JP2007225524A - キャスク並びにキャスクの真空乾燥方法及び装置 - Google Patents

キャスク並びにキャスクの真空乾燥方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007225524A
JP2007225524A JP2006049326A JP2006049326A JP2007225524A JP 2007225524 A JP2007225524 A JP 2007225524A JP 2006049326 A JP2006049326 A JP 2006049326A JP 2006049326 A JP2006049326 A JP 2006049326A JP 2007225524 A JP2007225524 A JP 2007225524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cask
cavity
drying
trunk body
fuel assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006049326A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Noguchi
浩徳 野口
Kiminobu Hojo
公伸 北条
Kazuo Murakami
和夫 村上
Kenichi Matsunaga
健一 松永
Kenichiro Kotani
健一郎 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2006049326A priority Critical patent/JP2007225524A/ja
Publication of JP2007225524A publication Critical patent/JP2007225524A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

【課題】キャスク並びにキャスクの真空乾燥方法及び装置において、水分の排水性を向上することで真空乾燥処理時間の短縮を可能とする。
【解決手段】放射線を遮蔽可能な胴本体12のキャビティ13内に燃料集合体40を収納可能な格子形状をなすバスケット14を配設すると共に、胴本体12のキャビティ13の開口部を蓋部22により閉塞可能とし、胴本体12のキャビティ13の底部に残留する水分の乾燥を補助する乾燥補助手段として、バスケット14の下端に4つの切欠部51を形成することで脚部52を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、使用済みの燃料集合体を貯蔵するために使用されるキャスク、並びにこのキャスク内を乾燥させるキャスク真空乾燥方法及び装置に関する。
核燃料サイクルの終期にあって、燃焼を終えて使用できなくなった核燃料集合体を、使用済み燃料集合体という。この使用済み燃料集合体は、FPなど高放射能物質を含むために熱的に冷却する必要があることから、原子力発電所の冷却ピットで所定期間にわたって冷却される。その後、この使用済み燃料集合体は、キャスクに収納され、トラック等で中間貯蔵施設に搬送して貯蔵される。
このようなキャスクは、一般的に、上部が開口して円筒形状をなす胴本体と、この胴本体の外周部に設けられた中性子遮蔽体であるレジンと、このレジンの外周部に設けられた外筒と、胴本体の内部に配置されて使用済み燃料集合体を収容するバスケットと、胴本体の上部に固定される一次蓋及び二次蓋とから構成されている。
従って、原子力プラントにて、使用済燃料集合体は、燃料貯蔵プールに保管されており、蓋が取り外されたキャスクの胴本体をこの燃料貯蔵プールに鎮め、水中でこの胴本体内のバスケットに使用済燃料集合体を収容する作業を行う。そして、胴本体内に所定本数の使用済燃料集合体が収容されると、胴本体が水中に沈められたまま、胴本体の上部に一次蓋を固定することで上部開口を閉止する。続いて、一次蓋が固定された胴本体をプールから吊上げて取り出した後、除染ピット内で、一次蓋に形成されたベント・ドレン孔を通して内部の水を排出すると共に、真空ポンプを用いて残留した水を吸引除去し、キャビティ内にヘリウムガスを充填して密閉する。そして、胴本体の上部に二次蓋を固定することで上部開口を完全に閉止する。その後、使用済み燃料集合体が収容されたキャスクは、中間貯蔵施設で適正な年数、つまり、所定の温度以下に冷却されるまで保管される。
このように燃料貯蔵プール内でキャスク内に使用済燃料集合体を収容することで、この燃料集合体の高温化が抑制され、キャスク内に使用済燃料集合体を収容して密閉した後に内部に残留した水を排出して真空乾燥することで、胴本体と一次蓋との間に装着される金属ガスケットの腐食を防止している。
なお、上述したキャスクの乾燥方法及びその装置としては、下記特許文献1に記載されたものがある。
特開2002−156488号公報
上述した従来のキャスクの乾燥方法では、キャスク内に収容された使用済燃料集合体が、バスケット内に格納された状態で一次蓋が固定されて密閉状態となり、この状態で排水処理と真空乾燥処理を実施することとなる。ところが、使用済燃料集合体やバスケットは、キャスクの底面に接触した載置状態で収容されているため、水分がその表面張力によりこの接触部から離れにくく、排水や乾燥に長時間を要してしまう。
一般に、キャスク内を真空乾燥すると、使用済燃料集合体の周囲に空気がなくなって温度が上昇しやすくなる。この使用済燃料集合体は、構造の健全性の観点から、真空乾燥中の温度を、例えば、270℃以下に維持する必要があり、排水処理や乾燥処理を短時間で行う必要がある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、水分の排水性を向上することで真空乾燥処理時間の短縮を可能としたキャスク並びにキャスクの真空乾燥方法及び装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための請求項1の発明のキャスクは、キャビティが形成されて放射線を遮蔽可能な胴本体と、該胴本体のキャビティ内に配設されて燃料集合体を収納可能な格子形状をなすバスケットと、前記胴本体のキャビティの開口部を閉塞可能な蓋と、前記胴本体のキャビティ底部に残留する水分の乾燥を補助する乾燥補助手段とを具えたことを特徴とするものである。
請求項2の発明のキャスクでは、前記乾燥補助手段は、前記バスケットの下面に形成された切欠部を有することを特徴としている。
請求項3の発明のキャスクでは、前記乾燥補助手段は、前記燃料集合体を構成する燃料棒の下部と前記胴本体のキャビティ底部との間に設けられた熱伝導部材を有することを特徴としている。
請求項4の発明のキャスクでは、前記熱伝導部材は、前記燃料集合体に対して着脱自在に設けられたことを特徴としている。
請求項5の発明のキャスクでは、前記乾燥補助手段は、前記胴本体の下部に設けられた加熱手段を有することを特徴としている。
請求項6の発明のキャスクでは、前記乾燥補助手段は、前記胴本体のキャビティ底面に設けられた伝熱フィンを有することを特徴としている。
請求項7の発明のキャスクの真空乾燥方法では、前記キャスク内の空気を吸引する空気吸引処理と、前記キャスク内に高温の不活性ガスを供給する不活性ガス供給処理とを、前記キャスク内の湿度が予め設定された湿度以下となるまで交互に繰り返し行うことを特徴としている。
請求項8の発明のキャスクの真空乾燥装置では、前記キャスク内の空気を吸引する空気吸引手段と、前記キャスク内に高温の不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、前記キャスク内の湿度を検出する湿度検出手段と、該湿度検出手段が検出した前記キャスク内の湿度が予め設定された所定の湿度以下となるまで前記空気吸引手段及び前記不活性ガス供給手段を制御して前記キャスク内の空気の吸引と前記キャスク内への高温の不活性ガスの供給を交互に行う制御手段とを具えたことを特徴としている。
