JP2007225918A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 加圧ローラが損傷させられる恐れが小さい定着装置を提供すること。
【解決手段】 この定着装置(定着部)70は、加熱ローラ71の周面と加圧ローラ72の周面とが互いに当接する当接部へ用紙Pを案内する案内部材73と、一方の端部が加圧ローラ72の回転の中心軸を回転の中心軸にして回動可能に支持され且つ他方の端部が案内部材73の加圧ローラ72側の端部に固定されたアーム部材74と、を備える。この定着装置70によれば、用紙Pが撓んで案内部材73が押し下げられても、アーム部材74により案内部材73と加圧ローラ72との間の距離が一定に維持される。この結果、案内部材73が押し下げられたとき、同案内部材73の端部が加圧ローラ72の周面と接触することを回避することができる。更に、加圧ローラ72と案内部材73との間の絶縁状態が破壊されることを防止することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、トナーが転写されたシート状の記録媒体を2つのローラの間に導入することにより同トナーを同記録媒体に定着させる定着装置に関する。また、本発明は、トナーをシート状の記録媒体上に転写するとともにトナーが転写された記録媒体を2つのローラの間に導入することにより同トナーを同記録媒体に定着させて同記録媒体上に同トナーによる画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、トナーが転写された紙等のシート状の記録媒体を加熱及び加圧することにより同トナーを同記録媒体に定着させる定着装置が知られている。このような定着装置の一つは、加熱用ローラ及び同加熱用ローラを押圧する加圧用ローラを備えている(例えば、特許文献1を参照。)。この定着装置は、加熱用ローラ及び加圧用ローラの2つのローラが互いに当接する部分(当接部)に記録媒体を挿入することにより同記録媒体を加熱及び加圧する。更に、この定着装置は、上記当接部に記録媒体をスムーズに導入するために同記録媒体を案内する案内部材を備えている。
ところで、記録媒体の厚さが厚いとき、案内された記録媒体の先端が2つのローラの間にスムーズに入っていかない場合がある。このような場合、同記録媒体の先端の進行が停止する。従って、同記録媒体の後方の一部がトナーを同記録媒体に転写する転写装置内に位置している場合、同転写装置が同記録媒体を搬送しようとしても、同記録媒体が同転写装置内にて予定された通りに移動しないので、同記録媒体上の実際の転写位置が予定された位置からずれてしまうという問題があった。
そこで、上記従来の定着装置においては、案内部材は、上方(記録媒体と接する面側)から押されたとき、ローラから遠い側の端部を回転の中心軸にして回転することによりローラと近い側の端部が下方に移動するように、ローラから遠い側の端部が回動可能に支持されるとともに、案内部材の下面がコイルバネにより支持されている。このような構成によれば、記録媒体の先端の進行が停止した(記録媒体がつかえた)場合であっても、記録媒体が案内部材を押し下げながら撓むので、転写装置内における記録媒体の進行が阻害されることを防止することができる。この結果、記録媒体を同転写装置内にて予定された通りに移動させることができ、実際の転写位置が予定された位置からずれることを防止することができる。
特開2002−278329号公報
しかしながら、上記従来の定着装置によれば、案内部材が下方に押し下げられるほど、案内部材のローラと近い側の端部と、下方に位置するローラの周面と、の間の距離は小さくなる。従って、記録媒体が大きく撓むことにより案内部材が大きく押し下げられた場合、同案内部材の端部が同ローラの周面と接触することにより、同ローラや同案内部材を損傷させてしまう恐れがあった。また、転写されたトナーによる未定着の画像が静電力により乱されることを防止するために、ローラや案内部材を接地したり、バイアスを印加したりすることによりローラの電位と案内部材の電位とを異なる電位にする場合がある。この場合、ローラと案内部材との間の絶縁状態が破壊されてしまう恐れがあった。
本発明は上述した課題に対処するためになされたものであって、その目的の一つは、損傷させられる恐れが小さい定着装置を提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明に係る定着装置は、回転の中心軸が平行であるとともに周面が互いに当接する2つのローラを備え、同2つのローラが互いに当接する当接部へトナーが転写されたシート状の記録媒体を導入することにより同トナーを同記録媒体に定着させる装置である。
本発明に係る定着装置は、
前記記録媒体と接する接触面を有するとともに、同接触面により前記当接部へ同記録媒体を案内する案内部材と、
前記接触面が前記記録媒体と接している状態における同記録媒体から同接触面へ向かう向きである押付方向に前記案内部材を移動可能とする変位機構と、
前記案内部材が前記押付方向に移動するにつれて、同案内部材と、前記2つのローラの一方であって前記当接部よりも同押付方向側に回転の中心軸を有する近接ローラと、の間の距離である案内部材ローラ間距離が長くなるように、又は、同案内部材が同押付方向に移動する際の同案内部材ローラ間距離が一定となるように、前記変位機構による同案内部材の移動に伴う同案内部材ローラ間距離の変化を規制する規制機構と、
を備える。
これによれば、記録媒体が撓むことにより案内部材が押動されても、案内部材ローラ間距離は、案内部材が押動されていないときより短くならない。従って、案内部材が押動されたとき、同案内部材の端部が近接ローラの周面と接触することを回避することができる。この結果、損傷させられる恐れが小さい定着装置を提供することができる。
また、近接ローラや案内部材を接地したり、バイアスを印加したりすることにより近接ローラの電位と案内部材の電位とが異なっている場合において案内部材が押動されたとき、案内部材ローラ間距離が短くなることによって近接ローラと案内部材との間の絶縁状態が破壊されることを防止することができる。この結果、同絶縁状態が破壊される恐れが小さい定着装置を提供することができる。
この場合、前記規制機構は、一方の端部が前記近接ローラの回転の中心軸と平行な直線を回転の中心軸にして回動可能に支持されるとともに、他方の端部が前記案内部材に係合されたアーム部材を備えることが好適である。
これによれば、記録媒体により案内部材が押動されると、アーム部材は回転する。このとき、回動可能に支持されたアーム部材の一方の端部と、案内部材に係合された(相対回転可能又は相対回転不能に接続された)同アーム部材の他方の端部と、の間の距離は一定に維持される。従って、上記構成によれば、アーム部材を備えるだけで、上記規制機構を簡単に提供することができる。
この場合、前記アーム部材は、前記案内部材の前記近接ローラ側の端部である近接ローラ側端部と同近接ローラの回転の中心軸とを通る直線上の位置であって同近接ローラの回転の中心軸から同近接ローラ側端部と遠ざかる側の位置に同アーム部材の回転の中心軸が配置されることが好適である。
