JP2007230032A - 刷版の取り付け構造、およびブランケットの取り付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】刷版やブランケットを版胴やブランケット胴に取り付けるにあたって、万力装置などのような印刷領域を狭くするような構成を取り除き、印刷対象のシート材などに無駄な余白部分ができるだけ発生しないようにする。
【解決手段】印刷装置に使用される版胴2に、版を取り付けるための刷版4の取り付け構造であって、版胴2の側縁近傍に設けたピン51,52,53,54などの掛止手段に、版の両縁に設けた孔を掛止し、当該版胴2と接して回転する他の胴の表面には、前記版胴2に設けた掛止手段に干渉しない干渉回避構造を形成する。また、刷版4の位置を微調整するために、前記掛止手段の位置を微調整する微調整機構を付加する。
【選択図】図1
【解決手段】印刷装置に使用される版胴2に、版を取り付けるための刷版4の取り付け構造であって、版胴2の側縁近傍に設けたピン51,52,53,54などの掛止手段に、版の両縁に設けた孔を掛止し、当該版胴2と接して回転する他の胴の表面には、前記版胴2に設けた掛止手段に干渉しない干渉回避構造を形成する。また、刷版4の位置を微調整するために、前記掛止手段の位置を微調整する微調整機構を付加する。
【選択図】図1
Description
本発明は、印刷機の版胴やブランケット胴に印刷版やブランケットを取り付けるための構造に関する。
従来の印刷機の版胴に刷版を取り付ける方法としては、特開平6-328669号公報(特許文献1)に示されているようなものが知られている。この装置では、版胴の長手方向に沿って形成した切欠部に版万力装置を収納し、該版万力装置の上端に刷版をクランプするクランププレ−トを設けている。
また、特開平6-328668号公報(特許文献2)には、版締金具にベース板をクワエさせ、その上に版胴に加工されたピン穴を基準として予め紙版あるいはプラスチックフイルム版等の非金属版にあけられたピン孔とをピンにて一致させて位置合わせをし、非金属版の先端を押さえ板の下に差し込んだ後、非金属 版をベース板に接着剤にて装着させるようにした構成が開示されている。
また、特開平6-328668号公報(特許文献2)には、版締金具にベース板をクワエさせ、その上に版胴に加工されたピン穴を基準として予め紙版あるいはプラスチックフイルム版等の非金属版にあけられたピン孔とをピンにて一致させて位置合わせをし、非金属版の先端を押さえ板の下に差し込んだ後、非金属 版をベース板に接着剤にて装着させるようにした構成が開示されている。
ところが、上述したような従来の万力装置を用いた取り付け方法では、万力装置や版締金具を収納するための構造が必要であり、この構造の領域は、印刷領域にはできないので、印刷対象のシート材などに無駄な余白部分が広く発生するという問題が生じる。
たとえば、図7の(a)に示したように、版胴200の全周のうちで、前記万力装置や版締金具を収納する領域の幅がAの場合には、図7の(b)に示したように、印刷対象のシート材300には、印刷領域310と印刷領域310との間に幅Aの無駄な領域が繰り返し発生することになる。
また、刷版の取り付け作業の手間がかかるという問題や、取り付け位置の微調整の作業が困難であるという問題があった。
たとえば、図7の(a)に示したように、版胴200の全周のうちで、前記万力装置や版締金具を収納する領域の幅がAの場合には、図7の(b)に示したように、印刷対象のシート材300には、印刷領域310と印刷領域310との間に幅Aの無駄な領域が繰り返し発生することになる。
また、刷版の取り付け作業の手間がかかるという問題や、取り付け位置の微調整の作業が困難であるという問題があった。
