JP2007223391A - 自動車の制御装置及び制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転同期時中、トルクダウン制御によるエンジントルクとアシスト変速トルクとの波形位相が合わないと、これらに基づき算出されるアシストトルクが変動し、入力軸回転数の回転同期時間(および変速時間全体)が延びること、およびギア締結時にトルク変動に伴う変速ショックが発生する。
【解決手段】トルクダウン制御を実行中のエンジントルクとアシスト変速トルクとの波形位相を合わせることで、アシストトルクの不要な変動を防止し、入力軸回転数の同期をスムーズに制御する。
【選択図】図3
【解決手段】トルクダウン制御を実行中のエンジントルクとアシスト変速トルクとの波形位相を合わせることで、アシストトルクの不要な変動を防止し、入力軸回転数の同期をスムーズに制御する。
【選択図】図3
Description
本発明は自動車の制御装置及び制御方法に係り、特に変速機の制御に関する。
近年、自動車用手動変速機のシフト動作,セレクト動作,発進クラッチ締結動作を自動化し、運転状態に応じ自動的に変速を行う制御装置が開発、あるいは実用化が進んでいる。
この場合、変速制御動作としては発進クラッチを一旦解放してから変速動作を行うものと、アシストクラッチ等を追加してエンジン出力を伝達しながら発進クラッチを解放せずに変速を行うものとがある。
後者の場合、変速中のトルク中断がないため運転性は良くなるが、入力軸回転数を変速前の回転数から変速後の回転数へ同期させるために、精密な回転制御が要求される。
回転同期中にはエンジン出力(トルク)を一時的に低減(トルクダウン)させる制御を行う。これには変速時間の短縮(これはアシストクラッチの耐久性向上にもつながる)、および変速ショックを低減する目的がある。
アシストクラッチの制御トルクは基本的にはエンジントルクと変速時の回転イナーシャ分に対応したトルク(以下、アシスト変速トルク)を用いて算出される。変速時のアシスト変速トルクの制御方法としては、アシストクラッチトルクを時間的に上向きの台形状に制御する方式が考えられている(例えば特許文献1参照)。
これによれば、トルクダウン制御実行中のエンジントルクとアシスト変速トルクの和を基本としてアシスト変速制御を行うが、エンジントルクとしては下に凸の波形になるため、両者の位相が合わないと最終的に和として算出したアシストトルクが変動してしまう。すると伝達トルクの変動が起こり、実際の入力軸回転数が変動するため、回転同期に時間がかかって変速時間全体が延びたり、回転変動傾向が残った状態からギア締結に向かったりすることになり、トルク変動を伴う変速ショックが発生するなど、運転性の悪化を招く。
本発明の目的は、回転同期時中、トルクダウン制御の実際のエンジントルクとアシスト変速トルクとの波形位相が合わないときに、アシストトルクが変動して入力軸回転数の回転同期時間(および変速時間全体)が延びること、およびギア締結時のトルク変動に伴う変速ショックが発生することを解決することである。
本発明は、トルクダウン制御を実行中のエンジントルクとアシスト変速トルクとの波形位相を合わせることで、アシストトルクの不要な変動を防止し、入力軸回転数の同期をスムーズに制御する。
入力軸回転数の同期をスムーズに制御することで、回転同期時間(および変速時間全体)の延びを抑制しながら、ギア締結時の変速ショックを抑えることができる。
トルクアシスト変速時に、トルクダウン制御中のエンジントルクとアシスト変速トルクの波形位相を合わせることで、アシストトルクの不要な変動を防止し、入力軸回転数の同期をスムーズに行う。以下、図1〜図5を用いて、本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態をなす自動変速機の全体構成を示すシステム図を示す。
