JP2007229175A - 眼用冷却シート - Google Patents

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明伸 小西
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Abstract

【課題】 眼の周囲に貼り付けて用いることにより眼及びその周辺を冷却し得る眼用冷却シートを提供する。
【解決手段】眼及びその周辺を冷却するために上瞼又は上瞼とその目尻側隣接部位の皮膚上に貼り付けられる眼用冷却シートであって、目頭寄り部分と目尻寄り部分とこれらの間の中間部分とを有し、山形に延びる細長片として形成され、少なくとも皮膚に接する面がゲルで構成されていることを特徴とする眼用冷却シート。
【選択図】図1

Description

本発明は、眼及びその周辺を冷却するために眼の周囲に貼り付けて使用する眼用冷却シートに関する。
主として花粉、ハウスダスト、ダニ、チリ、ホコリ等アレルギー性要因に起因する眼及びその周辺部位に生じる掻痒感は非常に耐え難く、その上から患部を掻くことで、さらに重篤な皮膚炎等を併発することがある。
一般的な皮膚炎、じんましん、湿疹、あせも、虫刺され等による痒みに対しては、抗ヒスタミン剤等を配合した内服薬、眼薬、眼軟膏等が用いられるが、いずれも即時的効果は得られず、使用後に一時的な痒みを抑えるべく引っ掻きや眼を擦る等の行動をとることで、結局は角膜の創傷等の重篤な外的損傷を促す結果となり易い。
また、このような症状は、特に仕事中又は外出先において顕著であり、即効的な鎮痒作用を示し、装着中も行動を制限しない解決手段の開発が望まれてきた。
近年、薬物を使用せずに患部を冷却することで、痒み緩和効果が得られることが報告されている(例えば、非特許文献1,2参照)。
また、皮膚を冷却する方法として、揮発性蒸気冷却剤の噴射によって皮膚を瞬時に冷却する方法(特許文献1)、所定の塩類が水に溶解することで起こる吸熱反応を利用する方法(特許文献2)、蒸発材層及び冷却水を含有した保水材層と防水基材層とを積層した冷却シート(特許文献3)、袋状シートの内部で吸熱反応を生じさせる冷却シート(特許文献4)が報告されている。
しかしながら、特許文献1記載のものは、エアゾールを目的部位に噴霧するものであるので、眼の周囲に使用すると薬剤が眼に入る危険性がある。また、特許文献2に記載のものは、袋内の材料で保冷又は冷却を行なうものであるので、眼の周囲に使用するには、その袋を手で持って当てがわねばならず、その間の行動が制限されてしまう。特許文献3に記載のものは、蒸発材層、保水材層、防水剤層及び粘着剤層を備えたものであり、保水材層としてセルロース、紙等の細片やシートを用いるので、全体として厚く重いものとなり、眼の周囲に貼り付けるのは困難である。特許文献4に記載のものも、袋状シートに吸熱反応用の薬剤を収納したものであるので、眼の周囲に貼り付けるのは困難であり、手に持って目的部位に当てがわねばならないため、その間の行動が制限されてしまう。
特開平11−60471号公報 特開平8−280731号公報 特開平10−192332号公報 特開2005−21309号公報 Neurosci Lett vol.187(3), p. 157-160, 1995年 Contact Dermatitis vol.21(3), P. 179-183, 1989年
本発明は、前述の従来技術の問題を解決し、眼の周囲に貼り付けて用いることにより眼及びその周辺を冷却し得る眼用冷却シートを提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するため、眼及びその周辺を冷却するために上瞼又は上瞼とその目尻側隣接部位の皮膚上に貼り付けられる眼用冷却シートであって、目頭寄り部分と目尻寄り部分とこれらの間の中間部分とを有し、山形に延びる細長片として形成され、少なくとも皮膚に接する面がゲルで構成されていることを特徴とする眼用冷却シートを提供するものである。
本発明はまた、前記目的を達成するため、眼及びその周辺を冷却するために上瞼又は上瞼とその目尻側隣接部位の皮膚上に貼り付けられる眼用冷却シートであって、目頭寄り部分、目尻寄り部分、及びこれらの間の中間部分を有して山形に延びる細長片と、前記細長片の目尻寄り部分に連続して下方へ延びる曲折片とを備え、少なくとも皮膚に接する面がゲルで構成されており、前記曲折片は、皮膚上に貼り付けられたときに目尻を囲む形状に曲折していることを特徴とする眼用冷却シートを提供するものである。