本発明の目的は、このような従来技術の問題点に鑑み、刷版やブランケットを版胴やブランケット胴に取り付けるにあたって、万力装置などのような印刷領域を狭くするような構成を取り除き、印刷対象のシート材などに無駄な余白部分ができるだけ発生しないようにすることにある。
また、ブランケットや刷版の装着や取り外しの作業や、張力の調整を容易にするとともに、刷版の場合の取り付け位置の微調整の作業を容易にすることにある。
また、ブランケットや刷版の装着や取り外しの作業や、張力の調整を容易にするとともに、刷版の場合の取り付け位置の微調整の作業を容易にすることにある。
本発明にかかる請求項1の刷版の取り付け構造は、
印刷装置に使用される版胴に、版を取り付けるための刷版の取り付け構造であって、
版胴の側縁近傍に設けた掛止手段に、版の両縁に設けた被掛止部を掛止し、
当該版胴と接して回転する他の胴の表面には、前記版胴に設けた掛止手段に干渉しない干渉回避構造を形成した。
請求項2では、
前記掛止手段は版胴の側縁近傍に突出させたピンとし、
前記被掛止部は前記ピンに掛止可能な孔とした。
請求項3では、
前記干渉回避構造は、前記他の胴の長さを前記掛止手段間の距離より短くすることによって構成した。
請求項4では、
前記干渉回避構造は、前記他の胴の表面に設けた凹部によって構成した。
請求項5では、
前記掛止手段の位置を微調整する微調整機構を付加した。
本発明にかかる請求項6のブランケットの取り付け構造は、
印刷装置に使用されるブランケット胴に、ブランケットを取り付けるためのブランケットの取り付け構造であって、
ブランケット胴の側縁近傍に設けた掛止手段に、ブランケットの両縁に設けた被掛止部を掛止し、
当該ブランケット胴と接して回転する他の胴の表面には、前記ブランケット胴に設けた掛止手段に干渉しない干渉回避構造を形成した。
請求項7では、
前記掛止手段はブランケットの胴の側縁近傍に突出させたピンとし、
前記被掛止部は前記ピンに掛止可能な孔とした。
請求項8では、
前記干渉回避構造は、前記他の胴の長さを前記掛止手段間の距離より短くすることによって構成した。
請求項9では、
前記干渉回避構造は、前記他の胴の表面に設けた凹部によって構成した。
請求項10では、
前記掛止手段の位置を微調整する微調整機構を付加した。
印刷装置に使用される版胴に、版を取り付けるための刷版の取り付け構造であって、
版胴の側縁近傍に設けた掛止手段に、版の両縁に設けた被掛止部を掛止し、
当該版胴と接して回転する他の胴の表面には、前記版胴に設けた掛止手段に干渉しない干渉回避構造を形成した。
請求項2では、
前記掛止手段は版胴の側縁近傍に突出させたピンとし、
前記被掛止部は前記ピンに掛止可能な孔とした。
請求項3では、
前記干渉回避構造は、前記他の胴の長さを前記掛止手段間の距離より短くすることによって構成した。
請求項4では、
前記干渉回避構造は、前記他の胴の表面に設けた凹部によって構成した。
請求項5では、
前記掛止手段の位置を微調整する微調整機構を付加した。
本発明にかかる請求項6のブランケットの取り付け構造は、
印刷装置に使用されるブランケット胴に、ブランケットを取り付けるためのブランケットの取り付け構造であって、
ブランケット胴の側縁近傍に設けた掛止手段に、ブランケットの両縁に設けた被掛止部を掛止し、
当該ブランケット胴と接して回転する他の胴の表面には、前記ブランケット胴に設けた掛止手段に干渉しない干渉回避構造を形成した。
請求項7では、
前記掛止手段はブランケットの胴の側縁近傍に突出させたピンとし、
前記被掛止部は前記ピンに掛止可能な孔とした。
請求項8では、
前記干渉回避構造は、前記他の胴の長さを前記掛止手段間の距離より短くすることによって構成した。
請求項9では、
前記干渉回避構造は、前記他の胴の表面に設けた凹部によって構成した。
請求項10では、
前記掛止手段の位置を微調整する微調整機構を付加した。
本発明に係る刷版の取り付け構造によれば、
版胴の側縁近傍に設けた掛止手段に、版の両縁を掛止し、