エンジン5において、スロットル開度制御器25で制御される吸気通路面積に応じて変化する吸入空気量をエアフローセンサ11で検出し、またエンジン回転数センサ23で検出されたエンジン回転数をエンジン制御用コンピュータ(ECU)100に取り込み、燃料噴射量,点火時期を算出し、インジェクタ13,点火コイル16に制御信号を伝達することでエンジン制御が行われる。また、スロットルセンサ12で検出されたスロットル開度,エアフローセンサ11で検出された吸入空気量、およびエンジン回転数センサ23で検出されたエンジン回転数等を用いてエンジン5が実際に発生しているトルクの推定を行う。
また、エンジン制御用コンピュータ(ECU)100は運転状態に応じて、あるいは変速時に変速機制御用コンピュータ(TCU)110から伝送されるトルクダウン要求値に基づき、目標エンジントルクを算出し、スロットル開度制御器25で吸入空気量を調整したり、点火時期,燃料噴射量を調整し、エンジントルクの制御を行う。
エンジン5の出力はクランク軸19から発進クラッチ31を介して自動変速機30の入力軸37に伝達される。入力軸37には第1ドライブギア32,第2ドライブギア33,第3ドライブギア34,第4ドライブギア35,第5ドライブギア36,図示していないが後進ドライブギアが設置されている。また、出力軸46には回転自在で第1ドリブンギア41,第2ドリブンギア42,第3ドリブンギア43,第4ドリブンギア44,第5ドライブギア45,図示していないが後進ドリブンギアが設置されている。前記第1ドライブギア32と第1ドリブンギア41はかみ合い状態にあり駆動力を伝達できるようになっている。同様に第2ドライブギア33と第2ドリブンギア42,第3ドライブギア34と第3ドリブンギア43,第4ドライブギア35と第4ドリブンギア44,第5ドライブギア36と第5ドリブンギア45、および図示していないが後進ドライブギアと後進ドリブンギアはそれぞれにおいてかみ合い状態にあり、駆動力を伝達できるようになっている。
前記第1ドリブンギア41の駆動力は出力軸46に設けた第1かみ合いクラッチ55を接続することで、出力軸46に伝達する。一方で第2ドリブンギア42の駆動力も前記第1かみ合いクラッチ55を接続することで、前記出力軸46に伝達される。ここで、前記第1かみ合いクラッチ55は変速機制御用コンピュータ(TCU)110の制御信号に基づき、シフトアクチュエータ61,セレクトアクチュエータ62で制御し、油圧制御機構65を介して供給される油圧で作動するが、この場合、第1ドリブンギア41と第2ドリブンギア42のいずれかを選択して駆動力の伝達を行う。
同様に第3ドリブンギア43、あるいは第4ドリブンギア44の駆動力は出力軸46に設けた第2かみ合いクラッチ56を接続することで出力軸46に伝達するが、ここでも前記第2かみ合いクラッチ56は変速機制御用コンピュータ(TCU)110の制御信号に基づき、第3ドリブンギア43と第4ドリブンギア44のいずれかを選択して接続する。
また、第5ドリブンギア45、あるいは図示していないが後進ドライブギアの駆動力は出力軸46に設けた第3かみ合いクラッチ57を接続することで出力軸46に伝達するが、この場合も前記第3かみ合いクラッチ57は変速機制御用コンピュータ(TCU)110の制御信号に基づき、第5ドリブンギア45と後進ドリブンギアのいずれかを選択して接続する。
なお、最終的に出力軸46が伝達する駆動力は、第1ドライブギア32から第1ドリブンギア41,第1かみ合いクラッチ55を経由したもの、第2ドライブギア33から第2ドリブンギア42,第1かみ合いクラッチ55を経由したもの、第3ドライブギア34から第3ドリブンギア43,第2かみ合いクラッチ56を経由したもの、第4ドライブギア35から第4ドリブンギア44,第2かみ合いクラッチ56を経由したもの、第5ドライブギア36から第5ドリブンギア45,第3かみ合いクラッチ57を経由したもの、および図示していないが、後進ドライブギアから後進ドリブンギア、第3かみ合いクラッチ
57を経由したもののうち、いずれか1つが選択される。
