JP2000341684A - 信号受信装置および信号受信方法、映像信号再生装置および映像信号再生方法 - Google Patents

信号受信装置および信号受信方法、映像信号再生装置および映像信号再生方法

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JP2000341684A
JP2000341684A JP14788499A JP14788499A JP2000341684A JP 2000341684 A JP2000341684 A JP 2000341684A JP 14788499 A JP14788499 A JP 14788499A JP 14788499 A JP14788499 A JP 14788499A JP 2000341684 A JP2000341684 A JP 2000341684A
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pcr
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signal
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JP14788499A
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English (en)
Inventor
Koichi Shirakawa
浩一 白川
Kenji Tsunashima
健次 綱島
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信信号のジッタ補正のためにはバッファ回
路やPLL回路を新たに設けねばならず装置の回路規模
が増大していた。 【解決手段】 受信ビットストリームの1フィールド期
間におけるプログラムクロックリファレンス(PCR)
の相対位置を検出し、検出された相対位置に基づいてP
CRの補正値を算出する。その後、元のPCRに前記補
正値を加算し、補正されたPCRを生成する。その後、
この補正されたPCRを用いて受信装置のSTCカウン
タをセット、調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高能率符号化され
て伝送されたディジタル信号等を受信して、その情報を
再生するディジタル信号受信装置およびディジタル信号
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9はそれぞれ、ATSC Digi
tal Television Standard f
or HDTV (Sep.16,1995, Uni
tedStates Advanced Televi
sion SystemsCommittee)によ
る、従来の一般的なディジタル信号送信装置(図9
(a))、及びディジタル信号受信装置(図9(b))
の各ブロック図である。
【0003】(送信装置)図9(a)は従来のディジタ
ル信号送信装置を示すブロック図であり、図において、
101は映像信号、102は音声信号、11はビデオエ
ンコーダ、12はオーディオエンコーダ、13は送信側
のシステム基準時計となる送信側におけるシステムタイ
ムクロックカウンタ(System Time Clo
ck counter。以下、STCカウンタと称す)
である。
【0004】103は、後述する受信側におけるSTC
カウンタを送信側で意図した値にセット、校正させる為
に用いられる基準参照値であるプログラムクロックリフ
ァレンス信号(以下、PCRと称す)、14はTS(ト
ランスポートストリーム)のパケット化及びマルチプレ
クス(多重化)を行うTSパケット化及びマルチプレク
ス回路、115はマルチプレクス回路14より出力され
るトランスポートストリーム(TS)である。
【0005】15は、入力されたTS115を、後述す
るVSB変調方式に適したデータに配列する(データフ
レーミング)ための伝送データフレーム化回路、116
は伝送データフレーム化回路15より出力されるデータ
フレーム化信号、16はデータフレーム化信号116に
対して米国におけるディジタルテレビジョン方式(DT
V)に採用されたVSB(Vestigial Sid
eband)変調を行うためのVSB変調回路、104
は送信信号である。
【0006】(受信装置)図9(b)は従来のディジタ
ル信号送信装置を示すブロック図であり、図において、
105は受信信号、17はVSB復調回路、116はV
SB復調回路17より出力されるデータフレーム化信
号、18はバッファ、19はPLL回路、115はバッ
ファ18より出力されるTS、20はTS115をデパ
ケット化及びデマルチプレクスするTSデパケット化及
びデマルチプレクス回路、21はTSデパケット化及び
デマルチプレクス回路20のビデオに関わる出力をデコ
ードするビデオデコーダである。
【0007】22はTSデパケット化及びデマルチプレ
クス回路20のオーディオに関わる出力をデコードする
オーディオデコーダ、106はTSデパケット化及びデ
マルチプレクス回路20より出力されるPCR、23は
PCR106が入力される受信側におけるSTCカウン
タ、107はビデオデコーダ21より出力される映像信
号、108はオーディオデコーダ22より出力される音
声信号である。
【0008】(送信装置の動作)次に送信装置の動作に
ついて説明する。送信側の映像信号101、音声信号1
02は、それぞれビデオエンコーダ11、オーディオエ
ンコーダ12により符号化され、この符号化によって得
られた信号は、TSパケット化及びマルチプレクス回路
14によりTSパケット化され、映像TSパケット、音
声TSパケット(これらを総称してTSパケットと称す
る)として多重化される。
【0009】TSパケットは1パケット当たりのデータ
長が、固定長188バイトであり、各パケットのデータ
