JP2007229352A - 冷蔵ショーケース - Google Patents

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Abstract

【課題】熱負荷を抑制しつつ、陳列室内を照明することができる冷蔵ショーケースを提供する。
【解決手段】冷蔵ショーケース1は、前方の少なくとも一部が開放状態の取出口2となった横長の陳列室3と、ペルチェ素子61を用い、取出口2にエアーカーテンを形成するための冷風Wを供給可能な冷風供給ユニット4と、陳列室3の後方上部から取出口2の上端に達する透明な天蓋6と、取出口2の上端を規定する天蓋6の先端部6cに沿って配置された複数の発光体20とを有する。複数の発光体20は、エアーカーテンの外側となる天蓋6の先端部6cに配置されているため、陳列室3内を冷却する際の熱負荷になり難く、しかも、陳列室3内を良好に照明できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、棚などに設置可能であって、食料品や飲料缶などの商品を陳列することができる冷蔵ショーケースに関するものである。
コンビニエンスストアなどの店舗において、冷蔵が必要な商品は、通常、店舗内に固定された冷蔵用のショーケースに収納されている。一方、卓上型などの小型の冷蔵ショーケースも知られている。特許文献1には、卓上に設置するための冷蔵ショーケースが開示されている。この冷蔵ショーケースは、上面および左右両側面が透明板により閉塞され、前後両面が透明扉で閉塞された、縦長の展示箱を有しており、前後の透明扉を旋回して開閉するようになっている。
特開昭64−46556号公報
コンビニエンスストアなどの店舗において、商品が展示される面積の占める割合の多い場所は、ゴンドラと称される、常温で商品を陳列する棚である。したがって、季節や、客の流れなどの条件に応じて、棚の一部に冷蔵の商品を展示できれば、卓上に冷蔵品を展示するよりもさらに商品の展示のバリエーションが増加する。しかしながら、特許文献1に記載されている卓上用の冷蔵ショーケースは縦長であるため、棚にそのまま設置することはできない。
したがって、棚に設置するためには、横長形状であって、しかも、小型の冷蔵ショーケースが好ましい。小型の冷蔵ショーケースを実現させるためには、ペルチェ素子を用いてコンパクトな冷風供給ユニットを構成することが考えられる。しかしながら、冷蔵ショーケースの収納容量を大きくしようとすると、ペルチェ素子を設置するスペースは限定されたものとなり、大量のペルチェ素子を設けることはできない。したがって、小型でありながら、収容能力の大きな冷蔵ショーケースを実現しようとする場合、熱負荷を低減することが重要となる。
冷蔵ショーケースに陳列する商品に起因する熱負荷を下げることは難しく、収容能力を上げようとすると、商品に起因する熱負荷は増加する傾向になる。また、ショーケースの熱負荷の大きな部分を占めるのは照明の発熱である。陳列された商品を照明することは商品の販売から重要であるが、ショーケース内部の照明は、その熱負荷をペルチェ素子により吸収できない場合に、陳列室内を良好な冷蔵状態に保つことが難しくなるという問題がある。一方で、照明を省略して陳列室内が暗くなることは、商品を販売するショーケースとしての価値を減ずるものである。
本発明の一形態は、棚に置くことが可能な冷蔵ショーケースであって、前方の少なくとも一部が開放状態の取出口となった横長の陳列室と、ペルチェ素子を用い、取出口にエアーカーテンを形成するための冷風を供給可能な冷風供給ユニットと、陳列室の後方上部から取出口の上端に達する透明な天蓋と、取出口の上端を規定する天蓋の先端部に沿って配置された管状の発光体または複数の点状の発光体とを有する、冷蔵ショーケースである。