請求項1の発明のキャスクによれば、キャビティが形成されて放射線を遮蔽可能な胴本体と、この胴本体のキャビティ内に配設されて燃料集合体を収納可能な格子形状をなすバスケットと、胴本体のキャビティの開口部を閉塞可能な蓋とを設けると共に、胴本体のキャビティ底部に残留する水分の乾燥を補助する乾燥補助手段を設けたので、胴本体のキャビティ内に配設されたバスケットに燃料集合体を収納し、蓋を用いて内部を密閉した後、内部を真空乾燥により乾燥させるとき、乾燥補助手段を用いてキャビティの底部に残留する水分の乾燥を補助することができ、キャビティ内の水分の排水性を向上することで真空乾燥処理時間の短縮を可能とすることができる。
請求項2の発明のキャスクによれば、乾燥補助手段としてバスケットの下面に切欠部を形成したので、バスケットの下面とキャビティ底面との接触面積を減少することができ、表面張力による水分の残留量が減少し、真空乾燥時間を短縮することができる。
請求項3の発明のキャスクによれば、乾燥補助手段として燃料集合体を構成する燃料棒の下部と胴本体のキャビティ底部との間に熱伝導部材を設けたので、燃料棒の熱が熱伝導部材を介してキャビティ底部に伝わることで、キャビティの底部に残留する水分を加熱して乾燥を効率的に行うことができ、真空乾燥時間を短縮することができると共に、燃料棒の温度上昇を抑制することができる。
請求項4の発明のキャスクによれば、熱伝導部材を燃料集合体に対して着脱自在に設けたので、原子炉で燃料集合体を使用するときはこの熱伝導部材を取外し、燃料集合体をキャスクに収容するときに、熱伝導部材を燃料集合体に取付けてからキャスクに収容すればよく、熱伝導部材の利便性を向上することができる。
請求項5の発明のキャスクによれば、乾燥補助手段として胴本体の下部に加熱手段を設けたので、胴本体のキャビティ内に燃料集合体を収納して密閉した後、加熱手段により胴本体の下部を加熱することで、キャビティの底部に残留する水分を加熱して蒸発を促進することができ、真空乾燥時間を短縮することができる。
請求項6の発明のキャスクによれば、乾燥補助手段として胴本体のキャビティ底面に伝熱フィンを設けたので、伝熱フィンによりキャビティ底面の伝熱面積が拡大し、加熱手段により胴本体の下部を加熱するとき、キャビティの底部に残留する水分を早期に加熱して蒸発を促進することができ、真空乾燥時間を更に短縮することができる。
請求項7の発明のキャスクの真空乾燥方法によれば、キャスク内の空気を吸引する空気吸引処理と、キャスク内に高温の不活性ガスを供給する不活性ガス供給処理とを、キャスク内の湿度が予め設定された湿度以下となるまで交互に繰り返し行うようにしたので、キャスク内の空気を吸引することで、キャビティに残留する水分を排除して乾燥することができ、キャスク内に高温の不活性ガスを供給することで、キャビティ内を加熱して残留する水分を昇温し、この水分の蒸発を促進して真空乾燥時間を更に短縮することができる。
請求項8の発明のキャスクの真空乾燥装置によれば、キャスク内の空気を吸引する空気吸引手段と、キャスク内に高温の不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、キャスク内の湿度を検出する湿度検出手段を設けると共に、湿度検出手段が検出したキャスク内の湿度が予め設定された所定の湿度以下となるまで空気吸引手段及び不活性ガス供給手段を制御してキャスク内の空気の吸引とキャスク内への高温の不活性ガスの供給を交互に行う制御手段を設けたので、制御手段は、キャスク内の空気の吸引とキャスク内への高温の不活性ガスの供給を交互に行ってキャスク内の湿度を所定の湿度以下まで下降させることとなり、この場合、キャスク内の空気を吸引することで、キャビティに残留する水分を排除して乾燥することができ、キャスク内に高温の不活性ガスを供給することで、キャビティ内を加熱して残留する水分を昇温し、この水分の蒸発を促進して真空乾燥時間を更に短縮することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るキャスク並びにキャスクの真空乾燥方法及び装置の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例1に係るキャスクにおける燃料集合体が収容されたバケットの断面図、図2は、実施例1のバケット斜視図、図3は、実施例1のキャスクの一部断面概略図、図4は、実施例1のキャスクの縦断面図、図5は、実施例1のキャスクの水平断面図、図6は、実施例1のキャスク内の乾燥作業を表す概略図である。
まず、実施例1のキャスクについて詳細に説明する。図3乃至5に示すように、キャスク11において、胴本体12は円筒形状をなし、内部に設けられるキャビティ13の内面がバスケット14の外側形状に合わせて機械加工されており、このキャビティ13の内面の機械加工は、専用の加工装置を用いてフライス等によって行われる。胴本体12の下部には底部15が溶接により結合されており、この胴本体12及び底部15は、γ線遮蔽機能を有する炭素鋼製の鍛造品となっているが、炭素鋼の代わりにステンレス鋼を用いることもできる。
胴本体12の外周側には所定の隙間を開けて外筒16が配設されており、胴本体12の外周面と外筒16の内周面との間には、熱伝導を行う銅製の伝熱フィン17が周方向に均等間隔で複数溶接されている。そして、胴本体12と外筒16との空間部に水素を多く含有する高分子材料であって中性子遮蔽機能を有するレジン(中性子遮蔽体)18が流動状態で図示しないパイプ等を介して注入され、冷却固化されている。この場合、内部フィン17は、放熱を均一に行うために熱量の多い部分に高い密度で設けるようにするのが好ましい。また、底部15の下側には複数の連結板19により所定の隙間を開けて底板20が連結されており、この底部15と底板20との空間部にレジン(中性子遮蔽体)21が設けられている。なお、レジン18,21と外筒16または底板20との間には、数mmの熱膨張しろが設けられており、この熱膨張しろは、ホットメルト接着剤等にヒータを埋め込んだ消失型を外筒16の内周面または底板20の上面に配設し、レジン18,21を注入して固化した後、ヒータを加熱して溶融排出することによって形成する。
胴本体12の上部開口を閉塞する蓋部22は、一次蓋23と二次蓋24によって構成されている。一次蓋23は、γ線を遮蔽するステンレス鋼または炭素鋼からなる円盤形状である。また、二次蓋24も、ステンレス鋼製または炭素鋼製の円盤形状であるが、その上面には、レジン(中性子遮蔽体)25が封入されている。この一次蓋23及び二次蓋24は、ステンレス鋼製または炭素鋼製のボルト26,27により胴本体12の上端部に取付けられている。この場合、胴本体12と一次蓋23、一次蓋23と二次蓋24との間に、それぞれアルミニウム製の金属ガスケット28,29が介装され、内部の密封性を確保している。また、蓋部22の周囲には、レジン30を封入した補助遮蔽体31が設けられている。
キャスク11の内部に設けられるバスケット14は、使用済みの燃料集合体40を収納するセル32を構成する複数本の角パイプから構成されている。この角パイプには、アルミニウムまたはアルミニウム合金の粉末に中性子吸収性能をもつボロンまたはボロン化合物の粉末を添加したアルミニウム複合材またはアルミニウム合金を用いる。また、中性子吸収材としては、ボロンの他にカドミウムを用いることができる。
