JP2007227296A - ワーク処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラズマ発生ノズルから処理対象とされるワークにプラズマ化されたガスであるプルームを照射して所定の処理を施与するワーク処理装置において、プルーム照射による分解残渣などの塵埃を吹き飛ばすための送風設備をワークの周辺に設ける必要がない簡素で安価な集塵設備を備えたワーク処理装置を実現する。
【解決手段】プラズマ発生ノズル31は、プラズマ化されたガスを放出してワークWの上の塵埃を吹き飛ばすものであり、プラズマ発生ノズル31から放出されるプラズマ化されたガスが吹き飛ばした塵埃を収集する集塵装置120をさらに備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板等の被処理ワークに対してプラズマ化されたガスを照射してワーク表面の清浄化や改質を図るためのワーク処理装置に関するものである。
基板等の被処理ワークに対してプラズマ化されたガスであるプルームを照射してワーク表面の清浄化や改質を図るためのワーク処理装置として、導波管の中を伝搬するマイクロ波を受信してそのマイクロ波のエネルギーに基づいて処理ガスをプラズマ化して放出するプラズマ発生ノズルを備えたワーク処理装置が知られている。
このようなワーク処理装置においては、プラズマ化されたガスであるプルームをワークに照射する場合には、ワーク表面上に付着した塵埃やプルーム照射による分解残渣などの塵埃を取り除かなければならないので、一般的には、プラズマ発生ノズルとワークとの近傍に集塵機構が設けられることが多かった。
例えば、特許文献1には、吹き出しノズルから圧縮空気を噴出して集塵ダクトに向かう流れを積極的に発生させて粉塵を補足するように構成されたプラズマ切断機における集塵装置の技術が開示されている。
実開平6−9768号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたプラズマ切断機における集塵装置などの従来の技術では、プルーム照射による分解残渣などの塵埃を吹き飛ばすために、吹き出しノズルから圧縮空気を噴出するなどの送風設備を設ける必要があるので、集塵のための設備の構成が複雑になり、ワーク処理装置の製造に係るコストを増大させていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、プルーム照射による分解残渣などの塵埃を吹き飛ばすための送風設備をワークの周辺に設ける必要がない簡素で安価な集塵設備を備えたワーク処理装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係るワーク処理装置は、マイクロ波のエネルギーに基づいてガスをプラズマ化して放出するプラズマ発生ノズルと、このプラズマ発生ノズルにブラズマ化するための処理ガスを供給するガス供給手段とを備え、このプラズマ発生ノズルから処理対象とされるワークにプラズマ化されたガスであるプルームを照射して所定の処理を施与するワーク処理装置であって、前記プラズマ発生ノズルから放出されるプラズマ化されたガスにより吹き飛ばされた塵埃を収集する集塵装置をさらに備えていることを特徴としている。
この構成によれば、プラズマ発生ノズルから放出されるプラズマ化されたガスにより塵埃を発生させた場合でも、このプラズマ化されたガスにより吹き飛ばされた塵埃を収集する集塵装置をさらに備えているので、長期にわたってワーク周辺を清浄に維持することができる。その結果、プルーム照射による分解残渣などの塵埃が被処理面に残らないようにすることができる。
また、この構成によれば、プルーム照射による分解残渣などの塵埃を吹き飛ばすための送風機をワークの周辺に設ける必要がない結果、簡素な構成で安価に集塵のための設備を備えたワーク処理装置を実現することができる。
ここで、このワーク処理装置は、マイクロ波を発生するマイクロ波発生手段と、前記マイクロ波を伝搬する導波管とを備え、前記プラズマ発生ノズルは、前記導波管に設けられ、前記マイクロ波を受信しそのマイクロ波のエネルギーに基づいて処理ガスをプラズマ化するものであることが望ましい(請求項2)。
この構成によれば、マイクロ波発生手段と導波管とを備えたワーク処理装置において、プルーム照射による分解残渣などの塵埃が被処理面に残らないようにすることができる。
また、前記プラズマ発生ノズルからワークに対して放出されるプラズマ化されたガスの方向は、ワークが配置され、プルームが照射される基準となる基準照射面に対して傾斜するように構成され、前記集塵装置は、前記プラズマ発生ノズルの傾斜前方側に配置されていることが望ましい(請求項3)。
この構成によれば、プラズマ化されたガスの方向が、ワークが配置され、プルームが照射される基準となる基準照射面に対して傾斜するように構成されているので、プラズマ化されたガスは、プラズマ発生ノズルの傾斜前方側に指向性をもって吹き出される。また、このプラズマ発生ノズルの傾斜前方側には、集塵装置が配置されているので、この集塵装置で吹き飛ばされた塵埃を集塵することができる結果、プルームを被照射面に対して垂直に照射した場合には四方八方に飛散させてしまうような塵埃を一定の方向に集めて効率良く集塵することができるようになる。
また、前記導波管は、断面概ね矩形に形成され、この断面矩形の導波管のワークに対する対向面が水平面に対して傾斜するように設けられることにより、プラズマ化されたガスの方向が、プルームが照射される基準となる基準照射面に対して傾斜するように構成されていることが望ましい(請求項4)。
この構成によれば、断面矩形の導波管のワークに対する対向面が水平面に対して傾斜するように設けられることにより、プラズマ化されたガスの方向が、プルームが照射される基準となる基準照射面に対して傾斜するように構成されるので、塵埃を一定の方向に集めるために導波管を傾斜させた場合に、プラズマ発生ノズルが設けられる導波管の撓みを抑制することができる。その結果、マルチノズルタイプのように、ノズルの個数が多く、導波管が長くなる場合でも、導波管が撓んでノズルごとのプルームの照射位置に狂いが生じるというようなことが少なくなり、ワークに対してより高い精度で均一に照射することができるようになる。
