JP2000312192A - デジタル放送受信機 - Google Patents

デジタル放送受信機

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JP2000312192A
JP2000312192A JP11120425A JP12042599A JP2000312192A JP 2000312192 A JP2000312192 A JP 2000312192A JP 11120425 A JP11120425 A JP 11120425A JP 12042599 A JP12042599 A JP 12042599A JP 2000312192 A JP2000312192 A JP 2000312192A
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JP11120425A
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Norio Fujino
規夫 藤野
Toshiya Iwasaki
利哉 岩▲崎▼
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケット中のPCRの揺らぎによる悪影響を
除去して正常に映像等を再生できるデジタル放送受信機
を提供する。 【解決手段】 周期的なフレーム構造を有すると共に、
デジタル化された複数種類のデータ信号をパケット形式
で時分割多重し、且つパケット中に基準時計の校正情報
を多重されたデジタル信号を受信し、受信された多重信
号中から所定のデータ信号を抽出するデジタル放送受信
機において、前記受信信号のシンボルレートを基準に、
抽出された所定のデータ信号をフレーム構造に同期した
速度に変換して出力する速度変換手段530を備えてい

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送受信
機に関し、特に、デジタル化された複数種類のデータ信
号をパケット形式で時分割多重されたデジタル変調信号
を受信し、その受信信号の全データ信号から一種類のデ
ータ信号を抽出して利用する受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル化された複数種類の情報
をパケット形式で時分割多重し、且つパケット中に基準
時計の校正情報を伝送する方法の国際規格の一つとし
て、MPEG2システム規格(ISO/IEC1381
8−1)が知られている。このMPEG2システムのト
ランスポートストリームTSでは、PCR(プログラム
時刻基準参照値:Program Clock Reference)という基
準時計の校正情報を伝送している。
【0003】そして、受信機側ではトランスポートスト
リームTSを受信すると、そのトランスポートストリー
ムパケット(以下、「パケット」と称する)に多重され
ているPCRを用いて、送信側の時計と受信機内部の時
計の微妙なクロックの違いを校正し、受信機側において
送信側の時計を正確に再生している。これにより、例え
ば、送信側の時計を基準に同期が取られたテレビジョン
の映像と音声を、受信側でもこの同期関係を維持したま
まテレビジョンの映像と音声を復号することが可能とな
る。
【0004】また、最近では2000年から新たにサー
ビスが開始される衛星デジタル放送に関する研究が活発
化してきており、この衛星デジタル放送では、1フレー
ムが所定のパケット数から構成され、1若しくは複数の
パケット毎に1種類のデータ信号が多重伝送されること
となっており、1フレーム内に複数の番組のデータ信号
が多重されている。
【0005】そして、受信側では、受信信号から見たい
番組のデータ信号を抽出し、その抽出データ信号を1フ
レームの伝送時間に同期させた速度に変換し、その変換
後の抽出データ信号のパケット中のPCRを用いて送信
側の時計を再生させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】受信側から出力される
抽出データ信号は送受側を含めたPCRの精度を保つ必
要があり、受信側では極力誤差が小さくなるようにする
ことが望ましい。このため、この速度変換処理により出
力される抽出データ信号の出力間隔にバラツキが発生す
ると、受信したPCRから再生される符号化側のクロッ
ク(SystemTime Clock、以下STCと略記する)が揺ら
ぐこととなり、復号した映像データを表示する際に正し
い色調の再生ができないと言う虞れがあった。そこで、
本発明は斯かる問題を解決するためになされたものであ
り、その目的は、1フレーム内の所定パケット数で構成