上記構成のように、アーム部材の回転の中心軸を配置すれば、案内部材の近接ローラ側端部と、近接ローラの周面と、の間の距離(案内部材ローラ間距離)は、案内部材が押動されることにより短くならない。即ち、上記構成によれば、上記規制機構を提供することができる。
また、前記アーム部材は、回転の中心軸が前記近接ローラの回転の中心軸と同軸となるように配置されることが好適である。
これによれば、案内部材の近接ローラ側端部と、近接ローラの周面と、の間の距離(案内部材ローラ間距離)は、案内部材が押動されても一定に維持される。即ち、上記構成によれば、上記規制機構を提供することができる。また、上記構成によれば、近接ローラの回転の中心軸以外にアーム部材の回転の中心軸を設ける必要がないので上記規制機構の構成を簡単な構成にすることができる。
この場合、前記アーム部材は、前記案内部材の接触面と同アーム部材とがなす角度が変更可能に同案内部材に係合されていることが好適である。
上述したように、記録媒体により案内部材が押動されると、アーム部材が回転する。従って、案内部材の接触面とアーム部材とがなす角度が変化しないと、アーム部材の回転に伴って記録媒体に対して接触面がなす角度が増加して記録媒体が案内部材の角部(接触面の端部)を強く押圧する。これにより、記録媒体の案内部材側の面(裏面)が損傷する。従って、裏面にも印刷する場合(両面印刷を行う場合)、裏面に形成される画像の質が悪化してしまう恐れがある。
これに対し、上記構成によれば、アーム部材が回転しても記録媒体が案内部材の角部を強く押圧しないように、アーム部材の回転に伴って案内部材の接触面とアーム部材とがなす角度を変更することができる。この結果、裏面が損傷することを防止することができ、裏面に形成される画像の質が悪化することを防止することができる。
また、案内部材が接地されたり、案内部材にバイアスが印加されたりしている場合、案内部材の角部の近傍において電界の大きさが比較的大きくなる。従って、このような場合、案内部材の角部が記録媒体と当接すると、記録媒体上に転写されたトナーによる未定着の画像が同端部の近傍における電界により乱される恐れがある。
これに対し、上記構成によれば、アーム部材が回転しても案内部材の角部が記録媒体と当接しないように、アーム部材の回転に伴って案内部材の接触面とアーム部材とがなす角度を変更することができる。従って、記録媒体上に転写されたトナーによる未定着の画像が案内部材の角部の近傍における電界により乱されることを抑制することができる。
一方、本発明による定着装置の他の態様において、前記規制機構は、前記近接ローラの回転の中心軸と平行な面であって前記案内部材が前記押付方向に移動する際に同案内部材と摺接する面であるガイド面を備えることが好適である。
これによれば、案内部材が押付方向に移動する(押動される)際に同案内部材がガイド面と摺接する。これにより、案内部材が押動されたときの案内部材ローラ間距離を規制することができる。従って、上記構成によれば、ガイド面を備えるだけで、上記規制機構を簡単に提供することができる。また、上記構成によれば、案内部材の位置に対する案内部材ローラ間距離を自由に設定することができる。
これらの場合、前記案内部材は、導電性材料からなり、同案内部材の電位が前記トナーが有する電荷の極性と異なる極性の電位となるようにバイアスが印加されることが好適である。
これによれば、記録媒体が案内部材と接しているとき、同接している部分の記録媒体上のトナーは案内部材に向けて引き寄せられる。従って、トナーは記録媒体上に転写された位置から移動しにくくなる。この結果、記録媒体上に転写されたトナーによる未定着の画像が乱されることを抑制することができる。
この場合、前記近接ローラは、導電性材料からなり、接地されることが好適である。
近接ローラは、記録媒体との間の摩擦等により帯電しやすい。近接ローラが帯電して近接ローラの電位が変化すると、記録媒体上に転写されたトナーによる未定着の画像が乱される恐れがある。従って、上記構成のように、近接ローラを接地(アース)すれば、近接ローラが帯電することを防止することができるので、記録媒体上に転写されたトナーによる未定着の画像が乱されることを抑制することができる。
また、本発明の目的の他の一つは、記録媒体上にトナーが転写される位置が予定された位置からずれることを防止でき、且つ、損傷させられる恐れが小さい画像形成装置を提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明に係る画像形成装置は、
シート状の記録媒体上にトナーを転写するとともに同記録媒体を搬送する転写部と、
回転の中心軸が平行であるとともに周面が互いに当接する2つのローラを備え且つ同2つのローラが互いに当接する当接部へ前記転写部により搬送される前記記録媒体を導入することにより前記転写されたトナーを同記録媒体に定着させる定着部と、
を含み、前記記録媒体上に前記トナーによる画像を形成する装置である。
更に、前記定着部は、
前記記録媒体と接する接触面を有するとともに、同接触面により前記当接部へ同記録媒体を案内する案内部材と、
前記接触面が前記記録媒体と接している状態における同記録媒体から同接触面へ向かう向きである押付方向に前記案内部材を移動可能とする変位機構と、
前記案内部材が前記押付方向に移動するにつれて、同案内部材と、前記2つのローラのうちの前記当接部よりも同押付方向側に回転の中心軸を有する近接ローラと、の間の距離である案内部材ローラ間距離が長くなるように、又は、同案内部材が同押付方向に移動する際の同案内部材ローラ間距離が一定となるように、前記変位機構による同案内部材の移動に伴う同案内部材ローラ間距離の変化を規制する規制機構と、
を備える。
これによれば、上述したように、記録媒体が撓むことにより案内部材が押動されても、案内部材ローラ間距離は、案内部材が押動されていないときより短くならない。これにより、案内部材の端部が近接ローラの周面と接触することにより損傷させられることを防止することができるとともに、近接ローラと案内部材との間の絶縁状態が破壊されることを防止することができる。
更に、案内された記録媒体の先端が2つのローラの間にスムーズに入っていかない場合であっても、記録媒体が案内部材を押動しながら撓むので、転写部内における記録媒体の搬送が阻害されることを防止することができる。この結果、記録媒体を同転写部内にて予定された通りに移動させることができ、実際の転写位置が予定された位置からずれることを防止することができる。
<第1実施形態>
以下、本発明の各実施形態に係る定着装置について、図面を参照しながら説明する。この定着装置は、図1に概略側断面を示したカラー印刷を行うことが可能なレーザプリンタ(画像形成装置)10に適用される。
