JP2007229091A - テープ式使い捨て紙おむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】胴回りに適度な伸縮力を付与することにより吸収体の追従性を高めて漏れを防止するとともに、ゴムの跡付きを防止する。
【解決手段】透液性のトップシート11と裏面シート14との間に吸収体12が介在される吸収性本体10と、2枚の不織布21A、21Bの間にウエスト部S1及び胴周り部S2に沿って多数の弾性伸縮部材22…、23…が配置され、前記吸収性本体10の後身頃B側に接合される後身頃用シート20と、2枚の不織布31A、31Bの間に少なくともウエスト部S1に沿って弾性伸縮部材32…が配置され、前記吸収性本体10の前身頃F側に接合される前身頃用シート30とから構成するとともに、前記弾性伸縮部材22…、23…、32…を後身頃用シート20の全幅に亘って配置し、かつ前記後身頃用シート20の両側端部であってかつ身体側の面に紙おむつ装着のための止着部材24を貼着する。
【選択図】図2

Description

本発明は、吸収性本体に前身頃用シート及び後身頃用シートを接合して構成したテープ式使い捨て紙おむつに関する。
図13に示されるように、従来より、市販されているテープ式使い捨て紙おむつ50は、透液性の表面シート51と裏面シート52とが前身頃から後身頃にかけて一体的に形成されるとともに、前記表面シート51と裏面シート52との間のウエスト部53及び胴周り部54には、水平方向に沿って配置された多数の弾性伸縮部材55、55…と、その両端部に外方に突出して設けられたファスニングテープの取付基部56、56とが接着された構造となっている。また、脚周り部にサイドギャザーを形成するため、紙おむつの長手方向に沿って弾性伸縮部材57、57…が配置されている。
特開平10−118116号公報 特開2002−224160号公報
しかしながら、前記テープ式使い捨て紙おむつの場合、ウエスト部53及び胴周り部54には、両側端部にファスニングテープの取付基部56、56を接着するとともに、取付基部56、56部分を除いて水平方向に沿って多数の弾性伸縮部材55、55…が接着された構造となっており、ファスニングテープの取付基部56,56の間の胴回り部分には弾性力が付与されているが、前記取付基部56,56領域には弾性力が付与されない構造となっていた。そのため、テープ止着時に適度な弾性力が得られず、弾性力不足による使い捨て紙おむつのずれ落ちや、逆に過度の弾性力によるゴムの跡付きの問題が生じていた。
また、前記テープ式紙おむつの製造工程においては、ウエスト部53及び胴周り部54に接着される弾性伸縮部材55、55…の配設方向と交差する方向に、脚周りの弾性伸縮部材57、57…を配設する必要があり、ラインに沿って各弾性伸縮部材を配設するためには、ライン搬送中に、紙おむつを90°反転させる反転設備を設ける必要があるなど製造ラインが複雑なものとなっていた。
この問題点に対処するため、上記特許文献1では、糸状弾性体が複数本離間して引き揃えられた状態でシート片上に貼着されている積層用シート片を、本体用シートの幅方向に一致させ、かつ前記糸状弾性体を伸長させた状態で、本体用シートの所定位置に貼着する使い捨て紙おむつが記載されている。しかしながら、前記特許文献1記載の発明では、紙おむつ本体とは別工程で、弾性伸縮部材をシート片上に貼着させた積層用シート片の製造作業を行った後、その積層用シート片を本体用シート上に貼着する作業が必要であり、製作コストが増大するとともに、製造作業に手間がかかっていた。
一方、従来の使い捨て紙おむつにおいては、上記特許文献2に記載される使い捨ておむつのように、ウエスト部と胴周り部に配置される弾性伸縮部材の張力を、ウエスト部は弱く、胴周り部は強くすることによって、ウエスト部でのゴムの跡付き防止、および胴周り部での漏れの防止を図るようにすることが提案されている。しかし、特に活発に動き回る赤ちゃんなどに対しては、装着者への吸収体の追従性を高めることによる漏れの防止や、ゴムの跡付きを防止することが重要であることが知見された。
