JPH07503423A - 大理石，花崗岩などの象眼加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

大理石、花崗岩などの象眼加工方法 技術分野 この発明は、大理石、石、花崗岩などを象眼加工するのに適した加工方法に関す る。 さらに詳しくいえば、この発明は、石状材料から作られたブロック、パネルまた はスラブに、いろいろの形状やサイズの象眼装飾を効率よく施すことができる加 工方法で、工業生産に適したものである。 さらにまた、この発明は、かかる方法によって得られた大理石、石または花崗岩 の類の製品に関する。 そして、この発明は、主として、大理石、石または花崗岩などの材料を加工する 産業分野に適用することができる。 背景技術 大理石などの石状材料の表面に象眼装飾を施す方法のい（っかが、従来から知ら れている。 この中で、古典的な方法は、石状材料からなる基材に、手作業で溝やノツチを掘 るとともに、この溝やノツチにはめ込む装飾用素子も、手で切削するようにして いた。そして、この装飾用素子は、基材に形成した溝やノツチにはめ込んで接着 し、最後に、基材の象眼加工面を研磨したり、サンドブラストを施したりして、 表面処理をしていた。 このような加工方法は、時間と費用がかかるという問題があった。 また、上記とは別の方法として、比較的薄いスラブを用いるものも従来から知ら れている。この方法は、水噴射機と呼ばれるタイプの自動機械によって、適宜の 研磨粉を混合した高圧水からなるウォータージェットを噴出させ、基材としての スラブ表面を掘るものである。 このようにして掘った基材の表面に、個々の装飾用素子を一つ一つはめ込むとと もに、これら装飾用素子を樹脂または接着剤を用いて接着し、モザイク状に組み 立て、最後に、象眼加工面を研磨などで表面処理をする。 この方法は、モザイク加工の場合と同様に、基材に装飾用素子を一つ一つ正確に はめ込んでいかなければならないので、時間がかかるとともに、その分、コスト 高になるという問題があった。 この発明は、上記した従来の問題を解決することを目的にした石状材料の象眼加 工方法を提供することである。そして、この方法は、信頼性が高く、しかも簡単 に実施できるとともに、大量生産にも向き、かつ、製造時間を大幅に短縮できる ものである。 発明の開示 このように有用な加工方法は、特許請求の範囲第１項に記載の構成によって達成 できる。 なお、従属形式の請求項は、この発明の実施例の形態を表したものである。 この発明にかかわる方法は、石状材料からなる基材に溝やノツチを形成するとと もに、板状の装飾用素材に、上記溝やノツチにはまる装飾パターンを浮き彫りに し、これら装飾パターンを上記溝やノツチにはめるようにして基材と装飾用素材 とを重ねあわせる。この重ねあわせた装飾用素材を、上記パターンを残存させる ようにして切断するとともに、その表面を平らにするなどの表面処理を施す。 そして、上記基材の溝やノツチ及び装飾用素材のパターン形成には、デジタル制 御（ＤＣ）されたフライス盤などの工作ｍｗを用いれば、どのよう形態でも即座 にできることになる。 図面の簡単な説明 第１図は、象眼加工を施した石状材料からなる基材の平面図、第２図は第１図の Ａ−Ａ線断面図、第３図は基材と装飾用素材とを分離した状態の断面図、第４図 は基材の溝に装飾用素材のパターンをはめ込んだ状態の断面図である。 発明実施するための最良の形態 図中符号１０は、基材１２に装飾用素材１１を埋め込んだタイルで、その基材１ ２は、大理石、石、花崗岩あるいはそれらと同様の材料からなるものである。 そして、上記基材１２には、装飾用パターンに応じたノツチや溝１４を形成して いるが、これらノツチ及び溝は、デジタル制御されたフライス盤などの工作機械 を用いて自動的に形成するものである。そして、この工作機械にはダイヤモンド 製あるいは硬質金属製のカッターを備えることによって、より正確かつ迅速にノ ツチや溝を形成することができる。 そして、板状の装飾用素材１１は、装飾用パターン１３を浮き彫りにしたもので 、これらパターン１３は、上記基材１２のノツチや溝１４にぴったりとはまるよ うにしている。 次に、上記のようにした基材１２のノツチや溝１４には、にかわや樹脂などから なる接着剤を塗布するとともに、装飾用素材１１の装飾パターン１３を、ノツチ や溝１４にはめ込む、この状態で、第４図に示す矢印方向から圧力を作用させ、 ノツチや満１４内に、装飾パターン１３をしっかりと貼りつける。 このようにしてから装飾用素材１１を第４図に示すＣ−Ｃ線に沿って切断する、 つまり、装飾用素材１１のパターン１３を溝１４内に残存させるとともに、その パターンの切断面によって、装飾用素材１１に表した装飾パターン１３が表現さ れるように、上記Ｃ−Ｃ線に沿って切断する。 このようにすることによって、第１．２図に示したように、基材１２の表面に装 飾パターン１３が施されたタイル１０を得ることができる。 上記のことから明らかなように、この発明の加工方法によれば、基材１２の溝１ ４に、装飾用素材１１に浮き彫りにした装飾パターン１３をはめ合わせるととも に、その装飾パターン１３が残存するようにして装飾用素材１１をカットするこ とによって、所期の加工を施すことができるので、迅速かつ連続的に生産するい わゆる大量生産が可能になる。しかも、上記ノツチや溝加工及び装飾パターン加 工に、デジタル制御されたフライス盤を用いれば、その大量生産は、より一層効 率的なものとなる。 なお、この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、いろいろの形態を含 むものである９例＾ば、この発明の基材１２は、それにノツチや溝を形成できれ ば、その材料を問うものではない、つまり、ノツチや溝を形成できれば、それに 装飾用素材１１のパターン１３をはめ合わせて、それをカットするだけなので、 特に材料を限定する必要もない。 また、上記実施例では、一種類の装飾用素材を用いて加工するようにしたが、何 種類もの装飾用素材を用いることもできる。この場合に、複数の装飾用素材を同 時に基材に重ねあわせてもよいし、一つ一つの装飾用素材を何回かに分けて重ね あわせてもよい、このようにすれば、何種類もの色を配した装飾象眼パターンを 表現できる。 さらに、デジタル制御された工作機械を用いることによって、平面はもちろん、 斜面や湾曲面にも象眼装飾を施すことができる。