本発明に係る眼用冷却シートは、上瞼に貼り付けられる部分が、目頭寄り部分と目尻寄り部分とこれらの間の中間部分とを有し、山形に延びる細長片として形成されているので、その細長形状に基づき、上瞼の皮膚上に貼り付けやすく、貼り付け後は剥離し難く、貼り付け状態での違和感が少ないという利点を有する。また、細長片から目尻側へ延長した形状とすれば、上瞼とその目尻側隣接部位の皮膚上に貼り付けて用いることができる。そして、少なくとも皮膚に接する面がゲルで構成されているので、ゲル中の水分が時間と共に蒸発し、その際に奪われる気化熱でゲルの温度が低下し、そこに接している上瞼が冷却される。上瞼の皮膚は薄いので、ゲル薄膜中の水分の蒸発で、その内面に至るまで冷やされる。前述のとおり、掻痒感のある患部を冷却することで、痒み緩和効果が得られるので、アレルギー性要因等による眼及びその周辺部位に生じる掻痒感は、本発明に係る眼用冷却シートを上瞼に貼り付けることによって軽減させることができる。
また、本発明に係る眼用冷却シートは、前記細長片と、前記細長片の目尻寄り部分に連続して下方へ延びる曲折片とを備え、少なくとも皮膚に接する面がゲルで構成されており、前記曲折片は、皮膚上に貼り付けられたときに目尻を囲む形状に曲折しているものとすることができる。このように、細長片の目尻寄り部分に連続して下方へ延びる曲折片を設けることにより、ゲルの量を増して冷却効果を高めることができ、また皮膚への接着面積を広くして貼り付け状態をより安定化させることができる。
本発明に係る眼用冷却シートに用いるゲルは、所望の冷却効果を得るために、水分を十分に含んだゲル(いわゆる含水ゲル)を用いるのが望ましく、含水率が30%以上のものが望ましい(なお、冷却シートに求められる性能に応じて、含水率は50%以上、或いは75%以上のものが望ましいとされることもある)。また、シートの保形性の要請から含水率は95%以下とするのが望ましい(保形性の要求度に応じて90%以下が望ましいとされる場合もある。)
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。図面中の同一又は同種の部分については、同じ番号を付して説明を省略することがある。
図1は、本発明の一実施形態に係る眼用冷却シートを上瞼Uに貼り付けた状態を示している。この眼用冷却シートは、図示のように目頭Fから目尻Rの方向にほぼ平行に延びるようにして上瞼に貼り付けられる。この装着を可能にするために、眼用冷却シートは、目頭寄り部分11と目尻寄り部分12とこれらの間の中間部分13とを有し、弓形に延びる細長片1として形成されている。この例では、シート全体がゲルの薄膜で形成されている。細長片は、目頭寄り部分から目尻寄り部分への方向における両端間の差し渡し長さShを20〜60mm,最大幅部分の幅Whを5〜12mmとするのが望ましい。
この差し渡し長さShが20mm未満では、上瞼を覆う範囲が狭くなり十分な冷却効果が得られない上、取り扱いが難しくなる。また、差し渡し長さShが60mmを越えると、一方向へ長く延びる形状となるので、取り扱いが難しくなる。この観点から前記長さShは、30〜50mmとするのがより望ましい。
前記最大幅Whが5mm未満であると、上瞼を覆う範囲が狭くなり十分な冷却効果が得られない上、取り扱いが難しくなる。また、12mmを越えると、上瞼の上下寸法に収まり難く、眉毛Bにより接着が妨げられる等、取り扱いが難しくなる。この観点から前記最大幅Whは、7〜10mmとするのがより望ましい。図示の例では、前記差し渡し長さが50mm、最大幅が10mmとなっている。
この細長片1のより望ましい形状について図2を参照して説明する。先ず、細長片1の幅方向中心点を細長片長手方向に連続的に結んで形成される中心線Lcを想定する。さらに、目頭寄り部分11における中心線Lcの先端点Pfから15mm離れた中心線Lc上の中間基準点Poを想定する。そして、これら先端点Pfと中間基準点Poとを直線状に結ぶ線を連結線Lbとする。そうすると、細長片1のより望ましい形状は、次のようになる。連結線Lbから中心線Lcの最大離間点Peまでの距離Leは、0〜5mmとする。この最大離間点Peの位置は、先端点Pfから連結線Lbに沿う方向に見た距離Lep が連結線Lbの長さの30〜70%の範囲とするのが望ましい。
また、中間基準点Poでの幅Woを3〜12mmとし、目頭寄り部分を先端側へテーパ状とする。該テーパ状部分の幅は、先端点Pfからの距離d1が10mmである中心線Lc上の第1基準点P1での幅W1を2〜11mm、前記先端点Pfからの距離d2が5mmである中心線Lc上の第2基準点P2での幅W2を1〜10mmとする。
