JP2002374220A - ストリーム送受信システム、ストリーム送信装置および受信装置 - Google Patents

ストリーム送受信システム、ストリーム送信装置および受信装置

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JP2002374220A
JP2002374220A JP2001180560A JP2001180560A JP2002374220A JP 2002374220 A JP2002374220 A JP 2002374220A JP 2001180560 A JP2001180560 A JP 2001180560A JP 2001180560 A JP2001180560 A JP 2001180560A JP 2002374220 A JP2002374220 A JP 2002374220A
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JP2001180560A
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English (en)
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Takayuki Onishi
隆之 大西
Jiro Naganuma
次郎 長沼
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多重化ストリームをパケットないしセル化して
ディジタル伝送網経由で伝送する送受信システムにおい
て、遅延揺らぎによる時刻基準参照値の揺らぎを補正し
て復号装置に供給する装置を、小さな装置規模で実現す
る。 【解決手段】送信装置2の多重化ストリーム送信部20
1の他に、付加情報重畳部202を設けるとともに、受
信装置4の多重化ストリーム受信部401の他に、時刻
基準参照値補正部402を設ける。送信装置2および受
信装置4が共通のクロックを受けて計時装置を駆動し、
送信装置2では多重ストリームに含まれる時刻基準参照
値に、計時装置の時刻を付加情報として伝送し、また受
信装置4では付加情報が示す時刻と自己の計時装置の時
刻との差分値を基に、時刻基準参照値を書き換えること
により、復号装置5への多重化ストリーム入力に含まれ
る時刻基準参照値の揺らぎをなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像や音声、あ
るいはその他のディジタル信号が、例えばMPEG(M
oving Picture Experts Gro
up)方式に従って符号化および多重化された時系列デ
ータを、ディジタルネットワークなどの伝送路を介して
伝送するストリーム送受信システムに関し、特に遅延揺
らぎに起因する復号画像の色ずれや歪の問題を防止でき
るストリーム送受信システム、ストリーム送信装置およ
び受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、メディア信号の組合せ、例え
ば1つのテレビジョン番組を構成する動画像や音声、そ
の他のディジタル信号について、これらを多重化して1
本の多重化ストリームとし、ディジタル衛星放送やAT
M・IPネットワークなどのディジタル伝送媒体を介し
て伝送するシステムが存在している。例えば、MPEG
−2符号化されたビデオやオーディオ、その他の信号を
多重化するために、188バイトの固定長パケットを使
用するトランスポートストリームがISO/IEC13
818−1に規定されている。
【0003】図12は、従来の多重化ストリーム伝送シ
ステムのブロック図である。伝送システムでは、符号化
装置1で多重化されたストリームが送信装置2において
パケットセルとしてディジタル伝送網3に送出され、伝
送網3を経由して受信装置4で受信された後、復号装置
5で復号される。符号化装置1において、映像や音声、
その他の付加情報信号は、対応するエンコーダ101〜
103により圧縮および符号化される。次に、多重化器
104は、これらのエレメンタリーストリーム(メディ
ア別のストリーム)をパケット化して多重し、1本の多
重化ストリームとして出力する。
【0004】このとき、各メディアを同期させるための
時刻情報として、オシレータ105によって駆動される
クロックカウンタ106の値を使用する。すなわち、ク
ロックカウンタ106の現在の値を時刻基準参照値とし
て多重化ストリームに埋め込むとともに、各メディアの
復号開始時刻および提示時刻を記したタイムスタンプを
付加する。符号化装置1から多重化ストリームを受け取
った送信装置2は、これをパケットないしセルのペイロ
ードに格納し、ディジタル伝送網3を介して受信装置4
へ伝送する。受信装置4は、受信したパケットないしセ
ルのペイロードから多重化ストリームを取り出し、復号
装置5へ供給する。復号装置5は、多重化ストリームを
受け取り、分離器504で各メディア別のエレメンタリ
ーストリームに分離して、対応するデコーダ501〜5
03に供給する。さらに、分離器504は、多重化スト
リームに埋め込まれた時刻基準参照値が到着した瞬間
に、当該時刻基準参照値を基準時刻再生器507に供給
する。
【0005】図13は、図12における基準時刻再生器
の動作説明図である。基準時刻再生器507は、分離器
504から供給された時刻基準参照値と自己クロックカ
ウンタ506との差分、つまり誤差を演算して、急激な
周波数変動を防ぐための低域通過フィルタ508を通じ
てD/A変換器509でアナログ電圧信号に変換し、V
CO505へ当該電圧信号を供給する。VCO505
は、印加される電圧によって発振周波数を制御できる電
圧制御発振器であり、自己のクロックカウンタ506が
時刻基準参照値に比べて遅れ気味の場合には発振周波数
を上昇させる方向に、また進み気味の場合には発振周波
数を減少させる方向に、それぞれ制御される。このよう
にして、復号装置5のクロックカウンタ506には符号
化装置1のクロックカウンタ106と同一の時刻が再生
される。このような時刻再生機構を、一般的にPLL
(Phase Locked Loop)と呼ぶ。
【0006】ISO/IEC13818−1で規定され
ているMPEG−2トランスポートストリームでは、時
刻基準参照値をPCR(Program Clock
Reference)としてトランスポートストリーム
パケット(以下、TSパケットと呼称する)に付加す
る。PCRは42ビット、時間解像度27MHzの値
で、100ミリ秒以内の間隔で送信することが規定され
ている。TSパケットは、符号情報をメディア別に収め
た188バイト固定長のパケットである。PCRの付加