57を経由したもののうち、いずれか1つが選択される。
これらの組合せを順に1速,2速,3速,4速,5速、およびリバースとする。
入力軸37にはアシストクラッチ71が設置され、また回転自在で第7ドライブギア
72が設置されている。一方、出力軸46には第7ドリブンギア73が設置され、変速機制御用コンピュータ(TCU)110の制御信号に基づき、アシストアクチュエータ63で制御され、油圧制御機構65を介して供給される油圧で作動し、駆動力の伝達を行う。
72が設置されている。一方、出力軸46には第7ドリブンギア73が設置され、変速機制御用コンピュータ(TCU)110の制御信号に基づき、アシストアクチュエータ63で制御され、油圧制御機構65を介して供給される油圧で作動し、駆動力の伝達を行う。
入力軸37には発進クラッチ31が設けてあり、エンジン5の駆動力を伝達、または遮断する役割を果たす。発進クラッチ31は変速機制御用コンピュータ(TCU)110の制御信号に基づき、発進アクチュエータ64で制御され、油圧制御機構65を介して供給される油圧で作動する。
出力軸46の駆動力は最終的に差動装置81を介して駆動輪82に伝達される。
変速機制御用コンピュータ(TCU)110は、エンジン回転数センサ23で検出したエンジン回転数、入力軸37に設けた入力軸回転数センサ51で検出した入力軸回転数、出力軸46に設けた出力軸回転数センサ52で検出した出力軸回転数、および油圧制御機構65に設けた油温センサ66で検出した変速機油温、さらに前記で1つだけ選択されたドライブギア,ドリブンギア,かみ合いクラッチの組合せに基づきパターン分けしたシフト位置,セレクト位置を図示してはいないがシフト位置センサ,セレクト位置センサを設けて検出し、取り込んでいる。また、図示していないが、発進クラッチ31に設けた発進クラッチ位置センサより発進クラッチ位置を検出し、取り込んでいる。
変速機制御用コンピュータ(TCU)110はこれらの入力信号から最適な運転状態になるようにシフトアクチュエータ61,セレクトアクチュエータ62,アシストアクチュエータ63,発進アクチュエータ64を制御している。
なお、本実施例ではシフトアクチュエータ61,セレクトアクチュエータ62,アシストアクチュエータ63,発進アクチュエータ64は油圧制御機構65を制御するために油圧方式としているが、各アクチュエータはそれのみにとらわれず、電動モータを使用した構成としてもよい。
また、エンジン制御用コンピュータ(ECU)100と変速機制御用コンピュータ
(TCU)110は互いに常時、制御用信号のやり取りをしており、例えば、変速機制御用コンピュータ(TCU)110で算出した目標エンジントルクを要求信号として受け取ったエンジン制御用コンピュータ(ECU)100はスロットル開度制御器25,インジェクタ13,点火コイル16など制御することで目標エンジントルクを実現している。
(TCU)110は互いに常時、制御用信号のやり取りをしており、例えば、変速機制御用コンピュータ(TCU)110で算出した目標エンジントルクを要求信号として受け取ったエンジン制御用コンピュータ(ECU)100はスロットル開度制御器25,インジェクタ13,点火コイル16など制御することで目標エンジントルクを実現している。
一方で、エンジン制御用コンピュータ(ECU)100が算出した推定エンジントルク値は変速機制御用コンピュータ(TCU)110に送られ、変速機制御用コンピュータ
(TCU)110においてシフト、セレクト制御,アシストクラッチ制御,発進クラッチ制御に使用される。
(TCU)110においてシフト、セレクト制御,アシストクラッチ制御,発進クラッチ制御に使用される。
次に、トルクアシスト変速における制御動作について説明する。
図2は、図1の例におけるトルクアシスト変速時のアシストクラッチ制御のフローチャートを示す。