この冷蔵ショーケースによれば、ペルチェ素子を用いた冷風供給ユニットにより、取出口に冷風のエアーカーテンを形成することができる。このため、前方の少なくとも一部が開放状態の取出口となった横長の陳列室を有する、横長のオープンタイプの冷蔵ショーケースでありながら、外界と陳列室とを熱的に遮断し、陳列室内の商品を良好に冷却することができる。また、エアーカーテンによる冷却は、陳列室内の商品の結露を抑制しつつ、商品を冷却できる。
さらに、陳列室の後方上部から取出口の上端に達する透明な天蓋を設けているため、前方のみならず上方からも陳列されている商品が見える。そして、この天蓋の先端部に沿って発光体を配置しているため、天蓋の透明性を阻害したり、商品の視認性や店舗内照明などの外界の光の利用効率を低下させることなく、発光体からの照明光と、天蓋を通過して陳列室に入射する外界からの照明光とによって、陳列室内の商品を良好に照明することができる。したがって、外界から陳列室内の商品が良く見え、棚、または、商品を販売するショーケースとして良好に機能する。
しかも、陳列室の商品を照らすのは、外界からの照明光と、天蓋の先端部に配置された発光体からの照明光である。外界からの照明光の発光源は、店舗の天井などに配置された照明器具であり、この照明器具と陳列室との間は、透明な天蓋とエアーカーテンとにより熱的に遮断することができ、この照明器具の熱負荷が冷蔵ショーケースの熱負荷になることを防止できる。
また、天蓋の先端は、エアーカーテンが形成される取出口の上端に位置し、エアーカーテンを形成する冷風は、天蓋の内側に沿って流れる。したがって、天蓋の先端は、エアーカーテンの外の領域となり、天蓋の先端に配置された発光体による熱負荷が冷蔵ショーケースの熱負荷になることを避けることができる。
このように、この冷蔵ショーケースによれば、冷風供給ユニットの冷却能力のうち、商品の冷却以外に割かれるものを削減でき、ペルチェ素子を用いたコンパクトな冷風供給ユニットにより、収容能力の高い陳列室内を良好に冷却できる。したがって、冷風供給ユニットも含めた冷蔵ショーケースを棚に置くことが可能な程度に小型、コンパクトにすることができる。
棚に置くことが可能な横長形状の冷蔵ショーケースの好ましい形態の一つとして、陳列室内に陳列棚を設け、陳列室内を複数段の陳列部に分けたものが挙げられる。このようにすることにより、陳列室内により多くの商品を陳列することができる。しかしながら、最上段の陳列棚に対して、その陳列棚より下段の陳列棚(陳列室の底面も含めて)には外界の照明光は届き難い。天蓋の最下部となる先端部に発光体を配置することにより、陳列室の下側に供給される光量を増加できるので、下段の陳列棚の商品をより明るく照明できる。
発光体は、ネオン管のような管状の物でも良く、発光ダイオードのように点状のものでも良い。点状の発光体は、天蓋の先端部に沿って複数配置することにより、陳列室の長手方向に沿って照明光を供給できる。点状の発光体から放出される照明光は指向性が高い。このため、複数の点状の発光体を陳列室内に設けられた陳列棚に向けて光を投射する向きに配置することにより、実質的な陳列空間以外の場所からの光により陳列室内をより効果的に照明できる。特に、上下に陳列棚が配置されているケースでは、下側の陳列棚の商品もより良好に照明することができる。
冷風供給ユニットは、陳列室の下方および後方に配置されたダクトを介して取出口にエアーカーテンを形成するための冷風を供給可能であることが好ましい。この場合、天蓋は、陳列室の後方上部に設けられたダクトの開口と取出口との間の送風をガイドすることが好ましい。このようにすることにより、取出口に良好にエアーカーテンを形成することができる。
この冷蔵ショーケースにおいては、天蓋の先端部の内側に沿って取出口の幅方向に延びるとともに、エアーカーテンの冷風が発光体の内側に導かれるように下方に延びる樹脂製のガイドを設けることが好ましい。この樹脂製のガイドによって、発光体と、発光体のすぐ内側に形成されるエアーカーテンとの間の熱伝達を遮断する、いわゆる熱切りをより確実に行なうことができ、発光体の発熱が冷風供給ユニットの熱負荷になるのを抑制できる。