に際しては、PCR専用のTSパケットを用意するか、
あるいはビデオなどのTSパケットにPCRを付加して
送信される。当該TSパケットにPCR情報が含まれる
判断基準は、次の4項目である。
【0007】すなわち、(1)当該TSパケットのPID
(パケットID)が、PCRを付加することを事前に示
し合わせたPIDであること、(2)アダプテーションフ
ィールド制御(2ビット)の上位1ビットが‘1’であ
ること、(3)アダプテーションフィールド長の値が1以
上であること、(4)PCRフラグが‘1’であること、
以上の条件を満たしているTSパケットに、PCRが含
まれる。
【0008】図14は、TSパケット中の各フィールド
の位置を示す図である。図14に示すように、TSパケ
ットに付加されたPCRは、同期バイト、PIDビッ
ト、アダプテーションフィールド制御ビット、アダプテ
ーションフィールド長、PCRフラグ、PCR(42+
6ビット)、ペイロードから構成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、MPE
G−2に代表される多重化ストリームの符号化・復号シ
ステムにおいては、図12の符号化装置1と復号装置5
の時刻を同期させる手法が用意されている。しかしなが
ら、この同期手法を有効に動作させるためには、符号化
装置1から復号装置5までの伝送遅延が常に一定である
ことが必要である。言い換えると、符号化装置1から出
力される多重化ストリームは、そのままの時刻間隔を保
って復号装置5に入力されることが必要である。例え
ば、ISO/IEC13818−1では、PCRの伝送
遅延揺らぎは±0.5μsecを超えてはならないと規
定されている。
【0010】(1)しかしながら、一般的に、図12の
ディジタル伝送網3を介してパケットあるいはセルを伝
送する場合には、その遅延時間が一定とならず不規則に
変動する、いわゆる遅延揺らぎが発生することが知られ
ている。これらの遅延揺らぎを受けた多重化ストリーム
をそのまま復号装置5に入力すると、前述のPLL回路
によりデコーダのシステムクロックまでが不規則に揺ら
ぎ、その結果、出力画像の色ずれなどの問題を引き起こ
すことが指摘されている。そこで、この不規則な遅延揺
らぎを吸収するために、例えばPLL回路を利用するこ
とが考えられる。しかしながら、大きな遅延揺らぎをP
LL回路のみで吸収しようとすると、時定数を大きくと
らなければならず、その結果、同期に長い時間を要して
しまう。
【0011】(2)また、受信装置側にバッファを備
え、遅延揺らぎを平滑化して復号装置5へ伝達する各種
の手法が提案されている。平滑化の代表的な手法として
は、アダプティブクロック方式が知られている。アダプ
ティブクロック方式では、ネットワークから受信したデ
ータを一旦FIFOバッファに格納する。そして、FI
FOバッファ内に滞留するデータが常に一定量(通常
は、全バッファ量の半分)に保たれるように、FIFO
バッファからの読み出し速度を調整する。このようにす
ることで、遅延揺らぎが平滑化されるが、結果として短
周期の遅延揺らぎを平均化して出力しているに過ぎず、
遅延揺らぎの長周期成分が残留する。その結果、PCR
の伝送遅延揺らぎを±0.5μsecに抑えることがで
きない。
【0012】(3)その他にも、ITU−T H22
2.0付属書Jには、ジッタ吸収のために受信装置側に
バッファを持ち、遅延揺らぎを吸収した後に復号装置へ
伝達する手法が記載されている。しかしながら、ジッタ
を除去する具体的な制御方式については記述されていな
い。 (4)また、ATM回線などで供給される網共通クロッ
クを使用する方法も考えられる。網共通クロックは1つ
のクロック発振源から全端末に一斉な配信され、揺らぎ
や誤差を生じない。この網共通クロックを使用して、例
えば、網共通クロックを基にPCRと同じ時間解像度
(27MHz)のクロックを各端末で生成し、送信装置
はこのクロックとPCRとの差分を多重化ストリームに
載せて送ることで、受信装置では、この差分情報を基に
バッファで遅延を吸収したり、PCRの値を書き換えて
ジッタを補正することができる。しかしながら、PCR
と同じ時間解像度のクロックを発生するためにPLL回
路が必要であったり、複数チャネルの複数PCRに対応
するためには、パケットのID番号を識別して個別に情
報を管理せねばならなかったり、また符号化装置がリセ
ットしてPCRが不連続となった場合には、送信装置と
受信装置のジッタ補正装置もリセットして初期動作を繰
り返さねばならないため、装置規模が大きくなったり、
動作が不安定になったりするという問題がある。
【0013】そこで、本発明の目的は、これら従来の問
題を解決し、多重化ストリームをパケットないしセル化
してディジタル伝送網経由で伝送する送受信システムに
おいて、遅延揺らぎによる時刻基準参照値の揺らぎを補
正して復号装置に供給する装置を、小さな装置規模で実
現することが可能なストリーム送受信システム、ストリ
ーム送信装置および受信装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のストリーム送受信システムは、送信装置お
よび受信装置が共通のクロックを受けて計時装置を駆動
し、送信装置では多重ストリームに含まれる時刻基準参
照値に、計時装置の時刻を付加情報として伝送し、また
受信装置では付加情報が示す時刻と自己の計時装置の時
刻との差分値を基に時刻基準参照値を書き換えることに
より、復号装置への多重化ストリーム入力に含まれる時
刻基準参照値の揺らぎをなくそうとするものである。
【0015】また、本発明のストリーム送受信システム
は、送信装置と受信装置に共通のクロックを供給する手
段を備え、送信装置は前記共通クロックを受けて駆動さ
れる計時手段と、多重化ストリームに含まれる時刻基準
参照値とともに前記計時手段の時刻を送信する手段とを
備え、受信装置は、前記共通クロックを受けて駆動され
る計時手段と、当該計時手段の時刻と受信した送信装置
における計時手段の時刻の差分値を計算する手段と、当
該差分値を基に受信した時刻基準参照値を書き換える手
段と、受信装置が稼動し始めてから初めて送信装置の計
時手段の時刻をセットする手段とを備える。
【0016】また、本発明のストリーム送信装置は、1
つ以上のディジタル信号のビットストリームがパケット
化されて時分割多重されるとともに、時刻基準参照値が
付加された多重化ストリームを、ディジタル伝送網を介
して伝送する送信装置において、共通のクロック信号に
より動作する同期計時器と、パケット化された多重スト
リームを受信して、パケットをバッファに格納するとと
もに、各パケットが入力された瞬間にタイミングパルス
