JP2007229561A - モリブデン酸化物、触媒、その製造方法及び(メタ)アクリル酸等の製造方法 - Google Patents

モリブデン酸化物、触媒、その製造方法及び(メタ)アクリル酸等の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 活性及び選択性に優れた固体触媒の製造に用いるモリブデン酸化物、該モリブデン酸化物を使用する触媒とその製造方法、及び該触媒を用いたメタクリル酸等の製造方法を提供する。
【解決手段】 モリブデンを含む固体触媒の製造に用いる、圧縮度が60以下であるモリブデン酸化物である。またモリブデン含有原料として前述のモリブデン酸化物を使用し、スラリーを乾燥後焼成する固体触媒とその製造方法である。さらにこの固体触媒の存在下で分子状酸素により気相接触酸化する(メタ)アクロレイン及び(メタ)アクリル酸、並びに(メタ)アクリル酸の製造方法である。
【選択図】なし

Description

本発明は、モリブデンを含む固体触媒の製造に用いるモリブデン酸化物、モリブデン酸化物を使用する触媒の製造方法、この方法により製造される触媒、およびこの触媒を用いた(メタ)アクロレイン、(メタ)アクリル酸等の製造方法に関する。
モリブデンを含む固体触媒として、例えば、プロピレン、イソブチレン、および/またはtert−ブチルアルコールを分子状酸素で気相接触酸化して(メタ)アクロレインおよび(メタ)アクリル酸を製造するために用いられるモリブデン、ビスマス、および鉄を主成分とする複合酸化物触媒、アクロレインを分子状酸素で気相接触酸化してアクリル酸を製造するために用いられるモリブデンおよびバナジウムを主成分とする複合酸化物触媒、メタクロレインを分子状酸素で気相接触酸化してメタクリル酸を製造するために用いられるモリブデン、リンを主成分とするヘテロポリ酸系触媒などが知られている。
一方、モリブデンを含む固体触媒の製造原料にモリブデン酸化物を使用した例としては特許文献1〜5が知られており、特許文献5には、X線としてCuKα線を用いたX線回折図における回折ピーク位置と回折強度が規定されたモリブデン酸化物を使用する触媒の製造方法が開示されている。
特開昭57−177347号公報 特開昭58−74142号公報 特開平8−47643号公報 特開平8−196908号公報 特開2004−8834号公報
しかしながら、特許文献1〜5等に開示されているモリブデン酸化物を用いて製造された触媒では活性及び選択性の点でまだ不十分であり、更なる改良が望まれていた。
本発明の目的は、活性及び選択性に優れた、モリブデンを含む固体触媒の製造に用いるモリブデン酸化物、このモリブデン酸化物を使用した触媒の製造方法、この方法により製造される触媒、およびこの触媒を用いたメタクリル酸等の製造方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、高い触媒活性および選択性を有するモリブデン含有固体触媒の製造に好適なモリブデン酸化物および触媒の製造方法を見出すに至った。
すなわち、本発明は、モリブデンを含む固体触媒の製造に用いられる下記式(1)で示される圧縮度が60以下であるモリブデン酸化物である。
圧縮度C=(ρ−ρ)/ρ×100 ・・・・ (1)
但し、ρは疎充填時のかさ密度、ρは密充填時のかさ密度である。
また本発明はモリブデンを含む下記式(2)で表される固体触媒の製造方法であって、モリブデン含有原料として前述のモリブデン酸化物を使用し、モリブデン、リン、およびX元素を含むスラリーを乾燥後焼成する触媒の製造方法である。
Mo ・・・・・ (2)
(式中、Mo、P、およびOはそれぞれモリブデン、リン、および酸素を表し、Xはカリウム、ルビジウム、セシウム、およびタリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を表し、Yは鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、チタン、バナジウム、クロム、タングステン、マンガン、銀、ホウ素、ケイ素、アルミニウム、ガリウム、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモン、ビスマス、ニオブ、タンタル、ジルコニウム、インジウム、イオウ、セレン、テルル、ランタン、およびセリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を表す。a、b、c、d、およびeは各元素の原子比を表し、a=12のとき、b=0.1〜3、c=0.01〜3、d=0〜3であり、eは前記各成分の原子価を満足するのに必要な酸素の原子比である。)