また、この冷蔵ショーケースにおいては、天蓋の先端部の外側に沿って取出口の幅方向に延びるように、発光体と接する金属製の放熱部材を設けることが好ましい。このようにすることにより、発光体によって発生した熱エネルギーを、放熱部材を介して天蓋に放熱できる。また、この放熱を、天蓋の外面の結露による滴下を防止するために利用できる。すなわち、天蓋には、2重のアクリル板などを用いた高断熱性構造が採用されるが、店舗内との温度差が大きいときや、店舗内の湿度が高いときは、天蓋の外面が結露し易く、滴化し、天蓋の先端部から取出口にたれる可能性がある。しかしながら、放熱部材により、結露した水分が液滴になって落下しやすい場所である天蓋の先端部を加温できるので、結露を抑制できると共に、液滴になって落下するのを防止できる。
点状の発光体としては、発光ダイオード(LED)が好適である。発光ダイオードは、消費電力および発熱量が少なく、しかも、小型で長寿命であり、天蓋の先端部に沿った、狭いスペースに配置するのに適している。
以下に、図面を参照して本発明の一実施形態について詳しく説明する。図1に、冷蔵ショーケースの外観を斜視図により示してある。図2に、冷蔵ショーケースを縦断面図により示してある。図3に、冷蔵ショーケースの天蓋の先端部近傍を拡大して示してある。この冷蔵ショーケース1は、コンビニエンスストアでゴンドラと称される常温で展示される商品の棚に設置できるサイズおよび重量の冷蔵ショーケースであり、食料品や飲料缶などの商品を冷蔵する装置としての機能と、ショーケースとしての機能を兼ね備えている。
この冷蔵ショーケース1は、前方の一部が開放され、商品の取出口2となっている横長の陳列室3と、陳列室3の後方および下方に配置された冷風供給ユニット4とを構成するためのハウジング5を有している。ハウジング5は、陳列室3の後方上部から取出口2の上端に達する透明な天蓋6と、一対の透明な両側壁7aおよび7bと、後壁8と、下壁9とを有している。陳列室3の内部には、第1および第2の陳列棚11および12が配置されている。第1の陳列棚11は、陳列室3を上下に仕切るように取り付けられている。第2の陳列棚12は、陳列室3の床面(底面)を兼ねている。
第1および第2の陳列棚11および12の上には、それぞれ、フッ素樹脂などの低摩擦係数の樹脂からなるスノコを配置してもよい。このようなスノコを用いることにより、飲料缶などが、ある程度滑りやすい状態の陳列棚11および12を得ることができる。また、第1および第2の陳列棚11および12には、前方に、商品の倒れ防止用のストッパを設けてもよい。
冷風供給ユニット4は、取出口2にエアーカーテンを形成するための冷風Wを供給するためのものである。冷風供給ユニット4の内部には、陳列室3の後方および下方に延びたダクト40と、このダクト40の内部の空気を冷却するためのペルチェ素子ユニット62とが配置されている。ダクト40は、陳列室3の後方の上端部に配置された複数の第1の開口31と、取出口2の下端にあたる、陳列室3の下方の陳列棚12の前端部に配置された複数の第2の開口32とを有している。
ダクト40の第1の開口31の近傍には、クロスフローファン33が設けられている。陳列室3の後面に沿ってダクト40が上下に延びた部分の下方には、ペルチェ素子61を備えたペルチェ素子ユニット62が取り付けられ、ペルチェ素子ユニット62の第1のフィン63がダクト40内に突き出ている。ダクト40の外側(ダクト40の後側およびダクト40の下側)には、断熱材70が貼り付けられ、ハウジング5の後方には、断熱材70を挟んで上下に延びた排熱路71が構成されている。排熱路71には、ペルチェ素子ユニット62の第2のフィン64が突き出ており、そのフィン64の後方にプロペラファン65が配置されている。さらに、排熱路71の上方には、制御ユニット66を含む基板67が配置されており、クロスフローファン33、ペルチェ素子ユニット62、排熱用のプロペラファン65を含む供給ユニット4の全体を制御ユニット66により制御できるようになっている。この冷風供給ユニット4により、ダクト40を介して取出口2にエアーカーテンを形成するための冷風Wを供給できる。