また、一次蓋23には、これを貫通してベント・ドレン孔33が形成されており、このベント・ドレン孔33にベント・ドレンプラグ34が嵌合して固定されており、ベント・ドレンプラグ34の上部にこれを被覆するプラグカバー35が固定されている。そして、キャビティ14の側部にはドレンパイプ36が上下方向に沿って配設されており、上端部がベント・ドレン孔33に接続する一方、下端部が胴本体12(キャビティ14)の底面近傍まで延出されている。
また、胴本体12の外周面の両側には、キャスク11を吊り下げるためのトラニオン37が設けられている。キャスク11は、内部に使用済みの燃料集合体40を収納した後、貯蔵施設まで搬送されるが、このキャスク11の搬送時には、胴本体12の上端部に取付けた補助遮蔽体31を取外し、キャスク11の上端部及び下端部に図示しない緩衝体を取付ける。この緩衝体は、ステンレス鋼材によって作成されたハウジング内にレッドウッド材などの緩衝材を組み込んだ構造となっている。そして、キャスク11が中間貯蔵施設に搬入された後は、この緩衝体を取外し、据付台38を用いて起立状態で保管する。
ところで、使用済燃料集合体40は、燃料貯蔵プールに保管されており、上述したキャスク11をこの燃料貯蔵プールに鎮め、水中でこの使用済燃料集合体40をキャスク11のバスケット14に収容する作業を行う。そして、キャスク11内に所定本数の使用済燃料集合体40が収容されると、水中で一次蓋23を固定してからこのキャスク11をプールから取り出す。そして、除染ピット内で、一次蓋23のベント・ドレン孔33を通してキャビティ13内の水を排出すると共に、真空ポンプを用いて残留した水を吸引除去して乾燥させることで、胴本体12と一次蓋23との間に装着される金属ガスケット28の腐食を防止している。
ところが、使用済燃料集合体40はバスケット14に収容され、このバスケット14は、キャスク11におけるキャビティ13の底面に接触した状態で載置されており、使用済燃料集合体40及びバスケット14の下部とキャビティ13の底面との接触部に、表面張力により水分が残留しやすく、排水や乾燥に長時間を要してしまう。そこで、本実施例では、キャビティ14の底部に残留する水分の乾燥を補助する乾燥補助手段として、バスケット14の下面に切欠部を形成している。
燃料集合体40は、図1に示すように、多数の燃料棒41が支持格子42により格子状に束ねられて構成され、上端部に上部ノズル43が固定される一方、下端部に下部ノズル44が固定されている。なお、図1では、煩雑になるため、燃料棒41間の格子部分を省略し、外周部のみ模式的に図示した。また、燃料集合体40は、上述した多数の燃料棒41と、図示しない制御棒が挿入される複数の制御棒案内管45と、図示しない炉内計装用検出器が挿入される1本の炉内計装用案内管46とからなっており、各燃料棒41の燃料棒ピッチは、所定長さに設定されている。
一方、この燃料集合体40が収容されるバスケット14は、上述したように、セル32を構成する複数本の角パイプが組み合わされて格子形状をなしている。そして、このバスケット14は、図1及び図2に示すように、側壁部の下端に4つの切欠部51を形成することで、4つの角部にそれぞれ脚部52を設け、バスケット14の下部とキャビティ13の底面との接触部を少なくしている。
ここで、上述したキャスク11内に使用済燃料集合体40を収容した後に、内部の空気を吸引してキャビティ13を乾燥させるキャスクの真空乾燥装置及び方法について説明する。
キャスクの真空乾燥装置において、図6に示すように、胴本体12に固定された一次蓋23には、ベント・ドレン孔33が形成されており、このベント・ドレン孔33には、排出ライン60が接続可能となっており、この排出ライン60に開閉弁61と真空ポンプ62が接続されると共に、圧力センサ63、温度センサ64、湿度センサ65が接続されている。また、ベント・ドレン孔33には、供給ライン66が接続可能となっており、この供給ライン66に開閉弁67とブロワ68とヘリウムガスタンク69が接続されている。そして、制御装置70には、圧力センサ63、温度センサ64、湿度センサ65が接続され、各種の検出結果が入力されるようになっており、制御装置70は、その検出結果に基づいて排出ライン60の開閉弁61及び真空ポンプ62と、供給ライン66の開閉弁67及びブロワ68を制御可能となっている。
従って、燃料貯蔵プールでキャスク11の胴本体12内に所定本数の使用済燃料集合体40を収容し、一次蓋23を固定してからキャスク11をプールから取り出した状態で、一次蓋23のベント・ドレン孔33に対して排出ライン60及び供給ライン66を接続する。そして、制御装置70は、まず、開閉弁61を開放する一方、開閉弁67を閉止し、真空ポンプ62を駆動することで、キャビティ13内に残留する水分をベント・ドレン孔33及びドレンパイプ36を用いて吸引除去する。そして、所定時間にわたってキャビティ13内に残留する水分の吸引除去処理をすると、制御装置70は真空ポンプ62の駆動を停止し、次に、開閉弁61を閉止する一方、開閉弁67を開放し、ブロワ68を駆動することで、キャビティ13内にヘリウムガスを充填する。
制御装置70は、このキャビティ13内の吸引除去処理と、ヘリウムガスの充填処理を繰り返し行い、湿度センサ65の検出結果に基づいて、キャビティ13内の湿度が所定値以下になったら、各種処理を終了する。このキャビティ13における水分の吸引除去処理を実施するとき、本実施例では、上述したように、この燃料集合体40が収容されるバスケット14は、下端に4つの切欠部51を形成することで脚部52を設けており、キャビティ13の底面との接触面積が少なくなっているため、この接触部での表面張力による水分の残留量が減少し、真空乾燥時間を短縮することができる。
そして、キャスク11におけるキャビティ13内の真空乾燥作業が終了したら、ベント・ドレン孔33から排出ライン60及び供給ライン66の接続を解除すると共に、このベント・ドレン孔33にベント・ドレンプラグ34を嵌合して固定し、一次蓋23を上方から被覆するように二次蓋24を嵌合し、複数のボルト27により胴本体11に固定することでキャビティ13を完全に密閉する。従って、キャスク11のキャビティ13内に残留する水分を確実に排出することができ、金属ガスケット28,29の腐食を防止することができる。
このように実施例1のキャスクにあっては、放射線を遮蔽可能な胴本体12のキャビティ13内に燃料集合体40を収納可能な格子形状をなすバスケット14を配設すると共に、胴本体12のキャビティ13の開口部を蓋部22により閉塞可能とし、胴本体12のキャビティ13の底部に残留する水分の乾燥を補助する乾燥補助手段として、バスケット14の下端に4つの切欠部51を形成することで脚部52を設けている。
従って、胴本体12のキャビティ13内に配設されたバスケット14に使用済燃料集合体40を収納し、一次蓋23を用いて内部を密閉した後、内部を真空乾燥により乾燥させるとき、バスケット14の下端には切欠部51が形成されているため、脚部52とキャビティ13の底面との接触面積が少なくなり、キャビティ13の底部に残留する水分の乾燥を補助することで、この接触部での表面張力による水分の残留量が減少し、その結果、キャビティ13内の水分の排水性を向上することで真空乾燥処理時間の短縮を可能とすることができる。
また、本実施例では、乾燥補助手段として、バスケット14の下端に4つの切欠部51を形成して4つの脚部52を設け、バスケット14の下端部とキャビティ13の底面との接触面積を減少させており、簡単な構成で、且つ、高コスト化を招くことなく容易にキャビティ13内の水分の排水性を向上することができる。
なお、本実施例では、バスケット14の下端に4つの切欠部51を形成して4つの脚部52を設けたが、その数は実施例に限定されることはなく、また、切欠部51及び脚部52の形状も実施例に限定されるものではなく、例えば、切欠部を台形状として脚部の下端部を先細となるように形成することで、更に、バスケット14の下端部とキャビティ13の底面との接触面積を減少させることができる。
