JP2007220586A - プラズマ発生装置およびそれを用いるワーク処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の改質等、ワークの処理などに使用され、マイクロ波発生手段からのマイクロ波を導波管によってプラズマ発生ノズルに伝搬するプラズマ発生装置において、マイクロ波の漏洩に対する安全性を向上する。
【解決手段】プラズマ発生部30の第3導波管ピース13には、多数のプラズマ発生ノズル31が取付けられ、その重みによる撓みによって、地震や作業ミスなどで振動や衝撃が加わると、フランジ13F1,13F2に隙間が生じ、マイクロ波が漏洩する可能性がある。その漏洩をマイクロ波アンテナA21,A22で検出し、またシールド筐体1のワークWの搬入口2および搬出口3からのマイクロ波の漏洩を、マイクロ波アンテナA11,A12で検出し、マイクロ波発生装置20からのマイクロ波の発生を停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板等の被処理ワークなどに対してプラズマを照射することで、前記ワークの表面の清浄化や改質などを図ることが可能なプラズマ発生装置およびそれを用いるワーク処理装置に関する。
たとえば半導体基板等の被処理ワークに対してプラズマを照射し、その表面の有機汚染物の除去、表面改質、エッチング、薄膜形成または薄膜除去等を行うワーク処理装置が知られている。たとえば特許文献1には、同心状の内側導電体と外側導電体とを有するプラズマ発生ノズルを用い、両導電体間に高周波のパルス電界を印加することで、アーク放電ではなく、グロー放電を生じさせてプラズマを発生させ、ガス供給源からの処理ガスを両導電体間で旋回させながら基端側から遊端側へ向かわせることで高密度なプラズマを生成し、前記遊端に取付けられたノズルから被処理ワークに放射することで、常圧下で高密度なプラズマを得ることができるプラズマ処理装置が開示されている。
特開2003−197397号公報
上述の従来技術は、常圧下で高密度なプラズマを得ることができる優れたプラズマ処理装置である。しかしながら、常圧下で使用可能につき、特別なマイクロ波の遮蔽が無い場合、一応、設計段階や工場出荷時などに、シミュレーションや実際に測定機器を用いて漏洩の有無が判定されているが、地震や装置移設時における振動や衝撃、作業者の不注意や機械の不具合などによる衝撃によって、予想外にマイクロ波が漏洩してしまう可能性を拭い去れない。そこで、装置全体を、マイクロ波を遮蔽または減衰するシールド筐体で覆い、マイクロ波が内部で漏洩しても、外部へ漏れない構造とした装置も実現されているが、マイクロ波が外部へ漏れなくても、出力(マイクロ波パワー)によっては、漏洩によって熱を持った箇所が発生し、他の部分の故障を招いたりするという問題がある。
本発明の目的は、マイクロ波の漏洩に対する安全性を向上することができるプラズマ発生装置およびそれを用いるワーク処理装置を提供することである。
本発明のプラズマ発生装置は、マイクロ波発生手段で発生されたマイクロ波のエネルギーに基づき、プラズマ発生ノズルがプラズマ化したガスを生成して放出するプラズマ発生装置において、前記マイクロ波を受信する受信手段と、前記受信手段によってマイクロ波が受信されると、前記マイクロ波発生手段によるマイクロ波の発生を停止させる制御手段とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、基板の改質等、ワークの処理などに使用することができるプラズマ発生装置において、たとえば構造的に弱く、漏洩の可能性が高い適所に、コスト的に許される箇所数および精度で、適宜前記マイクロ波を受信する受信手段を設け、たとえば2.45GHzの空中線電力を測定し、制御手段は、予め定めるレベル、たとえば5mW/cm以上になると前記マイクロ波発生手段によるマイクロ波の発生を停止させる。
したがって、地震、移設、作業時の事故などによる振動や衝撃によって、予想外のマイクロ波の漏洩が生じても、その漏洩を検出し、マイクロ波の発生を停止させるので、安全性を向上することができる。
また、本発明のプラズマ発生装置は、マイクロ波発生手段で発生されたマイクロ波のエネルギーに基づき、プラズマ発生ノズルがプラズマ化したガスを生成して放出するプラズマ発生装置において、前記マイクロ波を受信する受信手段と、前記受信手段によってマイクロ波が受信されると、報知を行う報知手段とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、基板の改質等、ワークの処理などに使用することができるプラズマ発生装置において、たとえば構造的に弱く、漏洩の可能性が高い適所に、コスト的に許される箇所数および精度で、適宜前記マイクロ波を受信する受信手段を設け、たとえば2.45GHzの空中線電力を測定し、報知手段は、予め定めるレベル、たとえば5mW/cm以上になると、そのことを作業者に報知する。報知の手法は、ブザーの鳴動など聴覚を利用するものや、ランプの発光または表示手段による表示など視覚を利用するものなどの任意の手段を用いればよい。
したがって、地震、移設、作業時の事故などによる振動や衝撃によって、予想外のマイクロ波の漏洩が生じても、その漏洩を検出し、報知を行うので、安全性を向上することができる。