また本発明はモリブデンを含む下記式(3)で表される固体触媒の製造方法であって、モリブデン含有原料として前述のモリブデン酸化物を使用し、モリブデン、ビスマス、および鉄元素を含むスラリーを乾燥後焼成する触媒の製造方法である。
MoBiFe Si ・・・・・ (3)
(式中、Mo、Bi、Fe、Si、およびOはそれぞれモリブデン、ビスマス、鉄、ケイ素、および酸素を示し、Mはコバルトおよびニッケルからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を示し、Xはクロム、鉛、マンガン、カルシウム、マグネシウム、ニオブ、銀、バリウム、スズ、タンタル、および亜鉛からなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を示し、Yはリン、ホウ素、硫黄、セレン、テルル、セリウム、タングステン、アンチモン、およびチタンからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を示し、Zはリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、およびタリウムなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を示す。f、g、h、i、j、k、l、m、およびnは各元素の原子比を表し、f=12のときg=0.01〜3、h=0.01〜5、i=1〜12、j=0〜8、k=0〜5、l=0.001〜2、m=0〜20であり、nは前記各成分の原子価を満足するのに必要な酸素の原子比である。)
また本発明はモリブデンを含む下記式(4)で表される固体触媒の製造方法であって、モリブデン含有原料として前述のモリブデン酸化物を使用し、モリブデンおよびバナジウム元素を含むスラリーを乾燥後焼成する触媒の製造方法である。
Mo ・・・・・ (4)
(式中、Mo、V、およびOはそれぞれモリブデン、バナジウム、および酸素を示し、Aは鉄、コバルト、クロム、アルミニウム、およびストロンチウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を示し、Xはゲルマニウム、ホウ素、ヒ素、セレン、銀、ケイ素、ナトリウム、テルル、リチウム、アンチモン、リン、カリウム、およびバリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を示し、Yは、マグネシウム、チタン、マンガン、銅、亜鉛、ジルコニウム、ニオブ、タングステン、タンタル、カルシウム、スズ、およびビスマスからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を示す。また、p、q、r、s、t、およびuは各元素の原子比を表し、p=12のときq=0.01〜6、r=0〜5、s=0〜10、t=0〜5であり、uは前記各成分の原子価を満足するのに必要な酸素の原子比である。)
また本発明は上記の方法により製造されたモリブデンを含む固体触媒である。さらに本発明は式(2)で表される組成を有する固体触媒の存在下で、メタクロレインを分子状酸素により気相接触酸化するメタクリル酸の製造方法である。
さらに本発明は式(3)で表される組成を有する固体触媒の存在下で、プロピレン、イソブチレン、またはtert−ブチルアルコールを分子状酸素により気相接触酸化する(メタ)アクロレインおよび(メタ)アクリル酸の製造方法である。
さらに本発明は式(4)で表される組成を有する固体触媒の存在下で、アクロレインを分子状酸素により気相接触酸化するアクリル酸の製造方法である。
