JP2007221922A - 半導体装置 - Google Patents

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JP2007221922A
JP2007221922A JP2006039884A JP2006039884A JP2007221922A JP 2007221922 A JP2007221922 A JP 2007221922A JP 2006039884 A JP2006039884 A JP 2006039884A JP 2006039884 A JP2006039884 A JP 2006039884A JP 2007221922 A JP2007221922 A JP 2007221922A
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Norio Yoshikawa
典朗 吉川
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Abstract

【課題】 出力電流が大きいときハイサイド側のスイッチング素子及びローサイド側のス
イッチング素子が同時にオフするデッドタイムを短縮し、出力電流が小さいときデッドタ
イムを長くする。
【解決手段】 DC−DCコンバータ1には、第1のOFF検出回路2、第2のOFF検
出回路3、電流判定回路4、コンデンサC1、コンデンサC2、インバータINV1乃至
3、ダイオードD1乃至D3、インダクタL1、第1のレベルシフト回路LS1、第2の
レベルシフト回路LS2、第1の2入力NAND回路NAND1、第2の2入力NAND
回路NAND2、Pch MOSトランジスタPT1及びPT2、Nch MOSトラン
ジスタNT1及びNT2、Nch パワーMOSトランジスタPNT1、Nch パワー
MOSトランジスタPNT2が設けられている。電流判定回路4で電流モニターされた回
生電流Ibackの値に応じてデッドタイムが制御されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置としてのDC−DCコンバータやインバータなどに係り、特にハ
イサイド側のスイッチング素子及びローサイド側のスイッチング素子が同時にオンするの
を防止する制御回路を有する半導体装置に関する。
DC−DCコンバータ、インバータ、或いはレギュレータなどには、出力部にハイサイ
ド側スイッチング素子及びローサイド側スイッチング素子が設けられている。そして、こ
の一対のスイッチング素子が同時にオンして貫通電流が発生しないように、両者が同時に
オフ状態となるデッドタイムを設定するための回路が設けられている(例えば、特許文献
1参照。)。
特許文献1などに記載されているDC−DCコンバータでは、ハイサイド側スイッチン
グ素子及びローサイド側スイッチング素子が共に“OFF”しているデッドタイム期間、
負荷からハイサイド側スイッチング素子側に回生電流が流れる。回生電流が流れていると
きにハイサイド側スイッチング素子が“OFF”から“ON”するとリカバリー電流が流
れる。ハイサイド側スイッチング素子或いはローサイド側スイッチング素子の一方が十分
“OFF”しないときに、他方が“ON”すると高電位側電源側から低電位側電源側へ貫
通電流が流れる。
出力電流の大小によらず一定なデッドタイムを設定すると、出力電流が大きい場合、リ
カバリー電流等によりDC−DCコンバータ等の効率低下が発生するという問題点がある
。一方、出力電流が小さい場合、貫通電流等によりDC−DCコンバータ等の効率低下が
発生するという問題点がある。
米国特許出願公開第2004/0207372号明細書
本発明は、出力電流が大きいときハイサイド側のスイッチング素子及びローサイド側の
スイッチング素子が同時にオフするデッドタイムを短縮し、出力電流が小さいときデッド
タイムを長くする半導体装置を提供することにある。
本発明の一態様の半導体装置は、高電位側電源側に設けられ、制御電極に入力される信
号によりオン・オフ動作するハイサイド側スイッチング素子と、低電位側電源側に設けら
れ、制御電極に入力される信号によりオン・オフ動作するローサイド側スイッチング素子
と、前記ローサイド側スイッチング素子側に流れる回生電流をモニターし、その電流レベ
ルを判定して電流レベルに応じた信号レベルを有する第1及び第2の制御信号を生成する
電流判定回路と、前記ローサイド側スイッチング素子の制御電極に接続され、前記第1の
制御信号を入力し、前記回生電流が閾値より小さい場合、前記ローサイド側スイッチング
素子が“ON”から“OFF”になるときの制御電極電圧を前記第1の制御信号レベルに
もとづいて前記回生電流が閾値より大きい場合よりも検知時刻を遅延させ、前記ハイサイ
ド側スイッチング素子を“OFF”から“ON”させる信号を出力して、前記回生電流が
閾値より大きい場合よりも前記回生電流が閾値より小さな場合に、前記ハイサイド側スイ
ッチング素子と前記ローサイド側スイッチング素子が共に“OFF”するデッドタイムを
長くする第1のOFF検出回路と、前記ハイサイド側スイッチング素子の制御電極に接続
され、前記第2の制御信号を入力し、前記ローサイド側スイッチング素子を“OFF”か
ら“ON”させる信号を出力し、前記回生電流が閾値より小さい場合、前記ハイサイド側
スイッチング素子が“ON”から“OFF”になるときの制御電極電圧を前記第2の制御
信号レベルにもとづいて前記回生電流が閾値より大きい場合よりも検知時刻を遅延させ、
前記ローサイド側スイッチング素子を“OFF”から“ON”させる信号を出力して、前
記回生電流が閾値より大きい場合よりも前記回生電流が閾値より小さな場合に、前記ハイ
サイド側スイッチング素子と前記ローサイド側スイッチング素子が共に“OFF”するデ
ッドタイムを長くする第2のOFF検出回路とを具備することを特徴とする。
本発明の他態様の半導体装置は、高電位側電源側に設けられ、制御電極に入力される信
号によりオン・オフ動作するハイサイド側スイッチング素子と、低電位側電源側に設けら
れ、制御電極に入力される信号によりオン・オフ動作するローサイド側スイッチング素子
と、前記ハイサイド側スイッチング素子と前記ローサイド側スイッチング素子の間から出
力される出力電流をモニターし、その電流レベルを判定して電流レベルに応じた信号レベ
ルを有する第1及び第2の制御信号を生成する電流判定回路と、前記ローサイド側スイッ
チング素子の制御電極に接続され、前記第1の制御信号を入力し、前記出力電流が閾値よ
り小さい場合、前記ローサイド側スイッチング素子が“ON”から“OFF”になるとき
の制御電極電圧を前記第1の制御信号レベルにもとづいて前記出力電流が閾値より大きい
場合よりも検知時刻を遅延させ、前記ハイサイド側スイッチング素子を“OFF”から“
ON”させる信号を出力して、前記回生電流が閾値より大きい場合よりも前記回生電流が
閾値より小さな場合に、前記ハイサイド側スイッチング素子と前記ローサイド側スイッチ
ング素子が共に“OFF”するデッドタイムを長くする第1のOFF検出回路と、前記ハ
イサイド側スイッチング素子の制御電極に接続され、前記第2の制御信号を入力し、前記
出力電流が閾値より小さい場合、前記ハイサイド側スイッチング素子が“ON”から“O
FF”になるときの制御電極電圧を前記第2の制御信号レベルにもとづいて前記出力電流
が閾値より大きい場合よりも検知時刻を遅延させ、前記ローサイド側スイッチング素子を
“OFF”から“ON”させる信号を出力して、前記回生電流が閾値より大きい場合より
も前記回生電流が閾値より小さな場合に、前記ハイサイド側スイッチング素子と前記ロー
サイド側スイッチング素子が共に“OFF”するデッドタイムを長くする第2のOFF検
出回路とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、出力電流が大きいときハイサイド側のスイッチング素子及びローサイ
ド側のスイッチング素子が同時にオフするデッドタイムを短縮し、出力電流が小さいとき
デッドタイムを長くする半導体装置を提供することができる。
以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施例1に係る半導体装置について、図面を参照して説明する。図1は
半導体装置としてのDC−DCコンバータを示す回路図、図2は第1のOFF検出回路を
示すブロック図、図3は第2のOFF検出回路を示すブロック図である。本実施例では、
出力部のハイサイド側スイッチング素子及びローサイド側スイッチング素子に、低オン抵
抗で、且つドライブ能力の高いNch パワーMOS(Metal Oxide Semiconductor)
トランジスタを用いている。
図1に示すように、DC−DCコンバータ1には、第1のOFF検出回路2、第2のO
FF検出回路3、電流判定回路4、コンデンサC1、コンデンサC2、インバータINV
1乃至3、ダイオードD1乃至D3、インダクタL1、第1のレベルシフト回路LS1、
第2のレベルシフト回路LS2、第1の2入力NAND回路NAND1、第2の2入力N
AND回路NAND2、Pch MOSトランジスタPT1、Pch MOSトランジス
タPT2、Nch MOSトランジスタNT1、Nch MOSトランジスタNT2、N
ch パワーMOSトランジスタPNT1、Nch パワーMOSトランジスタPNT2
、Lx端子Plx、出力端子Pout、制御回路用電源端子Pvdd、及び入力用電源(
入力電圧)端子Pvinが設けられている。
第1の高電位側電源としての入力用電源(入力電圧)Vinは、入力用電源(入力電圧