さらにまた、本発明のプラズマ発生装置では、前記プラズマ発生ノズルは、プラズマ発生部における導波管に複数個配列して取付けられることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記プラズマ発生ノズルはプラズマ発生部の導波管に複数取付けられ、その数が増えると、その重さによる撓みで、他の部分の導波管との接合面の上側が引かれ、前記振動や衝撃によって隙間が生じる、すなわち前記マイクロ波が漏洩する可能性が高く、本発明が特に効果的である。
また、本発明のプラズマ発生装置では、前記受信手段は、前記プラズマ発生部における導波管と、他の部分の導波管との接合面の少なくとも上側に設けられることを特徴とする。
上記の構成によれば、上述のように複数のプラズマ発生ノズルが取付けられるプラズマ発生部の導波管は、プラズマ発生ノズルの重さによる撓みで、他の部分の導波管との接合面の上側が引かれ、前記振動や衝撃によって隙間が生じる可能性が高く、その接合面の周囲、少なくともその上側に前記受信手段を設けることで、効率的にマイクロ波の漏洩を検出することができる。
さらにまた、本発明のプラズマ発生装置は、前記マイクロ波を遮蔽または減衰する筐体で覆われており、前記受信手段は、作業者がアクセス可能な箇所に設けられることを特徴とする。
上記の構成によれば、上記のプラズマ発生装置がマイクロ波を遮蔽または減衰する筐体で覆われている場合、前記遮蔽や減衰が可能な金属部分などでは、漏洩があっても、マイクロ波は前記遮蔽や減衰が行われるが、扉や窓などの開放して作業者がアクセス(手を入れたり覗いたりすることが)可能な箇所は、マイクロ波の漏洩の可能性があり、その部分に優先的に前記受信手段を設ける。このようにしてもまた、効率的にマイクロ波の漏洩を検出することができる。
また、本発明のワーク処理装置は、前記のプラズマ発生装置に、そのプラズマ照射方向とは交差する面上で前記ワークとプラズマ発生ノズルとを相対的に移動させる移動手段を備え、相対的な移動を行いつつ、前記ワークにプラズマを照射して所定の処理を施与することを特徴とする。
上記の構成によれば、マイクロ波の漏洩を検出し、マイクロ波の発生を停止または作業者に報知を行うことで、安全性を向上することができるワーク処理装置を実現することができる。
本発明のプラズマ発生装置は、以上のように、マイクロ波発生手段で発生されたマイクロ波のエネルギーに基づき、プラズマ発生ノズルがプラズマ化したガスを生成して放出するプラズマ発生装置において、マイクロ波を受信する受信手段を設け、その受信手段によってマイクロ波が受信されると、制御手段は、前記マイクロ波発生手段によるマイクロ波の発生を停止させる。
それゆえ、地震、移設、作業時の事故などによる振動や衝撃によって、予想外のマイクロ波の漏洩が生じても、その漏洩を検出し、マイクロ波の発生を停止させるので、安全性を向上することができる。
また、本発明のプラズマ発生装置は、以上のように、マイクロ波発生手段で発生されたマイクロ波のエネルギーに基づき、プラズマ発生ノズルがプラズマ化したガスを生成して放出するプラズマ発生装置において、マイクロ波を受信する受信手段を設け、その受信手段によってマイクロ波が受信されると、報知手段がそのことを作業者に報知する。
それゆえ、地震、移設、作業時の事故などによる振動や衝撃によって、予想外のマイクロ波の漏洩が生じても、その漏洩を検出し、報知を行うので、安全性を向上することができる。
また、本発明のワーク処理装置は、以上のように、前記のプラズマ発生装置に、そのプラズマ照射方向とは交差する面上で前記ワークとプラズマ発生ノズルとを相対的に移動させる移動手段を備え、相対的な移動を行いつつ、前記ワークにプラズマを照射して所定の処理を施与する。
それゆえ、マイクロ波の漏洩を検出し、マイクロ波の発生を停止または作業者に報知を行うことで、安全性を向上することができるワーク処理装置を実現することができる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の一形態に係るワーク処理装置Sの全体構成を示す斜視図である。このワーク処理装置Sは、プラズマを発生し被処理物となるワークWに前記プラズマを照射するプラズマ発生ユニットPU(プラズマ発生装置)と、ワークWを前記プラズマの照射領域を経由する所定のルートで搬送する搬送手段Cとを備えて構成されている。前記プラズマ発生ユニットPUおよび搬送手段Cの一部は、シールド筐体1内に収納され、前記搬送手段Cは、ワークWの搬入口2および搬出口3から外部にも延設されている。図2は、図1とは視線方向を異ならせたプラズマ発生ユニットPUの斜視図、図3は一部透視側面図である。なお、図1〜図3において、X−X方向を前後方向、Y−Y方向を左右方向、Z−Z方向を上下方向というものとし、−X方向を前方向、+X方向を後方向、−Yを左方向、+Y方向を右方向、−Z方向を下方向、+Z方向を上方向として説明する。
