JP2007221326A - 伝送レート調整装置および伝送レート調整方法 - Google Patents

伝送レート調整装置および伝送レート調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】PLL回路を用いずに、MPEG−TSを所望の伝送レートで出力する。
【解決手段】伝送レート調整装置は、バッファ6と、MPEG2−TSファイル1から読み出したトランスポートストリームのトランスポートパケットを順次、バッファ6に書き込むとともに、トランスポートストリーム中のタイムスタンプを検出するバッファ書き込み部13と、MPEGデコーダ3のシステムクロックを分周比信号で指定された分周比で分周したクロックで決まる伝送レートで、バッファ6から順次読み出したトランスポートパケットをMPEGデコーダ3に送出するバッファ読み出し部7とを有する。バッファ読み出し部7は、トランスポートパケットの間にNULLパケットを挿入するとともに、該NULLパケットの挿入だけでは調整しきれない場合は、タイムスタンプを書き換える。
【選択図】図1

Description

本発明は、トランスポートストリームの伝送レートを調整する方法および装置に関し、特に、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式に従って圧縮符号化されたトランスポートストリーム(MPEG−TS)の伝送レートを調整する方法および装置に関する。
近年、メモリカードなどの記録媒体に格納されたMPEGファイルを再生する装置が普及してきている。この種の再生装置においては、MPEGファイルをMPEG2−TSでインターフェースを行うMPEGデコーダが用いられる。一般に、記録媒体には、様々な伝送レートのデータがMPEGファイルとして格納されることから、MPEGファイルから読み出したMPEG2−TSの伝送レートも様々である。したがって、MPEGファイルから読み出したMPEG2−TSの伝送レートが、MPEGデコーダに適した伝送レートと異なる場合がある。このような場合は、MPEGファイルから読み出したMPEG2−TSをMPEGデコーダに適した伝送レートに変換する必要がある。
MPEGファイルから読み出したMPEG2−TSをMPEGデコーダに適した伝送レートで出力する手法として、例えば、TSパケットに打刻されている、プログラム時刻基準参照値であるPCR(Program Clock Reference)を利用して、PLL回路でクロックを再生し、その再生クロックに合わせて、MPEG2−TSをMPEGデコーダへ送出する方法がある。
上記の他、特許文献1に記載の再生装置もある。以下に、この再生装置の構成および動作を具体的に説明する。
MPEG−TSは、1本のストリームの中にビデオ信号、オーディオ信号、データなどの複数のプログラムを多重化することが可能である。図12に、MPEG−TSのパケット構成を示す。
MPEG−TSは、図12の(A)に示すような、パケット長が188バイトのトランスポートパケット(以下、単にTSパケットと称す)が複数個集まって構成される。各TSパケットは、図12の(B)に示すように、ヘッダ51とペイロード52からなる。ヘッダ51は、図12の(C)に示すように、32ビットのトランスポートヘッダと、アダプテーションフィールド54からなる。トランスポートヘッダは、パケット識別情報である13ビットのPID(Packet Identification)53を含む。アダプテーションフィールド54は、図12の(D)に示すように、プログラム時刻基準参照値である48ビットのPCR55を含む。PCR55は、27MHzのタイムスタンプである。符号化したときの基準時間をMPEGデコーダのSTC(System Time Clock)で再現するために、このPCR55が参照される。
PCR55は、図12の(E)に示すように、300カウントを繰り返す9ビットのエクステンション(extension)部分60と、エクステンション部分60の300カウントにつき1カウントする33ビットのベース(base)部分58と6ビットの予約領域59の計48ビットで記述される。
図13に、特許文献1に記載されたトランスポートストリーム再生装置の構成を示す。図13を参照すると、トランスポートストリーム再生装置は、再生処理部102、メモリ103、PCR検出部104、タイミング制御部105、PCR演算部106、NULLパケット生成部107およびセレクタ108からなる。
記録媒体100には、MPEG−TSが27Mbpsの伝送レートとは異なる記録レートで記録されている。再生処理部102は、記録媒体100からMPEG−TSを再生し、その再生したMPEG−TSをメモリ103とPCR検出部104に転送する。PCR検出部104は、再生MPEG−TS中のPCRを検出し、その検出毎にPCR検出信号をタイミング制御部105に送出する。
NULLパケット生成部107は、ダミーのTSパケットであるNULLパケットを生成する。このNULLパケットのパケット長も、TSパケットと同様、188バイトである。セレクタ108は、一方の入力に、メモリ103から読み出されたMPEG−TSが供給され、他方の入力に、NULLパケット生成部107で生成されたNULLパケットが供給されており、これら入力のいずれかを選択して出力する。PCR演算部106は、NULLパケットの挿入により、現PCRと次PCRの間隔が本来あるべきPCR間隔を越えてしまう場合に、本来あるべきPCR間隔となるような次PCRの値を演算する。
タイミング制御部105は、入力PCR検出信号の検出PCR値を監視するとともに、27MHzのクロックに合わせて、メモリ103から読み出された再生MPEG−TSをセレクタ108から出力させる。タイミング制御部105は、現PCRと次PCRの差分値を演算し、該演算結果に基づいて、メモリ103から読み出されたMPEG−TSを27Mbpsの伝送レートで出力する場合に、現PCRと次PCRの間に27MHzのクロックで何ビット分のデータを送信することができるかを判断する。次PCRを含むMPEG−TSパケットを出力する際に、PCR間隔に矛盾が生じてしまう場合は、タイミング制御部105は、メモリ103からの次PCRを含むMPEG−TSパケットの読み出しは行わずに、NULLパケット生成部107で生成したNULLパケットをその代わりに挿入する。さらに1つのNULLパケットを追加し、その次に次PCRを含むMPEG−TSパケットを出力する場合に、現PCRと次PCRの間隔が本来あるべきPCR間隔を越えてしまう場合は、タイミング制御部105は、そのNULLパケットの挿入は行わずに、次PCRを含むTSパケットをメモリ103から読み出す。その際、読み出したTSパケットに打刻された次PCRの値を、その出力タイミングに合うように、PCR演算部106にて演算したPCR値に置き換えて出力する。これにより、PCRに不整合のない出力MPEG−TSを得る。
特開2001−339688号公報
しかしながら、上述した従来の再生方法および再生装置には、以下のような問題がある。
PCRを利用して、PLL回路でクロックを再生し、その再生クロックに合わせて、MPEG2−TSをMPEGデコーダへ送出する方法においては、PLL回路を用いたクロック再生回路を必要とするため、回路が大掛かりになり、コストが増大する、という問題がある。加えて、MPEG2−PS(プログラムストリーム)からMPEG2―TSへソフトウェア変換を行ったデータをMPEGデコーダで再生する場合には、MPEG2―TSのPCR間のバイト数から計算される伝送レートが一定にならないことがあるため、上記のようなPLL回路を用いたクロックの再生は困難である。
