JP2007229886A - 木目形成用サンディングベルトの製造方法および木目形成用サンディングベルト - Google Patents

木目形成用サンディングベルトの製造方法および木目形成用サンディングベルト Download PDF

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Abstract

【課題】ワークの表面に銘木調の木目を容易に形成できる木目形成用サンディングベルトの製造方法および木目形成用サンディングベルトを提供する。
【解決手段】基板2と、この基板2の表面に無端状のサンディングベルト11の幅方向に所定間隔(隙間S1〜S4)をもって貼着された複数の研磨紙3a〜3eとを備えた研磨治具1を用意しておき、表面全体に砥粒が付着した前記無端状のサンディングベルト11を回転させながら、このサンディングベルト11の表面の一部に、前記研磨治具1の研磨紙3a〜3eを当てることによって、前記サンディングベルト11の表面に、前記所定間隔の幅の帯状の研磨部13a〜13dを形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、木目形成用サンディングベルトの製造方法および木目形成用サンディングベルトに関する。
近年、住宅用の内外装部品や日用品に使用されている合成樹脂成形物の表面に、天然木材に似た木目模様や色調等の特性を施すことが試みられている。
この技術の一例として、特許文献1に記載された技術がある。この技術について説明すると、セルロース材を粉砕して得られた粉砕粉に樹脂および原料を混合し、かつ融解させて押出成形した木質様成形品の表面にエンボス加工やヘアライン加工、着色加工、研磨加工、塗装加工を施す。すると、天然木材の木目に近い模様を表面に有し、手触り感等の風合いも天然木材に近い木質様成形品を提供することができる。
特開平10−272695号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されている表面加工法では、木質様成形品の表面に形成される研磨模様が単調になる。つまり、ヘアライン加工による細かい傷が一様になるので、木質様成形品の表面に銘木調の木目を形成するのは困難であった。ヘアライン加工では、表面に細かな砥粒が付着したサンディングベルトを用いて、ワーク(例えば木質様成形品)の表面を研磨することによって、ワークの表面に細かい傷による木目模様を形成しているが、木目の太さが細かく単調になり、銘木調の木目とはいい難い。木目となる傷の太さを比較的太く、かつ、不均一にすれば、銘木調の木目を形成できるが、上記のようなサンディングベルトによる研磨加工では不可能であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ワークの表面に銘木調の木目を容易に形成できる木目形成用サンディングベルトの製造方法および木目形成用サンディングベルトを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図3に示すように、ワークの表面を研磨することによって該ワークの表面に木目を形成する木目形成用サンディングベルト15を製造する方法であって、
基板2と、この基板2の表面に無端状のサンディングベルト11の幅方向に所定間隔(隙間S1〜S4)をもって固定された複数の研磨材(研磨紙)3a〜3eとを備えた研磨治具1を用意しておき、
表面全体に砥粒が付着した前記無端状のサンディングベルト11を回転させながら、このサンディングベルト11の表面の一部に、前記研磨治具1の研磨材3a〜3eを当てて、前記砥粒の一部を削り取ることによって、前記サンディングベルト11の表面に、所定間隔の幅の帯状の研磨部13a〜13dを形成することを特徴とする。
ここで、前記基板2上に固定する研磨材としては、研磨紙3a〜3eが好適に使用される。この場合、研磨紙3a〜3eは基板2上に貼着される。また、研磨材としては、研磨紙に限ることなく、サンディングベルトの表面に付着した砥粒を削り取ることができるものであればよい。例えば、スチールやアルミニウム等の比較的硬い金属等を使用してもよい。この場合、研磨紙が貼着された研磨治具より研磨治具としての寿命が長くなる。
また、基板上に研磨材を固定する際に、テンプレート(当て型枠)等を使用することによって、所定形状の研磨材を所定間隔で固定することができるので、ワークの表面に形成する木目の再現を容易に行える。
