JP3343447B2 - 原子炉圧力容器の搬出方法 - Google Patents

原子炉圧力容器の搬出方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電所の原子炉
圧力容器、炉内構造物及びRPVの周囲に円筒状をなし
て配置されている放射線遮蔽体の搬出に係り、特に原子
炉圧力容器の搬出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉圧力容器(以下、RPVという)
は、原子力発電所の最重要機器であり、一般に原子力発
電所の耐用寿命もRPVの設計寿命に依存している。原
子力発電所が耐用寿命を迎えた場合、その原子力発電所
を解体し廃炉にしなければならない。原子力発電所の廃
炉技術では、RPV,炉内構造物,RPVの周囲に円筒
状をなして配置されている放射線遮蔽体(以下、γシー
ルドという),CRDハウジング、原子炉格納容器内の
配管や各種機器等を原子力発電所の原子炉建屋内でそれ
ぞれ分割解体したのち、原子炉建屋外へ搬出する工法を
取っている。
【0003】特開昭60−91299号公報は、上記廃
炉技術の1例で切断機を使用してRPVを分割解体する
解体装置の例を示している。又、特開平3−18799
号公報は、旋回駆動装置,昇降駆動装置,支持駆動装置
を備えた切断装置を使用しRPVの解体を行うシステム
の例を示している。尚、炉内構造物を解体する際の解体
方法については、特開昭60−24499号公報に示さ
れている。
【0004】一方、電気需要供給上、廃炉にした原子力
発電所の発電能力を補うためには、新たな発電所の設置
が必要となる。しかし、新たな発電所を建設するには、
長い工事期間と莫大なコストがかかる。又、新たな原子
力発電所を建設するためには、立地条件を満たす立地候
補計画,立地近接住民の同意等のさまざまな課題をクリ
アにしていく必要がある。従って、現在稼働している経
年原子力発電所の耐用寿命を延長することが重要課題と
なってきている。
【0005】経年原子力発電所では、RPV及び炉内構
造物を除いて、各設備・機器の補修,取替が適時行われ
ており、リフレッシュ化されて寿命延長策が講じられて
いるが、耐用寿命期間内でのプラント運転を行う考え方
に立った場合、RPV及び炉内構造物を取替えることは
必要なかった。
【0006】上記のように耐用寿命を延長しようとする
場合、RPV、炉内構造物及びCRDハウジングを取替
える工事が必要となる。γシールド自体はそのまま継続
して使用することができるが、RPVの取替工事を行う
には構造上取外さざるを得ない。耐用寿命の延長に際し
ては、いかにプラント停止期間を短縮して「RPV及び
炉内構造物取替工事」をいかに短期間で行うかが課題と
なる。長期間に亘る供用期間を終えたRPV及び炉内構
造物は強烈な放射能を帯びており、取替工事を短期間で
行うためには、まず、「RPV及び炉内構造物搬出作
業」をいかに短期間で行うかが課題となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】原子力発電所の廃炉技
術に関しては、前に示したような技術が知られている
が、RPV及び炉内構造物を新しいものと交換するとい
う条件でRPV及び炉内構造物を搬出することを考慮し
たものはない。このため、上記従来技術には、原子力発
電所の寿命を延長するという工事に適用しようとする場
合、下記の問題があった。
【0008】.原子力発電所を寿命延長する際の搬出
工法としては、廃炉技術を応用してRPV,炉内構造
物,γシールド,CRDハウジング等の機器を原子炉建
屋内で分割解体し搬出する工法が考えられていたが、こ
の方法では搬出に長い工事期間と莫大なコストがかか
る。
【0009】.原子力発電所の耐用寿命を延長する場
合、上記の工法により分割解体し搬出する工法を採用
した場合、プラント停止期間が長期化する。
【0010】本発明の目的は、原子力発電所の耐用寿命
を延長する工事を実施する場合、プラント停止期間をで
きるだけ短縮することができる原子炉圧力容器の搬出方
法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、炉内構造物
とCRDハウジングが取付けられた状態のままの原子炉
圧力容器を、原子炉圧力容器の周囲に円筒状をなして配
置されたγシールドと一体で、大型揚重機を用いて原子