レーザプリンタ10は、略直方体状である。レーザプリンタ10は、駆動力を発生するモータと、同駆動力を伝達するギヤと、を含む駆動力伝達機構を支持する図示しないメインフレームを含んでいる。更に、レーザプリンタ10は、このメインフレームを覆うように形成される本体ケーシング20と、給紙部30と、プロセスカートリッジ部40と、スキャナユニット部50と、転写部60と、定着部70と、排紙部80と、制御部90と、を含んでいる。以下、本明細書においては、図1における右側を、レーザプリンタ10の「前面」側と称呼し、図1における左側を、レーザプリンタ10の「背面」側と称呼する。更に、図1における上側を、レーザプリンタ10の「上面」側と称呼し、図1における下側を、レーザプリンタ10の「下面」側と称呼する。
<<本体ケーシング>>
本体ケーシング20の頂部には、背面側の端部近傍の所定の位置(排紙位置)にて排紙用開口部20aが形成されている。本体ケーシング20の頂部には、排紙用開口部20aから排紙されるシート状の記録媒体としての用紙Pを積み重ねた状態にて保持するための凹部20bが形成されている。
<<給紙部>>
給紙部30は、給紙トレイ31と、用紙搬送部32と、を備えている。
給紙トレイ31は、積み重ねられた用紙Pを収容する略直方体状のトレイである。給紙トレイ31は、上部が開放されている。給紙トレイ31は、上記メインフレームの前面側の底部(最も下面側の部分)に脱着可能に装着されている。給紙トレイ31には、用紙押圧板31aと分離パッド31bとが配設されている。
用紙押圧板31aは、給紙トレイ31の底面よりも僅かに面積が小さい平板状の部材である。用紙押圧板31aは、給紙トレイ31内の底面上に配置されている。用紙押圧板31aは、背面側の端部を回転の中心軸にして給紙トレイ31により回動可能に支持されている。用紙押圧板31aは、前面側の端部がコイルバネ31a1によって上方(レーザプリンタ10の上面側)に向けて付勢されている。
分離パッド31bは、平板状の部材である。分離パッド31bの上面は、同上面と用紙Pとの間の摩擦係数が用紙P同士の間の摩擦係数よりも高くなるような材質(本例では、ゴム材料であって、ポリウレタン等であってもよい。)からなる。分離パッド31bは、給紙トレイ31の前面側の端部近傍であって、用紙押圧板31aよりも用紙搬送方向における下流側に配置されている。分離パッド31bは、押圧バネ31cにより上方に付勢されている。
用紙搬送部32は、ピックアップローラ32aと、給紙ローラ32bと、用紙搬送ローラ32cと、レジストローラ32dと、用紙ガイド32eと、を備えている。
ピックアップローラ32aは、上記メインフレームにより回転可能に支持されている。ピックアップローラ32aは、上記駆動力伝達機構により伝達された駆動力によって回転するようになっている。ピックアップローラ32aは、用紙Pが用紙押圧板31a上に配置された状態において用紙Pと所定の圧力をもって接するように用紙押圧板31aの前面側の端部の上方(用紙押圧板31aよりも上面側の位置)に配置されている。
給紙ローラ32bは、上記メインフレームにより回転可能に支持されている。給紙ローラ32bは、上記駆動力伝達機構により伝達された駆動力によって回転するようになっている。給紙ローラ32bは、分離パッド31bと対向するとともに周面が分離パッド31bと所定の圧力をもって接するように配置されている。
用紙搬送ローラ32cは、用紙Pが搬送される方向を調整するための一対のローラである。用紙搬送ローラ32cは、互いに対向するように配置されている。用紙搬送ローラ32cは、分離パッド31bよりも用紙搬送方向における下流側(前面側)にて、上記メインフレーム及び給紙トレイ31により回転可能に支持されている。用紙搬送ローラ32cの一方は、上記駆動力伝達機構により伝達された駆動力によって回転するようになっている。用紙搬送ローラ32cの他方は、同用紙搬送ローラ32cの一方の回転に従動して回転するようになっている。
レジストローラ32dは、用紙搬送ローラ32cと同様の一対のローラである。レジストローラ32dは、用紙搬送ローラ32cよりも用紙搬送方向における下流側にて、上記メインフレームにより回転可能に支持されている。レジストローラ32dは、用紙Pが搬送される方向及び用紙Pが搬送されるタイミングを調整するようになっている。
用紙ガイド32eは、レジストローラ32dにより搬送される用紙Pが画像形成部(プロセスカートリッジ部40、スキャナユニット部50及び転写部60)に向けて搬送されるように、用紙Pを案内(ガイド)する部材である。
以上のような構成により、給紙部30は、1枚の用紙Pを他の用紙Pと分離した状態にて同用紙Pを(用紙Pを1枚ずつ)画像形成部に向けて搬送する。
<<プロセスカートリッジ部>>
プロセスカートリッジ部40は、複数(本例では、4つ)のプロセスカートリッジ40Y,40M,40C及び40Kを備える。各プロセスカートリッジ40Y,40M,40C及び40Kは、上記メインフレームの上部(最も上面側の部分)に脱着可能に装着されている。本例では、プロセスカートリッジ40Y,40M,40C及び40Kは、この順序にてレーザプリンタ10の前面側から背面側に向けて配置されている。
プロセスカートリッジ40Yは、略直方体状である。プロセスカートリッジ40Yは、その内部にトナー(現像剤)を収容するためのトナー収容空間(トナーボックス)41が形成されている。トナー収容空間41には、正帯電性のトナー(本例では、非磁性1成分のトナー)であってイエローの色のトナーが充填されている。
更に、プロセスカートリッジ40Yが上記メインフレームに装着された状態における同プロセスカートリッジ40Yの下端部(下面側の端部)には、後述する感光体ドラム44を後述する転写部60に向けて露出させるためのドラム用開口部が形成されている。また、同状態における同プロセスカートリッジ40Yの背面側の面には、後述するスキャナユニット部50により出力されるレーザビームLBを後述する感光体ドラム44の上方側の周面に照射させるための光路用開口部が形成されている。
プロセスカートリッジ40Yは、供給ローラ42と、現像ローラ43と、感光体ドラム44と、帯電器45と、を備える。プロセスカートリッジ40Yは、その内部にて、供給ローラ42と、現像ローラ43と、感光体ドラム44と、をそれぞれ回転可能に支持している。
供給ローラ42は、同供給ローラ42の軸部が金属材料からなるとともに、同供給ローラ42の周部が導電性の発泡材料からなる。供給ローラ42は、プロセスカートリッジ40Yが上記メインフレームに装着された状態におけるトナー収容空間41の下方(トナー収容空間41よりも下面側の位置)にてトナー収容空間41に臨むように配置されている。プロセスカートリッジ40Yが上記メインフレームに装着された状態(カートリッジ装着状態)において、供給ローラ42は、上記駆動力伝達機構により伝達された駆動力によって図1における反時計方向に回転するようになっている。
現像ローラ43は、同現像ローラ43の軸部が金属材料からなるとともに、同現像ローラ43の周部が導電性のゴム材料からなる。現像ローラ43は、同現像ローラ43の周面が供給ローラ42の周面と所定の圧力をもって接するように供給ローラ42の下方に配置されている。カートリッジ装着状態において、現像ローラ43は、上記駆動力伝達機構により伝達された駆動力によって図1における反時計方向に回転するようになっている。現像ローラ43の軸部は、表面の電位が感光体ドラム44の周面に適切にトナーを付着させるための所定の電位となるように図示しないバイアス用回路に接続されることによりバイアスが印加されるようになっている。
