JP2007223393A - ドアウエザストリップの取付構造 - Google Patents

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Teruhito Goto
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Abstract

【課題】ドアウエザストリップを容易に、確実にリテーナー部に装着・保持し、見栄えのよいドアウエザストリップの取付構造を提供する。
【解決手段】ドアウエザストリップは、予めドアのドアフレーム2の上辺外周に取付けられるドアモール50のリテーナー部55に装着され、ドアモールと一体にドアフレームに取り付けられる。ドアウエザストリップ10は、ドアモール50に取り付けられる取付基部21と、ドアと車体開口部周縁6との間をシールするシール部22を有する。ドアモール50は、ドアの車外側意匠面を構成するモール部51とドアウエザストリップを装着するリテーナー部55から構成される。リテーナー部55の長手方向の両端に、ドアウエザストリップ10の取付基部21の両端が係止されるように構成されたドアウエザストリップ10の取付構造である。
【選択図】 図4

Description

本発明は、自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールする自動車用のドアウエザストリップの取付構造に関するものである。
自動車のドア1と車体開口部周縁6との間のシールは、図9に示すように、ドアの外周部に設けられたドアフレーム2の外周に取付けられるドアウエザストリップ110及び/または、車体開口部周縁6のフランジ6aに取付けられるオープニングウエザストリップ130によりなされる。なお、ドアガラス5とドアとの間のシールは、ドアフレーム2の内周のチャンネル3に取付けられるガラスラン120によってなされる。
ガラスラン120は、チャンネル3に取付けられ、車外側側壁121、底壁122と車内側側壁123からなる断面略U字形の内部にドアガラス5の端部を収納し、車外側側壁121と車内側側壁123の先端から延設した車外側シールリップ124と車内側シールリップ125をドアガラス5の車外側面・車内側面に当接させてシールしている。
車体開口部周縁6に取付けられたオープニングウエザストリップ130は、断面略U字形のトリム部131により車体開口部周縁6のフランジ6aに取付けられ、中空シール部132をドアフレーム2の内面に当接させて、ドアフレームと車体開口部周縁6との間をシールする。
ドア1のドアフレーム2の外周に取付けられたドアウエザストリップ110は、取付基部111とその上面に一体に形成された中空シール部114とシールリップ部116とから構成される。取付基部111は、ドアフレーム2の外周部にスポット溶接等によって取付けられたリテーナー150に嵌め込まれてドアフレーム2に固定される。なお、リテーナーはロールフォーミング等によってドアフレームから一体に形成したリテーナー部としてもよい。
このようなドアウエザストリップ110は、少なくと、もドアフレーム2の上辺において、ドアフレーム2のフロント側コーナーからリヤ側コーナーにかけて装着される。
この場合、上記のリテーナー150は、ドアフレーム2に固定されており、ドアウエザストリップ110をそのリテーナー150内に装着しようとすると、リテーナー150の位置が固定しているため、装着の手間がかかり効率的でなかった。そのため、予め別体のリテーナー150にドアウエザストリップ110を取付けて、そのリテーナー150をドアフレーム2に取付けることが行なわれている。しかし、ドアウエザストリップ110を予めリテーナー150内に装着すると、ドアフレーム2にリテーナー150を装着するときに、ドアウエザストリップ110がリテーナー150内を摺動して、長手方向にずれることが生じていた。
このため、ドアウエザストリップ110は、両面接着テープやクリップによってリテーナー150に固定していた。しかし、両面接着テープやクリップで固定する場合は、リテーナー150内に装着するのに手間がかかり、また、部品点数が増えることもあってコストも増加していた。
