JP2007225753A - トナー、トナーの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】低温定着特性を満たしながら、光沢度が低く抑えられ、目が疲れにくいトナー画像が得られるトナーの提供。
【解決手段】少なくとも樹脂と着色剤と離型剤とを含有するトナーにおいて、該トナーはトナー粒子中に数平均粒子径0.5〜2.0μmの離型剤ドメインを有し、該離型剤ドメイン中に数平均粒子径10〜500nmの微粒子を含有していることを特徴とするトナー。
【選択図】なし

Description

本発明は、静電荷像現像用に用いるトナー及びトナーの製造方法に関する。
電子写真方式の画像形成手段において通常、トナーを転写材に定着するために加熱する工程が存在する。この時、トナーが少ない熱エネルギーにより転写材に定着するように設計されていれば、定着に要する熱量が少なくて済み、プリントの際の省電力化に貢献できる。このような観点から低温定着トナーが検討されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
しかし、この低温定着トナーにおいて、トナー画像の光沢度が高くなるという問題があった。特に、オフィス環境で頻度の高い文字やテキスト・グラフ画像において、トナー画像の光沢度が高いとにより文字やテキスト・グラフ画像が見えにくく、目が疲れ易いという問題が有った。
特開2004−294467号公報 特開2005−107387号公報
本発明の目的は、低温定着特性を満たしながら、光沢度が低く抑えられ、目が疲れにくいトナー画像が得られるトナーを提供することにある。
本発明は、下記構成を採ることにより達成される。
1.
少なくとも樹脂と着色剤と離型剤とを含有するトナーにおいて、該トナーはトナー粒子中に数平均粒子径0.5〜2.0μmの離型剤ドメインを有し、該離型剤ドメイン中に数平均粒子径10〜500nmの微粒子を含有していることを特徴とするトナー。
2.
前記トナーの粒子中に有する着色剤量をA質量%とし、離型剤ドメイン中に有する微粒子量をB質量%とするとき、AとBの比率(B/A)が0.001〜0.200であることを特徴とする前記1に記載のトナー。
3.
前記トナーの粒子はコア・シェル構造を有し、シェル層には微粒子を含有した離型剤ドメインを有することを特徴とする前記1又は2に記載のトナー。
4.
前記トナーの粒子はコア・シェル構造を有し、コア部には微粒子を含有した離型剤ドメインを有することを特徴とする前記1又は2に記載のトナー。
5.
前記トナーが、微粒子を含有した離型剤を用いて作製されたものであることを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に記載のトナー。
6.
前記1〜4のいずれか1項に記載のトナーの製造方法において、離型剤中に微粒子を含有させる工程を有することを特徴とするトナーの製造方法。
本発明のトナーは、低温定着特性を満たしながら、光沢度が低く抑えられ、目が疲れにくいトナー画像が得られる優れた効果を有する。
本発明者らは、低温定着特性を満たしながら、光沢度が低いトナー画像が得られるトナーについて検討を行った。
種々検討の結果、離型剤ドメイン中に微粒子を含有するトナーで形成したトナー像を、低温で転写材に熱定着したときに、光沢度の低いトナー画像が得られることを見出した。
光沢度が低く抑えられた理由は、熱定着したときに、離型剤の溶融と共に離型剤中に含有した微粒子がトナー画像表面に浮き出して画像表面に粗さを生じさせ、光沢度が低く抑えられたものと推測している。
特に、黒トナーにおいては、離型剤中に微粒子として青系微粒子を含有させると、黒画像に青みを持たせ、且つ光沢が抑えられたトナー画像が得られ好ましい。
また、本発明のトナーは、トナー画像を加熱ローラー表面温度90〜150℃の低温で転写材に定着しても、折り目定着強度が強く、転写材を折り曲げたところからトナーが剥離せず、且つ光沢が抑えられた光沢ムラの無いトナー画像(セミグロス画像)が得られる優れた効果を有する。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のトナーは、少なくとも樹脂と着色剤と離型剤とを含有し、該離型剤はトナー粒子中にドメインの形状で存在し、離型剤ドメイン中には微粒子を含有していることを特徴とする。離型剤ドメインの数平均粒子径は0.5〜2.0μ、離型剤ドメイン中に含有する微粒子の数平均粒子径は10〜500nmである。
《離型剤》
本発明に係る離型剤は、トナー粒子中に数平均粒子径0.5〜2.0μm、好ましくは数平均粒子径1.0〜2.0μmのドメインの形状で存在している。
る。
上記の数平均粒子径の離型剤ドメインは、ドメイン中に数平均粒子径10〜500nmの微粒子を含有していても、熱定着したときに溶融してトナー画像表面に浮き出し、低温定着性が確保でき好ましい。
本発明で用いられる離型剤としては、下記のようなワックスを挙げることができる。
具体的には、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油系ワックス;キャンデリラワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、ホホバ固体ロウ等の植物系ワックス;ミツロウ、ラノリン、鯨ロウ等の動物系ワックス;モンタンワックス等の鉱物系ワックス;フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素;硬化ヒマシ油、硬化ヒマシ油誘導体等の水素化ワックス;モンタンワックス誘導体、ポリエチレンワックス誘導体等の変性ワックス;ベヘン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ウラリン酸等の高級脂肪酸;ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール;12−ヒドロキシステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸誘導体等のヒドロキシステアリン酸;ドデシルアミン、テトラデシルアミン、オクタデシルアミン等のアミン;ステアリン酸メチル、ステアリン酸オクタデシル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、エチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等のエステル;α−オレフィン無水マレイン酸共重合体ワックス等の重合ワックス等を挙げることができる。中でも、融点が50〜100℃の範囲にあるものが好ましい。