まず、ステップ501でトルクアシスト変速条件が成立しているかを判定する。判定に当たっては図示してはいないが、エンジン回転数やスロットル開度,変速機油温,目標エンジントルク,推定エンジントルクなどを組合せて行う。トルクアシスト変速条件が成立していない時はステップ511で制御パラメータのクリアを行い、本制御を終了させる。
ステップ501でトルクアシスト変速条件が成立していれば、ステップ502で制御モード=“ギア解放フェーズ”とする。
次にステップ503でアシストトルクのギア解放時制御を行う。ステップ504で遷移条件Aが成立したかどうかを判定し、成立しない間はステップ503の処理を繰り返す。なお、ステップ504の遷移条件Aは、例えばシフト位置が所定位置(ギア解放判定位置)まで達したか否かで判定する。
ステップ504の遷移条件Aが成立した場合はステップ505で制御モード=“回転同期フェーズ”とする。
次にステップ506でアシストトルクの回転同期時制御を行う。ステップ507で遷移条件Bが成立したかどうかを判定し、成立しない間はステップ506の処理を繰り返す。なお、ステップ507の遷移条件Bは、例えば変速後ギア相当の入力軸回転数に対し、実際の入力軸回転数が所定偏差以内に入り、かつその状態を一定時間継続したか否かで判定する。
ステップ507の遷移条件Bが成立した場合はステップ508で制御モード=“ギア締結フェーズ”とする。
次にステップ509でアシストトルクのギア締結時制御を行う。ステップ510で終了条件が成立したかどうかを判定し、成立しない間はステップ509の処理を繰り返す。なお、ステップ510の終了条件は、例えば変速後ギアに完全にかみ込んだことを示すシフト位置(ギア締結判定位置)に達したか否かで判定する。
ステップ510で終了条件が成立した場合は本制御を終了する。
なお、それぞれの制御モードにおける具体的なアシストトルクは図示してはいないが、現在の運転状態でのエンジンの出力トルクを基準に導き出されるフィードフォワード(以下、F/F)トルク、および運転状態に応じた変速中の目標入力軸回転数と実際の入力軸回転数の偏差に応じて導き出されるフィードバック(以下、F/B)トルクの両者の和で示される。
本実施形態は、図2に示した制御フローチャートで制御モードが“ギア解放フェーズ”,“回転同期フェーズ”,“ギア締結フェーズ”と切り替わる際の、“回転同期フェーズ”でのアシストトルクF/F分の制御方法に関するものである。
図3は、図2の回転同期フェーズ時のアシストトルクF/F分算出フローチャートを示す。
まず、ステップ601で制御タイマの初期化,制御パラメータの読み込みを行う。制御パラメータは、例えばエンジン回転数,入力軸回転数,スロットル開度,変速機油温,シフト位置,セレクト位置である。次にステップ602でイナーシャ変化分トルクBTPON ,トルクダウントルクTIEGPONを算出する。イナーシャ変化分トルクBTPONは、
BTPON=c1*Iz*DNISFT/TSHIFT0 …(1)
c1:定数
Iz:エンジンから自動変速機入力軸の慣性モーメント
DNISFT:変速前後での入力軸回転数差(運転状態で異なる)
TSHIFT0:運転条件ごとに設定される目標変速時間
で求められる。
BTPON=c1*Iz*DNISFT/TSHIFT0 …(1)
c1:定数
Iz:エンジンから自動変速機入力軸の慣性モーメント
DNISFT:変速前後での入力軸回転数差(運転状態で異なる)
TSHIFT0:運転条件ごとに設定される目標変速時間
で求められる。
また、トルクダウントルクTIEGPONは
TIEGPON=c2*BTPON …(2)
c2:定数
で求める。
TIEGPON=c2*BTPON …(2)
c2:定数
で求める。
次のステップ603では回転同期フェーズ中のアシスト変速トルクTTIIPONの時間的な変化割合ΔTA1,ΔTA2、および目標エンジントルクTTEGの時間的な変化割合ΔTE1,ΔTE2を算出する。
ΔTA1=BTPON/TSHIFT1 …(3)
ΔTA2=BTPON/TSHIFT2 …(4)
ΔTE1=TIEGPON/TSHIFT1 …(5)