眼用冷却シートは、上瞼に貼り付けた状態で日常生活の動作程度では剥がれないように貼り付け状態を維持できるのが望ましい。発明者は、そのためには、細長片1における目頭寄り部分の形状が重要であることを見出した。上瞼における目頭周辺は、凹凸の変化が大きく、また瞬きの際に皮膚の動きや皺の発生を伴いがちであるため、細長片1における目頭寄り部分の先端が剥がれやすい。細長片1は、ゲルの粘性によって皮膚に接着しているので、剥がれが細長片の一部に生じると他の箇所へと広がり易く、広範囲の剥がれを生じることになる。
この実施形態では、目頭寄り部分11における中心線Lcの先端点Pfと、該先端点Pfから15mm離れた中心線Lc上の中間基準点Poまでを直線状に結ぶ線を連結線Lbに対し、中心線Lcの最大離間点Peまでの距離Leを0〜5mmとしている。これにより、上瞼における目頭周辺部の曲面に沿った方向へ、目頭寄り部分の先端部が延びることとなり、該曲面へのマッチングが良好となる。この観点から、より望ましくは上記距離Leを0〜3mmとする。最大離間点Peは、先端点Pfから連結線Lbに沿う方向に見て該連結線Lbの長さの30〜70%の範囲に位置させるのが望ましく、より望ましくは40〜60%とする。これによって、上記マッチングをより確実にすることができる。
また、上記中間基準点Poでの幅Woを3〜12mmとし、目頭寄り部分先端部のテーパ状部分の幅は、先端点Pfから10mm離れた第1基準点P1での幅W1を2〜11mm(より望ましくは3〜9mm)、前記先端点Pfから5mm離れた第2基準点P2での幅W2を1〜10mm(より望ましくは2〜8mm)としている。これにより、目頭寄り部分の先端部手前の幅を十分確保して接着力を高め、先端部では、第1基準点P1から第2基準点P2へと、上に定めるテーパとすることにより、目頭周辺部の変化の大きい曲面に接する幅を漸進的に細くして、該曲面へのなじみを特に良好にしている。この部分の幅が上記より広いと、上記曲面に部分的にしかなじまなかったり、なじませるための貼り付け操作が困難になったりし、剥がれの原因となる。また、この部分の幅が上記より狭いと、手指による取り扱いが難しくなる。
細長片1の目頭寄り部分の形状は、細長片を弓形とし、中心線Lcの曲率半径Rが10〜130mmとなるように決めることもできる。細長片1は、全長に亘って同一の曲率半径としてもよいし、異なる曲率半径の部分を接続して構成してもよい。いずれの場合も、細長片1を構成する曲率半径Rは、上記範囲内とするのが望ましい。これにより、前述の連結線Lb及び最大離間点Peを用いて決定した形状に近似した形状が得られ、上記と同様の効果が得られる上、弓形による美感に富む外観とすることができる。この観点から、中心線Lcの曲率半径Rは、15〜90mmとするのがより望ましく、この例では、50mmとなっている。
図3は、本発明の他の実施形態に係る眼用冷却シートを上瞼Uに貼り付けた状態を示している。この眼用冷却シートは、細長片2の目尻寄り部分に連続して下方へ延びる曲折片3を設けた形状としたものである。細長片2は、目頭Fから目尻Rの方向にほぼ平行に延びており、目頭寄り部分21と目尻寄り部分22とこれらの間の中間部分23とを備えて弓形に延びている。
該曲折片3は、皮膚上に貼り付けられたときに目尻Rを囲む形状に曲折している。この例では、曲折片3は、目尻寄り部分22の終端から連続して下方へ折り返し方向に延びており、下方へいくほど内周縁が目頭寄り部分21の先端部に近づく側へ延びている。その結果、冷却シートは、細長片2及び曲折片3により横向きのJ字状をなしている。
細長片2の望ましい形状は、細長片1と同じである。ここでは、目尻寄り部分22は、ほぼ同じ幅を保って曲折片3に連続している。
細長片2及び曲折片3を合わせた大きさは、目頭寄り部分から目尻寄り部分への方向における両端間の差し渡し長さStを30〜80mm,細長片の最大幅部分の幅Wtを5〜12mmとするのが望ましい。長さStが30mmより小さいと細長片2の長さを十分にとれず、80mmより大きいと曲折片3が皮膚との間に髪の毛を挟んでしまい易くなる。最大幅Wtが5mm未満であると、上瞼を覆う範囲が狭くなり十分な冷却効果が得られない上、取り扱いが難しくなる。また、最大幅Wtが12mmを越えると、上瞼の上下寸法に収まり難いため装着が難しくなる。これらの観点から前記差し渡し長さStを40〜70mmとし、前記最大幅Wtを、7〜10mmとするのがより望ましい。また、図示の例では、前記差し渡し長さStが60mm、最大幅Wtが10mmとなっている。