また、このワーク処理装置は、前記被照射面に対するプルーム照射方向の傾斜角度を変更可能なプルーム照射角度調整手段を備えたことが望ましい(請求項5)。
この構成によれば、プルーム照射角度調整手段が、被照射面に対するプルーム照射方向の傾斜角度を変更することができるので、照射範囲と照射強度だけでなくプラズマ化されたガスの到達範囲と吹き付け強度も変更することができる結果、さまざまなワークに対応可能な汎用性の高いワーク処理装置にすることができる。
また、前記プルーム照射角度調整手段は、プラズマ発生ノズルが設けられた導波管の長手方向中心軸の周りに導波管を回動させることにより、前記被照射面に対するプルーム照射方向の傾斜角度を変更可能に構成されていることが望ましい(請求項6)。
この構成によれば、プルーム照射角度調整手段が、導波管を回動させて被照射面に対するプルーム照射方向の傾斜角度を変更するので、個々のプラズマの出力特性は変化させずに、プラズマ化されたガスの到達範囲と吹き付け強度とを容易に変更することができるようになる。
さらに、このワーク処理装置は、前記プラズマ発生ノズルとワークとの距離を変更可能なプラズマ距離調整手段を備えたことが望ましい(請求項7)。
この構成によれば、プラズマ距離調整手段が、プラズマ発生ノズルとワークとの距離を変更するので、より多様にプラズマ化されたガスの到達範囲と吹き付け強度とを変更することができる結果、さまざまなワークに対応可能な、より汎用性の高いワーク処理装置にすることができる。
ここで、前記プラズマ距離調整手段は、プラズマ発生ノズルが設けられた導波管を変位させることにより、前記プラズマ発生ノズルとワークとの距離を変更可能に構成されていることが望ましい(請求項8)。
この構成によれば、プラズマ距離調整手段が、プラズマ発生ノズルが設けられた導波管を変位させることにより、前記プラズマ発生ノズルとワークとの距離を変更するので、個々のプラズマの出力特性は変化させずに、一度に多くのプラズマ発生ノズルとワークとの距離を容易に変更することができるようになる。
また、このワーク処理装置は、プラズマ発生ノズルの配置部を経由して、ワークを搬送するワーク搬送手段を備え、前記集塵装置は、前記プラズマ発生ノズルのワーク搬送方向の下流側近傍に配置されていることが望ましい(請求項9)。
この構成によれば、ワーク処理装置が、プラズマ発生ノズルの配置部を経由して、ワークを搬送するワーク搬送手段を備え、集塵装置が、プラズマ発生ノズルのワーク搬送方向の下流側近傍に配置されているので、プルーム照射直後に、その照射箇所から生じることがある塵埃を直ちに回収することができる。その結果、一旦、プルーム照射により処理したワークを塵埃で汚すことがないので、ワークの処理品質が向上する。
請求項1に係るワーク処理装置によれば、プラズマ発生ノズルから放出されるプラズマ化されたガスにより塵埃を発生させた場合でも、このプラズマ化されたガスにより吹き飛ばされた塵埃を収集する集塵装置をさらに備えているので、長期にわたってワーク周辺を清浄に維持することができる。その結果、プルーム照射による分解残渣などの塵埃が被処理面に残らないようにすることができる。
また、プルーム照射による分解残渣などの塵埃を吹き飛ばすための送風機をワークの周辺に設ける必要がない結果、簡素な構成で安価に集塵のための設備を備えたワーク処理装置を実現することができる。
請求項2に係るワーク処理装置によれば、この構成によれば、マイクロ波発生手段と導波管とを備えたワーク処理装置において、プルーム照射による分解残渣などの塵埃が被処理面に残らないようにすることができる。
請求項3に係るワーク処理装置によれば、プラズマ化されたガスの方向が、ワークが配置され、プルームが照射される基準となる基準照射面に対して傾斜するように構成されているので、プラズマ化されたガスは、プラズマ発生ノズルの傾斜前方側に指向性をもって吹き出される。また、このプラズマ発生ノズルの傾斜前方側には、集塵装置が配置されているので、この集塵装置で吹き飛ばされた塵埃を集塵することができる結果、プルームを被照射面に対して垂直に照射した場合には四方八方に飛散させてしまうような塵埃を一定の方向に集めて効率良く集塵することができるようになる。
請求項4に係るワーク処理装置によれば、断面矩形の導波管のワークに対する対向面が水平面に対して傾斜するように設けられることにより、プラズマ化されたガスの方向が、プルームが照射される基準となる基準照射面に対して傾斜するように構成されるので、塵埃を一定の方向に集めるために導波管を傾斜させた場合に、プラズマ発生ノズルが設けられる導波管の撓みを抑制することができる。その結果、マルチノズルタイプのように、ノズルの個数が多く、導波管が長くなる場合でも、導波管が撓んでノズルごとのプルームの照射位置に狂いが生じるというようなことが少なくなり、ワークに対してより高い精度で均一に照射することができるようになる。
請求項5に係るワーク処理装置によれば、プルーム照射角度調整手段が、被照射面に対するプルーム照射方向の傾斜角度を変更することができるので、照射範囲と照射強度だけでなくプラズマ化されたガスの到達範囲と吹き付け強度も変更することができる結果、さまざまなワークに対応可能な汎用性の高いワーク処理装置にすることができる。
請求項6に係るワーク処理装置によれば、プルーム照射角度調整手段が、導波管を回動させて被照射面に対するプルーム照射方向の傾斜角度を変更するので、個々のプラズマの出力特性は変化させずに、プラズマ化されたガスの到達範囲と吹き付け強度とを容易に変更することができるようになる。
請求項7に係るワーク処理装置によれば、プラズマ距離調整手段が、プラズマ発生ノズルとワークとの距離を変更するので、より多様にプラズマ化されたガスの到達範囲と吹き付け強度とを変更することができる結果、さまざまなワークに対応可能な、より汎用性の高いワーク処理装置にすることができる。
請求項8に係るワーク処理装置によれば、プラズマ距離調整手段が、プラズマ発生ノズルが設けられた導波管を変位させることにより、前記プラズマ発生ノズルとワークとの距離を変更するので、個々のプラズマの出力特性は変化させずに、一度に多くのプラズマ発生ノズルとワークとの距離を容易に変更することができるようになる。