陳列室3は、透明な天蓋6と透明な両側壁7aおよび7bとで、上方と側方とが囲われており、下方および後方は供給ユニット4に接し、前方(前面)が開放されている。したがって、陳列室3は、内部に商品を陳列し、前方の取出口2から商品を出し入れし易い形態となっている。透明な天蓋6と、両側壁7aおよび7bとには、軽量で、強度もあり、断熱性能も高い二重アクリル構造の壁体が採用されている。
透明な天蓋6は、上壁となるほぼ平らな平坦部6aと、下方に湾曲した湾曲部6bとを有し、先端部6cが取出口2の上端を構成している。したがって、この透明な天蓋6は、店舗内照明などの外界の光(照明光)を陳列室3の内部に導いて商品を見やすくする。それと共に、天蓋6は、陳列室3の後方上部に設けられたダクト40の複数の第1の開口31と取出口2との間で、取出口2の熱的に遮断するエアーカーテンを形成するための冷風をガイドする機能を果たす。
取出口2の上端を規定する天蓋6の先端部6cには、この先端部6cの先端面に沿って複数の発光体(LED)20が配置されている。これら発光体20は指向性を備えており、発光体20から出力される光が、陳列室3の第1および第2の陳列棚11および12の方向に向けて照射されるように配置されている。これにより、発光体20から発せられた光は、陳列室3内、主として、第1の陳列棚11の下に位置する下段の陳列部12aを良好に照らす。
また、天蓋6の先端部6cには、図3に拡大して示すように、エアーカーテンを形成するための冷風Wが、この天蓋6の先端部6cの内側に沿って、発光体20の内側(陳列室3の側)に導かれるように下方に延びる樹脂製のガイド21が設けられている。このガイド21は、複数の発光体20と、これら発光体20のすぐ内側に流れる、エアーカーテンを形成するための冷風Wとの間の熱伝達を遮蔽する、いわゆる熱切りを行なうための遮蔽部材としても機能する。このガイド21は、天蓋6の先端部6cに沿って、取出口2の幅方向に延びる細長部材であって、冷風Wをガイドするとともに熱切りを行なう本体部21aと、これを天蓋6の先端部6cの先端面6sに取り付けるための取付部21bとを有している。本体部21aは、天蓋6の内面6nに連なる形状に形成されている。このガイド21は、取付部21bにおいて、天蓋6の先端部6cにねじ止めされている。
さらに、天蓋6の先端部6cには、この天蓋6の先端部6cの外側に沿って、複数の発光体20と接する金属製の放熱部材22が設けられている。この放熱部材22は、天蓋6の先端部6cに沿って、取出口2の幅方向に延びる細長部材であって、図3に示すように、複数の発光体20を支持するための支持部22aと、この支持部22aと天蓋6の外面6gとを繋ぐ架橋部22bとを有している。この放熱部材22は、架橋部22bの上端において、天蓋6の先端部6cにねじ止めされている。
支持部22aは、架橋部22bの下端を陳列室3側に折り返すことで形成されている。この冷蔵ショーケース1では、複数の発光体20の射出方向が陳列室の内側、すなわち、第1および第2の陳列棚11および12の方向、特に第2の陳列棚12を中心とした方向に向くように支持部22aは傾斜しており、複数の発光体20が支持部22aに設けられた取り付け穴23にセットされている。
