JP2007223784A - 給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙粉等の異物を除去し、転写領域への異物の進入を軽減し、良好な画質が得られる給紙装置及び給紙装置を配置した画像形成装置を提供する。
【解決手段】用紙収納部内に収容された用紙の最上面に圧接して用紙を送り出す第1給紙部材と、第1給紙部材に対して用紙搬送方向下流側に配設され第1給紙部材により搬送される用紙を更に下流側へ搬送する第2給紙部材と、第1給紙部材の外周面と第2給紙部材の外周面とに当接した状態に支持されて回動し、第1給紙部材の外周面と第2給紙部材の外周面とを清掃する清掃部材と、を有する給紙装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの機能を有する複合機等の画像形成装置に用いられる給紙装置に関し、特に、給紙ローラの外周面に付着した紙粉等の異物を除去する清掃部材を備えた給紙装置、及び給紙装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来より、画像形成装置の異物除去装置として、記録紙を搬送するローラ部材に固定式の清掃部材(ブラシ、フェルト、PETシートなどの可撓性部材)を当接させて紙粉などの異物を除去している。また、搬送する記録紙に清掃ローラ(ブラシやフェルトなど)を当接させて紙粉などの異物を除去している。
例えば、特許文献1は、異物除去装置として、搬送ローラにフェルトなどの固定式の清掃部材を当接させ、搬送ローラにより記録紙の表面を清掃させるものである。
特許文献2は、搬送される記録紙を清掃する清掃ローラなどにブラシを当接させ、清掃ローラを清掃するものである。
特許文献3は、搬送される記録紙に清掃ローラを当接させる方式である。
特許文献4は、搬送ローラに回転するブラシローラを当接させて搬送ローラを清掃し、このブラシローラに回転ローラを当接させてブラシローラを清掃し、更にこのブラシローラに可撓性シートを当接させて回転ローラを清掃するものである。
特開平11−52641号公報 特開平11−208918号公報 特開平8−314344号公報 特開2004−224451号公報
記録済みの用紙、特にオフセット印刷済みの用紙を画像形成装置や後処理装置に配置された給紙装置や用紙搬送装置に通紙させる場合、用紙に付着した打ち粉やインクかす、用紙面の塗工剤等が給紙ローラや搬送ローラの外周面に付着して給紙ローラや搬送ローラの搬送力を低下させ、給送性能が不安定となる。そのため搬送ローラの清掃が必要となる。
しかしながら、上述した給紙ローラや搬送ローラに固定式の清掃部材を当接させて異物を除去するものや、搬送される転写材に回転ブラシなどの清掃ローラを当接させて異物を除去するものや、搬送される転写材に清掃ローラを当接させて異物を除去するなどの異物除去装置やこれを用いる画像形成装置においては、紙粉等の異物の除去を長期にわたり安定して行う事ができず、転写領域への異物進入を長期的に軽減できないという問題があった。
リバースローラ型の給紙ローラ方式では、ピックアップローラや給紙ローラ等の回転するローラに付着した紙粉などの異物汚れをモケット等の起毛部材や発泡ウレタンやPETシートなどの可撓性部材をローラに押しつけて清掃しているが、起毛部材や可撓性部材では掻き取った異物をローラから分離できないため、清掃効果が持続せず、清掃部材やローラの定期的な清掃や交換が必要になってくる。
特許文献1の画像形成装置では、清掃部材に紙粉などの異物がすぐに溜まり除去しきれなくなった紙粉などの異物が転写領域へと搬送されてしまい耐久的に問題があった。
特許文献2の画像形成装置では、清掃ローラと転写材とに速度差をつけているため、転写材の搬送に不安定要素を与えているという問題があった。
特許文献3の画像形成装置では、清掃ローラの表面に紙粉などの異物が溜まった時点で効力がなくなり、耐久的に問題あった。
特許文献4の画像形成装置では、搬送ローラのゴムや清掃部材の材質を適正に設定しなければ、安定した用紙搬送性と高い効果とを得る事ができない。