構成は、基本的に各パケットの先頭にある4バイトの長
さを有するパケットヘッダ、可変長のアダプテーション
フィールドおよび正味のデータ部であるペイロードから
成る。
【0010】ここで、上述のアダプテーションフィール
ドには、受信機側でのシステム基準時計である受信側S
TC(システムタイムクロック)カウンタ23を、送信
側で意図した値にセット、調整(校正)するために用い
られる情報であるPCR(プログラムクロックリファレ
ンス)103と呼ばれる基準参照値(データ)が挿入さ
れる。
【0011】その後、TS115は伝送データフレーム
化回路15によりその後のVSB変調(および伝送)に
適したフレーム構造にフレーミングされる。この際の伝
送データのフレーム構造を図10に示す。
【0012】図10を参照すると分かるように、1パケ
ット(188バイト)からパケットヘッダを取り除いた
部分(187バイト)当たり20バイトの誤り訂正符
号、及び受信する際の同期信号再生のためのセグメント
シンクを付加して1セグメント(208バイト)とす
る。
【0013】さらに312セグメント当たりに1セグメ
ント長のフィールドシンク信号を付加した伝送データフ
ォーマットである。
【0014】その後、伝送データフレーム化信号116
はVSB変調回路16でVSB変調され、送信信号10
4としてRF伝送される。
【0015】(受信装置の動作)次に、受信装置の動作
について説明する。伝送された信号は、図9(b)に示
したような構成を有する受信装置によって受信及び復調
される。受信された受信信号105は、VSB復調回路
17により復調され、データフレーム化信号116を出
力する。当該信号出力は、バッファ18およびPLL1
9にそれぞれ入力される。PLLではバッファ18の読
み出しクロックが生成される。
【0016】PLL回路19により生成された読み出し
クロックを用いて、バッファ18上に蓄えられたデータ
に対してフィールドシンク、誤り訂正符号等の不要部分
を取り除く等の操作を加え、TS115を再生する。
【0017】その後、TSデパケット化及びデマルチプ
レクス回路20により、TS115を構成しているTS
パケットがデパケットされデマルチプレクスされる。そ
の際、TSパケットに含まれていたPCR106を併せ
て抽出し、抽出したPCR106を受信装置側のSTC
カウンタ23に入力して、当該STCカウンタ23をセ
ット、調整(校正)する。
【0018】デマルチプレクスされた信号はそれぞれビ
デオデコーダ21、オーディオデコーダ22に入力され
て復号され、映像信号107、音声信号108を出力
(再生)する。
【0019】(受信側STCカウンタのセット、調整)
以下、上述した受信装置の動作における、受信されたP
CR106により受信側STCカウンタ23のセット、
調整(校正)される様子を、図を参照しながら詳細に説
明する。
【0020】図11において、106は受信されたPC
R、23は受信側のSTCカウンタ、31は比較器、3
2は低域通過フィルタ(LPF)、33は27MHzの
電圧制御発振器(VCO)である。
【0021】TSパケットより抽出されたPCR106
は、受信側のSTCカウンタ23にセットされる。ST
Cカウンタ23は、国際規格であるMPEG2により規
定されている27MHzのクロック周波数で動作してい
る。
【0022】また、TSパケットより抽出されたPCR
106は、比較器31において、受信側のSTCカウン
タ23から出力されるカウンタ値と比較され、その差分
値201がLPF32に入力されて、当該差分値201
の高周波成分が除去された後、低周波信号202とし
て、その動作周波数が27MHzであるVCO(27M
HzVCO)33に入力される。
【0023】VCO33は入力される低周波信号202
の値に応じて、出力するシステムクロック周波数を微妙
に調整し、TS量を送信側において意図されるものに適
合するようにシステムクロック周波数の時間軸上のずれ
量(ジッタ量)を調整(校正)する。そして、その調整
されたシステムクロック信号203により受信側STC
カウンタ23を動作させる。こうすることにより、受信
装置のシステムクロック周波数が、常に差分値201を
零とするように出力される(すなわち27MHzで動作
する)。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置において
は、上述したように、ディジタル信号の送受信が行われ
るが、送信側で符号化されたディジタル信号を伝送する
ためにRF変調する際、伝送データフレーム化回路15
により誤り訂正信号、フィールドシンク信号等が付加さ
れているため、受信側においてこのままのシンボルレー
トで受信した場合、受信側では、送信側で想定したタイ
ミングにPCRを受信/抽出することができない。
【0025】その為に、バッファや、PLL回路を新た
に設けることによって、TSパケットを送信側で意図し
たタイミングにより読み出すように構成するのである
が、これらのバッファやPLL回路を設けなければいけ
ないことが回路の増大化をもたらす一因となっていた。
【0026】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係わる信号
受信装置においては、受信信号をディジタル信号列に復
調するための復調部と、この復調部から出力されるディ
ジタル信号列より、当該信号列の復号に必要な基準クロ
ックを再生するための基準参照値を抽出するための基準
参照値抽出部と、復調部から出力されるディジタル信号
列より、当該信号列における基準位置と基準参照値の位
置との間の相対位置情報を検出するための相対位置検出
部と、この相対位置検出部から出力される相対位置情報
に基づいて基準参照値に対する補正量を出力する補正値
出力部と、基準参照値抽出部から抽出される基準参照値
と補正値出力部から出力される補正量とに基づいて新た
