JP2006327116A - 印刷用ブランケット - Google Patents

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吉夫 岩崎
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Abstract

【課題】ショック目の発生を小さくするとともに、印刷できない部分を少なくする印刷用ブランケットを提供する。
【解決手段】 平板状ゴム層11の下面に薄肉厚の金属板からなる支持体13を固着してなる印刷用ブランケット10である。前記ゴム層11の咥え側及び咥え尻側の両エッジ部15の断面角度θは、表面側を突出させて斜めに形成し、支持体13の両端部をゴム層11から露出させて、ブランケット胴のスリットに挿入される挿入片として形成してなる。前記ゴム層11のエッジ部15の断面角度θは、ゴム層側において93〜120度、好ましくは95〜115度に形成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、オフセット輪転機のブランケット胴に取り付けて使用する印刷用ブランケットに関する。
オフセット輪転機は、ブランケット胴には表面印刷層を有する印刷用ブランケットを装着し、版胴にはインキを供給するインキ装置と、湿し水を供給する給水装置とが配置されている。このような印刷用ブランケットは、表面印刷層を刷版側にして最下層の支持体をブランケット胴に接触させて装着される。そして、刷版には給水装置から湿し水を、インキ装置からインキをそれぞれ供給し、次いで、版上のインキ画像をブランケットに転移させ、ブランケットに転移した画像を圧胴との間を通る印刷用紙に印刷する。オフセット輪転機は、印刷用紙の表裏に同時に印刷するため、前記印刷ユニットが上下一対になっている。
従来、オフセット輪転機のブランケット胴の表面には、厚さ1.6〜2.1mmのオフセット印刷用ブランケットを取り付けるためのスリットが軸方向に形成されており、このスリットにブランケットの両端部を差し込んで装着する。ブランケット胴に形成したスリットにブランケットの両端部を差し込む際に装着を容易、確実にするために、ブランケットの両端部にアルミニウムや鉄製の断面略コの字型のマウンティングバーを加締め、前記スリット内に係止させることによって緊締している。
一方、印刷用ブランケットの厚みは所定の厚さに製造されているが、ブランケットを装着する際に、当該ブランケットの下に適当な厚みの厚さ調整体(紙、シート、アンダーブランケット等)を下敷き材として介装し、厚みを嵩上げ調整することが行われる。また、ブランケットの両端部を余裕を持ってスリットに挿入することができるようにするために、スリットの幅寸法はブランケットの厚さ寸法より大きく設定している。このために、スリットに装着したブランケットの両端部にギャップが生じる。このギャップが版胴あるいは圧胴に対向する際に振動を発生させることになる。この振動がブランケット胴と版胴間に伝わり、ブランケット胴と版胴間の回転方向の圧力を不均一にし、印刷物上に縞模様を形成することがある。この縞模様は、一般にショック目と言われる印刷不具合である。
ブランケット胴のスリットとブランケット両端部のギャップは狭い方が、ショック目を発生させる振動を小さくすることができる。そこで、オフセット輪転機には、支持体に綿布を使用したブランケットではなく、支持体にSUS板や鉄板等の金属板を使用したブランケットを使用し、金属板のみをスリットに挿入することによって、スリットの幅寸法を小さく設定することが行われている。
図4は、支持体に金属板を使用した印刷用ブランケットの装着方法を示す要部断面図である。図示するように、印刷用ブランケット1は、表面印刷層1Aの下面に金属板からなる支持体1Bを積層してなり、両端部においては表面印刷層1Aを支持体に対して直角に切り取って支持体1Bを突出させてなる。前記構成のブランケット1は、ブランケット胴3に巻き付けて両端部の突出した支持体1Bをブランケット胴3の軸方向に形成したスリット4内に差し込み、スリット4の内側空間に配設されたカム5を回転させて前記支持体1Bを締め付けることによって固定される。
上記の装着方法では、表面印刷層1Aの両端部間にギャップLが生じる。このギャップLは、通常の支持体を織布により形成したブランケットに比して少ないもののショック目の一因となり、また、印刷できない部分ともなる。
そこで、ショック目を小さくするために、特開平9−309278号公報には、ゴム層の裏面にベースプレート(金属板)をゴム層の長さ方向に位置をずらして固着し、ベースプレート(金属板)の両端部にはスリットに対して係合可能な係合片を設け、前記ゴム層のベースプレート(金属板)より突出する巻き終わり側端部の裏面に粘着剤層を設け、その粘着剤層の表面に離型紙を接着したブランケットが提案されている。
特開平9−309278号公報
しかしながら、上記公報記載のブランケットは、ゴム層を巻き付けるブランケット胴の円周方向の長さに等しい長さに形成しなければならないとともに、巻き終わり側端部に粘着剤層を設け、その粘着剤層の表面に離型紙を接着しなければならず手間がかかるという問題がある。また、スリットの部分はゴム層で塞ぐのでショック目は小さくできるものの、ゴム層両端部の接着部分における印刷品質は必ずしも満足できるものではない。