このような構成により、供給ローラ42の回転及び現像ローラ43の回転に伴って、トナーはトナー収容空間41から供給ローラ42の周面上に供給される。更に、供給されたトナーは、供給ローラ42と現像ローラ43との間で正に摩擦帯電させられるとともに、現像ローラ43の周面に供給されることにより同周面上に保持(担持)される。
感光体ドラム44は、円筒状のドラム本体と、同ドラム本体の表面に形成される感光層と、からなる。感光層は、正帯電性の感光体(本例では、ポリカーボネート)からなる。感光体ドラム44は、その周面の一部がドラム用開口部からプロセスカートリッジ40Yの外部に露出するとともに、後述するスキャナユニット部50からのレーザビームLBが光路用開口部を通って同周面に照射されるように図1における下端部(プロセスカートリッジ40Yが上記メインフレームに装着された状態における同プロセスカートリッジ40Yの下端部)に配置されている。更に、感光体ドラム44は、現像ローラ43と当接するように配置されている。カートリッジ装着状態において、感光体ドラム44は、上記駆動力伝達機構により伝達された駆動力によって図1における時計方向に回転するようになっている。
帯電器45は、正帯電用の帯電器(本例では、スコロトロン型の帯電器)である。帯電器45は、図示しないバイアス用回路に接続されることによりバイアスが印加されるようになっている。帯電器45は、現像ローラ43との接触部よりも感光体ドラム44の回転方向(図1における時計方向)における上流側の位置であって感光体ドラム44の周面と対向する位置に配置されている。このような構成により、帯電器45は、バイアスが印加されることにより感光体ドラム44の周面を一様に正に帯電させる。
プロセスカートリッジ40M,40C及び40Kは、それぞれマゼンタ、シアン及びブラックの色のトナーを収容している点を除いてプロセスカートリッジ40Yと同じ構成を有している。
<<スキャナユニット部>>
スキャナユニット部50は、プロセスカートリッジ40Y,40M,40C及び40Kのそれぞれに対応する4つのスキャナユニット50Y,50M,50C及び50Kを備えている。
スキャナユニット50Yは、プロセスカートリッジ40Yと対向するようにプロセスカートリッジ40Yの背面側に配置されている。スキャナユニット50Yは、ポリゴンミラー51と、fθレンズ52と、反射鏡53と、を備えている。
ポリゴンミラー51は、多角柱状(本例では、正六角柱状)であって、その側面がミラーである。ポリゴンミラー51は、ポリゴンモータ51aを備えていて、同ポリゴンモータ51aにより、ポリゴンミラー51の中心軸を回転の中心軸として所定の回転速度にて回転駆動されるようになっている。ポリゴンミラー51の側面には、図示しないレーザ発光部にて画像データに基づいて生成されたイエロー用のレーザビームLBが照射されるようになっている。
fθレンズ52は、上記所定の回転速度(等角速度)にて回転するポリゴンミラー51により反射されたレーザビームLBが、同fθレンズ52を通過することにより所定の距離だけ離れた平面上にて結像するとともに、同平面上にて結像する位置が等速度にて移動するようになっている。
反射鏡53は、fθレンズ52を通過したレーザビームLBを反射することにより同反射されたレーザビームLBが光路用開口部を通って感光体ドラム44に照射されるように配置されている。
スキャナユニット50M,50C及び50Kは、スキャナユニット50Yと同じ構成を有している。各スキャナユニット50M,50C及び50Kは、それぞれに対応するプロセスカートリッジ40M,40C及び40Kの1つの背面側に配置されている。
<<転写部>>
転写部60は、プロセスカートリッジ部40及びスキャナユニット部50の下面側に配置されている。転写部60は、ベルト61と、転写ローラ62と、を含んでいる。
ベルト61は、エラストマーからなる。エラストマーは、本例では、合成ゴムであって、ポリカーボネートやポリイミド等の合成樹脂であってもよい。ベルト61は、シームレスな(無端の)環状のベルトである。ベルト61は、用紙搬送方向において張設された状態にて上方に位置する部分(上方部分)の上面がプロセスカートリッジ40Y,40M,40C及び40Kのそれぞれに備えられた感光体ドラム44に当接するように、ベルト61の内側の面がベルト駆動ローラ61aとベルト支持ローラ61bとにより支持されている。
ベルト駆動ローラ61aは、複数のプロセスカートリッジ40Y,40M,40C及び40Kのうちの最も背面側に位置するプロセスカートリッジ40Kの近傍に配置されている。ベルト駆動ローラ61aは、上記メインフレームにより回転可能に支持されている。ベルト駆動ローラ61aは、上記駆動力伝達機構により伝達された駆動力によって回転するようになっている。
ベルト支持ローラ61bは、複数のプロセスカートリッジ40Y,40M,40C及び40Kのうちの最も前面側に位置するプロセスカートリッジ40Yの近傍に配置されている。ベルト支持ローラ61bは、上記メインフレームにより回転可能に支持されている。ベルト支持ローラ61bは、ベルト駆動ローラ61aの回転によるベルト61の周回移動に従動して回転するようになっている。
転写ローラ62は、4つのプロセスカートリッジ40Y,40M,40C及び40Kのそれぞれに対応する4つのローラである。各転写ローラ62は、同各転写ローラ62の軸部が金属材料からなるとともに、同各転写ローラ62の周部が導電性のゴム材料からなる。各転写ローラ62は、上記メインフレームにより回転可能に支持されている。各転写ローラ62は、上記駆動力伝達機構により伝達された駆動力によって回転するようになっている。転写ローラ62は、プロセスカートリッジ40Y,40M,40C及び40Kに備えられた感光体ドラム44のそれぞれと、ベルト61の上方部分を介して1つずつ当接するように配置されている。
各転写ローラ62の軸部は、表面の電位を、ベルト61上に担持された用紙Pが同転写ローラ62と感光体ドラム44との間に挟まれた状態において各感光体ドラム44の周面上のトナーが用紙Pの表面上に転写される所定の電位とするように、図示しないバイアス用回路に接続されることによりバイアスが印加されるようになっている。
<<定着部>>
定着部70は、用紙搬送方向において転写部60よりも下流側に配置されている。定着部70は、図1、定着部70の上方からの斜視図である図2、定着部70の側面図である図3及び定着部70の下方からの斜視図である図4に示したように、加熱ローラ71と、加圧ローラ72と、案内部材73と、アーム部材74と、クリーニングローラ75と、を備えている。
