JP2007231622A - ヘアキャッチャー - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘアキャッチャーの格子状の排水孔への毛髪等の堆積を予防して排水機能を維持できるようにするとともに、捕捉された毛髪等の除去回収が容易となるようにし、簡便な清掃作業が可能となるようにする。
【解決手段】浴室の排水トラップの排水口部に装着されるヘアキャッチャーであり、排水の集中するフランジ部に適宜間隔で複数のポストを立設する。
【選択図】図1
【解決手段】浴室の排水トラップの排水口部に装着されるヘアキャッチャーであり、排水の集中するフランジ部に適宜間隔で複数のポストを立設する。
【選択図】図1
Description
本発明は、マンション、戸建て住宅、ホテルなどに設置されるユニットバスの排水トラップに装着されるヘアキャッチャーの改良に関するものである。
一般にユニットバスにおいては防水パンに排水トラップを設け、不要な浴湯をこの排水トラップから集中的に排水するようにしているが、排水時に毛髪等を捕捉するためのヘアキャッチャーが配設されており(例えば、特許文献1)、このヘアキャッチャーを配設した状態を図11に示す。
同図に示すように、ヘアキャッチャー101は防水パンAに形成された集水凹部Bの底部に開口した排水トラップの排水口部に装着され、前記集水凹部Bの開口部がトラップカバーCにより施蓋される。前記トラップカバーCの施蓋状態では、このトラップカバーCの側部と集水凹部Bとの間に間隙が形成され、この間隙から排水される浴湯が流入する。
集水凹部Bに流入した浴湯は、ヘアキャッチャー101に格子状に形成された複数の排水孔101aから排水トラップへ流出する。このとき、排水される浴湯に含まれている毛髪等は、前記排水孔101aの隔壁に絡んで滞留し、図12に示すように堆積する状態となる。かかる状態に至ると、目詰まりの原因となり排水機能が低下してしまうため、堆積した毛髪等は定期的に除去回収しなければならない。
特開2005−146542号公報
ところが、前記のようにして堆積した毛髪等は前記排水孔101aの隔壁部分へ複雑に絡み合って強固に付着し、容易に除去回収することができず、簡便な清掃作業を望むことができなかった。本発明は、かかる従来の問題に鑑みなされたもので、ヘアキャッチャーで捕捉された毛髪等の除去回収を容易に行うことができるようにすることを目的とするものである。
そこで本発明は、以下に述べる各手段により上記課題を解決するようにした。即ち、請求項1記載の発明では、浴室の排水トラップの排水口部に装着されるヘアキャッチャーであり、排水の集中するフランジ部に適宜間隔で複数のポストを立設する。
請求項2記載の発明では、浴室の排水トラップの排水口部に装着されるヘアキャッチャーであり、排水の集中するフランジ部の外周に立設したポストの位置および形状に合致する通孔を形成した環状部材を前記フランジ部に配設する。
請求項3記載の発明では、上記請求項1または請求項2記載の発明において、ポストの形状が円柱または多角柱であるようにする。
請求項4記載の発明では、上記請求項1または請求項2記載の発明において、ポストの形状が円錐または多角錐であるようにする。
本発明によれば、格子状の排水孔への毛髪等の堆積を予防することができので安定した排水機能を維持することができる。そして、捕捉された毛髪等はその除去回収が容易となるため、清掃作業が簡便なものとなる。
以下、本発明の実施の形態を図にもとづいて説明する。
図1は、本発明のヘアキャッチャー1を示すもので、中央のオーバーフローヘッド1Aと外周のフランジ1Bが一体に成形されている。そして、前記オーバーフローヘッド1Aの頂部と側部およびフランジ1Bには同図に示すように複数の排水孔1aが形成され、前記フランジ1Bには複数のポスト2が立設され一体化されている。
前記ポスト2は、フランジ1Bと一体成型されるようにしてもよく、フランジ1Bの裏面からネジ止めするようにしてもよい。また、このポスト2の形状は、円柱に限らず多角柱としてもよく、円錐または多角錐としてもよい。
図2は、以上のように構成された本発明のヘアキャッチャー1を集水凹部Bへ配設した状態を示すもので、図3に同状態の断面図を示す。かかる状態において、施蓋されたトラップカバーCの側部と集水凹部Bとの間に形成された間隙から排水される浴湯が流入すると、この浴湯に含まれていた毛髪等はポスト2の基部に絡み付く。
このようにして毛髪等は図4に示すようにポスト2の基部に次第に堆積し、この部分に定着する。ポスト2により捕捉されなかった僅かな毛髪等は、排水孔1aから排水トラップDへ流出するが、このとき排水孔1aの隔壁に捕捉されても、以後の浴湯の排水の勢いにより脱落し、排水孔1aに堆積してこの部分を塞ぐようなことはない。
したがって、毛髪等はポスト2の基部を囲むように堆積するため、排水孔1aに絡み付くことはなく、図4に示すようにリング状に堆積した毛髪等をポスト2から容易に抜き取ることができる。これにより、素早く簡便な清掃作業を実現することができるのである。
図5は、上述した本発明の原理を利用し、更に清掃時の簡便性を向上するように構成した例を示すもので、ヘアキャッチャー1のフランジ1Bの外周に立設したポスト2の位置および形状に合致する通孔3aを形成した環状部材3を、図6に示すようにフランジ1Bに配設するようにしたものである。図7は、以上のように構成されたヘアキャッチャー1を集水凹部Bへ配設した状態を示すもので、図8に同状態を断面図で示す。