本発明によれば、モリブデンを含む固体触媒の製造に好適なモリブデン酸化物を得ることができる。このモリブデン酸化物を原料として活性及び選択性が優れた触媒を製造することができる。さらにこの触媒を用いることにより、(メタ)アクリル酸や(メタ)アクロレイン及びを高収率で製造することができる。
本発明のモリブデン酸化物はモリブデンを含む固体触媒の製造原料に適している。モリブデン酸化物中のモリブデンと酸素の原子比は特に限定されず、例えば、モリブデン:酸素の原子比が1:2の二酸化モリブデン、1:3の三酸化モリブデン等が挙げられるが、好ましくは三酸化モリブデンである。
モリブデン酸化物には、例えば、ナトリウム、カリウム、鉄、鉛、硫酸根、硝酸根、およびアンモニウム根など微量の不純物が含まれていても構わないが、これらの不純物は少ないほど好ましく、含まないことが特に好ましい。
本発明におけるモリブデン酸化物は、例えばモリブデンを含む鉱石を焙焼して得られた粗三酸化モリブデンを純水に分散させた後アンモニア水に溶解し、濾過後の溶液に塩酸水溶液を添加してpH調整を行って得られた沈殿物を純水、硝酸アンモニウムや塩化アンモニウムの薄い水溶液で分散・洗浄し、遠心濾過等により含水量を低減して得た前駆体沈殿物を乾燥後焼成する方法、前駆体沈殿物にアンモニア水を添加して溶解・晶析して得られたパラモリブデン酸アンモニウムを焼成する方法等により製造できる。
また、モリブデン酸化物の原料としては、プロピレン、イソブチレン、またはtert−ブチルアルコールを分子状酸素で気相接触酸化して(メタ)アクロレインおよび(メタ)アクリル酸を製造するために用いられるモリブデン、ビスマス、および鉄を主成分とする複合酸化物触媒、アクロレインを分子状酸素で気相接触酸化してアクリル酸を製造するために用いられるモリブデンおよびバナジウムを主成分とする複合酸化物触媒、メタクロレインを分子状酸素で気相接触酸化してメタクリル酸を製造するために用いられるモリブデン、リンを主成分とするヘテロポリ酸系触媒等の各種使用済み触媒から回収されたモリブデン含有物(以下、回収モリブデンという。)を用いることができる。
各種使用済み触媒から回収モリブデンを得る方法として、例えば、反応に使用されたプロピレン、イソブチレン及び/又はtert-ブチルアルコールを分子状酸素で気相接触酸化して(メタ)アクロレイン及び(メタ)アクリル酸を製造するために用いられるモリブデン、ビスマス、鉄を主成分とする複合酸化物触媒から回収モリブデンを得る場合は、水酸化ナトリウム水溶液、およびアンモニア水等に溶解した後に不溶物を濾別した溶液に塩酸や硝酸などを加えて得られるモリブデン含有沈殿を焼成する方法等を用いることができる。
また、反応に使用されたメタクロレインを分子状酸素で気相接触酸化してメタクリル酸を製造するために用いられるモリブデン、リンを主成分とするヘテロポリ酸系触媒から回収モリブデンを得る場合は、水酸化ナトリウム水溶液、アンモニア水等に溶解した後に不溶物を濾別し、次いで、塩酸、硝酸、およびアンモニア水などでpHを調整した後にマグネシウムを含む化合物を添加し、生成した沈殿物を除去して得られたろ液に塩酸や硝酸などを加えて得られる沈殿を焼成する方法等を用いることができる。
また、回収モリブデンから得られたモリブデン酸化物には、ナトリウム、カリウム、硫酸根、硝酸根、アンモニウム根、鉄、鉛、ビスマス、コバルト、アンチモン、リン、バナジウム、およびセシウムなど回収工程で混入する化合物に由来する微量の不純物や触媒構成元素が含まれていてもかまわないが、これらの不純物は少ないほど好ましく、含まれないことが特に好ましい。
本発明において固体触媒の原料として用いられるモリブデン酸化物の圧縮度は60以下である。このような圧縮度のモリブデン酸化物を用いることによって活性及び選択性に優れた固体触媒を製造することができる。圧縮度は、粉体の流動性を表す指数であって、この値が大きくなる程、粉体の流動性が低くなる。圧縮度Cは、疎充填のかさ密度ρと密充填のかさ密度ρから前記の式(1)によって算出される。これらのかさ密度は、Carrの流動性指数測定方法に基づいて以下の条件で測定される。