される所望番組のデータ信号を抽出し、その抽出データ
信号を送信側の1フレームの伝送時間と同期するように
速度変換する際に、抽出データ信号の出力間隔のバラツ
キを抑制し、速度変換後の抽出データ信号のパケット中
のPCRの揺らぎによる悪影響を軽減して正常に映像等
を再生できるデジタル放送受信機を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、周期的なフレ
ーム構造を有すると共に、デジタル化された複数種類の
データ信号をパケット形式で時分割多重し、且つパケッ
ト中に基準時計の校正情報を多重されたデジタル信号を
受信し、受信された多重信号中から所定のデータ信号を
抽出するデジタル放送受信機において、前記受信信号の
シンボルレートを基準に、抽出された所定のデータ信号
をフレーム構造に同期した速度に変換して出力する速度
変換手段を備えていることを特徴とする。
【0008】この構成を用いることにより、抽出データ
信号の出力間隔のバラツキが抑制され、速度変換後の抽
出データ信号のパケット中のPCRの揺らぎを極力低減
させることができる。
【0009】そして具体的には、前記受信信号は、1フ
レームが所定のパケット数から構成され、1若しくは複
数のパケット毎に1種類のデータ信号が多重伝送される
デジタル変調信号であって、前記受信信号を復調し、該
復調データ中から1フレーム内の所定のデータ信号を抽
出する抽出手段と、1フレームを構成する伝送データ数
に対する、前記抽出手段により抽出された抽出パケット
のデータ数の割合に基づいて、1フレームの伝送時間に
同期するように、前記抽出データ信号の1バイト出力間
隔を算出する算出手段と、前記受信信号のシンボルレー
トを基準に、前記算出手段により算出された前記1バイ
ト出力間隔に応じた速度に変換して前記抽出データ信号
のバイト出力を行う速度変換手段と、を備えている。こ
の構成により、速度変換によるバイト出力間隔のジッタ
を低減させることができる。
【0010】また、前記受信信号は、伝送される1フレ
ーム内のデータ信号に対するバイトクロック周期が、シ
ンボルクロック周期より長い構成となっている。この構
成により、バイトクロックの間引きによる速度変換処理
に比べて出力間隔のジッタが低減される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した実施の形
態の衛星デジタル放送受信機について説明する。図1
は、本発明の実施の形態における衛星デジタル放送受信
機において受信される1フレーム分のデジタルデータの
構成を示す図であり、図2は、本発明の実施の形態にお
ける衛星デジタル放送受信機の主要部の概略構成を示す
ブロック図である。
【0012】先ず、図1を用いて衛星デジタル放送受信
機で受信するデジタルデータの概要について説明する。
【0013】図1を参照して、デジタルデータは、1フ
レームに39936シンボルを含む。ここで、シンボル
とは、シンボルレート(28.86MHz)の1クロッ
クに同期して受信される信号をいう。1フレームの先頭
部分は、TMCC信号(伝送多重制御信号)と同期ワー
ド信号(同期語信号)などで構成される同期信号部分で
ある。TMCC信号は、スロット制御や伝送方式に関す
る制御情報を伝送する。同期ワード信号のシンボル数
(信号点数)は、合計40シンボルである。同期信号部
分の総シンボル数は、192であり、BPSK変調信号
として伝送される。また、BPSK変調信号は1シンボ
ルで1ビットのデータを伝送できるため、この同期信号
部分では192ビットのデータが伝送されることにな
る。尚、QPSK変調信号では1シンボルで2ビットの
データが伝送可能であり、TC8PSK変調信号では1
シンボルで3ビットのデータが伝送可能である。
【0014】ここで、送信側から伝送されてくるデジタ
ルデータは、送信側から複数フレームを周期単位として
信号処理されて伝送されてきたデジタル変調信号であっ
て、具体的には、8伝送フレームを1単位としている
(以下、この1単位をスーパーフレームと略記する)。
そして、同期ワード信号は、TMCC信号(128ビッ
トで構成されている)の前後に付加されており、スーパ
ーフレームの各フレームのTMCC信号の前に、伝送フ
レーム同期用の第1同期語(32ビットのうち後の20
ビットで表されている)が配置されている。また、スー
パーフレームの第1フレームのTMCC信号の後にのみ
配置されているのが、スーパーフレームの先頭フレーム
識別用の第2同期語(32ビットのうち後の20ビット
で表されている)である。尚、スーパーフレームの第2
フレームから第8フレームのTMCC信号の後には第3
同期語(32ビットのうち後の20ビットで表されてい