請求項9に係るワーク処理装置によれば、ワーク処理装置が、プラズマ発生ノズルの配置部を経由して、ワークを搬送するワーク搬送手段を備え、集塵装置が、プラズマ発生ノズルのワーク搬送方向の下流側近傍に配置されているので、プルーム照射直後に、その照射箇所から生じることがある塵埃を直ちに回収することができる。その結果、一旦、プルーム照射により処理したワークを塵埃で汚すことがないので、ワークの処理品質が向上する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るワーク処理装置Sの全体構成を示す斜視図であり、図2は、ワーク処理装置Sの全体構成を示す断面図である。なお、図1において、X−X方向を前後方向、Y−Y方向を左右方向、Z−Z方向を上下方向というものとし、−X方向を前方向、+X方向を後方向、−Yを左方向、+Y方向を右方向、−Z方向を下方向、+Z方向を上方向として説明する。
図1と図2とに示すように、本発明の実施形態に係るワーク処理装置Sは、ワークWを所定のルートで搬送するワーク搬送手段Cと、このワーク搬送手段Cにより搬送される被処理物であるワークWに、プラズマ化されたガスであるプルームPを照射するプラズマ発生ユニットPUと、プラズマ発生ユニットPUにブラズマ化するための処理ガスGを供給するガス供給手段110(図10)と、プラズマ化されたガスであるプルームPにより吹き飛ばされた塵埃を収集する集塵装置120とを備えている。
また、このワーク処理装置Sは、姿勢調整手段130を備えており、この姿勢調整手段130は、プルーム照射方向の傾斜角度を変更するプルーム照射角度調整手段と、プラズマ発生ノズル31とワークWとの距離を変更するプラズマ距離調整手段とを兼ねている。
ワーク搬送手段Cは、所定の搬送路に沿って配置された複数の搬送ローラ80を備え、この搬送ローラ80が図略の駆動手段により駆動されることで、処理対象となるワークWを、プラズマ発生部30を経由して搬送させるものである。本実施形態では、半導体基板のような平型基板や電子部品が実装された回路基板、あるいはプラズマディスプレイパネルなどの平板状のワークWが、処理対象として図1においてX方向後ろ側に搬送されるようになっている。
また、プラズマ発生ユニットPUは、マイクロ波のエネルギーに基づいてプラズマの処理ガスGをプラズマ化して常温常圧でプラズマを生成することが可能なユニットであって、マイクロ波を伝搬させる導波管10と、この導波管10の一端側(左側)に配置され所定波長のマイクロ波を発生するマイクロ波発生装置20(マイクロ波発生手段に相当する)と、プラズマ発生部30とを備えている。
また、このプラズマ発生ユニットPUは、付帯設備として、導波管10の他端側(右側)に配置されマイクロ波を反射させるスライディングショート40と、導波管10に放出されたマイクロ波のうち反射マイクロ波がマイクロ波発生装置20に戻らないよう分離するサーキュレータ50と、サーキュレータ50で分離された反射マイクロ波を吸収するダミーロード60と、インピーダンス整合を行うスタブチューナ70とを備えている。
上記導波管10は、マイクロ波発生装置20により発生されたマイクロ波をプラズマ発生部30へ向けて、その長手方向に伝搬させるものであり、本実施形態では、マイクロ波発生装置20が搭載される第1導波管10ピース11と、スタブチューナ70が組み付けられる第2導波管10ピース12と、プラズマ発生部30が設けられている第3導波管10ピース13とを備えている。
これら第1導波管10ピース11と、第2導波管10ピース12と、第3導波管10ピース13とは、本実施形態では、それぞれアルミニウム等の非磁性金属の平板からなる上面板と、下面板と、2枚の側面板とを用いて角筒状に組み立てられ、その両端にフランジ板が取り付けられて形成された断面矩形の長尺管で構成されている。そして、これらの長尺管からなる第1導波管10ピース11と、第2導波管10ピース12と、第3導波管10ピース13とは、互いのフランジ板で連結されるが、この時、第1導波管10ピース11と第2導波管10ピース12との間にはサーキュレータ50が介在され、また、第3導波管10ピース13の他端側にはスライディングショート40が連結される。
上記マイクロ波発生装置20(マイクロ波発生手段に相当する)は、本実施形態では、周波数2.45GHz、出力エネルギー1W〜3kWのマイクロ波を出力できる連続可変型のマイクロ波発生源と、このマイクロ波発生源にて発生されたマイクロ波の強度を所定の出力強度に調整するアンプとの両方を有する装置本体部21と、この装置本体部21で発生されたマイクロ波を導波管10の内部へ放出するマイクロ波送信アンテナ22(図5)とを備えたものであり、第1導波管10ピース11に載置される態様で固定されている。
このマイクロ波発生装置20は、図2に示すように、装置本体部21が第1導波管10ピース11の上面板に載置され、マイクロ波送信アンテナ22が上面板に穿設された貫通孔を通して第1導波管10ピース11内部の導波空間に突出する態様で固定されている。
このように構成されることで、マイクロ波送信アンテナ22から放出されたマイクロ波は、導波管10により、その一端側(左側)から他端側(右側)に向けて伝搬される。
上記プラズマ発生部30は、第3導波管10ピース13(導波管10)に設けられ、マイクロ波を受信しそのマイクロ波のエネルギーに基づいてプラズマ化したガスであるプルームPを生成して放出するプラズマ発生ノズル31を備え、このプラズマ発生ノズル31から処理対象とされるワークWにプルームPを照射して所定の処理を施与するように構成されている。
次に、図3と図4とを参照して、このプラズマ発生部30のプラズマ発生ノズル31について説明する。図3は、プラズマ発生部30のプラズマ発生ノズル31の構成を示す側面図であり、図4は、プラズマ発生部30のプラズマ発生ノズル31の構成を示す断面図である。
図3と図4とに示すように、プラズマ発生ノズル31は、ノズルホルダ34と、ノズル本体33と、シール部材35と、内部導電体32とを備えている。
まず、ノズルホルダ34は、ノズル本体33を保持するために設けられた良導電性金属の筒状体であり、第3導波管10ピース13の下面板13Bに穿孔された貫通孔131に溶接されている。
このノズルホルダ34の外周には、処理ガスGをプラズマ発生ノズル31に供給するためのガス供給孔344が穿孔され、所定の処理ガスGを供給するガス供給管の終端部を接続するための図略の管継手が取り付けられる。