)端子Pvinから供給され、第2の高電位側電源としての制御回路用電源Vddは、制
御回路用電源端子Pvddから供給される。
DC−DCコンバータ1は、入力用電源(入力電圧)を降圧した出力電圧Voutを出
力する降圧型DC−DCコンバータで、制御回路用電源Vddよりも高電圧な、例えば、
19Vの入力用電源(入力電圧)Vinを入力し、例えば、PWM(Pulse Width Modu
lation)制御によるON/OFF制御信号にもとづいてハイサイド側スイッチング素子で
あるNch パワーMOSトランジスタPNT1とローサイド側スイッチング素子である
Nch パワーMOSトランジスタPNT2が動作し、制御回路用電源Vddよりも低電
圧な、例えば、1.5Vの高出力電流を出力する。
インバータINV1は、ハイサイド側スイッチング素子であるNch パワーMOSト
ランジスタPNT1及びローサイド側スイッチング素子であるNch パワーMOSトラ
ンジスタPNT2の“ON”、“OFF”動作を制御するための信号であるON/OFF
制御信号(ノードN1の信号)を入力し、その信号レベルを反転して出力側のノードN2
に出力する。
第1の2入力NAND回路NAND1は、インバータINV1及び第2のレベルシフト
回路LS2とインバータとしてのPch MOSトランジスタPT2及びNch MOS
トランジスタNT2の間に設けられ、インバータINV1から出力されるノードN2の信
号と第2のレベルシフト回路LS2から出力されるノードN12の信号を入力し、論理演
算した信号を出力側のノードN3から出力する。
Pch MOSトランジスタPT2は、ソースが制御用回路電源Vddに接続され、ゲ
ートにノードN3の信号が入力される。Nch MOSトランジスタNT2は、ドレイン
がPch MOSトランジスタPT2のドレインに接続され、ソースが接地電位としての
低電位側電源Vssに接続され、ゲートにノードN3の信号が入力される。そして、Pc
h MOSトランジスタPT2とNch MOSトランジスタNT2は、インバータ動作
してPch MOSトランジスタPT2のドレインとNch MOSトランジスタNT2
のドレインとの間からノードN3の信号を反転したノードN4の信号をローサイド側スイ
ッチング素子であるNch パワーMOSトランジスタPNT2のゲート(制御電極)に
出力する。
第1のOFF検出回路2は、Nch パワーMOSトランジスタPNT2のゲート(制
御電極)に接続され、ゲート(制御電極)電圧信号としてのノードN4の信号を入力し、
電流判定回路4から出力される制御信号S1にもとづいて動作し、出力側からノードN8
の信号を出力する。なお、第1のOFF検出回路2の構成及び詳細な動作については後述
する。
インバータINV3は、第1のOFF検出回路2と第2の2入力NAND回路NAND
2の間に設けられ、ノードN8の信号を入力し、その信号レベルを反転して出力側のノー
ドN9に出力する。
第2の2入力NAND回路NAND2は、インバータINV3と第1のレベルシフト回
路LS1の間に設けられ、ノードN1の信号とインバータINV3から出力される信号を
入力し、論理演算した信号を出力側のノードN5から出力する。
第1のレベルシフト回路LS1は、第2の2入力NAND回路NAND2とインバータ
としてのPch MOSトランジスタPT1及びNch MOSトランジスタNT1の間
に設けられ、第2の2入力NAND回路NAND2から出力される、低電位側電源Vss
を基準としたノードN5の信号レベルを、Nch パワーMOSトランジスタPNT1と
Nch パワーMOSトランジスタPNT2の間のノードLxを基準とした信号レベルに
昇圧させて、出力側のノードN6から出力する。
Pch MOSトランジスタPT1は、ソースがノードN14に接続され、ゲートにノ
ードN6の信号が入力される。Nch MOSトランジスタNT1は、ドレインがPch
MOSトランジスタPT1のドレインに接続され、ソースがノードN13に接続され、
ゲートにノードN6の信号が入力される。そして、Pch MOSトランジスタPT1と
Nch MOSトランジスタNT1は、インバータ動作してPch MOSトランジスタ
PT1のドレインとNch MOSトランジスタNT1のドレインとの間からノードN6
の信号を反転したノードN7の信号をハイサイド側スイッチング素子であるNch パワ
ーMOSトランジスタPNT1のゲート(制御電極)に出力する。
第2のOFF検出回路3は、Nch パワーMOSトランジスタPNT1のゲート(制
御電極)、ノードN13、及びノードLxに接続され、ゲート(制御電極)電圧信号とし
てのノードN7の信号を入力し、電流判定回路4から出力される制御信号S2にもとづい
て動作し、出力側からノードN10の信号を出力する。なお、第2のOFF検出回路3の
構成及び詳細な動作については後述する。
インバータINV2は、第2のOFF検出回路3と第2のレベルシフト回路LS2の間
に設けられ、ノードN10の信号を入力し、その信号レベルを反転して出力側のノードN
11に出力する。
第2のレベルシフト回路LS2は、インバータINV2と第1の2入力NAND回路N
AND1の間に設けられ、インバータINV2から出力される、Nch パワーMOSト
ランジスタNT1とNch パワーMOSトランジスタNT2の間のノードLxを基準と
したノードN11の信号を入力し、低電位側電源Vssを基準とした信号レベルに降圧し
て出力側からノードN12の信号を出力する。
ハイサイド側スイッチング素子であるNch パワーMOSトランジスタPNT1は、
第1電極としてのドレインが第1の高電位側電源としての入力用電源(入力電圧)Vin
に接続され、第2電極としてのソースがノードLxに接続され、制御電極としてのゲート
にノードN7の信号を入力し、その信号にもとづいて“ON”、“OFF”動作する。
ダイオードD1は、カソードがNch パワーMOSトランジスタPNT1のドレイン
に接続され、アノードがNch パワーMOSトランジスタPNT1のソースに接続され
ている。ここで、ダイオードD1の代わりにNch パワーMOSトランジスタPNT1
のボディーダイオード(ドレイン・サブ間ダイオード)を代用してもよい。
ローサイド側スイッチング素子であるNch パワーMOSトランジスタPNT2は、
第1電極としてのドレインがノードLxに接続され、第2電極としてのソースが低電位側
電源Vssに接続され、制御電極としてのゲートにノードN4の信号が入力され、その信
号にもとづいて“ON”、“OFF”動作する。
ダイオードD2は、カソードがNch パワーMOSトランジスタPNT2のドレイン
に接続され、アノードがNch パワーMOSトランジスタPNT2のソースに接続され
ている。そして、Nch パワーMOSトランジスタPNT1とNch パワーMOSト
ランジスタPNT2が共に“OFF”しているデッドタイム期間、ダイオードD2にはノ
ードLx側から低電位側電源Vss側に回生電流Ibackが流れる。回生電流Ibac
kは、出力電流Ioutに比例して流れる。ここで、ダイオードD2の代わりにNch
パワーMOSトランジスタPNT2のボディーダイオード(ドレイン・サブ間ダイオード
)を代用してもよい。
ダイオードD3は、カソードがノードN14に接続され、アノードが制御回路用電源V
ddに接続され、Nch パワーMOSトランジスタPNT1が“ON”したときに、制
御回路用電源端子Pvdd側が制御回路用電源Vddよりも昇圧されないように保護ダイ
オードとして機能する。
コンデンサC1は、一端がノードN14に接続され、他端がノードLx側に接続されて
いる。インダクタL1は、一端がLx端子Plxに接続され、他端が出力端子Poutに
接続されている。コンデンサC2は、一端がインダクタL1の他端及び出力端子Pout
に接続され、他端が低電位側電源Vssに接続されている。負荷5は、一端が出力端子P
outに接続され、他端が低電位側電源Vssに接続され、DC−DCコンバータ1が“
ON”したときにDC−DCコンバータ1から出力電流Iout(出力電圧Voutで)
が供給される。
電流判定回路4は、ノードLx側から低電位側電源Vss側に流れる回生電流Ibac
kを測定及び判定する。測定した値は、判定信号1にもとづいて判定され、生成される制
御信号S1に変換されて第1のOFF検出回路2に出力される。一方、測定した値は、判
定信号2にもとづいて判定され、生成される制御信号S2に変換されて第2のOFF検出
回路3に出力される。ここで、判定信号1及び判定信号2は、例えば、PWM信号、外部
信号或いは回路内部の信号を参照した信号である。また、判定信号1及び判定信号2に分
けて使用しているが、一つの判定信号を用いてもよい。
図2に示すように、第1のOFF検出回路2には、コンパレータ11、基準電圧発生回
路12a乃至12c、及びスイッチ13a乃至13cが設けられている。コンパレータ1
1は、(+)側にノードN4の信号が入力され、(−)側に基準電圧Va1が入力され、
比較増幅した信号を出力側のノードN8から出力する。
基準電圧発生回路12aは、スイッチ13aと低電位側電源Vssの間に設けられ、基
準電圧Vref1を生成する。基準電圧発生回路12bは、スイッチ13bと低電位側電
源Vssの間に設けられ、基準電圧Vref2を生成する。基準電圧発生回路12cは、
スイッチ13cと低電位側電源Vssの間に設けられ、基準電圧Vref3を生成する。
ここで、基準電圧Vref1、基準電圧Vref2、基準電圧Vref3の関係は、Ve
rf1<Vref2<Vref3に設定されている。
スイッチ13aは、コンパレータ11の(−)側と基準電圧発生回路12aの間に設け
られ、電流判定回路4から出力される制御信号S1にもとづいて“ON”、“OFF”動