ΔTE2=TIEGPON/TSHIFT2 …(6)
ここでTSHIFT1,TSHIFF2は運転条件に応じて設定される時間であるが、上記のTSHIFT0との関係では、TSHIFT1+TSHIFT2≦TSHIFT0となるようにする。
ΔTA2=BTPON/TSHIFT2 …(4)
ΔTE1=TIEGPON/TSHIFT1 …(5)
ΔTE2=TIEGPON/TSHIFT2 …(6)
ここでTSHIFT1,TSHIFF2は運転条件に応じて設定される時間であるが、上記のTSHIFT0との関係では、TSHIFT1+TSHIFT2≦TSHIFT0となるようにする。
次にステップ604で制御タイマTMR1のインクリメントを行い、ステップ605でアシスト変速トルクTTIIPON,目標エンジントルクTTEGを、
TTIIPON=TTIIPON+ΔTA1 …(7)
TTEG=TTEG−ΔTE1 …(8)
で求める。
TTIIPON=TTIIPON+ΔTA1 …(7)
TTEG=TTEG−ΔTE1 …(8)
で求める。
この後ステップ606でアシストF/FトルクTTASTFFを
TTASTFF=TTEG*k+TTIIPON …(9)
k:定数
で算出する。
TTASTFF=TTEG*k+TTIIPON …(9)
k:定数
で算出する。
ステップ607で制御タイマTMR1が判定値TASFT1に達したか否かを判定し、達していない場合にはステップ604から606の処理を繰り返す。
ステップ607で制御タイマTMR1が判定値TASFT1に達したらステップ608で変速率RTSFTを
RTSFT=|NIPRE−NI|/|NIPRE−NINXT|*100
…(10)
NIPRE:変速前ギアでの入力軸回転数
NINXT:変速後ギアでの入力軸回転数
NI:入力軸回転数
で求める。
RTSFT=|NIPRE−NI|/|NIPRE−NINXT|*100
…(10)
NIPRE:変速前ギアでの入力軸回転数
NINXT:変速後ギアでの入力軸回転数
NI:入力軸回転数
で求める。
次にステップ609でアシスト変速トルクTTIIPONをBTPON、目標エンジントルクTTEGをTIEGPONにそれぞれ保持する。この後ステップ610でアシストF/FトルクTTASTFFを(9)式を用いて算出する。
ステップ611で変速率RTSFTが判定値α1未満であるかを判定し、未満であるときはステップ608から610の処理を繰り返す。
次にステップ612で制御タイマTMR2のインクリメントを行い、ステップ613でアシスト変速トルクTTIIPON,目標エンジントルクTTEGを
TTIIPON=TTIIPON−ΔTA2 …(11)
TTEG=TTEG+ΔTE2 …(12)
で求める。
TTIIPON=TTIIPON−ΔTA2 …(11)
TTEG=TTEG+ΔTE2 …(12)
で求める。
さらにステップ614でアシストF/FトルクTTASTFFを(9)式を用いて算出する。
ステップ615で制御タイマTMR2が判定値TASFT2に達したか否かを判定し、達していない場合にはステップ612から614の処理を繰り返す。
その後、ステップ616で変速率RTSFTが100%になるまでアシストF/FトルクTTASTFFを保持する。
図4は、図2の例における1→2変速時のアシストトルク制御波形を示す。
時刻t1で変速機制御用コンピュータ(TCU)110が変速指令を判断すると、制御モードを“ギア解放フェーズ”とし、アシストトルクのギア解放時制御を実施する。“ギア解放フェーズ”から“回転同期フェーズ”への遷移条件が成立すると、時刻t2で制御モードを“回転同期フェーズ”としアシストトルクの回転同期時制御を行う。