ノズル本体33は、ノズルホルダ34に下から嵌め合わされる良導電性金属の筒状体であり、ガスシールリング37を保持するための環状凹部33Sと、ノズルホルダ34に嵌合される上側胴部33Uと、環状に突設されたフランジ部33Fとを備えている。また、上側胴部33Uには、所定の処理ガスGを筒状空間332へ供給させるための連通孔333が穿孔されている。
このノズル本体33は、内部導電体32の周囲に配置された外部導電体として機能するもので、ノズル本体33の外周部がノズルホルダ34の内周壁と接触し、またフランジ部33Fの上端面がノズルホルダ34の下端縁と接触するようにノズルホルダ34に嵌合されている。なお、ノズル本体33は、図示しないが、例えばプランジャやセットビス等を用いて、ノズルホルダ34に対して着脱自在な固定構造で装着される。
そして、ノズルホルダ34のガス供給孔344と、ノズル本体33の連通孔333とは、ノズル本体33がノズルホルダ34への定位置嵌合された場合に互いに連通状態となるように、各々位置設定されている。なお、ガス供給孔344と連通孔333との突き合わせ部からのガス漏洩を抑止するために、ノズル本体33とノズルホルダ34との間にはガスシールリング37が介在されている。
シール部材35は、内部導電体32を固定的に保持する保持孔351をその中心軸上に備えるテフロン(登録商標)等の耐熱性樹脂材料やセラミック等からなる絶縁性部材からなる筒状体である。
このシール部材35は、その下端縁がノズル本体33の上端縁と当接し、その上端縁がノズルホルダ34の上端係止部345と当接する態様で、ノズルホルダ34の上部に保持されている。すなわち、内部導電体32を支持した状態のシール部材35がノズル本体33の上端縁でその下端縁が押圧されるようにして組み付けられている。
内部導電体32は、良導電性金属で構成された棒状部材であり、第3導波管10ピース13(導波管10)の内部に一端が突出するように設けられている。そして、この第3導波管10ピース13の内部に一端が突出するように設けられた受信アンテナ部320が導波管10内を伝搬するマイクロ波を受信することで、マイクロ波エネルギーが与えられるようになっている。この内部導電体32は、長さ方向略中間部において、シール部材35により保持されている。
これらノズルホルダ34と、ノズル本体33と、第3導波管10ピース13は導通状態(同電位)とされる一方で、内部導電体32は絶縁性のシール部材35で支持され、電気的に絶縁されている。従って、第3導波管10ピース13がアース電位とされた状態で、ノズル本体33には、内部導電体32の対電極が形成される。そして内部導電体32の受信アンテナ部320にマイクロ波が受信されると、内部導電体32にマイクロ波電力が給電され、その下端部322とノズル本体33との間に電界集中部が形成されるようになる。
上記ガス供給手段110は、図10に示すように、プラズマ発生ノズル31にブラズマ化するための処理ガスGを供給するためのものであり、本実施形態では、処理ガス供給源921と、ガス供給管922と、流量制御弁923とを備えている。
処理ガス供給源921は、本実施形態ではガスボンベが採用されている。
また、ガス供給管922は、処理ガス供給源921とプラズマ発生ノズル31との間を接続する配管であり、流量制御弁923は、流量制御可能な自動弁が採用されている。
上記集塵装置120は、図1に示すように、プラズマ発生ノズル31から放出されるプラズマ化されたガスが吹き飛ばした塵埃を収集するための装置であり、プラズマ発生ノズル31のワーク搬送方向の下流側近傍(図1においてX方向後ろ側)に配置されている。そして、ダクト121の内部が図略の排風機により負圧に引かれることにより、吸引口122付近の空気Aが吸引され、これにともなって付近の集塵が収集される構成になっている。
なお、プラズマ発生ノズル31は、図6を参照して後述するように、姿勢調整手段130によって、導波管ごと、プルーム照射方向が、基準照射面Fに対して傾斜させることができるようになっており、集塵装置120は、プラズマ発生ノズル31のワーク搬送方向の下流側近傍において、このプラズマ発生ノズル31の傾斜前方側に配置される構成になっている。その結果、プルーム照射直後に、その照射箇所から生じることがある塵埃を直ちに回収することができるようになっている。
上記姿勢調整手段130は、図1に示すように、プルーム照射方向の傾斜角度を変更可能なプルーム照射角度調整手段と、プラズマ発生ノズル31とワークWとの距離を変更可能なプラズマ距離調整手段とを兼ねた調整手段である。この姿勢調整手段130は、導波管10の左右の端部位置(フランジ部40Fとフランジ部50Fとの位置)に取り付けられている一対の姿勢調整機構140を備えている。
これら一対の姿勢調整機構140は、同一構造を備えているので、ここでは、フランジ部40Fに取り付けられる一方の姿勢調整機構140について図5と図6とを参照して説明し、他方のフランジ部50Fに取り付けられる姿勢調整機構140については説明を省略するものとする。図5と図6は、姿勢調整機構140の構成を説明する図1のI−I線断面図であり、図5は、プラズマ発生ノズル31の指向角度がワークWの法線nと一致する方向になった状態を、また、図6は、プラズマ発生ノズル31の指向角度が、ワークWの法線nから角度θだけ前方向に傾斜した状態をそれぞれ示している。
図5と、図6とに示すように、姿勢調整機構140は、姿勢調整板141と、支持フレーム142とから構成されている。
ここで、一方の姿勢調整板141は、第3導波管10ピース13のフランジ部13Fと接合されるスライディングショート40のフランジ部40Fの上端縁にその下端部が固定された部材であり、前後方向に配列された上下方向に長い3つの長孔143F,143C,143Bを有している。
そして、これら姿勢調整板141に備えられている長孔のうち、中央側の長孔143Cは、単純に上下方向に長い長孔であり、これに対し、前方側の長孔143Fは、その上端と下端とに中央側の長孔143Cの方向に向けて幅員が拡張された拡張部F1,F2を有している。同様に、後方側の長孔143Bは、その上端と下端とに中央側の長孔143Cの方向に向けて幅員が拡張された拡張部B1,B2を有している。
支持フレーム142は、ワーク処理装置Sの本体に固定されたフレーム部材であり、姿勢調整板141の3つの長孔143F,143C,143Bに対応させて係合ピン144F,144C,144Bを備えている。