また、ピックアップローラは用紙を給紙ローラへ確実に送る必要があり、ピックアップローラが用紙を圧接する力を適正荷重にしなければならない。安定した適正荷重を与えるには、ピックアップローラとホルダの自重によって圧接力を付勢する方式が有効であるが、この場合、ピックアップローラを清掃する清掃機構が大型化すると、適正荷重が与えれなくなるという問題ばある。
本発明は上記の不具合を解消し、長期にわたり紙粉等の異物の除去を可能とし、転写領域への異物の進入を軽減でき、清掃機構の小型化を可能とし良好な画質が得られる給紙装置及びこれを用いる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的は、下記に記載した発明により達成される。
1. 用紙収納部内に収容された用紙の最上面に圧接して用紙を送り出す第1給紙部材と、前記第1給紙部材に対して用紙搬送方向下流側に配設され前記第1給紙部材により搬送される用紙を更に下流側へ搬送する第2給紙部材と、前記第1給紙部材の外周面と前記第2給紙部材の外周面とに当接した状態に支持されて回動し、前記第1給紙部材の外周面と前記第2給紙部材の外周面とを清掃する清掃部材と、を有することを特徴とする給紙装置。
2. 前記1に記載の給紙装置と、該給紙装置から給紙された用紙に対して画像を形成する画像形成部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、長期にわたり、紙粉等の異物の除去が可能となり、転写領域への異物の進入が軽減されて、清掃機構の小型化を可能とし、良好な画質が得られる異物除去装置及びこれを用いる画像形成装置の提供が可能となる。
更に、第1給紙部材や第2給紙部材の清掃効果及び耐久性の向上、紙粉の多い用紙に対する給送性が向上、オフセット印刷済みの用紙、特に、オフセット印刷済みのコート紙に対する給送性が向上等がの効果が得られる。
また、1つの清掃部材により第1給紙部材と第2給紙部材とを清掃する構成であるから、清掃部材をそれぞれの給紙部材に別々に設ける構成よりも、給紙装置を小型化する事が可能である。
次に、本発明の画像形成装置を図面に基づいて説明する。
[画像形成装置]
図1は、画像形成装置本体A、後処理装置FS、大容量給紙装置LT、自動原稿送り装置DFから成る画像形成装置の構成図である。
画像形成装置本体Aは、画像形成部1と、定着装置9と、用紙搬送系と、を有している。画像形成部1は、像担持体2の周辺に配置された帯電手段3、像露光手段4、現像装置5、転写手段6、除電手段7A、分離爪7B、クリーニング手段8等から構成されている。
用紙搬送系は、給紙カセット10、第1給紙手段11、第2給紙手段(レジストローラ)12、搬送手段13、排紙手段14、及び手差し給紙手段15から成る第1搬送部と、用紙Sを循環再給紙する循環再給紙部とから構成されている。
給紙カセット10及び第1給紙手段11は、複数の給紙手段(図示の3段)により形成され、複数種のサイズの用紙Sを収容して給紙する。
大容量給紙装置LTの給紙手段20から送り出された用紙Sは、第2給紙手段12に給送される。
自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置された原稿dは給紙手段21により搬送され、画像読取装置により原稿画像が読み取られる。
画像形成部1において、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われる。給紙カセット10、手差し給紙手段15、大容量給紙装置LTから給送された用紙Sは転写手段6により画像が転写される。画像を担持した用紙Sは、定着装置9により定着され、排紙手段14から排出され、後処理装置FSに送り込まれる。
[後処理装置]
後処理装置FSは、入口搬送部30、シフトユニット31、スタッカユニット32、ステイプルユニット33、表紙給紙手段34、及び排紙手段35から構成されている。
表紙給紙手段34により給紙された表紙Kは、搬送ローラ群により搬送され、スタッカユニット32に収容される。表紙Kは、スタッカユニット32に収容される複数枚の用紙Sに重ね合わされて表表紙、裏表紙を形成する。なお、表紙Kは、複数枚の用紙Sの中間に挿入するインサータ用紙とする事も可能である。