特許文献1に記載された再生装置は、伝送レートが25Mbpsの記録データ(MPEGファイル)を、伝送レートが27MbpsのMPEG−TSとして再生して出力する装置であり、その再生MPEG−TSを出力するために、周波数が27MHzのクロックを使用する。この出力用の27MHzのクロックは、PCRから算出されるクロックと一致している必要がある。このため、特許文献1に記載された再生装置においても、PLL回路を用いたクロック再生回路を必要とし、上記と同様な問題を生じる。
本発明の目的は、上記問題を解決し、PLL回路を用いずに、MPEG−TSを所望の伝送レートで出力することのできる、伝送レート調整装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、
符号化されたデータが格納された、パケット長が固定の複数のトランスポートパケットからなり、前記符号化の際の基準時間である所定の周波数のタイムスタンプ(PCR)が一定の時間間隔で打刻されているトランスポートストリームを入力とし、該入力トランスポートストリームの伝送レートを調整する伝送レート調整装置であって、
バッファと、
前記入力トランスポートストリームのトランスポートパケットを順次、前記バッファに書き込むとともに、前記入力トランスポートストリーム中のタイムスタンプを検出するバッファ書き込み部と、
前記符号化されたデータを復号するデコーダのシステムクロックおよび分周比を指定する分周比信号をそれぞれ入力とし、該入力分周比信号により指定された分周比で該入力システムクロックを分周したクロックで決まる伝送レートで、前記バッファから順次読み出したトランスポートパケットを前記デコーダに送出するバッファ読み出し部と、を有し、
前記バッファ書き込み部は、前記タイムスタンプを検出すると、今回検出した第1のタイムスタンプと前回検出した第2のタイムスタンプとの差分と、該第1および第2のタイムスタンプ間に存在するトランスポートパケットの数と、前記第2のタイムスタンプの値とを、前記第2のタイムスタンプが打刻されたトランスポートパケットの付加情報として前記バッファに格納し、
前記バッファ読み出し部は、前記第2のタイムスタンプが打刻されているトランスポートパケットを前記バッファから読み出すと、該トランスポートパケットに付与されている前記付加情報に基づいて、前記バッファから読み出したトランスポートパケットの間にNULLパケットを挿入して前記伝送レートにて前記トランスポートパケットが送出されるように調整を図り、該NULLパケットの挿入だけでは調整しきれない場合は、前記第1のタイムスタンプが打刻されたトランスポートパケットを前記バッファから読み出した際に、該トランスポートパケットのタイムスタンプを書き換える、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、デコーダ(MPEGデコーダ)のシステムクロックを分周したクロックを、デコーダとのインターフェースのクロックとして用いているため、PLL回路などによるクロック再生を行う必要がない。
また、バッファから順次読み出したトランスポートパケットの伝送レートが、インターフェースクロックで決まるインターフェースの伝送レートと一致するように、トランスポートパケット間にNULLパケットが挿入されるとともに、タイムスタンプ(PCR)の書き換えが行われるので、例えば、MPEG2−PS(プログラムストリーム)からMPEG2―TSへソフトウェア変換を行ったデータをMPEGデコーダで再生するような場合において、MPEG2―TSのPCR間のバイト数から計算される伝送レートが一定にならない場合でも、その伝送レートがインターフェースクロックで決まるインターフェースの伝送レートと一致するように調整される。これにより、MPEG2−TSを正しい伝送レートでMPEGデコーダへ送出することが可能となり、デコーダ側でのクロックの再生に不具合を生じることはない。
本発明によれば、PLL回路などを含むクロック再生回路を用いる必要がない分、コストを削減することができるとともに、回路規模を小さくすることができる。
また、MPEG2―TSのPCR間のバイト数から計算される伝送レートが一定にならない場合でも、MPEG2−TSを正しい伝送レートでMPEGデコーダへ送出することができるので、従来のものより、デコーダに対する安定したデコード動作を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である伝送レート調整装置の概略構成を示すブロック図である。図1に示す伝送レート調整装置2は、MPEG2−TSファイル1から読み出したMPEG2−TSの伝送レートを調整するものであって、バッファ書き込み部5、バッファ6およびバッファ読み出し部7からなる。
MPEG2−TSファイル1には、不図示のデータ送り側の装置にて扱われる伝送レートでMPEG2−TSが格納されている。MPEG2−TSファイル1に格納されるMPEG2−TSは、MPEG2−PSからMPEG2―TSへソフトウェア変換を行ったデータであってもよい。MPEG2−TSは、図12に示したような構成のTSパケットの複数の集まりである。TSパケットのアダプテーションフィールドには、27MHzのタイムスタンプであるPCRが打刻される。PCRは、データ送り側の装置における符号化時の基準時間をMPEGデコーダ3のSTC(System Time Clock)で再現するために用いられるものである。このPCRに基づいて、PCRが打刻されたパケットがMPEGデコーダ3に到着する予定時刻を知ることができる。
伝送レート調整装置2とMPEGデコーダ3の間は、8ビットのTSパケットデータとTSパケットクロックでインターフェースされる。MPEGデコーダ3は、伝送レート調整装置2から供給されるMPEG2−TS中のアダプテーションフィールドに打刻してあるPCRを利用して、VCXO4を含むPLL回路でシステムクロックを再生するとともに、その再生したシステムクロックを伝送レート調整装置2に供給する。このPLL回路で再生したシステムクロックは、データ送り側の装置のシステムクロックと一致する。
図1に示すバッファ書き込み部5は、PCR間パケット数計測部9、PCR検出部10、前PCR格納部11、PCR差分計算部12、およびバッファ書き込み制御部13からなる。MPEG2−TSファイル1から読み出されたMPEG2−TSは、PCR間パケット数計測部9、PCR検出部10およびバッファ書き込み制御部13のそれぞれに供給されている。
PCR検出部10は、MPEG2−TSとして供給されるTSパケットのそれぞれについて、アダプテーションフィールドにPCRが打刻されているか否かを調べる。PCRが打刻してあった場合には、PCR検出部10は、そのPCRの値を取得する。
PCR間パケット数計測部9は、PCRが打刻されているパケットから次のPCRが打刻されているパケットの1つ前のパケットまでのパケット数をPCR間パケット数として計測する。PCR間パケット数計測部9は、PCR検出部10で次のPCRが検出されると、現在の計測値が0にリセットされるようになっている。
前PCR格納部11は、PCR検出部10で取得されたPCRの値を次のPCRが検出されるまで保持する。PCR差分計算部12は、PCR検出部10で取得されたPCR値と、前PCR格納部11に格納されている、PCR検出部10で取得された1つ前のPCR値との差分を計算する。PCR間パケット数計測部9で計測されたPCR間パケット数と、PCR差分計算部12で計算されたPCR差分と、PCR格納部11に格納されている1つ前のPCR値とが、それぞれ付加情報としてバッファ書き込み制御部13に供給されている。
バッファ書き込み制御部13は、MPEG2−TSファイル1から読み出されたMPEG2−TSをTSパケット単位にバッファ6に書き込む。PCRが打刻されているパケットをバッファ6に書き込む際は、バッファ書き込み制御部13は、前PCR格納部11に格納されているPCR、PCR間パケット数計測部9で計測されたPCR間パケット数、PCR差分計算部12で計算されたPCR差分を、1つ前のPCRが打刻されたパケットの付加情報としてバッファ6に書き込む。