図7は、本発明の実施例2に係るキャスクにおける燃料集合体が収容されたバケットの断面図、図8は、実施例2における燃料集合体が収容されたバケットの水平断面図、図9は、実施例2における熱伝導部材の平面図である。なお、本実施例のキャスクにおける全体構成は、上述した実施例1とほぼ同様であり、図3乃至図6を用いて説明すると共に、この実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例2のキャスク11において、図7及び図8に示すように、燃料集合体40は、多数の燃料棒41が支持格子42により格子状に束ねられ、上端部に上部ノズル43が固定される一方、下端部に下部ノズル44が固定されており、多数の燃料棒41と共に複数の制御棒案内管45と、1本の炉内計装用案内管46が束ねられている。一方、この燃料集合体40が収容されるバスケット14は、複数本の角パイプが組み合わされて格子形状をなしており、このバスケット14内に使用済燃料集合体40が収容されている。
そして、本実施例では、胴本体12におけるキャビティ13の底部に残留する水分の乾燥を補助する乾燥補助手段として、燃料集合体40を構成する燃料棒41の下部とキャビティ13の底部との間に熱伝導部材71を設けている。この熱伝導部材71は、図7乃至図9に示すように、一対のコ字形状をなす枠形部材72,73の一端部が連結ピン74により回動自在に連結されると共に、他端部が連結ボルト75及び連結ナット76により連結可能であり、燃料集合体40に対して着脱自在となっている。
即ち、この熱伝導部材71は、一対の枠形部材72,73を連結ピン74を支点として開いた状態で、燃料集合体40の外側から各燃料棒41の下面と下部ノズル44の上面との間に挿入可能であり、他端部を連結ボルト75及び連結ナット76により連結することで、燃料集合体40に装着することができる。この熱伝導部材71の装着状態では、上面が外側に位置する一部の燃料棒41の下面に接触し、下面が下部ノズル44の上面に接触している。つまり、燃料集合体40の燃料棒41と下部ノズル44とを熱伝導部材71を介して接触状態とすることで、燃料棒41とキャビティ13の底面とを伝導部材71及び下部ノズル44を介して接触状態としている。
この場合、燃料棒41は、自身の熱膨張を考慮して下部ノズル44との間に所定の隙間が設けられているが、制御棒案内管45と炉内計装用案内管46は下端部が下部ノズル44に連結されているため、制御棒案内管45と炉内計装用案内管46が存在しない燃料棒41と下部ノズル44との隙間、つまり、燃焼集合体40の外周部に熱伝導部材71を装着している。また、熱伝導部材71の材質は、熱伝導性が高く、且つ、耐腐食性の高い材料とすることが望ましく、例えば、アルミニウム合金が好ましく、または、下部ノズル44と同材質のステンレス鋼としてもよい。
従って、図6及び図7に示すように、燃料貯蔵プールでキャスク11の胴本体12内に所定本数の使用済燃料集合体40を収容し、一次蓋23を固定してからキャスク11をプールから取り出す。この使用済燃料集合体40をャスク11内に収容するとき、燃料集合体40における外側の燃料棒41の下部と下部ノズル44との間に熱伝導部材71を装着する。この状態で、一次蓋23のベント・ドレン孔33に対して排出ライン60及び供給ライン66を接続する。そして、開閉弁61を開放する一方、開閉弁67を閉止し、真空ポンプ62を駆動することで、キャビティ13内に残留する水分をベント・ドレン孔33及びドレンパイプ36を用いて吸引除去する。そして、所定時間にわたってキャビティ13内に残留する水分の吸引除去処理をすると、真空ポンプ62の駆動を停止し、開閉弁61を閉止する一方、開閉弁67を開放し、ブロワ68を駆動することで、キャビティ13内にヘリウムガスを充填する。
このキャビティ13内の吸引除去処理とヘリウムガスの充填処理を繰り返し行い、湿度センサ65の検出結果に基づいて、キャビティ13内の湿度が所定値以下になったら、各種処理を終了する。このキャビティ13における水分の吸引除去処理を実施するとき、本実施例では、上述したように、燃料集合体40における外側の燃料棒41の下部と下部ノズル44との間に熱伝導部材71が装着されており、各燃料棒41の熱が熱伝導部材71及び下部ノズル44を伝ってキャビティ13の底面に伝達される。そのため、キャビティ13の底面に残留している水分を加熱してその蒸発が促進され、真空乾燥時間を短縮することができる。また、燃料棒41の熱が熱伝導部材71及び下部ノズル44を伝ってキャビティ13の底面に伝達されため、燃料棒41の昇温を抑制することができる。
そして、キャスク11におけるキャビティ13内の真空乾燥作業が終了したら、ベント・ドレン孔33から排出ライン60及び供給ライン66の接続を解除すると共に、このベント・ドレン孔33にベント・ドレンプラグ34を嵌合して固定し、一次蓋23を上方から被覆するように二次蓋24を嵌合し、複数のボルト27により胴本体11に固定することでキャビティ13を完全に密閉する。従って、キャスク11のキャビティ13内に残留する水分を確実に排出することができ、金属ガスケット28,29の腐食を防止することができる。
このように実施例2のキャスクにあっては、放射線を遮蔽可能な胴本体12のキャビティ13内に燃料集合体40を収納可能な格子形状をなすバスケット14を配設すると共に、胴本体12のキャビティ13の開口部を蓋部22により閉塞可能とし、胴本体12のキャビティ13の底部に残留する水分の乾燥を補助する乾燥補助手段として、燃料集合体40における外側の燃料棒41の下端部と下部ノズル44との間に熱伝導部材71を装着している。
従って、胴本体12のキャビティ13内に配設されたバスケット14に使用済燃料集合体40を収納し、一次蓋23を用いて内部を密閉した後、内部を真空乾燥により乾燥させるとき、各燃料棒41の熱が熱伝導部材71及び下部ノズル44を伝ってキャビティ13の底面に伝達され、このキャビティ13の底面に残留している水分を加熱してその蒸発を促進することとなり、キャビティ13の底部に残留する水分の乾燥を補助することで、この接触部での表面張力による水分の残留量が減少し、その結果、キャビティ13内の水分の排水性を向上することで真空乾燥処理時間の短縮を可能とすることができる。
また、本実施例では、乾燥補助手段としての熱伝導部材71を、一対のコ字形状をなす枠形部材72,73の一端部を連結ピン74により回動自在に連結して構成し、燃料集合体40に対してその外側から挿入し、連結ボルト75及び連結ナット76により連結可能としており、簡単な構成で、且つ、高コスト化を招くことなく容易にキャビティ13内の水分の排水性を向上することができる。
なお、本実施例では、熱伝導部材71を、一対のコ字形状をなす枠形部材72,73と連結ピン74し連結ボルト75及び連結ナット76により構成したが、この構成に限定されるものではなく、複数のブロック形状をなす熱伝導部材を燃料棒41の下端部と下部ノズル44との間に嵌合、または、固定してもよく、適宜設計すればよいものである。
図10は、本発明の実施例3に係るキャスクの一部断面概略図である。なお、本実施例のキャスクにおける全体構成は、上述した実施例1とほぼ同様であり、図6を用いて説明すると共に、この実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例3のキャスク11において、図10に示すように、胴本体12におけるキャビティ13の底部に残留する水分の乾燥を補助する乾燥補助手段として、胴本体12の下部に円盤形状をなすヒータ(加熱手段)81を設けている。この場合、ヒータ81の代えて低周波加熱装置であってもよい。