《微粒子》
本発明で用いられる微粒子としては、無機微粒子、有機微粒子(顔料を含む)を挙げることができ、該微粒子は熱定着時に溶融しないものが好ましい。
このような微粒子は、熱定着したときに、離型剤の溶融と共にトナー画像表面に浮き出して画像表面に粗さを生じさせ、光沢度を抑える効果を発揮する。
画質を低下させることなく光沢度を抑える効果を発揮する離型剤ドメイン中に含有する微粒子の数平均粒子径は10〜500nm、好ましくは80〜300nmである。
無機微粒子の具体例としては、シリカ、チタニア、アルミナ、チタン酸ストロンチウム粒子を挙げることができるが、これらの中ではシリカ、チタニアが好ましい。
有機粒子の具体例としては、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、スチレン−メチルメタクリレート共重合体、ベンゾグアナミン、メラミン等の粒子が挙げられる。
顔料の具体例としては、カーボンブラック、カドミウムレッド、モリブデンレッド、クロムイエロー、カドミウムイエロー、チタンイエロー、酸化クロム、ビリジアン、チタンコバルトグリーン、ウルトラマリンブルー、プルシアンブルー、コバルトブルー、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、ジオキサジン系顔料、スレン系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、チオインジゴ系顔料、キノフタロン系顔料、金属錯体顔料等を挙げることができる。
微粒子は単独で使用しても良く、2種以上を併用しても良い。上記のうち、微粒子自体に色味のない無機微粒子が好ましく用いられ、中でもシリカ、チアニアが好ましい。但し黒トナーにおいては上記無機微粒子の他に青色の顔料(青系微粒子)を入れることも好ましく、青色の顔料の具体例としては銅フタロシアニン顔料が好適である。
《微粒子含有離型剤》
本発明においては、微粒子を含有する微粒子含有離型剤をまず作製し、該微粒子含有離型剤を用いてトナーを作製することが好ましい。
微粒子含有離型剤を作製する方法の一例について説明する。
この方法は以下の工程による。
(1)離型剤を熱溶融或いは軟化させ、該離型剤中に高い濃度で微粒子を混入し分散させる溶融/分散工程
(2)高濃度に微粒子が混入した離型剤に、更に離型剤を追加溶解して所望の微粒子の濃度を有する微粒子含有離型剤を作製する微粒子濃度調整工程
(3)微粒子含有離型剤を、トナー作製に適した粒径に粉砕する粉砕工程。
以下、各工程について詳細に説明する。
(1)溶解/分散工程
この工程は、離型剤を、70〜350℃、好ましくは100〜250℃程度の温度で加熱し溶解或い軟化させ、その中に微粒子を添加し、混練・分散して微粒子を離型剤中に高濃度に含有させる工程である。
この際、ロールミル、サンドグラインダー、ボールミル、アトライター等の分散機を用いて混練を行うが、上記離型剤との相溶性や分散性の向上をはかるため、最終調整微粒子濃度よりも高い濃度の微粒子配合率で分散作業を行うことが好ましい。更に必要に応じてこれらを軟化させる溶剤や、或いは分散剤等を適宜組み合わせ、好ましくはこれらの配合比を適宜調整して、溶融粘度を調整すると良い。
(2)微粒子濃度調整工程
この工程は、上記工程で得られた高い濃度で微粒子が配合された微粒子含有離型剤を、70〜250℃、好ましくは、100〜200℃の温度で加熱溶解し、これをディゾルバー等の攪拌機を用いて、200〜10000rpm、好ましくは、500〜5000rpmで撹拌し、溶解/分散工程で用いたと同じ離型剤、或いは別の離型剤、或いは別の樹脂等を所望量加えて混合し、得られる組成物をメッシュフィルター等を用いて濾過する工程である。尚、離型在中の微粒子の数平均粒子径は、溶解/分散工程、微粒子濃度調整工程の加工条件を変更して目的の粒径に入るよう方法が好ましい。
(3)粉砕工程
濾過して得られた微粒子含有離型剤を冷却後、ハンマーミルや「ターボミルT−400型」(ターボ工業社製)で粉砕してトナー作製の原料として用いるのに適した粒径に粉砕する粉砕工程である。
尚、微粒子含有離型剤中に含有する微粒子の数平均粒子径は、上記(1)〜(3)の加工条件を変更することにより調整することが可能である。
《特性値の測定》
〈トナー粒子中の離型剤ドメインの確認、離型剤ドメインの数平均粒子径〉
トナー粒子中の離型剤ドメインは、トナー粒子を常温硬化性のアクリル樹脂中に十分分散し、包埋し硬化させた後、ダイヤモンド歯を備えたミクロトームを用い薄片状のサンプルを切り出し、透過型電子顕微鏡写真で観察することにより確認できる。尚、離型剤の存在状態が確認しにくい場合などは、必要に応じて薄片状のトナーを四酸化ルテニウムの蒸気で染色した後、透過型電子顕微鏡写真で観察を行う。
トナー粒子中の離型剤ドメインの数平均粒子径は、トナー粒子断面における離型剤ドメインの水平方向フェレ径(2本の垂直線で離型剤粒子をはさんだときの2本の垂直線間の距離)(ドメイン)の数平均値として算出されるものである。
上記トナー粒子断面を、透過型電子顕微鏡「JEM−2000FX」(日本電子(株)製)により、加速電圧80kVにて10000倍で撮影し、写真画像をスキャナーにより取り込み、画像処理解析装置「LUZEX AP」((株)ニレコ製)を用いて、トナー中に分散している離型剤の水平方向フェレ径「FERE H」を測定する。離型剤ドメイン径の測定数は100個とし、その平均値を離型剤ドメインの数平均粒子径とした。
〈離型剤ドメイン中の微粒子の数平均粒子径〉
離型剤ドメイン中の微粒子径の数平均粒子径は、離型剤ドメイン径の測定と同じ方法で求めることができる。
〈トナー粒子中の着色剤粒径〉
トナー粒子中の着色剤の粒径は、離型剤ドメイン径の測定と同じ方法で求めることができる。
〈トナー粒子中の着色剤の量(A)と離型剤ドメイン中の微粒子の量(B)の比率(B/A)〉
本発明のトナーは、トナー粒子中の着色剤の量をA質量%とし、離型剤ドメイン中の微粒子の量をB質量%とするとき、AとBの比率(B/A)が0.001〜0.200であることが好ましく、且つ、トナー粒子中の着色剤の量(A)がトナー全体に対して1〜30質量%が好ましく、より好ましくは2〜20質量%であり、離型剤ドメイン中の微粒子の量(B)が離型剤全体に対して0.1〜10.0質量%が好ましく、より好ましくは3.0〜8.0質量%である。
この範囲にすることにより、画像濃度を確保しつつ光沢度を低く抑えられ、且つ、トナー画像の定着強度を確保することができ好ましい。
〈トナーの粒径〉