曲折片3は、前述のように、目尻寄り部分22の終端から下方へ折り返し方向に延びている。その折り返し点Piは、図4に示すように、曲折片3の内周縁が、下方へいくほど目頭寄り部分21の先端部の先端点Pfに対して、遠ざかる部分と近づく部分との境目である。この例では、先端点Pfから折り返し点Piまでの距離Siを45mmとしている。冷却シート全幅Htは、前述の先端点Pfと折り返し点Piとを結ぶ線Liに垂直に図った距離として示すことができ、この例では、全幅Htは40mmとされている。
さらに、前述の両端間の差し渡し長さStと、先端点Pfから折り返し点Piまでの距離Siとの差(St−Si)を5〜30mmとするのが望ましい。この寸法は、冷却シートを装着したときに目尻を囲む部分における冷却シートの幅に相当する。すなわち、細長片2の目尻寄り部分と曲折片3とで、目尻を囲む囲繞部25を形成しているのであり、上記差(Pi−Si)は、囲繞部25の最大幅に相当する。図3の実施形態は、この囲繞部25を備えることにより、目尻周辺部にも付加的な冷却効果を及ぼすことができる。上記最大幅が5mm未満では、目尻周辺部を覆う範囲が狭くなり上記付加的冷却効果が十分得られない。また、上記最大幅が30mmを越えると、囲繞部25の外周部が皮膚との間に髪の毛を挟んでしまい易くなる。
曲折片は、この他、種々の形状とすることができ、例えば、図6の(a),(b),(c)に各々示すようにL字状、U字状、V字状等とすることができる。特に、冷却シートをU字状又はV字状とした場合は、下瞼又はその周辺にも冷却効果を及ぼすことができる。
図5は、本発明のさらに他の実施形態に係る眼用冷却シートを示している。この眼用冷却シート5は、線対称をなす形状の1対の細長片50,50を接続したものであり、各細長片50は、図1に示したものと同様の形状をなし、目頭寄り部分51,目尻寄り部分52,中間部分53を有し、1対の目尻寄り部分52を細い連結部54で接続している。これにより全体形状は、ほぼU字状となっている。この冷却シート5は、このまま1対の細長片50,50を各々上瞼と下瞼に貼り付けて用いることができる。或いは、連結部54は手指等で容易に切断できるので、切断して1対の細長片50を分離し、各々を上瞼又は下瞼に貼り付けることができる。冷却シート5は、連結部54で接続されているので、一方の細長片50をつまんで持ち上げれば他方の細長片50も付随してくることとなり、収容容器からの取出しや移動を行なう際に便利である。このためには、連結部54をゲルで形成し、その幅を1〜5mmとするのが望ましい。これにより、連結部での切断し易さと連結強度を適切に得ることができる。
冷却シート5の形状特定のための望ましい寸法は、各細長片50の長さShを含み図1の細長片1同じである。また、1対の目頭寄り部分51の先端点Pfの間隙Cfを5〜20mmとし、連結部54の長さを5〜15mmとするのが望ましい。間隙Cf及び連結部54をこれらの寸法とすることにより、上瞼及び下瞼への貼り付け位置を適切にすることができる。
本発明に係る眼用冷却シートは、ゲルの膜体単独で形成することも、ゲルより強度の高い透湿性の支持膜上にゲルを積層して形成することもできる。これらのいずれの構成においても、ゲルとしては、皮膚への適合性のある種々のものを用いることができる。また、ゲルの厚さは、0.5〜3.5mm(より望ましくは0.5mm〜2.5mm)とするのが望ましい。厚さが0.5mmより薄くなると十分な冷却力が得られず、取り扱いも難しくなる。また、3.5mmより厚くなると上瞼に貼った場合に違和感があり、また貼り付け状態を維持することが困難になる。
上記ゲルは、抱水性、放湿性、自己保形性又は粘着性を有するものである。「抱水性」とは、内部に水を安定的に含む性質を意味するが、より好ましくはさらに圧縮しても含有水分を滲出しない性質を意味する。また「自己保形性」とは、流動性や崩壊性を顕著には生じず形状を保持している性質を意味する。水を含んでかかる性質を奏し得る成分としては、第一に、一般にゲル化剤として用いられる多糖類を例示することができる。
具体的には、カラギーナン、アルギン酸、アルギン酸プロピレングリコールエステル、タラガム、ローカストビーンガム、グルコマンナン、キサンタンガム、ジェランガム、ペクチン、プルラン、グァーガム、サイリウムシードガム、ジェランガム、アルギン酸ナトリウム、マンナン、ゼラチン、寒天等の天然ガム類を挙げることができる。これらは単独若しくは2種以上の組み合わせて用いることができる。好ましくはグルコマンナン、ローカストビーンガムを例示することができる。
これらの多糖類は、冷却シートを構成するゲル100重量部当たりに換算して、通常0.1〜10重量部、好ましくは0.2〜5重量部、より好ましくは0.5〜3重量部の割合で配合されることが望ましい。