図2に、バッファ6に格納されるパケットおよびその付加情報を模式的に示す。この例では、TSパケットT0,T1,T2,・・・,Tn,Tn+1,Tn+2,・・・,Tm,Tm+1,Tm+2,・・・がこの順番でバッファ6に格納されている。TSパケットT0,Tn,Tmが、PCRが打刻されたTSパケットであり、それぞれに付加情報が付与されている。TSパケットT0の付加情報は、PCR間パケット数計測部9で計測された、TSパケットT0,TnのPCR間パケット数と、PCR差分計算部12で計算された、TSパケットT0,TnのPCR差分と、PCR格納部11に格納されているTSパケットT0のPCR値とを含む。このように、PCRが打刻されているパケットには、次のPCRが打刻されたパケットが供給された時点で取得される付加情報が一緒に格納される。
図1に示すバッファ読み出し部7は、バッファ6からTSパケットを読み出すものであって、クロック分周部14、バッファ読み出し制御部15、PCR差分補正部16、伝送レート計算部17、挿入NULLパケット数/次PCR補正量計算部18、PCR補正量格納部19、PCR補正部20、PCR書き換え部21、NULLパケット挿入制御部22、NULLパケット生成部23、NULLパケット挿入部24、およびパケット送出部25を有する。
クロック分周部14および伝送レート計算部17には、分周比入力信号26が供給されている。クロック分周部14は、VCXO4から出力されるMPEGデコーダ3の27MHzのシステムクロックを分周比入力信号26で定められる分周比で分周し、その分周クロックをMEPGデコーダ3へのトランスポートストリームのインターフェースクロック(TSクロック)として出力する。
バッファ読み出し制御部15は、バッファ6から順次、TSパケットを読み出して、PCR書き換え部21に供給する。PCRが打刻されているTSパケットについては、バッファ読み出し制御部15は、付加情報(PCR値、PCR間パケット数、PCR差分)も一緒に読み出す。読み出された付加情報のうち、PCR差分はPCR差分補正部16に供給され、PCR間パケット数は挿入NULLパケット数/次PCR補正量計算部18に供給され、PCR値はPCR補正部20に供給される。
PCR差分補正部16は、バッファ読み出し制御部15から供給されたPCR差分を、PCR補正量格納部19に格納されているPCR補正量で補正する。伝送レート計算部17は、分周比入力信号26で定められる分周比からMPEGデコーダ3への伝送レートを計算する。例えば、分周比が4であるとき、TSクロックは、27MHzの1/4の周波数である6.75MHzとなる。パケット送出部25の出力であるTSデータは8ビットであるので、MPEGデコーダ3への伝送レートは54Mbps(=6.75MHz×8ビット)と計算される。
挿入NULLパケット数/次PCR補正量計算部18は、バッファ読み出し制御部15から供給されたPCR間パケット数と、PCR差分補正部16で補正されたPCR差分と、伝送レート計算部17で計算された伝送レートとに基づいて、バッファ6から読み出したトランスポートストリームの伝送レートを、伝送レート計算部17で計算された伝送レートに一致させるために、挿入すべきNULLパケット数を計算するとともに、NULLパケットの挿入だけでは調整しきれない端数部分を補償するために、次のPCRが打刻されているパケットのPCR値を補正するための次PCR補正量を計算する。
PCR補正量格納部19は、挿入NULLパケット数/次PCR補正量計算部18で計算された次PCR補正量を格納する。PCR補正部20は、バッファ読み出し制御部15から供給されたPCRを、PCR補正量格納部19に格納されているPCR補正量で補正する。PCR書き換え部21は、バッファ読み出し制御部15から供給された、PCRが打刻されているパケットに対して、そのパケットに打刻されているPCRを、PCR補正部20で補正されたPCRで書き換える。
NULLパケット挿入制御部22は、挿入NULLパケット数/次PCR補正量計算部18で計算された挿入NULLパケット数と、バッファ読み出し制御部15で読み出されたPCR間パケット数とに基づいて、NULLパケットの挿入間隔と挿入数を決定し、NULLパケットを挿入すべきタイミングを示す挿入信号を出力する。
NULLパケット生成部23は、伝送レート調整のために、バッファ読み出し制御部15で読み出されたトランスポートパケットに挿入するためのNULLパケットを生成する。NULLパケット挿入部24は、NULLパケット挿入制御部22から出力される挿入信号に従って、NULLパケット生成部23で生成されたNULLパケットをバッファ読み出し制御部15で読み出されたTSパケット間に挿入する。パケット送出部25は、NULLパケット挿入部24でNULLパケットが挿入されたパケットを8ビットのTSデータとしてTSクロックでMPEGデコーダ3へ送出する。
本実施形態の伝送レート調整装置2では、バッファ書き込み部5で取得した付加情報に基づいて、バッファ読み出し部7が、MPEG2−TSへのNULLパケットの挿入およびPCRの書き換えを行うことで、伝送レートの調整が行われる。
図3は、伝送レートの調整を説明するための図である。元のトランスポートストリームは、MPEG2−TSファイル1から読み出されたMPEG2−TSであり、複数のTSパケットTS0,TS1,TS2,TS3,TS4,TS5,・・・を含む。TSパケットTS0のアダプテーションフィールドにはPCR0が打刻されている。TSパケットTS4のアダプテーションフィールドにはPCR1が打刻されている。この元のトランスポートストリーム中のPCR0、PCR1は、符号化時の基準時間をMPEGデコーダ3のSTCで再現するために用いられる時間情報であり、図3中の時間軸上の時間とは関係しない。
図3に示すNULLパケットが挿入されたトランスポートストリームは、NULLパケット挿入部24によって元のトランスポートストリームの各パケット間にNULLパケットが挿入されたものである。図3では、NULLパケットが挿入されたトランスポートストリームが、MPEGデコーダ3へのインターフェースの伝送レートで送出されるときの時間軸上に描かれている。
NULLパケット挿入部24では、元のトランスポートストリームのパケットTS0、TS4にそれぞれ打刻されているPCR0、PCR1が、時間軸上のPCR0、PCR1に一致するようにTSパケット間にNULLパケットが挿入される。ただし、伝送レート計算部17で計算された伝送レートがMPEG2−TSファイル1から読み出したMPEG2−TSの伝送レートの整数倍でない場合は、図3に示すように、NULLパケットを挿入したトランスポートストリームのパケットTS4に打刻されているPCR1の時間軸上の位置をt1とすると、このt1の位置が時間軸上の本来のPCR1の位置と一致しない。t1の位置が時間軸上の本来のPCR1の位置と一致しない状態のままトランスポートストリームをTSデータ8としてMPEGデコーダ3に送信すると、MPEGデコーダ3では、システムクロックを正確に再生することができなくなり、その結果、STCのカウントが不正確になる。
上記のように、NULLパケットの挿入だけでは、伝送レートの調整を行うことができない場合は、PCR0とPCR1の差分値を、これらPCR0とPCR1の間にあるTSパケットおよびNULLパケットのパケット時間長の和で割った余り(端数)に基づいて、パケットTS4に打刻されているPCR1が、時間軸上の位置t1となるようなPCR補正量を計算し、該計算したPCR補正量に基づいて、PCR1の値を書き換える。これにより、MPEG2−TSファイル1から読み出したMPEG2−TSの伝送レートを伝送レート計算部17で計算される伝送レートと合致させることができる。