な基準参照値を生成するための基準参照値生成部と、こ
の基準参照値生成部から出力される新たな基準参照値に
基づいて基準クロックを生成する基準クロック生成部と
を備えるようにした。
【0027】第2の発明に係わる信号受信装置において
は、第1の発明に係わる信号受信装置において、補正値
出力部を相対位置情報に基づく演算によって補正値を求
めるように構成した。
【0028】第3の発明に係わる信号受信装置において
は、第1の発明に係わる信号受信装置において、補正値
出力部を相対位置情報に対応する補正値を記憶したメモ
リを含んで構成するようにした。
【0029】第4の発明に係わる信号受信装置において
は、第1の発明に係わる信号受信装置において、相対位
置検出部を、ディジタル信号列に含まれる1フィールド
期間を単位として、当該信号列における基準位置と基準
参照値の位置との間の相対位置情報を検出するように構
成した。
【0030】第5の発明に係わる信号受信装置において
は、第1の発明に係わる信号受信装置において、相対位
置検出部を、ディジタル信号列に含まれる1フィールド
期間を複数の期間に分割した各ゾーンについて基準参照
値の有無を判別し、この判別結果に基づいて、1フィー
ルド期間内の、ディジタル信号列における基準位置と基
準参照値の位置との間の相対位置情報を検出するように
構成した。
【0031】第6の発明に係わる映像信号再生装置にお
いては、第1乃至第5のいずれかの発明に係わる信号受
信装置を備えるようにした。
【0032】第7の発明に係わる信号受信方法において
は、受信信号をディジタル信号列に復調する第1のステ
ップと、この第1のステップを実行して得られるディジ
タル信号列より、当該信号列の復号に必要な基準クロッ
クを再生するための基準参照値を抽出する第2のステッ
プと、第1のステップを実行して得られるディジタル信
号列より、当該信号列における基準位置と基準参照値の
位置との間の相対位置情報を検出する第3のステップ
と、この第3のステップを実行して得られる相対位置情
報に基づいて基準参照値に対する補正量を出力する第4
のステップと、第2のステップを実行して得られる基準
参照値と第4のステップを実行して得られる補正量とに
基づいて新たな基準参照値を生成する第5のステップ
と、この第5のステップを実行して得られる新たな基準
参照値に基づいて基準クロックを生成する第6のステッ
プとを含むようにした。
【0033】第8の発明に係わる映像信号再生方法にお
いては、第7の発明に係わる信号受信方法において、請
求項6に記載の信号受信方法を含んで映像信号の再生を
行うようにした。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に説明する、この発明の実施
の形態である信号受信装置及び方法、映像信号再生装置
及び再生方法においては、ディジタル信号列における基
準位置と基準参照値の位置との間の相対位置情報に基づ
いて基準参照値に対する補正量を出力する補正値を出力
するようにし、基準参照値抽出部から抽出される基準参
照値と補正値出力部から出力される補正量とに基づいて
新たな基準参照値を生成して新たな基準参照値とし、こ
の基準参照値に基づいて基準クロックを生成する基準ク
ロック生成部とを備えることにより、従来TSパケット
を等間隔に読み出すために用いられるバッファや読み出
しクロックを生成するPLL回路等が不要となり、受信
装置を簡略化することができる。
【0035】また、補正値出力部を相対位置情報に対応
する補正値を記憶したメモリを含んで構成するようにし
て、受信側での演算回路を不要とすることができるた
め、受信装置をさらに簡略化することができる。
【0036】さらに、1フィールドを複数のゾーンに分
割し、これら分割したゾーンにおけるPCRの相対位置
を利用して、PCRのジッタ量を補正することにより、
PCR補正値を記憶しているメモリ容量を小さく構成す
ることができる、等の種々の形態を含むものである。
【0037】以下、この発明をその実施の形態を示す図
面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1であるデ
ィジタル信号受信装置を示すブロック図であり、24は
相対位置検出回路、25はPCR補正値算出回路、26
はPCR補正回路、23はSTCカウンタである。な
お、図9と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示
しており、説明を省略する。
【0038】図2は、本実施の形態1におけるPCRの
補正値の算出方法を説明するための説明図であり、1フ
ィールド期間における、送信側でのストリーム構成と受
信側でのストリーム構成を示している。
【0039】図3は、受信信号におけるPCRの受信タ
イミング、および送信側で意図した本来のPCRの受信
タイミングの時間軸上のずれ(ジッタ量)を説明するた
めの説明図であり、横軸に時間経過を縦軸に受信された
TS量をとったものであり、受信されたTS量の時間変
化を示している。本図においては、実線が実際に受信さ
れたTS量、点線が送信側で意図した受信側でのTS量
(本来受信されるべきTS量)を示している。
【0040】以下、本発明の実施の形態1であるディジ
タル信号受信装置の動作について説明する。図1におい
て、受信信号105は、受信信号をディジタル信号列に
復調するための復調部としてのVSB復調回路に入力さ
れ(受信信号をVSB復調するまでを第1ステップ)、
このVSB復調回路17により復調されたデータフレー
ム信号116(ディジタル信号列)は、このデータフレ
ーム信号116の復号に必要な基準クロック(STCカ
ウンタ23から出力されるクロック)を再生するための
基準参照値(PCR106)を抽出する(第2ステッ
プ)ための基準参照値抽出部としてのTSデパケット及
びデマルチプレクス回路20により、PCR106の抽
出と併せて、データフレーム信号116よりフィールド