プラズマ発生ユニットPUは、マイクロ波を利用し、常温常圧でのプラズマ発生が可能なユニットであって、大略的に、マイクロ波を伝搬させる導波管10、この導波管10の一端側(左側)に配置され所定波長のマイクロ波を発生するマイクロ波発生装置20、導波管10に設けられたプラズマ発生部30、導波管10の他端側(右側)に配置されマイクロ波を反射させるスライディングショート40、導波管10に放出されたマイクロ波のうち反射マイクロ波がマイクロ波発生装置20に戻らないよう分離するサーキュレータ50、サーキュレータ50で分離された反射マイクロ波を吸収するダミーロード60および導波管10とプラズマ発生ノズル31とのインピーダンス整合を図るスタブチューナ70を備えて構成されている。また搬送手段Cは、図略の駆動手段により回転駆動される搬送ローラ80を含んで構成されている。本実施形態では、平板状のワークWが搬送手段Cにより搬送される例を示している。
導波管10は、アルミニウム等の非磁性金属から成り、断面矩形の長尺管状を呈し、マイクロ波発生装置20により発生されたマイクロ波をプラズマ発生部30へ向けて、その長手方向に伝搬させるものである。導波管10は、分割された複数の導波管ピースが互いのフランジ部同士で連結された連結体で構成されており、一端側から順に、マイクロ波発生装置20が搭載される第1導波管ピース11、スタブチューナ70が組付けられる第2導波管ピース12およびプラズマ発生部30が設けられている第3導波管ピース13が連結されて成る。なお、第1導波管ピース11と第2導波管ピース12との間にはサーキュレータ50が介在され、第3導波管ピース13の他端側にはスライディングショート40が連結されている。
また、第1導波管ピース11、第2導波管ピース12および第3導波管ピース13は、それぞれ金属平板からなる上面板、下面板および2枚の側面板を用いて角筒状に組立てられ、その両端にフランジ板が取付けられて構成されている。なお、このような平板の組み立てによらず、押出し成形や板状部材の折り曲げ加工等により形成された矩形導波管ピースもしくは非分割型の導波管を用いるようにしてもよい。また、断面矩形の導波管に限らず、たとえば断面楕円の導波管を用いることも可能である。さらに、非磁性金属に限らず、導波作用を有する各種の部材で導波管を構成することができる。
マイクロ波発生装置20は、たとえば2.45GHzのマイクロ波を発生するマグネトロン等のマイクロ波発生源と、このマイクロ波発生源にて発生されたマイクロ波の強度を所定の出力強度に調整するアンプとを具備する装置本体部21と、装置本体部21で発生されたマイクロ波を導波管10の内部へ放出するマイクロ波送信アンテナ22とを備えて構成されている。本実施形態に係るプラズマ発生ユニットPUでは、たとえば1W〜3kWのマイクロ波エネルギーを出力できる連続可変型のマイクロ波発生装置20が好適に用いられる。
図3に示すように、マイクロ波発生装置20は、装置本体部21からマイクロ波送信アンテナ22が突設された形態のものであり、第1導波管ピース11に載置される態様で固定されている。詳しくは、装置本体部21が第1導波管ピース11の上面板11Uに載置され、マイクロ波送信アンテナ22が上面板11Uに穿設された貫通孔111を通して第1導波管ピース11内部の導波空間110に突出する態様で固定されている。このように構成されることで、マイクロ波送信アンテナ22から放出された、たとえば2.45GHzのマイクロ波は、導波管10により、その一端側(左側)から他端側(右側)に向けて伝搬される。
プラズマ発生部30は、第3導波管ピース13の下面板13B(処理対象ワークとの対向面)に、左右方向へ一列に整列して突設された8個のプラズマ発生ノズル31を具備して構成されている。このプラズマ発生部30の幅員、つまり8個のプラズマ発生ノズル31の左右方向の配列幅は、平板状ワークWの搬送方向と直交する幅方向のサイズtと略合致する幅員とされている。これにより、ワークWを搬送ローラ80で搬送しながら、ワークWの全表面(下面板13Bと対向する面)に対してプラズマ処理が行えるようになっている。なお、8個のプラズマ発生ノズル31の配列間隔は、導波管10内を伝搬させるマイクロ波の波長λに応じて定めることが望ましい。たとえば、波長λの1/2ピッチ、1/4ピッチでプラズマ発生ノズル31を配列することが望ましく、2.45GHzのマイクロ波を用いる場合は、λ=230mmであるので、115mm(λ/2)ピッチ、或いは57.5mm(λ/4)ピッチでプラズマ発生ノズル31を配列すればよい。
図4は、2つのプラズマ発生ノズル31を拡大して示す側面図(一方のプラズマ発生ノズル31は分解図として描いている)、図5は、図4のA−A線側断面図である。プラズマ発生ノズル31は、中心導電体32(内部導電体)、ノズル本体33(外部導電体)、ノズルホルダ34、シール部材35および保護管36を含んで構成されている。
中心導電体32は、銅、アルミ、真鍮などの良導電性の金属から構成され、φ1〜5mm程度の棒状部材から成り、その上端部321の側が第3導波管ピース13の下面板13Bを貫通して導波空間130に所定長さだけ突出(この突出部分を受信アンテナ部320という)する一方で、下端部322がノズル本体33の下端縁331と略面一になるように、上下方向に配置されている。この中心導電体32には、受信アンテナ部320が導波管10内を伝搬するマイクロ波を受信することで、マイクロ波エネルギー(マイクロ波電力)が与えられるようになっている。当該中心導電体32は、長さ方向略中間部において、シール部材35により保持されている。