以下に、PCR補正の具体的な計算例を挙げる。
PCR0の値を「0」とし、PCR1の値を「20」とし、TSパケット時間長(=NULLパケット時間長)を「3」とし、元のトランスポートストリームにおけるPCR0−PCR1間のTSパケット数を「4」とする。この場合のTSパケットの時間長合計は、12(=3×4)となる。この状態で、NULLパケットを挿入したMPEG2−TSをMPEGデコーダ3に出力すると、PCR1の時間的な位置は12になり、これは打刻時間である「20」と合致しない。
そこで、足りない時間を、NULLパケットを挿入して補う。足りない時間は、打刻時間である「20」からTSパケットの時間長合計である「12」を差し引いた値「8」であり、この足りない時間の部分には、2つのNULLパケットを挿入することができる。この場合は、2つのNULLパケットのパケット時間長の合計は「6」であることから、足りない時間「8」のち、時間「6」の部分を2つのNULLパケットで補うことになる。残りの時間「2」の部分については、パケット時間長が「3」のNULLパケットで補うことはできない。
2つのNULLパケットが挿入されたトランスポートストリームにおけるPCR1の時間的な位置は、TSパケット時間長の合計「12」に挿入した2つのNULLパケットの時間長の合計「6」を加算した「18」となり、これは打刻時間である「20」と合致しない。このときのPCR1の時間的な位置「18」が、図3に示した時間軸上におけるt1の位置である。本実施形態では、NULLパケットを挿入したトランスポートストリームのPCR1の値を、時間軸上における本来のPCR1の位置「20」からt1の位置「18」に書き換える。
図4に、バッファ読み出し部7にて行われるPCR補正の一連の処理過程を模式的に示す。図4を参照すると、バッファ読み出し部7では、まず、PCR0の付加情報として読み出した、PCR差分とPCR間パケット数とから、挿入するNULLパケット数と、端数を調整するために次PCR1を書き換えるときのPCR補正量とを計算する。そして、その計算したPCR補正量に基づいて、次PCR1の値を書き換える。PCR1以降の付加情報についても、同様な計算を行い、次PCRの値を書き換える。
次に、本実施形態の伝送レート調整装置2の動作について説明する。
まず、バッファ書き込み部5の動作ついて説明する。バッファ書き込み部5では、バッファ書き込み制御部13が、MPEG2−TSファイル1から読み出されたトランスポートパケットをバッファ6にその空きがある限り次々と書き込むと同時に、PCR検出部10が、トランスポートストリーム中のアダプテーションフィールドに打刻してあるPCRを検出して取得する。
PCR検出部10で最初のPCRが検出されると、その検出タイミングでPCR間パケット計測部9がリセットされるとともに、PCR検出部10で検出された最初のPCRが前PCR格納部11に格納される。リセットされたPCR間パケット計測部9は、PCRが打刻してあるパケットから次のPCRが打刻されているパケットの1つ前のパケットまでのパケット数をPCR間パケット数として計測する。
PCR検出部10で2個目のPCRが検出されると、PCR差分計算部12が、そのPCR検出部10で検出された2個目のPCRと、前PCR格納部11に格納されている一つ前のPCRからPCR差分を計算する。そして、バッファ書き込み制御部13が、PCR差分計算部12で計算されたPCR差分、PCR間パケット計測部9で計測されたPCR間パケット数、および前PCR格納部11に格納されているPCRを、最初のPCRが打刻されていたパケットの付加情報としてバッファ6に書き込む。
3個目以降のPCRについても、PCR検出部10でPCRが検出される度に、上記2個目のPCRが検出された場合と同様の動作が繰り返される。これにより、バッファ6に、MPEG2−TSファイル1から読み出したTSパケットが順次格納されるとともに、PCRが打刻されたTSパケットには、現PCRから次PCRまでのパケット数であるPCR間パケット数、現PCRと次PCRの差であるPCR差分、現PCRの値とを含む付加情報が付加される。
次に、バッファ読み出し部7の動作について説明する。
バッファ書き込み制御部5により、2番目のPCRが検出されて、バッファ6に格納されている最初のPCRが打刻されたパケットに付加情報(PCR間パケット数、PCR差分、PCR値)が付加されると、バッファ読み出し制御部15がバッファ6からのパケットの読み出しを開始する。
初期状態では、PCR補正量格納部19には補正量として0が格納されている。このため、最初のPCRが打刻されているパケットとともにバッファ6から読み出した付加情報のPCRの値およびPCR差分に対する、PCR補正部20およびPCR差分補正部16による補正は行われない。また、PCR書き換え部21は、最初のPCRが打刻されているパケットのPCRを、そのPCRと同じ値で書き換えてNULLパケット挿入部24へ供給する。
次PCRが打刻されているパケットがバッファ読み出し制御部15によってバッファ6から読み出される前に、NULLパケット挿入数/次PCR補正量計算部18が、挿入すべき挿入NULLパケット数を計算するとともに、NULLパケットで調整できない端数分を補正するために、次PCRの値を補正するための次PCR補正量を計算する。この次PCR補正量は、PCR補正量格納部19に格納される。
次PCR補正量の計算後、NULLパケット挿入制御部22が、挿入NULLパケット数とPCR間パケット数とに基づいて、NULLパケットの挿入位置を定め、NULLパケット挿入部24が、PCR書き換え部21から供給されるパケット間に、NULLパケット生成部23で生成されたNULLパケットを挿入する。NULLパケットが挿入されたトランスポートストリームは、パケット送出部25から、8ビットのTSデータとしてクロック分周部14から出力されるTSクロックでMPEGデコーダ3へ出力される。
2個目以降のPCRが打刻されているパケットがバッファ6から読み出された場合は、PCR補正量格納部19に格納されている次PCR補正量に基づいて、PCR補正部20が、付加情報として読み出されたPCRの値を補正するとともに、PCR差分補正部16が、付加情報として読み出された値PCR差分を補正する。そして、PCR書き換え部21が、バッファ6から読み出された、PCRが打刻されているパケットのPCRの値を、PCR補正部20で補正されたPCRの値で書き換えてNULLパケット挿入部24へ供給する。
PCR書き換え部21によってPCRが補正したものに書き換えられたTSパケットは、NULLパケット挿入部24へ送られる。NULLパケット挿入数/次PCR補正量計算部18が、次のPCR打刻パケットがバッファ6から読み出されるまでに、挿入すべきNULLパケット挿入数、NULLパケットで調整できない端数分を補正するための次PCR補正量を計算する。その後、NULLパケット挿入制御部22が、NULLパケット挿入数、PCR間パケット数から挿入位置を定め、NULLパケット挿入部24が、PCR書き換え部21から供給されるパケット間にNULLパケット生成部23で生成されたNULLパケットを挿入する。NULLパケットが挿入されたトランスポートストリームは、パケット送出部25から、8ビットのTSデータとしてクロック分周部14から出力されるTSクロックでMPEGデコーダ3へ出力される。