シンク、誤り訂正符号等の不要なビットを取り除き、映
像信号、音声信号を、それぞれビデオデコーダ21、オ
ーディオデコーダ22の各デコーダに出力する。
【0041】また、データフレーム信号116は、この
データフレーム信号116より、このデータフレーム信
号116における基準位置と基準参照値(PCR10
6)の位置との間の相対位置情報を検出する相対位置検
出部としての相対位置検出回路24にも入力され、相対
位置検出回路24により、相対位置情報109の一例と
して、データフレーム信号116に含まれるPCRと当
該PCRが存在するフィールドのフィールドシンクとの
相対距離を検出する(ここにおける相対距離とは、図6
に示したように、データフレーム信号116に含まれる
PCRと、当該PCRが存在するフィールドのフィール
ドシンクとの間のバイト数である。第3ステップ)。
【0042】相対位置検出回路24により検出された相
対位置情報109より、補正量出力部としてのPCR補
正値算出回路25は演算を行い、PCR補正値110を
算出して出力する(第4ステップ)。
【0043】基準参照値生成部としてのPCR補正回路
26においては、TSデパケット及びデマルチプレクス
回路20により分離された補正前のPCR106に、P
CR補正値算出回路25より出力されるPCR補正値1
10を加算して、新たな基準参照値としての補正された
PCR111を生成する(第5ステップ)。
【0044】続いて、補正されたPCR111により、
基準クロック生成部としてのSTCカウンタ23をセッ
ト、調整(校正)する(第6ステップ)。このように、
セット、調整(校正)されたSTCカウンタ23からの
出力を基準として、ビデオデコーダ21、オーディオデ
コーダ22が動作し、TSデパケット及びデマルチプレ
クス回路20より出力されるデマルチプレクスされた信
号は、それぞれビデオデコーダ21、オーディオデコー
ダ22に入力されて復号され、映像信号107、音声信
号108を出力(再生)する。
【0045】以下、PCRの補正方法について詳細に説
明する。図2に示したように、送信側における、PCR
を挿入した状態のストリーム構成を実現するにあたり、
188バイトの容量を有する1つのTSパケットはビッ
トレート19.3Mbpsで生成される。
【0046】従って、このTSパケットを1フィールド
分(312パケット)伝送するのには、188(バイト
/パケット)*8(ビット/バイト)*312(パケッ
ト)/(19.3*106(ビット/sec))にて求
められる時間、すなわち24.2msecが必要であ
る。
【0047】この後に、フィールドシンク、誤り訂正符
号等(これらを総称してオーバーヘッドと称す場合もあ
る)を付加し、図10に示したフレーミング処理を施し
たビットストリームをVSB変調回路16を用いてVS
B変調を施した後、RF送信する。この際のビットレー
トは、21.524Mbpsであり、受信側においては
そのビットレートで受信される。なお、この受信された
ビットストリームを1フィールド分(313セグメン
ト)受信するのに、送信側と同じく24.2msecを
要する。
【0048】送信側におけるPCR挿入時のビットスト
リーム構造と、受信側の受信時におけるビットストリー
ム構造とは異なっており、さらに、送信側におけるPC
R挿入時のビットレートと、受信側の受信時におけるビ
ットレートとがそれぞれ異なっているために、送信側で
意図した受信側におけるPCRの到達時間と、受信側に
おける実際のPCRの到達時間とは異なっている。
【0049】このPCRの到達時間の異なっている様子
を説明するための説明図を図3に示す。図3を参照する
と理解できるように、フィールドの開始時点から、実際
にPCRが受信側に到達する時刻(図中、実線参照。P
CR(A)にあたる時刻。)と、送信側で意図した受信
側における到達時刻(図中、破線参照。PCR(B)に
あたる時刻。)とが異なっていることが分かる。
【0050】そのため、受信側でのSTCカウンタの更
新が送信側で意図したものと違うタイミングで行われて
しまい、ジッタが生じてしまう。その際に生じるジッタ
量は図2及び図3に示す関係となる。また、このジッタ
は、図10に示したフレーミング構成及び図3から理解
できるように、1フィールド単位毎に周期的に発生する
ものとなる。
【0051】上述したジッタ量について、図2を参照し
ながら説明する。受信側で受信されたビットストリーム
(図中、受信側でのストリーム構成参照。)において、
受信されたPCRの最終バイトと、当該PCRが存在す
るフィールドのフィールドシンク直後の最初のバイト
(これは、第一セグメントの最初のバイトの位置に一致
する)間の相対距離をnバイトとする(図中、nバイト
(相対距離)と表現)。なお、ここでは、簡単のため、
相対距離を相対位置情報として採用した場合について説
明するが、この相対距離とは相対位置情報の一例であ
り、例えば上述の相対距離に重み付けを行った値やある
定数を増減するようにした値を相対位置情報とすること
もできる(以下に述べる種々の実施の形態の説明におい
ても、同様である。)。
【0052】受信側におけるPCRが受信された時間
は、上述したように受信側でのビットレートが21.5
24Mbpsであり、1バイト=8ビットであることを
考慮すると、(n(バイト)*8(ビット/バイ
ト))/(21.524*106(bps)) [se
c]である。
【0053】これに対し、送信側で意図した受信側への
PCRの到達時間は、送信側においてPCRの挿入され
た時点のビットレートが19.3Mbpsであり、及び
送信側で1TSパケット(188バイト)に誤り訂正符
号等を付加して1セグメント(208バイト)としたこ
とを考慮すると(n(バイト)*(188(バイト)
/208(バイト))*8(ビット/バイト))/(1
9.3*106(bps)) [sec]である。従っ
て、生じるジッタ量はこの両者の差(−)を求める