上記ゲルは、上記多糖類に加えて多価アルコールを含有していてもよい。多価アルコールは、ラベンダー精油等の油性成分を水に分散・乳化させるときのバインダーにもなり、さらに湿潤性の付与、使用感向上に寄与する。
多価アルコールとしては、直鎖状や分枝状等の形状及び分子量等によって特に制限されず、上瞼及び眼に対して安全なものであれば通常使用されるもののいずれをも使用することができる。具体的にはグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、等が例示され、中でもグリセリン(濃グリセリンを含む。)、プロピレングリコール、ブチレングリコールが好適に挙げられる。これらの多価アルコールは、冷却シートを構成するゲル100重量部当たりに換算して、通常0.1〜30重量部、好ましくは5〜20重量部の割合で配合されることが望ましい。
更に、必要に応じてマンニット、エリトリット等の糖アルコール、又はトレハロース等の糖類を配合することもできる。また必要に応じて界面活性剤を配合してもよい。界面活性剤は、その種類の別を問わず、冷却シートを構成するゲルに配合されるリナロール又はリナリルアセテートや、精油に含まれる各種香料成分の種類に応じて、陽イオン系,陰イオン系,両性イオン系及び非イオン系といった界面活性剤の中から適宜選択して用いることができる。なお、これらの界面活性剤は1種を単独で使用しても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
水を含んで、抱水性、放湿性、自己保形性を奏し得る成分として、第二に、ポリアクリル酸類、ポリメタアクリル酸類、及び多価金属類を挙げることができる。なお、ここでポリアクリル酸類とは、ポリアクリル酸のみならずその塩を包含する趣旨で用いられる。また、ポリメタアクリル酸類とは、ポリメタアクリル酸のみならずその塩を包含する趣旨で用いられる。
ポリアクリル酸又はポリアクリル酸塩としては、直鎖状又は分枝状の別を問わず、またその分子量も特に制限されないが、通常分子量1万〜1000万のものが用いられる。ゲル強度を高めてより多くの水分を安定的に保持させるという観点からは、特に100万〜700万の分子量のものが望ましい。
なお、ポリアクリル酸として、通常のアクリル酸を重合して得られる重合体のほか、カルボキシビニルポリマー(例えば、カーボポール(登録商標)等)等のアクリル酸重合体を一部架橋したものや、ポリビニルアルコール等も好適に使用し得る。
ポリアクリル酸の塩としては、特に制限はないが、好適にはポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸カリウムなどのポリアクリル酸の一価金属塩、ポリアクリル酸モノエタノールアミン、ポリアクリル酸ジエタノールアミン、ポリアクリル酸トリエタノールアミン等のポリアクリル酸のアミン類、ポリアクリル酸のアンモニウム塩等が例示される。これらは単独で使用してもよいし、2種以上組み合わせて用いることもできる。より好ましくは、ナトリウム塩である。
上記ポリアクリル酸及びポリアクリル酸の塩は、それぞれ単独で使用しても、またそれらを組み合わせて用いることもできる。分子量が100万以上のポリアクリル酸は一般的に入手が困難であることから、ポリアクリル酸とポリアクリル酸の塩(例えば、ナトリウム塩)を併用して用いる方が望ましい。但し、将来分子量100万以上のポリアクリル酸の入手が容易になれば、この限りではない。
ポリアクリル酸とポリアクリル酸の塩とを併用する場合のそれらの配合比は、平均分子量が200万以上、好適には400万以上になるように調整されれば特に制限されないが、具体的には0:10〜9:1(重量比)好ましくは2:1〜1:2(重量比)の割合が例示される。
ポリアクリル酸及び/又はポリアクリル酸の塩は、本発明の外用組成物100重量部あたりに換算して、通常1〜20重量部、好ましくは3〜10重量部の割合で配合されることが望ましい。
また、上記多価金属類とは、多価金属、その塩及び多価金属化合物を広く包含する趣旨で用いられる。これらの多価金属類としては、二価以上であって上記ポリアクリル酸又はポリアクリル酸の塩を架橋せしめるものであれば特に制限されず、また一種のみならず二種以上を組み合わせて使用することもできる。好適にはマグネシウム、カルシウム、亜鉛、カドミウム、アルミニウム、チタン、マンガン、コバルト、ニッケルなどの多価金属、それらの塩又はそれらの化合物が例示されるが、皮膚に対する安全性、生産性、ゲル特性の観点からより好ましくはアルミニウム、マグネシウム、カルシウム又はそれらの化合物であり、とりわけアルミニウム化合物が望ましい。