炉建屋外へ搬出することによって達成される。また、原
子炉圧力容器、炉内構造物、CRDハウジング及びγシ
ールドを一体の大型ブロックとして、大型揚重機を用い
て原子炉建屋外へ搬出することによっても達成される。
このとき、その搬出時には、原子炉圧力容器内の炉水を
抜いた状態で搬出を行うことが望ましい。
【0012】上記目的はまた、炉内構造物,CRDハウ
ジング等を取り付けたままで原子炉圧力容器を大型揚重
機を用いて原子炉建屋外へ搬出し、さらに、γシールド
を分解することなく円筒状の一体としたままで大型揚重
機を用いて原子炉建屋外へ搬出することによっても達成
される。
【0013】原子炉建屋としては、原子炉圧力容器上方
の原子炉建屋天井部に取外し可能な閉鎖手段を備えた開
口部を設け、該開口部の内径を前記原子炉圧力容器の放
射線遮蔽体の外径より大きくしておくことが望ましい。
【0014】また、原子炉圧力容器の搬出に際しては、
原子炉建屋に隣接しかつ該原子炉建屋上部に延びて前記
開口部を覆う原子炉圧力容器搬出用遮蔽建屋を配設し、
原子炉建屋上部の原子炉圧力容器搬出用遮蔽建屋の天井
下面と原子炉建屋屋上面の間の間隔は、原子炉圧力容器
の高さより大きくし、原子炉建屋側壁と原子炉圧力容器
搬出用遮蔽建屋側壁の間隔は原子炉圧力容器の放射線遮
蔽体の外径より大きくしておくことが望ましい。
【0015】原子炉圧力容器搬出用遮蔽建屋としては、
その側壁上部の一部及び該側壁の一部に連続する天井部
の一部を、段階的に開閉可能とするか、原子炉圧力容器
搬出用遮蔽建屋の内部に向かって、互いに連続した状態
のままで段階的に移動可能としておくことが望ましい。
【0016】
【作用】本発明によれば、前記炉内構造物と前記CRD
ハウジングが取付けられた状態のままの前記原子炉圧力
容器が、前記原子炉圧力容器の周囲に円筒状をなして配
置されたγシールドと一体で、大型揚重機を用いて原子
炉建屋外へ搬出されるので、原子炉圧力容器をそれらの
部材を原子炉建屋内で解体する時間が不要となり、全体
として原子炉建屋外へRPV,炉内構造物,γシール
ド,CRDハウジング等を搬出するのに要する時間が短
縮される。前記原子炉圧力容器、前記炉内構造物、前記
CRDハウジング及び前記γシールドを大型ブロックと
して、大型揚重機を用いて原子炉建屋外へ搬出する場合
も同様である。
【0017】また、炉内構造物,CRDハウジング等を
取り付けたままで原子炉圧力容器を大型揚重機を用いて
原子炉建屋外へ搬出し、さらに、γシールドを分解する
ことなく円筒状の一体としたままで大型揚重機を用いて
原子炉建屋外へ搬出するようにしても、搬出の回数は全
体を一体で搬出する場合よりも増えるが、原子炉建屋内
での原子炉圧力容器やγシールドの解体は省略されるの
で、全体としての搬出に要する時間は短縮される。
【0018】原子炉圧力容器上方の原子炉建屋天井部に
取外し可能な閉鎖手段を備えた開口部を設け、該開口部
の内径を前記原子炉圧力容器の放射線遮蔽体の外径より
大きくしておけば、原子炉圧力容器やγシールドの搬出
の際の天井の開口部を形成する作業が容易になり、作業
に要する時間が短縮される。
【0019】原子炉建屋に隣接しかつ該原子炉建屋上部
に延びて前記開口部を覆う原子炉圧力容器搬出用遮蔽建
屋を配設し、原子炉建屋上部の原子炉圧力容器搬出用遮
蔽建屋の天井下面と原子炉建屋屋上面の間の間隔を、原
子炉圧力容器の高さより大きくし、原子炉建屋側壁と原
子炉圧力容器搬出用遮蔽建屋側壁の間隔を原子炉圧力容
器の放射線遮蔽体の外径より大きくしておくと、原子炉
建屋外に吊りあげた原子炉圧力容器を原子炉圧力容器搬
出用遮蔽建屋内で移動させることができ、原子炉建屋及
び原子炉圧力容器から外部環境に放出される放射性物質
の量を少なくできる。
【0020】原子炉圧力容器搬出用遮蔽建屋(以下、遮
蔽建屋も同じ)として、その側壁上部の一部及び該側壁
の一部に連続する天井部の一部を、部分毎に開閉可能と
しておくと、起倒するジブを備えた揚重機を用いる場
合、遮蔽建屋の側壁上部の一部及び該側壁の一部に連続
する天井の一部を開いてそこにジブが入り込む形でジブ
を傾斜させることができる。こうすると、揚重機を原子
炉建屋に接近させて配置することができ、揚重機の吊り
あげ半径を小さくすることができる。原子炉圧力容器を
吊りあげて原子炉建屋外部に移動させる場合、ジブが立
ち上がるにつれてジブが遮蔽建屋の天井部及び側壁部を
貫く部分が移動するから、その部分を順次開き、他の部