また、図10に示すように、ドアウエザストリップ110の端末をモールと一体のリテーナー部151の外形よりも大きく型成形により形成して、その型成形部117をリテーナー部151の端部に引っ掛けて固定するものもあった(例えば、特許文献1及び2参照。)。
しかしながら、リテーナー150(リテーナー部151)やドアフレーム2のスペースの関係から、クリップの取付け部が設けられない場合や、ウエザストリップの端末の型成形部117を大きくできない場合があった。更に、型成形部117を大きくすると、リテーナー部151と一体のモールから型成形部117がはみ出して、見栄えがよくない場合があった。
特開平11−314529号公報 特開平11−314530号公報
本発明は、ドアウエザストリップを容易に、確実にリテーナー内に装着・保持でき、その状態でリテーナーと一体にドアフレームに取付けることができ、見栄えのよいドアウエザストリップの取付構造を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールするドアウエザストリップをドアのドアフレームの上辺外周に取付けるドアウエザストリップの取付構造において、
ドアウエザストリップは、予めドアのドアフレームの上辺外周に取付けられるドアモールのリテーナー部に装着されて、ドアモールと一体にドアフレームに取り付けられるものであって、
ドアウエザストリップは、リテーナー部に取り付けられる取付基部と、ドアと車体開口部周縁との間をシールするシール部を有し、
ドアモールは、ドアの車外側意匠面を構成するモール部と、ドアウエザストリップを装着するリテーナー部から構成され、リテーナー部の長手方向の両端に、ドアウエザストリップの取付基部の長手方向の両端が係止されるように構成されたドアウエザストリップの取付構造である。
請求項1の本発明では、ドアウエザストリップは、予めドアのドアフレームの上辺外周に取付けられるドアモールのリテーナー部に装着されて、ドアモールと一体にドアフレームに取り付けられる。このため、ドアモールが固定されていないので、ドアウエザストリップ装着に対して、ドアモール又はウエザストリップを動かして、ドアモールのリテーナー部にドアウエザストリップの取付基部を変形させつつ嵌め込むことが容易である。
ドアウエザストリップは、上記のリテーナー部に取り付けられる取付基部と、ドアと車体開口部周縁との間をシールするシール部とを有しているため、取付基部をドアモールのリテーナー部に装着するとシール部が車体開口部周縁に当接してドアと車体の間をシールすることができる。
ドアモールは、ドアの車外側意匠面を構成するモール部とドアウエザストリップを装着するリテーナー部から構成され、リテーナー部の長手方向の両端に、ドアウエザストリップの取付基部の長手方向の両端が係止されるように構成されている。このため、両面接着テープやクリップ等の部品を使用することなく、ドアウエザストリップの長手方向の両端を容易に固定することができ、ドアフレームへ装着後に、ドアウエザストリップがリテーナー部内を長手方向にずれることがない。
請求項2の本発明は、ドアウエザストリップは、長手方向の中央部が押出成形で形成された押出成形部と、長手方向の両端が型成形により形成された型成形部から構成されるとともに、ドアフレームと車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側ウエザストリップと、ドアフレームと車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側ウエザストリップと、車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップとを一体に連結する連結部とから構成され、
車外側ウエザストリップは、ドアフレームの外周の車外側端部に取付けられるドアモールのリテーナー部に取付けられる車外側取付基部と、車体開口部周縁の車外側側端又は車体開口部周縁の車外側側端に取付けられた車体モールとドアフレームとの間をシールする車外側シール部とから構成され、型成形部における車外側取付基部の端部がリテーナー部の長手方向の両端にそれぞれ係止されたドアウエザストリップの取付構造である。