時刻t2から時刻t3までの時間は上記(3),(5)式で用いたTSHIFT1に相当し、この時間でアシスト変速トルクTTIIPONをΔTA1ずつ増加させていく。一方で、目標エンジントルクTTEGをΔTE1ずつ減少させていく。そして(9)式で示すようにアシスト変速トルクTTIIPONと目標エンジントルクTTEGからアシストF/FトルクTTASTFFを算出する。また、変速機制御用コンピュータ(TCU)110ではNIを目標NIにF/BするためのアシストF/BトルクTTASTFBを算出し、TTASTFFとTTASTFBの和を最終的なアシストトルクTTASTとし、アシストクラッチ71を制御する。
時刻t3から時刻t4まではアシスト変速トルクTTIIPONと目標エンジントルクTTEGをそれぞれ保持する。この間、変速動作の進行に伴いNIが変化し、変速率
RTSFTが増加していくので、RTSFTが判定値α1に達した時点(時刻t4)で次の制御内容に進む。
RTSFTが増加していくので、RTSFTが判定値α1に達した時点(時刻t4)で次の制御内容に進む。
時刻t4から時刻t5までの時間は上記(4),(6)式で用いたTSHIFT2に相当し、この時間でアシスト変速トルクTTIIPONをΔTA2ずつ減少させていく。一方で、目標エンジントルクTTEGをΔTE2ずつ増加させていく。
本来、アシストF/Fトルクの計算には目標エンジントルクTTEGではなく、エンジン5に取り付けられた種々のセンサから得られた推定エンジントルクSTEG(図4中の破線)を用いるのが望ましい。しかし、実際にはセンサ検出処理や演算時間により推定値の遅れや絶対値の誤差(一様なずれではない)があるため、STEGを用いるとアシストF/FトルクTTASTFFがばらつく。この状態ではアシストF/FトルクTTASTFF のみならず、結果的にアシストF/BトルクTTASTFBにも影響を及ぼすため、最終的なアシストトルクTTASTが安定せず、回転同期フェーズ中のNI制御性もばらつきを生じやすくなる(図4中のNI′)。また、目標NIとNIの偏差が所定値以内でないとギア締結フェーズに移行できないため、ギア締結の時間が延びる問題もあり運転者に不快感を与えることになる。
本実施形態では回転同期フェーズ中のアシストF/Fトルクを安定にすることで、回転同期中のNI挙動の安定化を図り、スムーズな運転性を実現する。
“回転同期フェーズ”から“ギア締結フェーズ”への遷移条件が成立すると時刻t5で制御モードを“ギア締結フェーズ”とし、アシストトルクのギア締結時制御を行う。シフト位置が2速位置になった時点(時刻t6)とし、目標NIとNIの偏差が所定値以内の状態を一定時間継続したら(時刻t7)、アシストトルクを完全に解放する。
ところで、判定値α1は一定の値ではなく、運転状態に合わせて変化させる。図5は、図3の変速率判定値の設定方法の例を示す。判定値α1は変速種の他にスロットル開度,変速機油温、あるいは変速前後での入力軸回転数差/目標変速時間による変数のうち、少なくとも一つを用いて変化させても良い。
5…エンジン、11…エアフローセンサ、12…スロットルセンサ、13…インジェクタ、14…吸気マニホールド、15…シリンダ、16…点火コイル、17…点火プラグ、18…アイドルスピードコントロールバルブ(ISC)、19…クランク軸、23…エンジン回転数センサ、25…スロットル開度制御器、30…自動変速機、31…発進クラッチ、32…第1ドライブギア、33…第2ドライブギア、34…第3ドライブギア、35…第4ドライブギア、36…第5ドライブギア、37…入力軸、41…第1ドリブンギア、42…第2ドリブンギア、43…第3ドリブンギア、44…第4ドリブンギア、45…第5ドリブンギア、46…出力軸、51…入力軸回転数センサ、52…出力軸回転数センサ、55…第1かみ合いクラッチ、56…第2かみ合いクラッチ、57…第3かみ合いクラッチ、61…シフトアクチュエータ、62…セレクトアクチュエータ、63…アシストアクチュエータ、64…発進アクチュエータ、65…油圧制御機構、66…油温センサ、71…アシストクラッチ、72…第7ドライブギア、73…第7ドリブンギア、81…差動装置、82…駆動輪、100…エンジン制御用コンピュータ(ECU)、110…変速機制御用コンピュータ(TCU)。
Claims (8)