例えばアルミニウム化合物としては、具体的には水酸化アルミニウムのような水酸化物、あるいは塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、酢酸アルミニウム、ステアリン酸アルミニウムのような無機酸又は有機酸の正塩、もしくはそれらの塩基性塩、アルミニウムみょうばんのような複塩、アルミン酸ナトリウムのようなアルミン酸塩、無機性アルミニウム錯塩及び有機性アルミニウムキレート化合物などが例示される。これらのアルミニウム化合物は、水溶性、難溶性の別を問わない。これらの多価金属類は、本発明の外用組成物100重量部あたりに換算し、通常0.01〜10重量部、好ましくは0.05〜1重量部、より好ましくは0.1〜0.5重量部の割合で配合されることが望ましい。
上記ゲルは、上記成分を含有するものであればよいが、さらに(i)酒石酸,クエン酸,リン酸,エチレンジアミン四酢酸又はそれらの塩の少なくとも1種、(ii)多価アルコール及び(iii)セルロース誘導体からなる群から選択されるいずれか少なくとも1種を含んでいてもよい。酒石酸,クエン酸,リン酸,エチレンジアミン四酢酸の塩としては、ナトリウムやカリウム等のアルカリ金属塩を好適に例示することができる。好適には酒石酸である。これらの酸又はその塩は、本発明の外用組成物100重量部あたりに換算して、0.01〜2重量部、好ましくは0.05〜1重量部、より好ましくは0.1〜0.5重量部の範囲から適宜選択して用いられる。
多価アルコールとしては、多糖類と組み合わせて用いられるものを同様に挙げることができる。好適には、グリセリン(濃グリセリンを含む。)、プロピレングリコール及びブチレングリコールが挙げられる。これらの多価アルコールは、湿潤性の付与や使用感向上に寄与するとともに、ポリアクリル酸又はその塩等の分散媒として有用である。これらの多価アルコールは、最終組成物100重量部あたりに換算して、0〜30重量部、好ましくは10〜20重量部の範囲から適宜選択して用いられる。
セルロース誘導体は、非ニュートン流体を示す本発明の組成物の加工性を良好にし、ゲルの安定化を向上させ、また粘度の調整を簡便にする点で有用である。使用されるセルロース誘導体としては特に制限されないが、具体的には、カルボキシメチルセルロースのアルカリ金属塩、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース等が挙げられ、これらを1種又は2種以上組み合わせて用いることもできる。好適には、カルボキシメチルセルロース(以下、CMCともいう。)が挙げられる。これらセルロース誘導体は、最終組成物100重量部当たり、0.01〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部の範囲から適宜選択して用いられる。
また必要に応じて界面活性剤を配合することができる。界面活性剤は、前述するようにその種類の別を問わず、本発明の外用組成物に配合される各種香料成分の種類に応じて、陽イオン系,陰イオン系,両性イオン系及び非イオン系といった界面活性剤の中から適宜選択して用いることができる。これらの界面活性剤は1種を単独で使用しても2種以上を組み合わせて用いてもよい。なお、冷却シートを構成するゲルには、前述する各成分に加えて必要に応じて、更に防腐剤、保湿剤、刺激緩和剤、除菌剤、抗菌剤等を配合することができる。
さらにリナロール又はリナリルアセテートの少なくとも1種を含有するゲルは、多量の水分を安定的に保持することができ、このため圧縮しても含有水分を滲出することがないうえ、95重量部という高含水率を有していても、稠度の低下により流動状態になるということがなく、この点で自己保形性に優れるという特性を有している。また、高い含水状態であっても適度な弾力性を有し、またそれ自体強い粘着性を有しているため、他の粘着テープ等の補助材を使用することなく簡便に上瞼に貼付できる。また、簡便に剥がすことができ、しかも剥がし残りを残さず、また安全性が高いという点で有用である。
冷却シートは、上述したゲル化剤や他の公知の添加剤を精製水に順次混合し、成形型内に流し込み、80〜90℃で加熱後に冷却することにより、製造することができる。
この冷却シートは、予め密閉ケース内に収容しておくことが望ましく、この場合は、必要時に取り出して、上瞼に貼り付けて使用する。冷却シートからは含有水分が徐々に蒸発し、このときの蒸発潜熱により熱が奪われて、上瞼が冷却される。
支持膜を基材とし、その上にゲルを積層してシートを形成する場合は、上記ゲルそのものを展延したり、また液状の組成物を基材に含浸したり、軟膏状、クリーム状若しくはゲル状の組成物を基材に塗布・展延することによって調製することができる。