ノズル本体33は、良導電性の金属から構成され、中心導電体32を収納する筒状空間332を有する筒状体である。また、ノズルホルダ34も良導電性の金属から構成され、ノズル本体33を保持する比較的大径の下部保持空間341と、シール部材35を保持する比較的小径の上部保持空間342とを有する筒状体である。一方、シール部材35は、テフロン(登録商標)等の耐熱性樹脂材料やセラミック等の絶縁性部材から成り、前記中心導電体32を固定的に保持する保持孔351をその中心軸上に備える筒状体から成る。
ノズル本体33は、上方から順に、ノズルホルダ34の下部保持空間341に嵌合される上側胴部33Uと、後述するガスシールリング37を保持するための環状凹部33Sと、環状に突設されたフランジ部33Fと、ノズルホルダ34から突出する下側胴部33Bとを具備している。また、上側胴部33Uには、所定の処理ガスを前記筒状空間332へ供給させるための連通孔333が穿孔されている。
このノズル本体33は、中心導電体32の周囲に配置された外部導電体として機能するもので、中心導電体32は所定の環状空間H(絶縁間隔)が周囲に確保された状態で筒状空間332の中心軸上に挿通されている。ノズル本体33は、上側胴部33Uの外周部がノズルホルダ34の下部保持空間341の内周壁と接触し、またフランジ部33Fの上端面がノズルホルダ34の下端縁343と接触するようにノズルホルダ34に嵌合されている。なお、ノズル本体33は、たとえばプランジャやセットビス等を用いて、ノズルホルダ34に対して着脱自在な固定構造で装着されることが望ましい。
ノズルホルダ34は、第3導波管ピース13の下面板13Bに穿孔された貫通孔131に密嵌合される上側胴部34U(上部保持空間342の位置に略対応する)と、下面板13Bから下方向に延出する下側胴部34B(下部保持空間341の位置に略対応する)とを備えている。下側胴部34Bの外周には、処理ガスを前記環状空間Hに供給するためのガス供給孔344が穿孔されている。図示は省略しているが、このガス供給孔344には、所定の処理ガスを供給するガス供給管の終端部が接続するための管継手等が取り付けられる。かかるガス供給孔344と、ノズル本体33の連通孔333とは、ノズル本体33がノズルホルダ34への定位置嵌合された場合に互いに連通状態となるように、各々位置設定されている。なお、ガス供給孔344と連通孔333との突き合わせ部からのガス漏洩を抑止するために、ノズル本体33とノズルホルダ34との間にはガスシールリング37が介在されている。
これらガス供給孔344および連通孔333は、周方向に等間隔に複数穿孔されていてもよく、また中心へ向けて半径方向に穿孔されるのではなく、前述の特許文献1のように、処理ガスを旋回させるように、前記筒状空間332の外周面の接線方向に穿孔されてもよい。また、ガス供給孔344および連通孔333は、中心導電体32に対して垂直ではなく、処理ガスの流れを良くするために、上端部321側から下端部322側へ斜めに穿設されてもよい。
シール部材35は、その下端縁352がノズル本体33の上端縁334と当接し、その上端縁353がノズルホルダ34の上端係止部345と当接する態様で、ノズルホルダ34の上部保持空間342に保持されている。すなわち、上部保持空間342に中心導電体32を支持した状態のシール部材35が嵌合され、ノズル本体33の上端縁334でその下端縁352が押圧されるようにして組付けられているものである。
保護管36(図5では図示省略している)は、所定長さの石英ガラスパイプ等から成り、ノズル本体33の筒状空間332の内径に略等しい外径を有する。この保護管36は、ノズル本体33の下端縁331での異常放電(アーキング)を防止して、後述するプルームPを正常に放射させる機能を有しており、その一部がノズル本体33の下端縁331から突出するように、前記筒状空間332に内挿されている。なお、保護管36は、その先端部が下端縁331と一致するように、或いは下端縁331よりも内側へ入り込むように、その全体が筒状空間332に収納されていてもよい。
プラズマ発生ノズル31は上記のように構成されている結果、ノズル本体33、ノズルホルダ34および第3導波管ピース13(導波管10)は導通状態(同電位)とされている一方で、中心導電体32は絶縁性のシール部材35で支持されていることから、これらの部材とは電気的に絶縁されている。したがって、図6に示すように、導波管10がアース電位とされた状態で、中心導電体32の受信アンテナ部320でマイクロ波が受信され中心導電体32にマイクロ波電力が給電されると、その下端部322およびノズル本体33の下端縁331の近傍に電界集中部が形成されるようになる。
かかる状態で、ガス供給孔344から、たとえば酸素ガスや空気のような酸素系の処理ガスが環状空間Hへ供給されると、前記マイクロ波電力により処理ガスが励起されて中心導電体32の下端部322付近においてプラズマ(電離気体)が発生する。このプラズマは、電子温度が数万度であるものの、ガス温度は外界温度に近い反応性プラズマ(中性分子が示すガス温度に比較して、電子が示す電子温度が極めて高い状態のプラズマ)であって、常圧下で発生するプラズマである。