【）￥蜂ト色 【図／】

、　Ｍｅ　ＰＣＴ／ＩＴ　９２１００１２６

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．基材に装飾パターンに対応した溝及び／またはノッチを形成する一方、装飾 用素材には、装飾用パターンを浮き彫りにし、この浮き彫りにした装飾パターン を上記溝及び／またはノッチにはめ込みながら基材に装飾用素材を重ね合わせ、 その後に、浮き彫りにした装飾パターンが上記溝及び／またはノッチに残存する ようにして装飾用集材をカットし、溝及び／またはノッチに残された装飾パター ンを基材状に表現した象眼加工方法。
2. ２．デジタル制御された工作機械を用いて、基材の溝及び／またはノッチと、装 飾用素材の装飾パターンとを、デジタル制御された工作機械で形成した請求の範 囲第１項記載の象眼加工方法。
3. ３．ダイヤモンドあるいは硬質金属のカッターを備えた工作機械を用いてなる請 求の範囲第２項記載の象眼加工方法。
4. ４．基材はブロックあるいはタイルなどからなる石状材料を用いた請求の範囲第 １項ないし第３項のいずれかに記載の象眼加工方法。
5. ５．溝及び／またはノッチと装飾パターンとを接着剤で接着させるとともに、こ れら接着剤をにかわあるいは樹脂で構成した請求の範囲第１ないし第４項のいず れかに記載の象眼加工方法。
6. ６．装飾パターンを溝及び／またはノッチに残存させた基材表面を平滑化処理及 び／または研磨処理及び／またはサンドプラス処理を施してなる請求の範囲第１ 項、第３項ないし第５項のいずれかに記載の象眼加工方法。
7. ７．基材の表面が平坦及び／または湾曲してなる請求の範囲第１項ないし第６項 のいずれかに記載の象眼加工方法。