本発明のトナーの粒径は体積基準におけるメディアン粒径(D50)にて3〜10μmであることが好ましい。この体積基準におけるメディアン粒径(D50)は「コールターマルチサイザーIII」(ベックマン・コールター社製)に、データ処理用のコンピューターシステム(ベックマン・コールター社製)を接続した装置を用いて測定、算出することができる。粒径をこの範囲にすることにより、トナー粒子中にドメインを含有することができ、且つ、高品質のトナー画像を得ることができる。
測定手順としては、トナー0.02gを、界面活性剤溶液20ml(トナーの分散を目的として、例えば界面活性剤成分を含む中性洗剤を純水で10倍希釈した界面活性剤溶液)で馴染ませた後、超音波分散を1分間行い、トナー分散液を作製する。このトナー分散液を、サンプルスタンド内のISOTONII(ベックマン・コールター社製)の入ったビーカーに、測定濃度5〜10%になるまでピペットにて注入し、測定機カウントを30000個に設定して測定する。尚、コールターマルチサイザーのアパチャー径は100μmのものを使用した。
《トナーの製造》
本発明のトナーは、粉砕製法、重合製法いずれの製造方法においても製作可能である。
先ず、粉砕製法によるトナーの製造方法の一例について説明する。このトナーの製造方法では、以下の工程を経て製造される。
(1)予備混合工程
(2)溶融混練工程
(3)粉砕工程
(4)分級工程
(5)外添剤処理工程
以下、各工程について説明する。
(1)予備混合工程
この工程は、使用する材料(例えば、樹脂、微粒子含有離型剤、着色剤等)を乾式で入念に混合する工程である。
(2)溶融混練工程
この工程は、使用する材料に熱を加え、軟化させ、混練押し出し機を使用して大きなせん断力を付与し、材料のすべてを十分に練り、所望の特性を発現するための工程である。
(3)粉砕工程
この工程は、溶融混練工程で得られた、トナー用の樹脂板を粗く粉砕し、更にその後微粉砕する工程である。粉砕する装置は、気流粉砕法及び機械的粉砕法が知られている。
(4)分級工程
この工程は、粉砕工程で得られた粗粒と微粒を含むトナーから、所望の粒径の成分を取り出す工程である。
(5)外添剤処理工程
この工程は、分級して得られたトナーに必要に応じ外添剤を混合する工程である。
次に、重合製法のミニエマルジョン重合会合法によるトナーの製造方法の一例について説明する。このトナーの製造方法では、以下の工程を経て製造される。
(1)離型剤をラジカル重合性単量体に溶解或いは分散する溶解・分散工程
(2)離型剤を溶解・分散させた重合性単量体溶液を水系媒体中で液滴化し、ミニエマルジョン重合して樹脂粒子の分散液を調製する重合工程
(3)水系媒体中で樹脂粒子を会合させて会合粒子を得る凝集・融着工程
(4)会合粒子を熱エネルギーにより熟成して形状を調整しトナー母体粒子とする熟成工程
(5)トナー母体粒子の分散液を冷却する冷却工程
(6)冷却されたトナー母体粒子の分散液から当該トナー母体粒子を固液分離し、当該トナー母体から界面活性剤などを除去する洗浄工程
(7)洗浄処理されたトナー母体を乾燥する乾燥工程
(8)乾燥処理されたトナー母体に外添剤を添加してトナーとする工程
以下、各工程について説明する。
(1)溶解・分散工程
この工程は、ラジカル重合性単量体に上述離型剤を溶解或いは分散させて、当該離型剤のラジカル重合性単量体溶液を調製する工程である。
(2)重合工程
この重合工程の好適な一例においては、界面活性剤を含有した水系媒体中に、前記離型剤を溶解或いは分散したラジカル重合性単量体溶液を添加し、機械的エネルギーを加えて液滴を形成させ、次いで水溶性のラジカル重合開始剤からのラジカルにより当該液滴中において重合反応を進行させる。尚、前記水系媒体中に、核粒子として樹脂粒子を添加しておいても良い。
この重合工程により、離型剤と結着樹脂とを含有する樹脂粒子が得られる。
(3)凝集・融着工程
凝集工程は、重合工程により得られた樹脂粒子と着色剤粒子を用いて会合粒子を形成する工程である。また、当該凝集工程においては、樹脂粒子や着色剤粒子とともに、離型剤粒子や荷電制御剤などの内添剤粒子なども凝集させることができる。
着色剤粒子は、着色剤を水系媒体中に分散することにより調製することができる。着色剤の分散処理は、水中で界面活性剤濃度を臨界ミセル濃度(CMC)以上にした状態で行われる。着色剤の分散処理に使用する分散機は特に限定されないが、好ましくは超音波分散機、機械的ホモジナイザー、マントンゴーリンや圧力式ホモジナイザー等の加圧分散機、サンドグラインダー、ゲッツマンミルやダイヤモンドファインミル等の媒体型分散機が挙げられる。
尚、着色剤粒子は表面改質されていても良い。着色剤の表面改質法は、溶媒中に着色剤を分散させ、その分子量液中に表面改質剤を添加し、この系を昇温することにより反応させる。反応終了後、着色剤を濾別し、同一の溶媒で洗浄濾過を繰り返した後、乾燥することにより、表面改質剤で処理された着色剤(顔料)が得られる。
好ましい凝集・融着方法は、樹脂粒子と着色剤粒子とが存在している水中に、アルカリ金属塩やアルカリ土類金属塩等からなる塩析剤を臨界凝集濃度以上の凝集剤として添加して凝集を行い、次いで、前記樹脂粒子のガラス転移点以上であって、且つ前記離型剤の融解ピーク温度(℃)以上の温度に加熱することで融着を行う方法である。
(4)熟成工程
熟成は、熱エネルギー(加熱)により行う方法が好ましい。具体的には、凝集・融着工程で作製した会合粒子を含む液を、加熱撹拌することにより、会合粒子の形状を所望の円形度になるまで、加熱温度、撹拌速度、加熱時間により調整し、トナー母体粒子とするものである。
(5)冷却工程
この工程は、前記トナー母体の分散液を冷却処理(急冷処理)する工程である。冷却処理条件としては、1〜20℃/minの冷却速度で冷却する。冷却処理方法としては特に限定されるものではなく、反応容器の外部より冷媒を導入して冷却する方法や、冷水を直接反応系に投入して冷却する方法を例示することができる。
(6)洗浄工程
この固液分離・洗浄工程では、上記の工程で所定温度まで冷却されたトナー母体の分散液から当該トナー母体を固液分離する固液分離処理と、固液分離されたトナーケーキ(ウェット状態にあるトナー母体をケーキ状に凝集させた集合物)から界面活性剤や塩析剤などの付着物、熟成工程で用いたアルカリ剤を除去する洗浄処理とが施される。
洗浄処理は、濾液の電気伝導度が10μS/cmになるまで水洗浄する。濾過処理方法としては、遠心分離法、ヌッチェ等を使用して行う減圧濾過法、フィルタープレス等を使用して行う濾過法などがあり、特に限定されるものではない。
(7)乾燥工程