作する。スイッチ13bは、コンパレータ11の(−)側と基準電圧発生回路12bの間
に設けられ、電流判定回路4から出力される制御信号S1にもとづいて“ON”、“OF
F”動作する。スイッチ13cは、コンパレータ11の(−)側と基準電圧発生回路12
cの間に設けられ、電流判定回路4から出力される制御信号S1にもとづいて“ON”、
“OFF”動作する。
ここで、回生電流Ibackが大きい場合、即ち出力電流Ioutが大きい場合、例え
ば、制御信号S1にもとづいてスイッチ13cが“ON”してコンパレータ11の(−)
側には基準電圧Va1としての基準電圧Vref3が供給される。一方、回生電流Iba
ckが小さい場合、即ち出力電流Ioutが小さい場合、例えば、制御信号S1にもとづ
いてスイッチ13aが“ON”してコンパレータ11の(−)側には基準電圧Va1とし
ての基準電圧Vref1が供給される。ここでは、3種類の基準電圧発生回路と3種類の
スイッチをそれぞれ設けているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、4種類以上
の基準電圧発生回路と4種類以上のスイッチを設けて、4種類以上の基準電圧をコンパレ
ータ11の(−)側に供給してもよい。スイッチ13a乃至13cは制御信号S1にもと
づいて動作する第1の基準電圧選択手段として機能する。
図3に示すように、第2のOFF検出回路3には、コンパレータ14、基準電圧発生回
路15a乃至15c、及びスイッチ16a乃至16cが設けられている。コンパレータ1
4は、(+)側にノードN7の信号が入力され、(−)側に基準電圧Va11が入力され
、比較増幅した信号を出力側のノードN10から出力する。
基準電圧発生回路15aは、スイッチ16aとノードN13及びノードLxの間に設け
られ、基準電圧Vref11を生成する。基準電圧発生回路15bは、スイッチ16bと
ノードN13及びノードLxの間に設けられ、基準電圧Vref12を生成する。基準電
圧発生回路15cは、スイッチ16cとノードN13及びノードLxの間に設けられ、基
準電圧Vref13を生成する。ここで、基準電圧Vref11、基準電圧Vref12
、基準電圧Vref13の関係は、Verf11<Vref12<Vref13に設定さ
れている。
スイッチ16aは、コンパレータ14の(−)側と基準電圧発生回路15aの間に設け
られ、電流判定回路4から出力される制御信号S2にもとづいて“ON”、“OFF”動
作する。スイッチ16bは、コンパレータ14の(−)側と基準電圧発生回路15bの間
に設けられ、電流判定回路4から出力される制御信号S2にもとづいて“ON”、“OF
F”動作する。スイッチ16cは、コンパレータ14の(−)側と基準電圧発生回路15
cの間に設けられ、電流判定回路4から出力される制御信号S2にもとづいて“ON”、
“OFF”動作する。
ここで、回生電流Ibackが大きい場合、即ち出力電流Ioutが大きい場合、例え
ば、制御信号S2にもとづいてスイッチ16cが“ON”してコンパレータ11の(−)
側には基準電圧Va11としての基準電圧Vref13が供給される。一方、回生電流I
backが小さい場合、即ち出力電流Ioutが小さい場合、例えば、制御信号S2にも
とづいてスイッチ16aが“ON”してコンパレータ14の(−)側には基準電圧Va1
1としての基準電圧Vref11が供給される。ここでは、3種類の基準電圧発生回路と
3種類のスイッチをそれぞれ設けているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、4
種類以上の基準電圧発生回路と4種類以上のスイッチを設けて、4種類以上の基準電圧を
コンパレータ14の(−)側に供給してもよい。スイッチ16a乃至16cは制御信号S
2にもとづいて動作する第2の基準電圧選択手段として機能する。
次に、第1のOFF検出回路及び第2のOFF検出回路のコンパレータの動作について
図4を参照して説明する。図4はコンパレータ入力電圧に対するコンパレータ出力電圧の
関係を示す図である。
図4に示すように、OFF検出回路を構成するコンパレータの動作は、(+)側に入力
されるコンパレータ入力電圧VIN(コンパレータ11ではノードN4の信号、コンパレ
ータ14ではノードN7の信号)が(−)側に入力されるコンパレータ基準電圧VREF
(コンパレータ11では基準電圧Va1、コンパレータ14では基準電圧Va11)より
も大きい場合、“High”レベルの信号を出力する。一方、(+)側に入力されるコン
パレータ入力電圧VINが(−)側に入力されるコンパレータ基準電圧VREFよりも小
さい場合、“Low”レベルの信号を出力する。
コンパレータの出力信号レベルが“High”レベルから“Low”レベルに変化する
点は、コンパレータ基準電圧VREFに依存し、コンパレータ基準電圧VREFが比較的
大きい場合にはコンパレータ入力電圧VINの大きい方にシフトし、一方、コンパレータ
基準電圧VREFが比較的小さい場合にはコンパレータ入力電圧VINの小さい方にシフ
トする。
次に、DC−DCコンバータの動作について図5及び図6を参照して説明する。図5は
DC−DCコンバータの出力電流大の時の動作を示すタイミングチャート、図6はDC−
DCコンバータの出力電流小の時の動作を示すタイミングチャートである。
図5に示すように、出力電流大の時の動作のDC−DCコンバータ1では、まず、入力
用電源(入力電圧)Vin及び制御回路用電源Vddが供給される。
ON/OFF制御信号の信号であるノードN1の信号が“Low”レベルのとき、第2
の2入力NAND回路NAND2から出力されるノードN5の信号レベルが“High”
レベル、第1のレベルシフト回路LS1から出力されるノードN6が“High”レベル
、ノードN7の信号レベルが“Low”レベルであるからハイサイド側のNch パワー
MOSトランジスタPNT1が“OFF”する。
第2のOFF検出回路3から出力されるノードN10の信号レベルが“Low”レベル
、インバータINV2から出力されるノードN11の信号レベルが“High”レベル、
第2のレベルシフト回路LS2から出力されるノードN12が“High”レベル、イン
バータINV1から出力されるノードN2の信号が“High”レベルであるから第1の
2入力NAND回路NAND1から出力されるノードN3の信号レベルが“Low”レベ
ルとなる。ノードN4の信号レベルが“High”であるからローサイド側のNch パ
ワーMOSトランジスタPNT2が“ON”する。
次に、ON/OFF制御信号の信号であるノードN1の信号が“Low”レベルから“
High”レベルに変化すると、ノードN2の信号レベルが“Low”レベル、ノードN
3が“High”レベル、ノードN4が“Low”となり、Nch パワーMOSトラン
ジスタPNT2が“OFF”し、Nch パワーMOSトランジスタPNT2のゲート(
制御電圧)電圧であるノードN4の信号レベルが“ON”レベルから“OFF”レベルに
降下し始める。このとき、第1のOFF検出回路2を構成するコンパレータ11の(−)
側の基準電圧Va1が制御信号S1にもとづいて、例えば、比較的高い電圧の基準電圧V
ref3が選択されているので、ノードN4の信号レベルが“ON”レベルから“OFF
”レベルに降下した直後(点Aで)、第1のOFF検出回路2から出力されるノードN8
の信号が“High”レベルから“Low”レベルに変化する。
ノードN1の信号が“High”レベルで、インバータN9から出力されるノードN9
が“High”レベルであるから、第2の2入力NAND回路NAND2から出力される
ノードN5の信号レベルは“Low”レベルとなる。ノードN6の信号が“Low”レベ
ル、ノードN7の信号が“High”レベルであるからハイサイド側のNch パワーM
OSトランジスタPNT1が“ON”する。Nch パワーMOSトランジスタPNT1
が“ON”すると、ノードLxの電圧が“Low”レベルから“High”レベルに昇圧
される。
ここで、ローサイド側のNch パワーMOSトランジスタPNT2とハイサイド側の
Nch パワーMOSトランジスタPNT1が共に“OFF”している期間は、デッドタ
イムTdead1となる。第1のOFF検出回路2のハイサイド側Nch パワーMOS
トランジスタPNT1を“ON”にさせる信号出力が通常動作時に比べて早くなるので、
デッドタイムTdead1は通常動作時のデッドタイムよりも短くなる。ここで、通常動
作時とは、出力電流Ioutが平均的な中電流レベルの場合をいう。
続いて、ON/OFF制御信号の信号であるノードN1の信号が“High”レベルか
ら“Low”レベルに変化すると、ノードN5の信号が“High”レベル、ノードN6
の信号が“High”レベル、ノードN7が“Low”レベルとなり、ハイサイド側のN
ch パワーMOSトランジスタPNT1が“OFF”し、Nch パワーMOSトラン
ジスタPNT1のゲート(制御電圧)電圧であるノードN7の信号レベルが“ON”レベ
ルから“OFF”レベルに降下し始める。このとき、第2のOFF検出回路3を構成する
コンパレータ14の(−)側の基準電圧Va11が制御信号S2にもとづいて、例えば、
比較的高い電圧の基準電圧Vref13が選択されているので、ノードN7の信号レベル
が“ON”レベルから“OFF”レベルに降下した直後(点Bで)、第2のOFF検出回
路3から出力されるノードN10の信号が“High”レベルから“Low”レベルに変
化する。ノードLxの信号も“High”レベルから“Low”レベルに変化する。
インバータINV2から出力されるノードN11の信号が“High”レベル、ノード