そこで本発明の主たる課題は、胴回りに適度な伸縮力を付与することにより吸収体の追従性を高めて漏れを防止するとともに、ゴムの跡付きを防止し、かつ紙おむつの製造作業、特に弾性伸縮部材の配設に伴う製造工程を簡略化したテープ式使い捨て紙おむつを提案することにある。
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、透液性のトップシートと裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、表面側両側部に長手方向に沿って立体ギャザーを備えた吸収性本体と、2枚の不織布の間にウエスト部及び胴周り部に沿って多数の弾性伸縮部材が配置され、前記吸収性本体の後身頃側に接合される後身頃用シートと、2枚の不織布の間に少なくともウエスト部に沿って弾性伸縮部材が配置され、前記吸収性本体の前身頃側に接合される前身頃用シートとから構成されるとともに、
前記後身頃用シートにおいて、前記弾性伸縮部材が後身頃用シートの全幅に亘って配置され、かつ前記後身頃用シートの両側端部であってかつ身体側の面に紙おむつ装着のための止着部材が貼着されていることを特徴とするテープ式使い捨て紙おむつが提供される。
上記請求項1記載の本発明においては、弾性伸縮部材を後身頃用シートの全幅に亘って配置され、かつ前記後身頃用シートの両側端部であってかつ身体側の面に紙おむつ装着のための止着部材が貼着されている構造としたため、紙おむつ装着時に後身頃の胴回りを全範囲に亘って締め付けるとともに、止着部材によって調整可能に締め付けることができるようになり、吸収体の追従性を高めて漏れが防止できるとともにゴムの跡付きが防止できるようになる。また、紙おむつを吸収性本体と、後身頃用シートと、前身頃用シートとの3つの部材で構成し、それぞれ別の工程で製造した後、組み立てるようにしているため、各部材は、製造ライン方向に沿って、所謂縦流れ方式で搬送し、弾性伸縮部材をライン方向にそって配置できるようになるため、弾性伸縮部材の配設に伴う製造工程を簡略化することができる。
請求項2に係る本発明として、前記後身頃用シートのウエスト部に配置される弾性伸縮部材の伸縮力が、前記後身頃用シートの胴周り部に配置される弾性伸縮部材の伸縮力より大きく設定されていることを特徴とする請求項1記載のテープ式使い捨て紙おむつが提供される。
上記請求項2記載の本発明においては、胴回りに適度な伸縮力を付与することにより吸収体の追従性を高めて漏れを防止するとともにゴムの跡付きを防止することが可能となる。
請求項3に係る本発明として、前記後身頃用シート及び前身頃用シートは、前記吸収性本体の非身体側の面に接合されていることを特徴とする請求項1、2いずれかに記載のテープ式使い捨て紙おむつが提供される。
請求項4に係る本発明として、前記後身頃用シート及び前身頃用シートは、前記吸収性本体の身体側の面に接合されていることを特徴とする請求項1、2いずれかに記載のテープ式使い捨て紙おむつが提供される。
請求項5に係る本発明として、前記後身頃用シートにおいて、前記吸収性本体とほぼ重なる領域において弾性伸縮部材が切断され非連続となっていることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載のテープ式使い捨て紙おむつが提供される。
請求項6に係る本発明として、前記後身頃用シートにおいて、胴回り部に配置された弾性伸縮部材は股下側に膨出する曲線形状で配置されていることを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載のテープ式使い捨て紙おむつが提供される。
以上詳説のとおり本発明によれば、胴回りに適度な伸縮力を付与することにより吸収体の追従性を高めて漏れが防止できるとともにゴムの跡付きが防止でき、かつ紙おむつの製造作業、特に弾性伸縮部材の配設に伴う製造工程を簡略化することができるようになる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は本発明に係る使い捨て紙おむつの製品状態外観図、図2はその展開図、図3はその分解図である。