請求項2の本発明では、ドアウエザストリップは、長手方向の中央部が押出成形で形成された押出成形部と、はが手方向の両端が型成形により形成された型成形部から構成されるため、両端の型成形部の形状をリテーナー部の両端に係止しやすいように形成することができるとともに、中央部は押出成形で早く容易に形成することができる。
ウエザストリップは、ドアフレームの車外側に取付けられ、ドアフレームと車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側ウエザストリップと、ドアフレームの車内側に設けられ、ドアフレームと車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側ウエザストリップと、車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップとを一体に連結する連結部とから構成される。このため、車内側ウエザストリップと車外側ウエザストリップの位置を離して、ドアウエザストリップの高さを低くすることができ、ドアフレームと車体開口部周縁の間の隙間を狭くすることができるとともに、2重にシールすることができる。
また、上記のように構成したので、後述する車外側ウエザストリップの車外側取付基部だけで、車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップの両方を保持することができる。
上記車外側ウエザストリップは、ドアフレームの外周車外側端部に取付けられる上記ドアモールのリテーナー部に取付けられる車外側取付基部と車体開口部周縁の車外側側端又は車体開口部周縁の車外側側端に取付けられた車体モールとドアフレームとの間をシールする車外側シール部とから構成され、型成形部における車外側取付基部の端部がリテーナー部の長手方向の両端にそれぞれ係止されている。このため、ドアウエザストリップをその長手方向にずれ移動させることなく、所定の位置に保持することができる。また、車外側シール部をドアフレーム又はドアフレームに取付けられたドアモールの所定位置に適切に当接させることができ、シール性を確保することができる。
請求項3の本発明は、ドアウエザストリップの押出成形部においては、車外側ウエザストリップの車外側取付基部は、ソリッド材で形成され、車外側ウエザストリップの車外側シール部と車内側ウエザストリップはスポンジ材で形成され、型成形部においては、全てがソリッド材で形成されたドアウエザストリップの取付構造である。
請求項3の本発明では、押出成形部においては、車外側ウエザストリップの車外側取付基部は、ソリッド材で形成され、車外側ウエザストリップの車外側シール部と車内側ウエザストリップはスポンジ材で形成され、型成形部においては、全てがソリッド材で形成されている。このため、車外側取付基部が確実にドアモールのリテーナー部に保持される。また、車外側取付基部は、車外側シール部を確実に保持するとともに、車外側シール部と車内側ウエザストリップはスポンジ材の柔軟性を持って、車体開口部周縁に当接して確実にシールすることができる。
請求項4の本発明は、ドアモールのリテーナー部の長手方向の少なくとも一端には、切起し部が形成され、切起し部がドアウエザストリップの型成形部の取付基部に形成された凹部に挿入されているドアウエザストリップの取付構造である。
請求項4の本発明では、ドアモールのリテーナー部の長手方向の少なくとも一端には、切起し部が形成され、切起し部がドアウエザストリップの型成形部の取付基部に形成された凹部に挿入されているため、新たに端部を固定するクリップや両面接着テープ等の部品を必要とすることなく、切起し部を型成形部に形成された凹部に挿入することのみで確実にドアウエザストリップを係止することができ、ドアウエザストリップの長手方向のズレを防止することができる。
請求項5の本発明は、ドアモールのリテーナー部の長手方向の一端は、ドアウエザストリップの一方の型成形部の取付基部に形成された凹部に挿入され、ドアモールのリテーナー部の長手方向の端は、ドアウエザストリップの他方の型成形部の取付基部に形成された端末壁に当接されているドアウエザストリップの取付構造である。