請求項1に記載の発明によれば、無端状のサンディングベルト11を回転させながら、このサンディングベルト11の表面の一部に、研磨治具1の研磨材3a〜3eを当てて、前記砥粒の一部を削り取ることによって、サンディングベルト11の表面に、所定間隔の幅の帯状の研磨部13a〜13dを形成するので、サンディングベルトの表面に、比較的太くかつ太さが不均一の帯状の研磨部13a〜13dを形成できる。このような研磨部13a〜13dを有する木目形成用サンディングベルト15を用いて、ワークの表面を研磨することによって、ワークの表面が研磨部13a〜13dによって研磨されるので、該ワークの表面に、木目となる傷をその太さを比較的太く、かつ、不均一にして形成できるので、ワークの表面に銘木調の木目を容易に形成できる。
また、研磨治具1を使用しているので、木目形成用サンディングベルト15を容易かつ安全に製造できる。
さらに、研磨治具1が基板2の表面に研磨材3a〜3eを貼着した簡単な構成であるので、木目形成用サンディングベルト15を容易に複数種類、さらには木目を形成するワークごとに製造できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の木目形成用サンディングベルトの製造方法において、
表面全体に砥粒が付着した無端状のサンディングベルト11を回転させながら、このサンディングベルト11の表面の一部に、前記研磨治具1の研磨材3a〜3eを当てるに際し、
前記サンディングベルト11を巻き掛けている回転ローラ10と前記研磨治具1とで前記サンディングベルト11を挟み付けることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、無端状のサンディングベルト11を回転させながら、このサンディングベルト11の表面の一部に、研磨治具1の研磨材3a〜3eを当てるに際し、サンディングベルト11を巻き掛けている回転ローラ10と研磨治具1とでサンディングベルト11を挟み付けるので、サンディングベルト11の表面に研磨治具1の研磨材3a〜3eを当てるときに、回転ローラ10でサンディングベルト11の逃げを防止して該サンディングベルト11の表面を研磨材3a〜3eに確実に当てることができる。したがって、サンディングベルト11の表面に、比較的太くかつ太さが不均一の帯状の研磨部13a〜13dを確実に形成できる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の木目形成用サンディングベルトの製造方法において、
前記研磨治具1を、前記回転ローラ10に前記サンディングベルト11を巻き掛けている部位における前記回転ローラ10の接線方向に送りながら、前記サンディングベルト11の表面に、所定間隔の幅の帯状の研磨部13a〜13dを形成することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、研磨治具1を、回転ローラ10にサンディングベルト11を巻き掛けている部位における回転ローラ10の接線方向に送りながら、サンディングベルト11の表面に、前記所定間隔の幅の帯状の研磨部13a〜13dを形成するので、研磨治具1の研磨材3a〜3eの長さ方向全体をサンディングベルトの表面に当てて研磨でき、よって、比較的太くかつ太さが不均一の帯状の研磨部13a〜13dを確実に形成できる。また、研磨材3a〜3eの長さ方向全体をサンディングベルト11の表面に当てて研磨できるので、隣り合う研磨材3c,3dの離間距離(隙間S3)が長さ方向において変化する場合に、サンディングベルト11の表面の砥粒に当たらない部分と、砥粒に当たる部分とが研磨材の長手方向において混在するので、この部分においては、サンディングベルト11の表面の砥粒の削り取られる量が変化する。したがって、このようなサンディングベルト11でワークの表面を研磨することによって、ワークの表面に形成される木目となる傷の深さに変化を与えることができ、よって、木目にいわゆる「ボケ」を表現でき、より、銘木調の木目を形成できる。
請求項4に記載の発明は、ワークの表面を研磨することによって該ワークの表面に木目を形成する木目形成用サンディングベルトであって、