図1乃至図3において、使い捨て紙おむつ1(以下、単に紙おむつという。)は、吸収性本体10と、ウエスト部S1に弾性伸縮部材22、22…を配設するとともに、胴周り部S2に弾性伸縮部材23,23…を配置してシャーリングを形成し、前記吸収性本体10の後身頃B側に接着される後身頃用シート20と、少なくともウエスト部S1に弾性伸縮部材32,32…を配置し、前記吸収性本体10の前身頃F側に接着される前身頃用シート30とから構成されている。
前記吸収性本体10は、図3及び図4に示されるように、有孔または無孔の不織布や孔開きプラスチックシート等からなり使用面側を覆う透液性表面シート11と、その紙おむつ外面側に、綿状パルプ等からなる、たとえば長方形状(または砂時計形等)のある程度の剛性を有する吸収体12及び、紙おむつの脚周り両側部に表面側に起立する立体ギャザーBSを形成するためのサイドギャザー不織布13と、前記吸収体12の紙おむつ外面側に少なくとも吸収体12の全面積を覆うように配設されたポリエチレン等からなる防漏シート14とから主に構成されている。
前記後身頃用シート20は、図3に示されるように、不織布などからなる2枚の上層不織布21A、下層不織布21Bと、その間に、ウエスト部S1及び胴周り部S2の水平方向に沿って接着される複数の弾性伸縮部材群22、22…、23、23…と、前記上層不織布21Aの両側端部であってかつ身体側の面に接着される紙おむつ装着のための止着部材24、24とから主に構成されている。
前記前身頃用シート30は、同図3に示されるように、不織布などからなる2枚の上層不織布31A、下層不織布31Bと、その間に、少なくともウエスト部S1の水平方向に沿って接着される弾性伸縮部材32、32…と、腹側表面に前記止着部材24、24を止め付けるためのフロントターゲットテープ(以下、FTTという)33とから主に構成されている。
以下、前記吸収性本体10、後身頃用シート20及び前身頃用シート30について順に詳述する。
(吸収性本体10の構造)
先ず最初に、前記吸収性本体10の構造の一例について図2及び図4に基づいて詳述する。
吸収性本体10は、前述したように、不織布などからなる透液性表面シート11と、ポリエチレン等からなる防漏シート14との間に、綿状パルプなどの吸収体12を介在させた構造とされ、体液を吸収保持するためのものである。
前記吸収体12は、図示例では平面形状を略長方形状(または砂時計形状等)として成形されたものが使用され、その幅寸法は股間部への当たりによって着用者にゴワ付き感を与えない寸法幅となっている。この吸収体12は、形状保持と透液性表面シート11を透過した体液の拡散性向上のために、クレープ紙16によって囲繞されている。なお、前記吸収体12としては、嵩を小さくできるエアレイド吸収体を用いるのが望ましい。
前記吸収体12の表面側(肌当接面側)を覆う透液性表面シート11としては、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。透液性表面シート11に多数の透孔を形成した場合には、尿などが速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。前記透液性表面シート11は、吸収体12の側縁部を巻き込んで吸収体12の裏面側まで延在している。
前記吸収体12の裏面側(非肌当接面側)を覆う防漏シート14は、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどの不透液性プラスチックシートが用いられるが、近年はムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートは、たとえばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートであり、仮にシート厚が同じであれば無孔シートよりも剛性が低下するため、柔軟性の点で勝るものとなる。