請求項5の本発明では、ドアモールのリテーナー部の長手方向の一端は、ドアウエザストリップの一方の型成形部の取付基部に形成された凹部に挿入され、ドアモールのリテーナー部の長手方向の端は、ドアウエザストリップの他方の型成形部の取付基部に形成された端末壁に当接されている。このため、ドアモールのリテーナー部の長手方向の他の先端を他の型成形部に形成された凹部に挿入するとともにドアモールの長手方向の先端をドアウエザストリップの型成形部に形成された端末壁に当接させることで容易にドアウエザストリップの両端を装着し、係止することができる。
請求項6の本発明は、ドアウエザストリップの全長は、ドアモールのリテーナー部の全長よりも短く、ドアウエザストリップを長手方向に伸長してドアモールのリテーナー部に装着しているドアウエザストリップの取付構造である。
請求項6の本発明では、ドアウエザストリップの全長は、ドアモールのリテーナー部の全長よりも短く、ドアウエザストリップを長手方向に伸長してドアモールのリテーナー部に装着しているため、ドアウエザストリップは、全体が長手方向で縮む方向に力が働き、ドアウエザストリップのリテーナー部の両端は常にドアモールの両端に対して挟持又は密着する方向に力が加わっており、ドアウエザストリップの両端がリテーナー部に対してズレ移動したり、リテーナー部から外れたりすることはない。
請求項7の本発明は、車外側シール部は、リップ状に形成され、ドアフレームの車外側外周に装着され、車内側ウエザストリップは、中空シール部を有し、ドアフレームの車内側外周に装着されるドアウエザストリップの取付構造である。
請求項7の本発明では、車外側シール部は、リップ状に形成され、ドアフレームの車外側外周に装着されているため、車体開口部周縁の車外側に当接して、シールすることができる。
車内側ウエザストリップは、中空シール部を有し、ドアフレームの車内側外周に装着されるため、車体開口部周縁の車内側部分の寸法がばらついても、車体開口部周縁に確実に当接することができ、シール性を確保することができる。
本発明のドアウエザストリップは、予め、ドアのドアフレームの上辺外周に取付けられるドアモールのリテーナー部に装着されて、ドアモールと一体にドアフレームに取り付けられるため、ドアモールのリテーナー部にドアウエザストリップの取付基部を変形させつつ嵌め込むことができ、リテーナー部へのドアウエザストリップの装着が容易である。ドアモールは、ドアの車外側面を構成するモール部とドアウエザストリップを装着するリテーナー部から構成され、リテーナー部の両端に設けられた係止部に、ドアウエザストリップの取付基部の少なくとも一端を嵌め込むだけで、両面接着テープやクリップ等の別体の固定のための部品を使用することなく、容易に係止させることができる。
本発明の実施の形態を図1〜図8に基づき説明する。
図1は自動車の斜め後方から見た斜視図である。図1に示すように、自動車のドア1の上部の外周部にはドアフレーム2が設けられ、その内周側にはドアガラス5が昇降自在に取付けられる。また、ドアフレーム2の外周部にはドアウエザストリップ10が取付けられ、ドア1と車体開口部周縁6の間をシールしている。
ドアフレーム2の内周には、図3に示すように、チャンネルが設けられ、このチャンネル内にガラスラン60が取付けられ、上記したようにドアガラス5の昇降を案内するとともに、ドアガラス5とドアフレーム2との間をシールしている。
図2〜図8は、本発明の実施の形態のドアウエザストリップ10の図であり、図2は、ドアウエザストリップ10の全体の正面図である。
本発明のドアウエザストリップ10について、フロントドアの上辺に装着するドアウエザストリップ10を例にとり説明する。ドアウエザストリップ10は、ドアフレーム2の上辺に取付けられ、略弓形に形成され、中央の直線部分は押出成形により長尺に成形され押出成形部11を形成し、両端のドアフレーム2のコーナー部に対応する部分は、型成型により形成される型成形部12、13を形成している。ドアフレーム2の上辺以外の他の外周部分は、別体で形成されるドアウエザストリップを取付けることができる。
ドアフレーム2のフロント側のコーナー部に装着されるフロント側型成形部12の先端には、車体開口部周縁6のフロント側縦辺部とドア1のフロント側縦辺部との間をシールするフロント側延長部14が延設されている。
ドアフレーム2のリヤ側の略直角に曲がったコーナー部には、リヤ側型成形部13が装着される。フロント側型成形部12とリヤ側型成形部13は図2においてVとIVで示し、その詳細については後述する。