る)が配置されており、第3同期語は第2同期語の全ビ
ットを反転させた関係となっている。そして、TMCC
信号および同期ワード信号に続いて、データ(映像部
分、音声部分等)信号と、キャリアロック用バースト信
号とが交互に配置される。各データのシンボル数は、2
03であり、各キャリアロック用バースト信号のシンボ
ル数は、4シンボルである。キャリアロック用バースト
信号は、BPSK変調信号である。
【0015】データのそれぞれは、各種の変調方式で変
調されている。周波数引込み後、同期語を検出し、フレ
ーム同期を取ってからTMCC信号部の内容を復号する
ことにより、どのような変調方式のデータがどのような
順番で送られているかが認識される。変調方式として
は、TC8PSK、QPSK、BPSKが挙げられる。
【0016】なお、変調方式の順番は、同一フレーム内
では、「TMCC信号+同期ワード信号」部分(以下、
同期信号部分と総称する)に続いて、位相数の多い変調
方式の順番(たとえば、8PSK→QPSK→BPS
K)とする。これらシンボル単位で伝送されるデータを
バイト単位で構成し、データ203バイトを1セットと
して、その先頭部分に1セットの先頭を識別するために
ある特定の1バイトの情報が付加された204バイト
を、1スロットと呼ぶ。さらに、上記1スロットは送信
側において188バイトからなるMPEG2システムの
トランスポートストリームパケットのディジタルデータ
に外符号(リードソロモン誤り訂正)パリティ(16バ
イト)を加えた204バイトに対応している。また、上
記図1に示すデジタルデータの1フレーム分は48スロ
ットで構成されており、204バイト周期(スロット周
期)をTSおよび変調方式の選択単位として伝送されて
いる。各スロットの先頭バイトが上記したTMCC信号
と同期ワード信号に対応している。上記図1に示すキャ
リアロック用バースト信号の1フレーム分は192バイ
トとなり、1スロット辺りに換算すると4バイトとな
る。以上のことから、1フレームは、1スロットに4バ
イトのキャリアロック用バースト信号が付加された20
8バイトが、48個並べられたものと考えることも可能
である。
【0017】そして、1フレーム内には複数番組に対応
するデータ信号がスロット単位で多重されており、1ス
ーパーフレーム内ではスロット単位の内容が同一となっ
ている。従って、例えば3種類の番組情報が時分割多重
されている場合には、A番組に対応したデータ信号が第
1スロット〜第8スロットに、B番組に対応したデータ
信号が第9スロット〜第30スロットに、C番組に対応
したデータ信号が第31スロット〜第48スロットに時
分割多重され伝送されることになる。なお、本実施例で
は1フレームに多重される番組数を最大8番組としてい
る。
【0018】次に、本発明の実施の形態における衛星デ
ジタル放送受信機1000の主要部の構成について図2
を用いて説明する。
【0019】図2に示す衛星デジタル放送受信機100
0は、チューナ100、同期捕捉回路200、同期ワー
ド検出回路300、復号処理回路400、抽出処理回路
500およびタイミングクロック発生回路600を含
む。
【0020】チューナ100は、図1に示すデジタルデ
ータを受信する。同期捕捉回路200は、チューナ10
0の出力する信号に対して、同期信号部分の変調方式で
あるBPSK変調信号部分を用いて同期捕捉を行なう。
【0021】同期ワード検出回路300は、同期捕捉回
路200の出力を受け、スーパーフレームの先頭フレー
ムの同期信号部分に含まれる第1同期語および第2同期
語を検出すると共に、その絶対位相を検出する。同期ワ
ード検出回路300は、検出結果として、上記同期ワー
ド信号が定期的に検出されたか否かを示す周波数引込み
確認信号SGを出力する。たとえば、周波数引込み確認
信号SGは、上記同期ワード信号が定期的に検出された
場合は、「1」、その他の場合は、「0」に設定され
る。
【0022】また、同期ワード検出回路300は、検出
された上記同期ワード信号の絶対位相に基づいてコンス
タレーション平面における位相誤差を除去するための位
相回転量信号を同期捕捉回路200に出力している。
【0023】さらに、同期ワード検出回路300は、上
記同期ワード信号が定期的に検出された場合には、上記
同期ワード信号から実際のBPSK変調信号の位置を検
出して、正確なBPSKゲート信号G0(BPSK変調
信号の位置を示す信号)を出力する。たとえば、BPS
Kゲート信号G0は、BPSK変調信号については
「1」、その他の部分については「0」に設定される。
【0024】具体的には、“1”シンボル領域及び
“0”シンボル領域が、コンスタレーション平面におい
て略45度の位相範囲を有するように位相空間を分割し