分を順次閉じてゆけば、原子炉建屋及び原子炉圧力容器
から外部環境に放出される放射性物質の量を少なくでき
る。また、側壁上部の一部及び該側壁の一部に連続する
天井部の一部を部分毎に開閉可能とするのではなく、ジ
ブが遮蔽建屋に入り込む部分の天井部及び側壁部を帯状
につながった屈曲可能な壁面で構成し、図20の紙面手
前側及び奥側の紙面と平行な壁面との接続部を空気が漏
れない状態を保って段階的に摺動できるようにしておく
と、放射性物質の放出がさらに少なくなる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を詳細に説明する。
★図1は、沸騰水型軽水炉の原子炉圧力容器及び炉内構
造物の断面図である。原子炉圧力容器(RPV)1内の
各機器は、一般に炉内構造物2と呼ばれている。炉内構
造物2は、蒸気乾燥器(ドライヤー)3,セパレータ
(気水分離器、シュラウドヘッドを含む)4,炉心シュ
ラウド5,炉心支持板6,上部格子板7,シュラウドサ
ポート8等から構成されており、炉心部を形成する炉内
各機器を収納するとともに、炉心に入る原子炉冷却材の
流れを導くための仕切りとなって、炉心への原子炉冷却
材流路,気水混合物との流路,および内蔵された気水分
離器にて分離された水と蒸気のため必要な流路とを形成
し、これにより原子炉冷却水の循環回路を与えるもので
ある。
【0022】図2は、原子炉圧力容器の断面図である。
RPV1には、主蒸気ノズル9,給水ノズル10,炉心
スプレイノズル11,再循環入口ノズル12,再循環出
口ノズル13,各種計装ノズル14,ドレン/ベントノ
ズル15が設けられており、各ノズルには各系統配管が
つながっている。
【0023】図3は、原子炉格納容器の断面図である。
原子炉格納容器(以下PCVと称す)16内には、RP
V1の外周に設けた放射線遮蔽体17(以下γシールド
と称す),RPV1の基礎であるRPVペデスタル1
8,PCV上部を上下に仕切るバルクヘッドプレート1
9,ラジアルビ−ム27,サポ−ト28がある。尚、R
PVペデスタル18内には、制御棒駆動装置20(以下
CRDと称す),中性子束検出器21(以下ICMと称
す)を支持するビーム22,CRDハウジング23,I
CMハウジング24,上記CRDハウジング23を支持
するCRDハウジングサポート25がある。
【0024】上記γシールド17と上記RPVペデスタ
ル18の接続部は、γシールド円周上、2か所のγシー
ルド基礎ボルト29にて固定されている。γシールド1
7上部には、RPVの耐震用サポートであるRPVスタ
ビライザと、PCVの耐震用サポートであるPCVスタ
ビライザ30が設けられている。
【0025】図4は、原子炉建屋の断面図である。原子
炉建屋31内には、原子炉ウエル32に近接した使用済
燃料プール33,ドライヤーセパレータプール34(以
下D/Sプールと称す)が設けられている。
【0026】図5を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0027】まず、手順40で発電機が解列されて原子
力発電所の定期検査が始まり、手順41で原子炉開放作
業が行われる。原子炉開放作業は、炉心内の燃料を取扱
うために必要なクリティカル作業であり、主に、原子炉
格納容器蓋を取外すPCVヘッド取外し作業、原子炉圧
力容器蓋37(以下RPVヘッドと称す)を取外すRP
Vヘッド取外し作業,蒸気乾燥器3を取外すドライヤー
取外し作業,セパレータ4を取外すセパレータ取外し作
業が実施される。
【0028】次に、手順42で炉心内の全数燃料取出作
業が行われる。全数燃料取出作業は、炉心内に装荷され
ている燃料全数を使用済燃料プール33の使用済燃料ラ
ック56へ移動させる作業である。RPV及び炉内構造
物の搬出を実施する場合は、燃料そのものが放射能線源
であるため、燃料を装荷した状態でRPV及び炉内構造
物を原子炉建屋外へ搬出するには、大気中の放射能汚染
の危険性があること並びにRPV表面線量を下げるため
に全数燃料取出作業が実施されるのである。
【0029】燃料の全数取りだしが終了したら、手順4
3の原子炉復旧作業に進み、ドライヤー3とセパレータ
4を炉心シュラウド5に取付けるドライヤー&セパレー
タ取付作業及びRPVヘッド37の取付け作業が行われ
る。
【0030】次に、手順44のRPVとγシールドの解
体が行われる。手順44は、γシールド取付けラジアル