従って、図6及び図10に示すように、燃料貯蔵プールでキャスク11の胴本体12内に所定本数の使用済燃料集合体40を収容し、一次蓋23を固定してからキャスク11をプールから取り出す。このとき、キャスク11をヒータ81上に設置する。この状態で、一次蓋23のベント・ドレン孔33に対して排出ライン60及び供給ライン66を接続する。そして、開閉弁61を開放する一方、開閉弁67を閉止し、真空ポンプ62を駆動することで、キャビティ13内に残留する水分をベント・ドレン孔33及びドレンパイプ36を用いて吸引除去する。そして、所定時間にわたってキャビティ13内に残留する水分の吸引除去処理をすると、真空ポンプ62の駆動を停止し、開閉弁61を閉止する一方、開閉弁67を開放し、ブロワ68を駆動することで、キャビティ13内にヘリウムガスを充填する。
このキャビティ13内の吸引除去処理とヘリウムガスの充填処理を繰り返し行い、湿度センサ65の検出結果に基づいて、キャビティ13内の湿度が所定値以下になったら、各種処理を終了する。このキャビティ13における水分の吸引除去処理を実施するとき、本実施例では、上述したように、キャスク11の下部にヒータ81を設けており、この処理を実施するときに、ヒータ81を作動して胴本体12の下部を加熱する。そのため、キャビティ13の底面に残留している水分が加熱されてその蒸発が促進され、真空乾燥時間を短縮することができる。
そして、キャスク11におけるキャビティ13内の真空乾燥作業が終了したら、ベント・ドレン孔33から排出ライン60及び供給ライン66の接続を解除すると共に、このベント・ドレン孔33にベント・ドレンプラグ34を嵌合して固定し、一次蓋23を上方から被覆するように二次蓋24を嵌合し、複数のボルト27により胴本体11に固定することでキャビティ13を完全に密閉する。従って、キャスク11のキャビティ13内に残留する水分を確実に排出することができ、金属ガスケット28,29の腐食を防止することができる。
このように実施例3のキャスクにあっては、放射線を遮蔽可能な胴本体12のキャビティ13内に燃料集合体40を収納可能な格子形状をなすバスケット14を配設すると共に、胴本体12のキャビティ13の開口部を蓋部22により閉塞可能とし、胴本体12のキャビティ13の底部に残留する水分の乾燥を補助する乾燥補助手段として、胴本体12の下部に円盤形状をなすヒータ(加熱手段)81を設けている。
従って、胴本体12のキャビティ13内に配設されたバスケット14に使用済燃料集合体40を収納し、一次蓋23を用いて内部を密閉した後、内部を真空乾燥により乾燥させるとき、ヒータ81を作動して胴本体12の下部を加熱することで、キャビティ13の底面に残留している水分を加熱してその蒸発を促進することとなり、キャビティ13の底部に残留する水分の乾燥を補助することで、この接触部での表面張力による水分の残留量が減少し、その結果、キャビティ13内の水分の排水性を向上することで真空乾燥処理時間の短縮を可能とすることができる。
また、本実施例では、乾燥補助手段としてヒータ91を適用したことで、キャスク11の大幅な変更を不要として高コスト化を抑制することができる。
図11は、本発明の実施例4に係るキャスクの一部断面概略図である。なお、本実施例のキャスクにおける全体構成は、上述した実施例1とほぼ同様であり、図6を用いて説明すると共に、この実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例4のキャスク11において、図11に示すように、胴本体12におけるキャビティ13の底部に残留する水分の乾燥を補助する乾燥補助手段として、胴本体12の下部に円盤形状をなすヒータ(加熱手段)81を設けると共に、胴本体12のキャビティ13の底面に伝熱フィン82を設けている。この場合、複数の伝熱フィン82を格子状に形成することで、伝熱面積を拡大することが望ましい。
従って、図6及び図11に示すように、燃料貯蔵プールでキャスク11の胴本体12内に所定本数の使用済燃料集合体40を収容し、一次蓋23を固定してからキャスク11をプールから取り出す。このとき、キャスク11をヒータ81上に設置する。この状態で、一次蓋23のベント・ドレン孔33に対して排出ライン60及び供給ライン66を接続する。そして、開閉弁61を開放する一方、開閉弁67を閉止し、真空ポンプ62を駆動することで、キャビティ13内に残留する水分をベント・ドレン孔33及びドレンパイプ36を用いて吸引除去する。そして、所定時間にわたってキャビティ13内に残留する水分の吸引除去処理をすると、真空ポンプ62の駆動を停止し、開閉弁61を閉止する一方、開閉弁67を開放し、ブロワ68を駆動することで、キャビティ13内にヘリウムガスを充填する。
このキャビティ13内の吸引除去処理とヘリウムガスの充填処理を繰り返し行い、湿度センサ65の検出結果に基づいて、キャビティ13内の湿度が所定値以下になったら、各種処理を終了する。このキャビティ13における水分の吸引除去処理を実施するとき、本実施例では、上述したように、キャスク11の下部にヒータ81を設けており、この処理を実施するときに、ヒータ81を作動して胴本体12の下部を加熱する。このとき、キャビティ13の底面に複数の伝熱フィン82が形成されていることで伝熱面積が拡大され、ヒータ81の熱がキャビティ13の底面に残留している水分に効果的に伝達されるため、この水分が加熱されてその蒸発が促進され、真空乾燥時間を短縮することができる。
そして、キャスク11におけるキャビティ13内の真空乾燥作業が終了したら、ベント・ドレン孔33から排出ライン60及び供給ライン66の接続を解除すると共に、このベント・ドレン孔33にベント・ドレンプラグ34を嵌合して固定し、一次蓋23を上方から被覆するように二次蓋24を嵌合し、複数のボルト27により胴本体11に固定することでキャビティ13を完全に密閉する。従って、キャスク11のキャビティ13内に残留する水分を確実に排出することができ、金属ガスケット28,29の腐食を防止することができる。
このように実施例4のキャスクにあっては、放射線を遮蔽可能な胴本体12のキャビティ13内に燃料集合体40を収納可能な格子形状をなすバスケット14を配設すると共に、胴本体12のキャビティ13の開口部を蓋部22により閉塞可能とし、胴本体12のキャビティ13の底部に残留する水分の乾燥を補助する乾燥補助手段として、胴本体12の下部に円盤形状をなすヒータ81を設けると共に、胴本体12のキャビティ13の底面に伝熱フィン82を設けている。
従って、胴本体12のキャビティ13内に配設されたバスケット14に使用済燃料集合体40を収納し、一次蓋23を用いて内部を密閉した後、内部を真空乾燥により乾燥させるとき、ヒータ81を作動して胴本体12の下部を加熱することで、この熱が複数の伝熱フィン82を介してキャビティ13の底面に残留している水分に効果的に伝達されるため、この水分を早期に加熱してその蒸発を促進することとなり、キャビティ13の底部に残留する水分の乾燥を補助することで、この接触部での表面張力による水分の残留量が減少し、その結果、キャビティ13内の水分の排水性を向上することで真空乾燥処理時間の短縮を可能とすることができる。