スタッカユニット32に所定枚数の用紙Sが積載、整合されると、ステイプルユニット33により用紙Sの2箇所、又は用紙Sの隅部1箇所にステイプル針が打針され、用紙Sが綴じ合わされ、冊子が作製される。
綴じ処理された用紙Sは、排紙手段35によって挟持、搬送され、メイントレイ36上に排出、積載される。
[給紙装置]
給紙装置は、画像形成装置本体Aに配置された給紙カセット10の第1給紙手段11及び手差し給紙手段15、大容量給紙装置LTの給紙手段20、自動原稿送り装置DFの給紙手段21、後処理装置FSの表紙給紙手段34等に適用可能である。
図2は給紙装置の平面断面図である。図2(a)は給紙開始以前の状態を示し、図2(b)は給紙時の状態を示す。
なお、手差し給紙手段15、大容量給紙装置LTの給紙手段20、自動原稿送り装置DFの給紙手段21、後処理装置FSの表紙給紙手段34も第1給紙手段11とほぼ同一の構造をなすから、以下、第1給紙手段11を代表として説明する。
給紙カセット10内の昇降底板101上に積載された用紙Sは、図示しないモータにより昇降する昇降部材102によって上昇し、用紙Sの上面がピックアップローラ(第1給紙部材)111の外周面に当接する所定位置に到達すると、図示しないセンサにより用紙Sの上面が検知され、昇降底板101の上昇が停止される。
この用紙上限位置において、ピックアップローラ111とホルダ114の自重により用紙Sの上面に所定圧力P1が付勢される。
給紙信号によりピックアップローラ111と給紙ローラ(第2給紙部材)112が回転を開始する。所定圧力P1で用紙Sの上面に圧接させたピックアップローラ111は、用紙Sを給紙ローラ112と重送防止ローラ(リバースローラ)113とのニップ位置に送り込んだ後、用紙面から離間する。
重送防止ローラ113は図示しないトルクリミッタを介して用紙Sの搬送方向と逆方向に駆動されていて、図示しないバネによる所定圧力P2で給紙ローラ112に圧接されている。
重送防止ローラ113は、ニップ位置に用紙Sが存在せず、給紙ローラ112に直接接触したとき、又は、1枚の用紙Sがニップ位置に送り込まれたとき、トルクリミッタがリミットトルクを超えて滑り、給紙ローラ112に従動回転して1枚の用紙Sを搬送する。
しかし、2枚以上の用紙Sがニップ位置に送り込まれた場合、リミットトルクが用紙間の摩擦力に打ち勝って、重送防止ローラ113を逆回転させ、下側の用紙Sを押し戻し、多数枚送りを防止して、1枚の用紙Sを搬送する。
給紙開始信号が入力されると、ピックアップローラ111が給紙ローラ112の回転軸を中心にして揺動し、用紙Sの上面に自重で当接する。同時に後述の電磁クラッチCLが接続状態になり、給紙ローラ112が回転開始し、更に後述の駆動伝達手段によってピックアップローラ111が回転開始する。
ピックアップローラ111の回転により用紙Sが送り出され、給紙ローラ112と重送防止ローラ113とが圧接するニップ位置へ搬送され、1枚ずつ捌かれて搬送方向下流側の搬送ローラ対115に到達する。
搬送ローラ対115へ用紙Sが到達した事を、図示しないセンサが検知すると、電磁クラッチCLが非接続状態となり、搬送ローラ対115による挟持搬送により、給紙ローラ112と重送防止ローラ113とが圧接するニップ位置から用紙Sが引き出されて搬送される。
[清掃部材]
第1給紙手段11には、ピックアップローラ111と給紙ローラ112とが対向する空間の上方に、第1清掃部材(以下、清掃ブラシと称す)116、第2清掃部材117、第3清掃部材118、及び遮蔽部材119が配置されている。
清掃ブラシ116は、ピックアップローラ111の外周面と、給紙ローラ112の外周面とに摺接して回転する。清掃ブラシ116は後述の駆動手段により回転され図示の反時計方向に回転する。清掃ブラシ116とピックアップローラ111とは摺接位置において同方向に速度差をもって回転する。清掃ブラシ116と給紙ローラ112とは摺接位置において同方向に速度差をもって回転する。