即ち、内径50mm、深さ51mm、容量100(cc)の円筒状セル容器に、ロートを通して粉体を落下させて充填した後にセル容器上の余分な部分を摺り切り板にて摺り切って、充填された粉体の重量とセル容器の容積より疎充填のかさ密度ρを求める。尚、ロートの最下端部とセル容器の上端部の距離は190mmである。同様にして粉体をセル容器に充填した後にタッピングストローク18(mm)、タッピング速度1(回/秒)でタッピングを開始し、粉体を追加しながら180回タッピングを行った後、セル容器上の余分部分を摺り切り板にて摺り切って、充填された粉体の重量とセル容器の容積から密充填のかさ密度ρ求める。
モリブデン酸化物の圧縮度は50以下であることが好ましく、より好ましくは40以下、特に好ましくは30以下である。なお、圧縮度は小さいほど好ましく、その下限は0である。
圧縮度が60以下のモリブデン酸化物は、モリブデン酸化物前駆体沈殿の粒子径をコントロールする方法、モリブデン酸化物前駆体沈殿中の水分率を乾燥等によって調整した後に焼成する方法、モリブデン酸化物前駆体沈殿をアンモニア水に溶解した後に晶析によって得られたパラモリブデン酸アンモニウムを焼成する方法、モリブデン酸化物前駆体の焼成温度および/または焼成時間を調整する方法、モリブデン酸化物を分級する方法等によって得ることができる。これらの方法の中ではモリブデン酸化物前駆体沈殿物中の水分率を乾燥等によって調整した後に焼成する方法、パラモリブデン酸アンモニウムを焼成する方法、およびモリブデン酸化物を分級する方法等が好ましい。
モリブデン酸化物前駆体沈殿物を焼成する場合、沈殿物中の水分率は15質量%以下であることが好ましく、10質量%以下であることがより好ましい。水分率が15質量%以下であると、焼成後にかたまりとなる部分が少なくて粉体の凝集状態がコントロールされるので、圧縮度が小さくなる方向に働くものと考えられる。焼成条件は、モリブデン酸化物の製造に用いる原料、モリブデン酸化物前駆体の製造方法または組成によって異なるが、空気等の酸素含有ガス雰囲気下で300〜600℃、0.5時間以上であることが好ましい。
分級によってモリブデン酸化物の圧縮度をコントロールする場合、分級は焼成後に行うことが好ましい。分級の条件は、モリブデン酸化物前駆体沈殿の沈殿生成条件、焼成条件等により異なるが、分級後のモリブデン酸化物の平均粒子径が5μm以上、好ましくは10μm以上、特に好ましくは20μm以上になるように分級範囲を決定することが望ましい。
本発明のモリブデン酸化物を用いて製造された触媒が従来の触媒に比べて活性及び選択性が優れている理由は明らかではないが、圧縮度が60よりも大きなモリブデン酸化物を使用した場合と比較すると、触媒製造時にモリブデン酸化物と他の原料との反応性に何らかの変化が生じ、これによって触媒上の活性点に何らかの変化が生じて活性及び選択性が向上するものと推定している。
次にモリブデン含有原料として前述のモリブデン酸化物を使用し、モリブデン、リン、およびX元素を含むスラリーを乾燥後焼成する式(2)の固体触媒の製造方法、モリブデン含有原料として前述のモリブデン酸化物を使用し、モリブデン、ビスマス、および鉄元素を含むスラリーを乾燥後焼成する式(3)の固体触媒の製造方法、およびモリブデン含有原料として前述のモリブデン酸化物を使用し、モリブデンおよびバナジウム元素を含むスラリーを乾燥後焼成する式(4)の固体触媒の製造方法について説明する。
本発明の固体触媒は、圧縮度が60以下のモリブデン酸化物を使用し、共沈法、蒸発乾固法、および酸化物混合法等の種々の方法を用いて製造することができる。モリブデン酸化物以外の原料としては各元素の硝酸塩、炭酸塩、酢酸塩、アンモニウム塩、酸化物、酸素酸、およびハロゲン化物等を単独または組み合わせて使用することができる。例えば、リンの原料としてはリン酸、五酸化二リン、およびリン酸アンモニウム等が、バナジウムの原料としてはメタバナジン酸アンモニウム、五酸化バナジウム、および塩化バナジウム等が使用できる。
また、上記モリブデン酸化物が、反応に使用した固体触媒から回収したものであり、触媒構成元素由来の不純物を含む場合には、触媒の製造の際に、不純物の含有量を考慮して、これらの元素を含む原料の添加量を調整することが好ましい。例えば、モリブデン酸化物中にカリウムおよびセシウムなどの元素が含まれる場合は、触媒の製造の際に添加するカリウムおよびセシウムなどの元素を含む原料、例えば、硝酸カリウム、硝酸セシウム、および重炭酸セシウムなどの添加量を調整して目的とする組成を有する触媒を製造することが好ましい。また、これらの元素を含む原料の添加量を調整した際は、原料中に含まれる対イオンの不足分を追加してもよいし追加しなくてもよい。例えば、硝酸カリウムや硝酸セシウムの添加量を減らしてカリウムやセシウム元素の添加量を調整した場合は、不足する硝酸イオンは硝酸などを加えることによって調整してもよい。