図3は、本発明のドアウエザストリップ10をドアフレーム2に装着したときの、ドア閉時における押出成形部11部分での断面図であり、ドアフレーム2と車体開口部周縁6の部分についても2点鎖線で示す。
本発明のドアウエザストリップ10が取付けられるドアフレーム2は、本実施の形態においては、いわゆるヒドンタイプのものを例に取り説明する。
ドアフレーム2の内周には、ガラスラン60が装着され、ドアガラス5の昇降を案内して、ドアガラス5とドアフレーム2の間をシールする。なお、ガラスラン60は、後述するドアモール50とドアフレーム2とでなすチャンネル状凹部により保持されている。
車体開口部周縁6の車内側には、フランジ6aに別体のオープニングウエザストリップ70が装着され、ドアフレーム2の膨出部にその中空シール部が当接して、車体開口部周縁6の車内側部分とドアフレーム2との間をシールする。
ヒドンタイプのドアフレーム2は、車外側の幅が狭く、ドアフレーム2の車外側先端は、ドアフレーム2の外周に取付けられたドアモール50により覆われて、車外側からは見えないように構成されている。ドアモール50は、モール部51とリテーナー部55とから連続的に形成されている。モール部51とリテーナー部55は、それぞれ別体で形成してもよい。
ヒドンタイプ以外のドアフレーム2の場合は、モール部51とリテーナー部55が別体で形成されて、ドアフレーム2の車外側側端がモール部51のように立壁状に幅広に形成される場合がある。この場合は、そのドアフレーム2の立壁状の外周面より車内側にリテーナー部55が取付けられる。
モール部51は、ドアフレーム2の先端を覆うように所定の幅を有し、意匠面を形成しており、下方の先端は、折れ曲がっている。この、折れ曲がった部分とドアフレーム2とでガラスラン60を保持するようになっている。
モール部51の上端も同様に、折れ曲がって、後述するようにドアウエザストリップ10を保持する。
モール部51の裏面(車内側面)側から車内側にリテーナー部55が延設されている。モール部51とリテーナー部55は、一体的に押出成形することもでき、1枚の板金を折り曲げることにより形成することもできる。
リテーナー部55は、断面形状が底部の広がった略U字形に形成され、モール部51の裏面において連続する車外側の壁を形成するリテーナー車外側側部56と、車内側の壁を形成するリテーナー車内側側部57と、リテーナー車外側側部56とリテーナー車内側側部57を連結し底壁を形成するリテーナー底部58から形成されている。モール部51の裏面は、リテーナー車外側側部56の役割を果たし、両者は兼用されている。
リテーナー車内側側部57の先端は、断面が鉤状に屈曲している。リテーナー車外側側部56はモール部51の裏面にモール部51と連続して形成され、先端が車内方向に鉤状に突出している。
ドアフレーム2の外周における車内側は、リテーナー部55が取付けられる車外側から平面状に延長され、さらに補強パネルとともにドアフレーム2の膨出部を形成している。
ドアウエザストリップ10の中央部分である押出成形部11の断面形状は、図3に示すように、車外側ウエザストリップ20、車内側ウエザストリップ30及び、車外側ウエザストリップ20と車内側ウエザストリップ30とを一体に連結する連結部40から構成されている。このため、車外側ウエザストリップ20と車内側ウエザストリップ30の位置を横方向に離して、ドアウエザストリップ10の全体の高さを低くすることができ、ドアフレーム2と車体開口部周縁6の間の隙間を狭くすることができるとともに、2重にシールすることができる。
車外側ウエザストリップ20は、ドアフレーム2の外周の車外側、即ち上述のリテーナー部55に取付けられ、ドアフレーム2と車体開口部周縁6との間において、車外側の先端部分をシールする。
車内側ウエザストリップ30は、断面が中空状に形成され、ドアフレーム2の外周の車内側、即ち上述のドアフレーム2の延長部に先端が保持されて、その中空状の頂部の部分が車体開口部周縁6の車内側の部分に当接し、ドアフレーム2と車体開口部周縁6との間の車内側をシールする。このため、車体開口部周縁6の車内側部分の寸法がばらついても、確実に当接することができ、シール性を確保することができる。また、上述の車外側ウエザストリップ20と車内側ウエザストリップ30とで2重のシールをすることができる。