図12は、本発明の実施例5に係るキャスク内の乾燥作業を表す概略図である。なお、本実施例のキャスクにおける全体構成は、上述した実施例1とほぼ同様であり、図3乃至図5を用いて説明すると共に、この実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例5のキャスクの真空乾燥装置において、図12に示すように、胴本体12に固定された一次蓋23には、ベント・ドレン孔33a,33bが形成されており、このベント・ドレン孔33a,33bには、ドレンパイプ36a,36bが連結されている。一方のベント・ドレン孔33aには、排出ライン91が接続可能となっており、この排出ライン91に第1開閉弁62と真空ポンプ93が接続されると共に、排出ライン91から分岐した分岐ライン94に第2開閉弁95が接続されている。そして、この排出ライン91に圧力センサ96、温度センサ97、湿度センサ98が接続されている。また、他方のベント・ドレン孔33bには、供給ライン99が接続可能となっており、この供給ライン99に第3開閉弁100とヒータ101とブロワ102と不活性ガスタンク103が接続されている。そして、制御装置104には、圧力センサ96、温度センサ97、湿度センサ98が接続され、各種の検出結果が入力されるようになっており、制御装置104は、その検出結果に基づいて排出ライン91の第1開閉弁82及び真空ポンプ93、分岐ライン94の第2開閉弁95、供給ライン99の第3開閉弁100及びヒータ101及びブロワ102を制御可能となっている。
従って、燃料貯蔵プールでキャスク11の胴本体12内に所定本数の使用済燃料集合体40を収容し、一次蓋23を固定してからキャスク11をプールから取り出した状態で、一次蓋23のベント・ドレン孔33a,33bに対して排出ライン91及び供給ライン99を接続する。そして、制御装置104は、まず、第1開閉弁92を開放する一方、第2、第3開閉弁95,100を閉止し、真空ポンプ93を駆動することで、キャビティ13内に残留する水分をベント・ドレン孔33a及びドレンパイプ36aを用いて吸引除去する。そして、所定時間にわたってキャビティ13内に残留する水分の吸引除去処理をすると、制御装置104は真空ポンプ93の駆動を停止し、次に、第1開閉弁92を閉止する一方、第2、第3開閉弁95,100を開放し、ヒータ101及びブロワ102を駆動することで不活性ガスを加熱し、ベント・ドレン孔33b及びドレンパイプ36bを用いてキャビティ13内に供給し、排出ライン91及び分岐ライン94を通して外部に排出する。即ち、キャビティ13内に高温の不活性ガスを循環することで内部を加熱する。
制御装置104は、このキャビティ13内の吸引除去処理と、高温の不活性ガスの循環処理を繰り返し行い、湿度センサ98の検出結果に基づいて、キャビティ13内の湿度が所定値以下になったら、各種処理を終了する。このキャビティ13における水分の吸引除去処理を実施するとき、本実施例では、上述したように、キャビティ13内に高温の不活性ガスを循環して内部を加熱するため、キャビティ13内に残留している水分が加熱されて蒸発が促進され、真空乾燥時間を短縮することができる。
そして、キャスク11におけるキャビティ13内の真空乾燥作業が終了したら、ベント・ドレン孔33a,33bから排出ライン91及び供給ライン99の接続を解除すると共に、このベント・ドレン孔33a,33bに図示しないベント・ドレンプラグを嵌合して固定し、一次蓋23を上方から被覆するように二次蓋24を嵌合し、複数のボルト27により胴本体11に固定することでキャビティ13を完全に密閉する。従って、キャスク11のキャビティ13内に残留する水分を確実に排出することができ、金属ガスケット28,29の腐食を防止することができる。なお、キャスク11におけるキャビティ13内の真空乾燥作業の終了後、内部にヘリウムガスを充填してもよい。
このように実施例5のキャスクにあっては、放射線を遮蔽可能な胴本体12のキャビティ13内に燃料集合体40を収納可能な格子形状をなすバスケット14を配設すると共に、胴本体12のキャビティ13の開口部を蓋部22により閉塞可能とし、一次蓋23のベント・ドレン孔33a,33bに排出ライン91を接続し、この排出ライン91に第1開閉弁62と真空ポンプ93が接続すると共に、排出ライン91から分岐した分岐ライン94に第2開閉弁95が接続する一方、ベント・ドレン孔33bに供給ライン99を接続し、この供給ライン99に第3開閉弁100とヒータ101とブロワ102と不活性ガスタンク103を接続している。
従って、制御装置104が各開閉弁92,95,100を開閉制御すると共に、真空ポンプ93とヒータ101及びブロワ102を駆動制御することで、キャビティ13内の吸引除去処理と高温の不活性ガスの循環処理とを繰り返し行い、キャビティ13内に残留している水分を高温の不活性ガスにより加熱して蒸発を促進し、その結果、キャビティ13内の水分の排水性を向上することで真空乾燥処理時間の短縮を可能とすることができる。
本発明に係るキャスク及びキャスクの真空乾燥方法及び装置は、内部に残留する水分の乾燥を補助する乾燥補助手段を設けることで、水分の排水性を向上して真空乾燥処理時間の短縮を可能とするものであり、いずれの種類のキャスクにも適用することができる。
本発明の実施例1に係るキャスクにおける燃料集合体が収容されたバケットの断面図である。 実施例1のバケット斜視図である。 実施例1のキャスクの一部断面概略図である。 実施例1のキャスクの縦断面図である。 実施例1のキャスクの水平断面図である。 実施例1のキャスク内の乾燥作業を表す概略図である。 本発明の実施例2に係るキャスクにおける燃料集合体が収容されたバケットの断面図である。 実施例2における燃料集合体が収容されたバケットの水平断面図である。 実施例2における熱伝導部材の平面図である。 本発明の実施例3に係るキャスクの一部断面概略図である。 本発明の実施例4に係るキャスクの一部断面概略図である。 本発明の実施例5に係るキャスク内の乾燥作業を表す概略図である。
符号の説明
11 キャスク
12 胴本体
13 キャビティ
14 バスケット
22 蓋部
23 一次蓋
24 二次蓋
28,29 金属ガスケット
33 ベント・ドレン孔
34 ベント・ドレンプラグ
36 ドレンパイプ
40 燃料集合体
41 燃料棒
42 支持格子
43 上部ノズル
44 下部ノズル
51 切欠部(乾燥補助手段)
52 脚部
71 熱伝導部材(乾燥補助手段)
72,73 枠形部材
81 ヒータ乾燥補助手段)
91 排出ライン
92,95,100 開閉弁
93 進行ポンプ
94 分岐ライン
95 第2開閉弁
98 湿度センサ
99 供給ライン
101 ヒータ
102 ブロワ
103 不活性ガスタンク
104 制御装置

Claims (8)

  1. キャビティが形成されて放射線を遮蔽可能な胴本体と、該胴本体のキャビティ内に配設されて燃料集合体を収納可能な格子形状をなすバスケットと、前記胴本体のキャビティの開口部を閉塞可能な蓋と、前記胴本体のキャビティ底部に残留する水分の乾燥を補助する乾燥補助手段とを具えたことを特徴とするキャスク。
  2. 請求項1に記載のキャスクにおいて、前記乾燥補助手段は、前記バスケットの下面に形成された切欠部を有することを特徴とするキャスク。
  3. 請求項1に記載のキャスクにおいて、前記乾燥補助手段は、前記燃料集合体を構成する燃料棒の下部と前記胴本体のキャビティ底部との間に設けられた熱伝導部材を有することを特徴とするキャスク。
  4. 請求項3に記載のキャスクにおいて、前記熱伝導部材は、前記燃料集合体に対して着脱自在に設けられたことを特徴とするキャスク。
  5. 請求項1に記載のキャスクにおいて、前記乾燥補助手段は、前記胴本体の下部に設けられた加熱手段を有することを特徴とするキャスク。
  6. 請求項5に記載のキャスクにおいて、前記乾燥補助手段は、前記胴本体のキャビティ底面に設けられた伝熱フィンを有することを特徴とするキャスク。
  7. 請求項1から6のいずれか一つに記載のキャスクにおいて、前記キャスク内の空気を吸引する空気吸引処理と、前記キャスク内に高温の不活性ガスを供給する不活性ガス供給処理とを、前記キャスク内の湿度が予め設定された湿度以下となるまで交互に繰り返し行うことを特徴とするキャスクの真空乾燥方法。