そして、姿勢調整板141の3つの長孔143F,143C,143Bに対して、支持フレーム142の各々係合ピン144F,144C,144Bが挿通されて図略のナットで相互に固定されることで、導波管10が姿勢調整板141を介して支持フレーム142に固定されている。
従って、姿勢調整板141の3つの長孔143F,143C,143Bと、係合ピン144F,144C,144Bとの係合位置を調整することで、姿勢調整板141を矢印Vの上下方向に移動させて位置調整できると共に、矢印R1,R2の回転方向に移動させて位置調整を行うことができるようになっている。
このように、姿勢調整機構140は、プラズマ発生ノズル31が設けられた導波管10の長手方向中心軸の周りに導波管10を回動させることにより、断面矩形の導波管10のワークWに対する対向面が水平面に対して傾斜させることが可能となっている。その結果、プルーム照射角度調整手段としてプルームPの方向を図6のように、基準照射面Fに対して傾斜させることができるようになっている。
そして、この場合、前述のように、集塵装置120が、プラズマ発生ノズル31のワーク搬送方向の下流側近傍において、プラズマ発生ノズル31の傾斜前方側に配置されているので、プラズマ発生ノズルの傾斜前方側に指向性をもって吹き出されるプラズマ化されたガスにより、プルーム照射箇所から生じることがある塵埃を直ちに効率良く集塵することができる構成になっている。
また、この姿勢調整機構140は、プラズマ発生ノズル31が設けられた導波管10を変位させることにより、プラズマ距離調整手段としてプラズマ発生ノズル31とワークWとの距離d1を変更させることができるようになっているので、より多様にプラズマ化されたガスの到達範囲と吹き付け強度とを変更することができる構成になっている。
次に、図7〜図9を参照して、プラズマ発生ユニットPUの付帯設備であるスライディングショート40と、サーキュレータ50と、ダミーロード60と、スタブチューナ70とについて説明する。図7は、スライディングショート40の内部構造を示す透視斜視図であり、図8は、サーキュレータ50の作用を説明するためのプラズマ発生ユニットPUの上面図である。そして、図9は、スタブチューナ70の設置状況を示す透視側面図である。
上記スライディングショート40は、図7に示すように、第3導波管10ピース13の内部にマイクロ波の定在波パターンを形成して、各々のプラズマ発生ノズル31に備えられている内部導電体32と、導波管10の内部を伝搬されるマイクロ波との結合状態を最適化するためのものである。
このスライディングショート40は、第3導波管10ピース13の右側端部に連結され、マイクロ波の反射位置を変化させて定在波パターンを調整することができるように構成されている。すなわち、このスライディングショート40は、導波管10と同様な断面矩形の筐体部41と、この筐体部41に収納された円柱状の反射ブロック42と、筐体部41内を左右方向に摺動する矩形ブロック43と、この矩形ブロック43に組み付けられた移動機構44と、シャフト45と、このシャフト45を介して反射ブロック42に直結されている調整ノブ46とを備えている。
筐体部41は、導波管10と同じ材料で構成された断面矩形の筐体構造であり、中空空間410を有する。
反射ブロック42は、マイクロ波の反射面となる先端面421が第3導波管10ピース13の導波空間130に対向するよう左右方向に延在する円柱体である。
矩形ブロック43は、反射ブロック42の基端部に一体的に取り付けられた矩形の部材であり、筐体部41内を左右方向に摺動する。
移動機構44は、反射ブロック42およびこれと一体化された矩形ブロック43を左右方向に推進若しくは後退させる機構であり、かかる反射ブロック42の移動による先端面421の位置調整によって、定在波パターンが最適化される。
シャフト45は、移動機構44に螺合するねじ構造で構成され、このシャフト45が回転することによりこのシャフト45に螺合する移動機構44が、左右方向に推進若しくは後退されるようになっている。
調整ノブ46は、シャフト45の端部に固定された円盤状の部材であり、この調整ノブ46を回転させることで反射ブロック42が中空空間410内において矩形ブロック43にてガイドされつつ左右方向に移動可能とされている。
上記サーキュレータ50は、図8に示すように、プラズマ発生部30へ向けて伝搬されたマイクロ波のうちプラズマ発生部30で電力消費されずに戻って来る反射マイクロ波を、マイクロ波発生装置20に戻さずにダミーロード60へ向かわせることにより、反射マイクロ波によってマイクロ波発生装置20が過熱状態となることを防止するものであり、フェライト柱を内蔵する導波管10型の3ポートサーキュレータで構成されている。すなわち、サーキュレータ50の第1ポート51には第1導波管10ピース11が、第2ポート52には第2導波管10ピース12が、さらに第3ポート53にはダミーロード60がそれぞれ接続されており、マイクロ波発生装置20のマイクロ波送信アンテナ22から発生されたマイクロ波は、矢印aで示すように第1ポート51から第2ポート52を経由して第2導波管10ピース12へ向かう。また、第2導波管10ピース12側から入射する反射マイクロ波は、矢印bで示すように、第2ポート52から第3ポートへ向かうよう偏向され、ダミーロード60へ入射される。
上記ダミーロード60は、ダミーロード60へ入射される反射マイクロ波を吸収して熱に変換する電波吸収体である。このダミーロード60には、図6に示すように、冷却水を内部に流通させるための冷却水流通口61が設けられており、反射マイクロ波を熱に変換することにより発生した熱がこの冷却水により冷却されるようになっている。
上記スタブチューナ70は、図9に示すように、導波管10とプラズマ発生ノズル31とのインピーダンス整合を図るためのものであり、第2導波管10ピース12の上面板12Uに所定間隔を置いて直列配置された同一構造の3つのスタブチューナユニット70A〜70Cを備えている。
そして、それぞれのスタブチューナユニット70A〜70Cは、第2導波管10ピース12の導波空間120に突出するスタブ71と、該スタブ71に直結された操作棒72と、スタブ71を上下方向に出没動作させるための移動機構73と、これら機構を保持する外套74とから構成されている。