このようにしてプラズマ化された処理ガスは、ガス供給孔344から与えられるガス流によりプルームPとしてノズル本体33の下端縁331から放射される。このプルームPにはラジカルが含まれ、たとえば処理ガスとして酸素系ガスを使用すると酸素ラジカルが生成されることとなり、有機物の分解・除去作用、レジスト除去作用等を有するプルームPとすることができる。本実施形態に係るプラズマ発生ユニットPUでは、プラズマ発生ノズル31が複数個配列されていることから、左右方向に延びるライン状のプルームPを発生させることが可能となる。
因みに、処理ガスとしてアルゴンガスのような不活性ガスや窒素ガスを用いれば、各種基板の表面クリーニングや表面改質を行うことができる。また、フッ素を含有する化合物ガスを用いれば基板表面を撥水性表面に改質することができ、親水基を含む化合物ガスを用いることで基板表面を親水性表面に改質することができる。さらに、金属元素を含む化合物ガスを用いれば、基板上に金属薄膜層を形成することができる。
スライディングショート40は、各々のプラズマ発生ノズル31に備えられている中心導電体32と、導波管10の内部を伝搬されるマイクロ波との結合状態を最適化するために備えられているもので、マイクロ波の反射位置を変化させて定在波パターンを調整可能とするべく第3導波管ピース13の右側端部に連結されている。したがって、定在波を利用しない場合は、当該スライディングショート40に代えて、電波吸収作用を有するダミーロードが取付けられる。
図7は、スライディングショート40の内部構造を示す透視斜視図である。図7に示すように、スライディングショート40は、導波管10と同様な断面矩形の筐体構造を備えており、導波管10と同じ材料で構成された中空空間410を有する筐体部41と、前記中空空間410内に収納された円柱状の反射ブロック42と、反射ブロック42の基端部に一体的に取り付けられ前記中空空間410内を左右方向に摺動する矩形ブロック43と、この矩形ブロック43に組付けられた移動機構44と、反射ブロック42にシャフト45を介して直結されている調整ノブ46とを備えている。
反射ブロック42は、マイクロ波の反射面となる先端面421が第3導波管ピース13の導波空間130に対向するよう左右方向に延在する円柱体である。この反射ブロック42は、矩形ブロック43と同様な角柱状を呈していてもよい。前記移動機構44は、調整ノブ46の回転操作により、矩形ブロック43およびこれと一体化された反射ブロック42を左右方向に推進若しくは後退させる機構であって、調整ノブ46を回転させることで反射ブロック42が中空空間410内において矩形ブロック43にてガイドされつつ左右方向に移動可能とされている。かかる反射ブロック42の移動による先端面421の位置調整によって、定在波パターンが最適化される。なお、調整ノブ46の回転操作を、ステッピングモータ等を用いて自動化することが望ましい。
サーキュレータ50は、たとえばフェライト柱を内蔵する導波管型の3ポートサーキュレータからなり、一旦はプラズマ発生部30へ向けて伝搬されたマイクロ波のうち、プラズマ発生部30で電力消費されずに戻って来る反射マイクロ波を、マイクロ波発生装置20に戻さずダミーロード60へ向かわせるものである。このようなサーキュレータ50を配置することで、マイクロ波発生装置20が反射マイクロ波によって過熱状態となることが防止される。
図8は、サーキュレータ50の作用を説明するためのプラズマ発生ユニットPUの上面図である。図示するように、サーキュレータ50の第1ポート51には第1導波管ピース11が、第2ポート52には第2導波管ピース12が、さらに第3ポート53にはダミーロード60がそれぞれ接続されている。そして、マイクロ波発生装置20のマイクロ波送信アンテナ22から発生されたマイクロ波は、矢印aで示すように第1ポート51から第2ポート52を経由して第2導波管ピース12へ向かう。これに対して、第2導波管ピース12側から入射する反射マイクロ波は、矢印bで示すように、第2ポート52から第3ポート53へ向かうよう偏向され、ダミーロード60へ入射される。
ダミーロード60は、上述の反射マイクロ波を吸収して熱に変換する水冷型(空冷型でも良い)の電波吸収体である。このダミーロード60には、冷却水を内部に流通させるための冷却水流通口61が設けられており、反射マイクロ波を熱変換することにより発生した熱が前記冷却水に熱交換されるようになっている。
スタブチューナ70は、導波管10とプラズマ発生ノズル31とのインピーダンス整合を図るためのもので、第2導波管ピース12の上面板12Uに所定間隔を置いて直列配置された3つのスタブチューナユニット70A〜70Cを備えている。図9は、スタブチューナ70の設置状況を示す透視側面図である。図示するように、3つのスタブチューナユニット70A〜70Cは同一構造を備えており、第2導波管ピース12の導波空間120に突出するスタブ71と、該スタブ71に直結された操作棒72と、スタブ71を上下方向に出没動作させるための移動機構73と、これら機構を保持する外套74とから構成されている。
スタブチューナユニット70A〜70Cに各々備えられているスタブ71は、その導波空間120への突出長が各操作棒72により独立して調整可能とされている。これらスタブ71の突出長は、たとえばマイクロ波電力パワーをモニタしつつ、中心導電体32による消費電力が最大となるポイント(反射マイクロ波が最小になるポイント)を探索することで決定される。なお、このようなインピーダンス整合は、必要に応じてスライディングショート40と連動させて実行される。このスタブチューナ70の操作も、ステッピングモータ等を用いて自動化することが望ましい。