ここで支持膜となる基材としては、上記ゲルを担持できるものであって、揮発成分の透過及びゲルの放湿性を妨げないように適度な透過・透湿性を有するものであれば特に制限はなく、種々の織布、不織布及びフィルム等を使用することができる。上記性質を有する限り、基材の開孔径については特に制限はないが、通常0.001〜5mm程度、好ましくは0.01〜1mm程度を挙げることができる。
支持膜となる基材として織布もしくは不織布を使用する場合、その素材は特に制限されず、綿、麻、羊毛などの天然繊維、レーヨン、アセテート等のセルロース系繊維、ナイロン、ビニロン、スチロール、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、アクリル等の合成繊維、綿、麻、毛等の天然繊維等を挙げることができる。
基材としてフィルムを使用する場合も、その素材は特に制限されないが、具体的にはスチロール、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン等が挙げられる。この場合、適度な透過・透湿性を担保するためにメッシュ状のフィルムを用いることもできる。メッシュの孔径は特に制限されないが、上述するように通常0.001〜5mm、好ましくは0.01〜1mmの孔径を挙げることができる。
基材の厚みについても、ゲルの放湿性等を妨げない限りにおいて特に制限はないが、使用感、貼付部位への馴染み易さ等の観点から、通常1〜1000μm、好ましくは10〜500μmである。
また、当該基材は、冷却シートを皮膚に貼着した場合に貼着部位の外形状になじむように、適度な伸縮性を有することが好ましい。
本発明の冷却シートは、取り扱い性や衛生上の観点等、必要に応じて、使用時に剥離除去される剥離フィルムをゲル表面に積層しておくこともできる。かかる剥離フィルムとしては、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレートなどを使用することができる。 以下に、本発明に係る眼用冷却シートを用いて行なった実験について説明する。実験に用いた対象物の仕様及び実験方法は以下のとおりである。
(1) 実施例1
構成:ゲル膜体単独によるシート。平面形状及び寸法は図4に示したもの。
素材:ゲル化剤の主材料としてカラギーナンを用いたゲル
厚さ:2mm
含水率:85%
(2) 実施例2
構成:支持膜上にゲルを積層したシート。平面形状及び寸法は図4に示したもの。
素材:ゲル化剤の主材料としてポリアクリル酸類を用いたゲル及び不織布
厚さ:2mm(ゲル層:1mm、不織布:1mm)
含水率:75%(ゲル層)
(3) 実施例3
構成:支持膜上にゲルを積層したシート。平面形状及び寸法は図4に示したもの。
素材:ゲル化剤の主材料としてポリアクリル酸類を用いたゲル及び不織布
厚さ:4mm(ゲル層:3mm、不織布:1mm)
含水率:80%
(4) 比較例1
構成:高純度シリコンのみからなるシート。平面形状及び寸法は図4に示したもの。
素材:高純度シリコン
厚さ:2mm
含水率:5%
(5) 比較例2
構成:外袋内の無機塩類に内袋内の水を反応させて吸熱するパック
素材:硝酸アンモニウム、尿素、水
厚さ:20mm
平面寸法:20cm×10cm
(6) 実験方法
ホットプレートの上面に温度センサを固定し、0.4Wで通電した状態で、ホットプレート上に測定対象物を載せて対象物とホットプレートとの間に温度センサを挟む状態とし、所定時間毎に温度を測定した。初期温度は、測定対象物を載せずに通電し平衡状態に達したときの温度とした。
(7) 結果
上記実験の結果を表1、表2及び図7〜図9のグラフに示す。表1は、対象物をホットプレート上に載せた時から所定時間経過毎に温度センサの出力値としての温度(℃)を読みとって記載したものである。表2は、初期温度基準とし、対象物をホットプレート上に載せた時から所定時間経過毎の温度の変化量を記載したものである。図7〜図9に示すグラフ(a)〜(e)は、表1の値を、横軸に時間、縦軸に温度をとってグラフ化したものである。
これらの表及びグラフから、実施例1〜3では、温度測定開始後、1分で1.8〜2.7℃の温度低下があり、10分後にも2.2〜3.0℃低下した温度を保っており、上瞼に適切な冷却性能が必要時間持続されていることが明らかである。一方、比較例1では、最大で0.8℃の低下と、冷却能が不十分であり、5分後には元の温度に戻っている。また、比較例2では、1分後の時点で10℃と急激な温度低下を示し、10分後には20.7℃の温度低下となり、上瞼に対しては過度の冷却となる。この変化は、測定点の面積が小さいことを考慮すると、比較例3のパックの大きな寸法による効果を越えて、薬剤の反応による吸熱が強く行なわれたことが明らかである。