具体的な触媒の製造方法について説明する。式(2)で表される組成を有する触媒を製造するには、上記モリブデン酸化物とモリブデン酸化物以外の製造原料用いてモリブデン、リン、およびX元素を含むスラリーを乾燥したものを焼成する方法を用いることができる。式(3)で表される組成を有する触媒を製造するには、上記モリブデン酸化物とモリブデン酸化物以外の製造原料用いてモリブデン、ビスマス、および鉄元素を含むスラリーを乾燥したものを焼成する方法を用いることができる。また、式(4)で表される組成を有する触媒を製造するには、上記モリブデン酸化物とモリブデン酸化物以外の製造原料用いてモリブデンおよびバナジウム元素を含むスラリーを乾燥したものを焼成する方法を用いることができる。
本発明において、スラリーの乾燥方法としては、箱型乾燥機、噴霧乾燥機、ドラムドライヤー、およびスラリードライヤー等を用いる乾燥方法が挙げられる。その際に得られた乾燥物(触媒前駆体)は粉体状である方が後に触媒を成形する上で好ましい。乾燥物はそのまま成形してもよいし、焼成した後に成形してもよい。成形方法としては、例えば、打錠成型、押出成形、造粒、および担持等が挙げられる。担持触媒の担体としては、例えば、シリカ、アルミナ、シリカ・アルミナ、およびシリコンカーバイド等の不活性担体が挙げられる。成形に際しては、成形物の比表面積、細孔容積、および細孔分布を制御したり、機械的強度を高めたりする目的で、例えば、硫酸バリウムおよび硝酸アンモニウム等の無機塩類、グラファイト等の滑剤、セルロース類、でんぷん、ポリビニルアルコール、およびステアリン酸等の有機物、シリカゾルおよびアルミナゾル等の水酸化物ゾル、ウィスカー、ガラス繊維および炭素繊維等の無機質繊維等の添加物を適宜添加してもよい。
成形体を焼成する場合、焼成は反応器に充填する前に行っても、反応器の中で行ってもよい。焼成条件は、用いる触媒の原料、触媒組成、および調製条件等によって異なるが、空気等の酸素含有ガスおよび/または不活性ガス流通下で好ましくは300〜500℃、より好ましくは300〜450℃で、好ましくは0.5時間以上、より好ましくは1〜40時間である。
本発明の方法で製造された触媒を用いる反応は公知の反応条件が採用される。
以下に、メタクロレインの気相接触酸化によりメタクリル酸を製造する方法、プロピレン、イソブチレン、またはtert−ブチルアルコールの気相接触酸化により(メタ)アクロレインおよび(メタ)アクリル酸を製造する方法、アクロレインの気相接触酸化によりアクリル酸を製造する方法について説明する。
反応器の形式は特に限定されないが、例えば、固定床反応器および流動床反応器などが利用でき、固定床反応器が好ましく、固定床多管式反応器が特に好ましい。反応は原料と分子状酸素とを含む混合ガス(以下、原料ガスという。)を反応器中の触媒に接触させることにより行う。
式(2)または式(4)の固体触媒を用いて(メタ)アクロレインの気相接触酸化により(メタ)アクリル酸を製造する場合、原料ガス中の(メタ)アクロレインの濃度は広い範囲で変えることができるが、1〜20容量%が好ましく、特に3〜10容量%が好ましい。原料の(メタ)アクロレイン中には、水および低級飽和アルデヒド等の実質的に反応に影響を与えない不純物が少量含まれていてもよい。
原料ガス中の分子状酸素の量は(メタ)アクロレインの0.4〜4モル倍が好ましく、特に0.5〜3モル倍が好ましい。原料ガスの分子状酸素源には空気を用いるのが工業的に有利であるが、必要に応じて純酸素で酸素を富化した空気も使用できる。また原料ガスは、窒素および炭酸ガス等の不活性ガス、並びに水蒸気等で希釈されていることが好ましい。
気相接触酸化の反応圧力は大気圧〜数気圧程度である。反応は固定床で行うことが好ましい。固体触媒は担体に担持させたものであっても、その他の添加成分を混合したものであってもよい。固体触媒を反応管に充填し、反応温度は、200〜450℃が好ましく、より好ましくは250〜400℃である。原料ガスと触媒の接触時間は1.5〜15秒が好ましく、より好ましくは2〜7秒である。