清掃ブラシ116は、ピックアップローラ111と給紙ローラ112に摺接して付着した紙粉や異物を除去する。
清掃ブラシ116の仕様:
導電性アクリル材のブラシ、
ブラシ毛の太さ6.25デニール(1デニールは長さ450mで質量50mgの繊維の太さ)、
ブラシ毛の密度10万本/(25.4mm)2
外径φ16mm、
ブラシ毛の長さ4mm、
ピックアップローラ111と清掃ブラシ116とのオーバーラップ量、及び給紙ローラ112と清掃ブラシ116とのオーバーラップ量は、何れも0.5mm〜1.5mmとなるように設定した。
第2清掃部材117は、清掃ブラシ116に摺接して駆動手段により回転する回転ローラである。第2清掃部材117は、清掃ブラシ116に付着した紙粉や異物を除去してリフレッシュする。
第3清掃部材118は、第2清掃部材117の外周面に当接する可撓性の薄板、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等により形成されている。第3清掃部材118の先端部は、第2清掃部材117の外周面に対してカウンタタイプで圧接する。第3清掃部材118は、第2清掃部材117に付着した紙粉や異物を除去するとともに、ピックアップローラ111の上方空間を遮蔽する。
遮蔽部材119は、第3清掃部材118と対称位置に配置され、第2清掃部材117の外周面に当接する可撓性の薄板、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)、ウレタンシート等により形成されている。遮蔽部材119の先端部は、第2清掃部材117の外周面に対してトレイルタイプで軽圧接する。遮蔽部材119は、第2清掃部材117に付着した紙粉や異物を除去するとともに、給紙ローラ112の上方空間を遮蔽する。
第1給紙手段11において搬送不良の用紙Sを取り出す場合、ピックアップローラ111を持ち上げて給紙ローラ軸を中心にして上方に揺動させるとき、清掃ブラシ116の上方空間は、第3清掃部材118と遮蔽部材119とにより遮蔽されているから、第2清掃部材117周辺の紙粉や異物が外部に漏出する事が防止される。
搬送用ゴムローラに摺接して搬送ローラの表面を清掃する清掃部材のブラシが導電性でない場合、ゴムローラ表面が帯電してしまい、搬送用ゴムローラ表面に付着した紙粉や異物等による汚れが取れにくくなってしまうこと、用紙表面が帯電してしまい画像形成装置本体Aの転写部において画像転写不良を引き起こしてしまうこと、などの問題が発生する。そのため清掃用のブラシには導電性を付与する事が好ましい。
特に、ピックアップローラ111や給紙ローラ112を清掃する清掃ブラシ116は小型化する必要がある。但し、小型化にも限界があり、起毛ブラシを巻き付ける芯金の外径も強度状からφ6mm程度は最低必要であるが、安定した清掃機能を発揮するために外径φ8mm程度のものが好ましい。
清掃ブラシ116の毛長に関しても3mm以上が必要である。従って、芯金と毛長を合わせると、清掃ブラシ116の外径はφ14mm以上とする必要がある。
図3は、清掃方式と、通紙枚数の経過に伴うピックアップローラ111、給紙ローラ112の外周面の摩擦係数の変化を測定した結果の特性図である。
清掃方式として、(a)回転ブラシ、(b)固定ブラシ、(c)清掃部材無し、について比較検討した。(d)は搬送性能下限を示す。
ローラ表面が打ち粉、紙粉、インクカス等により汚れた状態においては、ピックアップローラ111、給紙ローラ112の表面状態では表面粗さRz(十点平均粗さ)が粗いほど、高い摩擦係数μが得られる。
一般的には、摩擦係数μの高いEDPMゴムを被覆したピックアップローラ111や給紙ローラ112は、プリント初期には用紙搬送力が高いが、オフセット印刷済みの用紙Sを通紙する場合には、通紙以前に用紙Sに付着していた打ち粉、紙粉、インクカス等が、ローラ表面に転写されて取れにくくなり、用紙搬送の耐久性が低下する。これは、摩擦係数μの高いEDPMゴムが打ち粉、紙粉、インクカス等の異物をゴムの内部に引き込みやすい性質を有しているためである。
(a)清掃ブラシ116の回転ブラシ方式では、連続通紙9000枚に至るまで安定した摩擦係数μが得られる。