ことにより得られる。
【0054】上述したジッタ量(−)を整理すると
次式(1)のようになる。ジッタ量[sec] =− =(n*(188/208)*8)/(19.3*106) −(n*8)/(21.524*106) …(1)
【0055】ここにおけるnは、上述したように、受信
ビットストリームのフィールドシンク直後の最初のバイ
トからPCRの最終バイトまでのバイト数、つまり1フ
ィールド単位における、フィールドシンクとPCRとの
相対距離である。
【0056】式(1)から、1フィールド単位におけ
る、フィールドシンクとPCRとの相対距離を検出する
ことによりジッタ量を算出することができる。式(1)
より求められるジッタ量は時間を単位としたものである
が、ここで注意すべきことは、データストリーム中から
抽出されるPCRは27MHzを動作周波数とするカウ
ンタの値であることである(国際規格のMPEG2によ
る)。
【0057】すなわち、式(1)によって求められる、
時間を単位とするジッタ量に27*106(Hz)をか
けた値がカウンタの値と等しくなるから、受信したPC
Rに求められたカウンタの値を補正値として加算すれ
ば、ジッタ量が軽減され、あるいは取り除かれたPC
R、つまり補正されたPCR111が得られることにな
る。
【0058】上述までの説明においては、相対位置検出
回路24により、フィールドシンク信号の直後の最初の
バイト(これは、第一セグメントの最初のバイトの位置
に一致する)の時点からPCRまでの相対距離を算出
し、その算出された結果である相対位置情報109に基
づき、PCR補正値算出回路25においてPCR補正値
110を算出する。
【0059】続いて、PCR補正回路26において、デ
ータフレーム化信号116から抽出された元のPCR1
06に、PCR補正値110を補正値として加算するこ
とにより、元のPCR106に対して補正を行い、補正
されたPCR111を生成する。
【0060】その後、この補正されたPCR111に基
づいてSTCカウンタ23をセット、調整(校正)する
ことによりジッタを取り除くことが可能となり、併せて
従来の装置のように、受信機にあるバッファ18やバッ
ファ読み出しのためのクロックを生成するためのPLL
回路19を削減することができる。
【0061】なお、本実施の形態の説明においては、理
解を容易にするため、1フィールド単位におけるPCR
の相対位置を求める際に、フィールドシンク直後のバイ
トをPCR補正値110に対応する値となる相対距離を
求める起点に選んだが、それ以外の時点を起点にするこ
とも考えられる。例えば、1フィールド分の中間にある
第157セグメントの最初のバイトを選んでも、上述し
た効果と同様の効果を得ることができる。
【0062】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2であるディジタル信号受信装置を示すブロック図
であり、27はPCR補正メモリである。それ以外につ
いては、図1と同一符号はそれぞれ同一又は相当部分を
示しているため説明を省略する。
【0063】以下では、簡単のために上述した実施の形
態1と異なる部分の動作を中心に図4を参照しながら説
明する。受信信号105が入力されたVSB復調回路1
7からの出力である受信ビットストリーム(データフレ
ーム化信号116)は、相対位置検出回路24に入力さ
れ、フィールドシンクの直後のバイトとPCRの最終バ
イトとの相対距離が検出される(図2参照)。
【0064】その後、相対位置情報109は、相対位置
情報とPCR補正値との関係を記憶したPCR補正値メ
モリ27に入力される。PCR補正値メモリ27には、
図7に示すような、相対位置情報に対応して与えられる
PCR補正値のデータテーブル(相対位置情報とPCR
補正値とが対になったテーブル)が記憶されている。
【0065】図7を参照すると分かるように、Xは、相
対位置情報109が1バイトあたりに与えられるべきP
CR補正値110の値(例えばクロック数)を表してい
る。
【0066】ここで、1フィールドは312セグメント
から構成され、1セグメントが208バイトで構成され
ることを考慮すると、相対位置情報109の採りうる値
の範囲は1バイト〜312*208バイトであり、それ
に対応するPCR補正値110の範囲はX〜312*2
08Xとなる。
【0067】PCR補正値メモリ27は、入力された相
対位置情報109に対応したPCR補正値110を、そ
のデータテーブルの値に基づいて出力する。そして、実
施の形態1において説明したのと同様に、PCR補正回
路26において、PCR補正値110を、TSデパケッ
ト及びデマルチプレクス回路20により抽出された元の
PCR106に加算し、補正されたPCR111を出力
する。
【0068】その後、実施の形態1において説明したの
と同様に、受信側におけるSTCカウンタ23は、前記
補正されたPCR111により、セット、調整(校正)
される。
【0069】なお、本実施の形態における、PCR補正
値メモリ27に記憶される、(PCRとフィールドシン
クとの間の)相対位置情報109とPCR補正値110
との関係は、実施の形態1に述べた式(1)により求め
ることができる。
【0070】そして、このように本実施の形態において
も、上述した実施の形態1におけるのと同様に、送信時
の、主にフィールドシンクや誤り訂正符号等のオーバー
ヘッドの存在等に起因して生じるPCRのジッタを補正
することができ、実施の形態1において採用した構成と
同様に、STCカウンタ23のジッタを軽減、あるいは
取り除くことができ、装置規模の縮小など、同様の効果
を得ることができると共に、実施の形態1において採用
した構成のうち、受信装置にあるPCR補正値算出回路
25を省略することもできる。
【0071】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3であるディジタル信号受信装置を示すブロック図