ビーム及びサポートの切断44a、RPVノズル部と配
管切断44b、γシールドのRPVへの固定44c、γ
シールド基礎ボルトハツリ44d、ダクト、操作床等搬
出44e、バルクヘッドプレート切断44f、PCVス
タビライザ切断44g等を含んでいる。
【0031】手順44に並行して、RPVペデスタル内
で手順45が実施される。手順45は、CRDハウジン
グサポート取外し45a、ケーブル取外し45b、CR
Dハウジング及びICMハウジング取外し45c、CR
Dハウジングビーム取外し45dなどを含んでいる。
【0032】また、手順43の原子炉復旧作業が終わっ
たら、原子炉建屋天井部に、γシールド17の外径より
も大きい開口部57が設けられる(手順47)。開口部
57を設けるには、その前に、図20に示すように、原
子炉建屋31に隣接しかつ該開口部57を覆う位置にま
で延びる原子炉圧力容器搬出用遮蔽建屋(以下、クリー
ンルームという)60を設置する(手順46)必要があ
るが、原子炉建屋の安全性に直接影響しない部分につい
ては発電機解列前に設置工事を開始してもよい。クリー
ンルーム60の天井60Aの下面と原子炉建屋31の屋
上面との間隔Hは原子炉圧力容器の高さよりも大きい値
に設定され、側壁60Bと原子炉建屋31の側壁との間
隔Bはγシールド17の外径よりも大きい値に設定され
る。開口部57は、プラント建設段階で、予め部材の取
外しが容易なように計画しておくのが望ましい。クリー
ンルーム60の設置と同時に大型揚重機58が所定の位
置に設置される(手順48)。また、図22に示すよう
に、大型揚重機58の起倒部材58Aが吊り上げ位置に
傾斜したときクリーンルーム60に入り込めるように、
クリーンルーム60の側壁60B上部の一部と該側壁の
一部に連続する天井部60Aの一部は、起倒部材58A
の幅だけ部分的に側方に移動して開口を形成するように
構成されている。起倒部材58Aが側壁60B及び天井
部60Aを貫く部分で側壁60B及び天井部60Aが部
分的に開放され、他の部分は閉じられていて、起倒部材
58Aの傾斜が変わるにつれて、開放部分の位置が変え
られる。天井部は両側(紙面に垂直な方向)に半分づつ
移動するようにしてあり、揚重機の吊り具が通過すると
きは、再び吊り具の幅だけ開閉される。
【0033】なお、大型揚重機58の起倒部材58Aが
吊り上げ位置に傾斜したときクリーンルーム60に形成
される前記開口をできるだけ小さくするために、該当部
分の側壁及び天井部を連続した屈曲可能な帯状に構成
し、クリーンルーム60の紙面に平行な壁面との接続部
を摺動可能なように構成しておいてもよい。図37は、
このような帯状の壁面を用いた例を示すもので、破線で
示される壁面60Cは、帯状の壁面を最大限にクリーン
ルーム60の内側に移動させた状態を、壁面60Dは起
倒部材58がやや起き上がってきたときの帯状の壁面の
位置を示している。いずれの場合も、破線で示される帯
状の壁面より揚重機側のクリーンルーム60部分は外部
に開放され、原子炉建屋側の部分は外部に対して閉じら
れている。
【0034】クリーンルーム60の内部に向かって移動
可能に構成し、図22に点線で示される位置に壁面を移
動させるようにしてもよい。吊り具の移動に対してはさ
きに述べたように、該帯状の壁面の中央に、揚重機の吊
り具が通過するとき、吊り具の幅だけ開いて吊り具通路
を形成する開閉手段が設けられている。
【0035】手順44、45、46、47及び手順48
が終了したら手順49に進んで、RPV搬出が行われ
る。手順49では、RPV1内に入っている炉水(原子
炉冷却材)の水抜き(49a),RPV据付けボルトの
取外し(49b)、RPV1,炉内構造物2,γシール
ド17,CRDハウジング23を一体化した大ブロック
での吊り上げ(49c)、原子炉建外への搬出(49
d)が行われる。RPVノズル部と配管の切断の時は、
予めRPV内側からプラグによる水止めを行うか、RP
V水抜き後にノズル部の切断を行うかの、いずれかとな
るが、放射線遮蔽の点からは、前者が好ましい。
【0036】尚、RPV搬出は、上述の炉水の水抜き作
業を行わず、RPV1内に炉水が入った状態で行っても
よい。その場合、RPV内の炉水は、RPV1,炉内構
造物2,γシールド17,CRDハウジング等を原子炉
建屋外へ搬出する際の放射線を遮蔽する効果もある。但
し、上記炉水が入った状態にて搬出を実施する場合、R
PV1に設けられた各ノズル9〜15からの水漏れを防