当該版胴と接して回転する他の胴の表面には、前記版胴に設けた掛止手段に干渉しない干渉回避構造を形成したので、
刷版の先端の縁を押さえる押さえ部材などを用いることなく、刷版を版胴に取り付けることができる。
したがって、前記押さえ部材などによる無駄な領域を大幅に減少させることができるので、印刷対象のシート材などの無駄を少なくすることができるのである。
さらに、刷版の装着や取り外しの作業が簡単になる。
そして、前記掛止手段の位置を微調整する微調整機構を付加することによって、刷版の張力の調整や取り付け位置の微調整の作業が容易になる。
本発明に係るブランケットの取り付け構造によれば、
ブランケットの先端の縁を押さえる押さえ部材などを用いることなく、ブランケットをブランケット胴に取り付けることができるので、前記押さえ部材などによる無駄な領域を大幅に減少させることができ、印刷対象のシート材などの無駄を少なくすることができるのである。
さらに、ブランケットの装着や取り外しの作業が簡単になる。
そして、前記掛止手段の位置を微調整する微調整機構を付加することによって、ブランケットの張力の調整作業が容易になる。
版胴の側縁近傍に設けた掛止手段に、版の両縁を掛止し、
当該版胴と接して回転する他の胴の表面には、前記版胴に設けた掛止手段に干渉しない干渉回避構造を形成したので、
刷版の先端の縁を押さえる押さえ部材などを用いることなく、刷版を版胴に取り付けることができる。
したがって、前記押さえ部材などによる無駄な領域を大幅に減少させることができるので、印刷対象のシート材などの無駄を少なくすることができるのである。
さらに、刷版の装着や取り外しの作業が簡単になる。
そして、前記掛止手段の位置を微調整する微調整機構を付加することによって、刷版の張力の調整や取り付け位置の微調整の作業が容易になる。
本発明に係るブランケットの取り付け構造によれば、
ブランケットの先端の縁を押さえる押さえ部材などを用いることなく、ブランケットをブランケット胴に取り付けることができるので、前記押さえ部材などによる無駄な領域を大幅に減少させることができ、印刷対象のシート材などの無駄を少なくすることができるのである。
さらに、ブランケットの装着や取り外しの作業が簡単になる。
そして、前記掛止手段の位置を微調整する微調整機構を付加することによって、ブランケットの張力の調整作業が容易になる。
以下に、本発明にかかる刷版の取り付け構造を、その実施の形態を示した図面に基づいて詳細に説明する。
オフセット印刷機の要部を斜視図で示した図1において、
1はインキ胴、2は版胴、3はブランケット胴(全面ブランケット)である。前記版胴2には刷版4が取り付けられており、この刷版4の印刷領域41には印刷イメージが形成されている。
オフセット印刷機の要部を斜視図で示した図1において、
1はインキ胴、2は版胴、3はブランケット胴(全面ブランケット)である。前記版胴2には刷版4が取り付けられており、この刷版4の印刷領域41には印刷イメージが形成されている。
51,52,53,54は版胴2の表面に突出したピンであり、これらのピン51,52,53,54には刷版4の四隅に設けられた孔42,43,44,45(図3参照。)がそれぞれに掛止されている。
図2は、版胴やブランケット胴の軸に垂直な方向(側面)から見た側面図を示したものである。
この図に示したように、前記版胴2に接して回転する他の胴(インキ胴1とブランケット胴3)の長さL1,L3を前記ピン5間の距離L2より短くすることによって、前記ピンが他の胴と干渉しないように干渉回避構造が形成されている。
なお、前記版胴2に接して回転する他の胴(インキ胴1とブランケット胴3)の長さを上述したように短くしない場合には、前記ピン5が前記他の胴の表面に干渉することになって不都合が生じるので、前記他の胴の表面に前記ピン5より大きな凹部を設けることによって、干渉回避構造を形成することもできる。
