JP2007228469A - ファクシミリ装置 - Google Patents

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和紀 後藤
Daisaku Nagano
大策 長野
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Abstract

【課題】不要なファクシミリ通信を拒否するための通信拒否情報の登録を自動化することによってユーザの手間を省くことのできるファクシミリ装置を提供すること。
【解決手段】外部端末との間で行われたファクシミリ通信が予め設定された所定の条件,例えば前記外部端末との間で行われたファクシミリ通信において該外部端末から受信されたファクシミリ原稿の長さ(サイズ)が予め定められた所定の長さ(サイズ)よりも長い(大きい)ものであるという条件を充足する場合(S6のYes側)に,該外部端末の端末名,ファクシミリ番号(電話番号)などの識別情報を通信拒否情報に自動的に登録(S61)するように構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は,外部端末との間でファクシミリ通信を行うファクシミリ装置に関し,特に,予め登録されている外部端末とのファクシミリ通信を拒否する通信拒否機能に関するものである。
電話回線などを介して外部のファクシミリ装置などの外部端末との間でファクシミリ通信を行うファクシミリ装置は,外部端末から悪戯で送信される長尺や多量のファクシミリ原稿などの受信を防止する受信拒否機能が備えて構成されることがある。例えば,特許文献1に開示されたファクシミリ装置は,ファクシミリ通信によって最大データ量以上のデータが受信された時点で,そのファクシミリ通信を終了させるように構成されている。但し,前記特許文献1のファクシミリ装置のような構成では,最大データ量となるまでの間はファクシミリ通信によって長尺や多量のファクシミリ原稿が受信されて印字出力されることになり,用紙が無駄に消費されるという問題がある。
一方,ファクシミリ通信を拒否したい外部端末の電話番号などの識別情報を通信拒否情報として登録しておき,その登録された通信拒否情報に基づいてファクシミリ通信の可否を制御するファクシミリ装置(以下「従来装置」という)が周知である。当該従来装置では,外部端末からファクシミリ通信の開始要求が行われると,その外部端末の電話番号などの識別情報が前記通信拒否情報に登録されているか否かが判断され,該識別情報が前記通信拒否情報に登録されている場合には,該外部端末とのファクシミリ通信の開始が拒否されて通信が切断される。このような構成では,前記外部端末から長尺や多量のファクシミリ原稿を受信する前に通信が切断されるため,用紙の無駄な消費を防止することができる。
特開平05−160930号公報
しかしながら,前記従来装置では,ユーザが過去のファクシミリ通信の履歴などを参照しながらファクシミリ通信を拒否する外部端末を選び,該外部端末の識別情報を前記通信拒否情報として登録する必要がある。このように従来では前記通信拒否情報の登録が非自動的であるためユーザにとって手間であり,また,誤登録などの人為的ミスが生じるおそれもある。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,不要なファクシミリ通信を拒否するための通信拒否情報の登録を自動化することによってユーザの手間を省くことのできるファクシミリ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は,外部端末からファクシミリ通信の開始が要求されたときに,該外部端末を識別するための識別情報を取得し,該識別情報が予め登録された通信拒否情報に含まれる場合に該外部端末とのファクシミリ通信の開始を拒否するファクシミリ装置に適用されるものであって,前記外部端末との間で行われたファクシミリ通信が予め設定された所定の条件を充足する場合に,該外部端末の識別情報を前記通信拒否情報に自動的に登録することを特徴とするファクシミリ装置として構成される。ここに,前記識別情報は,例えば前記外部端末の端末名,ファクシミリ番号(電話番号),メールアドレス,IPアドレスなどのいずれか一又は複数を含むものである。
本発明によれば,外部端末との間で行われた前記ファクシミリ通信が前記所定の条件を充足する場合,自動的にその外部端末の識別情報が前記通信拒否情報に登録されるため,ユーザによる前記通信拒否情報の登録の手間を省くことができる。また,当該ファクシミリ装置では,前記外部端末から多量のファクシミリ原稿を受信する前に通信を切断することが可能であるため用紙の無駄な消費を防止することができる。