かかる状態において、施蓋されたトラップカバーCの側部と集水凹部Bとの間に形成された間隙から浴湯が流入すると、この浴湯に含まれていた毛髪等は、図9に示すように環状部材3の通孔3a部分のポスト2の基部に絡み付く。そして、毛髪等が堆積し、清掃を要する場合は、環状部材3に一体形成されている舌片3bを指先で摘んで引き上げることにより、図10に示すように環状部材3の通孔3a部分で毛髪等を捕捉したまま取り外すことができ、毛髪等の除去回収が容易となる。
以上説明したように本発明によれば、排水される浴湯に含まれる毛髪等は大きな接触率で抵抗体となるポストにより捕捉されて堆積することから、毛髪等によりヘアキャッチャーの排水口が閉塞されることがなく排水機能を長く維持することができる。そして、堆積した毛髪等の除去回収が容易であるので、簡便な清掃作業が可能となるなど本発明特有の効果を奏する。
1・・・・・・ヘアキャッチャー
1A・・・・・オーバーフローヘッド
1B・・・・・フランジ
1a・・・・・排水孔
2・・・・・・ポスト
3・・・・・・環状部材
3a・・・・・通孔
3b・・・・・舌片
A・・・・・・防水パン
B・・・・・・集水凹部
C・・・・・・トラップカバー
D・・・・・・排水トラップ
1A・・・・・オーバーフローヘッド
1B・・・・・フランジ
1a・・・・・排水孔
2・・・・・・ポスト
3・・・・・・環状部材
3a・・・・・通孔
3b・・・・・舌片
A・・・・・・防水パン
B・・・・・・集水凹部
C・・・・・・トラップカバー
D・・・・・・排水トラップ
Claims (4)
- 浴室の排水トラップの排水口部に装着されるヘアキャッチャーであり、
排水の集中するフランジ部に適宜間隔で複数のポストを立設したことを特徴とするヘアキャッチャー。 - 浴室の排水トラップの排水口部に装着されるヘアキャッチャーであり、
排水の集中するフランジ部の外周に立設したポストの位置および形状に合致する通孔を形成した環状部材を前記フランジ部に配設したことを特徴とするヘアキャッチャー。 - ポストの形状が円柱または多角柱であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヘアキャッチャー。
- ポストの形状が円錐または多角錐であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヘアキャッチャー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006054983A JP2007231622A (ja) | 2006-03-01 | 2006-03-01 | ヘアキャッチャー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006054983A JP2007231622A (ja) | 2006-03-01 | 2006-03-01 | ヘアキャッチャー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007231622A true JP2007231622A (ja) | 2007-09-13 |
Family
ID=38552487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006054983A Pending JP2007231622A (ja) | 2006-03-01 | 2006-03-01 | ヘアキャッチャー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007231622A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009013712A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-01-22 | Maruichi Kk | 目皿部材 |
JP2009052348A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-03-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | ヘアキャッチャー |
JP2010174453A (ja) * | 2009-01-27 | 2010-08-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | へアキャッチャー |
-
2006
- 2006-03-01 JP JP2006054983A patent/JP2007231622A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009052348A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-03-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | ヘアキャッチャー |
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