  8. 請求項1から6のいずれか一つに記載のキャスクにおいて、前記キャスク内の空気を吸引する空気吸引手段と、前記キャスク内に高温の不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、前記キャスク内の湿度を検出する湿度検出手段と、該湿度検出手段が検出した前記キャスク内の湿度が予め設定された所定の湿度以下となるまで前記空気吸引手段及び前記不活性ガス供給手段を制御して前記キャスク内の空気の吸引と前記キャスク内への高温の不活性ガスの供給を交互に行う制御手段とを具えたことを特徴とするキャスクの真空乾燥装置。
JP2006049326A 2006-02-24 2006-02-24 キャスク並びにキャスクの真空乾燥方法及び装置 Pending JP2007225524A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006049326A JP2007225524A (ja) 2006-02-24 2006-02-24 キャスク並びにキャスクの真空乾燥方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006049326A JP2007225524A (ja) 2006-02-24 2006-02-24 キャスク並びにキャスクの真空乾燥方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007225524A true JP2007225524A (ja) 2007-09-06

Family

ID=38547472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006049326A Pending JP2007225524A (ja) 2006-02-24 2006-02-24 キャスク並びにキャスクの真空乾燥方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007225524A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009276203A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Shimizu Corp 廃棄体パッケージの製造方法
JP2011242356A (ja) * 2010-05-21 2011-12-01 Toshiba Corp 放射性廃棄物の乾燥装置および乾燥方法
JP2012211923A (ja) * 2012-07-03 2012-11-01 Shimizu Corp 廃棄体パッケージの製造方法
CN104143363A (zh) * 2014-07-08 2014-11-12 中国核电工程有限公司 满足临界安全要求的双层新燃料贮存系统
JP2015513675A (ja) * 2012-03-02 2015-05-14 アレヴァ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングAreva GmbH 中間貯蔵のための燃料棒または燃料棒部分のカプセル化方法および装置
JP2016024171A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 ゲーエヌエス・ゲゼルシャフト・フューア・ヌクレアール−サービス・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 燃料棒筒
JP2016024172A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 ゲーエヌエス・ゲゼルシャフト・フューア・ヌクレアール−サービス・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 燃料棒筒に収容された燃料棒の乾燥の為の方法
CN109616235A (zh) * 2018-12-29 2019-04-12 清华大学 一种卸料暂存装置
JP2019158867A (ja) * 2018-03-09 2019-09-19 株式会社オー・シー・エル キャスク乾燥システム
JP2020128902A (ja) * 2019-02-07 2020-08-27 三菱重工業株式会社 放射性廃棄物の収納装置および監視装置並びに放射性廃棄物の管理方法
KR102545634B1 (ko) * 2022-08-01 2023-06-20 한국원자력환경공단 사용후핵연료 운반-저장-처분 겸용시스템
CN117309809A (zh) * 2023-11-28 2023-12-29 西安润莱仪器仪表有限公司 一种激光气体传感器

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11287889A (ja) * 1998-04-02 1999-10-19 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 使用済み燃料集合体収納容器
JP2002156488A (ja) * 2000-11-21 2002-05-31 Hitachi Ltd 容器の乾燥方法及びその乾燥装置
JP2002277585A (ja) * 2001-03-14 2002-09-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 金属製密閉容器と金属製密閉容器の乾燥方法
JP2003207592A (ja) * 2001-11-07 2003-07-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 放射性物質収納容器とその底板構造
JP2003207593A (ja) * 2001-11-09 2003-07-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 放射性物質格納容器
JP2004069620A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd リサイクル燃料集合体格納用バスケット及びリサイクル燃料集合体格納容器
JP2004101467A (ja) * 2002-09-12 2004-04-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 金属製密閉容器及び金属製密閉容器の乾燥方法
JP2004125538A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd リサイクル燃料集合体格納容器
JP2004226385A (ja) * 2002-11-28 2004-08-12 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd キャニスタ異常検出システム
JP2004232965A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 真空乾燥システム、真空乾燥方法およびプログラム

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11287889A (ja) * 1998-04-02 1999-10-19 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 使用済み燃料集合体収納容器
JP2002156488A (ja) * 2000-11-21 2002-05-31 Hitachi Ltd 容器の乾燥方法及びその乾燥装置
JP2002277585A (ja) * 2001-03-14 2002-09-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 金属製密閉容器と金属製密閉容器の乾燥方法