また式(3)の固体触媒を用いてプロピレン、イソブチレン、またはtert−ブチルアルコールの気相接触酸化により(メタ)アクロレインおよび(メタ)アクリル酸を製造する場合、原料ガス中のプロピレン、イソブチレン、またはtert−ブチルアルコールの濃度は広い範囲で変えることができるが、1〜20容量%が好ましく、特に3〜10容量%が好ましい。また、原料のプロピレン、イソブチレン、またはtert−ブチルアルコールには実質的に反応に影響を与えない不純物が少量含まれていてもよい。また、原料ガスには、原料のプロピレン、イソブチレン、およびtert−ブチルアルコールが2種以上含まれていていもよい。
原料ガス中の分子状酸素の量はプロピレン、イソブチレン、またはtert−ブチルアルコールの0.4〜4倍モルが好ましく、特に0.5〜3倍モルが好ましい。原料ガスの分子状酸素源には空気を用いるのが工業的に有利であるが、必要に応じて純酸素で酸素を富化した空気も使用できる。また原料ガスは、窒素および炭酸ガス等の不活性ガス、並びに水蒸気等で希釈されていることが好ましい。
気相接触酸化の反応条件等は(メタ)アクロレインの気相接触酸化により(メタ)アクリル酸を製造する場合と同様である。
以下、本発明を実施例により説明する。実施例おいび比較例において「部」は質量部を意味する。原料ガスと生成物の分析はガスクロマトグラフィーで行った。また、原料の転化率、生成物の選択率、および生成物の単流収率は以下のように定義される。
転化率(%)=(B/A)×100
選択率(%)=(C/B)×100
単流収率(%)=(C/A)×100
ここで、Aは供給した原料のモル数、Bは反応した原料のモル数、およびCは反応で生成した生成物のモル数である。
また、モリブデン酸化物の平均粒子径と粒子径分布の標準偏差は、レーザ回折式粒度分布測定装置SALD−7000(島津製作所社製)を用いて測定した。なお、この測定は体積基準で行った。
〔実施例1〜4および比較例1〕
(モリブデン酸化物1〜5の製造)
モリブデン鉱石を焙焼して得られた粗三酸化モリブデン100部を純水400部の入ったガラス製容器中に分散させた。これを29質量%アンモニア水で溶解した後に不溶部を濾別・除去した。次いで、36質量%塩酸を加えてpHを1.0に調整した後、攪拌しながら30℃で3時間保持、得られた沈殿物を濾過、2質量%硝酸アンモニウム水溶液で分散・洗浄した後に濾過してモリブデン酸化物前駆体沈殿物を得た。これを500℃で3時間焼成し、分級して分級条件の異なるモリブデン酸化物1〜5を得た。モリブデン酸化物1〜5の平均粒子径、粒径分布の標準偏差、および圧縮度を表1に示す。
(触媒1〜5の製造)
純水400部に上記「モリブデン酸化物1」100部に対して、85質量%リン酸7.3部、五酸化バナジウム4.7部、酸化銅0.9部及び酸化鉄0.2部を加え、還流下で5時間攪拌した。得られた混合液を50℃まで冷却した後、29質量%アンモニア水37.4部を滴下し、15分間攪拌した。次いで、硝酸セシウム9.0部を純水30部に溶解した溶液を滴下し、15分間攪拌した後に加熱攪拌しながら蒸発乾固し、固形物を得た。得られた固形物を130℃で16時間乾燥したものを加圧成型し、さらに破砕後、篩を用いて0.85〜1.70mmのものを分取し、空気流通下に380℃で5時間熱処理して触媒1(酸素原子を除く組成:Mo121.1Fe0.05Cu0.20.9Cs0.8)を得た。また、「モリブデン酸化物1」をモリブデン酸化物2〜5にそれぞれ変更した以外は触媒1と同様にして同様の組成の触媒2〜5を製造した。
(メタクリル酸の製造)
この触媒1〜5を反応管に充填し、メタクロレイン5容量%、酸素10容量%、水蒸気30容量%及び窒素55容量%の混合ガスを反応温度290℃、接触時間3.6秒で通じて反応を行い、ガスクロマトグラフにより反応物を分析した。結果を表1に示す。
〔実施例5〕