ここで、スタブ71は、その導波空間120への突出長が各操作棒72により独立して調整可能とされている。これらスタブ71の突出長は、例えばマイクロ波電力パワーをモニターしつつ、内部導電体32による消費電力が最大となるポイント(反射マイクロ波が最小になるポイント)を探索することで決定される。なお、このようなインピーダンス整合は、必要に応じてスライディングショート40と連動させて実行される。
次に、図10を参照して、本実施形態に係るワーク処理装置Sの電気的構成と本発明に係るワーク処理装置Sの作用について説明する。図10は、ワーク処理装置Sの制御系90を示すブロック図である。
図10に示すように、本発明の実施形態に係るワーク処理装置Sの制御系90は、CPU(中央演算処理装置)等からなり、機能的にマイクロ波出力制御部91、ガス流量制御部92、モータ制御部93、全体制御部94が備えられている。さらに、全体制御部94に対して所定の操作信号を与える操作部95が備えられている。
ここで、マイクロ波出力制御部91は、マイクロ波発生装置20から出力されるマイクロ波のON−OFF制御、出力強度制御を行うもので、所定のパルス信号を生成してマイクロ波発生装置20によるマイクロ波発生の動作制御を行う。
また、ガス流量制御部92は、各プラズマ発生ノズル31へ供給する処理ガスの流量制御を行うものである。具体的には、ガスボンベ等の処理ガス供給源921とプラズマ発生ノズル31との間を接続するガス供給管922に設けられた流量制御弁923の開閉制御乃至は開度調整を行う。
さらに、モータ制御部93は、搬送ローラ80を回転駆動させる駆動モータ931の動作制御を行うもので、ワークWの搬送開始及び停止、搬送速度の制御等を行うものである。
そして、全体制御部94は、ワーク処理装置Sの全体的な動作制御を司るもので、操作部95から与えられる操作信号に応じて、マイクロ波出力制御部91、ガス流量制御部92及びモータ制御部93を、所定のシーケンスに基づいて動作制御する。すなわち、予め与えられた制御プログラムに基づいて、ワークWの搬送を開始させてワークWをプラズマ発生部30へ導き、所定流量の処理ガスを各プラズマ発生ノズル31へ供給させつつマイクロ波電力を与えてプラズマ(プルームP)を発生させ、ワークWを搬送しながらその表面にプルームPを放射させる。これにより、複数のワークWを連続的に処理することができる。
このようにして、本実施形態では、図3と図4とに示すように、ガス供給孔344から処理ガスGとして酸素ガスや空気のような酸素系の処理ガスGがプラズマ発生ノズル31へ供給される。そしてマイクロ波電力により処理ガスGが励起されて内部導電体32の下端部付近においてプラズマ(電離気体)が発生する。このプラズマは、電子温度が数万度であるものの、ガス温度は外界温度に近い反応性プラズマ(中性分子が示すガス温度に比較して、電子が示す電子温度が極めて高い状態のプラズマ)であって、常圧下で発生するプラズマである。
また、プラズマ化された処理ガスGは、ガス供給孔344から与えられるガス流によりプルームPとしてノズル本体33の下端縁から放射される。このプルームPにはラジカルが含まれ、処理ガスGとして酸素ガスや空気のような酸素系の処理ガスGが使用されているので、酸素ラジカルが生成されることとなり、有機物の分解・除去作用、レジスト除去作用等を有するプルームPとすることができる。本実施形態に係るプラズマ発生ユニットPUでは、プラズマ発生ノズル31が複数個配列されていることから、左右方向に延びるライン状のプルームPを発生させることが可能となる。
以上説明したワーク処理装置Sによれば、マイクロ波発生装置20(マイクロ波発生手段)と導波管10とを備えたワーク処理装置Sにおいて、プルーム照射による分解残渣などの塵埃が被処理面に残らないようにすることができる。
特に、このワーク処理装置Sによれば、たとえ、プラズマ発生ノズル31から放出されるプラズマ化されたガスにより塵埃を発生させた場合でも、このプラズマ化されたガスにより吹き飛ばされた塵埃を収集する集塵装置120をさらに備えているので、長期にわたってワークW周辺を清浄に維持することができる。その結果、プルーム照射による分解残渣などの塵埃が被処理面に残らないようにすることができる。
また、プルーム照射による分解残渣などの塵埃を吹き飛ばすための送風機をワークWの周辺に設ける必要がない結果、簡素な構成で安価に集塵のための設備を備えたワーク処理装置Sを実現することができる。
さらに、プラズマ発生ノズル31からワークWに対して放出されるプラズマ化されたガスの方向が、ワークWが配置され、プルームPが照射される基準となる基準照射面Fに対して傾斜するように構成されているので、プルームPを被照射面に対して垂直に照射した場合には四方八方に飛散させてしまうような塵埃を一定の方向に集めることができるようになる。
さらに、この構成によれば、プラズマ化されたガスの方向が、ワークWが配置され、プルームPが照射される基準となる基準照射面Fに対して傾斜するように構成されているので、プラズマ化されたガスは、プラズマ発生ノズル31の傾斜前方側に指向性をもって吹き出される。また、このプラズマ発生ノズル31の傾斜前方側には、集塵装置120が配置されているので、この集塵装置120で吹き飛ばされた塵埃を集塵することができる結果、プルームPを被照射面に対して垂直に照射した場合には四方八方に飛散させてしまうような塵埃を一定の方向に集めて効率良く集塵することができるようになる。
また、断面矩形の導波管10のワークWに対する対向面が水平面に対して傾斜するように設けられることにより、プラズマ化されたガスの方向が、プルームPが照射される基準となる基準照射面Fに対して傾斜するように構成されるので、塵埃を一定の方向に集めるために導波管10を傾斜させた場合に、プラズマ発生ノズル31が設けられる導波管10の撓みを抑制することができる。
図11は、導波管10の重力による撓みと、水平面Hに対するプルームPの照射位置の狂いを示す概念図である。マルチノズルタイプのように、ノズルの個数が多く、導波管10が長くなるような図11に示すような場合でも、このワーク処理装置Sによれば、導波管10が撓んでノズルごとのプルームPの照射位置に狂いが生じるというようなことが少なくなり、ワークWに対してより高い精度で均一に照射することができるようになる。