搬送手段Cは、所定の搬送路に沿って配置された複数の搬送ローラ80を備え、図略の駆動手段により搬送ローラ80が駆動されることで、処理対象となるワークWを、前記プラズマ発生部30を経由して搬送させるものである。ここで、処理対象となるワークWとしては、プラズマディスプレイパネルや半導体基板のような平型基板、電子部品が実装された回路基板等を例示することができる。また、平型形状でないパーツや組部品等も処理対象とすることができ、この場合は搬送ローラに代えてベルトコンベア等を採用すればよい。
上述のように構成されるワーク処理装置Sにおいて、本実施の形態では、シールド筐体1のワークWの搬入口2および搬出口3ならびに、プラズマ発生部30の第3導波管ピース13の両端部のフランジ13F1,13F2上には、ロッド状のマイクロ波アンテナA11,A12;A21,A22(総称するときは、以下参照符号Aで示す)が取付けられる。これらのマイクロ波アンテナAは、前記2.45GHzのマイクロ波を用いる場合、素子の長さが、波長λ=230mmの、好ましくは2×n倍、または1/2×n倍の長さに選ばれる。
ワークWの搬入口2および搬出口3に設けられるマイクロ波アンテナA11,A12は、それらの開口部からのマイクロ波の漏洩を検出するために設けられており、前記搬入口2および搬出口3の直近であれば、内方側と外方側との何れに設けられてもよいが、内方側の方がマイクロ波を捉え易く、前記搬送ローラ80や図示しない配管、配線、補機の配置などに応じて、適宜定められればよい。
また、第3導波管ピース13の両端部のフランジ13F1,13F2上に設けられるマイクロ波アンテナA21,A22は、前記フランジ13F1,13F2によるスタブチューナ70側の第2導波管ピース12およびスライディングショート40との接合部からのマイクロ波の漏洩を検出するものである。ここで、図11で示すように、プラズマ発生部30の第3導波管ピース13には、前述のように多くのプラズマ発生ノズル31が設けられており、しかもその直下をワークWが搬送されるので、参照符号F1およびF2で示すように、両脇のスタブチューナ70側の第2導波管ピース12およびスライディングショート40によって筐体1に支持される。したがって、参照符号F3で示すように、第3導波管ピース13の中央部にかけて撓みが生じ、これによって上面板13Uが下方に引かれている。
そこで、地震、移設、作業時の事故などによる振動や衝撃によって、前記フランジ13F1,13F2の接合部の上面に隙間Gが生じ、その隙間Gからマイクロ波が漏洩する可能性がある。このため、接合部の近傍、とりわけ前記のように接合部の上側にマイクロ波アンテナA21,A22を設けることが好ましい。
次に、本実施形態に係るワーク処理装置Sの電気的構成について説明する。図10は、ワーク処理装置Sの制御系を示すブロック図である。この制御系は、CPU(中央演算処理装置)901およびその周辺回路等から成る全体制御部90と、出力インタフェイスや駆動回路等から成るマイクロ波出力制御部91、ガス流量制御部92および搬送制御部93と、表示手段や操作パネル等から成り、前記全体制御部90に対して所定の操作信号を与える操作部95と、入力インタフェイスやアナログ/デジタル変換器等から成るセンサ入力部96,97と、受信機R11,R12;R21,R22(総称するときは、以下参照符号Rで示す)と、センサ961,971ならびに駆動モータ931および流量制御弁923とを備えて構成される。
マイクロ波出力制御部91は、マイクロ波発生装置20から出力されるマイクロ波のON−OFF制御、出力強度制御を行うもので、前記2.45GHzのパルス信号を生成してマイクロ波発生装置20の装置本体部21によるマイクロ波発生の動作制御を行う。
ガス流量制御部92は、プラズマ発生部30の各プラズマ発生ノズル31へ供給する処理ガスの流量制御を行うものである。具体的には、ガスボンベ等の処理ガス供給源921と各プラズマ発生ノズル31との間を接続するガス供給管922に設けられた前記流量制御弁923の開度調整をそれぞれ行う。
搬送制御部93は、搬送ローラ80を回転駆動させる駆動モータ931の動作制御を行うもので、ワークWの搬送開始/停止、および搬送速度の制御等を行うものである。
全体制御部90は、当該ワーク処理装置Sの全体的な動作制御を司るもので、操作部95から与えられる操作信号に応じて、センサ入力部96から入力される流量センサ961の測定結果、センサ入力部97から入力される速度センサ971によるワークWの搬送速度の測定結果等をモニタし、上記マイクロ波出力制御部91、ガス流量制御部92および搬送制御部93を、所定のシーケンスに基づいて動作制御する。
具体的には、前記CPU901は、メモリ902に予め格納されている制御プログラムに基づいて、ワークWの搬送を開始させてワークWをプラズマ発生部30へ導き、所定流量の処理ガスを各プラズマ発生ノズル31へ供給させつつマイクロ波電力を与えてプラズマ(プルームP)を発生させ、ワークWを搬送しながらその表面にプルームPを放射させるものである。これにより、複数のワークWを連続的に処理する。