を出力する多重化ストリーム受取器と、タイミングパル
スを受けた瞬間に、同期計時器から現在時刻を取り出
し、時刻情報としてバッファに格納するスイッチと、多
重化ストリームパケットおよび時刻情報を格納する1な
いし複数のバッファと、前記バッファに格納された多重
化ストリームパケットが時刻基準参照値を含むか否かを
検出し、判定信号を出力する時刻基準参照値検出器と、
前記バッファから多重化ストリームパケットおよび時刻
情報を取り出し、判定信号に基づいて付加情報パケット
を生成して、定められた順序で出力する付加情報混合器
と、付加情報混合器の出力をペイロードとして、ディジ
タル伝送網に送信するためのセルないしパケットを生成
して出力する多重化ストリーム送出部とを備える。
【0017】さらに、本発明のストリーム受信装置は、
ディジタル伝送網からセルないしパケットを受信し、ペ
イロードから多重化ストリームのパケットを取り出して
出力する多重化ストリーム受信部と、多重化ストリーケ
パケットを格納するバッファを切り替える入力スイッチ
と、多重化ストリームパケットを格納するバッファと、
前記バッファに格納されたパケットが時刻基準参照値を
含むか否かを検出し、時刻基準参照値を含む場合は、前
記バッファに格納されたパケットから時刻基準参照値を
読み出す時刻基準参照値読出器と、前記バッファに格納
されたパケットが付加情報パケットか否かを検出し、付
加情報パケットであれば前記バッファに格納されたパケ
ットから時刻情報を読み出して出力する付加情報パケッ
ト検出器と、前記付加情報パケット検出器が読み出した
時刻情報と、同期計時器が出力する現在時刻との差分を
演算する時刻差分演算器と、前記時刻差分演算器の出力
を、時刻基準参照値と同一の時間解像度に変換する乗算
器と、前記時刻基準参照値読出器が読み出した時刻基準
参照値から、前記乗算器の出力値を減算する時刻基準参
照値補正器と、補正した時刻基準参照値を、バッファに
書き戻す時刻基準参照値書戻器と、多重化ストリームパ
ケットを読み出すバッファを切り替える出力スイッチ
と、多重化ストリームパケットを復号装置に出力する多
重化ストリーム送出器とを備え、ディジタル伝送網で生
じた伝送遅延の揺らぎに対応して、受信した多重化スト
リームに含まれる時刻基準参照値を修正する。
【0018】さらに、本発明のストリーム送信装置およ
び受信装置において、前記同期計時器は、網共通クロッ
クを計数するカウンタにより構成されることを特徴とし
ている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。 (第1の実施例)図1は、本発明の第1の実施例を示す
送信装置および受信装置を用いた多重化ストリーム伝送
システムのブロック図である。本発明の多重化ストリー
ム伝送システムは、符号化装置1と送信装置2とディジ
タル伝送網3と受信装置4と復号装置5とから構成され
る。このうち、送信装置2において、多重化ストリーム
送信部201が従来の送信装置(図12の送信装置2に
相当)と同等の機能を提供し、この前段に付加情報重畳
部202を新たに設置する。また、受信装置4におい
て、多重化ストリーム受信部401が従来の受信装置
(図12の受信装置4に相当)と同等の機能を提供し、
この後段に時刻基準参照値補正部402を新たに設置す
る。以下、付加情報重畳部202および時刻基準参照値
補正部402の詳細な動作を説明する。
【0020】図2は、図1における送信装置の具体的構
成図である。送信装置2内の付加情報重畳部202は、
多重化ストリーム受取器220、多重化ストリームを格
納するバッファ(A)230、多重化ストリーム受取器
220からの受信タイミングパルス221により開閉す
るスイッチ222、現在時刻223を格納するバッファ
(B)231、付加情報混合器250、時刻基準参照値
検出器240、多重化ストリーム送信部201からの網
共通クロック211が供給されるクロックカウンタ21
2を備えた同期計時器210を有している。ここで、網
共通クロック211は、送信装置2と受信装置4が共通
して得ることのできるクロックである。図2では、網共
通クロック211はディジタル伝送網3から供給され、
多重化ストリーム送信部201を通じて得られるものと
するが、ディジタル伝送網3以外の独立した信号線から
網共通クロック211を供給してもよい。同期計時器2
10内のクロックカウンタ212は、網共通クロック2
11を受けて値を1ずつカウントアップする。つまり、
クロックカウンタ212の値が、網共通クロック211
に基づく現在時刻の値を表わしている。
【0021】図1の符号化装置1で生成される多重化ス
トリームは、映像信号や音声信号などのビットストリー
ムがパケット化されて時分割多重されている。ISO/
IEC13818−1に規定されたMPEG−2トラン
スポートストリームの場合、188バイトのTSパケッ
トが時分割多重されている。図2に示す多重化ストリー
ム受取器220は、このパケット入力を受けて、1個の
パケットをバッファ(A)230に格納する。これと同
時に、多重化ストリーム受取器220はパケットを受け
取った瞬間に、受信タイミングパルス221を出力す
る。スイッチ222は、受信タイミングパルス221を
受け取ると、クロックカウンタ212から現在時刻22
3を読み出して、バッファ(B)231に格納する。こ
のようにして、バッファ(A)230とバッファ(B)
231には、多重化ストリームのパケット1個と、その
入力時刻が対になって格納される。
【0022】時刻基準参照値検出器240は、バッファ
(A)230に格納されたパケットに時刻基準参照値が
含まれるか否かを判断し、判定信号241を出力する。
TSパケットの場合には、時刻基準参照値検出器240
は次の(1)〜(3)を検出する。 (1)アダプテーションフィールド制御(2ビット)の上
位1ビットが‘1’であること、(2)アダプテーション
フィールド長の値が1以上であること、(3)PCRフラ
グが‘1’であること、である。上記が全て真であれ
ば、PCRを含み、そうでなければPCRを含まない。
【0023】付加情報混合器250は、時刻基準参照値
検出器240からの判定信号241に従って動作する。
判定信号241が偽の場合(時刻基準参照値を含まない
場合)には、バッファ(B)231の時刻情報は破棄
し、バッファ(A)230に含まれるパケットを取り出
して、多重化ストリーム送信部201に転送する。ま
た、判定信号241が真の場合(時刻基準参照値を含む
場合)には、先ずバッファ(B)231の時刻情報を基
に付加情報パケットを生成して多重化ストリーム送信部
201に転送し、続いてバッファ(A)230に含まれ