また、姿勢調整手段130がプルーム照射角度調整手段として、被照射面に対するプルーム照射方向の傾斜角度を変更することができるので、照射範囲と照射強度だけでなくプラズマ化されたガスの到達範囲と吹き付け強度も変更することができる結果、さまざまなワークWに対応可能な汎用性の高いワーク処理装置Sにすることができる。
また、姿勢調整手段130が、プルーム照射角度調整手段として、導波管10を回動させて被照射面に対するプルーム照射方向の傾斜角度を変更するので、個々のプラズマの出力特性は変化させずに、プラズマ化されたガスの到達範囲と吹き付け強度とを容易に変更することができるようになる。
そして、姿勢調整手段130が、プラズマ距離調整手段として、プラズマ発生ノズル31とワークWとの距離d1を変更するので、より多様にプラズマ化されたガスの到達範囲と吹き付け強度とを変更することができる結果、さまざまなワークWに対応可能な、より汎用性の高いワーク処理装置Sにすることができる。
また、プラズマ距離調整手段が、プラズマ距離調整手段として、プラズマ発生ノズル31が設けられた導波管10を変位させることにより、前記プラズマ発生ノズル31とワークWとの距離d1を変更するので、個々のプラズマの出力特性は変化させずに、一度に多くのプラズマ発生ノズルとワークとの距離を容易に変更することができるようになる。
また、ワーク処理装置Sが、プラズマ発生ノズル31の配置部を経由して、ワークWを搬送するワーク搬送手段Cを備え、集塵装置120が、プラズマ発生ノズル31のワーク搬送方向の下流側近傍に配置されているので、プルーム照射直後に、その照射箇所から生じることがある塵埃を直ちに回収することができる。その結果、一旦、プルーム照射により処理したワークを塵埃で汚すことがないので、ワークWの処理品質が向上する。
以上、本発明の一実施形態に係るワーク処理装置Sについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば下記の実施形態を取ることができる。
(1)例えば、上記実施形態では、本発明の実施形態に係るワーク処理装置Sは、半導体基板のような平型基板や電子部品が実装された回路基板、あるいはプラズマディスプレイパネルなどの平板状のワークWに対してプラズマを照射するように構成されているが、必ずしもこのようなワークWに対してプラズマを照射するものである必要はなく、特定のガスの化学反応に寄与するようなものでもよいなど、種々の設計変更が可能である。
(2)それ故、ワークWを所定のルートで搬送するワーク搬送手段Cなどは必ずしも必須ではない。
(3)また、導波管10も、必ずしも図示のようにマイクロ波発生装置20が搭載される第1導波管10ピース11と、スタブチューナ70が組み付けられる第2導波管10ピース12と、プラズマ発生部30が設けられている第3導波管10ピース13とに分離される必要はなく、共通の導波管10が用いられたりすることも可能であるなど、種々の設計変更が可能である。
(4)また、導波管10は、必ずしもアルミニウムから断面矩形の長尺管である必要はなく、その他の非磁性体金属からなる円管なども採用可能であるなど種々の設計変更が可能である。
(5)上記マイクロ波発生装置20は、周波数2.45GHz、出力エネルギー1W〜3kWのマイクロ波を出力できる連続可変型のマイクロ波発生源に限定されない。その他のマイクロ波発生源も採用可能である。
(6)ガス供給手段110は、ガスボンベからなる処理ガス供給源921と、ガス供給管922と、流量制御弁923とを備えたものに限定されない。プラズマ発生ノズル31にブラズマ化するための処理ガスGを供給することができるものであれば、外気を取り入れてプラズマ発生ノズル31に供給するようなものも採用可能であるなど、種々の設計変更が可能である。
(7)集塵装置120は、ダクト121のような一つの角型のダクトを備えたものに限定されない。プラズマ発生ノズル31から放出されるプラズマ化されたガスが吹き飛ばした塵埃を収集することができるものであれば、例えば多数の円筒型配管のダクトを備えた集塵装置でも良いなど、種々の設計変更が可能である。
(8)また、姿勢調整手段130は、本実施形態ではプルーム照射角度調整手段と、プラズマ距離調整手段とを兼ねた構成になっているが、必ずしもプルーム照射角度調整手段と、プラズマ距離調整手段とは、1つの機構で実現される必要はない。それぞれ別の異なる機構で構成されても良いなど、種々の設計変更が可能である。
(9)上記実施形態では、プルーム照射角度調整手段として導波管10を傾斜させる姿勢調整機構140を例示したが、これに代えてプラズマ発生ノズル31を首振り移動させることで、プルーム照射角度調整手段を実現しても良い。図12は、首振り式のプラズマ発生ノズル310の一例を示す側面図であり、図12(a)は、ノズル本体330が垂直な垂下状態とされ、ノズル先端部360の指向角度がワークWの法線n方向とされている状態を示している。一方、図12(b)は、ノズル本体330が回動され、ノズル先端部360の指向角度がワークWの法線nに対して角度θだけ傾斜した状態を示している。また、図13は、首振り式のプラズマ発生ノズル310の断面図を示している。
図12と図13とに示すように、このプラズマ発生ノズル310は、導波管10に固定的に取り付けられたノズルホルダ340に椀型を呈するノズル本体330が回動可能に保持され、これによりノズル先端部360の指向角度が調整可能とされている。
ノズルホルダ340は下端側に開口部3401を有する金属筒体からなり、開口部3401に向けて内径が縮径されている。なお、ノズルホルダ340の上端側は、導波管10の第3導波管10ピース13に固定的に取り付けられ、側胴部には処理ガスGの供給孔3402(図13)が設けられている。ノズル本体330は半球体状の金属部材であって、ノズルホルダ340と電気的接触を常時保ちつつその下端側において回動可能に保持されている。中心導電体32’(図13)は、上側片3211と下側片3212とが回転ジョイント部3213で接続されてなる。上側片3211は絶縁性のシール部材350で保持され、下側片3212はノズル本体330に嵌め込まれた絶縁性の保持リング3301で保持されている。従って、ノズル本体330を首振り移動させると、下側片3212が回転ジョイント部3213を支点として回転し、首振り移動に追従するようになる。なお、保持リング3301には処理ガスGの流通孔3302が設けられている。このような首振り式のプラズマ発生ノズル310によっても、その指向角度を調整することができる。