止するために、先に述べたように各ノズル部にプラグを
して配管を切断したのち、各ノズル9〜15に外部から
蓋を取り付けておく必要がある。
【0037】又、RPV1,炉内構造物2,γシールド
17,CRDハウジング23等を一体化した大ブロック
とすると、γシールドが本来、遮蔽体であるため、原子
炉建屋外へ搬出する際のRPV1,炉内構造物2から放
出される放射線に対する遮蔽効果も向上する。
【0038】RPV1とγシールド17の解体作業44
は、以下の手順を含んで行われる。なお、記載の順序は
作業の順序を規定したものではなく、順序が入れ替わっ
てもよく、並行作業があってもよい。図6〜図18を参
照して各作業を説明する。
【0039】a.ラジアルビーム27とサポート28の
切断作業44aを行う(図6のA、B部及びA,B部詳
細を示す図7,8参照)。サポート28の取外しの際
は、γシールド17に埋め込まれたボルトからナットを
取外し、サポート28を取外す。ラジアルビーム27を
取外す際は、図示のボルト27’を取外してラジアルビ
ーム27を分離する。
【0040】b.RPVノズル部9〜15とそのノズル
部に取付けられた配管の切断作業44bを行う(図6の
C,D,E,F,G部及びその詳細を示す図9〜図13
並びに図14,15参照)。RPVノズル部9〜15と
配管の切断の例を図14、図15を参照して説明する。
図14はRPVノズル部9〜15とγシールド17の位
置関係を示す。γシールド17には、RPVノズル部9
〜15の位置に開口が形成され、各ノズルはこの開口内
に入り込んだ形の配管67に接続されている。RPV1
の外周には、γシールド17との間になる位置に、金属
保温材66が装着されており、配管外面には金属保温材
66’が装着されている。γシールド17の前記開口の
金属保温材66’の外側はシールドプラグ64で塞がれ
ている。配管の切断の場合、まず、配管の外周に装着さ
れている金属保温材66’を切断して取外し、次いでシ
ールドプラグ64を切断して取り外す。その後配管67
を、所定の位置、例えばノズルと配管の接合位置とγシ
ールド17外部の適当な位置で切断し、撤去する。配管
67撤去後、γシールド17の前記開口の外面に仮遮蔽
板68を蓋をするように取り付ける。図15は仮遮蔽板
68を設けた状態である。配管68を切断したあとのノ
ズルからはRPV1内部の放射線が出て来るので、仮遮
蔽板68は放射線遮蔽として有効であり、鉛板などを用
いるのが効果的である。
【0041】c.γシールド17の重量をRPVに支持
させる。
【0042】γシールド17の重量をRPVに支持させ
る方法としては種々の方法が適用できる。図16に示す
ように、配管67を取り外したあとのノズルの穴に金属
の丸棒、例えば鋼棒71を差し込んでノズルに溶接固定
し、この鋼棒71を開口69に支持材70で固定して、
γシールド17の重量を鋼棒71及び支持材70を介し
てRPVに支持させるようにしてもよい。また、鋼棒7
1を用いず、支持材70を直接ノズルの端部に溶接固定
し、この支持材70を開口69に固定してγシールド1
7の重量を支持材70を介してRPVに支持させるよう
にしてもよい。また、RPV1とγシールド17の間に
コンクリートを流し込んで固め、これで両者を結合して
γシールド17の重量をRPVに支持させるようにして
もよい。また、γシールド17の開口69にワイヤロー
プを通してγシールド17の重量をRPVに支持させる
ようにしてもよい。
【0043】d.γシールド17をRPVペデスタルに
位置決めする基礎ボルト29のハツリ作業44dを行う
(図6のA部及びA部詳細を示す図7参照)。RPVペ
デスタル18に埋め込まれている基礎ボルト周囲のコン
クリートを取り除き、γシールド17とRPVペデスタ
ルを分離する。
【0044】e.ダクト63及び操作床等の搬出作業4
4eを行う(図6のH部及びH部詳細を示す図7参
照)。
【0045】f.バルクヘッドプレート19の切断作業
44fを行う(図6のI部及びI部詳細を示す図18参
照)。バルクヘッドプレート19は、床板をなす円環状
の部分と床板下面にあって床板を補強している補強材か
らなり、切断はPCV本体に近い位置で、床板及び補強
材の双方をPCV本体から分離する。
【0046】g.PCVスタビライザ30の切断作業4
4gを行う。PCVスタビライザ30の切断により、P
CV本体とγシールド17が分離される。