この工程は、洗浄処理されたトナーケーキを乾燥処理し、乾燥されたトナー母体を得る工程である。この工程で使用される乾燥機としては、スプレードライヤー、真空凍結乾燥機、減圧乾燥機などを挙げることができ、静置棚乾燥機、移動式棚乾燥機、流動層乾燥機、回転式乾燥機、撹拌式乾燥機などを使用することが好ましい。乾燥されたトナー母体の水分は、5質量%以下であることが好ましく、更に好ましくは2質量%以下とされる。尚、乾燥処理されたトナー母体同士が、弱い粒子間引力で凝集している場合には、当該凝集体を解砕処理しても良い。ここに、解砕処理装置としては、ジェットミル、ヘンシェルミキサー、コーヒーミル、フードプロセッサー等の機械式の解砕装置を使用することができる。
(8)外添処理工程
この工程は、乾燥されたトナー母体に必要に応じ外添剤を混合し、トナーを作製する工程である。
外添剤の混合装置としては、ヘンシェルミキサー、コーヒーミル等の機械式の混合装置を使用することができる。
《トナーを構成する化合物》
本発明のトナーは、黒画像或いはカラー画像を形成する黒トナー或いはカラートナーとして用いることができる。
トナーを構成する化合物(結着樹脂、着色剤、荷電制御剤、外添剤、滑剤)について説明する。
(結着樹脂)
結着樹脂を構成する重合性単量体として使用されるものは、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−クロロスチレン、3,4−ジクロロスチレン、p−フェニルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレンの様なスチレン或いはスチレン誘導体、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル等のメタクリル酸エステル誘導体、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸フェニル等の、アクリル酸エステル誘導体、エチレン、プロピレン、イソブチレン等のオレフィン類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン等のハロゲン系ビニル類、プロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル等のビニルエステル類、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル等のビニルエーテル類、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルヘキシルケトン等のビニルケトン類、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化合物、ビニルナフタレン、ビニルピリジン等のビニル化合物類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド等のアクリル酸或いはメタクリル酸誘導体がある。これらビニル系単量体は単独或いは組み合わせて使用することができる。
また、樹脂を構成する重合性単量体としてイオン性解離基を有するものを組み合わせて用いることが更に好ましい。例えば、カルボキシル基、スルフォン酸基、リン酸基等の置換基を単量体の構成基として有するもので、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、ケイ皮酸、フマール酸、マレイン酸モノアルキルエステル、イタコン酸モノアルキルエステル、スチレンスルフォン酸、アリルスルフォコハク酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルフォン酸、アシッドホスホオキシエチルメタクリレート、3−クロロ−2−アシッドホスホオキシプロピルメタクリレート等が挙げられる。
更に、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート等の多官能性ビニル類を使用して架橋構造の樹脂とすることもできる。
これら重合性単量体はラジカル重合開始剤を用いて重合することができる。この場合、懸濁重合法では油溶性重合開始剤を用いることができる。この油溶性重合開始剤としては、2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル、1,1′−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2′−アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ系又はジアゾ系重合開始剤、ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケトンペルオキサイド、ジイソプロピルペルオキシカーボネート、クメンヒドロペルオキサイド、t−ブチルヒドロペルオキサイド、ジ−t−ブチルペルオキサイド、ジクミルペルオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキサイド、ラウロイルペルオキサイド、2,2−ビス−(4,4−t−ブチルペルオキシシクロヘキシル)プロパン、トリス−(t−ブチルペルオキシ)トリアジンなどの過酸化物系重合開始剤や過酸化物を側鎖に有する高分子開始剤などを挙げることができる。
また、乳化重合法を用いる場合には水溶性ラジカル重合開始剤を使用することができる。水溶性重合開始剤としては、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、アゾビスアミノジプロパン酢酸塩、アゾビスシアノ吉草酸及びその塩、過酸化水素等を挙げることができる。
(着色剤)
本発明に用いられる着色剤は、公知の無機又は有機着色剤を使用することができる。具体的な着色剤を以下に示す。
黒色の着色剤としては、例えば、ファーネスブラック、チャンネルブラック、アセチレンブラック、サーマルブラック、ランプブラック等のカーボンブラック、更にマグネタイト、フェライト等の磁性粉も用いられる。
また、マゼンタもしくはレッド用の着色剤としては、C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド15、C.I.ピグメントレッド16、C.I.ピグメントレッド48;1、C.I.ピグメントレッド53;1、C.I.ピグメントレッド57;1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド139、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド178、C.I.ピグメントレッド222等が挙げられる。
また、オレンジもしくはイエロー用の着色剤としては、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.ピグメントイエロー138等が挙げられる。