たコンスタレーション、即ち図3に示すように、原点を
中心としてコンスタレーションを8つの位相空間に分割
した8相コンスタレーションに基づいて、いずれの領域
(A領域〜D領域)に同期信号部分の“1”シンボル及
び“0”シンボルが位置しているかによって、スーパー
フレームの先頭フレームの同期信号部分に含まれる第1
同期語及び第2同期語と、その絶対位相を検出してい
る。これにより、スーパーフレームの先頭フレームの同
期信号部分が検出されることになる。
【0025】ここで、A領域のそれぞれは、原点を中心
とした対角に位置し、I軸を含む。C領域のそれぞれ
は、原点を中心とした対角に位置し、Q軸を含む。原点
を中心とした対角に位置する領域であって、A領域とC
領域との間に位置する領域を、B領域、D領域とそれぞ
れ称する。そして、図中記号a1およびa2は、A領域
における“1”シンボル及び“0”シンボルの基準点
を、b1およびb2は、B領域における前記基準点を、
c1およびc2は、C領域における前記基準点を、d1
およびd2は、D領域における前記基準点をそれぞれ表
わす。尚、各領域の2つの基準点のいずれが、“1”シ
ンボル又は“0”シンボルの位置になるかによってそれ
ぞれ2通りの状態が発生することになる。
【0026】コンスタレーション平面上で考えると、1
クロック同期してI軸の値(I信号)およびQ軸の値
(Q信号)がそれぞれ1つ決まり、これが1シンボルに
なる。クロックに同期して、次々とコンスタレーション
平面上でシンボルが決定される。
【0027】復号処理回路400は、TMCC信号部分
を復号検出する処理や、受信した信号に対する誤り訂正
処理等を行なう。
【0028】抽出処理回路500は、復号処理回路40
0により復号されたTMCC信号部分に基づいて、使用
者が指定する番組情報が、各フレーム内のどのスロット
に多重されているか判断し、その対応するスロットのデ
ータ信号部分を抽出し、更に、1フレーム中からの抽出
データ信号が、1フレームの受信時間に同期するよう
に、その抽出データ信号の1バイトの出力間隔速度に変
換してバイト出力を行わせ、その出力を用いて、図示し
ない後段の信号処理回路においてに抽出データ信号のパ
ケット中のPCRを用いて送信側の時計を再生させ、テ
レビジョンの映像と音声データを出力している。
【0029】タイミングクロック発生回路600は、シ
ンボルレートのシンボルクロックfs(fs=28.8
6MHz)を発生すると共に、1フレーム内の全スロッ
トのデータ信号を1バイト単位で出力する際のバイトク
ロックfb(=fs/4)を発生している。同期捕捉回
路100および同期ワード検出回路300は、シンボル
クロックfsの2倍のクロック2fsに同期して動作し
ている。
【0030】次に、図2に示す抽出処理回路500の構
成の一例について、図4を用いて説明する。図4は、本
発明の実施の形態における抽出処理回路500の構成の
一例を示すブロック図である。
【0031】図4において、抽出処理回路500は、T
S抽出回路510、バイト出力間隔算出回路520、バ
イト出力速度変換回路530、及びRAM540などを
含む。
【0032】TS抽出回路510は、復号処理回路40
0からの出力が入力され、使用者が選択した番組情報に
対応する各フレーム内のスロットを復号したTMCC信
号に基づいて選択し、その選択スロットの復調データを
RAM540に順次格納させている。そして、TS抽出
回路510において、選択した1フレーム内のスロット
に関する選択情報がバイト出力間隔算出回路520に入
力されている。そして、TS抽出回路510は、受信信
号の復調データ中から1フレーム内の所定のデータ信号
を抽出する上記抽出手段を構成している。
【0033】バイト出力間隔算出回路520は、上記算
出手段を構成しており、TS抽出回路510からの選択
情報に基づいて、1フレーム内で有効となるTS数、即
ち選択スロット数に基づいて、1フレームの伝送時間に
同期するように、RAM540に格納させた選択スロッ
トの抽出データ信号をバイト出力させる際の出力間隔を
算出し、その算出結果をバイト出力速度変換回路530
に出力している。具体的には、復調データは上記したよ
うにそのフレーム構造が、1スロット204バイトとキ
ャリアロック用バースト信号4バイトが48個で構成さ
れているので、例えば、選択スロット数が22スロット
である場合には、1フレームを構成する伝送データ数
(=48スロット×208バイト=9984バイト)に
対する、選択スロットの抽出データ信号のデータ数(=
22スロット×204バイト=4488バイト)の割合
(=フレーム内全データ数/(有効スロット数*20
4))が、約2.2246となる。
【0034】従って、1フレームを構成する伝送データ