この冷蔵ショーケース1においては、冷風供給ユニット4のペルチェ素子ユニット62により冷却された冷風Wが第1の開口31から陳列室3に水平方向前向きに吹き出される。天蓋6の前側は湾曲部6bとなっているため、天蓋6の湾曲部6bに沿って冷風Wは下方に向けて流れる。取出口2の下方に設けられたダクト40の第2の開口32は、取出口2の下方から空気を吸い込む。その結果、取出口2に上方から下方に向いて流れる冷風Wによりエアーカーテンが形成される。エアーカーテンを形成した冷風Wは、第2の開口32からダクト40内に吸い込まれてリサイクルされる。したがって、横長のオープンタイプの冷蔵ショーケースでありながら、外界と陳列室3とを熱的に遮断し、陳列室3内の商品を良好に冷却することができる。また、エアーカーテンによる冷却は、陳列室3内の商品の結露を抑制しつつ、商品を冷却できる。
冷蔵ショーケース1の内部は、天蓋6の先端部6cに設けられた複数の発光体20からの照明光と、透明な天蓋6を通過して陳列室3に入射する店舗内照明などの外界の光とによって良好に照明される。つまり、第1および第2の陳列棚11および12に陳列された商品は、複数の発光体20からの照明光と、天蓋6を透過した外界からの照明光とによって良好に照明される。複数の発光体20の点灯・消灯の切り替えは、ハウジング5の後壁8などに操作スイッチを設けることにより可能である。天蓋6を透過した外界からの照明光は、特に、陳列室3の内の上段(最上段)の商品(上段の陳列棚11に陳列された商品)を照らす。天蓋6の最下部に当たる先端部6cに配置された発光体20からの照明光は、より低い位置から、上段(最上段)の陳列棚11の商品に加えて、下段の陳列棚12に陳列された商品を照らす。したがって、上段の陳列部11aに陳列された商品だけでなく、下段の陳列部12aに陳列された商品も良好に照明される。
しかも、この冷蔵ショーケース1では、発光体20としてLEDを用い、これらLEDを、エアーカーテンを形成するための冷風Wの通り道の外側に配置している。さらに、発光体20の内側に下方に延びる樹脂製のガイド21を設け、エアーカーテンの冷風Wとの間の熱伝達が遮断されるようにしている。これらの配置により、発光体20と冷風Wとは、熱切りされており、発光体20の発熱が、冷風供給ユニット4の熱負荷になるのを低減させることができる。
また、天蓋6の先端部6cの外側に沿って配置された金属製の放熱部材22は、天蓋6から結露が液滴になって落下するのを防止する機能を果たす。すなわち、この放熱部材22を介して、発光体20によって発生した熱エネルギーを、冷風に当たりやすい天蓋6の先端部分の結露防止に利用することができ、結露の発生を抑止すると共に、結露が液滴になるのを防止する。これにより、天蓋6の先端部分から液滴が落下することにより陳列室3の内部あるいは商品が濡れたり、冷蔵ショーケースの周りが濡れたり、取出口2にユーザが手を入れたときに濡れたりすることを未然に防ぐことができる。
以上のように、本実施形態の冷蔵ショーケース1は、小型であって、棚に置くことが可能な小型の冷蔵ショーケースであり、複数の発光体20をエアーカーテンの外側となる天蓋6の先端部6cに配置することにより、複数の発光体20が陳列室3内を冷却する際の熱負荷(冷房負荷)となることを防ぎ、コンパクトな形態の冷風供給ユニット4により陳列室3内を良好に冷却できる。このため、小型で収容能力の大きな冷蔵ショーケースを提供でき、ゴンドラと称される開放型の棚に、冷蔵が必要な商品をフレキシブルに陳列するために利用できる。したがって、季節に応じてゴンドラの陳列内容を変えることが可能となる。さらに、店舗内のゴンドラ用の施設を冷蔵用の施設に置き換えなくても、その一部あるいは全部を冷蔵が必要な商品の陳列に使うことができるので、経済的に店舗の模様替えを行なうことができる。