るパケットを取り出して多重化ストリーム送信部201
に転送する。
【0024】図3は、図2における付加情報混合器によ
り生成される付加情報パケットの例を示す図であって、
付加情報パケットのフォーマットとして、ISO/IE
C13818−1に規定されたヌルパケットを使用した
場合の例を示す。符号化装置1により生成される一般的
なヌルパケットでは、ISO/IEC13818−1の
規定に従い、ユニット開始表示フィールド(1ビット)
およびスクランブル制御フィールド(2ビット)のいず
れも値は‘0’である。そこで、付加情報パケットは、
ヌルパケットの形態をとりながらも、ユニット開始表示
フィールドないしスクランブル制御フィールドのいずれ
かの値を‘1’とすることで、一般的なヌルパケットと
の区別を可能にする。本実施例では、スクランブル制御
フィールドの上位1ビットを‘1’としている。そし
て、ヌルパケットのペイロード部に、バッファ(B)2
31から読み出した時刻情報を収容する。
【0025】図4は、図2の付加情報混合器により出力
される付加情報パケットと、時刻基準参照値を含むパケ
ットとの位置関係を示す図である。付加情報パケット
と、時刻基準参照値を含むパケットとの順序関係は、図
4に示すように、付加情報パケット、時刻基準参照値を
含むパケット、の順序で連続して伝送される。一連の動
作が終了したならば、再び多重化ストリーム受取器22
0から1個のパケットをバッファ(A)230に格納
し、同様の処理を繰り返し行う。多重化ストリーム送信
部201は、多重化ストリームのパケットを通信路符号
化して、ディジタル伝送網3に送出する。
【0026】図5は、図1における受信装置の具体的構
成図である。受信装置4内の時刻基準参照値補正部40
2は、多重化ストリーム受信部401からの多重化スト
リームを開閉する入力スイッチ420と、一時蓄積する
バッファ430と、その出力を開閉する出力スイッチ4
70と、付加情報パケットを検出する付加情報パケット
検出器440と、多重化ストリームを送出する多重化ス
トリーム送出器480と、バッファ430から時刻基準
参照値を読み出す時刻基準参照値読出器461と、時刻
基準参照値462を補正する時刻基準参照値補正器46
3と、時刻基準参照値をバッファ430に書き戻す時刻
基準参照値書戻器464と、付加情報パケット検出器4
40からの時刻情報441を収納する時刻情報レジスタ
442と、多重化ストリーム受信部401からの網共通
クロック411が供給される同期計時器410と、その
同期計時器410のクロックカウンタ412の値と時刻
情報レジスタ442の値を減算する時刻差分演算器45
0と、差分値Aを乗算し、その結果の差分値Bを時刻基
準参照値補正器463に入力する乗算器452とを具備
している。このように、送信装置2と同様に、網共通ク
ロック411は、図5ではディジタル伝送網3から供給
され、多重化ストリーム受信部401を介して得られる
ものであるが、ディジタル伝送網3以外の独立した信号
線から網共通クロック411を供給してもよい。同期計
時器410中のクロックカウンタ412は、網共通クロ
ック411を受けて値を1ずつカウントアップし、網共
通クロック411に基づく現在時刻の値を表わす。
【0027】図6は、図5における時刻基準参照値補正
部の処理フローチャートである。図5に示すバッファ4
30は、多重化ストリームパケットが1個格納できる容
量を持っている。つまり、新たなパケットが入力される
と、バッファの内容は上書きされる。また、入力スイッ
チ420および出力スイッチ470は、スイッチを閉じ
る(オンにする)ごとに多重化ストリームパケットを1
個ずつ入出力する機能を持っている。送信装置2からデ
ィジタル伝送網3を経由して到着した信号は、多重化ス
トリーム受信部401で通信路復号化される。このよう
にして得られた多重化ストリームは、入力スイッチ42
0が閉じられて、1個のパケットがバッファ430に導
入される(ステップS1)。次に、付加情報パケット検
出器440は、パッファ430に格納されたパケットが
付加情報パケットか否かを判別する(ステップS2)。
ISO/IEC13818−1に規定されたヌルパケッ
トを使用する本実施例においては、当該パケットがヌル
パケットであり、かつスクランブル制御フィールドの上
位1ビットが‘1’であれば、付加情報パケットと判断
される。バッファ430の内容が付加情報パケットでな
い場合には、出力スイッチ470が閉じられ、バッファ
430に格納されたパケットを取り出して多重化ストリ
ーム送出器480に伝達して、一連の動作を終了する
(ステップS3)。
【0028】一方、バッファ430の内容が付加情報パ
ケットである場合には、付加情報パケット検出器440
はバッファ430に格納されたパケットから時刻情報を
読み出し、時刻情報レジスタ442に格納する(ステッ
プS4)。次に、受信装置4が稼動し始めてから初めて
到着した付加情報パケットであった場合に限り(ステッ
プS5)、クロックカウンタ412の「初期セット」を
行う(ステップS6)。すなわち、時刻情報レジスタ4
42の値を、クロックカウンタ412にセットして、一
連の動作を終了する。既に「初期セット」の作業が終了
している場合には(ステップS5)、入力スイッチ42
0が閉じられ、多重化ストリーム受信部401から得ら
れる次のパケット1個をバッファ430に格納する(ス
テップS7)。図4に示したように、付加情報パケット
と時刻基準参照値を含むパケットは連続して送られるた
め、バッファ430に格納されたパケットは時刻基準参
照値を含んでいることになる。
【0029】ただし、ディジタル伝送網3の伝送損失に
よるパケットロスが原因で、付加情報パケットに続くパ
ケットに時刻基準参照値が含まれない可能性がある。そ
のため、時刻基準参照値を含むか否かを確認し(ステッ
プS8)、万が一、時刻基準参照値が含まれない場合に
は、ステップS9をスキップして時刻基準参照値の補正
動作を中止し、出力スイッチ470を閉じてバッファ4
30に格納されたパケットを取り出し、多重化ストリー
ム送出器480に伝達して(ステップS10)、一連の
動作を終了する。異常がない場合には、時刻基準参照値
を補正するための動作を行う(ステップS9)。ステッ
プS9における詳細な処理の流れを次に説明する。
【0030】(時刻基準参照値の補正動作) (1)時刻基準参照値読出器461は、バッファ430に
格納されたパケットの時刻基準参照値を読み出して出力
する。一例としてISO/IEC13818−1に規定
されたTSパケットの場合には、PCRフィールドから
PCRの値を読み出す。 (2)時刻差分演算器450は、クロックカウンタ412
の値から時刻情報レジスタ442の値を減算し、差分値