N2の信号が“High”レベルで、第2のレベルシフト回路LS2から出力されるノー
ドN12の信号が“High”レベルであるから、第1の2入力NAND回路NAND1
から出力されるノードN3の信号が“Low”レベルとなる。ノードN4の信号が“Hi
gh”であるからローサイド側のNch パワーMOSトランジスタPNT2が“ON”
する。
ここで、ハイサイド側のNch パワーMOSトランジスタPNT1とローサイド側の
Nch パワーMOSトランジスタPNT2が共に“OFF”している期間は、デッドタ
イムTdead2となる。第2のOFF検出回路3のローサイド側Nch パワーMOS
トランジスタPNT2を“ON”にさせる信号出力が通常動作時に比べて早くなるので、
デッドタイムTdead2は通常動作時のデッドタイムよりも短くなる。
図6に示すように、出力電流小の時の動作のDC−DCコンバータ1では、出力電流大
の時とデッドタイム期間の動作が異なるので、デッドタイム期間の動作について説明し、
それ以外の同じ動作についての説明は省略する。
ON/OFF制御信号の信号であるノードN1の信号の“Low”レベルにより、ロー
サイド側のNch パワーMOSトランジスタPNT2が“ON”し、ハイサイド側のN
ch パワーMOSトランジスタPNT1が“OFF”した後、ON/OFF制御信号の
信号であるノードN1の信号が“Low”レベルから“High”レベルに変化すると、
ノードN2の信号レベルが“Low”レベル、ノードN3が“High”レベル、ノード
N4が“Low”となり、Nch パワーMOSトランジスタPNT2が“OFF”し、
Nch パワーMOSトランジスタPNT2のゲート(制御電圧)電圧であるノードN4
の信号レベルが“ON”レベルから“OFF”レベルに降下し始める。このとき、第1の
OFF検出回路2を構成するコンパレータ11の(−)側の基準電圧Va1が制御信号S
1にもとづいて、例えば、比較的低い電圧の基準電圧Vref1が選択されているので、
ノードN4の信号レベルが“ON”レベルから“OFF”レベルに降下した後(図5の点
Aよりも低い電圧である点Cで)、第1のOFF検出回路2から出力されるノードN8の
信号が“High”レベルから“Low”レベルに変化する。
インバータINV3から出力されるノードN9の信号が“High”レベルで、ノード
N1の信号が“High”レベルであるから第2の2入力NAND回路NAND2から出
力されるノードN5の信号レベルは“Low”レベルとなる。ノードN6の信号が“Lo
w”レベル、ノードN7の信号が“High”レベルであるからハイサイド側のNch
パワーMOSトランジスタPNT1が“ON”する。Nch パワーMOSトランジスタ
PNT1が“ON”すると、ノードLxの電圧が“Low”レベルから“High”レベ
ルに昇圧される。
ここで、ローサイド側のNch パワーMOSトランジスタPNT2とハイサイド側の
Nch パワーMOSトランジスタPNT1が共に“OFF”している期間は、デッドタ
イムTdead11となる。第1のOFF検出回路2のハイサイド側Nch パワーMO
SトランジスタPNT1を“ON”にさせる信号出力が通常動作時に比べて遅くなるので
、デッドタイムTdead11は通常動作時のデッドタイムよりも長くなる。
ON/OFF制御信号の信号であるノードN1の信号の“High”レベルにより、ロ
ーサイド側のNch パワーMOSトランジスタPNT2が“OFF”し、ハイサイド側
のNch パワーMOSトランジスタPNT1が“ON”した後、ON/OFF制御信号
の信号であるノードN1の信号が“High”レベルから“Low”レベルに変化すると
、ノードN5の信号が“High”レベル、ノードN6の信号が“High”レベル、ノ
ードN7が“Low”レベルとなり、ハイサイド側のNch パワーMOSトランジスタ
PNT1が“OFF”し、Nch パワーMOSトランジスタPNT1のゲート(制御電
圧)電圧であるノードN7の信号レベルが“ON”レベルから“OFF”レベルに降下し
始める。このとき、第2のOFF検出回路3を構成するコンパレータ14の(−)側の基
準電圧Va11が制御信号S2にもとづいて、例えば、比較的低い電圧の基準電圧Vre
f111が選択されているので、ノードN7の信号レベルが“ON”レベルから“OFF
”レベルに降下した後(図5の点Bよりも低い電圧である点Dで)、第2のOFF検出回
路3から出力されるノードN10の信号が“High”レベルから“Low”レベルに変
化する。ノードLxの信号も“High”レベルから“Low”レベルに変化する。
インバータINV2から出力されるノードN11の信号が“High”レベル、ノード
N2の信号が“High”レベルで、第2のレベルシフト回路LS2から出力されるノー
ドN12の信号が“High”レベルであるから、第1の2入力NAND回路NAND1
から出力されるノードN3の信号が“Low”レベルとなる。ノードN4の信号が“Hi
gh”であるからローサイド側のNch パワーMOSトランジスタPNT2が“ON”
する。
ここで、ハイサイド側のNch パワーMOSトランジスタPNT1とローサイド側の
Nch パワーMOSトランジスタPNT2が共に“OFF”している期間は、デッドタ
イムTdead12となる。第2のOFF検出回路3のローサイド側Nch パワーMO
SトランジスタPNT2を“ON”にさせる信号出力が通常動作時に比べて遅くなるので
、デッドタイムTdead12は通常動作時のデッドタイムよりも長くなる。このため、
Tdead1、Tdead2<Tdead11、Tdead12・・・・・・・・・式(1)
と表される。
ここで、ハイサイド側のNch パワーMOSトランジスタPNT1の“OFF”から
“ON”になるスイッチング立ち上がりを時間tr1、“ON”から“OFF”になるス
イッチング立ち下がりを時間tf1、ローサイド側のNch パワーMOSトランジスタ
PNT2のスイッチング立ち上がりを時間tr2、スイッチング立ち下がりを時間tf2
、スイッチの動作速度をtsw、コンパレータの動作速度をtcomp、レベルシフト回
路の動作速度tls、インバータの動作速度tinv、2入力NAND回路の動作速度を
tnand、電流判定回路4の動作速度をt4とすると、
tr1,tr2,tf1,tf2>>tsw,tcomp,tls,tinv,tnand,t4・・・・・式(2)
と設定するのが好ましく、例えば、Nch パワーMOSトランジスタの動作速度よりも
制御系の回路の動作速度を1桁以上早くするのが好ましい。
上述したように、本実施例の半導体装置では、第1のOFF検出回路2、第2のOFF
検出回路3、電流判定回路4、コンデンサC1、コンデンサC2、インバータINV1乃
至3、ダイオードD1乃至D3、インダクタL1、第1のレベルシフト回路LS1、第2
のレベルシフト回路LS2、第1の2入力NAND回路NAND1、第2の2入力NAN
D回路NAND2、Pch MOSトランジスタPT1、Pch MOSトランジスタP
T2、Nch MOSトランジスタNT1、Nch MOSトランジスタNT2、Nch
パワーMOSトランジスタPNT1、Nch パワーMOSトランジスタPNT2、L
x端子Plx、出力端子Pout、制御回路用電源端子Pvdd、及び入力用電源(入力
電圧)端子が設けられている。
出力電流Ioutに比例する回生電流Ibackは、電流判定回路4で電流モニターさ
れ、その値に応じて信号レベルの異なる制御信号S1及びS2として電流判定回路4から
出力される。第1のOFF検出回路2は、制御信号S1にもとづいてローサイド側のNc
h パワーMOSトランジスタPNT2が“ON”から“OFF”し、ハイサイド側のN
ch パワーMOSトランジスタPNT1が“OFF”から“ON”する間のデッドタイ
ムを制御する。一方、第2のOFF検出回路3は、制御信号S2にもとづいてハイサイド
側のNch パワーMOSトランジスタPNT1が“ON”から“OFF”し、ローサイ
ド側のNch パワーMOSトランジスタPNT2が“OFF”から“ON”する間のデ
ッドタイムを制御する。
このため、回生電流が大きい場合、即ち、出力電流Ioutが大きい場合、デッドタイ
ムを短縮でき、回生電流が小さい場合、即ち、出力電流Ioutが小さい場合、デッドタ
イムを回生電流が大きい場合よりも長くできる。したがって、出力電流Ioutが大きい
場合のリカバリー電流等による効率低下を抑制することができ、出力電流Ioutが小さ
い場合の貫通電流等による効率低下を抑制することができる。
なお、本実施例では、制御回路用としてゲート絶縁膜にシリコン酸化膜を有するMOS
トランジスタを用いているが、シリコン酸化膜を熱窒化したSiNxOy膜、シリコン窒
化膜(Si)/シリコン酸化膜の積層膜、或いは高誘電体膜(High−Kゲート
絶縁膜)等がゲート絶縁膜となるMISFET(Metal Insulator Semiconductor Fie
ld Effect Transistor))を用いてもよい。
次に、本発明の実施例2に係る半導体装置について、図面を参照して説明する。図7は
半導体装置としてのDC−DCコンバータを示す回路図、図8は第1のOFF検出回路を
示すブロック図、図9は第2のOFF検出回路を示すブロック図である。本実施例では、
第1及び第2のOFF検出回路の構成を変更している。
以下、実施例1と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異な
る部分のみ説明する。
図7に示すように、DC−DCコンバータ1aには、第1のOFF検出回路2a、第2
のOFF検出回路3a、電流判定回路4、コンデンサC1、コンデンサC2、インバータ