実施例4で得られた「モリブデン酸化物4」100部に対して、85質量%リン酸6.7部、五酸化バナジウム2.6部を純水800部に加え、還流下で3時間加熱攪拌した。これに酸化銅1.4部を加え、さらに還流下で2時間加熱攪拌した。還流後の混合液を50℃に冷却し、硝酸カリウム7.1部を純水40部に溶解した溶液を加え、さらに硝酸アンモニウム9.8部を純水40部に溶解した溶液を加え、加熱攪拌しながら蒸発乾固した。このようにして得られた固形物を実施例1の触媒1の製造と同様に乾燥、成形、粉砕、篩分級及び焼成を実施して触媒6(酸素原子を除く組成:Mo12Cu0.30.51.2)を得た。
触媒6を用い、反応温度を285℃とした以外は実施例1と同じ反応条件で反応を行った。結果を表1に示す。
〔比較例2〕
比較例1で得られたモリブデン酸化物5を使用した以外は実施例5と同様にして触媒7(酸素原子を除く組成:Mo12Cu0.30.51.2)を得、反応を行った。結果を表1に示す。
〔実施例6及び比較例3〕
(モリブデン酸化物6〜7の製造)
メタクリル酸の製造に使用された使用済み触媒100部(モリブデン55.8部、リン1.5部、バナジウム1.2部、銅0.6部、鉄0.1部、ヒ素0.7部及びセシウム7.7部を含む)を純水400部に分散させた。これに45質量%水酸化ナトリウム水溶液130部を加え、60℃で3時間攪拌後に残渣をろ別した。この溶液を36質量%塩酸で中和した後に、塩化マグネシウム6水和物20.5部を純水50部に溶解させた溶液と29質量%アンモニア水4.5部を加え、さらに29質量%アンモニア水を加えてpHを9に調整した後、攪拌しながら30℃で3時間保持し、生成した沈殿物と溶液をろ別した。このようにして得られた溶液に36質量%塩酸を加えてpHを1.0に調整した後、攪拌しながら30℃で3時間保持した。このようにして得られた沈殿を実施例1と同様の手順で乾燥、焼成、分級し、分級条件の異なるモリブデン酸化物6および7を得た。なお、モリブデン酸化物6にはモリブデン54.3部、バナジウム1.0部及びセシウム2.9部が含まれていた。
(触媒8〜9の製造)
上記のモリブデン酸化物6あるいは7の全量(モリブデンとして54.3部)、五酸化バナジウム0.4部、85質量%リン酸5.4部、60質量%ヒ酸2.2部を純水160部に加え、還流下で5時間加熱攪拌した。これを50℃まで冷却した後、硝酸セシウム6.7部を純水15部に溶解した溶液を加え、攪拌しながら混合液の温度を70℃に昇温した。次いで、29質量%アンモニア水27.4部を加え、得られた混合液を70℃にて90分間攪拌した後、硝酸銅2.3部を純水8部に溶解した溶液、硝酸鉄1.0部を純水8部に溶解した溶液を加えた。更にこの混合液を加熱攪拌しながら蒸発乾固した。このようにして得られた固形物を実施例1の触媒1の製造と同様に乾燥、成形、粉砕、篩分級および焼成を実施して触媒8および9(酸素原子を除く組成:Mo12As0.2Fe0.05Cu0.20.5Cs1.2)を得た。
(メタクリル酸の製造)
上記で得られた触媒8および9を用いて実施例1と同じ反応条件で反応を行った。結果を表1に示す。
Figure 2007229561

Claims (8)

  1. モリブデンを含む固体触媒の製造に用いられる下記式(1)で示される圧縮度が60以下であるモリブデン酸化物。
    圧縮度C=(ρ−ρ)/ρ×100 ・・・・ (1)
    但し、ρは疎充填時のかさ密度、ρは密充填時のかさ密度である。
  2. モリブデンを含む下記式(2)で表される固体触媒の製造方法であって、モリブデン含有原料として請求項1に記載のモリブデン酸化物を使用し、モリブデン、リン、およびX元素を含むスラリーを乾燥後焼成する触媒の製造方法。
    Mo ・・・・・ (2)
    (式中、Mo、P、およびOはそれぞれモリブデン、リン、および酸素を表し、Xはカリウム、ルビジウム、セシウム、およびタリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を表し、Yは鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、チタン、バナジウム、クロム、タングステン、マンガン、銀、ホウ素、ケイ素、アルミニウム、ガリウム、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモン、ビスマス、ニオブ、タンタル、ジルコニウム、インジウム、イオウ、セレン、テルル、ランタン、およびセリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を表す。a、b、c、d、およびeは各元素の原子比を表し、a=12のとき、b=0.1〜3、c=0.01〜3、d=0〜3であり、eは前記各成分の原子価を満足するのに必要な酸素の原子比である。)