(A)451として出力する。差分値(A)451は、
多重化ストリームが伝送中に受けた遅延揺らぎの量を示
している。ただし、この値は、網共通クロック411の
時間解像度に基づく値である。
【0031】(3)乗算器452は、差分値(A)451
に一定値を乗算し、差分値(B)453を出力する。こ
こで乗算する一定値は、次式(a)で決定される。
【数1】 例えば、網共通クロック411の時間解像度が19.4
4MHz、多重化ストリームの時刻基準参照値を27M
Hzとすると、乗算器452において27/19.44
=1.388の一定値を乗算する。このようにして、差
分値(B)453は、多重化ストリームが伝送中に受け
た遅延揺らぎの量を、時刻基準参照値の時間解像度に基
づいて示した値となる。
【0032】(4)時刻基準参照値補正器463は、時刻
基準参照値462に差分値(B)453を加算する。こ
れにより、多重化ストリームが伝送中に受けた遅延揺ら
ぎに対応して、時刻基準参照値462が補正される。こ
れに加えて、時刻基準参照値補正器463は、時刻基準
参照値462から常に一定の値を減算する機能が追加さ
れていてもよい。これは、復号装置5において、デコー
ダ501〜503のバッファに滞留するストリームの量
を増やし、バッファのアンダーランを生じ難くくする作
用がある。この作用について、次に説明する。
【0033】(バッファのアンダーランを生じ難くくす
る作用)映像、音声などの複数のメディア情報が多重化
されたストリームでは、複数メディアを同期再生するた
めに、それぞれのメディア情報を復号、ないし提示する
タイミングを指定したタイムスタンプが存在する。一例
として、MPEG−2ストリームでは、復号タイミング
であるDTS(Decoding Time Stam
p)、および提示タイミングであるPTS(Prese
ntationTime Stamp)が、映像情報や
音声情報のそれぞれに付加される。MPEG−2復号装
置5のクロックカウンタ506(図13参照)には、時
刻基準参照値PCRを基に再生した基準時刻(デコーダ
のシステムクロック)が存在するが、この基準時刻の値
が、DTSないしPTSが示す値になった瞬間に、該当
する映像情報および音声情報を復号ないし提示すること
を意味している。このようにして、例えば、人が会話す
る場面において、口の動きと音声とがずれたりすること
なく、複数メディアの同期再生が可能となる。基準時刻
(デコーダのシステムクロック)の値がDTSないしP
TSが示す値になるまでの間、多重化ストリームはデコ
ーダ501〜503のバッファに滞留して、復号の開始
を待つ。
【0034】ここで、PCRの値から常に一定値を減算
した場合、PCRの値と、DTSおよびPTSの値の間
隔がより広がることになる。すなわち、基準時刻(デコ
ーダのシステムクロック)の値がDTSないしPTSが
示す値になるのを待つために、デコーダ501〜503
のバッファに滞留する多重化ストリームの量がより多く
なる。伝送遅延揺らぎが復号装置5に与える影響とし
て、一つには、これまで述べてきたPCRの遅延揺らぎ
に起因してシステムクロックが揺らぐという問題、他の
一つには、多重化ストリームの到着の一時的な遅れが原
因でデコーダ501〜503のバッファが空になり(バ
ッファアンダーラン)、復号すべきデータが未到着であ
るため、符号化を停止せざるを得なくなるという問題が
ある。ここで、デコーダ501〜503のバッファに滞
留する多重化ストリームの量をより増やせば、バッファ
アンダーランが起こる可能性をより小さくできる。この
ように、PCRの値から常に一定値を減算することによ
って、復号装置のバッファアンダーランの可能性を減少
し、その結果として、遅延揺らぎの影響を抑えることが
できる。
【0035】(5)時刻基準参照値書戻器463は、補正
された時刻基準参照値を、バッファ430に格納された
パケットの時刻基準参照値フィールドに書き戻す。最後
に、図6のステップS10において、出力スイッチ47
0を閉じてバッファ430に格納されたパケットを取り
出し、多重化ストリーム送出器480に伝達して、一連
の動作を終了する。なお、時刻差分演算器450以降、
多重化ストリーム送出器480からパケットが出力され
るまでは、処理時間が一定となる構成をとる(ハードウ
ェアによる構成など)。一連の動作が終了したならば、
再びステップS1に戻り、入力スイッチ420から1個
のパケットがバッファ430に格納されて、前と同様の
処理を繰り返す。
【0036】図7は、図6のフローにより、時刻基準参
照値が修正される手順を説明する図である。ここでは、
簡単のために、時刻基準参照値の時間解像度は、網共通
クロックの時間解像度の2倍とする(例えば、時刻基準
参照値が30MHz、網共通クロックが15MHz)。
いま、送信側のクロックカウンタ212が‘0’の時
に、時刻基準参照値‘0’を含むパケットが入力された
ものとする。これにより、ディジタル伝送網3上では、
‘0’の付加情報パケットと、時刻基準参照値‘0’を
含むパケットの2つが伝送される。受信側では、最初に
受けた付加情報パケットであるから、クロックカウンタ
412に‘0’を初期セットする。クロックカウンタ4
12は、初期セットされた値‘0’を起点として、網共
通クロック411(図5参照)によりカウントアップさ
れる。なお、時刻基準参照値‘0’を含むパケットは、
そのまま復号装置5に出力される。以上が、図7の上段
の説明である。
【0037】図7の下段において、次に送信側のクロッ
クカウンタ212が‘120’の時に、時刻基準参照値
‘240’を含むパケットが入力されたとする。それに
より、ディジタル伝送網3上では、‘120’の付加情
報パケットと、時刻基準参照値‘240’を含むパケッ
トの2つが伝送される。ここで、ディジタル伝送網3上
の遅延揺らぎにより、パケットの到着が、網共通クロッ
クの時間解像度で10遅れたとする。すなわち、時刻基
準参照値の時間解像度では20遅れたとする。この場
合、時刻基準参照値が‘240’のままでパケットを復
号装置5へ転送すると、復号装置5が遅延揺らぎの影響
を受ける。従って、この遅延揺らぎを補正するために
は、パケットの到着が遅れた分を補正し、時刻基準参照
値に20を加え‘260’として復号装置5へ転送しな
ければならない。
【0038】さて、パケットの到着が、網共通クロック
の時間解像度で10遅れたため、クロックカウンタ41
2の値は‘130’になっている。従って、時刻差分演
算器450は、クロックカウンタ412の値から付加情
報パケットの値を減存し、値‘10’を得る。これを乗
算器452に通して時刻基準参照値の時間解像度に変換
し(×2)、値‘20’を得る。時刻基準参照値補正器