INV1、ダイオードD1乃至D3、インダクタL1、第1のレベルシフト回路LS1、
第2のレベルシフト回路LS2、第1の2入力NAND回路NAND1、第2の2入力N
AND回路NAND2、Pch MOSトランジスタPT1、Pch MOSトランジス
タPT2、Nch MOSトランジスタNT1、Nch MOSトランジスタNT2、N
ch パワーMOSトランジスタPNT1、Nch パワーMOSトランジスタPNT2
、Lx端子Plx、出力端子Pout、制御回路用電源端子Pvdd、及び入力用電源(
入力電圧)端子が設けられている。
DC−DCコンバータ1aが実施例1のDC−DCコンバータ1と異なる点は、第1及
び第2のOFF検出回路を変更し、インバータINV2とINV3を省略している。第1
のOFF検出回路2aから出力される信号がノードN9の信号となり、第2のOFF検出
回路3aから出力される信号がノードN11の信号となる。
図8に示すように、第1のOFF検出回路2aには、コンパレータ21、基準電圧発生
回路12a乃至12c、及びスイッチ13a乃至13cが設けられている。
コンパレータ21は、(−)側にノードN4の信号が入力され、(+)側に基準電圧V
a1が入力され、比較増幅した信号を出力側のノードN9から出力する。コンパレータ2
1は実施例1のコンパレータ11の反転アンプ(逆動作)である。
基準電圧発生回路12aは、スイッチ13aと低電位側電源Vssの間に設けられ、基
準電圧Vref1を生成する。基準電圧発生回路12bは、スイッチ13bと低電位側電
源Vssの間に設けられ、基準電圧Vref2を生成する。基準電圧発生回路12cは、
スイッチ13cと低電位側電源Vssの間に設けられ、基準電圧Vref3を生成する。
ここで、基準電圧Vref1、基準電圧Vref2、基準電圧Vref3の関係は、Ve
rf1<Vref2<Vref3に設定されている。
スイッチ13aは、コンパレータ21の(+)側と基準電圧発生回路12aの間に設け
られ、電流判定回路4から出力される制御信号S1にもとづいて“ON”、“OFF”動
作する。スイッチ13bは、コンパレータ21の(+)側と基準電圧発生回路12bの間
に設けられ、電流判定回路4から出力される制御信号S1にもとづいて“ON”、“OF
F”動作する。スイッチ13cは、コンパレータ21の(+)側と基準電圧発生回路12
cの間に設けられ、電流判定回路4から出力される制御信号S1にもとづいて“ON”、
“OFF”動作する。
回生電流Ibackが大きい場合、即ち出力電流Ioutが大きい場合、例えば、制御
信号S1にもとづいてスイッチ13cが“ON”してコンパレータ21の(+)側には基
準電圧Va1としての基準電圧Vref3が供給される。一方、回生電流Ibackが小
さい場合、即ち出力電流Ioutが小さい場合、例えば、制御信号S1にもとづいてスイ
ッチ13aが“ON”してコンパレータ21の(+)側には基準電圧Va1としての基準
電圧Vref1が供給される。
ノードN4の信号が“High”から“Low”レベルに変化し、基準電圧Va1より
も小さくなると出力側のノードN9の信号が“High”レベルとなる。
ここでは、3種類の基準電圧発生回路と3種類のスイッチをそれぞれ設けているが、必
ずしもこれに限定されるものではなく、4種類以上の基準電圧発生回路と4種類以上のス
イッチを設けて、4種類以上の基準電圧をコンパレータ21の(+)側に供給してもよい
。スイッチ13a乃至13cは制御信号S1にもとづいて動作する第1の基準電圧選択手
段として機能する。
図9に示すように、第2のOFF検出回路3aには、コンパレータ22、基準電圧発生
回路15a乃至15c、及びスイッチ16a乃至16cが設けられている。コンパレータ
22は、(−)側にノードN7の信号が入力され、(+)側に基準電圧Va11が入力さ
れ、比較増幅した信号を出力側のノードN11から出力する。コンパレータ22は実施例
1のコンパレータ14の反転アンプ(逆動作)である。
基準電圧発生回路15aは、スイッチ16aとノードN13及びノードLxの間に設け
られ、基準電圧Vref11を生成する。基準電圧発生回路15bは、スイッチ16bと
ノードN13及びノードLxの間に設けられ、基準電圧Vref12を生成する。基準電
圧発生回路15cは、スイッチ16cとノードN13及びノードLxの間に設けられ、基
準電圧Vref13を生成する。ここで、基準電圧Vref11、基準電圧Vref12
、基準電圧Vref13の関係は、Verf11<Vref12<Vref13に設定さ
れている。
スイッチ16aは、コンパレータ22の(+)側と基準電圧発生回路15aの間に設け
られ、電流判定回路4から出力される制御信号S2にもとづいて“ON”、“OFF”動
作する。スイッチ16bは、コンパレータ22の(+)側と基準電圧発生回路15bの間
に設けられ、電流判定回路4から出力される制御信号S2にもとづいて“ON”、“OF
F”動作する。スイッチ16cは、コンパレータ22の(+)側と基準電圧発生回路15
cの間に設けられ、電流判定回路4から出力される制御信号S2にもとづいて“ON”、
“OFF”動作する。
ここで、回生電流Ibackが大きい場合、即ち出力電流Ioutが大きい場合、例え
ば、制御信号S2にもとづいてスイッチ16cが“ON”してコンパレータ22の(+)
側には基準電圧Va11としての基準電圧Vref13が供給される。一方、回生電流I
backが小さい場合、即ち出力電流Ioutが小さい場合、例えば、制御信号S2にも
とづいてスイッチ16aが“ON”してコンパレータ22の(+)側には基準電圧Va1
1としての基準電圧Vref11が供給される。
ノードN7の信号が“High”から“Low”レベルに変化し、基準電圧Va11よ
りも小さくなると出力側のノードN11の信号が“High”レベルとなる。
ここでは、3種類の基準電圧発生回路と3種類のスイッチをそれぞれ設けているが、必
ずしもこれに限定されるものではなく、4種類以上の基準電圧発生回路と4種類以上のス
イッチを設けて、4種類以上の基準電圧をコンパレータ22の(+)側に供給してもよい
。スイッチ16a乃至16cは制御信号S2にもとづいて動作する第2の基準電圧選択手
段として機能する。
上述したように、本実施例の半導体装置では、第1のOFF検出回路2a、第2のOF
F検出回路3a、電流判定回路4、コンデンサC1、コンデンサC2、インバータINV
1、ダイオードD1乃至D3、インダクタL1、第1のレベルシフト回路LS1、第2の
レベルシフト回路LS2、第1の2入力NAND回路NAND1、第2の2入力NAND
回路NAND2、Pch MOSトランジスタPT1、Pch MOSトランジスタPT
2、Nch MOSトランジスタNT1、Nch MOSトランジスタNT2、Nch
パワーMOSトランジスタPNT1、Nch パワーMOSトランジスタPNT2、Lx
端子Plx、出力端子Pout、制御回路用電源端子Pvdd、及び入力用電源(入力電
圧)端子が設けられている。
出力電流Ioutに比例する回生電流Ibackは、電流判定回路4で電流モニターさ
れ、その値に応じて信号レベルの異なる制御信号S1及びS2として電流判定回路4から
出力される。第1のOFF検出回路2aは、制御信号S1にもとづいてローサイド側のN
ch パワーMOSトランジスタPNT2が“ON”から“OFF”し、ハイサイド側の
Nch パワーMOSトランジスタPNT1が“OFF”から“ON”する間のデッドタ
イムを制御する。一方、第2のOFF検出回路3aは、制御信号S2にもとづいてハイサ
イド側のNch パワーMOSトランジスタPNT1が“ON”から“OFF”し、ロー
サイド側のNch パワーMOSトランジスタPNT2が“OFF”から“ON”する間
のデッドタイムを制御する。
このため、回生電流が大きい場合、即ち、出力電流Ioutが大きい場合、デッドタイ
ムを短縮でき、回生電流が小さい場合、即ち、出力電流Ioutが小さい場合、デッドタ
イムを回生電流が大きい場合よりも長くできる。したがって、出力電流Ioutが大きい
場合のリカバリー電流等による効率低下を抑制することができ、出力電流Ioutが小さ
い場合の貫通電流等による効率低下を抑制することができる。
なお、本実施例には、第1及び第2のOFF検出回路にコンパレータ、基準電圧発生回
路及びスイッチを用いているが、シュミットインバータを用いてもよい。
次に、本発明の実施例3に係る半導体装置について、図面を参照して説明する。図10
は半導体装置としてのDC−DCコンバータを示す回路図である。本実施例では、出力電
流をモニターしてその値に応じて、デッドタイムを制御している。
以下、実施例1と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異な
る部分のみ説明する。
図10に示すように、DC−DCコンバータ1bには、第1のOFF検出回路2、第2
のOFF検出回路3、電流判定回路23、コンデンサC1、コンデンサC2、インバータ
INV1乃至3、ダイオードD1乃至D3、インダクタL1、第1のレベルシフト回路L
S1、第2のレベルシフト回路LS2、第1の2入力NAND回路NAND1、第2の2
入力NAND回路NAND2、Pch MOSトランジスタPT1、Pch MOSトラ
ンジスタPT2、Nch MOSトランジスタNT1、Nch MOSトランジスタNT
2、Nch パワーMOSトランジスタPNT1、Nch パワーMOSトランジスタP
NT2、Lx端子Plx、出力端子Pout、制御回路用電源端子Pvdd、及び入力用
電源(入力電圧)端子が設けられている。
電流判定回路23は、ノードLx側に流れる出力電流Ioutを測定及び判定する。測