(b)固定ブラシ方式では、通紙初期から連続通紙約200枚で摩擦係数μが急速に低下して給紙性能下限となり、連続通紙を続行すると、摩擦係数μが給紙性能下限以下となり給紙不良を発生する。
(c)清掃部材無しの方式では、通紙初期から連続通紙約100枚で摩擦係数μが急速に低下して給紙性能下限となり、連続通紙を続行すると、連続通紙約100枚で摩擦係数μが更に低下して給紙不良を発生する。
回転する清掃ブラシ116は、給紙ローラ112の外周面とピックアップローラ111の外周面とに当接して同時に清掃する。また、清掃ブラシ116は、第2清掃部材117によってリフレッシュされ、第2清掃部材117は第3清掃部材118によって更に確実に清掃される。
[清掃ブラシの回転駆動機構]
図4(a)は清掃ブラシ116の回転駆動機構を示す平面断面図、図4(b)は正面図である。
図示しない駆動源はカップリング120に接続して歯車G1を連続回転させる。歯車G1は歯車G2に噛み合い回転軸121を回転させる。回転軸121の軸端に設置された電磁クラッチCLは、回転軸121の回転駆動をオン、オフさせる。
電磁クラッチCLが接続状態になると、回転軸121が回転して、給紙ローラ112が図に示す時計方向に回転する。給紙ローラ112の回転軸121に固定された第2歯車G3は、中間歯車G4を介してピックアップローラ111の回転軸123の軸端に固定された第1歯車G5を回転させる。従って、給紙ローラ112とピックアップローラ111とは、図4(b)に示すように、ともに時計方向に回転する。
中間歯車G4の回転軸122には、清掃ブラシ116が固定されて、回転軸122と共に図に示す反時計方向に回転する。
回転軸122の他方の端部に固定された歯車G6は、第2清掃部材117の回転軸124に固定された歯車G7を回転させる。歯車G7の回転により、第2清掃部材117が図2に示す時計方向に回転する。
第1給紙手段11のホルダ114は、回転軸121、回転軸122、第2清掃部材117を回転可能に軸支するととものに、第3清掃部材118と遮蔽部材119の一端を固定している。第3清掃部材118の先端部は、第2清掃部材117の外周面に対してカウンタタイプで圧接する。遮蔽部材119の先端部は、第2清掃部材117の外周面に対してトレールタイプで圧接する。
第1給紙手段11のホルダ114は、給紙ローラ112の回転軸121を中心にして揺動可能に支持されている。給紙時には、ピックアップローラ111、清掃ブラシ116、第2清掃部材117、第3清掃部材118、遮蔽部材119及びホルダ114から成る第1給紙手段11の上部機構の係止が解除されて、揺動して自重によりピックアップローラ111が給紙カセット10内に収容された用紙Sの上面を所定圧力P1で加圧して用紙Sを送り出す。
清掃ブラシ116、第2清掃部材117、第3清掃部材118、遮蔽部材119から成る清掃手段は、小型、軽量に形成されているから、所定圧力P1を保持して、最少枚数の用紙Sを確実に送り出す事ができる。
特に、清掃ブラシ116、第2清掃部材117等をピックアップローラ111と給紙ローラ112に対して兼用に設ける事により、第1給紙手段11を小型軽量化している。これによって、自重による圧力で適切に用紙を送り出す構成の第1給紙手段11の設計上の自由度が広くなる。
また、用紙Sの表面からピックアップローラ111の表面に付着した異物、及び用紙Sの表面から給紙ローラ112の表面に付着した異物は、清掃ブラシ116、第2清掃部材117、第3清掃部材118、遮蔽部材119から成る清掃手段によって確実に清掃される。
また、用紙Sの裏面から重送防止ローラ113の表面に付着し、更に給紙ローラ112に転移した異物も、清掃ブラシ116、第2清掃部材117、第3清掃部材118、遮蔽部材119から成る清掃手段によって確実に清掃される。
なお、本発明の実施の形態では、画像形成装置本体Aに接続される後処理装置として、平綴じ機能を有する後処理装置について説明したが、本発明の画像形成装置の後処理装置はこれらに限定されるものではなく、糊付け製本機、小口断裁機、表紙くるみ製本機、封緘機等の後処理装置の給紙装置にも適用可能ある。