463は、読み出した値‘240’に‘20’を加算し
て‘260’とし、書き戻す。このようにして、遅延揺
らぎ分を補正した時刻基準参照値が、復号装置5へ伝達
される。
【0039】(応用例1)上記実施例では、一つの符号
化装置1から供給される一本の多重化ストリームを、一
つの復号装置5に供給する系について記載したが、実際
の送信装置2および受信装置4においては、符号化装置
1および復号装置5を接続するコネクタを複数設け、複
数本の多重化ストリームを伝送できるようにする場合も
考えられる。その際、複数本の多重化ストリームそれぞ
れに対して遅延揺らぎ補正機能を提供するため、一般的
には上記に述べた付加情報重畳部202および時刻基準
参照値補正部402を複数持つ必要がある。しかしなが
ら、本発明においては、同期計時器210および410
は、各装置に1個だけあればよく、その分、ハードウェ
アコストを抑えることができる。
【0040】(応用例2)また、乗算器452で乗算す
る一定値を変更することにより、異なる時間解像度に基
づく時刻基準参照値を含んだストリームに対しても柔軟
に対応することができる。一般的に、ATM網共通クロ
ックは19.44MHz、MPEG−2トランスポート
ストリームのPCRは27MHzであるため、乗算器4
52での乗算値は27/19.44=1.38である
が、例えば、それ以外の時間解像度の網共通クロックを
使用する場合などにおいても容易に対応できる。
【0041】(応用例3)さらに、同期計時器210お
よび410が、多重化ストリームに含まれる時刻基準参
照値に同期して動作する構成をとった場合(例えば、最
初に得た時刻基準参照値をクロックカウンタ212およ
び412にセットする等)、多重化ストリームにおいて
時刻基準参照値が途切れたり、不連続になったりする
と、遅延揺らぎ吸収動作を中止して、同期計時器210
および410を再同期しなければならない。さらに、複
数チャネルに複数の時刻基準参照値を持つ多重化ストリ
ームの場合は、そのそれぞれを識別して(例えば、TS
パケットのパケットID番号で識別して)個別の処理を
行わなくてはならない。これに対して、本発明における
同期計時器210および410は、多重化ストリームに
含まれる時刻基準参照値とは独立して動作するため、多
重化ストリームにおいて時刻基準参照値が不連続となっ
た場合にも遅延揺らぎ吸収動作を継続することができ
る。また、複数チャネルに複数の時刻基準参照値が存在
する多重化ストリームであっても、ID番号などにより
個別のチャネルを区別する必要はなく、遅延揺らぎ補正
を一括して処理することができる。
【0042】(第2の実施例)図8は、本発明の第2の
実施例を示す付加情報パケットと時刻基準参照値を含む
パケットとの位置関係図である。図4の第1の実施例と
比較すると、図2の付加情報混合器250から出力され
るパケットの送信順序が逆の順序となっている。すなわ
ち、時刻基準参照値を含むパケット、付加情報パケット
の順序で送信されるものとする。
【0043】図9は、本発明の第2の実施例を示す受信
装置の構成図である。図5に示した受信装置4と比較す
ると、次の3点のみが異なっている。すなわち、(1)多
重化ストリームパケットを格納するバッファを、バッフ
ァ(A)430およびバッファ(B)431の2つに増
設。(2)入力スイッチ420および出力スイッチ430
に、上記の2つのバッファを切り替えてパケット入出力
するための選択機能を追加。(3)付加情報パケットフィ
ルタ475の設置。このフィルタは、バッファ(A)4
30から出力されるパケットが付加情報パケットか否か
を判定し、付加情報パケットであれば、当該パケットを
破棄する機能を持つ。
【0044】図10は、図9における受信装置の処理フ
ローチャートである。送信装置2からディジタル伝送網
3を経由して到着した信号は、図5に示す多重化ストリ
ーム受信部401で通信路復号化される。このようにし
て得られた多重化ストリームは、スイッチ420が閉じ
られ、1個のパケットがバッファ(A)430に格納さ
れる(ステップS21)。時刻基準参照値読出器461
は、バッファ430に格納されたパケットが時刻基準参
照値を含むか否かを判別する(ステップS22)。時刻
基準参照値を含まない場合には、バッファ430からパ
ケットを出力し、もし付加情報パケットの場合には、付
加情報パケットフィルタ475でパケットを破棄する
(ステップS23)。時刻基準参照値を含む場合には、
続くパケットをバッファ(B)431に格納する(ステ
ップS24)。付加情報パケット検出器440は、バッ
ファ431に格納されたパケットが付加情報パケットで
あるか否かを判別する(ステップS25)。もし、そう
でなければ、バッファ(A)430からパケットを出力
し(ステップS26)、続いてバッファ(B)からパケ
ットを出力する(ステップS27)。付加情報パケット
であれば、時刻情報を読み出し、時刻情報レジスタ44
2に格納する(ステップS28)。
【0045】次に、受信装置4が稼動し始めてから初め
て到着した付加情報パケットであった場合には(ステッ
プS29)、クロックカウンタ412に時刻情報レジス
タ442の値を初期セットする(ステップS30)。既
に「初期セット」の作業が終了している場合には、時刻
基準参照値の補正動作を行う(ステップS31)。すな
わち、時刻基準参照値読出器461が、バッファ430
に格納されたパケットの時刻基準参照値を読み出して出
力し、乗算器452が、差分値(A)451に一定値を
乗算して、差分値(B)453を出力することにより、
時刻基準参照値補正器463が、時刻基準参照値462
に差分値(B)453を加算し、伝送中に受けた遅延揺
らぎに対応して時刻基準参照値462を補正する。次
に、時刻基準参照値書戻器463が、補正された時刻基
準参照値をバッファ430に格納されたパケットの時刻
基準参照値フィールドに書き戻す。最後に、バッファ
(A)430からパケットを出力する(ステップS3
2)。
【0046】(第3の実施例)図11は、本発明の第3
の実施例を示す送信装置の要部構成図である。本実施例
においては、図2に示した第1および第2の実施例と比
較して、多重化ストリーム受取器220とバッファ
(A)230との間に、違反パケットフィルタ225を
設置する点のみが異なっている。違反パケットフィルタ
225は、符号化装置1から入力された多重化ストリー
ムパケットの中に、付加情報パケットと混同するような
パケットが存在した場合、当該パケットを強制的に書き
換える機能を持つ。一例として、図3に示した付加情報
パケットとして、スクランブル制御フィールド上位1ビ
ットを‘1’としたヌルパケットを使用した場合を説明