このとき、前記CPU901は、前記各マイクロ波アンテナAで受信された2.45GHzの空中線電力のレベルを、各マイクロ波アンテナAに対して設けられる受信機Rから取込み、予め定めるレベル、たとえば5mW/cm以上になると、マイクロ波が漏洩しているものと判定して、前記マイクロ波出力制御部91にマイクロ波の発生を停止させるインターロック動作を行うとともに、操作部95から、作業者に報知する。報知の手法は、ブザーの鳴動など聴覚を利用するものや、ランプの発光または表示手段による表示など視覚を利用するものなどの任意の手段が用いられればよく、また複数のマイクロ波アンテナAの何れの箇所で漏洩が検出されたのかを表示することで、対策を講じ易くすることができる。
したがって、前記マイクロ波アンテナAおよび受信機Rは、マイクロ波を受信する受信手段を構成する。全体制御部90は、制御手段を構成するとともに、操作部95と報知手段を構成する。上述の説明では、受信機Rは、空中線電力のレベルを出力し、CPU901が、そのレベルから漏洩の有無を判定し、マイクロ波の停止や報知の動作を行ったけれども、受信機Rが所定レベル以上の空中線電力が検出されたときに出力を導出するようにしてもよく、またその出力をCPU901で判定することなく、その出力に応答して主電源が遮断されることで、マイクロ波を停止するようにしてもよい。また、前記5mW/cmの閾値で漏洩の有無を判定しているけれども、複数の閾値を設け、先ず報知のみ、次にマイクロ波遮断というように、漏洩の程度によって、全体制御部90の応答動作を切換えるようにしてもよい。
以上説明したワーク処理装置Sによれば、ワーク搬送手段CでワークWを搬送しつつ、導波管10に複数個配列して取付けられたプラズマ発生ノズル31からプラズマ化されたガスをワークWに対して放射することが可能であるので、複数の被処理ワークに対して連続的にプラズマ処理を行うことができ、また大面積のワークに対しても効率良くプラズマ処理を行うことができる。したがって、バッチ処理タイプのワーク処理装置に比較して、各種の被処理ワークに対するプラズマ処理作業性に優れるワーク処理装置S若しくはプラズマ発生装置PUを提供することができる。しかも、外界の温度および圧力でプラズマを発生させることができるので、真空チャンバー等を必要とせず、設備構成を簡素化することができる。
また、マイクロ波発生装置20から発生されたマイクロ波を、各々のプラズマ発生ノズル31が備える中心導電体32で受信させ、そのマイクロ波のエネルギーに基づきそれぞれのプラズマ発生ノズル31からプラズマ化されたガスを放出させることができるので、マイクロ波が保有するエネルギーの各プラズマ発生ノズル31への伝達系を簡素化することができる。したがって、装置構成のシンプル化、コストダウン等を図ることができる。
さらに、複数のプラズマ発生ノズル31が一列に整列配置されて成るプラズマ発生部30が、平板状のワークWの搬送方向と直交する幅方向のサイズtに略合致した幅員を有しているので、当該ワークWを、搬送手段Cにより一度だけプラズマ発生部30を通過させるだけで、その全面の処理を完了させることができ、平板状のワークに対するプラズマ処理効率を格段に向上させることができる。また、搬送されて来るワークWに対して同じタイミングでプラズマ化されたガスを放射できるようになり、均質的な表面処理等を行うことができる。
さらにまた、上述のように常圧下での使用で、振動や衝撃によって、予想外のマイクロ波の漏洩が生じても、専門的な測定機器を用いることなく、その漏洩を検出し、全体制御部90がマイクロ波の発生を停止させ、また作業者に報知を行うので、安全性を向上することができる。
また、上述のようにプラズマ発生部30にプラズマ発生ノズル31が複数取付けられている場合には、個数が増える程、その重さによる撓みで、フランジ13F1,13F2の接合面の上側が引かれ、前記振動や衝撃によって隙間Gが生じ易く、すなわち前記マイクロ波が漏洩する可能性が高く、本発明が特に効果的である。
上述の実施の形態では、常圧でプラズマを発生させることができるプラズマ発生ユニットPUのマイクロ波や処理ガスなどを遮蔽するシールド筐体1において、マイクロ波アンテナA11,A12は、ワークWを連続処理するための開口部分である前記搬入口2および搬出口3に設けられており、作業者がアクセス(手を入れたり覗いたりすることが)可能なそれらの搬入口2および搬出口3からのマイクロ波の漏洩を優先的に検出することができるとともに、搬入口2に設けられるマイクロ波アンテナA11は、プルームPの状態などを覗くことができる監視窓4から漏洩するマイクロ波も検出することができ、またプラズマ発生部30の第3導波管13の両端部のフランジ13F1,13F2上に設けられるマイクロ波アンテナA21,A22は、構造的に弱い導波管10の接合部からのマイクロ波の漏洩を効率的に検出できるが、マイクロ波アンテナAは、前記導波管10の外方側であれば、何れの箇所に設けられてもよい。
たとえば、マイクロ波アンテナAが、図12において矢印で示すように、フランジ13F1の四周にあれば、全周からの漏洩を検出でき、清掃などのメンテナンスの際に、マイクロ波の漏洩の有無から、隙間無く組立てができたかを判断することができる。