であり、28はゾーン相対位置検出回路、29はPCR
ゾーン補正値メモリ、30は演算器である。それ以外の
図1、図2と同一符号の構成についてはそれぞれ同一又
は相当部分を示しており、説明を省略する。
【0072】以下では、簡単のために上述した実施の形
態1または2と異なる部分の動作を中心に図5、図8を
参照しながら説明する。受信信号105が入力されたV
SB復調回路17からの出力である受信ビットストリー
ム(データフレーム化信号116)は、ゾーン相対位置
検出回路28に入力され、図8に概略的に示すように、
1フィールド期間(データ部における312セグメン
ト)を156セグメントごとに分割し、前半をゾーン
A、後半をゾーンBとして割り振る。
【0073】ゾーン相対位置検出回路28は、検出した
PCRがゾーンAあるいはゾーンBのいずれのゾーンに
属しているかを示すゾーン情報113を演算器30に、
当該ゾーンにおける先頭のバイト位置からPCRの最終
のバイト位置までの相対距離を示すゾーン相対位置情報
112をPCRゾーン補正値メモリ29にそれぞれ出力
する(図5参照)。
【0074】図8(a)には、PCRがゾーンAに存在
する場合の相対距離、図8(b)には、PCRがゾーン
Bに存在する場合の相対距離をそれぞれ概略的に示す。
実施の形態1の説明において説明した式(1)は、1フ
ィールド期間中のフィールドシンクと、当該フィールド
に存在するPCRとの相対距離n(バイト)を変数とす
る一次関数となっており、このことは相対距離nと求め
られるジッタ量とは比例関係にあることを示している。
【0075】式(1)の右辺をnについて整理し、nに
掛かる係数をY(式(1)に示される、ジッタ量[se
c]=n・YとするときのY(sec/バイト))は、
式(1)より、以下のようになる。 Y=(((188/208)*8)/(19.3*10
6))−(8/(21.524*106))
【0076】PCRがゾーンAに存在する場合、PC
Rと、当該PCRが存在するフィールドのフィールドシ
ンクとの相対距離は、ゾーンAの先頭バイトからPCR
との相対距離と同一であるから、ゾーンAの先頭バイト
からPCRとの相対距離をP(バイト)とすると、ジッ
タ量はP*Y(バイト)で求めることができる。
【0077】PCRがゾーンBに存在する場合、PC
Rと、当該PCRが存在するフィールドのフィールドシ
ンクとの相対距離は、ゾーンBの先頭バイトからPCR
との相対距離にゾーンAの長さを加えたものに等しい。
【0078】このゾーンAの長さ(バイト)について
は、この場合、ゾーンAとゾーンBのぞれぞれを156
セグメントによって構成しているのでゾーンAの長さは
156セグメントであり、1セグメントが208バイト
であることを考慮すると、156(セグメント)*20
8(バイト/セグメント)(バイト)である。
【0079】従って、ゾーンBの先頭バイトからPCR
との相対距離をQ(バイト)とすると、ジッタ量は、
(Q+(156*208))*Y (sec)で求めら
れる。なお、以上のおよびの2つの場合をまとめる
と、以下のようになる。
【0080】PCRの最終バイトと当該PCRが存在す
るゾーンの先頭バイトとの相対位置をMバイトとする
と、ジッタ量[sec]は式(2)のように表すことが
できる。
【0081】の場合のジッタ量 ジッタ量[sec]=M*Y の場合のジッタ量 ジッタ量[sec]=(M+(156*208))*Y …式(2) 但し、Y=(((188/208)*8)/(19.3
*106))−(8/(21.524*106)) (s
ec/バイト)
【0082】以上のように、1フィールド期間を複数の
ゾーンに分割し、PCRが存在するゾーンと、当該ゾー
ンの先頭バイトからの相対距離を求めることでPCRの
ジッタ量、すなわちPCR補正値を求めることができ
る。
【0083】さて、実施の形態2の説明中、受信装置の
PCR補正値メモリ27に記憶される、相対位置情報と
それに対応するPCR補正値との関係において、相対位
置情報が1〜312*208バイトまで変化することに
ついては、図7を参照して説明した。
【0084】一方、本実施の形態においては、1フィー
ルドをゾーンAおよびゾーンBの2つのゾーンに分割し
たために、PCRの最終バイトと、当該PCRが存在す
るゾーンの先頭バイトとの相対位置情報が変化する範囲
は、フィールドを2分割しない場合に比べて半分、即ち
1〜156*208バイトとなる。
【0085】従って、本実施の形態におけるPCRゾー
ン補正値メモリ29の容量は、ゾーン分割を行なわない
実施の形態2におけるPCR補正値メモリ27の容量に
比べて、そのメモリ容量を半分にすることができる。
【0086】演算器30は、PCRゾーン補正値メモリ
29からのPCRゾーン補正値情報114と、ゾーン相
対位置検出回路28からのゾーン情報113とに基づい
て、PCR補正値110を求める。なお、その場合のP
CR補正値110を求める計算は、式(2)による。
【0087】PCR補正回路26では、演算器30から
出力されるPCR補正値110と、データフレーム化信
号116から抽出された、元のPCR106とを加算す
ることによって補正されたPCR111を生成し、この
補正されたPCR111を用いて、実施の形態1、2に
おいて説明したのと同様に、STCカウンタ23をセッ
ト、調整(校正)する。
【0088】そして、このように本実施の形態において
も、上述した実施の形態1あるいは2におけるのと同様
に、送信時の、主にフィールドシンクや誤り訂正符号等
のオーバーヘッドの存在等に起因して生じるPCRのジ
ッタを補正することができ、実施の形態1あるいは2に
おいて採用した構成と同様に、STCカウンタ23のジ
ッタを軽減、あるいは取り除くことができ、装置規模の
縮小など、同様の効果を得ることができることに加え
て、実施の形態2において採用した構成のうち、受信装
置にあるPCRゾーン補正値メモリ29のメモリ容量