する。ISO/IEC13818−1の規定に従い、符
号化装置1が出力するヌルパケットのスクランブル制御
フィールドは‘00’である。しかし、符号化装置1が
ISO/IEC13818−1の規定に反して、スクラ
ンブル制御フィールドが‘00’ではないヌルパケット
を生成する可能性も考えられる。この場合、受信装置4
において、付加情報パケットとの区別が不可能となり、
装置の動作が異常となる。
【0047】そこで、本実施例では、違反パケットフィ
ルタ225を設置することにより、装置の異常動作を防
止する。すなわち、違反パケットフィルタ225は、ス
クランブル制御フィールドが‘00’ではないヌルパケ
ットが符号化装置1から入力された場合には、当該フィ
ールドを強制的に‘00’に書き換える。これにより、
受信装置4における付加情報パケットとの混同を防ぎ、
装置を安定に動作させることができる。図11におい
て、その他の動作については、第1および第2の実施例
と同じである。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディジタル伝送網を経由して伝送された多重化ストリー
ムに対して、遅延揺らぎによる時刻基準参照値の誤差を
修正して、復号装置に伝達することができるため、遅延
揺らぎに起因する復号画像の色ずれや歪みをなくすこと
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す多重化ストリーム
伝送システムのブロック図である。
【図2】図1における送信装置の構成を示すブロック図
である。
【図3】図2の付加情報混合器により生成される付加情
報パケットの例を示す図である。
【図4】図2の付加情報混合器により生成される付加情
報パケットと、時刻基準参照値を含むパケットとの位置
関係を示す図である。
【図5】図1における受信装置の詳細構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】本発明の第1の実施例を示す受信装置の処理フ
ローチャートである。
【図7】図6のフローにより時刻基準参照値が修正され
る手順を説明する図である。
【図8】本発明の第2の実施例を示す付加情報パケット
と時刻基準参照値を含むパケットとの位置関係の説明図
である。
【図9】本発明の第2の実施例を示す受信装置のブロッ
ク構成図である。
【図10】本発明の第2の実施例を示す受信装置の処理
フローチャートである。
【図11】本発明の第3の実施例を示す送信装置のブロ
ック構成図である。
【図12】従来における多重化ストリーム伝送システム
を示すブロック構成図である。
【図13】図12における基準時刻再生器の動作説明図
である。
【図14】MPEG−2トランスポートストリームパケ
ットにおけるPCRの配置を説明する図である。
【符号の説明】
1…符号化装置、2…送信装置、3…ディジタル伝送
網、4…受信装置、5…復号装置、202…付加情報重
畳部、201…多重化ストリーム送信部、401…多重
化ストリーム受信部、402…時刻基準参照値補正部、
220…多重化ストリーム受取器、230…バッファ
(A)、231…バッファ(B)、240…時刻基準参
照値検出器、250…付加情報混合器、210…同期計
時器、212…クロックカウンタ、221…受信タイミ
ングパルス、222…スイッチ、223…現在時刻、4
01…多重化ストリーム受信部、420…入力スイッ
チ、430…バッファ、440…付加情報パケット検出
器、470…出力スイッチ、480…多重化ストリーム
送出器、461…時刻基準参照値読出器、462…時刻
基準参照値、463…時刻基準参照値補正器、464…
時刻基準参照値書戻器、452…乗算器、453…差分
値(B)、451…差分値(A)、450…時刻差分演
算器、441…時刻情報、442…時刻情報レジスタ、
443…初期セット、410…同期計時器、412…ク
ロックカウンタ、475…付加情報パケットフィルタ、
225…違反パケットフィルタ、101…ビデオエンコ
ーダ、102…オーディオエンコーダ、103…付加情
報エンコーダ、104…多重化器、106…クロックカ
ウンタ、105…オシレータ、504…分離器、501
…ビデオデコーダ、502…オーディオデコーダ、50
3…付加情報デコーダ、506…クロックカウンタ、5
05…VCO、507…基準時刻再生器、508…低域
通過フィルタ、509…D/A変換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA28 BA13 BA25 BA27 BA28 DA01 DA05 5C059 MA00 PP04 RB02 RB10 RC04 SS02 SS08 UA02 UA05 UA09 UA32 5C063 AB03 AB07 AC01 CA05 CA16 CA29 CA34 DA05 DA07 DA13 5K028 CC02 EE05 EE07 KK01 KK03 KK12 MM05 MM08 MM12 RR02 SS24

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つ以上のディジタル信号のビットスト
    リームがパケット化されて時分割多重化され、かつ時刻
    基準参照値が付加された多重化ストリームをディジタル
    伝送網を介して伝送するストリーム送受信システムにお
    いて、 共通のクロックを受けて計時装置を駆動し、かつ多重化
    ストリームに含まれる時刻基準参照値に、上記計時装置
    の時刻を付加情報として含ませて伝送する送信装置と、 上記共通のクロックを受けて計時装置を駆動し、上記付
    加情報が示す時刻と自己の計時装置の時刻との差分値を
    基に時刻基準参照値を書き換える受信装置とを有するこ
    とを特徴とするストリーム送受信システム。
  2. 【請求項2】 1つ以上のディジタル信号のビットスト
    リームがパケット化されて時分割多重化され、かつ時刻
    基準参照値が付加された多重化ストリームをディジタル
    伝送網を介して伝送するストリーム送信装置において、 送信装置および受信装置に共通のクロックを供給する手
    段と、上記共通のクロックを受けて駆動される計時手段
    と、多重化ストリームに含まれる時刻基準参照値ととも
    に上記計時手段の時刻を送信する手段とを有することを
    特徴とするストリーム送信装置。
  3. 【請求項3】 1つ以上のディジタル信号のビットスト
    リームがパケット化されて時分割多重化され、かつ時刻
    基準参照値が付加された多重化ストリームをディジタル
    伝送網を介して受信するストリーム受信装置において、 送信装置および受信装置に共通のクロックを供給する手