そこで、この発明は、かかる問題を解消するためになされたものであり、ブランケット両端部のギャップをきわめて小さくすることによりショック目の発生を押さえ、また、印刷部間の非印刷部が狭くなり、印刷用紙の無駄を省くことができる印刷用ブランケットを提供することを目的とする。
この発明は上記目的を達成するために次のような構成とした。即ち、この発明に係る印刷用ブランケットは、平板状ゴム層の下面に薄肉厚の金属板からなる支持体を固着してなる印刷用ブランケットであって、前記ゴム層の咥え側及び咥え尻側のエッジ部の断面角度θは、表面側を突出させて斜めに形成し、支持体の両端部を、ゴム層から露出させてブランケット胴のスリットに挿入される挿入片として形成してなる。前記ゴム層のエッジ部の断面角度θは、ゴム層側において93〜120度に形成し、95〜115度に形成するのが好ましい。
上記のように、この発明のブランケットによれば、ブランケットのゴム層の両端部はギャップの内側に向かって互いに突出することになるから、両端部のギャップはきわめて小さくなる。このため、ショック目の発生を小さくすることができるばかりでなく、印刷時における振動・騒音の発生を軽減させることができる。また、ブランケットは従来と同様にブランケット胴に巻き付けるだけであるから、装着がきわめて簡単であり取付作業を効率よく行うことができる。
以下に、図示する実施形態について詳細に説明する。図1はこの発明に係る印刷用ブランケットの一部を省略した断面図である。印刷用ブランケット10は、図1に示すように、表面印刷層となる平板状のゴム層11の下面に支持体13を接着等の手段によって固着してなる。ゴム層11は、公知のゴム材質によって任意の厚さに形成すればよく、例えば、厚さを1.0〜2.0mmとすることができる。また、支持体13は、円筒形に変形可能な公知のSUS板や鉄板等の薄肉厚の金属板を用いることができ、従来と同様に、0.1〜0.3mmの薄肉厚の金属板を用いることができる。
ゴム層11の長さは、装着するブランケット胴の円周方向長さと等しくされている。前記支持体13の両端部は、ブランケット胴のスリットに挿入するためにゴム層11の両端部から露出した挿入片13aとされている。前記挿入片13aは、ブランケット胴のスリットに挿入して内部に配設されたカムによって締め付けて固定される。
一方、ゴム層の咥え側及び咥え尻側のエッジ部15は、支持体13に対して斜めに切断されている。前記エッジ部の断面角度θは、図1に示すように、ゴム層11側において93〜120度、好ましくは95〜115度とする。エッジ部15の断面角度θが93度より小さいとギャップが大きくなり、ショック目を軽減させることができなくなり、また、エッジ部の断面角度θが120度より大きいとギャップは小さくなるものの、ゴム層の肉厚が薄くなり衝撃の吸収力が低減するからである。ゴム層11は、ブランケット胴に巻き付けたとき、両端部が近接するか、接する長さに形成するのが好ましい。
上記構成のブランケット10をブランケット胴3に装着するには、図2及び図3に示すように、巻き始めである咥え側の挿入片13aをブランケット胴3のスリット4に挿入し、ゴム層11をブランケット胴3に巻き付け、次いで、巻き終わりである咥え尻側の挿入片13aをスリット4に挿入する。その後、カム5を回転させて前記挿入片13a,13aをスリットの側面との間で挟持して固定すればよい。
ブランケット胴3に装着されたブランケットのゴム層11の両端部は、ほぼ接触した状態でギャップはきわめて小さくなっているから、衝撃が少なくショック目の発生をきわめて小さくすることができる。また、印刷できない部分も小さくなるから、用紙の無駄を省くことができる。
装着したブランケットを交換するためにブランケット胴から取り外すには、従来のブランケットの場合と同様に、カム5を逆回転させてカムとスリット側面との挟持状態を解除し、挿入片13a,13aを引き出せばよい。
以下に、実施例を比較例と対比しながら説明する。ブランケットは、ゴム層の厚さを1.4mmとし、支持体には厚さ0.2mmの金属板を用いて製作した。ゴム層の両端エッジ部の断面角度θを93度としたものを実施例1、95度としたものを実施例2、115度としたものを実施例3、120度としたものを実施例4とし、従来と同様に90度としたものを比較例1とした。これらのブランケットをKBA社製のCompacta C−215オフセット輪転機に装着し、毎時40,000枚の速度でコート紙に網点画像を印刷した。
これらの印刷物の網点部(70%)のショック目をGRETAG社製のD−196濃度計を用いて測定した。ショック目とは、均一な濃度部に部分的に横筋状の濃度の高いところが発生する現象であり、この濃度の差が大きいほどショック目は明確に確認される。計測結果を表1に示す。
Figure 2006327116
上記結果から明らかなように、実施例1〜4を比較例1と比較すると、ショック目部の濃度は比較例1が最も高く、実施例1が最も低くなっている。したがって、エッジ部の断面角度θは、大きければ衝撃を吸収しショック目の発生を低減することができるが、大きすぎると逆に衝撃の吸収が小さくなる。エッジ部の断面角度θは、95〜115度が好ましい。
この発明に係る印刷用ブランケットの一例を示す断面図である。 同上のブランケット胴に装着した状態の要部を示す断面図である。 同上の一部拡大断面図である。 従来の印刷用ブランケットのブランケット胴への装着を示した要部断面図である。
符号の説明
3:ブランケット胴
4:スリット
5:カム
10:印刷用ブランケット
11:ゴム層
13:支持体
13a:挿入片