- エンジンのトルクを入力する入力軸と、当該入力軸の回転をそれぞれ所定の変速比で出力軸に伝達する複数のギア列と、前記複数のギア列の少なくとも一つに設けられ、前記入力軸と前記出力軸との間の伝達トルクを連続的に変化させるアシストクラッチと、前記アシストクラッチが設けられているギア列以外の前記ギア列に設けられ、当該ギア列と前記入力軸または前記出力軸との間のトルクを伝達/遮断するドッグクラッチと、を有する変速機構を設けた自動車の制御装置であって、
前記ドッグクラッチを設けた前記ギア列のうち、一方の前記ギア列から他方のギア列にトルク伝達経路を切り替えることによって変速する間に、前記アシストクラッチにより前記エンジンのトルクを前記出力軸に伝達する場合において、エンジンのイナーシャ変化分トルクに基づくアシスト変速トルクの波形位相と、前記エンジンのトルク低下量の波形位相を合わせるように前記エンジン及び前記変速機構を制御する自動車の制御装置。 - エンジンのトルクを入力する入力軸と、当該入力軸の回転をそれぞれ所定の変速比で出力軸に伝達する複数のギア列と、前記複数のギア列の少なくとも一つに設けられ、前記入力軸と前記出力軸との間の伝達トルクを連続的に変化させるアシストクラッチと、前記アシストクラッチが設けられているギア列以外の前記ギア列に設けられ、当該ギア列と前記入力軸または前記出力軸との間のトルクを伝達/遮断するドッグクラッチと、を有する変速機構を設けた自動車の制御装置であって、
前記ドッグクラッチを設けた前記ギア列のうち、一方の前記ギア列から他方のギア列にトルク伝達経路を切り替えることによって変速する間に、前記アシストクラッチにより前記エンジンのトルクを前記出力軸に伝達する場合において、前記エンジンのイナーシャ変化分トルクを算出し、当該イナーシャ変化分トルクに基づき前記エンジンのトルクダウントルクを算出し、前記イナーシャ変化分トルクと前記トルクダウントルクに基づき前記アシストクラッチのフィードフォワード制御量を算出する際に、変速制御経過時間に応じて当該フィードフォワード制御量の算出方法を切り替える自動車の制御装置。 - エンジンのトルクを入力する入力軸と、当該入力軸の回転をそれぞれ所定の変速比で出力軸に伝達する複数のギア列と、前記複数のギア列の少なくとも一つに設けられ、前記入力軸と前記出力軸との間の伝達トルクを連続的に変化させるアシストクラッチと、前記アシストクラッチが設けられているギア列以外の前記ギア列に設けられ、当該ギア列と前記入力軸または前記出力軸との間のトルクを伝達/遮断するドッグクラッチと、を有する変速機構を設けた自動車の制御装置であって、
前記ドッグクラッチを設けた前記ギア列のうち、一方の前記ギア列から他方のギア列にトルク伝達経路を切り替えることによって変速する間に、前記アシストクラッチにより前記エンジンのトルクを前記出力軸に伝達する場合において、前記エンジンのイナーシャ変化分トルクを算出し、当該イナーシャ変化分トルクに基づき前記エンジンのトルクダウントルクを算出し、前記イナーシャ変化分トルクと前記トルクダウントルクに基づき前記アシストクラッチのフィードフォワード制御量を算出する際に、変速前後のギアでの入力軸回転数と実変速中の入力軸回転数から演算した変速率に応じて当該フィードフォワード制御量の算出方法を切り替える自動車の制御装置。 - 請求項3記載の自動車の制御装置であって、
前記フィードフォワード制御量の算出方法を切り替える変速率の判定値を、変速の種類,スロットル開度,変速機油温、あるいは変速前後での入力軸回転数差と目標変速時間による変数のうち、少なくとも一つを用いて算出する自動車の制御装置。 - エンジンのトルクを入力する入力軸と、当該入力軸の回転をそれぞれ所定の変速比で出力軸に伝達する複数のギア列と、前記複数のギア列の少なくとも一つに設けられ、前記入力軸と前記出力軸との間の伝達トルクを連続的に変化させるアシストクラッチと、前記アシストクラッチが設けられているギア列以外の前記ギア列に設けられ、当該ギア列と前記入力軸または前記出力軸との間のトルクを伝達/遮断するドッグクラッチと、を有する変速機構を設けた自動車の制御方法であって、