また、本実施形態の冷蔵ショーケース1は、横長の陳列室3の前方が開放されているので、陳列室3内の陳列棚11および12に展示された商品に簡単に手が届く設計となっている。さらに、天蓋6および左右の側壁7aおよび7bが透明であり、前方のみならず上および左右からも陳列されている商品が見える。しかも、陳列室3内を良好に照明できるため、商品の視認性が良く、棚として、または、商品を販売するショーケースとしても良好に機能する。このように、本実施形態の冷蔵ショーケース1は、コンビニエンスストアなどの棚に設置する冷蔵ショーケースとして好適である。
なお、本実施形態の冷蔵ショーケース1は、陳列室3の中間部および下部に陳列棚11および12を設け、2段構造としているが、本発明の冷蔵ショーケースは、陳列棚の数は任意であり、1段であっても3段以上であってもよい。
また、本実施形態の冷蔵ショーケース1では、第1の開口31を吹出口、第2の開口32を吸気口として、冷風Wを上方から天蓋6に沿って吹き出すようにしているが、前方下部から上方に冷風Wを吹き出すことにより、冷風Wを天蓋6に向けて吹き出すことも可能である。この場合、第2の開口32を吹出口、第1の開口31を吸気口とし、クロスフローファン33の回転方向またはファンの向きを逆とすることで、上記に示した冷風Wの流れが逆転するようにすれば良い。
さらに、本実施形態の冷蔵ショーケース1では、発光体20を陳列室3内の照明用として利用しているが、発光体20をイルミネーションのように利用してもよい。この場合、発光体20の発光部20aは、必ずしも陳列室3側あるいは陳列棚11および/または12側に向いている必要は無く、例えば、外界側に向けても良い。また、天蓋の先端部に配置される発光体は、LEDなどの点光源に限定されることはなく、ネオン管などの管状の発光体を配置することも可能である。
本発明の一実施形態に係る冷蔵ショーケースの外観を示す斜視図である。 図1に示した冷蔵ショーケースの断面図である。 図1に示した冷蔵ショーケースの天蓋の先端部近傍を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1 冷蔵ショーケース、 2 取出口
3 陳列室、 4 冷風供給ユニット
6 天蓋、 6c (天蓋の)先端部
11,12 陳列棚、 20 発光体
21 ガイド、 22 放熱部材
31 第1の開口(ダクトの開口)、 W 冷風

Claims (6)

  1. 棚に置くことが可能な冷蔵ショーケースであって、
    前方の少なくとも一部が開放状態の取出口となった横長の陳列室と、
    ペルチェ素子を用い、前記取出口にエアーカーテンを形成するための冷風を供給可能な冷風供給ユニットと、
    前記陳列室の後方上部から前記取出口の上端に達する透明な天蓋と、
    前記取出口の上端を規定する前記天蓋の先端部に沿って配置された管状の発光体または複数の点状の発光体とを有する、冷蔵ショーケース。
  2. 請求項1において、前記複数の点状の発光体は、前記陳列室内に設けられた陳列棚に向けて光を投射する向きに配置されている、冷蔵ショーケース。
  3. 請求項1において、前記冷風供給ユニットは、前記陳列室の下方および後方に配置されたダクトを介して前記取出口にエアーカーテンを形成するための冷風を供給可能であって、
    前記天蓋は、前記陳列室の後方上部に設けられた前記ダクトの開口と前記取出口との間の送風をガイドする、冷蔵ショーケース。
  4. 請求項1において、前記天蓋の先端部の内側に沿って、前記エアーカーテンの冷風が前記管状の発光体または前記複数の点状の発光体の内側に導かれるように下方に延びる樹脂製のガイドが設けられている、冷蔵ショーケース。
  5. 請求項1において、前記天蓋の先端部の外側に沿って、前記管状の発光体または前記複数の点状の発光体と接する金属製の放熱部材が設けられている、冷蔵ショーケース。
  6. 請求項1において、前記複数の点状の発光体は、複数の発光ダイオードである、冷蔵ショーケース。
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