車外側ウエザストリップ20は、車外側取付基部21と車外側シール部22から形成される。車外側取付基部21は、略平板状に形成され、上記のリテーナー部55に嵌め込まれる。車外側取付基部21の両側端には、弾性的に変形可能なようにリップが形成され、リテーナー部55のリテーナー車外側側部56とリテーナー車内側側部57に弾力的に保持される。
車外側シール部22は、リップ状に形成され、ドア閉時には、車体開口部周縁6の車外側の側端に取付けられた車体モール7に当接して、車体開口部周縁6とドア1との間をシールする。車体モール7が取付けられていないときは、車外側シール部22は、直接車体開口部周縁6に当接してシールする。
なお、車外側取付基部21は、他の部分よりも硬質の材料で形成することができる。硬質の材料で形成すると、リテーナー部55に強固に保持されることができ、上記のように車外側シール部22の位置を確定し、所定位置に当接させることができ、シール性を確保することができる。
硬質の材料は、例えば、IRHD85°〜95°の硬質ゴムから形成することができる。硬質ゴムを使用すれば、後述のように軟質ゴムを使用する他の部分と同時に押出成型することができる。
硬質の材料の部分は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのソリッド材で形成されると、耐候性のよい製品を得ることができる。
ドアウエザストリップ10において、硬質の材料で形成される以外の部分、即ち、車外側シール部22、後述する車内側ウエザストリップ30及び連結部40は、軟質の材料としてEPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのスポンジ材で形成される。硬質の材料をEPDM又はオレフィン系熱可塑性エラストマーで形成すると、ドアウエザストリップ10は全体としてオレフィン系でありそのまま一緒に粉砕等を行い、リサイクルして使用することができる。
次に、ドアガラス5の両側の先端であるフロント側型成形部12とリヤ側型成形部13について説明する。フロント側型成形部12とリヤ側型成形部13は、それぞれ押出成形部11の両側の先端に型成形により一体的に形成される。
図4は、フロント側型成形部12の背面図であり、図5は、リヤ側型成形部13の背面図である。図6と図7は、それぞれ図4のVI−VI線とVII−VII線に沿った断面図であり、それぞれフロント側型成形部12の長手方向の断面図と幅方向の断面図である。図8は、図5のVIII−VIII線に沿った断面図であり、リヤ側型成形部13の幅方向の断面図である。
まず、フロント側型成形部12について図4、図6と図7に基づき説明する。
フロント側型成形部12の車外側取付基部21の一方の側端から上記のようにフロント側延長部14が延設されて、車外側取付基部21の他方の側端は、平板状に広がった部分を形成し、先端部分には、クリップ(図示せず)でドアフレーム2に固定するためのクリップ孔12cが形成されている。このため、ドアフレーム2のフロント側コーナー部において、ドア1のベルトラインとの接合付近を広くカバーすることができる。
図4に示すように、車外側取付基部21の先端よりも若干内側の付近には、長手方向と直角に段部12dが形成され、その段部12dの中心付近にドアウエザストリップ10の中央方向に開口し、かつ、先端方向に伸びる凹部12bが形成されている。この凹部12bは、後述するようにドアモール50の先端が挿入される部分に形成される。
図6に示すように、ドアモール50のリテーナー部55のリテーナー底部58におけるフロント側先端の一部を切り起こして、先端方向に若干突出したリテーナー端末切起部59が形成されている。
ドアウエザストリップ10をドアモール50に装着するときに、ドアウエザストリップ10のフロント側先端は、図6に示すように、リテーナー端末切起部59を車外側取付基部21の凹部12bに挿入する。これにより、ドアウエザストリップ10のフロント側先端はドアモール50に固定することができる。リテーナー端末切起部59以外のリテーナー部55の先端部分は、リテーナー端末切起部59よりも若干短く形成され、車外側取付基部21を保持しつつ、その先端面は、車外側取付基部21の段部12dに当接して保持される。また、新たに端部を固定する部品を必要とすることなく、リテーナー端末切起部59を型成形部に形成された凹部12bに挿入することのみで、確実にドアウエザストリップ10を係止することができ、長手方向のズレを防止することができる。