前記ドッグクラッチを設けた前記ギア列のうち、一方の前記ギア列から他方のギア列にトルク伝達経路を切り替えることによって変速する間に、前記アシストクラッチにより前記エンジンのトルクを前記出力軸に伝達する場合において、エンジンのイナーシャ変化分トルクに基づくアシスト変速トルクの波形位相と、前記エンジンのトルク低下量の波形位相を合わせるように前記エンジン及び前記変速機構を制御する自動車の制御方法。 - エンジンのトルクを入力する入力軸と、当該入力軸の回転をそれぞれ所定の変速比で出力軸に伝達する複数のギア列と、前記複数のギア列の少なくとも一つに設けられ、前記入力軸と前記出力軸との間の伝達トルクを連続的に変化させるアシストクラッチと、前記アシストクラッチが設けられているギア列以外の前記ギア列に設けられ、当該ギア列と前記入力軸または前記出力軸との間のトルクを伝達/遮断するドッグクラッチと、を有する変速機構を設けた自動車の制御方法であって、
前記ドッグクラッチを設けた前記ギア列のうち、一方の前記ギア列から他方のギア列にトルク伝達経路を切り替えることによって変速する間に、前記アシストクラッチにより前記エンジンのトルクを前記出力軸に伝達する場合において、前記エンジンのイナーシャ変化分トルクを算出し、当該イナーシャ変化分トルクに基づき前記エンジンのトルクダウントルクを算出し、前記イナーシャ変化分トルクと前記トルクダウントルクに基づき前記アシストクラッチのフィードフォワード制御量を算出する際に、変速制御経過時間に応じて当該フィードフォワード制御量の算出方法を切り替える自動車の制御方法。 - エンジンのトルクを入力する入力軸と、当該入力軸の回転をそれぞれ所定の変速比で出力軸に伝達する複数のギア列と、前記複数のギア列の少なくとも一つに設けられ、前記入力軸と前記出力軸との間の伝達トルクを連続的に変化させるアシストクラッチと、前記アシストクラッチが設けられているギア列以外の前記ギア列に設けられ、当該ギア列と前記入力軸または前記出力軸との間のトルクを伝達/遮断するドッグクラッチと、を有する変速機構を設けた自動車の制御方法であって、
前記ドッグクラッチを設けた前記ギア列のうち、一方の前記ギア列から他方のギア列にトルク伝達経路を切り替えることによって変速する間に、前記アシストクラッチにより前記エンジンのトルクを前記出力軸に伝達する場合において、前記エンジンのイナーシャ変化分トルクを算出し、当該イナーシャ変化分トルクに基づき前記エンジンのトルクダウントルクを算出し、前記イナーシャ変化分トルクと前記トルクダウントルクに基づき前記アシストクラッチのフィードフォワード制御量を算出する際に、変速前後のギアでの入力軸回転数と実変速中の入力軸回転数から演算した変速率に応じて当該フィードフォワード制御量の算出方法を切り替える自動車の制御方法。 - 請求項7記載の自動車の制御方法であって、
前記フィードフォワード制御量の算出方法を切り替える変速率の判定値を、変速の種類,スロットル開度,変速機油温、あるいは変速前後での入力軸回転数差と目標変速時間による変数のうち、少なくとも一つを用いて算出する自動車の制御方法。
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JP2016135626A (ja) * | 2015-01-23 | 2016-07-28 | トヨタ自動車株式会社 | 噛み合い式係合装置の制御装置 |
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- 2006-02-22 JP JP2006044686A patent/JP2007223391A/ja active Pending
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