定した値は、判定信号3にもとづいて判定され、生成される制御信号S1に変換されて第
1のOFF検出回路2に出力される。一方、測定した値は、判定信号3にもとづいて判定
され、生成される制御信号S2に変換されて第2のOFF検出回路3に出力される。
上述したように、本実施例の半導体装置では、第1のOFF検出回路2、第2のOFF
検出回路3、電流判定回路23、コンデンサC1、コンデンサC2、インバータINV1
乃至3、ダイオードD1乃至D3、インダクタL1、第1のレベルシフト回路LS1、第
2のレベルシフト回路LS2、第1の2入力NAND回路NAND1、第2の2入力NA
ND回路NAND2、Pch MOSトランジスタPT1、Pch MOSトランジスタ
PT2、Nch MOSトランジスタNT1、Nch MOSトランジスタNT2、Nc
h パワーMOSトランジスタPNT1、Nch パワーMOSトランジスタPNT2、
Lx端子Plx、出力端子Pout、制御回路用電源端子Pvdd、及び入力用電源(入
力電圧)端子が設けられている。
出力電流Ioutは、電流判定回路23で電流モニターされ、その値に応じて信号レベ
ルの異なる制御信号S1及びS2として電流判定回路23から出力される。第1のOFF
検出回路2は、制御信号S1にもとづいてローサイド側のNch パワーMOSトランジ
スタPNT2が“ON”から“OFF”し、ハイサイド側のNch パワーMOSトラン
ジスタPNT1が“OFF”から“ON”する間のデッドタイムを制御する。一方、第2
のOFF検出回路3は、制御信号S2にもとづいてハイサイド側のNch パワーMOS
トランジスタPNT1が“ON”から“OFF”し、ローサイド側のNch パワーMO
SトランジスタPNT2が“OFF”から“ON”する間のデッドタイムを制御する。
このため、出力電流Ioutが大きい場合、デッドタイムを短縮でき、出力電流Iou
tが小さい場合、デッドタイムを回生電流が大きい場合よりも長くできる。したがって、
出力電流Ioutが大きい場合のリカバリー電流等による効率低下を抑制することができ
、出力電流Ioutが小さい場合の貫通電流等による効率低下を抑制することができる。
次に、本発明の実施例4に係る半導体装置について、図面を参照して説明する。図11
は半導体装置としてのDC−DCコンバータを示す回路図である。本実施例では、高電位
側電源側と低電位側電源側にそれぞれ電流判定回路を設け、それぞれ電流をモニターして
いる。
以下、実施例1と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異な
る部分のみ説明する。
図11に示すように、DC−DCコンバータ1cには、第1のOFF検出回路2、第2
のOFF検出回路3、電流判定回路4、電流判定回路24、コンデンサC1、コンデンサ
C2、インバータINV1乃至3、ダイオードD1乃至D3、インダクタL1、第1のレ
ベルシフト回路LS1、第2のレベルシフト回路LS2、第1の2入力NAND回路NA
ND1、第2の2入力NAND回路NAND2、Pch MOSトランジスタPT1、P
ch MOSトランジスタPT2、Nch MOSトランジスタNT1、Nch MOS
トランジスタNT2、Nch パワーMOSトランジスタPNT1、Nch パワーMO
SトランジスタPNT2、Lx端子Plx、出力端子Pout、制御回路用電源端子Pv
dd、及び入力用電源(入力電圧)端子が設けられている。
電流判定回路4は、ノードLx側から低電位側電源Vss側に流れる回生電流Ibac
kを測定及び判定する。測定した値は、判定信号1にもとづいて判定され、生成される制
御信号S1に変換されて第1のOFF検出回路2に出力される。
電流判定回路24は、入力用電源(入力電圧)Vin側に流れる電流を測定及び判定す
る。この電流は、ハイサイド側のNch パワーMOSトランジスタPNT1が“ON”
しているときに流れる電流であり、出力電流Ioutに比例する。測定した値は、判定信
号4にもとづいて判定され、生成される制御信号S2に変換されて第2のOFF検出回路
3に出力される。
上述したように、本実施例の半導体装置では、第1のOFF検出回路2、第2のOFF
検出回路3、電流判定回路4、電流判定回路24、コンデンサC1、コンデンサC2、イ
ンバータINV1乃至3、ダイオードD1乃至D3、インダクタL1、第1のレベルシフ
ト回路LS1、第2のレベルシフト回路LS2、第1の2入力NAND回路NAND1、
第2の2入力NAND回路NAND2、Pch MOSトランジスタPT1、Pch M
OSトランジスタPT2、Nch MOSトランジスタNT1、Nch MOSトランジ
スタNT2、Nch パワーMOSトランジスタPNT1、Nch パワーMOSトラン
ジスタPNT2、Lx端子Plx、出力端子Pout、制御回路用電源端子Pvdd、及
び入力用電源(入力電圧)端子が設けられている。
出力電流Ioutに比例する回生電流Ibackは、電流判定回路4で電流モニターさ
れ、その値に応じて信号レベルの異なる制御信号S1として電流判定回路4から出力され
る。出力電流Ioutに比例するハイサイド側のNch パワーMOSトランジスタPN
T1側に流れる電流は、電流判定回路24で電流モニターされ、その値に応じて信号レベ
ルの異なる制御信号S2として電流判定回路24から出力される。第1のOFF検出回路
2は、制御信号S1にもとづいてローサイド側のNch パワーMOSトランジスタPN
T2が“ON”から“OFF”し、ハイサイド側のNch パワーMOSトランジスタP
NT1が“OFF”から“ON”する間のデッドタイムを制御する。一方、第2のOFF
検出回路3は、制御信号S2にもとづいてハイサイド側のNch パワーMOSトランジ
スタPNT1が“ON”から“OFF”し、ローサイド側のNch パワーMOSトラン
ジスタPNT2が“OFF”から“ON”する間のデッドタイムを制御する。
このため、出力電流Ioutが大きい場合、デッドタイムを短縮でき、出力電流Iou
tが小さい場合、デッドタイムを回生電流が大きい場合よりも長くできる。したがって、
出力電流Ioutが大きい場合のリカバリー電流等による効率低下を抑制することができ
、出力電流Ioutが小さい場合の貫通電流等による効率低下を抑制することができる。
なお、本実施例では、電流判定回路4の電流モニターはローサイド側のNch パワー
MOSトランジスタPNT2のソース側で行い、電流判定回路24の電流モニターはハイ
サイド側のNch パワーMOSトランジスタPNT1のソース側で行っているが、ロー
サイド側のNch パワーMOSトランジスタPNT2のドレイン側及びハイサイド側の
Nch パワーMOSトランジスタPNT1のドレイン側でそれぞれ行ってもよい。
次に、本発明の実施例5に係る半導体装置について、図面を参照して説明する。図12
は半導体装置としてのDC−DCコンバータを示す回路図である。本実施例では、ローサ
イド側のNch パワーMOSトランジスタのドレイン側とソース側の間の電圧をモニタ
ーしている。
以下、実施例1と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異な
る部分のみ説明する。
図12に示すように、DC−DCコンバータ1dには、第1のOFF検出回路2、第2
のOFF検出回路3、電圧判定回路25、コンデンサC1、コンデンサC2、インバータ
INV1乃至3、ダイオードD1乃至D3、インダクタL1、第1のレベルシフト回路L
S1、第2のレベルシフト回路LS2、第1の2入力NAND回路NAND1、第2の2
入力NAND回路NAND2、Pch MOSトランジスタPT1、Pch MOSトラ
ンジスタPT2、Nch MOSトランジスタNT1、Nch MOSトランジスタNT
2、Nch パワーMOSトランジスタPNT1、Nch パワーMOSトランジスタP
NT2、Lx端子Plx、出力端子Pout、制御回路用電源端子Pvdd、及び入力用
電源(入力電圧)端子が設けられている。
電圧判定回路25は、ノードLx側から低電位側電源Vss側に回生電流Ibackが
流れるとき、ローサイド側のNch パワーMOSトランジスタPNT2のドレイン側と
ソース側の間の電圧を測定及び判定する。測定した値は、判定信号5にもとづいて判定さ
れ、生成される制御信号S1に変換されて第1のOFF検出回路2に出力される。一方、
測定した値は、判定信号5にもとづいて判定され、生成される制御信号S2に変換されて
第2のOFF検出回路3に出力される。測定される電圧の値は、回生電流Iback、出
力電流Ioutに比例する。
なお、電圧判定回路を一つ追加し、ローサイド側のNch パワーMOSトランジスタ
PNT2のドレイン側とソース側の間の電圧を測定及び判定する第1の電圧判定回路とハ
イサイド側のNch パワーMOSトランジスタPNT1のドレイン側とソース側の間の
電圧を測定及び判定する第2の電圧判定回路を設けてもよい。
上述したように、本実施例の半導体装置では、第1のOFF検出回路2、第2のOFF
検出回路3、電圧判定回路25、コンデンサC1、コンデンサC2、インバータINV1
乃至3、ダイオードD1乃至D3、インダクタL1、第1のレベルシフト回路LS1、第
2のレベルシフト回路LS2、第1の2入力NAND回路NAND1、第2の2入力NA
ND回路NAND2、Pch MOSトランジスタPT1、Pch MOSトランジスタ
PT2、Nch MOSトランジスタNT1、Nch MOSトランジスタNT2、Nc
h パワーMOSトランジスタPNT1、Nch パワーMOSトランジスタPNT2、
Lx端子Plx、出力端子Pout、制御回路用電源端子Pvdd、及び入力用電源(入