【0047】一方、RPVとγシールドの解体作業44
と同時に、RPVペデスタル18内の解体作業45が以
下の手順で実施される(図3参照)。
【0048】a.CRDハウジングサポート25の撤去
作業45aを行う。
【0049】b.CRD20とICM21のケーブル取
外し作業45bを行う。
【0050】c.CRDハウジング23とICMハウジ
ング24の取外し作業45cを行う。 d.上記ハウジ
ングビーム22の取外し作業45dを行う。
【0051】以上で述べた、RPVとγシールドの解体
作業44,RPVペデスタル内の解体作業45が終了し
たのち、次に、RPV,炉内構造物,γシールド,CR
Dハウジングの大型ブロック化による一体搬出作業49
が行われる。RPV,炉内構造物,γシールド,CRD
ハウジングの大型ブロック化による一体搬出作業49を
行うに当たっては、原子炉建屋31の天井部への開口部
57の設置(手順47)(図19参照),原子炉建屋3
1の近傍部への大型揚重機58の設置(手順48)(図
20参照)が必須条件となる。
【0052】手順49のRPV,炉内構造物,γシール
ド,CRDハウジングの大型ブロック化による一体搬出
作業では、RPV,炉内構造物,γシールド,CRDハ
ウジングの構造物が原子炉建屋31の近傍部に設置した
大型揚重機58にて吊り上げられ、それから原子炉建屋
外へ搬出される(図22〜図26参照)。
【0053】ここで、図19に示す原子炉建屋天井部に
開口部57を設ける際には、放射能が外部に漏れないよ
うに蓋もしくは開閉式シャッタ等を開口部上部に設ける
のが望ましい。
【0054】大型揚重機58の設置に際しては、自らの
自重とRPV,炉内構造物,γシールド,CRDハウジ
ング吊り上げ時の重量に耐えるように地面に砂利を敷き
つめ、その上に鉄板を敷くことにより地盤強化の対策を
講じておく。
【0055】尚、図20に示すように、原子炉建屋31
外へRPVを搬出する際、原子炉建屋31に隣接して放
射能遮蔽効果(放射性物質の外部環境への放出抑制効
果)のあるクリーンルーム60を設け、その中でRP
V,炉内構造物,γシールド,CRDハウジングからな
る大型ブロックを移動させる。また、クリーンルーム6
0の天井部には、大型揚重機の吊り具(吊り上げ用ワイ
ヤー)が移動可能なようにワイヤー通路を設けておくと
ともに、先に述べたように、揚重機58の起倒部材58
Aであるジブが入り込めるように天井部及び側壁上部に
ジブの幅よりやや広めの開口を設け、併せてこの開口を
閉鎖する手段を設けておく。
【0056】RPVの放射線が前記開口より放出される
現象については、上空へのスカイシャインが考えられる
が、地上への到達は、RPV表面線量(10〜100mS
v)の10のマイナス4乗程度であり、環境への影響は
十分に無視できると推定される。
【0057】尚、原子炉建屋31より搬出されたRP
V,炉内構造物,γシールド,CRDハウジングを一体
化した大型ブロックの保管は、図21に示すように、ク
リーンルーム60下部に設けた廃棄物保管ピット59へ
格納し保管する方法と、クリーンルーム60内に設置し
た大型除染装置61によりRPV表面及びγシールド等
を除染し環境へ影響しない程度まで線量を低減したうえ
でクリーンルーム60外へ搬出し原子力発電所敷地内に
設けた廃棄物処理設備へ持ち込み保管する方法のいずれ
でもよい。
【0058】但し、クリーンルーム60外へ搬出する場
合、クリーンルーム下部に搬出用開口を設けておく必要
がある。
【0059】上記によりRPV,炉内構造物,γシール
ド,CRDハウジングを一体化した大型ブロック化によ
る搬出作業が終了する。
【0060】以上に示したのはRPV,炉内構造物,γ
シールド,CRDハウジングを一体化した大型ブロック
として搬出することを示した例であるが、RPV,炉内
構造物,及びCRDハウジングをまとめて一体として、
またγシールドを一体として、それぞれ搬出する場合に
ついても上記工法を適用できるのは言うまでもない。例
えば、図27〜図31はRPV,炉内構造物,及びCR
Dハウジングを一体として原子炉建屋外へ搬出した例で
あり、図32〜図36はγシールドを一体として原子炉
建屋外へ搬出した例である。但し、γシールドをRPV
と別個に一体として搬出する場合は、γシールドもしく
はRPVの搬出前に、RPVのノズル部9〜15の配管
を、γシールドに当らないように短く切り落しておく必
要がある。
【0061】上述の方法を採用することにより、RP