また、グリーンもしくはシアン用の着色剤としては、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15;2、C.I.ピグメントブルー15;3、C.I.ピグメントブルー15;4、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントブルー62、C.I.ピグメントブルー66、C.I.ピグメントグリーン7等が挙げられる。
尚、これらの着色剤は必要に応じて単独もしくは2つ以上を選択併用しても良い。また、着色剤の添加量はトナー全体に対して1〜30質量%、好ましくは2〜20質量%の範囲に設定するのが良い。
(荷電制御剤)
本発明のトナーには、必要に応じて荷電制御剤を添加することができる。荷電制御剤としては、公知の化合物を用いることができ、具体的には、ニグロシン系染料、ナフテン酸又は高級脂肪酸の金属塩、アルコキシル化アミン、第4級アンモニウム塩化合物、アゾ系金属錯体、サリチル酸金属塩或いはその金属錯体等が挙げられる。含有される金属としては、Al、B、Ti、Fe、Co、Niなどが挙げられる。荷電制御剤として特に好ましいのはベンジル酸誘導体の金属錯体化合物である。尚、荷電制御剤は、好ましくはトナー全体に対して0.1〜20.0質量%の含有率とすると、良好な結果を得ることができる。
(外添剤)
本発明のトナーは、外添剤を添加して作製されたものが好ましい。外添剤を添加することにより、現像剤の流動性が付与され、転写性が良くなり、トナーを長期にわたって使用した際の画像欠陥の発生を抑制することができる。
外添剤としては、数平均一次粒子径が10nm〜1μmの無機粒子、有機粒子、滑剤を挙げることができる。
無機粒子の具体例としては、シリカ、チタニア、アルミナ、チタン酸ストロンチウム粒子等一般的なものが挙げられる。シリカはチタン等でドープされたものが好ましく用いられ、更に、これらの無機粒子はシランカップリング剤やチタンカップリング剤等によって疎水化処理されていることが好ましい。
有機粒子の具体例としては、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、スチレン−メチルメタクリレート共重合体、ベンゾグアナミン、メラミン等の粒子が挙げられる。
滑剤の具体例としては、高級脂肪酸の金属塩を挙げることができる。かかる高級脂肪酸の金属塩としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸銅、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム等のステアリン酸金属塩;オレイン酸亜鉛、オレイン酸マンガン、オレイン酸鉄、オレイン酸銅、オレイン酸マグネシウム等のオレイン酸金属塩;パルミチン酸亜鉛、パルミチン酸銅、パルミチン酸マグネシウム、パルミチン酸カルシウム等のパルミチン酸金属塩;リノール酸亜鉛、リノール酸カルシウム等のリノール酸金属塩;リシノール酸亜鉛、リシノール酸カルシウム等のリシノール酸金属塩等が挙げられる。
外添剤の添加量は、トナー全体に対して0.1〜5.0質量%が好ましい。外添剤の添加方法としては、タービュラーミキサー、ヘンシェルミキサー、ナウターミキサー、V型混合機などの種々の公知の混合装置を使用することができる。
外添剤の数平均一次粒子径は、具体的には下記の方法によって測定されるものである。
走査型電子顕微鏡にてトナーの3万倍写真を撮影し、この写真画像をスキャナーにより取り込む。画像処理解析装置「LUZEX AP」(ニレコ製)にて、該写真画像のトナー表面に存在する外添剤について2値化処理し、外添剤1種につき100個についての水平方向フェレ径を算出、その平均値を数平均一次粒子径とする。尚、外添剤の数平均一次粒子径が小径であり凝集体としてトナー表面に存在する場合は、該凝集体を形成する一次粒子の粒子径を測定するものとする。
《現像剤》
本発明のトナーは、一成分現像剤、二成分現像剤として用いることができる。一成分現像剤として用いる場合は、非磁性一成分現像剤或いはトナー中に0.1〜0.5μm程度の磁性粒子を含有させ磁性一成分現像剤としたものが挙げられ、何れにも使用することができる。また、キャリアと混合して二成分現像剤として用いることができる。この場合は、キャリアの磁性粒子として、鉄、フェライト、マグネタイト等の鉄含有磁性粒子に代表される従来から公知の材料を用いることができるが、特に好ましくはフェライト粒子もしくはマグネタイト粒子である。上記磁性粒子は、その体積平均粒径としては15〜100μm、より好ましくは20〜80μmのものが良い。
キャリアの体積平均粒径の測定は、レーザ回折式粒度分布測定装置「ヘロス(HELOS)」(シンパティック(SYMPATEC)社製)により測定することができる。
キャリアは、磁性粒子が更に樹脂により被覆されているコーティングキャリア、或いは樹脂中に磁性粒子を分散させたいわゆる樹脂分散型キャリアが好ましい。コーティング用の樹脂組成としては、特に限定は無いが、例えば、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、シリコン系樹脂、エステル系樹脂或いはフッ素含有重合体系樹脂等が用いられる。また、樹脂分散型キャリアを構成するための樹脂としては、特に限
定されず公知のものを使用することができ、例えば、スチレン−アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素系樹脂、フェノール樹脂等を使用することができる。
また、キャリアとトナーの混合比は、質量比でキャリア:トナー=1:1〜50:1の範囲とするのが良い。
《画像形成方法》
本発明に係る画像形成方法は、本発明のトナーを用いて形成された転写材上のトナー画像を、定着装置を構成する加熱部材間を通過させて定着する接触型定着工程、該加熱部材をクリーニングするクリーニング工程を有する方法が好ましい。
以下、画像形成方法に用いられる画像形成装置と定着装置について説明する。
図1は本発明の画像形成装置の一例を示す概略図である。
図1に示すように、この画像形成装置1は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成ユニット9Y、9M、9C、9Kと、ベルト状の中間転写体6と給紙手段と搬送手段とトナーカートリッジ5Y、5M、5C、5K、本発明である定着装置10、及び操作部91等から構成されている。
イエロー色の画像を形成する画像形成ユニット9Yは、像担持体(以下、感光体と称す)1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、露光手段3Y、現像装置4Y、転写手段7Y、クリーニング手段8Yを有する。