ここで,ファクシミリ通信が行われた外部端末の識別情報を前記通信拒否情報に登録すると判断する前記所定の条件は,前記外部端末との間で行われたファクシミリ通信において該外部端末から受信されたファクシミリ原稿のサイズが予め定められた所定のサイズよりも大きいものであることや,前記ファクシミリ原稿のページ数が予め定められた所定のページ数よりも多いものであること,前記ファクシミリ原稿に関するファクシミリ情報のデータ量が予め定められた所定のデータ量よりも多いものであること等が考えられる。なお,前記ファクシミリ原稿のサイズとは,例えばA4やA3などの定型サイズだけでなく,前記ファクシミリ原稿の長さをも含む概念である。
ところで,一部の外部端末との間では長尺や多量のファクシミリ原稿であってもファクシミリ通信を許可したい場合がある。そこで,ファクシミリ通信の開始を許可する外部端末の識別情報を記憶する通信許可情報記憶手段を設けておき,その通信許可情報記憶手段に記憶された識別情報は,たとえ前記所定の条件が充足された場合であっても前記通信拒否情報に登録しないように処理することが望ましい。これにより,一部の外部端末からの長尺や多量のファクシミリ原稿を受信可能とすることができ利便性が良い。
本発明によれば,外部端末との間で行われた前記ファクシミリ通信が前記所定の条件を充足する場合,自動的にその外部端末の識別情報が前記通信拒否情報に登録されるため,ユーザによる前記通信拒否情報の登録の手間を省くことができる。また,当該ファクシミリ装置では,前記外部端末から多量のファクシミリ原稿を受信する前に通信を切断することが可能であるため用紙の無駄な消費を防止することができる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置Xの概略構成を示すブロック図,図2は前記ファクシミリ装置Xで用いられる通信拒否情報の一例を示す図,図3は前記ファクシミリ装置Xにおいて実行されるファクシミリ受信拒否判断処理の手順の一例を説明するフローチャートである。
まず,図1のブロック図を用いて,本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置Xの概略構成について説明する。なお,本実施の形態で説明する前記ファクシミリ装置Xは,公衆通信網や電話回線等の接続が確立された通信回線(通信網)を介して外部のファクシミリ装置やパーソナルコンピュータ等との間でファクシミリ通信を行うものである。また,プリンタ機能,複写機能,スキャナ機能等を有する複合機(MFP)に前記ファクシミリ装置Xが有するファクシミリ機能が付加されている場合には,該複合機も本発明が適用されるファクシミリ装置の一例に該当する。
図1に示すように,前記ファクシミリ装置Xは,大別すると,スキャナ部1,画像メモリ2,画像形成部3,操作部4,表示部5,ファクシミリ通信処理部6,制御部7及び通信拒否情報記憶部8などを備えている。また,前記ファクシミリ装置Xは,該ファクシミリ装置Xとの間でファクシミリ通信を行う従来周知のファクシミリ装置Z1,Z2,…(外部端末の一例)に公衆通信網や電話回線等の通信回線11を介して通信接続される。
前記スキャナ部1は,前記ファクシミリ装置Z1,Z2,…に送信するファクシミリ原稿の画像情報を読み取るものであって,CCD(Charge Coupled Device)やCIS(Contact Image Sensor)等のイメージセンサを備えている。このスキャナ部1では,原稿台にセットされた原稿を搬送させながら,原稿面を走査することにより,前記原稿の画像がライン毎に読み取られて,デジタルデータ化される。このように読み取られた画像データは図示しない画像処理部において所定の画像処理(圧縮処理,濃度補正処理等)が実行され,その後,前記制御部7によって前記画像メモリ2に一時的に記憶される。
前記画像メモリ2は,EEPROMなどの読み書き可能な不揮発性半導体メモリである。この画像メモリ2には,前記スキャナ部1で読み取られた画像データや,前記ファクシミリ装置Z1,Z2,…から送信されてきた画像データ等が一時的に格納される。また,前記ファクシミリ装置Xが前記通信回線11を介してパーソナルコンピュータ等の情報処理装置(外部端末の一例)と接続可能なものである場合は,該情報処理装置から送信された画像データも前記画像メモリ2に格納される。したがって,前記画像メモリ2は,前記ファクシミリ装置Xで一括送信或いは一括受信することができる枚数の原稿の画像を少なくとも格納し得る容量を有する。なお,前記画像メモリ2は前記不揮発性半導体メモリに限られず,HDD等であってもよい。