V,炉内構造物,γシールド,CRDハウジングを据付
けられた状態のまま一体で搬出を行うことができ、RP
V,炉内構造物,γシールド,CRDハウジング等の搬
出時間の大幅な低減を行うことができる。また、原子炉
格納容器や原子炉建の内部で、RPV,炉内構造物,
γシールド,CRDハウジングなどの放射能を帯びた部
材が解体されないので、放射能を帯びた塵の原子炉格納
容器や原子炉建の内部での飛散が少なく、寿命延長の
ための各種工事の実施に対する障害が少なくなる。
【0062】
【発明の効果】請求項1又は2に示す本発明によれば、
搬出時間を低減して、寿命延長工事の際のプラント停止
期間を短縮する効果がある。また請求項に示す本発明
によれば、搬出途中で放射線に汚染された水が周囲環境
に飛散するのを未然に防止することができる。
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【図面の簡単な説明】
【図1】沸騰水型軽水炉の原子炉圧力容器及び炉内構造
物の例を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A矢視横断面図である。
【図3】沸騰水型軽水炉の原子炉格納容器の内部構造の
例を示す縦断面図である。
【図4】沸騰水型軽水炉を用いた原子力発電所の原子炉
建屋の例を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例を示すフローチャートである。
【図6】原子炉格納容器内の主要な作業の位置を示す断
面図である。
【図7】図6のA部に示すγシールド,ラジアルビー
ム、RPVペデスタルの関連詳細を示す断面図である。
【図8】図6のB部に示すサポートの詳細を示す断面図
である。
【図9】図6のC部に示すノズル、配管、金属保温材及
びγシールドの関連詳細を示す断面図である。
【図10】図6のD部に示すノズル、配管及び金属保温
の関連詳細を示す断面図である。
【図11】図6のE部に示すノズル、配管、金属保温材
及びγシールドの関連詳細を示す断面図である。
【図12】図6のF部に示すノズル、配管、金属保温材
及びγシールドの関連詳細を示す断面図である。
【図13】図6のG部に示すノズル、配管、金属保温材
及びγシールドの関連詳細を示す断面図である。
【図14】ノズル、配管、金属保温材及びγシールドの
関連の例を示す断面図である。
【図15】配管切断後に設けられるγシールドの蓋を示
す断面図である。
【図16】γシールドの重量をRPVに支持させる方法
の例を示す断面図である。
【図17】図6のH部に示すダクトの切断位置の例を示
す断面図である。
【図18】図6のI部に示すバルクヘッドプレートのR
PV,PCVとの関連を示す断面図である。
【図19】図4に示す原子炉建屋天井に開口部を設けた
例を示す断面図である。
【図20】大型揚重機を原子炉建屋近傍部に設置し、原
子炉建屋に接してクリーンルームを設置した状態を示す
断面図である。
【図21】図20に示すクリーンルームに廃棄物保管ピ
ット及び大型除染装置を設置した例を示す断面図であ
る。
【図22】本発明を適用してRPV,炉内構造物,γシ
ールド,CRDハウジングの一体物を原子炉建屋外へ搬
出する状態を示す断面図である。
【図23】本発明を適用してRPV,炉内構造物,γシ
ールド,CRDハウジングの一体物を原子炉建屋外へ搬
出する状態を示す断面図である。
【図24】本発明を適用してRPV,炉内構造物,γシ
ールド,CRDハウジングの一体物を原子炉建屋外へ搬
出する状態を示す断面図である。
【図25】本発明を適用してRPV,炉内構造物,γシ
ールド,CRDハウジングの一体物を原子炉建屋外へ搬
出する状態を示す断面図である。
【図26】本発明を適用してRPV,炉内構造物,γシ
ールド,CRDハウジングの一体物を原子炉建屋外へ搬
出する状態を示す断面図である。
【図27】本発明を適用してRPV,炉内構造物,CR
Dハウジングの一体物を原子炉建屋外へ搬出する状態を
示す断面図である。
【図28】本発明を適用してRPV,炉内構造物,CR
Dハウジングの一体物を原子炉建屋外へ搬出する状態を
示す断面図である。
【図29】本発明を適用してRPV,炉内構造物,CR
Dハウジングの一体物を原子炉建屋外へ搬出する状態を
示す断面図である。
【図30】本発明を適用してRPV,炉内構造物,CR
Dハウジングの一体物を原子炉建屋外へ搬出する状態を