次に、リヤ側型成形部13について、図5と図8に基づき説明する。
リヤ側型成形部13の車外側取付基部21の一方の側端は、平板状に広がった部分を形成し、先端部分には、クリップ(図示せず)でドアフレーム2に固定するためのクリップ孔13cが形成されている。このため、ドアフレーム2のリヤ側において上辺と縦辺との接合部分を広くカバーすることができる。
車外側取付基部21の先端付近には、長手方向と直角方向に端末壁13bが形成されている。この端末壁13bは、車外側取付基部21をリテーナー部55に装着したときに、リテーナー部55の先端面が当接する位置に形成される。これにより、ドアウエザストリップ10のリヤ側先端は、リテーナー部55が車外側取付基部21を保持するとともに、その先端がドアモール50の先端に当接して係止される。
次に、ドアウエザストリップ10をドアモール50に装着する方法を説明する。
本発明のドアウエザストリップ10の取付方法は、まず、ドアモール50のリテーナー部55にドアウエザストリップ10を予め取付けた後に、ドアモール50とドアウエザストリップ10を一緒にドアフレーム2に固定される取付け方法をとる。このため、先にドアモール50をドアフレーム2に固定して、その後、ドアウエザストリップ10をドアモール50に装着するよりも、ドアモール50が固定されていなくて、ドアモール50のリテーナー部55を自由に動かして、ドアウエザストリップ10の車外側取付基部21を変形させつつ、リテーナー部55に嵌め込むことが容易である。
まず、ドアウエザストリップ10のフロント側型成形部12の凹部12bに、ドアモール50のリテーナー部55のリテーナー端末切起部59を挿入し、その後、ドアモール50のリテーナー部55に順次、車外側取付基部21を嵌め込み、最後に、リヤ側型成形部13の車外側取付基部21の端末壁13bにリテーナー部55のリヤ側先端を当接して、リヤ側先端付近の車外側取付基部21をリテーナー部55に嵌め込む。このとき、ドアウエザストリップ10の全長は、ドアモール50の全長よりも若干短く形成することが好ましい。
この場合は、ドアウエザストリップ10をドアモール50に装着するときに、ドアウエザストリップ10を長手方向に若干引き伸ばして装着するため、ドアウエザストリップ10の両端は、常に縮む力がかかり、ドアモール50の両端に対して密着する方向に力が加わっており、ドアウエザストリップ10の両端がドアモール50から外れることはなく、ドアウエザストリップ10がドアモール50の中でずれることがない。これにより、クリップ等の部材を使用しなくてもドアウエザストリップ10を確実にドアモール50に固定することができる。
ドアウエザストリップ10が取付けられたドアモール50は、ドアフレーム2の上辺に板金製のクリップ等で固定される。
自動車ドアの斜め後方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態で使用するドアウエザストリップの正面図である。 本発明の実施の形態であるドアウエザストリップの取付構造を示すドアウエザストリップの中央部の断面図である。 本発明の実施の形態に使用するドアウエザストリップのフロント側型成形部の背面図である。 本発明の実施の形態に使用するドアウエザストリップのリヤ側型成形部の背面図である。 本発明の実施の形態に使用するドアウエザストリップのフロント側型成形部の長手方向の断面図である。 本発明の実施の形態に使用するドアウエザストリップのフロント側型成形部の幅方向の断面図である。 本発明の実施の形態に使用するドアウエザストリップのリヤ側型成形部の幅方向の断面図である。 従来のドアウエザストリップの取付構造を示す断面図である。 従来の他のドアウエザストリップの取付構造を示す端末部分の斜視図である。
符号の説明
1 ドア
2 ドアフレーム
6 車体開口部周縁
10 ドアウエザストリップ
12 フロント側型成形部
12b 凹部
13 リヤ側型成形部
13b 端末壁
20 車外側ウエザストリップ
21 車外側取付基部