以上説明した本実施形態の伝送レート調整装置によれば、MPEGデコーダ3のシステムクロックを分周したTSクロックをMPEGデコーダ3とのインターフェースクロックとしており、MPEG2−TS中に打刻されているPCR間のバイト数から計算される伝送レートが、インターフェースクロックで決まるインターフェースの伝送レートと一致するように、MPEG2−TSのパケット間にNULLパケットを挿入して調整し、さらに、NULLパケットの挿入で調整しきれない端数部分については、PCRの値を書き換えることによって、PLL回路などによるクロック再生を行わずに、MPEG2−TSファイル1から読み出されたMPEG2−TSを正しい伝送レートでMPEGデコーダ3へ送出することができる。
また、MPEG2−TSのパケット間にNULLパケットを均等に挿入することで、MPEGデコーダ3におけるバッファのオーバーフローを抑制することが可能である。以下に、その理由を具体的に説明する。
図5に、MPEGデコーダの概略構成を示す。図5を参照すると、このMPEGデコーダは、スイッチ部200、トランスポートバッファ201a〜201c、映像バッファ202a、音声バッファ202b、システムバッファ202c、映像デコーダ203a、音声デコーダ203b、およびシステムデコーダ203cを有する。トランスポートバッファ201a〜201cの容量は、いずれも512バイトである。
スイッチ部200は、図1に示した伝送レート調整装置2からTSデータとして供給されるトランスポートストリームを入力としており、該入力されたトランスポートストリームを、パケットのヘッダにあるPID(パケット識別情報)に基づいて、映像データ、音声データ、システム情報のトランスポートパケットに分離する。また、スイッチ部200は、入力されたトランスポートストリーム中のNULLパケットをPID(パケット識別情報)に基づいて判断し、NULLパケットを破棄する。
スイッチ部200で分離された映像データのトランスポートパケットは、トランスポートバッファ201aを介して映像バッファ202aに格納される。その後、映像デコーダ203aによってデコードされる。ここで、トランスポートバッファ201aから映像バッファ202aへのデータの読み出し速度は、1.2×Rmaxで与えられる。Rmaxは、MPEGのプロファイルとレベルによって決まっているビットレートの上限である。メインプロファイル/メインレベルの場合は、データの読み出し速度は15Mbpsとなる。
スイッチ部200で分離された音声データのトランスポートパケットは、トランスポートバッファ201bを介して音声バッファ202bに格納される。その後、音声デコーダ203bによってデコードされる。ここで、トランスポートバッファ201bから音声バッファ202bへのデータの読み出し速度は、2Mbpsである。
スイッチ部200で分離されたシステム情報のトランスポートパケットは、トランスポートバッファ201cを介してシステムバッファ202cに格納される。その後、システムデコーダ203cによってデコードされる。ここで、トランスポートバッファ201cからシステムバッファ202cへのデータの読み出し速度は、1Mbpsである。
上記の構成のMPEGデコーダにおいて、トランスポートバッファに入力されるデータのビットレートが、トランスポートバッファの読み出しレートを超えると、トランスポートバッファにてオーバーフローが生じる場合がある。
トランスポートバッファに入力されるデータのビットレートは、伝送レート調整装置2におけるNULLパケットの挿入の仕方によって変化する。例えば、伝送レート調整装置2において、PCR間のTSパケットの最後にNULLパケットをまとめて挿入した場合は、TSパケットが全て送出された後、NULLパケットが送出されることとなる。この場合のTSパケットの伝送レートは、調整後のトランスポートストリームの伝送レート(図1に示したパケット送出部25から出力されるトランスポートストリームの伝送レート)となる。また、PCR間のTSパケット間にNULLパケットを挿入した場合は、TSパケットとNULLパケットが交互に送出されることになる。この場合のTSパケットの伝送レートは、調整後のトランスポートストリームの伝送レートより低くなる。また、各TSパケット間に挿入するNULLパケットの数が異なる場合は、挿入されたNULLパケットの数が少ない部分におけるTSパケットの伝送レートが、挿入されたNULLパケットの数が多い部分におけるTSパケットの伝送レートより高くなる。このため、映像と音声のストリームのビットレートには、速くなる部分と遅くなる部分が生じる。
図1に示した構成において、MPEG2−TSファイル1から読み出したMPEG2−TSの伝送レートと調整後の伝送レート(図1に示したパケット送出部25から出力されるトランスポートストリームの伝送レート)との差が大きい場合は、PCR間のTSパケットの最後にNULLパケットをまとめて挿入する場合や、各TSパケット間に挿入するNULLパケットの数が異なる場合において、トランスポートバッファに入力されるデータのビットレートが、トランスポートバッファの読み出しレートを超えることがある。各TSパケット間にNULLパケットを均等に挿入することで、その問題を解決することができる。
以下に、本実施形態の伝送レート調整装置において行われる、各TSパケット間にNULLパケットを均等に挿入するための方法を説明する。
(第1のNULLパケット挿入方法)
MPEGデコーダ3へのインターフェースが8ビットで、クロックがMPEGデコーダ3のシステムクロック(27MHz)を分周したものであるから、パケット送出部25から出力されるトランスポートストリーム(TSデータ)の伝送レートは、「27MHz/分周比×8ビット」で表され、分周比により、図6に示すような値をとる。例えば、分周比が「1」であれば、伝送レートは「216Mbps」となる。
挿入NULLパケット数/次PCR補正量計算部18が、PCR間の時間差(PCR差)と伝送レート計算部17で計算された調整後の伝送レートとから、調整後のPCR間のTSパケット数を計算して、その計算結果から挿入すべきNULLパケット数を算出する。調整後のPCR間のTSパケット数は、「PCR間時間差/(188/調整後の伝送レート)」で与えられる。挿入すべきNULLパケット数は、「(PCR間TSパケット数)−(PCR間時間差/(188/変換後の伝送レート))」で与えられる。
次に、NULLパケット挿入制御部22が、次のようにして、NULLパケット挿入部24におけるNULLパケットの挿入を制御する。まず、PCR間のTSパケット数、PCR間に挿入するNULLパケット数に基づいて、(NULLパケット数/TSパケット数)の商を求める。次いで、求めた商に対応する数のNULLパケットをTSパケット毎に挿入する。そして、(NULLパケット数/TSパケット数)の余りに対応する数のNULLパケットを(TSパケット+TSパケット毎に挿入したNULLパケット)に対して均等に挿入する。
具体的には、5個のTSパケットに対して7個のNULLパケットを挿入する場合は、TSパケット毎に挿入するNULLパケットの数は、(NULLパケット数/TSパケット数)の商、すなわち「7/5」の商(=1)とされる。均等に入れるべきNULLパケットの残りは、(NULLパケット数/TSパケット数)の余り、すなわち「7/5」の余り(=2)とされる。この場合は、図7に示すように、「7/5」の商に基づくNULLパケット挿入処理により、PCR間に存在する第1乃至第5のTSパケットの各パケット間に1個のNULLパケットが挿入され、「7/5」の余りに基づくNULLパケット挿入処理により、第3および第4のTSパケット間およびPCR間の最後に、さらに1個のNULLパケットが挿入される。
なお、調整前後の伝送レートの関係によっては、(NULLパケット数/TSパケット数)の余りに基づくNULLパケット挿入を均等に行わなくても、TSパケット毎に(NULLパケット数/TSパケット数)の商に基づくNULLパケット挿入を均等に行うだけ、トランスポートバッファにおけるオーバーフローを抑制することができる場合もある。
