャプレートに対し装着している事を特徴とするディスクブレーキ。
  2. 上記パッドクリップを構成する何れかの板部のうちで上記ロータの軸方向に関して両端縁部に、上記プレッシャプレートに向けて折れ曲がった、少なくとも1対の保持板部を形成し、これら保持板部によりこのプレッシャプレートを表裏両側から挟持する事により、このプレッシャプレートの表裏方向に関する上記パッドクリップの位置決めを図っている、請求項1に記載したディスクブレーキ。
  3. 上記パッドクリップを構成する何れかの板部のうちで上記ロータの軸方向に関して端縁部に、この何れかの板部から離れるに従って上記ガイド凸部から離れる方向に傾斜した、ガイド板部を形成している、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載したディスクブレーキ。
  4. 上記ガイド板部の先端部を折り曲げる事で、上記パッドを構成するライニングの摩耗に拘らず、このガイド板部の尖端縁と上記ロータの側面との擦れ合いを防止した、請求項3に記載したディスクブレーキ。
  5. 上記パッドクリップの一部に、上記ロータの側面に向けて突出したウェアインジケータ用板部を設け、このウェアインジケータ用板部の先端縁を上記パッドを構成するライニングの摩耗許容極限厚さ位置に配置した、請求項1〜4のうちの何れか1項に記載したディスクブレーキ。
  6. 上記ガイド凸部の先半部が基半部に対し折れ曲がっていて、これら先半部と基半部との間に段差部が存在しており、上記プレッシャプレートの一部に、上記ガイド凹部の開口部に向けて折れ曲がった係止鉤部が設けられており、この係止鉤部と上記段差部との係合に基づき、制動時に上記ロータと上記ライニングとの摩擦に基づいて上記パッドに加わるブレーキトルクの少なくとも一部を支承自在としており、上記パッドクリップは、何れかの弾性板部の先端縁と上記係止鉤部との係合に基づき、上記ガイド凹部の開口部からの抜け止めを図られている、請求項1〜5のうちの何れか1項に記載したディスクブレーキ。
JP2006055257A 2006-03-01 2006-03-01 ディスクブレーキ Pending JP2007232107A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006055257A JP2007232107A (ja) 2006-03-01 2006-03-01 ディスクブレーキ
US11/711,001 US20070205061A1 (en) 2006-03-01 2007-02-27 Disc brake

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006055257A JP2007232107A (ja) 2006-03-01 2006-03-01 ディスクブレーキ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007232107A true JP2007232107A (ja) 2007-09-13

Family

ID=38470534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006055257A Pending JP2007232107A (ja) 2006-03-01 2006-03-01 ディスクブレーキ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20070205061A1 (ja)
JP (1) JP2007232107A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010107001A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Akebono Brake Ind Co Ltd ディスクブレーキ装置用パッドクリップ
JP2012163218A (ja) * 2012-06-07 2012-08-30 Akebono Brake Ind Co Ltd ディスクブレーキ装置用パッドクリップ

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101317152B1 (ko) * 2009-11-30 2013-10-11 주식회사 만도 디스크 브레이크
DE102012010932A1 (de) 2012-06-01 2013-12-05 Lucas Automotive Gmbh Führungsmittel für eine Bremsbelanganordnung
US9206867B2 (en) 2014-02-25 2015-12-08 Akebono Brake Industry Co., Ltd. Pad clip with nonlinear stiffness
CN106536961B (zh) * 2014-05-27 2019-01-29 福乐尼·乐姆宝公开有限公司 盘式制动器的卡钳的弹簧
USD822563S1 (en) * 2014-07-17 2018-07-10 Dennis Michael Nosworthy Disc brake caliper bracket
USD771540S1 (en) * 2015-06-15 2016-11-15 Saf-Holland, Inc. Brake spider
CN108700148B (zh) * 2016-06-28 2020-06-12 日立汽车系统株式会社 盘式制动器
US11124951B2 (en) 2019-04-24 2021-09-21 Caterpillar Inc. Spring steel sleeve design

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010107001A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Akebono Brake Ind Co Ltd ディスクブレーキ装置用パッドクリップ
JP2012163218A (ja) * 2012-06-07 2012-08-30 Akebono Brake Ind Co Ltd ディスクブレーキ装置用パッドクリップ

Also Published As

Publication number Publication date
US20070205061A1 (en) 2007-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007232107A (ja) ディスクブレーキ
JP5855398B2 (ja) ディスクブレーキ用パッド組立体
US8220595B2 (en) Brake pad for a disc brake
JP5184693B2 (ja) ディスクブレーキ
JP4732256B2 (ja) ディスクブレーキ用パッドクリップ
JP2015001294A (ja) 車両用ディスクブレーキ
JP6345175B2 (ja) 車両用ディスクブレーキ
JP2007315541A (ja) 対向ピストン型ディスクブレーキ
JP4740416B2 (ja) ディスクブレーキ
JP4335344B2 (ja) ディスクブレーキ
JP2008241046A (ja) ディスクブレーキ
JP6746789B2 (ja) ディスクブレーキ
JP6575503B2 (ja) ブレーキパッド組立体およびキャリパ
JP2014095414A (ja) 車両用ディスクブレーキ
JP2010203559A (ja) フローティングキャリパ型ディスクブレーキ
JP6231322B2 (ja) 車両用ディスクブレーキ
JP5759793B2 (ja) ディスクブレーキ
JP2007263276A (ja) ディスクブレーキにおけるシム板取付構造
JP4932651B2 (ja) 対向ピストン型ディスクブレーキ
JP6182435B2 (ja) 車両用ディスクブレーキ
JP2010121705A (ja) フローティングキャリパ型ディスクブレーキ
JP4077090B2 (ja) ディスクブレーキ
JP4963299B2 (ja) ディスクブレーキ
JP5714384B2 (ja) ディスクブレーキ
JP4970345B2 (ja) ディスクブレーキ