  3. モリブデンを含む下記式(3)で表される固体触媒の製造方法であって、モリブデン含有原料として請求項1に記載のモリブデン酸化物を使用し、モリブデン、ビスマス、および鉄元素を含むスラリーを乾燥後焼成する触媒の製造方法。
    MoBiFe Si ・・・・・ (3)
    (式中、Mo、Bi、Fe、SiおよびOはそれぞれモリブデン、ビスマス、鉄、ケイ素、および酸素を示し、Mはコバルト、およびニッケルからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を示し、Xはクロム、鉛、マンガン、カルシウム、マグネシウム、ニオブ、銀、バリウム、スズ、タンタル、および亜鉛からなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を示し、Yはリン、ホウ素、硫黄、セレン、テルル、セリウム、タングステン、アンチモン、およびチタンからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を示し、Zはリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、およびタリウムなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を示す。f、g、h、i、j、k、l、m、およびnは各元素の原子比を表し、f=12のときg=0.01〜3、h=0.01〜5、i=1〜12、j=0〜8、k=0〜5、l=0.001〜2、m=0〜20であり、nは前記各成分の原子価を満足するのに必要な酸素の原子比である。)
  4. モリブデンを含む下記式(4)で表される固体触媒の製造方法であって、モリブデン含有原料として請求項1に記載のモリブデン酸化物を使用し、モリブデンおよびバナジウム元素を含むスラリーを乾燥後焼成する触媒の製造方法。
    Mo ・・・・・ (4)
    (式中、Mo、V、およびOはそれぞれモリブデン、バナジウム、および酸素を示し、Aは鉄、コバルト、クロム、アルミニウム、およびストロンチウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を示し、Xはゲルマニウム、ホウ素、ヒ素、セレン、銀、ケイ素、ナトリウム、テルル、リチウム、アンチモン、リン、カリウム、及びバリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を示し、Yは、マグネシウム、チタン、マンガン、銅、亜鉛、ジルコニウム、ニオブ、タングステン、タンタル、カルシウム、スズ、およびビスマスからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を示す。また、p、q、r、s、t、およびuは各元素の原子比を表し、p=12のときq=0.01〜6、r=0〜5、s=0〜10、t=0〜5であり、uは前記各成分の原子価を満足するのに必要な酸素の原子比である。)
  5. 請求項2〜4のいずれかに記載の方法により製造されたモリブデンを含む固体触媒。
  6. 式(2)で表される組成を有する請求項5に記載の固体触媒の存在下で、メタクロレインを分子状酸素により気相接触酸化するメタクリル酸の製造方法。
  7. 式(3)で表される組成を有する請求項5に記載の固体触媒の存在下で、プロピレン、イソブチレン、またはtert−ブチルアルコールを分子状酸素により気相接触酸化する(メタ)アクロレイン及び(メタ)アクリル酸の製造方法。
  8. 式(4)で表される組成を有する請求項5に記載の固体触媒の存在下で、アクロレインを分子状酸素により気相接触酸化するアクリル酸の製造方法。
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