力電圧)端子が設けられている。
出力電流Ioutに比例する回生電流Ibackが流れるとき、電圧判定回路25はロ
ーサイド側のNch パワーMOSトランジスタPNT2のドレイン側とソース側の間の
電圧をモニターし、その値に応じて信号レベルの異なる制御信号S1及びS2として出力
する。第1のOFF検出回路2は、制御信号S1にもとづいてローサイド側のNch パ
ワーMOSトランジスタPNT2が“ON”から“OFF”し、ハイサイド側のNch
パワーMOSトランジスタPNT1が“OFF”から“ON”する間のデッドタイムを制
御する。一方、第2のOFF検出回路3は、制御信号S2にもとづいてハイサイド側のN
ch パワーMOSトランジスタPNT1が“ON”から“OFF”し、ローサイド側の
Nch パワーMOSトランジスタPNT2が“OFF”から“ON”する間のデッドタ
イムを制御する。
このため、Nch パワーMOSトランジスタPNT2のドレイン側とソース側の間の
電圧が大きい場合、即ち、出力電流Ioutが大きい場合、デッドタイムを短縮でき、N
ch パワーMOSトランジスタPNT2のドレイン側とソース側の間の電圧が小さい場
合、即ち、出力電流Ioutが小さい場合、デッドタイムを回生電流が大きい場合よりも
長くできる。したがって、出力電流Ioutが大きい場合のリカバリー電流等による効率
低下を抑制することができ、出力電流Ioutが小さい場合の貫通電流等による効率低下
を抑制することができる。また、電圧モニターしているので、電流モニターよりも回路構
成を簡略化することができる。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種
々、変更してもよい。
例えば、実施例では、降圧型DC−DCコンバータに適用したが昇圧型DC−DCコン
バータやレギュレータなどにも適用できる。また、実施例ではハイサイド側スイッチング
素子及びローサイド側スイッチング素子にNch パワーMOSトランジスタを適用して
いているが、ハイサイド側スイッチング素子及びローサイド側スイッチング素子にPch
パワーMOSトランジスタやIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用
いてもよい。また、ハイサイド側スイッチング素子をPch パワーMOSトランジスタ
、ローサイド側スイッチング素子をNch パワーMOSトランジスタを用いてもよい。
更に、PWM制御によるON/OFF制御信号を用いているが、例えば、インバータなど
にPAM(Pulse Amplitude Modulation)制御によるON/OFF制御信号やPFM(
Pulse Frequency Modulation)制御によるON/OFF制御信号を適用してもよい。
本発明は、以下の付記に記載されているような構成が考えられる。
(付記1) 高電位側電源側に設けられ、制御電極に入力される信号によりオン・オフ動
作するハイサイド側スイッチング素子と、低電位側電源側に設けられ、制御電極に入力さ
れる信号によりオン・オフ動作するローサイド側スイッチング素子と、前記ローサイド側
スイッチング素子側に流れる回生電流をモニターし、その電流レベルを判定して電流レベ
ルに応じた信号レベルを有する第1及び第2の制御信号を生成する電流判定回路と、前記
第1の制御信号にもとづいて複数の基準電圧の中から一つ基準電圧を選択する第1の基準
電圧選択手段と、−側に前記ローサイド側スイッチング素子の制御電極が入力され、+側
に前記第1の基準電圧選択手段により選択された基準電圧が入力される第1のコンパレー
タとを有し、前記回生電流が閾値より大きい場合、前記第1のコンパレータが前記ローサ
イド側スイッチング素子の“ON”から“OFF”になるときの制御電極電圧と前記複数
の基準電圧の中から選択された大きな基準電圧とを入力して、前記ハイサイド側スイッチ
ング素子を“OFF”から“ON”させる信号を出力し、前記回生電流が閾値より小さい
場合、前記第1のコンパレータが前記ローサイド側スイッチング素子の“ON”から“O
FF”になるときの制御電極電圧と前記複数の基準電圧の中から選択された小さな基準電
圧とを入力して、前記ハイサイド側スイッチング素子を“OFF”から“ON”させる信
号を出力して、前記回生電流が閾値より大きい場合よりも前記回生電流が閾値より小さな
場合に、前記ハイサイド側スイッチング素子と前記ローサイド側スイッチング素子が共に
“OFF”するデッドタイムを長くする第1のOFF検出回路と、前記第2の制御信号に
もとづいて複数の基準電圧の中から一つ基準電圧を選択する第2の基準電圧選択手段と、
−側に前記ハイローサイド側スイッチング素子の制御電極が入力され、+側に前記第2の
基準電圧選択手段により選択された基準電圧が入力される第2のコンパレータとを有し、
前記回生電流が閾値より大きい場合、前記第2のコンパレータが前記ハイサイド側スイッ
チング素子の“ON”から“OFF”になるときの制御電極電圧と前記複数の基準電圧の
中から選択された大きな基準電圧とを入力して、前記ローサイド側スイッチング素子を“
OFF”から“ON”させる信号を出力し、前記回生電流が閾値より小さい場合、前記第
2のコンパレータが前記ハイサイド側スイッチング素子の“ON”から“OFF”になる
ときの制御電極電圧と前記複数の基準電圧の中から選択された小さな基準電圧とを入力し
て、前記ローサイド側スイッチング素子を“OFF”から“ON”させる信号を出力して
、前記回生電流が閾値より大きい場合よりも前記回生電流が閾値より小さな場合に、前記
ハイサイド側スイッチング素子と前記ローサイド側スイッチング素子が共に“OFF”す
るデッドタイムを長くする第2のOFF検出回路とを具備する半導体装置。
本発明の実施例1に係る半導体装置としてのDC−DCコンバータを示す回路図。 本発明の実施例1に係る第1のOFF検出回路を示すブロック図。 本発明の実施例1に係る第2のOFF検出回路を示すブロック図。 本発明の実施例1に係るコンパレータ入力電圧に対するコンパレータ出力電圧の関係を示す図。 本発明の実施例1に係るDC−DCコンバータの出力電流大の時の動作を示すタイミングチャート。 本発明の実施例1に係るDC−DCコンバータの出力電流小の時の動作を示すタイミングチャート。 本発明の実施例2に係る半導体装置としてのDC−DCコンバータを示す回路図。 本発明の実施例2に係る第1のOFF検出回路を示すブロック図。 本発明の実施例2に係る第2のOFF検出回路を示すブロック図。 本発明の実施例3に係る半導体装置としてのDC−DCコンバータを示す回路図。 本発明の実施例4に係る半導体装置としてのDC−DCコンバータを示す回路図。 本発明の実施例5に係る半導体装置としてのDC−DCコンバータを示す回路図。
符号の説明
1、1a、1b、1c、1d DC−DCコンバータ
2、2a 第1のOFF検出回路
3、3a 第2のOFF検出回路
4、23、24 電流判定回路
5 負荷
11、14、21、22 コンパレータ
12a、12b、12c、15a、15b、16c 基準電圧発生回路
13a、13b、13c、16a、16b、16c スイッチ
C1、C2 コンデンサ
D1〜3 ダイオード
Iback 回生電流
INV1〜3 インバータ
Iout 出力電流
L1 インダクタ
LS1 第1のレベルシフト回路
LS2 第2のレベルシフト回路
N1〜14、Lx ノード
NAND1 第1の2入力NAND回路
NAND2 第2の2入力NAND回路
NT1、NT2 Nch MOSトランジスタ
PNT1、PNT2 Nch パワーMOSトランジス
PT1、PT2 Pch MOSトランジスタ
Plx Lx端子
Pout 出力端子
Pvdd 制御回路用電源端子
Pvin 入力用電源(入力電圧)端子
S1、S2 制御信号
Tdead1、Tdead2、Tdead11、Tdead12 デッドタイム
Vdd 制御回路用電源
Vin 入力用電源(入力電圧)
VIN コンパレータ入力電圧
Vout 出力電圧
VOUT コンパレータ出力電圧
VREF コンパレータ基準電圧
Vref1、Vref2、Vref3、Va1、Vref11、Vref12、Vref
13、Va11 基準電圧
Vss 低電位側電源
Vin 入力用電源(入力電圧)
Vdd 制御用電源
Vout 出力電圧
Vss 低電位側電源

Claims (5)

  1. 高電位側電源側に設けられ、制御電極に入力される信号によりオン・オフ動作するハイ
    サイド側スイッチング素子と、
    低電位側電源側に設けられ、制御電極に入力される信号によりオン・オフ動作するローサ
    イド側スイッチング素子と、
    前記ローサイド側スイッチング素子側に流れる回生電流をモニターし、その電流レベルを
    判定して電流レベルに応じた信号レベルを有する第1及び第2の制御信号を生成する電流
    判定回路と、
    前記ローサイド側スイッチング素子の制御電極に接続され、前記第1の制御信号を入力し
    、前記回生電流が閾値より小さい場合、前記ローサイド側スイッチング素子が“ON”か
    ら“OFF”になるときの制御電極電圧を前記第1の制御信号レベルにもとづいて前記回
    生電流が閾値より大きい場合よりも検知時刻を遅延させ、前記ハイサイド側スイッチング
    素子を“OFF”から“ON”させる信号を出力して、前記回生電流が閾値より大きい場
    合よりも前記回生電流が閾値より小さな場合に、前記ハイサイド側スイッチング素子と前
    記ローサイド側スイッチング素子が共に“OFF”するデッドタイムを長くする第1のO
    FF検出回路と、
    前記ハイサイド側スイッチング素子の制御電極に接続され、前記第2の制御信号を入力し