示す断面図である。
【図31】本発明を適用してRPV,炉内構造物,CR
Dハウジングの一体物を原子炉建屋外へ搬出する状態を
示す断面図である。
【図32】本発明を適用してγシールドを原子炉建屋外
へ搬出する状態を示す断面図である。
【図33】本発明を適用してγシールドを原子炉建屋外
へ搬出する状態を示す断面図である。
【図34】本発明を適用してγシールドを原子炉建屋外
へ搬出する状態を示す断面図である。
【図35】本発明を適用してγシールドを原子炉建屋外
へ搬出する状態を示す断面図である。
【図36】本発明を適用してγシールドを原子炉建屋外
へ搬出する状態を示す断面図である。
【図37】原子炉圧力容器搬出用遮蔽建屋の側壁の一部
及び該側壁の一部に連続する天井部の移動の例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 原子炉圧力容器(RPV) 2 炉内構造物 3 ドライヤー 4 セパレータ 5 炉心シュラウド 6 炉心支持板 7 上部格子板 8 シュラウド
サポート 9 主蒸気ノズル 10 給水ノズ
ル 11 炉心スプレイノズル 12 再循環入
口ノズル 13 再循環出口ノズル 14 各種計装
ノズル 15 ドレン/ベントノズル 16 原子炉格
納容器(PCV) 17 放射線遮蔽体(γシールド) 18 RPVペ
デスタル 19 バルクヘッドプレート 20 制御棒駆
動装置(CRD) 21 中性子束検出器(ICM) 22 ビーム 23 CRDハウジング 24 ICMハ
ウジング 25 CRDハウジングサポート 27 ラジアル
ビーム 28 サポート 29 γシール
ド基礎ボルト 30 PCVスタビライザ 31 原子炉建
屋 32 原子炉ウエル 33 使用済燃
料プール 34 ドライヤーセパレータプール(D/Sプール) 37 RPVヘッド 56 使用済燃
料ラック 57 開口部 58 大型揚重
機 59 廃棄物保管ピット 60 遮蔽効果
のあるクリーンルーム 61 大型除染装置 63 ダクト 64 シールドプラグ 65 レストレ
イント 66,66’ 金属保温材 67 配管 68 仮遮蔽板 69 開口 70 支持材 71 鋼棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 太志 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (56)参考文献 特開 平6−102398(JP,A) 特開 平6−230188(JP,A) 特開 昭62−267694(JP,A) 特開 昭62−285100(JP,A) 特開 昭64−66372(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21F 9/30 535 G21C 13/00 G21C 19/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子力発電所内原子炉建屋の原子炉圧力容
    器と炉内構造物と該原子炉圧力容器の周囲に円筒状をな
    して配置されたγシールドCRDハウジングを原子炉
    建屋外に搬出する原子炉圧力容器の搬出方法において、 前記炉内構造物と前記CRDハウジングが取付けられた
    状態のままの前記原子炉圧力容器を、前記γシールド
    一体で、大型揚重機を用いて原子炉建屋外へ搬出するこ
    とを特徴とする原子炉圧力容器の搬出方法。
  2. 【請求項2】原子力発電所内原子炉建屋の原子炉圧力容
    器と炉内構造物と該原子炉圧力容器の周囲に円筒状をな
    して配置されたγシールドCRDハウジングを原子炉
    建屋外に搬出する原子炉圧力容器の搬出方法において、 前記原子炉圧力容器、前記炉内構造物、前記CRDハウ
    ジング及び前記γシールドを一体の大型ブロックとし
    て、大型揚重機を用いて原子炉建屋外へ搬出することを
    特徴とする原子炉圧力容器の搬出方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2のいずれか1項記載の原子
    炉圧力容器の搬出方法において、前記原子炉圧力容器内
    の炉水を抜いた状態で前記搬出を行うことを特徴とする
    原子炉圧力容器の搬出方法。
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