一方、立体ギャザーBSを形成するギャザー不織布13は、図4に示されるように、折返しによって二重シートとした不織布が用いられ、前記表面シート11によって巻き込まれた吸収体12の側縁部をさらにその上側から巻き込んで吸収体12の裏面側まで延在して接着されている。より具体的には、前記ギャザー不織布13は、紙おむつの長手方向中間部では、立体ギャザーBS形成部分を残し、幅方向中間部から吸収体12の裏面側に亘る範囲がホットメルト接着剤等によって接着され、また長手方向前後端部では、前記幅方向中間部から一方側端縁までの区間が吸収体12の裏面側に亘る範囲で接着されるとともに、前記立体ギャザーBSを形成する部分を吸収体12の上面部にて折り畳むようにしながらホットメルト接着剤等により接着されている。
前記二重シート不織布によって形成されたギャザー不織布13の内部には、起立先端側部分に複数本の糸状弾性伸縮部材15、15…が配設されている。前記糸状弾性伸縮部材15、15…は、製品状態において図1に示されるように、弾性伸縮力により吸収体側縁部より突出する不織布部分を起立させて立体ギャザーBSを形成するためのものである。本発明においては、吸収性本体10と後身頃用シート20及び前身頃用シート30が別工程で製造された後、接着される構造であるため、吸収性本体10は、常に前記糸状弾性伸縮部材15、15…の配設方向に沿って製造ラインを搬送でき、直交方向に回転させるなどの作業が必要なく、製造作業を簡略化することができる。
前記糸状弾性伸縮部材15としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の素材を用いることができる。また、外側から見え難くするため、太さは925dtex以下、テンションは150〜350%、間隔は7.0mm以下として配設するのがよい。なお、糸状弾性伸縮部材に代えて、ある程度の幅を有するテープ状弾性伸縮部材を用いるようにしてもよい。
前述のギャザー不織布13を構成する素材繊維も前記透液性表面シート11と同様に、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工方法に得られた不織布を用いることができるが、特にはムレを防止するために坪量を抑えて通気性に優れた不織布を用いるのがよい。さらに前記ギャザー不織布13については、尿などの透過を防止するとともに、カブレを防止しかつ肌への感触性(ドライ感)を高めるために、シリコン系、パラフィン金属系、アルキルクロミッククロイド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いるのが望ましい。
前記防漏シート14は、前記二重シート状のギャザー不織布13の側方端部まで進入し、図4に示されるように、立体ギャザーBSの下端側において防漏壁を構成するようになっている。かかる防漏シート14としては、近年、ムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートは、たとえばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に遠心することにより得られる微多孔性シートであり、仮にシート厚が同じであれば無孔シートよりも剛性が低下するため、柔軟性の点で勝るものとなる。また、排便や尿などの褐色が出ないように不透明のものを用いるのが望ましい。不透明化としては、プラスチック中に、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、ホワイトカーボン、クレイ、タルク、硫酸バリウムなどの顔料や充填材を内添してフィルム化したものが好適に使用される。
(後身頃用シート20の構造)
前記後身頃用シート20は、図2、図3及び図5に示されるように、上層不織布21A及び下層不織布21Bからなる2層構造の不織布シートとされ、前記上層不織布21Aと下層不織布21Bとの間の水平方向に各種弾性伸縮部材22…、23…が配設され、水平方向に伸縮性が付与されている。かかる後身頃用シート20は、前記吸収性本体10の後身頃B側に接着され、後述する前身頃用シート30と止着部材24によって結合されて胴回りを固定する。
なお、図5の平面形状に示されるように、紙おむつの脚部開口に相当する部分に、凹状の脚回りカットライン29が形成されてているが、場合によって矩形状のシートとしてもよい。