数をバイト出力する場合のバイトクロックfbの周期の
2.2246倍の出力間隔で選択スロットの抽出データ
信号をバイト出力することにより、抽出データ信号の出
力時間を1フレームの伝送時間に同期させることができ
る。
【0035】バイト出力速度変換回路530は、上記速
度変換手段を構成しており、バイト出力間隔算出回路5
20からの算出バイト出力間隔データと、タイミングク
ロック発生回路600からのシンボルクロックfs及び
バイトクロックfbが入力され、シンボルレートを基準
に算出バイト出力間隔に応じた速度に変換して、その変
換後の速度でRAM540に格納されている抽出データ
信号をバイト出力している。
【0036】具体的には、バイト出力速度変換回路53
0には、バイト出力間隔算出回路520からの算出バイ
ト出力間隔データと、タイミングクロック発生回路60
0からのシンボルクロックfs及びバイトクロックfb
が入力され、バイトクロックfbに同期してRAM54
0に格納されている抽出データ信号の1バイト分のデー
タ信号を読み込んでいる。この場合、例えば、上記した
ように算出バイト出力間隔データ=2.2246の場合
には、先ず、最初の1バイト分のデータ信号を読み込
み、次のバイトクロックタイミングでは次のデータ信号
の読み込みを行わず、その次のバイトクロックタイミン
グで次のデータ信号の読み込みを行っている。即ち、バ
イト出力速度変換回路530では、算出バイト出力間隔
データを順次加算し、その加算値の整数値I(0,2,
4,6,8,11,13,15,…)のバイトクロックタイミン
グで、RAM540にアクセスして抽出データ信号の1
バイト分のデータ信号を順次読み込んでいる。
【0037】そして、バイト出力速度変換回路530
は、RAM540から読み込んだ抽出データ信号の1バ
イト分のデータ信号に対して、上記加算値の少数値d
(0,0.2246,0.4492,0.6738,0.8984,0.1230,0.347
6,0.5722…)に応じた遅延を、シンボルクロックfs
を基準に行わせて出力している。即ち、抽出データ信号
の1バイト分のデータ信号を読み込むバイトクロックタ
イミングに対して、少数値dが0≦d<0.25の場合には
0、0.25≦d<0.5の場合には1シンボルクロック、0.5
≦d<0.75の場合には2シンボルクロック、0.75≦d<
1の場合には3シンボルクロック分だけ遅延させたタイ
ミングでバイト出力している(図5参照)。
【0038】図5に示されるように、上記加算値の整数
値Iに対応したバイトクロックタイミングで、RAM5
40にアクセスして抽出データ信号の1バイト分のデー
タ信号を順次読み込んでいるが(図5(c)参照)、この
読み込みタイミングでバイト出力を行うと、最大1バイ
トクロック周期のジッタが発生することになる。これに
対して、上記加算値の少数値dに対応させたシンボルク
ロックによる遅延を行わせてバイト出力を行うことによ
り(図5(e)参照)、バイト出力のジッタが小さくなっ
ていることが分かる。
【0039】この様に、上記加算値の整数値Iのみを考
慮して、バイトクロックの間引き処理により、抽出デー
タ信号のバイト出力間隔を決定する速度変換処理では、
最大1バイトクロック周期のジッタが発生するのに対し
て、上記加算値の少数値dを考慮したシンボルクロック
による遅延をさらに行うことにより、最大1シンボルク
ロック周期(バイトクロック周期/4)のジッタに低下
することができる。
【0040】ここで、バイト出力速度変換回路530の
RAM540とのアクセスのタイミング生成を簡略にす
るため、バイトクロック周期の整数倍のタイミングで変
化させるようにしている。これにより、RAM540と
して記憶領域を複数に分割し、TS抽出回路510によ
るRAM540への書き込み作業と、バイト出力速度変
換回路530によるRAM540への読み込み作業を交
互に行わせるのが容易となる。但し、この場合には、バ
イトクロックfbの2倍のクロックでアクセスすること
になる。
【0041】上記実施の形態の説明は、本発明を説明す
るためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を
限定し、或いは範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許
請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能で
ある。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、1フレー
ム内の所定パケット数で構成される所望番組のデータ信
号を抽出し、その抽出データ信号を送信側の1フレーム