Claims (2)

  1. 平板状ゴム層の下面に薄肉厚の金属板からなる支持体を固着してなる印刷用ブランケットであって、前記ゴム層の咥え側及び咥え尻側のエッジ部の断面角度θは、表面側を突出させて斜めに形成し、支持体の両端部をゴム層から露出させて、ブランケット胴のスリットに挿入される挿入片として形成したことを特徴とする印刷用ブランケット。
  2. ゴム層のエッジ部の断面角度θを、ゴム層側において93〜120度に形成したことを特徴とする請求項1に記載の印刷用ブランケット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010532727A (ja) * 2007-07-06 2010-10-14 トレッレボルグ エンジニアード システムス イタリー ソシエタ ペル アチオニ 活版印刷ローラのコーティング(背面が金属の印刷用ブランケット(metal−backprintingblanket))の自己接着性下塗りプラスチックシートのための側面防護を提供する方法
JP2010532726A (ja) * 2007-07-06 2010-10-14 トレッレボルグ エンジニアード システムス イタリー ソシエタ ペル アチオニ 非接着性プラスチックシートを有する活版印刷ローラのコーティング(背面が金属の印刷用ブランケット(metal−backprintingblanket))を設けるための方法、及びそれによって得られた背面が金属の印刷用ブランケット
US9365025B2 (en) * 2007-04-13 2016-06-14 Lg Chem, Ltd. Method for forming fine patterns on a substrate with a disposable cliche

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