この図に示したように、前記版胴2に接して回転する他の胴(インキ胴1とブランケット胴3)の長さL1,L3を前記ピン5間の距離L2より短くすることによって、前記ピンが他の胴と干渉しないように干渉回避構造が形成されている。
なお、前記版胴2に接して回転する他の胴(インキ胴1とブランケット胴3)の長さを上述したように短くしない場合には、前記ピン5が前記他の胴の表面に干渉することになって不都合が生じるので、前記他の胴の表面に前記ピン5より大きな凹部を設けることによって、干渉回避構造を形成することもできる。
以上のように、版胴に設けたピンに刷版を掛止するようにしたので、図2に示したように、版胴に巻き付けた刷版4の印刷領域41の先端と後端との隙間gは、図7に示した従来例と比較すると大幅に小さくできる。したがって、刷版印刷対象のシート材などの無駄を少なくすることができる。
次に、取り付けた刷版4に適度な張力を与えるための張力付与機構を説明する。
前記4つのピンのうちのたとえば2つのピン53,54に、図4に示したような張力付与機構6をそれぞれ付設する。
つまり、2つのピン53,54は、版胴2に直接設けるのではなく、版胴2の凹部に固定した2つの張力付与機構6にそれぞれ立設するのである。この張力付与機構6には、張力付与のためのバネと、このバネの張力を調節するスクリューねじ60とを備えており、前記スクリューねじ60を正転/逆転させることにより、前記バネの張力を増減調節し、刷版4に所望の張力を付与する。
前記4つのピンのうちのたとえば2つのピン53,54に、図4に示したような張力付与機構6をそれぞれ付設する。
つまり、2つのピン53,54は、版胴2に直接設けるのではなく、版胴2の凹部に固定した2つの張力付与機構6にそれぞれ立設するのである。この張力付与機構6には、張力付与のためのバネと、このバネの張力を調節するスクリューねじ60とを備えており、前記スクリューねじ60を正転/逆転させることにより、前記バネの張力を増減調節し、刷版4に所望の張力を付与する。
次に、取り付けた刷版4の位置を微調整するための刷り位置微調整機構を説明する。
前記4つのピン51,52,53,54のうちの例えば向かって左側の2つのピン52,53を、図5に示したようなリング状の刷り位置微調整機構7Aに立設する。
つまり、2つのピン52,53は、版胴2に直接設けるのではなく、版胴2の外周に沿って形成された溝状の部分に巻いたリング状の可動体(刷り位置微調整機構7A)に立設するのである。このとき、他の2つのピン51,54は固定しておいてもよい。
この刷り位置微調整機構7Aは、版胴2の外周に沿って図示した矢印のように正/逆転して微調整できるようにスクリューねじなどにより調整機構を備えている。
そのスクリューねじなどを調節することによって、リング状の可動体は図示した矢印のようにわずかに回動するので、刷版の位置は、刷胴のθ方向(傾斜角の変化方向)に微調整されるのである。
したがって、多色刷りの場合などにおいて、刷り位置を合わせ込むことが容易にできる。
前記4つのピン51,52,53,54のうちの例えば向かって左側の2つのピン52,53を、図5に示したようなリング状の刷り位置微調整機構7Aに立設する。
つまり、2つのピン52,53は、版胴2に直接設けるのではなく、版胴2の外周に沿って形成された溝状の部分に巻いたリング状の可動体(刷り位置微調整機構7A)に立設するのである。このとき、他の2つのピン51,54は固定しておいてもよい。
この刷り位置微調整機構7Aは、版胴2の外周に沿って図示した矢印のように正/逆転して微調整できるようにスクリューねじなどにより調整機構を備えている。
そのスクリューねじなどを調節することによって、リング状の可動体は図示した矢印のようにわずかに回動するので、刷版の位置は、刷胴のθ方向(傾斜角の変化方向)に微調整されるのである。
したがって、多色刷りの場合などにおいて、刷り位置を合わせ込むことが容易にできる。