また、本発明の実施の形態では、複写機に接続した後処理装置について説明したが、軽印刷機、プリンタ、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置に接続した画像形成システムにも適用可能ある。
画像形成装置本体、後処理装置、大容量給紙装置、自動原稿送り装置から成る画像形成装置の構成図。 給紙装置の平面断面図。 通紙枚数の経過に伴う給紙ローラの外周面の摩擦係数の変化を示す特性図。 清掃ブラシの回転駆動機構を示す平面断面図、及び正面図。
符号の説明
10 給紙カセット
11 第1給紙手段
111 ピックアップローラ(第1給紙部材)
112 給紙ローラ(第2給紙部材)
113 重送防止ローラ(リバースローラ)
114 ホルダ
116 第1清掃部材(清掃ブラシ)
117 第2清掃部材
118 第3清掃部材
119 遮蔽部材
120 カップリング
121 回転軸
122 回転軸
15 手差し給紙手段
20 給紙手段
21 給紙手段
34 表紙給紙手段
A 画像形成装置本体
CL 電磁クラッチ
DF 自動原稿送り装置
FS 後処理装置
G4 中間歯車
K 表紙
LT 大容量給紙装置
S 用紙
d 原稿

Claims (10)

  1. 用紙収納部内に収容された用紙の最上面に圧接して用紙を送り出す第1給紙部材と、
    前記第1給紙部材に対して用紙搬送方向下流側に配設され前記第1給紙部材により搬送される用紙を更に下流側へ搬送する第2給紙部材と、
    前記第1給紙部材の外周面と前記第2給紙部材の外周面とに当接した状態に支持されて回動し、前記第1給紙部材の外周面と前記第2給紙部材の外周面とを清掃する清掃部材と、
    を有することを特徴とする給紙装置。
  2. 前記清掃部材は駆動源により回転される回転ブラシであることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記第1給紙部材の回転軸上に配置された第1歯車と、駆動源に接続されて回転する前記第2給紙部材の回転軸上に配置された第2歯車と、前記第1歯車と前記第2歯車とに接続して駆動を伝達する中間歯車とを有し、前記清掃部材は、前記中間歯車の回転軸上に設置されて回転することを特徴とする請求項1または2に記載の給紙装置。
  4. 前記清掃部材に当接して前記清掃部材を清掃する第2清掃部材と、
    該第2清掃部材に当接して前記第2清掃部材を清掃する第3清掃部材と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の給紙装置。
  5. 前記第1給紙部材、第2給紙部材、清掃部材、第2清掃部材、第3清掃部材の上方空間を遮蔽する遮蔽部材を設けたことを特徴とする請求項4に記載の給紙装置。
  6. 前記第3清掃部材及び前記遮蔽部材は可撓性薄板により形成されていることを特徴とする請求項5に記載の給紙装置。
  7. 前記第3清掃部材の先端部は、前記第2清掃部材の外周面にカウンタ方向に当接することを特徴とする請求項4乃至6の何れか1項に記載の給紙装置。
  8. 前記遮蔽部材の先端部は、前記第2清掃部材の外周面にトレール方向に当接することを特徴とする請求項5または6に記載の給紙装置。
  9. 前記遮蔽部材の先端部が前記第2清掃部材に当接する押圧力は、前記第3清掃部材が前記第2清掃部材に当接する押圧力より小さいことを特徴とする請求項5、6、8の何れか1項に記載の給紙装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか1項に記載の給紙装置と、該給紙装置から給紙された用紙に対して画像を形成する画像形成部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2006049904A 2006-02-27 2006-02-27 給紙装置及び画像形成装置 Active JP4696271B2 (ja)

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