加熱ローラ71は、中空円筒状である。加熱ローラ71は、金属からなる。加熱ローラ71の周面は、離型処理(本例では、フッ素樹脂によりコーティング)されている。加熱ローラ71は、その内部に図示しないハロゲンランプを収容している。ハロゲンランプは、図示しない電源供給回路に接続されることにより熱を発生するようになっている。加熱ローラ71は、上記メインフレームにより回転可能に支持されている。加熱ローラ71は、上記駆動力伝達機構により伝達された駆動力によって図1における時計方向に回転するようになっている。加熱ローラ71は、図示しない接地用導線を介して接地(アース)されている。
加圧ローラ72は、同加圧ローラ72の軸部が金属材料からなるとともに、同加圧ローラ72の周部が導電性のゴム材料からなる。加圧ローラ72の周面は、離型処理(本例では、フッ素樹脂によりコーティング)されている。加圧ローラ72は、加熱ローラ71に対して所定の圧力をもって押圧されるように加熱ローラ71の下方に配置されている。即ち、加圧ローラ72の周面と、加熱ローラ71の周面と、は互いに当接している。
加圧ローラ72は、同加圧ローラ72の回転の中心軸が加熱ローラ71の回転の中心軸と平行となるように、上記メインフレームにより回転可能に支持されている。加圧ローラ72は、加熱ローラ71の回転に従動して図1における反時計方向に回転するようになっている。加圧ローラ72の軸部は、図示しない接地用導線を介して接地(アース)されている。
案内部材73は、平板状の部材である。案内部材73は、金属からなる。案内部材73の上面は、用紙Pをトナーが転写された面と反対側の裏面側から支持しながら(用紙Pの同裏面と接しながら)加熱ローラ71の周面と、加圧ローラ72の周面と、が互いに当接する当接部(ニップ部)へ同用紙Pを案内するように形成されている。即ち、案内部材73の上面は、用紙P(記録媒体)と接する接触面を構成している。案内部材73の下面は、コイルバネSPにより支持されている。
このような構成により、案内部材73の上面(接触面)が用紙Pと接している状態における同用紙Pから接触面へ向かう向きである押付方向(下方)に案内部材73が押動される(押し下げられる)と、コイルバネSPは圧縮される。このようにして、コイルバネSPは、案内部材73を押付方向に移動可能としている。即ち、コイルバネSPは、変位機構を構成している。
案内部材73は、電位がトナーが有する電荷の極性(即ち、正極性)と異なる負の極性の電位(本例では、−1000V)となるように図示しないバイアス用回路に接続されることによりバイアスが印加されるようになっている。
また、以下、本明細書において、加熱ローラ71及び加圧ローラ72の2つのローラの一方であって上記当接部よりも押付方向側に回転の中心軸を有する加圧ローラ72を近接ローラと称呼する。
アーム部材74は、一対の平板状部材である。アーム部材74は、金属からなる。一対のアーム部材74は、互いに対向するように配置されている。各アーム部材74の基端側の部分(基端部、一方の端部)は、加圧ローラ72の中心軸方向における両端部にて1つずつ同加圧ローラ72の軸部により回動可能に支持されている。アーム部材74と、加圧ローラ72の軸部と、が接する部分には、シート状の絶縁体が介装されている。各アーム部材74の回転の中心軸は、近接ローラ(加圧ローラ72)の回転の中心軸と同軸である。各アーム部材74の先端側の部分(先端部、他方の端部)は、加圧ローラ72の回転の中心軸方向(用紙幅方向)における案内部材73の両端を構成する側面に固定されている。即ち、各アーム部材74の先端部と、案内部材73の近接ローラ側の端部(近接ローラ側端部)と、は相対移動しないように互いに固定されている。
このような構成により、案内部材73が押付方向に移動する際、案内部材73と、近接ローラ(加圧ローラ72)と、の間の距離(案内部材ローラ間距離)が一定に維持される。即ち、アーム部材74は、上記変位機構による案内部材73の移動に伴う案内部材ローラ間距離の変化を規制する規制機構を構成している。
クリーニングローラ75は、本例においては、図4に示したように、4つのローラである。各クリーニングローラ75は、樹脂(本例では、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂)からなる。各クリーニングローラ75の周面には、クリーニングローラ75の中心軸と同軸の螺旋状の溝が複数形成されている。クリーニングローラ75は、加圧ローラ72と所定の圧力をもって接するように、且つ、互いの間隔が用紙幅方向において略等しくなるように、配置されている。各クリーニングローラ75は、上記メインフレーム(に固定された部材)により回転可能に支持されている。各クリーニングローラ75は、加圧ローラ72の回転に従動して図1における時計方向に回転するようになっている。
このような構成のクリーニングローラ75は、加圧ローラ72の周面に付着したトナーを溝に収容しながら掻き取ることにより加圧ローラ72の周面からトナーを除去する。このとき、クリーニングローラ75の周面には、螺旋状の溝が形成されているので、加圧ローラ72の回転を妨げにくい。従って、クリーニングローラ75の中心軸に平行な長手方向の軸線を有する直線状の溝が形成されている場合と比較して、加圧ローラ72を損傷する可能性を低減することができる。
<<排紙部>>
再び図1を参照しながら説明を続けると、排紙部80は、レーザプリンタ10の最も背面側に配置されている。排紙部80は、排紙ガイド81と、排紙ローラ82と、を備えている。
排紙ガイド81は、定着部70により搬送される用紙Pを排紙ローラ82へ向けて案内(ガイド)する部材である。
排紙ローラ82は、用紙Pをレーザプリンタ10の上面へ排出するための一対のローラである。排紙ローラ82は、排紙用開口部20aの近傍にて互いに対向するように配置されている。排紙ローラ82は、上記メインフレームにより回転可能に支持されている。排紙ローラ82の一方は、上記駆動力伝達機構により伝達された駆動力によって回転するようになっている。排紙ローラ82の他方は、同排紙ローラ82の一方の回転に従動して回転するようになっている。
<<制御部>>
制御部90は、上記メインフレームの底部であって給紙部30よりも背面側に配置されている。制御部90は、レーザプリンタ10の各可動部を駆動するために上記メインフレームに備えられた各種のモータ、アクチュエータ及びセンサ等、スキャナユニット部50に備えられたレーザ発光部及びポリゴンモータ51a等、各種のバイアス用回路並びに各種の電源供給回路と電気的に接続されていて、これらに対して所定のタイミングにて指示信号を送出するようになっている。
<作動>
次に、上記のように構成されたレーザプリンタ10の作動について、ユーザがレーザプリンタ10に対して画像データを含む印刷指示信号を送出した時点から説明する。
制御部90が印刷指示信号を受信すると、制御部90は、各プロセスカートリッジ40Y,40M,40C及び40Kの供給ローラ42、現像ローラ43及び感光体ドラム44と、各スキャナユニット50Y,50M,50C及び50Kのポリゴンミラー51と、転写部60のベルト駆動ローラ61aと、定着部70の加熱ローラ71と、排紙部80の排紙ローラ82と、を回転している状態(回転状態)に制御する。