次に、別の形態の刷り位置微調整機構を説明する。
前記4つのピン51,52,53,54に、図6に示したような刷り位置微調整機構7Bをそれぞれ付設する。
つまり、各ピン51,52,53,54は、版胴2に直接設けるのではなく、版胴2の凹部に固定した4つの刷り位置微調整機構7Bにそれぞれ設けるのである。これらの刷り位置微調整機構7Bには、前記ピンの位置を、版胴2の表面上で、版胴の軸と平行な方向(これをX方向とする。)に微動させるX軸微動用のスクリューねじ71と、前記方向と直交する方向(これをY方向とする。)に微動させるY軸微動用のスクリューねじ72とを備えている。
そして、X軸微動用のスクリューねじ71を正転/逆転させると、図示しない内部機構によって、立設されたピン51,52,53,54をそれぞれX軸方向に進退駆動する。また、Y軸微動用のスクリューねじ72を正転/逆転させると、図示しない内部機構によって、立設されたピン51,52,53,54をそれぞれY軸方向に進退駆動する。
このような刷り位置微調整機構7Bを個別に調整することによって、刷版の位置は、刷胴の表面上でX軸方向、Y軸方向、θ方向(傾斜角の変化方向)に微調整されるのである。
したがって、多色刷りの場合などにおいて、刷り位置を合わせ込むことが容易にできる。
なお、前記4つのピン51,52,53,54のうちの少なくとも1つか2つに前記刷り位置微調整機構7Bを付設してもよい。
前記4つのピン51,52,53,54に、図6に示したような刷り位置微調整機構7Bをそれぞれ付設する。
つまり、各ピン51,52,53,54は、版胴2に直接設けるのではなく、版胴2の凹部に固定した4つの刷り位置微調整機構7Bにそれぞれ設けるのである。これらの刷り位置微調整機構7Bには、前記ピンの位置を、版胴2の表面上で、版胴の軸と平行な方向(これをX方向とする。)に微動させるX軸微動用のスクリューねじ71と、前記方向と直交する方向(これをY方向とする。)に微動させるY軸微動用のスクリューねじ72とを備えている。
そして、X軸微動用のスクリューねじ71を正転/逆転させると、図示しない内部機構によって、立設されたピン51,52,53,54をそれぞれX軸方向に進退駆動する。また、Y軸微動用のスクリューねじ72を正転/逆転させると、図示しない内部機構によって、立設されたピン51,52,53,54をそれぞれY軸方向に進退駆動する。
このような刷り位置微調整機構7Bを個別に調整することによって、刷版の位置は、刷胴の表面上でX軸方向、Y軸方向、θ方向(傾斜角の変化方向)に微調整されるのである。
したがって、多色刷りの場合などにおいて、刷り位置を合わせ込むことが容易にできる。
なお、前記4つのピン51,52,53,54のうちの少なくとも1つか2つに前記刷り位置微調整機構7Bを付設してもよい。
なお、掛止手段としては、前記ピンに代えて両面接着テープなどを利用して、刷版の先端近傍もしくは後端近傍を版胴に掛止・取り付けてもよい。また、刷版の縁をベルトで押さえて、刷版を安定させるとよい。
また、前述したスクリューねじをステッピングモータなどの電気的に制御可能なアクチュエータで駆動してもよいことは当然である。このようにすることによって、刷り位置の微調整作業の省力化も可能となる。
また、刷版としては、金属版に限らず、樹脂凸版などの種々の形式の版を使用できる。また、水なしオフセット印刷など種々の印刷方式にも適用できる。
また、前述したスクリューねじをステッピングモータなどの電気的に制御可能なアクチュエータで駆動してもよいことは当然である。このようにすることによって、刷り位置の微調整作業の省力化も可能となる。
また、刷版としては、金属版に限らず、樹脂凸版などの種々の形式の版を使用できる。また、水なしオフセット印刷など種々の印刷方式にも適用できる。