を、PCR補正値メモリ27に比して低減することがで
きる。
【0089】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0090】第1の発明に係わる信号受信装置において
は、受信信号をディジタル信号列に復調するための復調
部と、この復調部から出力されるディジタル信号列よ
り、当該信号列の復号に必要な基準クロックを再生する
ための基準参照値を抽出するための基準参照値抽出部
と、復調部から出力されるディジタル信号列より、当該
信号列における基準位置と基準参照値の位置との間の相
対位置情報を検出するための相対位置検出部と、この相
対位置検出部から出力される相対位置情報に基づいて基
準参照値に対する補正量を出力する補正値出力部と、基
準参照値抽出部から抽出される基準参照値と補正値出力
部から出力される補正量とに基づいて新たな基準参照値
を生成するための基準参照値生成部と、この基準参照値
生成部から出力される新たな基準参照値に基づいて基準
クロックを生成する基準クロック生成部とを備えるよう
にしたので、従来の装置において必要とされたバッファ
回路や読み出しクロック生成回路が不要となるため、構
成の簡略化を行うことができる。
【0091】第2の発明に係わる信号受信装置において
は、第1の発明に係わる信号受信装置において、補正値
出力部を相対位置情報に基づく演算によって補正値を求
めるように構成したので、第1の発明によって得られる
効果とともに、伝送方式に適合するように補正値を求め
ることが可能である。
【0092】第3の発明に係わる信号受信装置において
は、第1の発明に係わる信号受信装置において、補正値
出力部を相対位置情報に対応する補正値を記憶したメモ
リを含んで構成するようにしたので、装置の更なる簡略
化が可能である。
【0093】第4の発明に係わる信号受信装置において
は、第1の発明に係わる信号受信装置において、相対位
置検出部を、ディジタル信号列に含まれる1フィールド
期間を単位として、当該信号列における基準位置と基準
参照値の位置との間の相対位置情報を検出するように構
成したので、第1の発明によって得られる効果ととも
に、1フィールド期間で周期的にジッタが生じる特性に
合わせて装置を構成できる。
【0094】第5の発明に係わる信号受信装置において
は、第1の発明に係わる信号受信装置において、相対位
置検出部を、ディジタル信号列に含まれる1フィールド
期間を複数の期間に分割した各ゾーンについて基準参照
値の有無を判別し、この判別結果に基づいて、1フィー
ルド期間内の、ディジタル信号列における基準位置と基
準参照値の位置との間の相対位置情報を検出するように
構成したので、装置のより更なる簡略化が可能である。
【0095】第6の発明に係わる映像信号再生装置にお
いては、第1乃至第5のいずれかの発明に係わる信号受
信装置を備えるようにしたので、装置の簡略化が可能で
ある。
【0096】第7の発明に係わる信号受信方法において
は、受信信号をディジタル信号列に復調する第1のステ
ップと、この第1のステップを実行して得られるディジ
タル信号列より、当該信号列の復号に必要な基準クロッ
クを再生するための基準参照値を抽出する第2のステッ
プと、第1のステップを実行して得られるディジタル信
号列より、当該信号列における基準位置と基準参照値の
位置との間の相対位置情報を検出する第3のステップ
と、この第3のステップを実行して得られる相対位置情
報に基づいて基準参照値に対する補正量を出力する第4
のステップと、第2のステップを実行して得られる基準
参照値と第4のステップを実行して得られる補正量とに
基づいて新たな基準参照値を生成する第5のステップ
と、この第5のステップを実行して得られる新たな基準
参照値に基づいて基準クロックを生成する第6のステッ
プとを含むようにしたので、ジッタ補正のプロセスが簡
略化されるとともに、本方法を採用することによって装
置構成を簡略化することができる。
【0097】第8の発明に係わる映像信号再生方法にお
いては、第7の発明に係わる信号受信方法において、請
求項6に記載の信号受信方法を含んで映像信号の再生を
行うようにしたので、ジッタ補正のプロセスが簡略化さ
れるとともに、本方法を採用することによって装置構成
が簡略化された映像再生装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である信号受信装置
(ディジタル信号受信装置)のブロック図である。
【図2】 送信側でのストリーム構成と受信側でのスト
リーム構成を示すブロック図である。
【図3】 受信されたビットストリームのTS量の時間
変化を示したブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態2である信号受信装置
(ディジタル信号受信装置)のブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態3である信号受信装置
(ディジタル信号受信装置)のブロック図である。
【図6】 フィールドシンクとPCRの相対位置を説明
するためのブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態2である信号受信装置
(ディジタル信号受信装置)のPCR補正メモリに記憶
されたテーブルを説明するためのブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態3において、PCRが
ゾーンA或いはゾーンBに存在する場合の相対位置を説
明するためのブロック図である。
【図9】 従来の信号受信装置のブロック図である。
【図10】 伝送データフレーム構造を示すブロック図
である。
【図11】 受信されたPCRを用いてSTCカウンタ
をセット、調整する様子を説明するためのブロック図で
ある。
【符号の説明】
11 ビデオエンコーダ、12 オーディオエンコー