(第2のNULLパケット挿入方法)
挿入NULLパケット数/次PCR補正量計算部18が、NULLパケットの平均挿入間隔を求め、NULLパケット挿入制御部22が、そのNULLパケットの平均挿入間隔に基づいて、NULLパケット挿入部24におけるNULLパケットの挿入を制御するようにしてもよい。NULLパケットの平均挿入間隔が、例えば「TSパケット/{(NULLパケット数/TSパケット数)の余り}」で与えられる場合、平均挿入間隔の値は、通常、小数である。平均挿入間隔の値(小数)のうち、整数部の値(第1の挿入間隔)と、これに「1」を足した値(第2の挿入間隔)とをそれぞれ挿入間隔として、((TSパケット)+(TSパケット毎に挿入したNULLパケット))に対してNULLパケットを挿入する。すなわち、挿入間隔が2であれば、2つの(((TSパケット)+(TSパケット毎に挿入したNULLパケット))に対してNULLパケットを1つ挿入する。
具体的には、以下の手順で、NULLパケットの挿入が行われる。
(1)はじめに、第1および第2の挿入間隔のうちの、大きい方の挿入間隔を用い、この挿入間隔の値の数のTSパケットに対してNULLパケットを1個挿入する。
(2)ここまでの平均挿入間隔を求める。1回目なので、平均挿入間隔は(「(1)の挿入間隔」/1)となる。
(3)前回の平均挿入間隔が平均挿入間隔より大きければ、挿入間隔を小さい方にし、平均挿入間隔以上であれば挿入間隔を大きい方にする。
(4)(3)で決まった挿入間隔数のTSパケットにNULLパケットを1個挿入する。
(5)ここまでの平均挿入間隔を求める。そして、(3)に戻り、NULLパケットが(NULLパケット数/TSパケット数)の余りだけ挿入されるまで繰り返す。
以下に、上記の処理を具体的に説明する。
例えば、10個のTSパケットに対して7個のNULLパケットを挿入する場合は、「10/7=1.429」であるので、挿入間隔は、「1.429」の整数部である「1」と、これに「1」を足した「2」となる。
まず、上記(1)のステップにおいて、挿入間隔を大きい方の「2」とし、TSパケット2個に対してNULLパケットを1個挿入する。次いで、上記(2)のステップで、ここまでの平均挿入間隔を求める。この場合の平均挿入間隔は、「2/1=2.000」である。
次に、上記(3)のステップにおいて、前回の平均挿入間隔が、「1.429」より大きいので、挿入間隔を小さい方の「1」とする。次いで、上記(4)のステップにて、TSパケット1個に対してNULLパケットを1個挿入する。
次に、上記(5)のステップにおいて、ここまでの平均挿入間隔を求める。この場合の平均挿入間隔は、「3/2=1.5」である。次いで、上記(3)のステップにおいて、前回の平均挿入間隔(「1.5」)が「1.429」より大きいので、挿入間隔を小さい方の1とする。次いで、上記(4)のステップで、TSパケット1個に対してNULLパケットを1個挿入する。
次に、上記(5)のステップにおいて、ここまでの平均挿入間隔を求める。この場合の平均挿入間隔は、「3/2=1.333」である。次いで、上記(3)のステップにおいて、前回の平均挿入間隔(「1.333」)が1.429より小さいので、挿入間隔を大きい方の2とする。次いで、上記(4)のステップで、TSパケット2個に対してNULLパケットを1個挿入する。
次に、上記(5)のステップにおいて、ここまでの平均挿入間隔を求める。この場合の平均挿入間隔は、「3/2=1.500」である。以降、同じようにNULLパケットの挿入を行う。
図8に、上述の手順による、NULLパケットの挿入対象とされるTSパケットの数、挿入するNULLパケットの数、TSパケットの合計、NULLパケットの合計、平均挿入間隔の値の変化を示す。この図8からも分かるように、最初は、2個のTSパケットに対して1個のNULLパケットを挿入する。このときの、TSパケットの合計は「2」、NULLパケットの合計は「1」であり、平均挿入間隔は「2.00」である。次いで、1個のTSパケットに対して1個のNULLパケットを挿入する。このときの、TSパケットの合計は「3」、NULLパケットの合計は「2」であり、平均挿入間隔は「1.55」である。このような一連の処理が繰り返し行われる。
次に、本第2のNULLパケット挿入方法における、NULLパケット挿入例について説明する。
分周比入力信号26により与えられる分周比を「8」とし、パケット送出部25がMPEGデコーダ3へ送出するTSデータの伝送レートを27Mbpsとする。
MPEG2−TSファイル1のプロファイルがメイン、レベルがメインとされている場合は、図5に示したトランスポートバッファ201aに入力される映像データのビットレートの上限値は15Mbpsである。トランスポートバッファ201aからの映像データの読み出しレートは、18Mbps(=1.2×15Mbps)である。
MPEG2−TSファイル1から読み出したMPEG2−TSが1つの映像ストリームと1つの音声ストリームを含む。映像ストリームのビットレートは14Mbpsである。音声ストリームのビットレートは448kbpsである。読み出したMPEG2−TSの伝送レートは15Mbpsである。読み出したMPEG2−TSのPCR間の時間差は90.24ms、PCR間パケット数は900である。
調整後のTSパケットの時間長は、「188/27Mbps=55.704μs」である。調整後のPCR間パケット数は、「PCR差/(変換後のTSパケットの時間長)=90.24ms/55.704us=1620」である。したがって、挿入するパケット数は、「1620-900=720」パケットである。この場合は、PCR間の900個のTSパケットに対して、720個のNULLパケットを挿入することになる。
まず、900個のTSパケットあとに、720個のNULLパケットをまとめて挿入する場合を考える。この場合は、映像ストリームのビットレートは、「15Mbps×27Mbps/15Mbps=25.2Mbps」となり、音声ストリームのビットレートは、「448kbps×27Mbps/15Mbps=806.4kbps」となる。映像ストリームが、トランスポートストリームの読み出しレート18Mbpsを越えるため、映像のトランスポートバッファ201aが破綻する。
次に、TSパケットの間にNULLパケットを均等に挿入する場合について考える。
PCR間のTSパケット数、PCR間に挿入するNULLパケット数から、TSパケット毎に挿入するNULLパケット数は、(NULLパケット数/TSパケット数)の商、すなわち「720/900」の商(=0)となる。したがって、(NULLパケット数/TSパケット数)の余り(=720)に対応するNULLパケットを均等に挿入することになる。
「TSパケット数:NULLパケット数」は、「900:720=5:4」であるので、5個のTSパケットに対して、4個のNULLパケットを挿入することになる。この場合の、NULLパケットの平均挿入間隔は、「900/720=1.25」であるので、挿入する間隔は、その整数部分の「1」と、これに1を足した「2」となる。したがって、本第2のNULLパケット挿入方法によれば、2個のTSパケットに対して、1個のNULLパケットを挿入する、または、1個のTSパケットに対して1個のNULLパケットを挿入することになる。
図9に、上記の手順による、NULLパケットの挿入対象とされるTSパケットの数、挿入するNULLパケットの数、TSパケットの合計、NULLパケットの合計、平均挿入間隔の値の変化を示す。この図9から分かるように、最初は、2個のTSパケットに対して1個のNULLパケットを挿入する。このときの、TSパケットの合計は「2」、NULLパケットの合計は「1」であり、平均挿入間隔は「2.00」である。次いで、1個のTSパケットに対して1個のNULLパケットを挿入する。このときの、TSパケットの合計は「3」、NULLパケットの合計は「2」であり、平均挿入間隔は「1.5」である。このような一連の処理が繰り返し行われて、各TSパケット間にNULLパケットがほぼ均等に挿入されることになる。