前記画像形成部3は,前記画像メモリ2に格納された画像データに応じた可視像(例えばトナー像)を記録紙に転写させて定着させるものであり,感光体ドラム,該感光体ドラムの表面を所定電位に一様に帯電させる帯電装置,前記感光体ドラムの表面を露光走査して静電潜像を形成するLSU,前記静電潜像にトナーを付着させて現像する現像装置,現像されたトナー画像を記録紙に転写する転写装置,転写されたトナー像を記録紙に定着させる定着装置などの周知の各種装置を備えて構成されている。
前記操作部4は,ファクシミリ送信を行う際の相手(例えばファクシミリ装置Z1)側のファクシミリ番号の入力,ファクシミリ送信の開始或いはその停止の指示などに関する操作がユーザによって行われるものである。前記操作部4は,例えばテンキーやプッシュボタンなどを備えており,前記ファクシミリ装置Xの図示しない操作パネル上に適宜配設されている。なお,前記操作パネルがタッチパネル等で構成されている場合は,前記操作部4はそのタッチパネル上に具現化されたものであってもよい。
前記表示部5は,前記操作部4による入力情報や指示内容などの各種の情報を視認可能な情報として表示する液晶ディスプレイ(LCD)などで構成されており,前記ファクシミリ装置Xの図示しない操作パネル上の前記操作部4の近傍に適宜配設されている。
前記ファクシミリ通信処理部6は,前記通信回線11を介して前記ファクシミリ装置Z1,2,…との間でファクシミリ通信を行うモデム装置(変復調装置)などであって,例えば前記ファクシミリ装置Z1から送信された画像データを受信し,或いは前記画像メモリ2に記憶された画像データを前記ファクシミリ装置Z1に送信する処理を行うものである。
また,前記ファクシミリ通信処理部6は,前記ファクシミリ装置Z1,Z2…などの外部端末からファクシミリ通信の開始が要求されたときに,その外部端末を識別するための識別情報を取得するものである。前記識別情報は,例えば前記外部端末の端末名やファックス番号(電話番号),メールアドレス,IPアドレスなどであって,例えば前記外部端末からファクシミリ通信の開始前に送信される設定情報に含まれている。また,電話回線を用いてファクシミリ通信の開始が要求された際には,その電話の呼出し時に通知される電話番号を読み取ることで前記外部端末の識別情報を取得することができる。なお,前記ファクシミリ通信処理部6によって取得された前記外部端末の識別情報は,前記制御部7に入力される。
前記制御部7は,CPUやROM,RAMなどの制御機器を備えて構成されている。前記ROMには,前記ファクシミリ装置Xの制御や通信などに用いる制御プログラムや通信プログラムのほか,制御及び通信に用いる各種データ(リダイヤルの回数情報など)が格納されており,前記CPUによってこれらプログラムやデータが読み出されて前記RAMで展開,演算されることにより,前記ファクシミリ装置Xの制御,ファクシミリ通信が具体的に実現される。
ところで,前述したように,悪戯に長尺や多量のファクシミリ原稿(以下「迷惑FAX」という)のファクシミリ送信するためのファクシミリ通信の開始が前記ファクシミリ装置Z1,Z2…などの外部端末から要求される場合がある。そして,前記ファクシミリ装置Xが,このような迷惑FAXを受信してしまうと,その受信処理中の他のファクシミリ通信処理が実行不可となり,また,記録紙が無駄に消費されるという問題が生じる。
そのため,前段で説明した前記従来装置は,予め登録された外部端末からのファクシミリ通信の要求を拒否する機能を有している。これにより迷惑FAXを受信開始前に拒否することができ,無駄な受信処理の実行や記録紙の消費が防止される。但し,前記従来装置では,ファクシミリ通信を拒否する外部端末の登録作業がユーザにとって手間であった。
一方,前記ファクシミリ装置Xでも,ファクシミリ通信の要求の可否を判断するための判断指標となる通信拒否情報が前記通信拒否情報記憶部8に記憶されており,前記制御部7によって後述するファクシミリ受信拒否判断処理(図3のフローチャート参照)が実行されることによって,前記通信拒否情報記憶部8に記憶された前記通信拒否情報に登録された外部端末からのファクシミリ通信の要求を拒否するように制御される。
前記通信拒否情報記憶部8は,内部の情報が変更可能な半導体メモリやHDD等で構成されており,該通信拒否情報記憶部8に記憶された前記通信拒否情報には,図2に示すように,ファクシミリ通信を行う外部端末を識別するための識別情報として,端末名やFAX番号(電話番号),メールアドレス,IPアドレスなどが登録されている。例えば,前記通信拒否情報には,前記ファクシミリ装置Z2の識別情報であるFAX番号「0612345678」が登録されている。