の伝送時間と同期するように速度変換する際に、抽出デ
ータ信号の出力間隔のバラツキを抑制することができ
る。
【0043】従って、速度変換後の抽出データ信号のパ
ケット中のPCRの揺らぎによる悪影響を軽減して正常
に映像等を再生できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における衛星デジタル放送
受信機において受信される1フレーム分のデジタルデー
タの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態における衛星デジタル放送
受信機1000の主要部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態における同期ワード検出回
路510の内容を説明するための、コンスタレーション
平面における位相分割したシンボル領域を示す概念図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態における抽出処理回路50
0の構成の一例を示すブロック図である。
【図5】図4に示す抽出処理回路500における速度変
換処理の内容を説明する説明図である。
【符号の説明】
100 チューナ 200 同期捕捉回路(同期捕捉手段) 300 同期ワード検出回路(同期ワード検出手段) 400 復号処理回路 500 抽出処理回路 510 TS抽出回路(抽出手段) 520 バイト出力間隔算出回路(算出手段) 530 バイト出力速度変換回路(速度変換手段) 540 RAM 600 タイミングクロック発生回路 1000 衛星デジタル放送受信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K004 AA01 BA01 5K028 FF11 KK03 KK32 NN01 RR03 SS11 5K047 AA06 CC02 CC08 HH01 MM12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期的なフレーム構造を有すると共に、
    デジタル化された複数種類のデータ信号をパケット形式
    で時分割多重し、且つパケット中に基準時計の校正情報
    を多重されたデジタル信号を受信し、受信された多重信
    号中から所定のデータ信号を抽出するデジタル放送受信
    機において、 前記受信信号のシンボルレートを基準に、抽出された所
    定のデータ信号をフレーム構造に同期した速度に変換し
    て出力する速度変換手段を備えていることを特徴とする
    デジタル放送受信機。
  2. 【請求項2】 前記受信信号は、1フレームが所定のパ
    ケット数から構成され、1若しくは複数のパケット毎に
    1種類のデータ信号が多重伝送されるデジタル変調信号
    であって、 前記受信信号を復調し、該復調データ中から1フレーム
    内の所定のデータ信号を抽出する抽出手段と、 1フレームを構成する伝送データ数に対する、前記抽出
    手段により抽出された抽出パケットのデータ数の割合に
    基づいて、1フレームの伝送時間に同期するように、前
    記抽出データ信号の1バイト出力間隔を算出する算出手
    段と、 前記受信信号のシンボルレートを基準に、前記算出手段
    により算出された前記1バイト出力間隔に応じた速度に
    変換して前記抽出データ信号のバイト出力を行う速度変
    換手段と、を備えていることを特徴とする請求項1記載
    のデジタル放送受信機。
  3. 【請求項3】 前記受信信号は、伝送される1フレーム
    内のデータ信号に対するバイトクロック周期が、シンボ
    ルクロック周期より長いことを特徴とする請求項2に記
    載のデジタル放送受信機。
JP11120425A 1999-04-27 1999-04-27 デジタル放送受信機 Pending JP2000312192A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005221331A (ja) * 2004-02-04 2005-08-18 Fujitsu Ltd Gps受信機
JP2010136010A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Yamaha Corp オーディオ信号伝送システム
JP2013223204A (ja) * 2012-04-19 2013-10-28 Icom Inc アナログ信号再生装置およびアナログ信号再生方法

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