上記の場合、映像のトランスポートバッファ201aの読み出しレートは18Mbps(=1.2×15Mbps)であり、伝送レートは27Mbpsであるので、1つのTSパケット(188バイト)がトランスポートバッファ201aに入力される間に、トランスポートバッファ201aから読み出されるデータ量は、「18Mbps/27Mbps×188バイト=125.3バイト」である。
図10に、上記のようにNULLパケットをほぼ均等に挿入した場合における、トランスポートバッファ201aに格納されるデータ量の変化を示し、図11に、そのトランスポートバッファ201aにおけるデータ量の推移を示す。図10および図11から分かるように、トランスポートバッファ201aに格納されるデータ量は、そのバッファ容量である512バイトを越えない。したがって、映像のトランスポートバッファ201aは破綻しない。
上述の説明では、映像のトランスポートバッファ201aを例にバッファの破綻を抑制する理由を説明したが、音声のトランスポートバッファについても、本発明により、バッファの破綻を抑制することができる。
また、バッファから読み出したトランスポートパケットの各パケット間に挿入されるNULLパケットの数の差は、1個以内であることが望ましい。NULLパケットの数の差を1個以内とすることで、確実にトランスポートバッファを抑制することができるようになる。
以上の説明から分かるように、本実施形態の伝送レート調整装置によれば、バッファから読み出したトランスポートパケットの間にNULLパケットを均等に挿入することで、MPEGデコーダ3におけるトランスポートバッファの破綻を抑制することが可能となっている。
これに対して、前述の特許文献1に記載の装置においては、調整前後の伝送レートの差が大きくないため、NULLパケットをPCR間の最後にまとめて挿入しても、映像のトランスポートバッファの読み出しレートは、ストリームのビットレートの上限の1.2倍、音声のトランスポートバッファの読み出しレートは、ストリームのビットレートの上限の4倍以上(2Mbps/448kbps)ある。このため、例えば、25Mbpsの伝送レートを27Mbpsの伝送レートに変換する場合において、その変換比は1.08倍であるので、映像および音声のトランスポートバッファが破綻することはない。すなわち、映像ストリームが上限一杯、音声ストリームが上限の448kbpsであっても、読み出しレートを越えることはない。
また、特許文献1に記載の装置においては、PCRは100msに1回は入っており、25Mbpsの伝送レートでは、PCR間に約1662バイト(100ms/(188byte/(25Mbps/8)のパケットがトランスポートバッファに入る計算になる。27Mbpsの伝送レートでは、これらパケットが、92ms(100ms/1.08)でトランスポートバッファに入ってしまうだけある。すなわち、25Mbpsの伝送レートでは、92msで約1538バイト(1662byte/10.8)のパケットがトランスポートバッファに入るところが、27Mbpsの伝送レートでは、約1662バイトのパケットがトランスポートバッファに入るだけであるので、トランスポートバッファが破綻することはない。
上記から分かるように、特許文献1に記載のものでは、調整前後の伝送レートの差があまり大きくない場合を想定しているため、NULLパケットの挿入の仕方によってMPEGでコーダのトランスポートバッファが破綻する、といった問題が発生することを予測することは困難である。したがって、本実施形態の1つの効果として挙げた、NULLパケットを均等に挿入することで、トランスポートバッファの破綻を抑制する、という技術思想は、特許文献1の記載から想到でき得るものではない。
なお、NULLパケットを均等に挿入するとは、単にTSパケット間に挿入されたNULLパケットの数が、各TSパケット間で同じなる、ということを意味するのではない。例えば、第1および第2のNULLパケット挿入方法で説明したように、TSパケット間にNULLパケットを一個ずつ挿入し、さらに、残ったNULLパケットを、NULLパケットが挿入された状態のTSパケットに対して時間長が均等になるように分割挿入する、といった方法で、NULLパケットを挿入した場合は、TSパケット間に挿入されたNULLパケットの数は、各TSパケット間で同じにならない。よって、本発明においては、MPEGデコーダのトランスポートバッファが破綻しない範囲であれば、NULLパケットを均等に挿入した場合の、TSパケット間のNULLパケットの数は、同じであってもよいし、異なっていてもよく。
また、TSパケットおよびNULLパケットはいずれも、188バイトのパケットとしているが、これに限定されるものではなく、他の固定長のパケット(例えば204バイトのパケット)であってもよい。
本発明の一実施形態である伝送レート調整装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示すバッファには格納されるトランスポートパケットおよび付加情報を説明するための図である。 図1に示す伝送レート調整装置における伝送レートの調整を説明するための図である。 図1に示す伝送レート調整装置におけるPCR補正を説明するための図である。 MPEGデコーダの概略構成を示すブロック図である。 分周比と伝送レートの関係を示す図である。 NULLパケットが均等に挿入されたトランスポートストリームの一例を示す模式図である。 図1に示す伝送レート調整装置におけるNULLパケットの挿入例を説明するための図である。 図1に示す伝送レート調整装置におけるNULLパケットの他の挿入例を説明するための図である。 NULLパケットを均等に挿入した場合における、トランスポートバッファに格納されるデータ量の変化を説明するための図である。 NULLパケットを均等に挿入した場合における、トランスポートバッファに格納されるデータ量の推移を示す図である。 MPEG−TSのトランスポートパケットの一般的な構成を示す図である。 従来のトランスポートストリーム再生装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 MPEG−TSファイル
2 伝送レート調整装置
3 MPEGデコーダ
4 VCXO
5 バッファ書き込み部
6 バッファ
7 バッファ読み出し部
9 PCR間パケット数計測部
10 PCR検出部
11 前PCR格納部
12 PCR差分計算部
13 バッファ書き込み制御部
14 クロック分周部
15 バッファ読み出し制御部
16 PCR差分補正部
17 伝送レート計算部
18 挿入NULLパケット数/次PCR補正量計算部
19 PCR補正量格納部
20 PCR補正部
21 PCR書き換え部
22 NULLパケット挿入制御部
23 NULLパケット生成部
24 NULLパケット挿入部
25 パケット送出部

Claims (10)

  1. 符号化されたデータが格納された、パケット長が固定の複数のトランスポートパケットからなり、前記符号化の際の基準時間である所定の周波数のタイムスタンプが一定の時間間隔で打刻されているトランスポートストリームを入力とし、該入力トランスポートストリームの伝送レートを調整する伝送レート調整装置であって、
    バッファと、
    前記入力トランスポートストリームのトランスポートパケットを順次、前記バッファに書き込むとともに、前記入力トランスポートストリーム中のタイムスタンプを検出するバッファ書き込み部と、