表面全体に砥粒が付着した無端状のサンディングベルト11を回転させながら、このサンディングベルト11の表面の一部に、基板2とこの基板2の表面に前記サンディングベルト11の幅方向に所定間隔で貼着された複数の研磨材3a〜3eとを備えた研磨治具1の前記研磨材3a〜3eを当てて、前記砥粒の一部を削り取ることによって、前記サンディングベルト11の表面に、所定間隔の幅の帯状の研磨部13a〜13dを形成してなることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、無端状のサンディングベルト11を回転させながら、このサンディングベルト11の表面の一部に、研磨治具1の研磨材3a〜3eを当てて、前記砥粒の一部を削り取ることによって、サンディングベルト11の表面に、所定間隔の幅の帯状の研磨部13a〜13dを形成しているので、サンディングベルト11の表面に形成された研磨部13a〜13dは、比較的太くかつ太さが不均一の帯状になる。このような研磨部13a〜13dを有する木目形成用サンディングベルト15を用いて、ワークの表面を研磨することによって、ワークの表面が研磨部13a〜13dによって研磨されるので、該ワークの表面に、木目となる傷をその太さを比較的太く、かつ、不均一にして形成できるので、ワークの表面に銘木調の木目を容易に形成できる。
本発明によれば、基板と、この基板の表面に無端状のサンディングベルトの幅方向に所定間隔で貼着された複数の研磨材とを備えた研磨治具を用意しておき、表面全体に砥粒が付着した無端状のサンディングベルトを回転させながら、このサンディングベルトの表面の一部に、研磨治具の研磨材を当てて、前記砥粒の一部を削り取ることによって、サンディングベルトの表面に、所定間隔の幅の帯状の研磨部を形成するので、サンディングベルトの表面に、比較的太くかつ太さが不均一の帯状の研磨部を形成できる。このような研磨部を有する木目形成用サンディングベルトを用いて、ワークの表面を研磨することによって、ワークの表面が研磨部によって研磨されるので、該ワークの表面に、木目となる傷をその太さを比較的太く、かつ、不均一にして形成できるので、ワークの表面に銘木調の木目を容易に形成できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る木目形成用サンディングベルトの製造方法に使用する研磨治具の製造方法を説明する平面図である。
図1(b)に示すように、研磨治具1は、長方形板状の基板2の表面に、基板2の幅方向に所定間隔で貼着された複数の研磨紙(研磨材)3a〜3eとを備えている。基板2は、例えば合板等の板で形成されたもので、その幅は後述する木目形成用サンディングベルト15の幅とほぼ等しいか若干大きくなっている。基板2は比較的硬い材料で形成されるが、木目形成用サンディングベルト15の砥粒よりは硬度の小さい材料で形成される。
研磨紙3a〜3eは紙または布の表面に、研磨用の砥粒を付着してなるものであり、これらは接着剤によって基板2の表面に貼着されている。隣り合う研磨紙間には隙間S1〜S4が形成されている。この隙間S1,S2,S4はその縁が互いに平行である、つまり隙間S1,S2,S4の幅が隙間S1,S2,S4の長さ方向に亙って等しくなっている。また、隙間S3はその縁が平行でない、つまり、隙間S3の幅が隙間S3の長さ方向に沿って変化している。
隙間S1〜S4の幅は、後述する木目形成用サンディングベルト15の研磨部13a〜13eの幅に相当するので、該研磨部13a〜13eの幅に合わせて形成する。
上記のような研磨治具1は以下のようにして製造される。
すなわち、図1(a)に示すように、基板1の表面に、その幅方向に沿って長尺の帯状研磨紙3を接着剤等によって貼着する。次に、帯状研磨紙3の長さ方向(図1において左右方向)の所定の部位を、カッター等によって、帯状研磨紙3の幅全体に亙って切り欠くことによって、前記隙間S1〜S4を形成する。これによって、基板2の表面に該基板2の幅方向に所定間隔で貼着された複数の研磨紙3a〜3eを設けることができる。つまり基板2の表面に、基板2の幅方向に所定間隔で貼着された複数の研磨紙3a〜3eとを備えてなる研磨治具1を容易に製造できる。
なお、前記研磨紙3a〜3eは、基板1の長手方向において全て同長さであるが、基板1の表面に設ける複数の研磨紙は異なる長さとしてもよい。また、研磨紙3a〜3eは基板2の幅方向に一列に並列されているが、他の複数の研磨紙を他の列に並列してもよい。また、複数の研磨紙からなる列は、一列に限らず、2列以上の複数列でもよい。
次に、上記のような研磨治具1を使用して、木目形成用サンディングベルトを製造する製造方法について説明する。
すなわち、図2および図3に示すように、研磨治具1をサンディング装置5の搬送台6上に設置する。
サンディング装置5は、サンディングベルトを回転させながら、ワークの表面を研磨することによって、該ワークの表面に木目を形成する装置である。