本実施の形態に係る前記ファクシミリ装置Xは,前記制御部7によって後述するファクシミリ受信拒否判断処理(図3のフローチャート参照)が実行されることにより,前記通信拒否情報が自動的に登録される点に特徴を有している。なお,ユーザによる前記操作部4の操作によって前記通信拒否情報を登録,変更することももちろん可能である。
以下,図3のフローチャートに従って,前記ファクシミリ装置Xにおいて前記制御部7により実行されるファクシミリ受信拒否判断処理の手順の一例について説明する。なお,図中のS1,S2,…は処理手順(ステップ)の番号を表している。
当該ファクシミリ受信拒否判断処理は,前記ファクシミリ装置Z1,Z2,…や図外の情報処理装置などの外部端末から前記ファクシミリ通信処理部6に対して電話発呼やネットワーク接続要求などによりファクシミリ通信の開始が要求された場合に前記制御部7によって実行される。なお,前述したように,外部端末からファクシミリ通信の開始が要求されたとき,その外部端末を識別するための識別情報は,前記ファクシミリ通信処理部6によって取得される。
まず,ステップS1では,前記ファクシミリ通信処理部6によって取得された前記外部端末の識別情報が前記制御部7によって読み出される。
次に,ステップS2では,前記ステップS1において前記制御部7が取得した前記識別情報が,前記通信拒否情報記憶部8に記憶された通信拒否情報に含まれているか否かが該制御部7によって判断される。
ここで,例えば前記ファクシミリ装置Z2からファクシミリ通信の開始が要求された場合など,図2に示す前記通信拒否情報に前記識別情報が含まれていると判断された場合(S2のYes側)には,該ファクシミリ装置Z2とのファクシミリ通信を拒否する必要があると判断され,処理はステップS8に移行する。そして,前記ステップS8では,前記ファクシミリ通信の開始を要求した外部端末(例えば前記ファクシミリ装置Z2)との通信接続が切断され,当該ファクシミリ受信拒否判断処理は終了される。
このように,前記ファクシミリ装置Xでは,ファクシミリ通信の開始を要求した外部端末の識別情報が,前記通信拒否情報に含まれている場合には,該外部端末からのファクシミリ原稿の受信が行われる前に通信接続が切断されるため,無駄な受信処理の実行や記録紙の消費が防止される。
一方,例えば前記ファクシミリ装置Z1からファクシミリ通信の開始が要求された場合など,図2に示す前記通信拒否情報に前記識別情報が含まれていないと判断された場合(S2のNo側)には,そのファクシミリ通信を拒否する必要がないと判断され,処理はステップS3に移行する。
そして,前記ステップS3では,前記外部端末からのファクシミリ通信の開始要求が許可されて通常のファクシミリ通信が開始され,前記外部端末から当該ファクシミリ装置Xに対してファクシミリ原稿が例えばライン毎に順次受信される(ステップS4)。
続いて,ステップS5では,前記ステップS3から開始された前記ファクシミリ通信によって受信されたファクシミリ原稿の長さが前記制御部7によって算出される。具体的には,前記ステップS4で受信されたファクシミリ原稿の画像のライン数をカウントし,そのカウント数に基づいてファクシミリ原稿の長さが算出される。
そして,ステップS6では,前記ステップS5で算出されたファクシミリ原稿の長さが予め定められた所定の長さよりも長いか否かが前記制御部7によって判断される。例えば,前記ファクシミリ原稿の長さが2mを超えたか否かが判断される。なお,当該ファクシミリ受信拒否判断処理では,前記ファクシミリ原稿のサイズを示す概念として前記ファクシミリ原稿の長さを用いて説明するが,これに限られるものではなく,例えば前記ファクシミリ原稿がA4やA3などの定型サイズよりも大きいか否かを前記ステップS6における判断指標としてもよい。
ここで,前記ファクシミリ原稿の長さが所定の長さ以下であると判断された場合(S6のNo側)には,処理は前記ステップS7に移行し,前記ファクシミリ原稿の受信がすべて終了したか否かが前記制御部7によって判断される。前記ステップS7で前記ファクシミリ原稿の受信が終了したと判断された場合(S7のYes側)には,処理は前記ステップS8に移行し,当該ファクシミリ受信拒否判断処理は終了される。一方,前記ファクシミリ原稿の受信が終了していないと判断された場合(S7のNo側)には,処理はステップS3に移行して前記ファクシミリ原稿の受信が継続される。
一方,前記ステップS6において前記ファクシミリ原稿の長さが予め定められた所定の長さよりも長いと判断された場合(S6のYes側)には,処理は前記ステップS61に移行する。