ダ、13 システムタイムクロック(STC)、14
TSパケット化及びマルチプレクス回路、15伝送デー
タフレーム化回路、16 VSB変調回路、17 VS
B復調回路、18 バッファ、19 PLL、20 T
Sデパケット化及びデマルチプレクス回路、21 ビデ
オデコーダ、22 オーディオデコーダ、23 ST
C、24相対位置検出回路、25 PCR補正値算出回
路、26 PCR補正回路、27PCR補正値メモリ、
28 ゾーン相対位置検出回路、29 PCRゾーン補
正値メモリ、30 演算器、31 比較器、32 LP
F、33 27MHzVCO、101 映像信号、10
2 音声信号、103 PCR、104 送信信号、1
05 受信信号、106 PCR、107 映像信号、
108 音声信号、109 相対位置情報、110 P
CR補正値、111 補正済PCR、112 ゾーン相
対位置情報、113 ゾーン情報、114 PCRゾー
ン補正値メモリ、115 トランスポートストリーム、
116 データフレーム化信号、201 差分値、20
2 低周波信号、203 システムクロック信号。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK06 KK15 LA05 RB02 RC03 RC32 RD05 RF05 SS02 TA00 TA60 TB05 TC37 TC38 TD05 UA05 UA09 UA38

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号をディジタル信号列に復調する
    ための復調部と、 該復調部から出力されるディジタル信号列より、当該信
    号列の復号に必要な基準クロックを再生するための基準
    参照値を抽出するための基準参照値抽出部と、 上記復調部から出力されるディジタル信号列より、当該
    信号列における基準位置と上記基準参照値の位置との間
    の相対位置情報を検出するための相対位置検出部と、 該相対位置検出部から出力される相対位置情報に基づい
    て上記基準参照値に対する補正量を出力する補正値出力
    部と、 上記基準参照値抽出部から抽出される基準参照値と上記
    補正値出力部から出力される補正量とに基づいて新たな
    基準参照値を生成するための基準参照値生成部と、 該基準参照値生成部から出力される新たな基準参照値に
    基づいて上記基準クロックを生成する基準クロック生成
    部とを備えることを特徴とする信号受信装置。
  2. 【請求項2】補正値出力部は、相対位置情報に基づく演
    算によって補正値を求めるように構成したことを特徴と
    する請求項1に記載の信号受信装置。
  3. 【請求項3】補正値出力部は、相対位置情報に対応する
    補正値を記憶したメモリを含んで構成されることを特徴
    とする請求項1に記載の信号受信装置。
  4. 【請求項4】相対位置検出部は、ディジタル信号列に含
    まれる1フィールド期間を単位として、当該信号列にお
    ける基準位置と上記基準参照値の位置との間の相対位置
    情報を検出するように構成したことを特徴とする請求項
    1に記載の信号受信装置。
  5. 【請求項5】相対位置検出部は、ディジタル信号列に含
    まれる1フィールド期間を複数の期間に分割した各ゾー
    ンについて基準参照値の有無を判別し、この判別結果に
    基づいて、上記1フィールド期間内の、上記ディジタル
    信号列における基準位置と上記基準参照値の位置との間
    の相対位置情報を検出するように構成したことを特徴と
    する請求項1に記載の信号受信装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載の信号受
    信装置を備えて映像信号の再生を行う映像信号再生装
    置。
  7. 【請求項7】 受信信号をディジタル信号列に復調する
    第1のステップと、 該第1のステップを実行して得られるディジタル信号列
    より、当該信号列の復号に必要な基準クロックを再生す
    るための基準参照値を抽出する第2のステップと、 上記第1のステップを実行して得られるディジタル信号
    列より、当該信号列における基準位置と上記基準参照値
    の位置との間の相対位置情報を検出する第3のステップ
    と、 該第3のステップを実行して得られる相対位置情報に基
    づいて上記基準参照値に対する補正量を出力する第4の
    ステップと、 上記第2のステップを実行して得られる基準参照値と上
    記第4のステップを実行して得られる補正量とに基づい
    て新たな基準参照値を生成する第5のステップと、 該第5のステップを実行して得られる新たな基準参照値
    に基づいて上記基準クロックを生成する第6のステップ
    とを含むことを特徴とする信号受信方法。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の信号受信方法を含んで映
    像信号の再生を行う映像信号再生方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100444634C (zh) * 2003-11-28 2008-12-17 株式会社东芝 再生装置以及再生方法
JP2013251865A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Panasonic Corp 通信装置およびクロック同期方法
WO2017082059A1 (ja) * 2015-11-10 2017-05-18 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

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