更に、制御部90は、各プロセスカートリッジ40Y,40M,40C及び40Kの帯電器45をバイアスが印加されている状態(バイアス印加状態)に制御する。これにより、感光体ドラム44の周面は、正(正極性)に帯電され始める。そして、所定の時間が経過した後、感光体ドラム44の周面は、正に一様に帯電する。即ち、感光体ドラム44の周面の電位は、正の電位となる。
また、制御部90は、給紙部30の用紙搬送部32の各ローラを回転状態に制御する。これにより、用紙Pは、他の用紙Pと分離した状態にて(1枚ずつ)画像形成部に向けて搬送される。
そして、用紙Pの先端が用紙ガイド32e内の所定の位置に到達すると、制御部90は、各スキャナユニット50Y,50M,50C及び50Kのレーザ発光部を、レーザビームLBを出力し得る状態(発光準備状態)に制御する。
更に、制御部90は、現像ローラ43、転写ローラ62及び定着部70の案内部材73をバイアス印加状態に制御する。加えて、制御部90は、ハロゲンランプを熱を発生する状態(発熱状態)に制御する。これにより、加熱ローラ71の表面が高温状態になる。
その後、制御部90は、各スキャナユニット50Y,50M,50C及び50Kのレーザ発光部により、レーザビームLBにより走査される感光体ドラム44の周面上の位置が現時点の位置から転写処理位置(感光体ドラム44と転写ローラ62とがベルト61を介して当接する位置)に移動するまでの時間と、同走査に対応する画像の一部が転写されるべき用紙P上の転写位置が現時点の位置から転写処理位置に移動するまでの時間と、が一致するタイミングにて、画像データに基づいてレーザビームLBを出力させる。
出力されたレーザビームLBは、回転するポリゴンミラー51の側面により反射された後、fθレンズ52を通過するとともに反射鏡53により反射されて感光体ドラム44の周面上にて結像する。これにより、同周面は、レーザビームLBが結像した位置にて感光する。その結果、同感光した位置にて表面の電位が下降して静電潜像が同周面上に形成される。
そして、感光体ドラム44の周面上に形成された静電潜像が現像ローラ43の周面と当接すると、現像ローラ43の周面上に保持されているトナーは、感光体ドラム44の周面へ向けて移動する。そして、移動したトナーは、感光体ドラム44の周面上であってレーザビームLBにより感光した(露光された)位置のみに付着する。このようにして、各プロセスカートリッジ40Y,40M,40C及び40Kの感光体ドラム44の周面上に形成された静電潜像がトナーにより現像される。
一方、用紙Pがベルト61上に到達すると、用紙Pは、ベルト61により担持されながら搬送される。そして、用紙Pが上記転写処理位置に到達する(感光体ドラム44と、ベルト61を介した転写ローラ62と、の間に挟まれる)と、同転写処理位置にて感光体ドラム44の周面上に付着していたトナーは、用紙P上に移動して同用紙Pに付着する。このようにして、感光体ドラム44の周面上に現像されたトナーによる画像が、用紙P上に転写される。このとき、プロセスカートリッジ40Y,40M,40C及び40Kによりそれぞれの色のトナーによる画像が順次重ねて転写される。
次に、用紙Pが案内部材73に到達すると、用紙Pは、加熱ローラ71の周面と加圧ローラ72の周面とが互いに当接する当接部(ニップ部)へ向けて案内部材73の接触面により案内される。
ところで、トナーは正に帯電し、一方、案内部材73の電位は、負の電位である。従って、用紙Pが案内部材73により支持されている(案内部材73と接している)とき、同支持されている(接している)部分の用紙P上のトナーは案内部材73に向けて引き寄せられる。これにより、トナーは用紙P上に転写された位置から移動しにくくなる。この結果、用紙P上に転写されたトナーによる未定着の画像が乱されることを抑制することができる。
そして、用紙Pが上記当接部に導入されて加熱ローラ71の周面と加圧ローラ72の周面とにより挟まれることによって、用紙P上に転写されたトナーは、加熱されるとともに加圧される。その結果、用紙P上に転写されたトナーは、用紙P上に定着する。
また、上述したように、加熱ローラ71及び加圧ローラ72は、それぞれアースされている。従って、加熱ローラ71及び加圧ローラ72が用紙Pとの間の摩擦等により帯電することを防止することができる。この結果、加熱ローラ71及び加圧ローラ72の帯電によって用紙P上に転写されたトナーによる未定着の画像が乱されること(色ズレの発生)を抑制することができる。
その後、用紙Pが排紙ガイド81により案内されて排紙ローラ82に到達すると、用紙Pは、同排紙ローラ82によりレーザプリンタ10の上面に排出される。
用紙Pの排出が完了すると、制御部90は、回転状態に制御されている各ローラ及びポリゴンミラー51の回転を停止させる。更に、制御部90は、レーザ発光部を、レーザビームLBを出力しない状態(非発光状態)に制御する。また、制御部90は、バイアス印加状態に制御されている帯電器45、現像ローラ43及び転写ローラ62をバイアスが印加されていない状態(バイアス非印加状態)に制御する。加えて、制御部90は、ハロゲンランプを熱を発生しない状態(非熱発生状態)に制御する。
このようにして、レーザプリンタ10は、ユーザにより送出された印刷指示信号が含む画像データにより表される画像を用紙P上に形成する(用紙Pに印刷する)。
次に、用紙Pの厚さが厚いために用紙Pが加熱ローラ71及び加圧ローラ72間の当接部にスムーズに導入されない場合(即ち、用紙Pの先端が当接部の近傍にて進行を停止した場合)における本実施形態による利点を従来の定着装置と対比して説明する。
図11及び図12に示したように、従来の定着装置(定着部)900は、本実施形態に係る定着装置(定着部)70と同様に、加熱ローラ901、加圧ローラ902及び案内部材903を備えている。従来の定着部900において、案内部材903は、案内部材903の端部であって加圧ローラ902(近接ローラ)から遠い側の端部RPがメインフレーム(に固定された部材)により回動可能に支持されている。更に、従来の定着部900は、本実施形態の定着部70が備えるアーム部材74を備えていない。
この従来の定着部900において、上述したように用紙Pが加熱ローラ901及び加圧ローラ902間の当接部にスムーズに導入されない場合、用紙Pの後方の一部が感光体ドラム及びベルトにより搬送され続けるので、用紙Pは、図13に示したように、案内部材903を押し下げながら撓む。
このとき、案内部材903は、近接ローラから遠い側の端部RPを回転の中心軸にして回転する。従って、案内部材903が大きく押し下げられるほど、案内部材903の近接ローラと近い側の端部(近接ローラ側端部)と、近接ローラと、の間の距離(案内部材ローラ間距離)Dは短くなる。
従って、用紙Pが大きく撓むことにより案内部材903が大きく押し下げられた場合、案内部材903の端部が加圧ローラ902の周面と接触することにより、同加圧ローラ902や同案内部材903が損傷されてしまう恐れがあった。また、案内部材ローラ間距離Dが短くなることにより、加圧ローラ902と案内部材903との間の絶縁状態が破壊されてしまう恐れがあった。