ステップS61では,前記ステップS1で取得された前記識別情報が,前記制御部7によって前記通信拒否情報記憶部8に転送されることにより,該識別情報が前記通信拒否情報に登録される。その後,処理はステップS8に移行して,当該ファクシミリ受信拒否判断処理は終了される。もちろん,前記ステップS61と前記ステップS8の処理が逆,即ち通信接続を切断(S8)してから,前記通信拒否情報を登録(S61)してもかまわない。
このように,前記ファクシミリ装置Xで実行されるファクシミリ受信拒否判断処理では,外部端末との間のファクシミリ通信によって受信されたファクシミリ原稿が予め定められた所定の長さよりも長いものであるという所定の条件が充足された場合に,該ファクシミリ原稿を送信した前記外部端末の識別情報が前記通信拒否情報に自動的に登録される。ここに,かかる処理を実行するときの前記制御部7が自動登録手段に相当する。
したがって,前記ファクシミリ装置Xでは,従来装置でユーザに強いられていた前記通信拒否情報の登録作業の手間を省くことができる。また,前記ファクシミリ装置Xにおいて前記制御部7により自動登録されるため,前記通信拒否情報の登録時の人為的なミスが防止される。
以上のようにして自動登録された前記通信拒否情報は,それ以後に実行される前記ファクシミリ受信拒否判断処理において用いられる。したがって,予め定められた長さよりも長いファクシミリ原稿を送信してきた外部端末からの二回目以後の迷惑FAXの受信を拒否することができる。なお,前記ファクシミリ受信拒否判断処理では,前記ファクシミリ原稿の長さが前記所定の長さよりも長いと判断された時点(ステップS6のYes側)でファクシミリ通信が切断されるため,一回目の迷惑FAXの影響も低減されている。
また,本実施の形態では,前記ファクシミリ原稿の長さ(サイズ)が予め定められた所定の長さ(サイズ)よりも長い(大きいこと)という条件が充足された場合に,前記識別情報を前記通信拒否情報に自動登録する例について述べたが,前記ファクシミリ原稿のページ数が予め定められた所定の枚数(例えば100枚)よりも多いことや,前記ファクシミリ原稿に関するファクシミリ情報のデータ量が所定のデータ量よりも多いことなどを条件にすることも他の実施例として考えられる。
ここに,図4は本発明の実施例に係るファクシミリ装置Yの概略構成を示すブロック図,図5は前記ファクシミリ装置Xで用いられる通信許可情報の一例を示す図,図6は前記ファクシミリ装置Yにおいて実行されるファクシミリ受信拒否判断処理の手順の一例を説明するフローチャートである。なお,前記実施の形態で説明した前記ファクシミリ装置Xと同様の構成要素及び同様の処理手順については同じ番号を付してその説明を省略する。
本実施例に係る前記ファクシミリ装置Yは,ファクシミリ通信の開始を許可する外部端末の識別情報が登録される通信許可情報を記憶する通信許可情報記憶部9(通信許可情報記憶手段の一例)を有している点で前記ファクシミリ装置Xと構成を異にする。
前記通信許可情報記憶部9は,内部の情報が変更可能な半導体メモリやHDD等で構成されており,該通信許可情報記憶部9に記憶された前記通信許可情報には,図5に示すように,ファクシミリ通信を行う外部端末を識別するための識別情報として,端末名やFAX番号(電話番号),メールアドレス,IPアドレスなどが登録されている。例えば,前記通信許可情報には,ファクシミリ装置Z3の識別情報であるFAX番号「0687654321」が登録されている。なお,前記通信許可情報は,予めユーザによる前記操作部4への操作入力に応じて前記制御部7によって登録される。
本実施例に係る前記ファクシミリ装置Yでは,外部端末から長尺や多量のファクシミリ原稿が送信された場合であっても,その外部端末が前記通信許可情報に登録された識別情報に対応するものである場合には,その識別情報が前記通信拒否情報(図2参照)に登録されないように処理される。
以下,図6を用いて,前記ファクシミリ装置Yにおいて前記制御部7により実行されるファクシミリ受信拒否判断処理の手順の一例について説明する。
当該ファクシミリ受信拒否判断処理は,前記ファクシミリ装置Xにおいて実行される前記ファクシミリ受信拒否判断処理(図3のフローチャート参照)と比べてステップS10の処理手順が追加されている。前記ステップS10は,前記ステップS2の前段で前記制御部7によって実行される。
前記ステップS10では,前記ステップS1において取得された前記外部端末の識別情報が,前記通信許可情報記憶部9に記憶された通信許可情報に含まれているか否かが前記制御部7によって判断される。