前記後身頃用シート20は、図5に示されるように、上層不織布21Aと下層不織布21Bとの間に、ウエスト部S1及び胴周り部S2の上下方向に間隔をおいて水平方向に沿ってウエスト部弾性伸縮部材22、22…と、複数の胴周り弾性伸縮部材群23、23…とが接着される。
前記ウエスト部弾性伸縮部材22,22…は、ウエスト開口縁近傍(ウエスト部S1)に上下方向に間隔をおいて配設された複数条の糸ゴム状弾性伸縮部材であり、身体のウエスト部回りを締め付けるように伸縮力を与えることにより紙おむつを身体に装着するためのものである。このウエスト部弾性伸縮部材22は、図示例では糸ゴムを用いたが、例えばテープ状の伸縮部材を用いてもよい。
前記胴周り弾性伸縮部材群23,23…は、前記ウエスト部S1の下端から概ね後身頃用シート20下端までの範囲(胴周り部S2)に亘り、上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って配設された糸ゴム状の弾性伸縮部材であり、後身頃Bの胴回り部分に夫々水平方向の伸縮力を与える胴回りシャーリングが形成され、紙おむつを身体に密着させるためのものである。なお、前記ウエスト部弾性伸縮部材22、22…と胴回り弾性伸縮部材群23、23…との境界は必ずしも明確でなくてよい。例えば、上下方向に間隔をおいて水平方向に配置された弾性伸縮部材の内、数は特定できなくても、上部側の何本かウエスト部弾性伸縮部材22、22…として機能し、残りの弾性伸縮部材が胴回り弾性伸縮部材群23、23…として機能していればよい。
また、前記後身頃用シート20は、前記ウエスト部S1と胴周り部S2とで、それぞれに配設されるウエスト部弾性伸縮部材22、22…と胴回り弾性伸縮部材群23、23…の張力(接着時の伸び)を調整することにより、シャーリングの強度を異なるようにすることができる。このとき、ウエスト部S1の張力を強くし、胴周り部S2の張力を弱くするようにするのが望ましい。活発に動き回る赤ちゃんなどに対しては、ウエスト部S1では強く締め付けることによって、紙おむつのズレが防止でき、また、吸収性本体10との接着部を有する胴周り部S2においては比較的弱く締め付けることによって、吸収体と装着者との追従性を高めて、漏れの防止や、ゴムの跡付きを防止することが可能となる。
一方、紙おむつを身体に固定するための前記止着部材24は、前記後身頃用シート20の両側端部であってかつ身体側の面にホットメルト接着やヒートシール、超音波接着等によって堅固に固定されている。前記止着部材24は、ウエスト部S1及び胴周り部S2に跨るように縦長に矩形状を成し、前記後身頃用シート20が弾性伸縮部材22…、23…によって収縮する前の展開状態で貼着されることにより、該止着部材24も弾性領域の一部を形成するようになっている。
前記止着部材24は、雄/雌型機械的ファスナー手段を表面に備え、前身頃用シート30の腹側表面に貼着された雌/雄型機械的ファスナー機能を備えるFTT33に止着することによって紙おむつを身体に装着する。
なお、後身頃用シート20は、前記止着部材24を前身頃用シート30のFTT33に止着させ易いように、前身頃用シート30より幅広に形成することも可能である。
(後身頃用シート20の製造方法)
次に、前記後身頃用シート20の製造方法について詳述する。
前記ウエスト部S1に配置されるウエスト部弾性伸縮部材22,22…、及び胴周り部S2に配置される胴回り弾性伸縮部材23,23…については、公知のコントロールシーム方式に従って、弾性伸縮部材22,23の周面にホットメルト接着剤が塗布された後、上層不織布21A及び下層不織布21Bの間に導入されることによって固着される。
前記後身頃用シート20の製造に当たっては、図7、8に示されるように、ニップローラ部40の上側に上層不織布21Aが供給されるとともに、下側に下層不織布21Bが供給され、かつこれら上層不織布21Aと下層不織布21Bとの間に、周面塗布装置41により周面にホットメルト接着剤が塗布された各種の弾性伸縮部材(ウエスト部弾性伸縮部材22,胴回り弾性伸縮部材23)が供給されてそれぞれ接着されて、連続状の後身頃用シート20が製造される(図8参照)。その後、止着部材24、24を接着した後、この連続状の後身頃用シート20を所定位置(破線位置)で切断することにより、個々の後身頃用シート20が完成される。