以上の説明においては、版胴への刷版の取り付けにピンを用いた場合を例にとって説明したが、ブランケットをブランケット胴に取り付ける場合に上記ピン同様の構成で取り付けることもできる。この場合には、ブランケット胴と接する他の胴(この場合には版胴)や定盤などに、上記同様の干渉回避構造を備えるとよい。
1 インキ胴
2 版胴
3 ブランケット胴
4 刷版
41 印刷領域
42,43,44,45 孔、被掛止部
51,52,53,54 ピン、掛止手段
6 張力付与機構
7A 刷り位置微調整機構
7B 刷り位置微調整機構
2 版胴
3 ブランケット胴
4 刷版
41 印刷領域
42,43,44,45 孔、被掛止部
51,52,53,54 ピン、掛止手段
6 張力付与機構
7A 刷り位置微調整機構
7B 刷り位置微調整機構
Claims (10)
- 印刷装置に使用される版胴に、版を取り付けるための刷版の取り付け構造であって、
版胴の側縁近傍に設けた掛止手段に、版の両縁に設けた被掛止部を掛止し、
当該版胴と接して回転する他の胴の表面には、前記版胴に設けた掛止手段に干渉しない干渉回避構造を形成した
ことを特徴とする刷版の取り付け構造。 - 前記掛止手段は版胴の側縁近傍に突出させたピンとし、
前記被掛止部は前記ピンに掛止可能な孔としたことを特徴とする請求項1に記載の刷版の取り付け構造。 - 前記干渉回避構造は、前記他の胴の長さを前記掛止手段間の距離より短くすることによって構成したことを特徴とする請求項1、2の何れか1項に記載の刷版の取り付け構造。
- 前記干渉回避構造は、前記他の胴の表面に設けた凹部によって構成したことを特徴とする請求項1、2の何れか1項に記載の刷版の取り付け構造。
- 前記掛止手段の位置を微調整する微調整機構を付加したことを特徴とする請求項1に記載の刷版の取り付け構造。
- 印刷装置に使用されるブランケット胴に、ブランケットを取り付けるためのブランケットの取り付け構造であって、
ブランケット胴の側縁近傍に設けた掛止手段に、ブランケットの両縁に設けた被掛止部を掛止し、
当該ブランケット胴と接して回転する他の胴の表面には、前記ブランケット胴に設けた掛止手段に干渉しない干渉回避構造を形成した
ことを特徴とするブランケットの取り付け構造。 - 前記掛止手段はブランケットの胴の側縁近傍に突出させたピンとし、
前記被掛止部は前記ピンに掛止可能な孔としたことを特徴とする請求項6に記載のブランケットの取り付け構造。 - 前記干渉回避構造は、前記他の胴の長さを前記掛止手段間の距離より短くすることによって構成したことを特徴とする請求項6、7の何れか1項に記載のブランケットの取り付け構造。
- 前記干渉回避構造は、前記他の胴の表面に設けた凹部によって構成したことを特徴とする請求項6、7の何れか1項に記載のブランケットの取り付け構造。
- 前記掛止手段の位置を微調整する微調整機構を付加したことを特徴とする請求項1に記載のブランケットの取り付け構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006052873A JP2007230032A (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 刷版の取り付け構造、およびブランケットの取り付け構造 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5736460B2 (ja) * | 2012-05-14 | 2015-06-17 | 雅幸 井爪 | 印刷版ユニット、印刷版装着装置および印刷機 |
-
2006
- 2006-02-28 JP JP2006052873A patent/JP2007230032A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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