ここで,例えば前記ファクシミリ装置Z1からファクシミリ通信の開始が要求された場合など,図5に示す前記通信許可情報に前記識別情報が含まれていないと判断された場合(S10のNo側)には,処理は前記ステップS4に移行する。
しかし,例えば前記ファクシミリ装置Z3からファクシミリ通信の開始が要求された場合など,図5に示す前記通信許可情報に前記識別情報が含まれていると判断された場合(S10のYes側)には,処理は前記ステップS11に移行する。前記ステップS11では,前記外部端末との間で通常のファクシミリ通信が行われて,ファクシミリ原稿が全て受信された後,前記ステップS8に移行して当該ファクシミリ受信拒否判断処理は終了される。
したがって,本実施例に係る前記ファクシミリ装置Yでは,前記外部端末の識別情報が前記通信許可情報に含まれている場合には,前記ステップS3〜S6の処理が実行されることがないため,前記外部端末からどのようなファクシミリ原稿が送信された場合であっても,そのファクシミリ原稿が受信される。また,前記ステップS61の処理も経由することがないため,前記通信許可情報に含まれた識別情報が,前記通信拒否情報に登録されることがない。即ち,前記ファクシミリ装置Yでは,一部の外部端末の識別情報を前記通信許可情報に予め登録しておくことで,該外部端末をファクシミリ通信の開始の拒否対象から除外することができる。
本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置で用いられる通信拒否情報の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置において実行されるファクシミリ受信拒否判断処理の手順の一例を説明するフローチャート。 本発明の実施例に係るファクシミリ装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の実施例に係るファクシミリ装置で用いられる通信許可情報の一例を示す図。 本発明の実施例に係るファクシミリ装置において実行されるファクシミリ受信拒否判断処理の手順の一例を説明するフローチャート。
符号の説明
X,Y…ファクシミリ装置
Z1,Z2,…,…ファクシミリ装置(外部端末の一例)
1…スキャナ部
2…画像メモリ
3…画像形成部
4…操作部
5…表示部
6…ファクシミリ通信処理部
7…制御部
8…通信拒否情報記憶部
9…通信許可情報記憶部
11…通信回線
S1,S2,,,…処理手順(ステップ)番号

Claims (4)

  1. 外部端末からファクシミリ通信の開始が要求されたときに,該外部端末を識別するための識別情報を取得し,該識別情報が予め登録された通信拒否情報に含まれる場合に該外部端末とのファクシミリ通信の開始を拒否するファクシミリ装置であって,
    前記外部端末との間で行われたファクシミリ通信が予め設定された所定の条件を充足する場合に,該外部端末の識別情報を前記通信拒否情報に自動的に登録する自動登録手段を備えてなることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記識別情報が,前記外部端末の端末名,ファックス番号,メールアドレス,IPアドレスのいずれか一又は複数を含んでなるものである請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 前記所定の条件が,前記外部端末との間で行われたファクシミリ通信において該外部端末から受信されたファクシミリ原稿のサイズが予め定められた所定のサイズよりも大きいものであること,前記ファクシミリ原稿のページ数が予め定められた所定のページ数よりも多いものであること,前記ファクシミリ原稿に関するファクシミリ情報のデータ量が予め定められた所定のデータ量よりも多いものであることのいずれかである請求項1又は2のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  4. ファクシミリ通信の開始を許可する外部端末の識別情報を記憶する通信許可情報記憶手段を更に備えてなり,
    前記自動登録手段が,前記通信許可情報記憶手段に記憶された前記識別情報は前記通信拒否情報に登録しないように処理するものである請求項1〜3のいずれかに記載のファクシミリ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009176073A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Junko Suginaka モデム装置及びプログラム

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