一方、本実施形態の場合、図5に示したように、用紙Pが案内部材73を押し下げながら撓むと、アーム部材74が加圧ローラ72の回転の中心軸を回転の中心軸P1にして回転する。更に、上述したように、アーム部材74の先端部と、案内部材73の近接ローラ側端部と、は相対移動しないように互いに固定されている。従って、案内部材73が押し下げられる際、案内部材73の近接ローラ側端部と、近接ローラと、の間の距離(案内部材ローラ間距離)Dは一定に維持される。即ち、案内部材73が大きく押し下げられても、案内部材ローラ間距離Dは短くならない。
従って、案内部材73が押し下げられたとき、同案内部材73の端部が近接ローラの周面と接触することを回避することができる。この結果、案内部材73によって加圧ローラ72が損傷させられる恐れが小さい定着部70を提供することができる。更に、案内部材ローラ間距離Dが短くなることにより、加圧ローラ72(近接ローラ)と案内部材73との間の絶縁状態が破壊されることを防止することができる。
加えて、本実施形態によれば、用紙Pが当接部にスムーズに導入されない場合、用紙Pを撓ませることができるので、転写部60内における用紙Pの搬送が阻害されることを防止することができる。この結果、用紙Pを同転写部60内にて予定された通りに移動させることができ、実際の転写位置が予定された位置からずれることを防止することができる。
以上、説明したように、本発明による定着装置の第1実施形態によれば、用紙Pが撓むことにより案内部材73が押し下げられても、案内部材ローラ間距離Dを一定に維持することができるので、損傷させられる恐れが小さい定着装置を提供することができる。
また、上記第1実施形態によれば、アーム部材74を備えるだけで、案内部材73が押し下げられる際の案内部材ローラ間距離Dを一定に維持する規制機構を簡単に提供することができる。更に、上記第1実施形態によれば、近接ローラの回転の中心軸以外にアーム部材74の回転の中心軸P1を設ける必要がないので上記規制機構の構成を簡単な構成にすることができる。
なお、上記第1実施形態においては、アーム部材74の回転の中心軸は、近接ローラの回転の中心軸と同軸となるように配置されていたが、図3に示したように、案内部材73の近接ローラ側端部と同近接ローラの回転の中心軸とを通る直線L1上の位置であって同近接ローラの回転の中心軸から同近接ローラ側端部と遠ざかる側(図3における矢印A1の方向側)の位置(図3における直線L1のうちの破線部分上の位置、例えば、Px、Py等)を通り、且つ、同近接ローラの回転の中心軸と平行に配置されていてもよい。
これによれば、案内部材73が下方に移動するにつれて(大きく押し下げられるにつれて)案内部材ローラ間距離Dが長くなる規制機構をアーム部材74により容易に構成することができる。
また、上記第1実施形態においては、アーム部材74の先端部は、案内部材73と相対回転不能に固定されていたが、図6に示したように、案内部材73の近接ローラ側端部を通り且つ近接ローラの回転の中心軸と平行な直線を回転の中心軸P2として案内部材73がアーム部材74に対して回転することにより案内部材73の接触面とアーム部材74とがなす角度が変更可能となるように、同近接ローラ側端部に相対回転可能に固定されていてもよい。
これによれば、用紙Pが撓んで案内部材73が押し下げられることによりアーム部材74が回転する際、同アーム部材74の回転に伴って案内部材73が中心軸P2を回転の中心軸にして同アーム部材74に対して回転する。これにより、案内部材73の接触面は、用紙Pに対して略平行になる。この結果、用紙Pは、案内部材73の近接ローラ側端部の角部によって強く押圧されない。従って、用紙Pの裏面が損傷されることを防止することができ、裏面にも印刷を行う場合において裏面に形成される画像の質が悪化することを防止することができる。更に、用紙P上に転写されたトナーによる未定着の画像が同角部の近傍にて生じ易い強い電界により乱されることを抑制することもできる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る定着装置について説明する。第2実施形態に係る定着装置は、上記第1実施形態のアーム部材74に代わる規制部材を備える点のみにおいて上記第1実施形態に係る定着部70と相違している。以下、かかる相違点を中心として説明する。
図7乃至図9に示したように、この定着部70は、上記第1実施形態に係る案内部材73に代わる案内部材101と、上記第1実施形態に係るアーム部材74に代わる規制部材102と、を備える。
案内部材101は、上記第1実施形態に係る案内部材73と同一の構成を有している。加えて、用紙幅方向における案内部材101の両端を構成する案内部材101の各側面には、2つの円柱状の凸部101aが形成されている。
規制部材102は、図7に示したように、一対の平板状部材である。規制部材102は、上記メインフレーム(に固定された部材)に固定されている。規制部材102は、用紙幅方向において案内部材101を挟んで互いに対向するように配置されている。
各規制部材102には、規制部材102の拡大斜視図である図8に示したように、厚み方向に貫通したスリット状の2つのガイド用長孔102a,102bが形成されている。各ガイド用長孔102a,102bの長手方向に沿った一対の長孔壁面102a1,102b1は、規制部材102の厚み方向に平行な壁面である。各長孔壁面102a1,102b1の一対の壁面間の距離は、凸部101aの直径と略同じ長さである。
定着部70の側面図である図9に示したように、規制部材102が上記メインフレームに固定された状態において、一対の長孔壁面102a1は、加圧ローラ72(近接ローラ)の回転の中心軸を中心軸とした半径r1及びr2の2つの円筒面上にそれぞれ位置している。同状態において、一対の長孔壁面102b1は、長孔壁面102a1の2つの円筒面と同軸且つ長孔壁面102a1のいずれの円筒面よりも大きい半径r3及びr4(r4>r3>r2>r1)の2つの円筒面上にそれぞれ位置している。即ち、各長孔壁面102a1,102b1のそれぞれは、定着部70の側面視において、近接ローラの回転の中心軸を中心とした円弧形状である。
各規制部材102は、案内部材101の2つの凸部101aを各ガイド用長孔102a,102bに1つずつ収容している。
以上のように構成された定着部70においては、案内部材101が押し下げられる際、案内部材101の凸部101aが、長孔壁面102a1,102b1(特に、近接ローラ側の壁面)と摺接(摺動)する。これにより、案内部材101は、案内部材ローラ間距離Dを一定に維持しながら押付方向に移動する。なお、規制部材102の長孔壁面102a1,102b1は、ガイド面を構成している。
この結果、上記第1実施形態と同様に、用紙Pが撓むことにより案内部材101が押し下げられても、案内部材ローラ間距離Dを一定に維持することができるので、損傷させられる恐れが小さい定着装置を提供することができる。
また、上記第2実施形態によれば、ガイド面を有する規制部材102を備えるだけで、規制機構を簡単に提供することができる。