このサンディング装置5では、ワークを図2において左方に搬送する搬送台6の上方に、サンディングベルトを回転させる回転装置8が設けられている。この回転装置8は駆動ローラ9と、この駆動ローラ9を回転させるモータ9aと、駆動ローラ9の下方に、該駆動ローラ9と所定間隔を隔てて設けられた回転ローラ10とを備えている。駆動ローラ9は、モータ9aの駆動軸に直接または適宜の変速ギヤを介して連結されており、回転ローラ10は装置フレーム5aに固定された軸10aに回転自在に支持されている。
そして、本願発明に係る木目形成用サンディングベルトを製造する場合、前記回転ローラ10と駆動ローラ9とに、無端状のサンディングベルト11を巻き掛ける。このサンディングベルト11は、サンディングベルト本体11aと、このサンディングベルト本体11aの表面全体に砥粒が付着してなる砥粒層11bとを有するものである。
なお、前記研磨治具1は、その複数の研磨紙3a〜3eがサンディングベルト11の幅方向に所定間隔で配置されるようにして、搬送台6上に設置されている。
次に、前記駆動ローラ9をモータ9aによって回転させることによって、回転ローラ10を回転させる。これによって、サンディングベルト11は図2において半時計回りに回転する。
そして、サンディングベルト11を回転させながら、前記研磨治具1を搬送台6上で左方に送る。つまり、研磨治具1を、回転ローラ10にサンディングベルト11を巻き掛けている部位の最下端部における回転ローラ10の接線方向の左方に向けて送る。
なお、サンディングベルト11の回転速度は、研磨治具1の送り速度に比して高速に設定する。
サンディングベルト11を回転させながら研磨治具1を送ると、研磨治具1の研磨紙3a〜3eが回転ローラ10の最下端部付近において、サンディングベルト11の砥粒層11bに当たる。このとき、サンディングベルト11を巻き掛けている回転ローラ10と研磨治具1とでサンディングベルト11が挟み付けられた状態となる。
そして、研磨紙3a〜3eが当たったサンディングベルト11の砥粒層11bの部分は、研磨紙3a〜3eによって砥粒が剥がされていき(削り取られていき)、これによって、図3に示すように、サンディングベルト11には、砥粒が無いまたは殆ど無い、砥粒無し部分12a〜12eがサンディングベルト11の回転方向に沿って帯状に形成される。このように砥粒無し部分12a〜12eが形成されることによって、隣り合う砥粒無し部分の間に、砥粒が残されてなる研磨部13a〜13dがサンディングベルト11の回転方向に沿って帯状に形成される。
このようにして、サンディングベルト11の表面に、所定間隔の幅の帯状の研磨部13a〜13dを形成してなる木目形成用サンディングベルト15が製造される。
このような研磨部13a〜13dを有する木目形成用サンディングベルト15を用いてワークの表面に木目を形成する場合、サンディング装置5の搬送台6に木目を形成すべきワークを設置して、このワークを前記研磨治具1と同様にして、木目形成用サンディングベルト15が巻き掛けられた回転ローラ10側に送り込む。
すると、ワークの表面が木目形成用サンディングベルト15の研磨部13a〜13dによって研磨されるので、該ワークの表面に、木目となる傷をその太さを比較的太く、かつ、不均一にして形成できるので、ワークの表面に銘木調の木目を容易に形成できる。
また、隣り合う研磨紙3c,3dの離間距離(隙間S3)が長さ方向において変化しているので、この隙間S3においては、サンディングベルト11の表面の砥粒に当たらない部分と、砥粒に当たる部分とが研磨紙3cの長手方向において混在するので、この部分においては、サンディングベルト11の表面の砥粒の削り取られる量が変化する。したがって、このようなサンディングベルト11でワークの表面を研磨することによって、ワークの表面に形成される木目となる傷の深さに変化を与えることができ、よって、木目にいわゆる「ボケ」を表現でき、より、銘木調の木目を形成できる。
なお、このようにしてワークの表面を木目形成用サンディングベルト15で研磨する場合、回転ローラ10をその軸方向に往復動作(トラッキング動作)させてもよい。このようにすると、ワークの表面に形成される木目が波打つのでさらに銘木調の木目を形成できる。なお、回転ローラ10をトラッキング動作させる場合、該回転ローラ10と駆動ローラ9とが取り付けられている装置フレーム5aを回転ローラ10の軸方向に往復動作させればよい。