    前記符号化されたデータを復号するデコーダのシステムクロックおよび分周比を指定する分周比信号をそれぞれ入力とし、該入力分周比信号により指定された分周比で該入力システムクロックを分周したクロックで決まる伝送レートで、前記バッファから順次読み出したトランスポートパケットを前記デコーダに送出するバッファ読み出し部と、を有し、
    前記バッファ書き込み部は、前記タイムスタンプを検出すると、今回検出した第1のタイムスタンプと前回検出した第2のタイムスタンプとの差分と、該第1および第2のタイムスタンプ間に存在するトランスポートパケットの数と、前記第2のタイムスタンプの値とを、前記第2のタイムスタンプが打刻されたトランスポートパケットの付加情報として前記バッファに格納し、
    前記バッファ読み出し部は、前記第2のタイムスタンプが打刻されているトランスポートパケットを前記バッファから読み出すと、該トランスポートパケットに付与されている前記付加情報に基づいて、前記バッファから読み出したトランスポートパケットの間にNULLパケットを挿入して前記伝送レートにて前記トランスポートパケットが送出されるように調整を図り、該NULLパケットの挿入だけでは調整しきれない場合は、前記第1のタイムスタンプが打刻されたトランスポートパケットを前記バッファから読み出した際に、該トランスポートパケットのタイムスタンプを書き換える、伝送レート調整装置。
  2. 前記バッファ読み出し部は、前記バッファから読み出したトランスポートパケットの間に前記NULLパケットを均等に挿入する、請求項1に記載の伝送レート調整装置。
  3. 前記バッファ読み出し部は、前記第1および第2のタイムスタンプの差分と前記入力システムクロックを分周したクロックで決まる伝送レートとに基づいて、伝送レート調整後の前記第1および第2のタイムスタンプの間のトランスポートパケットの数を計算して、該計算結果から挿入すべきNULLパケット数を計算するとともに、該計算したNULLパケット数を前記計算したトランスポートパケットの数で割った演算結果が商と余りを含む場合に、前記商に対応する数のNULLパケットを前記バッファから読み出したトランスポートパケット毎に挿入し、さらに、前記余りに対応する数のNULLパケットを、前記NULLパケットを挿入した状態で均等に挿入する、請求項2に記載の伝送レート調整装置。
  4. 前記バッファ読み出し部は、前記第1および第2のタイムスタンプの差分と前記入力システムクロックを分周したクロックで決まる伝送レートとに基づいて、伝送レート調整後の前記第1および第2のタイムスタンプの間のトランスポートパケットの数を計算して、該計算結果から挿入すべきNULLパケットの数を算出するとともに、該計算した挿入すべきNULLパケットの数を前記第1および第2のタイムスタンプ間に存在するトランスポートパケットの数で割った基準平均挿入間隔が小数である場合は、整数部の値を第1の挿入間隔とし、これに1を足した値を第2の挿入間隔として、NULLパケットを挿入した後のNULLパケットの平均挿入間隔と前記基準平均挿入間隔との大小関係に基づいて、前記第1および第2の挿入間隔を選択し、該選択した挿入間隔の値の数のトランスポートパケット毎に、NULLパケットを1個挿入する、請求項2に記載の伝送レート調整装置。
  5. 前記バッファから読み出したトランスポートパケットの各パケット間に挿入されるNULLパケットの数の差は、1個以内である、請求項2から4のいずれか1項に記載の伝送レート調整装置。
  6. 符号化されたデータが格納された、パケット長が固定の複数のトランスポートパケットからなり、前記符号化の際の基準時間である所定の周波数のタイムスタンプが一定の時間間隔で打刻されているトランスポートストリームの伝送レートを調整する伝送レート調整方法であって、
    前記トランスポートストリームのトランスポートパケットを順次、バッファに書き込む第1のステップと、
    前記符号化されたデータを復号するデコーダのシステムクロックを、外部から供給される分周比信号により指定された分周比で分周し、該分周クロックで決まる伝送レートで、前記バッファから順次読み出したトランスポートパケットを前記デコーダに送出する第2のステップと、を含み、
    前記第1のステップは、
    前記入力トランスポートストリーム中のタイムスタンプを検出するステップと、
    前記タイムスタンプを検出すると、今回検出した第1のタイムスタンプと前回検出した第2のタイムスタンプとの差分と、該第1および第2のタイムスタンプ間に存在するトランスポートパケットの数と、前記第2のタイムスタンプの値とを、前記第2のタイムスタンプが打刻されたトランスポートパケットの付加情報として前記バッファに格納するステップと、を含み、
    前記第2のステップは、
    前記第2のタイムスタンプが打刻されているトランスポートパケットを前記バッファから読み出すと、該トランスポートパケットに付与されている前記付加情報に基づいて、前記バッファから読み出したトランスポートパケットの間にNULLパケットを挿入して前記伝送レートにて前記トランスポートパケットが送出されるように調整を図るステップと、
    前記NULLパケットの挿入だけでは調整しきれない場合は、前記第1のタイムスタンプが打刻されたトランスポートパケットを前記バッファから読み出した際に、該トランスポートパケットのタイムスタンプを書き換えるステップと、を含む、伝送レート調整方法。
  7. 前記第2のステップは、前記バッファから読み出したトランスポートパケットの間に前記NULLパケットを均等に挿入するステップを含む、請求項6に記載の伝送レート調整方法。
  8. 前記NULLパケットを均等に挿入するステップは、
    前記第1および第2のタイムスタンプの差分と前記入力システムクロックを分周したクロックで決まる伝送レートとに基づいて、伝送レート調整後の前記第1および第2のタイムスタンプの間のトランスポートパケットの数を計算して、該計算結果から挿入すべきNULLパケット数を計算するステップと、
    前記計算したNULLパケット数を前記計算したトランスポートパケットの数で割った演算結果が商と余りを含む場合に、前記商に対応する数のNULLパケットを前記バッファから読み出したトランスポートパケット毎に挿入し、さらに、前記余りに対応する数のNULLパケットを、前記NULLパケットを挿入した状態で均等に挿入するステップと、を含む、請求項7に記載の伝送レート調整方法。
  9. 前記NULLパケットを均等に挿入するステップは、
    前記第1および第2のタイムスタンプの差分と前記入力システムクロックを分周したクロックで決まる伝送レートとに基づいて、伝送レート調整後の前記第1および第2のタイムスタンプの間のトランスポートパケットの数を計算して、該計算結果から挿入すべきNULLパケットの数を算出するステップと、
    前記計算した挿入すべきNULLパケットの数を前記第1および第2のタイムスタンプ間に存在するトランスポートパケットの数で割った基準平均挿入間隔が小数である場合は、整数部の値を第1の挿入間隔とし、これに1を足した値を第2の挿入間隔として、NULLパケットを挿入した後のNULLパケットの平均挿入間隔と前記基準平均挿入間隔との大小関係に基づいて、前記第1および第2の挿入間隔を選択し、該選択した挿入間隔の値の数のトランスポートパケット毎に、NULLパケットを1個挿入するステップと、を含む、請求項7に記載の伝送レート調整方法。
  10. 前記バッファから読み出したトランスポートパケットの各パケット間に挿入されるNULLパケットの数の差が1個以内である、請求項7から9のいずれか1項に記載の伝送レート調整方法。
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