マゼンタ色の画像を形成する画像形成ユニット9Mは、感光体1M、帯電手段2M、露光手段3M、現像装置4M、転写手段7M、クリーニング手段8Mを有する。
シアン色の画像を形成する画像形成ユニット9Cは、感光体1C、帯電手段2C、露光手段3C、現像装置4C、転写手段7C、クリーニング手段8Cを有する。
黒色画像を形成する画像形成ユニット9Kは、感光体1K、帯電手段2K、露光手段3K、現像装置4K、転写手段7K、クリーニング手段8Kを有する。
中間転写体6は、複数のローラー6A、6B、6Cに巻回され、回動可能に支持されている。
画像形成ユニット9Y、9M、9C、9Kより形成された各色の画像は、回動する中間転写体6上に転写手段7Y、7M、7C、7Kにより逐次1次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。
給紙手段である給紙カセット20内に収容された転写材Pは、給紙ローラー21により一枚ずつ給紙され、レジストローラー22を経て、転写手段7Aに搬送され、転写材P上に前記カラー画像が2次転写される。
カラー画像が転写された前記転写材Pは、本発明の定着装置である定着装置10により定着処理され、搬送手段である搬送ローラー23、24を経て、排紙ローラー25に挟持されて機外の排紙トレイ26上に載置される。
図2は、本発明に用いられる定着装置10を詳しく説明するための概略断面図である。
図2に示すように、定着装置10は、加熱ローラー101を有している。更に定着装置10は、清掃回転体である清掃ローラー103と、清掃部材(クリーニング部材)である清掃ウェブ104を有しており、これらで加熱ローラー101に付着したトナーから離脱した離型剤、微粒子を取り除く。
加熱ローラー101は加圧回転体であり加熱ローラー101に圧接する加圧ローラー102とで定着ニッブ部Nを形成し、この定着ニップ部Nにトナーtを有した転写材Pを通過させ熱定着を行っている。このニップ部Nでの熱定着によって、トナーtは溶融し転写材P上に定着される。この際、トナーt中に分散含有される離型剤が溶融して加熱ローラー101と溶融したトナー樹脂の界面に所定量以上存在するようになるために、トナー樹脂と加熱ローラー101の接着力が下がり、オフセットや転写材の巻き付きが抑制されるとともに、離型剤の一部は加熱ローラー101に付着する。
加熱ローラー101は、加熱源であるハロゲンヒータ161を内包するアルミニウムA5056の円筒芯金105に熱伝導率0.50W/m・K、JIS−A硬度10°で厚さ1.5mmのシリコンゴムの耐熱弾性層106を形成し、更に1層ないし3層の接着層を介してその上の最表面に厚さ30μmのPFA樹脂のトナー離型層107を、ディスパージョン状態のPFA樹脂を塗布焼成することにより、形成させたものであり、図示しないモータにより回転駆動される。また、加熱ローラー101には、PFA樹脂のトナー離型層107として、チューブとして成型されたPFAチューブを耐熱弾性層106の上に接着層等を介して被覆しても良い。
トナー離型層107には、フッ素樹脂を含有する材料を用いることが好ましい。フッ素樹脂としてより好ましいのは、PFA、PTFE、FEPのいずれかを含有する材料であり、最も好ましくは、PFA、PTFE、FEPのいずれかである。これにより、トナー樹脂やトナー粒子に含まれる離型剤に対する加熱ローラー101表面の離型性も向上し、定着時にトナーが加熱ローラー101表面につきにくくなるとともに、加熱ローラー101表面に離型剤がつきにくくなり、加熱ローラー101表面に離型剤が付着したとしてもより清掃ローラー103による離型剤の除去効果を向上させることができ、光沢メモリをより一層抑えることができる。
加熱ローラー101のトナー離型層107の厚さは20〜50μmであることが好ましい。20μm以上とすることで、均一なフッ素樹脂の層を形成し易くなる。また、50μm以下とすることで、加熱ローラー101表面がトナー像tを担持する転写材Pの表面凹凸にならい易くすることができ、画像劣化を抑えることができる。また、50μm以下の領域では、加熱ローラー101表面が清掃ローラー103表面にならい易くなることにより清掃ローラー103による離型剤の除去効果を一層向上させることができる。
《転写材》
本発明に用いる転写材は、トナー画像を保持する支持体で、通常画像支持体、記録材或いは転写紙と通常よばれるものである。具体的には薄紙から厚紙までの普通紙や上質紙、アート紙やコート紙等の塗工された印刷用紙、市販されている和紙やはがき用紙、OHP用のプラスチックフィルム、布等の各種転写材を挙げることができるが、これらに限定されるものではない
以下に、実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明の実施態様はこれらに限定されるものではない。
《粉砕法によるトナーの作製》
(微粒子含有離型剤1〜7の作製)
表1に記載の「離型剤A」を70〜350℃に加熱して溶融した溶融物に、表1に記載の「微粒子」を添加し、ロールミルで混合分散して分散溶融物を作製した。次いで、この分散溶融物に、表1に記載の「離型剤B」を加え、更にロールミルで混合した。次いで、メッシュフィルターで濾過した後、冷却して微粒子含有離型剤の塊を得た。次いで、「ハンマーミル」を用いて粗粉砕して粒径5mm程度の「微粒子含有離型剤1〜7」を作製した。
表1に、「微粒子含有離型剤1〜7」の作製に用いた離型剤A、微粒子、離型剤Bの種類とその量を示す。
Figure 2007225753
(トナー1の作製)
ポリエステル樹脂 100.0質量部
カーボンブラック「MA−100」(三菱化学社製) 4.5質量部
微粒子含有離型剤1 4.5質量部
上記組成物を「ヘンシェルミキサー」(三井鉱山社製)で混合した後、110℃に設定した2軸混練押出機で溶融混練した。得られた混合物を「ハンマーミル」(細川ミクロン社製)で粗粉砕した後、機械式粉砕機「ターボミルT−400型」(ターボ工業社製)で微粉砕を行い、風力分級機で分級して「トナー1」を作製した。
(トナー2〜7の作製)
「トナー1」の作製において用いた微粒子含有離型剤を、表2に示す微粒子含有離型剤に変更した以外は同様にして、「トナー2〜7」を作製した。
表2に、得られたトナー中に有する着色剤量(A)と離型剤ドメイン中に有する微粒子量(B)の比率(B/A)、トナーの体積基準におけるメディアン粒径(D50)、トナー中の離型剤ドメインの数平均粒子径、離型剤ドメイン中の微粒子の数平均粒子径の測定結果を示す。
尚、測定は、前記の方法で行った。
Figure 2007225753