前記弾性伸縮部材22…、23…への周面塗布は、例えば、図9(A)に示されるように、V字型の溝を有する部材43aを用いて、溝の底部に接着剤を供給しながら弾性伸縮部材を溝に通すコームガン43による塗布方法や、オメガ(Ω)形状のリング部材を用いて弾性伸縮部材に接着剤を塗布するオメガ部材による塗布方法、また、図9(B)に示されるように、曲折する部材44に弾性伸縮部材を絡ませながら通過させ、接着剤を塗布する、従来より公知のコントロールシーム塗布方式等が挙げられる。
上記ホットメルト接着剤としては、例えばEVA系、粘着ゴム系(エラストマー系)、オレフィン系、ポリエステル・ポリアミド系などの種類のものが存在するが、本使い捨ておむつでは、前記粘着ゴム系(エラストマー系)を使用するのが望ましい。
本発明に係る後身頃用シート20は、ウエスト部S1及び胴周り部S2の全幅に亘って前記弾性伸縮部材22…、23…を配設するようにしたため、後身頃用シート20の全幅で胴回りを締め付けることが可能となる。
(前身頃用シート30の構造と製造方法)
前身頃用シート30は、前記後身頃用シート20とほぼ同様の構造であり、図3及び図6に示されるように、上層不織布31A及び下層不織布31Bからなる2層構造の不織布シートとされ、前記上層不織布31Aと下層不織布31Bとの間に、ウエスト部S1の水平方向に沿って複数の弾性伸縮部材32、32…がホットメルト接着剤により接着されて、伸縮性が付与されている。
なお、図6の平面形状に示されるように、紙おむつの脚部開口に相当する部分に、凹状の脚回りカットライン39を形成しているが、場合によって矩形状のシートとしてもよい。
ウエスト部S1に配置されるウエスト部弾性伸縮部材32…の接合は、前記弾性伸縮部材22…、23…への周面塗布と同様に、従来より公知のコントロールシーム塗布方式等により、ウエスト部弾性伸縮部材32…へ接着剤が周面塗布されることによって接着することができ、胴周り部S2の上層不織布31Aと下層不織布31Bとの接合は、コーター(図示せず)によってホットメルト接着剤をカーテン塗布することによって接着することができる。
一方、紙おむつを身体に固定するためのFTT33は、紙おむつ外面側の前記止着部材24に対応する位置に、ホットメルト接着やヒートシール、超音波接着等によって堅固に固定されている。
(紙おむつの組立手順)
前記吸収性本体10と後身頃用シート20及び前身頃用シート30とは、図1〜図3に示されるように、吸収性本体10の非身体側の面であって後身頃B側及び前身頃F側に、それぞれ後身頃用シート20及び前身頃用シート30がホットメルト接着剤等によって接着されて一体化される。
また、前記後身頃用シート20及び前身頃用シート30は、図10に示されるように、吸収性本体10の身体側の面に接着することもできる。このように構成する場合には、吸収性本体10の前後部において、透液性表面シート11と後身頃用シート20及び前身頃用シート30とによって囲まれたポケット状部分を形成することができるため、尿などの排泄物の前後漏れを防止できる効果がある。
〔他の形態例〕
(1)上記形態例では、後身頃用シート20の胴周り部弾性伸縮部材23、23…として、図示例では水平方向に直線状に配置するようにしたが、図11に示されるように、後身頃用シート20の中央部において下方に湾曲するような曲線状に配置するようにしてもよい。このように胴周り部弾性伸縮部材23、23…を曲線状に配置することによって、吸収性本体10のずり落ちを防止できるようになり、違和感やゴワ付き感を無くしたはき心地が良好なテープ式使い捨て紙おむつが得られるようになる。
(2)上記形態例では、後身頃用シート20の胴周り部弾性伸縮部材23、23…として、後身頃用シート20の全幅に亘って配置されるようにしたが、図12に示されるように、吸収性本体10が接合される中央部分において、前記吸収性本体10を横切る胴周り部弾性伸縮部材23…を切断して不連続として伸縮性が付与されていない構造とすることも可能である。弾性伸縮部材の不連続化は、例えば特開2000−26015号公報、特開2002−273808号公報に示されるように、各種弾性伸縮部材を下層不織布21Bに配置した後、エンボスカッターロールとアンビルロールとの間に下層不織布21Bを通過させ、前記エンボスカッターロールによる加圧又は加熱により所定範囲内に存在する弾性伸縮部材を細かく切断する方法によればよい。