本実施の形態によれば、サンディングベルト11の表面に、比較的太くかつ太さが不均一の帯状の研磨部13a〜13dを容易に形成できる。このような研磨部13a〜13dを有する木目形成用サンディングベルト15を用いて、ワークの表面を研磨することによって、ワークの表面が研磨部13a〜13dによって研磨されるので、該ワークの表面に、木目となる傷をその太さを比較的太く、かつ、不均一にして形成できるので、ワークの表面に銘木調の木目を容易に形成できる。
また、研磨治具1の研磨紙3a〜3dを当てるに際し、サンディングベルト11を巻き掛けている回転ローラ10と研磨治具1とでサンディングベルト11を挟み付けるので、回転ローラ10でサンディングベルト11の逃げを防止して該サンディングベルト11の表面を研磨紙3a〜3dに確実に当てることができる。したがって、サンディングベルト11の表面に、比較的太くかつ太さが不均一の帯状の研磨部13a〜13dを確実に形成できる。
さらに、研磨治具1を使用しているので、木目形成用サンディングベルト15を容易かつ安全に製造できる。
また、研磨治具1が基板2の表面に研磨紙3a〜3eを貼着した簡単な構成であるので、木目形成用サンディングベルト15を容易に複数種類さらには木目を形成するワークごとに製造できる。
また、ワークに木目を形成するサンディング装置5を利用して、木目形成用サンディングベルト15を形成できるので、木目形成用サンディングベルト製造用の製造装置を別途用意しなくてもよく、さらに、木目形成用サンディングベルト15を製造した後に、直ちに木目形成用サンディングベルト15を使用してワークに木目を形成できる。
本発明に係る木目形成用サンディングベルトを製造する際に使用される研磨治具の製造方法を示す平面図であり、(a)は基盤に帯状研磨紙を貼着した状態を示す平面図、(b)は製造された木目形成用サンディングベルトを示す平面図である。 本発明に係る木目形成用サンディングベルトの製造方法で使用されるサンディング装置の概略構成を示す側断面図である。 本発明に係る木目形成用サンディングベルトの製造方法を説明するための斜視図である。
符号の説明
1 研磨治具
2 基板
3a〜3e 研磨紙(研磨材)
10 回転ローラ
11 サンディングベルト
13a〜13d 研磨部
15 木目形成用サンディングベルト
S1〜S4 隙間

Claims (4)

  1. ワークの表面を研磨することによって該ワークの表面に木目を形成する木目形成用サンディングベルトを製造する方法であって、
    基板と、この基板の表面に無端状のサンディングベルトの幅方向に所定間隔をもって固定された複数の研磨材とを備えた研磨治具を用意しておき、
    表面全体に砥粒が付着した前記無端状のサンディングベルトを回転させながら、このサンディングベルトの表面の一部に、前記研磨治具の研磨材を当てて、前記砥粒の一部を削り取ることによって、前記サンディングベルトの表面に、所定間隔の幅の帯状の研磨部を形成することを特徴とする木目形成用サンディングベルトの製造方法。
  2. 請求項1に記載の木目形成用サンディングベルトの製造方法において、
    表面全体に砥粒が付着した無端状のサンディングベルトを回転させながら、このサンディングベルトの表面の一部に、前記研磨治具の研磨材を当てるに際し、
    前記サンディングベルトを巻き掛けている回転ローラと前記研磨治具とで前記サンディングベルトを挟み付けることを特徴とする木目形成用サンディングベルトの製造方法。
  3. 請求項2に記載の木目形成用サンディングベルトの製造方法において、
    前記研磨治具を、前記回転ローラに前記サンディングベルトを巻き掛けている部位における前記回転ローラの接線方向に送りながら、前記サンディングベルトの表面に、所定間隔の幅の帯状の研磨部を形成することを特徴とする木目形成用サンディングベルトの製造方法。
  4. ワークの表面を研磨することによって該ワークの表面に木目を形成する木目形成用サンディングベルトであって、
    表面全体に砥粒が付着した無端状のサンディングベルトを回転させながら、このサンディングベルトの表面の一部に、基板とこの基板の表面に前記サンディングベルトの幅方向に所定間隔で固定された複数の研磨材とを備えた研磨治具の前記研磨材を当てて、前記砥粒の一部を削り取ることによって、前記サンディングベルトの表面に、所定間隔の幅の帯状の研磨部を形成してなることを特徴とする木目形成用サンディングベルト。
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