《重合法によるトナーの作製》
(微粒子含有離型剤8〜13の作製)
表3に記載の「離型剤A」を70〜350℃に加熱して溶融した溶融物に、表3に記載の「微粒子」を添加し、ロールミルで混合分散して分散溶融物を作製した。次いで、この分散溶融物に、表3に記載の「離型剤B」を加え、更にロールミルで混合した。次いで、メッシュフィルターで濾過した後、冷却して微粒子含有離型剤の塊を得た。次いで、「ハンマーミル」を用いて粗粉砕して粒径5mm程度の「微粒子含有離型剤8〜13」を作製した。
表3に、「微粒子含有離型剤8〜13」の作製に用いた、離型剤A、微粒子、離型剤B、それらの量を示す。
Figure 2007225753
〈トナー8の作製〉
(コア用樹脂粒子Aの製造)3層構造樹脂粒子の作製
第一段重合
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器に、ポリオキシエチレン(2)ドデシルエーテル硫酸ナトリウム4gとイオン交換水3000gを仕込み、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を80℃に昇温させた。昇温後、過硫酸カリウム10gをイオン交換水400gに溶解させたものを添加し、液温75℃とし、下記単量体混合液を1時間かけて滴下後、75℃にて2時間加熱、撹拌することにより重合を行い、「樹脂粒子(A1)」を得た。
スチレン 532g
n−ブチルアクリレート 200g
メタクリル酸 68g
n−オクチルメルカプタン 16g
第二段重合
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器に、ポリオキシエチレン(2)ドデシルエーテル硫酸ナトリウム3gをイオン交換水1560gに溶解させた溶液を仕込み、80℃に加熱後、前記「樹脂粒子(A1)」を固形分換算35gと、微粒子含有離形剤を80℃にて溶解させた溶液を添加し、循環経路を有する機械式分散機「クレアミックス」(エム・テクニック社製)により、1時間混合分散させ、乳化粒子(油滴)を含む分散液を調製した。
スチレン 180g
n−ブチルアクリレート 110g
メタクリル酸 20g
n−オクチルメルカプタン 3g
微粒子含有離型剤8 170g
次いで、この分散液に、過硫酸カリウム5gをイオン交換水100gに溶解させた開始剤溶液を添加し、この系を80℃にて1時間にわたり加熱撹拌することにより重合を行い、「樹脂粒子(A2)」を得た。
第三段重合
更に、過硫酸カリウム5.45gをイオン交換水220gに溶解させた溶液を添加し、80℃の温度条件下に、
スチレン 390g
n−ブチルアクリレート 44g
n−オクチルメルカプタン 10g
からなる単量体混合液を1時間かけて滴下した。滴下終了後、2時間にわたり加熱撹拌することにより重合を行った後、28℃まで冷却し「樹脂粒子(A3)」を得た。これを「樹脂粒子A」とする。
(シェル用樹脂粒子Bの製造)
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器に、ポリオキシエチレン(2)ドデシルエーテル硫酸ナトリウム4gとイオン交換水3000gを仕込み、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を80℃に昇温させた。昇温後、過硫酸カリウム10gをイオン交換水400gに溶解させたものを添加し、液温80℃とし、下記単量体混合液を2時間かけて滴下後、80℃にて2時間加熱、撹拌することにより重合を行い、樹脂粒子を得た。これを「樹脂粒子B」とする。
スチレン 560g
2−エチルヘキシルアクリレート 144g
メタクリル酸 96g
n−オクチルメルカプタン 14g
(着色剤分散液の作製)
ドデシル硫酸ナトリウム90gをイオン交換水1600gに撹拌溶解した。この溶液を撹拌しながら、表4に示すC.I.ピグメントイエロー74(着色剤)420gを徐々に添加し、次いで、撹拌装置「クレアミックス」(エム・テクニック社製)を用いて分散処理することにより、着色剤粒子の分散液を調整した。これを、「着色剤Y分散液」とする。この着色剤Y分散液における着色剤粒子の粒子径を、電気泳動光散乱光度計「ELS−800」(大塚電子社製)を用いて測定したところ、110nmであった。
(凝集・融着工程)
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器に、「樹脂粒子A」を固形分換算で392gと、イオン交換水1100gと、「着色剤Y分散液」200gを仕込み、液温を30℃に調整した後、5Nの水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを10に調整した。次いで、塩化マグネシウム60gをイオン交換水60gに溶解した水溶液を、撹拌下、30℃にて10分間かけて添加した。3分間保持した後に昇温を開始し、この系を60分間かけて80℃まで昇温し、80℃を保持したまま粒子成長反応を継続した。この状態で、「コールターマルチサイザーIII」(ベックマン・コールター社製)
にて会合粒子の粒径を測定し、体積基準におけるメディアン径が6μmになった時点で、塩化ナトリウム40gをイオン交換水160gに溶解した水溶液を添加して粒子成長を停止させ、更に、熟成工程として液温度80℃にて1時間にわたり加熱撹拌することにより粒子間の融着を進行させ、「コア粒子1」を形成した。
(シェリング工程)
次いで、「樹脂粒子B」を固形分換算で44g添加し、80℃にて1時間にわたり撹拌を継続し、「コア粒子1」の表面に「樹脂粒子B」の粒子を融着させシェルを形成させた。ここで、塩化ナトリウム150gイオン交換水600gに溶解した水溶液を添加し熟成処理を行い、所望の円形度になった時点で30℃に冷却した。
(洗浄・乾燥工程)
形成した粒子をバスケット型遠心分離機「MARkIII型式番号60×40」(松本機械製)で固液分離し、トナー母体粒子のウェットケーキを形成した。該ウェットケーキを、前記バスケット型遠心分離機で濾液の電気伝導度が5μS/cmになるまで40℃のイオン交換水で洗浄し、その後「フラッシュジェットドライヤー」(セイシン企業社製)に移し、水分量が0.5質量%となるまで乾燥して「トナー母体粒子」を作製した。
(外転剤添加工程)
上記で得られた「トナー母体粒子」に、疎水性シリカ粒子(数平均一次粒子径=12nm)を1質量%、疎水性チタニア(数平均一次粒子径=20nm)を0.3質量%添加し、ヘンシェルミキサーにより混合して、「トナー8」を作製した。
〈トナー9〜13の作製〉
「トナー8」の作製において用いた微粒子含有離型剤、着色剤を、表4に示す微粒子含有離型剤、着色剤に変更した以外は同様にして、「トナー9〜13」を作製した。