JP2003207592A (ja) * 2001-11-07 2003-07-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 放射性物質収納容器とその底板構造
JP2003207593A (ja) * 2001-11-09 2003-07-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 放射性物質格納容器
JP2004069620A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd リサイクル燃料集合体格納用バスケット及びリサイクル燃料集合体格納容器
JP2004101467A (ja) * 2002-09-12 2004-04-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 金属製密閉容器及び金属製密閉容器の乾燥方法
JP2004125538A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd リサイクル燃料集合体格納容器
JP2004226385A (ja) * 2002-11-28 2004-08-12 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd キャニスタ異常検出システム
JP2004232965A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 真空乾燥システム、真空乾燥方法およびプログラム

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009276203A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Shimizu Corp 廃棄体パッケージの製造方法
JP2011242356A (ja) * 2010-05-21 2011-12-01 Toshiba Corp 放射性廃棄物の乾燥装置および乾燥方法
US10332645B2 (en) 2012-03-02 2019-06-25 Framatome Gmbh Method and device for storing containers having an encapsulated fuel rod or a fuel rod section
JP2015513675A (ja) * 2012-03-02 2015-05-14 アレヴァ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングAreva GmbH 中間貯蔵のための燃料棒または燃料棒部分のカプセル化方法および装置
JP2012211923A (ja) * 2012-07-03 2012-11-01 Shimizu Corp 廃棄体パッケージの製造方法
CN104143363A (zh) * 2014-07-08 2014-11-12 中国核电工程有限公司 满足临界安全要求的双层新燃料贮存系统
JP2016024171A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 ゲーエヌエス・ゲゼルシャフト・フューア・ヌクレアール−サービス・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 燃料棒筒
JP2016024172A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 ゲーエヌエス・ゲゼルシャフト・フューア・ヌクレアール−サービス・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 燃料棒筒に収容された燃料棒の乾燥の為の方法
JP2019158867A (ja) * 2018-03-09 2019-09-19 株式会社オー・シー・エル キャスク乾燥システム
CN109616235A (zh) * 2018-12-29 2019-04-12 清华大学 一种卸料暂存装置
US11887740B2 (en) 2018-12-29 2024-01-30 Chinergy Co., Ltd. Unloading and temporary storage device
JP2020128902A (ja) * 2019-02-07 2020-08-27 三菱重工業株式会社 放射性廃棄物の収納装置および監視装置並びに放射性廃棄物の管理方法
JP7221716B2 (ja) 2019-02-07 2023-02-14 三菱重工業株式会社 放射性廃棄物の収納装置および監視装置並びに放射性廃棄物の管理方法
KR102545634B1 (ko) * 2022-08-01 2023-06-20 한국원자력환경공단 사용후핵연료 운반-저장-처분 겸용시스템
CN117309809A (zh) * 2023-11-28 2023-12-29 西安润莱仪器仪表有限公司 一种激光气体传感器
CN117309809B (zh) * 2023-11-28 2024-01-26 西安润莱仪器仪表有限公司 一种激光气体传感器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007225524A (ja) キャスク並びにキャスクの真空乾燥方法及び装置
JP6402094B2 (ja) 原子炉の燃料交換方法
JP2011226955A (ja) 液体金属冷却型原子炉及びその除熱方法
JP2002243888A (ja) 放射性物質の封入方法および冷却装置
JP6571982B2 (ja) 運転床閉じ込め区画および原子力プラント
US20070121776A1 (en) System and method for multiple usage tooling for pressurized water reactor
KR20190117759A (ko) 사용후핵연료의 저장 및 운반용 컨테이너
JP2000206294A (ja) 大型機器の搬出方法
JP2009069121A (ja) 原子力プラント
JP5941795B2 (ja) 原子炉圧力容器の冷却設備および原子炉圧力容器の冷却設備による冷却方法
JPH03115998A (ja) 貯蔵状態の炉内構造物からの放射線を遮蔽する方法及び構造体
JP3343447B2 (ja) 原子炉圧力容器の搬出方法
CN111383786B (zh) 池式反应堆的换料方法
US20200075188A1 (en) In-containment spent fuel storage to limit spent fuel pool water makeup
JPS6331755B2 (ja)
JP2006010330A (ja) 使用済燃料の高密度貯蔵システム
JP6472705B2 (ja) 放射線遮蔽体及び放射線遮蔽方法並びに原子炉圧力容器ヘッドの搬出方法
JP2011237293A (ja) 放射性物質収納方法
JP2011169649A (ja) 原子炉ウェルゲートおよび原子炉点検方法
KR101895827B1 (ko) 폐핵연료의 장기 보관 방법
GB1582933A (en) Handling pot for a nuclear fuel assembly
JPH02129598A (ja) 燃料貯蔵ラック
JP2599151Y2 (ja) 放射性物質の貯蔵装置
JP2658385B2 (ja) 炉内ナトリウム注入型ナトリウム缶詰方法及び缶取扱用集合体
JP2019078766A (ja) 装置格納容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101005