(3)上記形態例では後身頃用シート20側にのみ胴回り弾性伸縮部材23,23…を配設するようにしたが、前身頃用シート30側においても胴回り弾性伸縮部材を設けるようにしてもよい。
本発明に係るテープ式使い捨て紙おむつ1の装着状態を示す外観図である。 その展開図である。 テープ式使い捨て紙おむつ1の分解図である。 図2のIV−IV断面図である。 後身頃用シート20の展開図である。 前身頃用シート30の展開図である。 後身頃用シート20の組立て要領を示す模式図である。 図7の要部平面図(IIIV−IIIV線矢視)である。 接着剤の塗布要領例(A)(B)を示す図である。 他の形態例に係るテープ式使い捨て紙おむつ1の装着状態を示す外観図である。 他の形態例に係るテープ式使い捨て紙おむつ1の展開図である。 他の形態例に係るテープ式使い捨て紙おむつ1の展開図である。 従来のテープ式使い捨て紙おむつ50を示す展開図である。
符号の説明
1…テープ式使い捨て紙おむつ、10…吸収性本体、11…透液性表面シート、12…吸収体、13…ギャザー不織布、14…防漏シート、15…糸状弾性伸縮部材、16…クレープ紙、20…後身頃用シート、21A…上層不織布、21B…下層不織布、22…ウエスト部弾性伸縮部材、23…胴回り部弾性伸縮部材、24…止着部材、29…脚回りカットライン、30…前身頃用シート、31A…上層不織布、31B…下層不織布、32…ウエスト部弾性伸縮部材、33…フロントターゲットテープ、40…ニップローラ部、41…周面塗布装置、43…コームガン、F…前身頃、B…後身頃、S1…ウエスト部、S2…胴周り部

Claims (6)

  1. 透液性のトップシートと裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、表面側両側部に長手方向に沿って立体ギャザーを備えた吸収性本体と、2枚の不織布の間にウエスト部及び胴周り部に沿って多数の弾性伸縮部材が配置され、前記吸収性本体の後身頃側に接合される後身頃用シートと、2枚の不織布の間に少なくともウエスト部に沿って弾性伸縮部材が配置され、前記吸収性本体の前身頃側に接合される前身頃用シートとから構成されるとともに、
    前記後身頃用シートにおいて、前記弾性伸縮部材が後身頃用シートの全幅に亘って配置され、かつ前記後身頃用シートの両側端部であってかつ身体側の面に紙おむつ装着のための止着部材が貼着されていることを特徴とするテープ式使い捨て紙おむつ。
  2. 前記後身頃用シートのウエスト部に配置される弾性伸縮部材の伸縮力が、前記後身頃用シートの胴周り部に配置される弾性伸縮部材の伸縮力より大きく設定されていることを特徴とする請求項1記載のテープ式使い捨て紙おむつ。
  3. 前記後身頃用シート及び前身頃用シートは、前記吸収性本体の非身体側の面に接合されていることを特徴とする請求項1、2いずれかに記載のテープ式使い捨て紙おむつ。
  4. 前記後身頃用シート及び前身頃用シートは、前記吸収性本体の身体側の面に接合されていることを特徴とする請求項1、2いずれかに記載のテープ式使い捨て紙おむつ。
  5. 前記後身頃用シートにおいて、前記吸収性本体とほぼ重なる領域において弾性伸縮部材が切断され非連続となっていることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載のテープ式使い捨て紙おむつ。
  6. 前記後身頃用シートにおいて、胴回り部に配置された弾性伸縮部材は股下側に膨出する曲線形状で配置されていることを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載のテープ式使い捨て紙おむつ。
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