22 車外側シール部
30 車内側ウエザストリップ
50 ドアモール
55 リテーナー部
59 リテーナー端末切起部

Claims (7)

  1. 自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールするドアウエザストリップを上記ドアのドアフレームの上辺外周に取付けるドアウエザストリップの取付構造において、
    該ドアウエザストリップは、予め上記ドアのドアフレームの上辺外周に取付けられるドアモールのリテーナー部に装着されて、上記ドアモールと一体に上記ドアフレームに取り付けられるものであって、
    上記ドアウエザストリップは、上記リテーナー部に取り付けられる取付基部と、上記ドアと車体開口部周縁との間をシールするシール部を有し、
    上記ドアモールは、上記ドアの車外側意匠面を構成するモール部と、上記ドアウエザストリップを装着する上記リテーナー部から構成され、上記リテーナー部の長手方向の両端に、上記ドアウエザストリップの上記取付基部の長手方向の両端が係止されるように構成されたことを特徴とするドアウエザストリップの取付構造。
  2. 上記ドアウエザストリップは、長手方向の中央部が押出成形で形成された押出成形部と、長手方向の両端が型成形により形成された型成形部から構成されるとともに、上記ドアフレームと上記車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側ウエザストリップと、上記ドアフレームと上記車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側ウエザストリップと、該車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップとを一体に連結する連結部とから構成され、
    上記車外側ウエザストリップは、上記ドアフレームの外周の車外側端部に取付けられる上記ドアモールの上記リテーナー部に取付けられる車外側取付基部と、上記車体開口部周縁の車外側側端又は上記車体開口部周縁の車外側側端に取付けられた車体モールと上記ドアフレームとの間をシールする車外側シール部とから構成され、上記型成形部における上記車外側取付基部の端部が上記リテーナー部の長手方向の両端にそれぞれ係止された請求項1に記載のドアウエザストリップの取付構造。
  3. 上記ドアウエザストリップの押出成形部においては、車外側ウエザストリップの車外側取付基部は、ソリッド材で形成され、車外側ウエザストリップの車外側シール部と車内側ウエザストリップはスポンジ材で形成され、型成形部においては、全てがソリッド材で形成された請求項2に記載のドアウエザストリップの取付構造。
  4. 上記ドアモールのリテーナー部の長手方向の少なくとも一端には、切起し部が形成され、該切起し部が上記ドアウエザストリップの型成形部の上記取付基部に形成された凹部に挿入されている請求項2又は請求項3に記載のドアウエザストリップの取付構造。
  5. 上記ドアモールのリテーナー部の長手方向の一端は、上記ドアウエザストリップの一方の型成形部の上記取付基部に形成された凹部に挿入され、上記ドアモールのリテーナー部の長手方向の端は、上記ドアウエザストリップの他方の型成形部の上記取付基部に形成された端末壁に当接されている請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のドアウエザストリップの取付構造。
  6. 上記ドアウエザストリップの全長は、上記ドアモールのリテーナー部の全長よりも短く、上記ドアウエザストリップを長手方向に伸長して上記ドアモールのリテーナー部に装着している請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のドアウエザストリップの取付構造。
  7. 上記車外側シール部は、リップ状に形成され、上記ドアフレームの車外側外周に装着され、上記車内側ウエザストリップは、中空シール部を有し、上記ドアフレームの車内側外周に装着される請求項2乃至請求項6のいずれかに記載のドアウエザストリップの取付構造。
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