Figure 2007229175
Figure 2007229175
本発明の一実施形態に係る眼用冷却シートを上瞼に貼り付けた状態を示す。 図1に示す冷却シートを拡大して示す正面図である。 本発明の他の実施形態に係る眼用冷却シートを上瞼に貼り付けた状態を示す。 図3に示す冷却シートを拡大して示す正面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る眼用冷却シートを示す正面図である。 本発明に係る眼用冷却シートがとり得る種々の平面形状を示す図である。 本発明の効果に関する実験結果を示すグラフである。 本発明の効果に関する実験結果を示すグラフである。 本発明の効果に関する実験結果を示すグラフである。
符号の説明
1、2 細長片
3 曲折片
5 眼用冷却シート
11、21 目頭寄り部分
12、22 目尻寄り部分
13、23 中間部分
25 囲繞部
50 細長片
51 目頭寄り部分
52 目尻寄り部分
53 中間部分

Claims (8)

  1. 眼及びその周辺を冷却するために上瞼又は上瞼とその目尻側隣接部位の皮膚上に貼り付けられる眼用冷却シートであって、目頭寄り部分と目尻寄り部分とこれらの間の中間部分とを有し、山形に延びる細長片として形成され、少なくとも皮膚に接する面がゲルで構成されていることを特徴とする眼用冷却シート。
  2. 前記細長片は、目頭寄り部分から目尻寄り部分への方向における両端間の差し渡し長さShが20〜60mm,前記細長片の最大幅部分の幅Whが5〜12mmとされていることを特徴とする請求項1に記載の眼用冷却シート。
  3. 眼及びその周辺を冷却するために上瞼又は上瞼とその目尻側隣接部位の皮膚上に貼り付けられる眼用冷却シートであって、目頭寄り部分、目尻寄り部分、及びこれらの間の中間部分を有して山形に延びる細長片と、前記細長片の目尻寄り部分に連続して下方へ延びる曲折片とを備え、少なくとも皮膚に接する面がゲルで構成されており、前記曲折片は、皮膚上に貼り付けられたときに目尻を囲む形状に曲折していることを特徴とする眼用冷却シート。
  4. 前記細長片の目尻寄り部分は、前記目頭寄り部分から遠ざかるように延びており、前記曲折片は該目尻寄り部分の終端から連続して下方へ折り返し方向に延びていることを特徴とする請求項3に記載の眼用冷却シート。
  5. 前記細長片及び前記曲折片を合わせた大きさは、目頭寄り部分から目尻寄り部分への方向における両端間の差し渡し長さStが30〜80mm、前記細長片の最大幅部分の幅Wtが5〜12mmとされていることを特徴とする請求項3又は4に記載の眼用冷却シート。
  6. 前記曲折片は、前記目尻寄り部分から下方へ折り返し方向に延びており、折り返し点Piは、冷却シートの内周縁が、下方へいくほど前記目頭寄り部分の先端点Pfから遠ざかる部分と該先端点Pfに近づく部分との境目をなしており、前記目頭寄り部分から目尻寄り部分への方向において前記細長片及び曲折片を合わせた両端間の差し渡し長さStと、前記先端点Pfから前記折り返し点Piまでの距離Siとの差が、5〜30mmであることを特徴とする請求項5に記載の眼用冷却シート。
  7. 前記細長片は、該細長片の幅方向中心点を細長片長手方向に連続的に結んで形成される中心線Lcを想定し、前記目頭寄り部分における前記中心線Lcの先端点Pfから15mm離れた該中心線Lc上の中間基準点Poを想定した場合に、これら先端点Pfと中間基準点Poとを直線状に結ぶ連結線Lbから前記中心線Lcの最大離間点Peまでの距離Leが0〜5mmであり、
    前記細長片はさらに、中間基準点Poでの幅Woが3〜12mmであり、前記目頭寄り部分が先端側へテーパ状となっており、該テーパ状部分の幅は、前記先端点Pfから10mm離れた前記中心線Lc上の第1基準点P1での幅W1が2〜11mm、前記先端点Pfから5mm離れた前記中心線Lc上の第2基準点P2での幅W2が1〜10mmとされていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の眼用冷却シート。
  8. 前記細長片が弓形とされ、前記中心線Lcの曲率半径Rが10〜130mmとされていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の眼用冷却シート。
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