表4に、得られたトナーのB/A、体積基準におけるメディアン粒径(D50)、トナー中の離型剤のドメイン径、微粒子含有離型剤中の微粒子の径を測定した結果を示す。
尚、測定は、前記の方法で行った。
Figure 2007225753
《現像剤の作製》
上記「トナー1〜13」の各々に、シリコン樹脂を被覆した体積平均粒径60μmのフェライトキャリアを混合し、トナー濃度が6%の「現像剤1〜13」を調製した。
《画像評価》
トナーの評価装置として、「bizhub PRO C500」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株)社製)を単色トナーでも画像形成できるように改造し、図2の加熱ローラー表面をクリーニングする部材を設けた定着装置を装着し、下記条件に設定したものを用いた。
定着速度:230mm/sec
加熱ローラーの表面材質:PTFE
加熱ローラーの表面温度:125℃(尚、低温定着試験は適宜変更)
画像評価は、上記画像評価装置に上記で作製したトナーと現像剤を順番に装填し、20℃、55%RHの環境で、以下の項目について行った。
プリントは、画素率が10%の画像(文字画像が7%、人物顔写真、べた白画像、べた画像がそれぞれ1/4等分にあるオリジナル画像)をA4判「Jペーパー」(光沢度4.0)(コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株)社製)に行った。
(低温定着特性)
低温定着特性は、画像評価装置の加熱ローラーの表面温度(ローラーの中心部で測定)を、90〜130℃の範囲で5℃刻みで変化させ、それぞれの表面温度の際に、搬送方向に対して垂直方向に5mm幅のべた黒帯状画像を有するA4画像を縦送りで搬送定着した後に、搬送方向に対して垂直に5mm幅のべた黒帯状画像と20mm幅のハーフトーン画像を有するA4画像を横送りで搬送し、定着オフセットに起因する画像汚れが発生しない温度領域(非オフセット領域)により判定を行った。
評価基準
◎:非オフセット領域の下限温度が110℃以下であり、且つ非オフセット温度領域が15℃以上
○:非オフセット領域の下限温度が120℃以下であり、且つ非オフセット温度領域が15℃未満
×:非オフセット領域の下限温度が125℃以上。
(光沢度)
光沢度は、べた画像部分の光沢を、JIS−Z8741−1983方法2により、入射角75°にてグロスメーター「VGS−1D」(日本電色工業社製)により10点測定し、その測定値を平均した値である。
評価基準
◎:べた画像部分の光沢度が、20以下
○:べた画像部分の光沢度が、20を越え、22以下
×:べた画像部分の光沢度が、22を越える。
(色計測)
色計測の値は、以下の測定装置を用いて測定した値である。
測定装置:分光測色計「CM3600D」(コニカミノルタセンシング社製)
測定条件:φ4mmのターゲットマスク
測定 :Jペーパーにプリントした5×5cmのべた画像パッチを10点測定し、その平均値を測定値とする。
評価基準
黒の色味としては、aの値が0.0以下であることが好ましい。
(aの値が0.5より大きくなると赤味がでてきて好ましくない)
(目の疲れ易さ)
文字画像を読んだときの目の疲れ易さは、上記プリントの文字画像を10名のパネラーに読んでもらい、下記の評価基準により評価した。
評価基準
◎:目に疲れを感じ易いと回答した人数が0名
○:目に疲れを感じ易いと回答した人数が1〜2名
×:目に疲れを感じ易いと回答した人数が2名以上。
表5に、評価結果を示す。
Figure 2007225753
表5から明らかなように、本発明の「実施例1〜7」の「トナー1、2」、「トナー6〜10」を用いて形成したトナー画像は、何れの評価項目も優れていることが判る。一方、「比較例1〜6」の「トナー3〜5」、「トナー11〜13」を用いて形成したトナー画像は、評価項目のいくつかに問題が有ることが判る。
本発明で用いられる画像形成装置の一例を示す断面構成図である。 本発明で用いられる定着装置の一例を示す断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
1Y、1M、1C、1K 感光体
4Y、4M、4C、4K 現像装置
9Y、9M、9C、9K 画像形成ユニット
6 中間転写体
10 定着装置
20 給紙カセット
101 加熱ローラー
102 加圧ローラー
103 清掃ローラー
104 清掃ウェブ
161 ハロゲンヒータ
P 転写材

Claims (6)

  1. 少なくとも樹脂と着色剤と離型剤とを含有するトナーにおいて、該トナーはトナー粒子中に数平均粒子径0.5〜2.0μmの離型剤ドメインを有し、該離型剤ドメイン中に数平均粒子径10〜500nmの微粒子を含有していることを特徴とするトナー。
  2. 前記トナーの粒子中に有する着色剤量をA質量%とし、離型剤ドメイン中に有する微粒子量をB質量%とするとき、AとBの比率(B/A)が0.001〜0.200であることを特徴とする請求項1に記載のトナー。
  3. 前記トナーの粒子はコア・シェル構造を有し、シェル層には微粒子を含有した離型剤ドメインを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー。
  4. 前記トナーの粒子はコア・シェル構造を有し、コア部には微粒子を含有した離型剤ドメインを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー。
  5. 前記トナーが、微粒子を含有した離型剤を用いて作製されたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のトナー。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のトナーの製造方法において、離型剤中に微粒子を含有させる工程を有することを特徴とするトナーの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010078862A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Fuji Xerox Co Ltd 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2011221152A (ja) * 2010-04-07 2011-11-04 Tomoegawa Paper Co Ltd 電子写真トナーおよびその製造方法

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