(10)また、本実施形態では、酸素ガスや空気のような酸素系の処理ガスがプラズマ発生ノズル31へ供給されるが、処理ガスGは、酸素ガスや空気のような酸素系のガスに限定されない。処理ガスとしてアルゴンガスのような不活性ガスや窒素ガスを用いれば、各種基板の表面クリーニングや表面改質を行うことができる。また、フッ素を含有する化合物ガスを用いれば基板表面を撥水性表面に改質することができ、親水基を含む化合物ガスを用いることで基板表面を親水性表面に改質することができる。さらに、金属元素を含む化合物ガスを用いれば、基板上に金属薄膜層を形成することができる。
(11)また、スライディングショート40、サーキュレータ50、ダミーロード60、スタブチューナ70は、必ずしも必須ではなく、できるだけ簡略化された装置にするために、省略することも可能である。
本発明に係るワーク処理装置によれば、プラズマ発生ノズルから処理対象とされるワークにプラズマ化されたガスであるプルームを照射して所定の処理を施与するワーク処理装置において、プルーム照射による分解残渣などの塵埃を吹き飛ばすための送風設備をワークの周辺に設ける必要がない簡素で安価な集塵設備を備えたワーク処理装置を実現することができる。
本発明の実施形態に係るプラズマ発生装置Sの全体構成を示す斜視図である。 プラズマ発生装置Sの全体構成を示す断面図である。 プラズマ発生部30のプラズマ発生ノズル31の構成を示す側面図である。 プラズマ発生部30のプラズマ発生ノズル31の構成を示す断面図である。 姿勢調整機構140の構成を説明する図1のI−I線断面図であり、プラズマ発生ノズル31の指向角度がワークWの法線nと一致する方向になった状態を示している。 姿勢調整機構140の構成を説明する図1のI−I線断面図であり、プラズマ発生ノズル31の指向角度が、ワークWの法線nから角度θだけ前方向に傾斜した状態を示している。 スライディングショート40の内部構造を示す透視斜視図である。 サーキュレータ50の作用を説明するためのプラズマ発生ユニットPUの上面図である。 スタブチューナ70の設置状況を示す透視側面図である。 ワーク処理装置Sの制御系90を示すブロック図である。 導波管10の重力による撓みと、水平面Hに対するプルームPの照射位置の狂いを示す概念図である。 首振り式のプラズマ発生ノズル310の一例を示す側面図であり、図12(a)は、ノズル本体330が垂直な垂下状態とされ、ノズル先端部360の指向角度がワークWの法線n方向とされている状態を示している。一方、図12(b)は、ノズル本体330が回動され、ノズル先端部360の指向角度がワークWの法線nに対して角度θだけ傾斜した状態を示している。 首振り式のプラズマ発生ノズル310の断面図を示している。
符号の説明
F 基準照射面
S ワーク処理装置
P プルーム
W ワーク
10 導波管
20 マイクロ波発生装置(マイクロ波発生手段)
31 プラズマ発生ノズル
110 ガス供給手段
120 集塵装置
130 姿勢調整手段(プルーム照射角度調整手段、プラズマ距離調整手段)

Claims (9)

  1. マイクロ波のエネルギーに基づいてガスをプラズマ化して放出するプラズマ発生ノズルと、このプラズマ発生ノズルにブラズマ化するための処理ガスを供給するガス供給手段とを備え、このプラズマ発生ノズルから処理対象とされるワークにプラズマ化されたガスであるプルームを照射して所定の処理を施与するワーク処理装置であって、
    前記プラズマ発生ノズルから放出されるプラズマ化されたガスにより吹き飛ばされた塵埃を収集する集塵装置をさらに備えていることを特徴とするワーク処理装置。
  2. マイクロ波を発生するマイクロ波発生手段と、前記マイクロ波を伝搬する導波管とを備え、
    前記プラズマ発生ノズルは、前記導波管に設けられ、前記マイクロ波を受信しそのマイクロ波のエネルギーに基づいて処理ガスをプラズマ化するものであることを特徴とする請求項1に記載のワーク処理装置。
  3. 前記プラズマ発生ノズルからワークに対して放出されるプラズマ化されたガスの方向が、ワークが配置され、プルームが照射される基準となる基準照射面に対して傾斜するように構成され、
    前記集塵装置は、前記プラズマ発生ノズルの傾斜前方側に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワーク処理装置。
  4. 前記導波管は、断面概ね矩形に形成され、
    この断面矩形の導波管のワークに対する対向面が水平面に対して傾斜するように設けられることにより、プラズマ化されたガスの方向が、プルームが照射される基準となる基準照射面に対して傾斜するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載のワーク処理装置。
  5. 前記被照射面に対するプルーム照射方向の傾斜角度を変更可能なプルーム照射角度調整手段を備えたことを特徴とする請求項3または4に記載のワーク処理装置。
  6. 前記プルーム照射角度調整手段は、プラズマ発生ノズルが設けられた導波管の長手方向中心軸の周りに導波管を回動させることにより、前記被照射面に対するプルーム照射方向の傾斜角度を変更可能に構成されていることを特徴とする請求項5に記載のワーク処理装置。
  7. 前記プラズマ発生ノズルとワークとの距離を変更可能なプラズマ距離調整手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし6に記載のワーク処理装置。
  8. 前記プラズマ距離調整手段は、プラズマ発生ノズルが設けられた導波管を変位させることにより、前記プラズマ発生ノズルとワークとの距離を変更可能に構成されていることを特徴とする請求項7に記載のワーク処理装置。
  9. プラズマ発生ノズルの配置部を経由して、ワークを搬送するワーク搬送手段を備え、
    前記集塵装置は、前記プラズマ発生ノズルのワーク搬送方向の下流側近傍に配置されていることを特徴とする請求項1ないし8に記載のワーク処理装置。
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