なお、上記第2実施形態においては、定着部70の側面視において円弧形状である長孔壁面102a1,102b1により構成されたガイド用長孔102a,102bが規制部材102に形成されていたが、図10に示したように、定着部70の側面視において互いに平行な直線形状である長孔壁面103a1,103b1により構成されたガイド用長孔103a,103bが規制部材103に形成されていてもよい。この場合、案内部材101が大きく押し下げられるほど案内部材ローラ間距離Dが長くなる。
このように、ガイド面を有する規制部材により規制機構を構成すれば、案内部材101の位置に対する案内部材ローラ間距離Dを自由に設定することができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記各実施形態における定着装置は、プロセスカートリッジ及びスキャナユニットをそれぞれ1つずつ備え、モノクロ印刷のみを行うレーザプリンタに適用されてもよい。
本発明の第1実施形態に係る定着装置(定着部)が適用されたレーザプリンタの概略側断面図である。 図1に示した定着部の上方からの斜視図である。 図1に示した定着部の側面図である。 図1に示した定着部の下方からの斜視図である。 図1に示した定着部の側面図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係る定着部の側面図である。 本発明の第2実施形態に係る定着部の上方からの斜視図である。 図7に示した規制部材の拡大斜視図である。 図7に示した定着部の側面図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る定着部の側面図である。 従来の定着装置(定着部)の上方からの斜視図である。 図11に示した定着部の側面図である。 図11に示した定着部の側面図である。
符号の説明
10…レーザプリンタ、40…プロセスカートリッジ部、40Y,40M,40C,40K…プロセスカートリッジ、44…感光体ドラム、50…スキャナユニット部、50Y,50M,50C,50K…スキャナユニット、60…転写部、61…ベルト、62…転写ローラ、70…定着部、71…加熱ローラ、72…加圧ローラ、73…案内部材、74…アーム部材、75…クリーニングローラ、80…排紙部、90…制御部、101…案内部材、101a…凸部、102…規制部材、102a,102b…ガイド用長孔、102a1,102b1…長孔壁面、103…規制部材、103a,103b…ガイド用長孔、103a1,103b1…長孔壁面、900…定着部、901…加熱ローラ、902…加圧ローラ、903…案内部材、LB…レーザビーム、P…用紙、SP…コイルバネ。

Claims (9)

  1. 回転の中心軸が平行であるとともに周面が互いに当接する2つのローラを備え、同2つのローラが互いに当接する当接部へトナーが転写されたシート状の記録媒体を導入することにより同トナーを同記録媒体に定着させる定着装置であって、
    前記記録媒体と接する接触面を有するとともに、同接触面により前記当接部へ同記録媒体を案内する案内部材と、
    前記接触面が前記記録媒体と接している状態における同記録媒体から同接触面へ向かう向きである押付方向に前記案内部材を移動可能とする変位機構と、
    前記案内部材が前記押付方向に移動するにつれて、同案内部材と、前記2つのローラの一方であって前記当接部よりも同押付方向側に回転の中心軸を有する近接ローラと、の間の距離である案内部材ローラ間距離が長くなるように、又は、同案内部材が同押付方向に移動する際の同案内部材ローラ間距離が一定となるように、前記変位機構による同案内部材の移動に伴う同案内部材ローラ間距離の変化を規制する規制機構と、
    を備えた定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、
    前記規制機構は、一方の端部が前記近接ローラの回転の中心軸と平行な直線を回転の中心軸にして回動可能に支持されるとともに、他方の端部が前記案内部材に係合されたアーム部材を備える定着装置。
  3. 請求項2に記載の定着装置において、
    前記アーム部材は、前記案内部材の前記近接ローラ側の端部である近接ローラ側端部と同近接ローラの回転の中心軸とを通る直線上の位置であって同近接ローラの回転の中心軸から同近接ローラ側端部と遠ざかる側の位置に同アーム部材の回転の中心軸が配置された定着装置。
  4. 請求項2に記載の定着装置において、
    前記アーム部材は、回転の中心軸が前記近接ローラの回転の中心軸と同軸となるように配置された定着装置。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の定着装置において、
    前記アーム部材は、前記案内部材の接触面と同アーム部材とがなす角度が変更可能に同案内部材に係合されている定着装置。
  6. 請求項1に記載の定着装置において、
    前記規制機構は、前記近接ローラの回転の中心軸と平行な面であって前記案内部材が前記押付方向に移動する際に同案内部材と摺接する面であるガイド面を備える定着装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の定着装置において、
    前記案内部材は、導電性材料からなり、同案内部材の電位が前記トナーが有する電荷の極性と異なる極性の電位となるようにバイアスが印加された定着装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の定着装置において、
    前記近接ローラは、導電性材料からなり、接地された定着装置。
  9. シート状の記録媒体上にトナーを転写するとともに同記録媒体を搬送する転写部と、
    回転の中心軸が平行であるとともに周面が互いに当接する2つのローラを備え且つ同2つのローラが互いに当接する当接部へ前記転写部により搬送される前記記録媒体を導入することにより前記転写されたトナーを同記録媒体に定着させる定着部と、
    を含み、前記記録媒体上に前記トナーによる画像を形成する画像形成装置において、
    前記定着部は、
    前記記録媒体と接する接触面を有するとともに、同接触面により前記当接部へ同記録媒体を案内する案内部材と、
    前記接触面が前記記録媒体と接している状態における同記録媒体から同接触面へ向かう向きである押付方向に前記案内部材を移動可能とする変位機構と、
    前記案内部材が前記押付方向に移動するにつれて、同案内部材と、前記2つのローラのうちの前記当接部よりも同押付方向側に回転の中心軸を有する近接ローラと、の間の距離である案内部材ローラ間距離が長くなるように、又は、同案内部材が同押付方向に移動する際の同案内部材ローラ間距離が一定となるように、前記変位機構による同案内部材の移動に伴う同案内部材ローラ間距離の変化を規制する規制機構と、
    を備えた画像形成装置。
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