    段と、上記共通クロックを受けて駆動される計時手段
    と、該計時手段の時刻と受信した送信装置の計時手段の
    時刻の差分値を計算する手段と、該差分値を基に受信し
    た時刻基準参照値を書き換える手段と、稼動し始めてか
    ら初めて送信装置から時刻基準参照値と計時手段の時刻
    を受信したとき、自己の計時手段に受信した送信装置の
    計時手段の時刻をセットする手段とを有することを特徴
    とするストリーム受信装置。
  4. 【請求項4】 1つ以上のディジタル信号のビットスト
    リームがパケット化されて時分割多重化され、かつ時刻
    基準参照値が付加された多重化ストリームをディジタル
    伝送網を介して伝送するストリーム送受信システムにお
    いて、 多重化ストリーム送信部の前段に、ディジタル伝送網か
    ら供給された共通クロックによりカウントアップする同
    期計時器の値を基に、時刻基準参照値が含まれたパケッ
    トから付加情報パケットを生成する付加情報重畳部を設
    けた送信装置と、 多重化ストリーム受信部の後段に、ディジタル伝送網か
    ら供給された共通クロックによりカウントアップする同
    期計時器の値と、上記送信装置から伝送された付加情報
    パケットより読み出された時刻情報との差分値を計算し
    て、該差分値により受信した時刻基準参照値を補正する
    時刻基準参照値補正部を設けた受信装置とを有すること
    を特徴とするストリーム送受信システム。
  5. 【請求項5】 1つ以上のディジタル信号のビットスト
    リームがパケット化されて時分割多重化され、かつ時刻
    基準参照値が付加された多重化ストリームをディジタル
    伝送網を介して伝送するストリーム送信装置において、 送信装置および受信装置に共通のクロック信号により動
    作する同期計時器と、 多重化ストリームパケットを受信して、該パケットを格
    納するバッファと、 タイミングパルスを受けた瞬間に、上記同期計時器から
    現在時刻を取り出し、該現在時刻の情報を上記バッファ
    あるいは別のバッファに格納するスイッチと、 上記バッファに格納された多重化ストリームパケットが
    時刻基準参照値を含むか否かを検出し、判定信号を出力
    する時刻基準参照値検出器と、 上記バッファから多重化ストリームパケットおよび時刻
    情報を取り出し、上記判定信号に基づいて付加情報パケ
    ットを生成し、定められた順序で出力する付加情報混合
    器と、 上記付加情報混合器の出力をペイロードとして、ディジ
    タル伝送網に送信するためのセルあるいはパケットを生
    成して、網に出力する多重化ストリーム送信部とを具備
    したことを特徴とするストリーム送信装置。
  6. 【請求項6】 1つ以上のディジタル信号のビットスト
    リームがパケット化されて時分割多重化され、かつ時刻
    基準参照値が付加された多重化ストリームをディジタル
    伝送網を介して受信するストリーム受信装置において、 送信装置および受信装置に共通のクロック信号により動
    作する同期計時器と、 ディジタル伝送網からセルあるいはパケットを受信し、
    ペイロードから多重化ストリームのパケットを取り出し
    て、次段に出力する多重化ストリーム受信部と、 多重化ストリームパケットを格納するバッファと、 上記バッファに格納されたパケットが時刻基準参照値を
    含むか否かを検出し、時刻基準参照値を含む場合は、該
    バッファに格納されたパケットから時刻基準参照値を読
    み出す時刻基準参照値読出器と、 上記バッファに格納されたパケットが付加情報パケット
    か否かを検出し、付加情報パケットであれば、上記バッ
    ファに格納されたパケットから時刻情報を読み出して、
    これを出力する付加情報パケット検出器と、 上記付加情報パケット検出器が読み出した時刻情報と、
    上記同期計時器が出力する現在時刻との差分を演算する
    時刻差分演算器と、 上記時刻差分演算器の出力を、時刻基準参照値と同一の
    時間解像度に変換する乗算器と、 上記時刻基準参照値読出器が読み出した時刻基準参照値
    から、上記乗算器の出力値を減算する時刻基準参照値補
    正器と、 補正した時刻基準参照値を、上記バッファに書き戻す時
    刻基準参照値書戻器と、 多重化ストリームパケットを読み出すバッファを切り替
    える出力スイッチと、 多重化ストリームパケットを復号装置に出力する多重化
    ストリーム送出器とを具備したことを特徴とするストリ
    ーム受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のストリーム送信装置に
    おいて、前記同期計時器は、網共通クロックを計数する
    カウンタにより構成されることを特徴とするストリーム
    送信装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のストリーム受信装置に
    おいて、前記同期計時器は、網共通クロックを計数する
    カウンタにより構成されることを特徴とするストリーム
    受信装置。
  9. 【請求項9】 請求項4に記載のストリーム送受信シス
    テムにおいて、前記時刻基準参照値が含まれたパケット
    と、送信装置の現在時刻を基に生成された付加情報パケ
    ットとの送信順序は、時刻基準参照値を含むパケット、
    付加情報パケットの順か、あるいはその逆に順に、予め
    定めておくことを特徴とするストリーム送受信システ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載のストリーム受信装置
    において、前記多重化ストリームパケットを格納するバ
    ッファは、多重化ストリームパケットを1つのバッファ
    に格納するか、あるいは2つのバッファに交互に格納す
    ることを特徴とするストリーム受信装置。
  11. 【請求項11】 請求項5に記載のストリーム送信装置
    において、前記多重化ストリームパケットを格納するバ
    ッファの前段に、伝送された多重化ストリームパケット
    の中に、付加情報パケットと混同するようなパケットが
    存在した場合には、当該パケットを強制的に書き換える
    違反パケットフィルタを備えたことを特徴とするストリ
    ーム送信装置。
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