    、前記ローサイド側スイッチング素子を“OFF”から“ON”させる信号を出力し、前
    記回生電流が閾値より小さい場合、前記ハイサイド側スイッチング素子が“ON”から“
    OFF”になるときの制御電極電圧を前記第2の制御信号レベルにもとづいて前記回生電
    流が閾値より大きい場合よりも検知時刻を遅延させ、前記ローサイド側スイッチング素子
    を“OFF”から“ON”させる信号を出力して、前記回生電流が閾値より大きい場合よ
    りも前記回生電流が閾値より小さな場合に、前記ハイサイド側スイッチング素子と前記ロ
    ーサイド側スイッチング素子が共に“OFF”するデッドタイムを長くする第2のOFF
    検出回路と、
    を具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 高電位側電源側に設けられ、制御電極に入力される信号によりオン・オフ動作するハイ
    サイド側スイッチング素子と、
    低電位側電源側に設けられ、制御電極に入力される信号によりオン・オフ動作するローサ
    イド側スイッチング素子と、
    前記ハイサイド側スイッチング素子と前記ローサイド側スイッチング素子の間から出力さ
    れる出力電流をモニターし、その電流レベルを判定して電流レベルに応じた信号レベルを
    有する第1及び第2の制御信号を生成する電流判定回路と、
    前記ローサイド側スイッチング素子の制御電極に接続され、前記第1の制御信号を入力し
    、前記出力電流が閾値より小さい場合、前記ローサイド側スイッチング素子が“ON”か
    ら“OFF”になるときの制御電極電圧を前記第1の制御信号レベルにもとづいて前記出
    力電流が閾値より大きい場合よりも検知時刻を遅延させ、前記ハイサイド側スイッチング
    素子を“OFF”から“ON”させる信号を出力して、前記回生電流が閾値より大きい場
    合よりも前記回生電流が閾値より小さな場合に、前記ハイサイド側スイッチング素子と前
    記ローサイド側スイッチング素子が共に“OFF”するデッドタイムを長くする第1のO
    FF検出回路と、
    前記ハイサイド側スイッチング素子の制御電極に接続され、前記第2の制御信号を入力し
    、前記出力電流が閾値より小さい場合、前記ハイサイド側スイッチング素子が“ON”か
    ら“OFF”になるときの制御電極電圧を前記第2の制御信号レベルにもとづいて前記出
    力電流が閾値より大きい場合よりも検知時刻を遅延させ、前記ローサイド側スイッチング
    素子を“OFF”から“ON”させる信号を出力して、前記回生電流が閾値より大きい場
    合よりも前記回生電流が閾値より小さな場合に、前記ハイサイド側スイッチング素子と前
    記ローサイド側スイッチング素子が共に“OFF”するデッドタイムを長くする第2のO
    FF検出回路と、
    を具備することを特徴とする半導体装置。
  3. 高電位側電源側に設けられ、制御電極に入力される信号によりオン・オフ動作するハイ
    サイド側スイッチング素子と、
    低電位側電源側に設けられ、制御電極に入力される信号によりオン・オフ動作するローサ
    イド側スイッチング素子と、
    前記ローサイド側スイッチング素子側に流れる回生電流をモニターし、その電流レベルを
    判定して電流レベルに応じた信号レベルを有する第1の制御信号を生成する第1の電流判
    定回路と、
    前記ハイサイド側スイッチング素子側に流れる第1の電流をモニターし、前記第1の電流
    レベルを判定して電流レベルに応じた信号レベルを有する第2の制御信号を生成する第2
    の電流判定回路と、
    前記ローサイド側スイッチング素子の制御電極に接続され、前記第1の制御信号を入力し
    、前記回生電流が閾値より小さい場合、前記ローサイド側スイッチング素子が“ON”か
    ら“OFF”になるときの制御電極電圧を前記第1の制御信号レベルにもとづいて前記回
    生電流が閾値より大きい場合よりも検知時刻を遅延させ、前記ハイサイド側スイッチング
    素子を“OFF”から“ON”させる信号を出力して、前記回生電流が閾値より大きい場
    合よりも前記回生電流が閾値より小さな場合に、前記ハイサイド側スイッチング素子と前
    記ローサイド側スイッチング素子が共に“OFF”するデッドタイムを長くする第1のO
    FF検出回路と、
    前記ハイサイド側スイッチング素子の制御電極に接続され、前記第2の制御信号を入力し
    、前記第1の電流が閾値より小さい場合、前記ハイサイド側スイッチング素子が“ON”
    から“OFF”になるときの制御電極電圧を前記第2の制御信号レベルにもとづいて前記
    第1の電流が閾値より大きい場合よりも検知時刻を遅延させ、前記ローサイド側スイッチ
    ング素子を“OFF”から“ON”させる信号を出力して、前記第1の電流が閾値より大
    きい場合よりも前記第1の電流が閾値より小さい場合に、前記ハイサイド側スイッチング
    素子と前記ローサイド側スイッチング素子が共に“OFF”するデッドタイムを長くする
    第2のOFF検出回路と、
    を具備することを特徴とする半導体装置。
  4. 高電位側電源側に設けられ、制御電極に入力される信号によりオン・オフ動作するハイ
    サイド側スイッチング素子と、
    低電位側電源側に設けられ、制御電極に入力される信号によりオン・オフ動作するローサ
    イド側スイッチング素子と、
    前記ローサイド側スイッチング素子側に回生電流が流れるときに、前記ローサイド側スイ
    ッチング素子の第1の電極側と第2の電極側の間の電圧をモニターし、その電圧レベルを
    判定して電圧レベルに応じた信号を有する第1及び第2の制御信号を生成する電流判定回
    路と、
    前記ローサイド側スイッチング素子の制御電極に接続され、前記第1の制御信号を入力し
    、前記電圧レベルが閾値より小さい場合、前記ローサイド側スイッチング素子が“ON”
    から“OFF”になるときの制御電極電圧を前記第1の制御信号レベルにもとづいて前記
    電圧レベルが閾値より大きい場合よりも検知時刻を遅延させ、前記ハイサイド側スイッチ
    ング素子を“OFF”から“ON”させる信号を出力して、前記電圧レベルが閾値より大
    きい場合よりも前記電圧レベルが閾値より小さい場合に、前記ハイサイド側スイッチング
    素子と前記ローサイド側スイッチング素子が共に“OFF”するデッドタイムを長くする
    第1のOFF検出回路と、
    前記ハイサイド側スイッチング素子の制御電極に接続され、前記第2の制御信号を入力し
    、前記電圧レベルが閾値より小さい場合、前記ハイサイド側スイッチング素子が“ON”
    から“OFF”になるときの制御電極電圧を前記第2の制御信号レベルにもとづいて前記
    電圧レベルが閾値より大きい場合よりも検知時刻を遅延させ、前記ローサイド側スイッチ
    ング素子を“OFF”から“ON”させる信号を出力して、前記電圧レベルが閾値より大
    きい場合よりも前記電圧レベルが閾値より小さい場合に、前記ハイサイド側スイッチング
    素子と前記ローサイド側スイッチング素子が共に“OFF”するデッドタイムを長くする
    第2のOFF検出回路と、
    を具備することを特徴とする半導体装置。
  5. 前記第1のOFF検出回路は、前記第1の制御信号にもとづいて複数の基準電圧の中か
    ら一つ基準電圧を選択する第1の基準電圧選択手段と、+側に前記ローサイド側スイッチ
    ング素子の制御電極が入力され、−側に前記第1の基準電圧選択手段により選択された基
    準電圧が入力される第1のコンパレータとを有し、前記回生電流が閾値より小さい場合、
    前記第1のコンパレータが前記ローサイド側スイッチング素子の“ON”から“OFF”
    になるときの制御電極電圧と前記複数の基準電圧の中から選択された小さな基準電圧とを
    入力して、前記ハイサイド側スイッチング素子を“OFF”から“ON”させる信号を出
    力して、前記回生電流が閾値より大きい場合よりも前記回生電流が閾値より小さな場合に
    、前記ハイサイド側スイッチング素子と前記ローサイド側スイッチング素子が共に“OF
    F”するデッドタイムを長くし、
    前記第2のOFF検出回路は、前記第2の制御信号にもとづいて複数の基準電圧の中から
    一つ基準電圧を選択する第2の基準電圧選択手段と、+側に前記ハイローサイド側スイッ
    チング素子の制御電極が入力され、−側に前記第2の基準電圧選択手段により選択された
    基準電圧が入力される第2のコンパレータとを有し、前記回生電流が閾値より小さい場合
    、前記第2のコンパレータが前記ハイサイド側スイッチング素子の“ON”から“OFF
    ”になるときの制御電極電圧と前記複数の基準電圧の中から選択された小さな基準電圧と
    を入力して、前記ローサイド側スイッチング素子を“OFF”から“ON”させる信号を
    出力して、前記回生電流が閾値より大きい場合よりも前記回生電流が閾値より小さな場合
    に、前記ハイサイド側スイッチング素子と前記ローサイド側スイッチング素子が共に“O
    FF”するデッドタイムを長くする
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
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