また、図13で示すように、マイクロ波アンテナAを、壁面1Aや天面1Bに設けると、何れの部位からマイクロ波が漏れても、筐体1内で反射を繰返し、少ないアンテナ数で、効率良く漏洩を検出できる可能性がある。この場合は、筐体1内をどのように反射してきてもマイクロ波を捉えることができるように、マイクロ波アンテナAには、無指向性または無指向性に近いアンテナを用いることが好ましい。
このような壁面1Aや天面1Bに取付ける場合は、平面アンテナが好ましく、さらに壁面1Aや天面1Bが湾曲していると、それに沿うように取付け、或いはアンテナ自体が湾曲することが一層好ましい。平面アンテナの取付けは、たとえば壁面1Aに対しては、額縁と同様の要領で、下部の少なくとも2点と、上部の少なくとも1点とを壁面1Aに固定することで実現することができ、天面1Bに対しては、四隅を吊下げることで実現することができる。
しかしながら、たとえば導波管10の他の部分で、どちら側に撓むかは、導波管10のどこで筐体1に支持させるかによって異なるように、マイクロ波アンテナAの設置位置は、コスト的に許される箇所数および精度で、前述のように配管、配線、補機の配置などに応じて、適宜定められればよい。特に構造的に弱く、漏洩の可能性が高い適所に設けることは、効率的である。
さらにまた、図14で示すように大型の機器101で開口部102や扉103を有する場合には、矢印で示すように、開口部に近く、効率的にマイクロ波を捉えることができる複数の箇所に、図15で示すように小型の機器111の場合には、矢印で示すように、正面の扉112部分にのみ設けられるようにしてもよい。図14の機器101は、たとえば半田付けされた基板からフラックスを洗浄する装置あり、前記プラズマ発生装置PUはフロー槽に組込まれ、図15の機器111は、たとえば医療用器具の消毒に用いる滅菌装置であり、プラズマ発生装置PUは本体右奥に設置され、庫内に収納された器具にプラズマ照射を行う。
以上、本発明の一実施形態に係るワーク処理装置Sについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば下記の実施形態を取ることができる。
(1)上記実施形態では、複数のプラズマ発生ノズル31を一列に整列配置した例を示したが、ノズル配列はワークWの形状やマイクロ波電力のパワー等に応じて適宜決定すればよく、たとえばワークWの搬送方向に複数列プラズマ発生ノズル31をマトリクス整列したり、千鳥配列したりしてもよい。
(2)上記実施形態では、移動手段としてワークWを搬送する搬送手段Cが用いられ、その搬送手段Cとしては搬送ローラ80の上面にワークWを載置して搬送する形態を例示したが、この他に、たとえば上下の搬送ローラ間にワークWをニップさせて搬送させる形態、搬送ローラを用いず所定のバスケット等にワークを収納し前記バスケット等をラインコンベア等で搬送させる形態、或いはロボットハンド等でワークWを把持してプラズマ発生部30へ搬送させる形態であってもよい。或いは、移動手段としてはプラズマ発生ノズル31側を移動させる構成であってもよい。すなわち、ワークWとプラズマ発生ノズル31とは、プラズマ照射方向(Z方向)とは交差する面(X,Y面)上で相対的に移動すればよい。
(3)上記実施形態では、マイクロ波発生源として2.45GHzのマイクロ波を発生するマグネトロンを例示したが、マグネトロン以外の各種高周波電源も使用可能であり、また2.45GHzとは異なる波長のマイクロ波を用いるようにしてもよい。
(4)導波管10内におけるマイクロ波電力を測定するために、パワーメータを導波管10の適所に設置することが望ましい。たとえば、マイクロ波発生装置20のマイクロ波送信アンテナ22から放出されたマイクロ波電力に対する反射マイクロ波電力の比を知見するために、サーキュレータ50と第2導波管ピース12との間に、パワーメータを内蔵する導波管を介在させるようにすることができる。
本発明に係るワーク処理装置およびプラズマ発生装置は、半導体ウェハ等の半導体基板に対するエッチング処理装置や成膜装置、プラズマディスプレイパネル等のガラス基板やプリント基板の清浄化処理装置、医療機器等に対する滅菌処理装置、タンパク質の分解装置等に好適に適用することができる。
本発明に係るワーク処理装置の全体構成を示す斜視図である。 図1とは視線方向を異ならせたプラズマ発生ユニットの斜視図である。 ワーク処理装置の一部透視側面図である。 2つのプラズマ発生ノズルを拡大して示す側面図(一方のプラズマ発生ノズルは分解図として描いている)である。 図4のA−A線側断面図である。 プラズマ発生ノズルにおけるプラズマの発生状態を説明するための透視側面図である。 スライディングショートの内部構造を示す透視斜視図である。 サーキュレータの作用を説明するためのプラズマ発生ユニットの上面図である。 スタブチューナの設置状況を示す透視側面図である。 ワーク処理装置の制御系を示すブロック図である。 プラズマ発生部の第3導波管ピースの撓みを説明するための正面図である。 前記第3導波管ピースへのマイクロ波アンテナの他の取付け例を説明するための斜視図である。 前記マイクロ波アンテナのさらに他の取付け例を説明するための斜視図である。 前記マイクロ波アンテナの他の取付け例を説明するための斜視図である。 前記マイクロ波アンテナのさらに他の取付け例を説明するための斜視図である。
符号の説明
1 シールド筐体
1A 壁面S
1B 天面
2 搬入口
3 搬出口
4 監視窓
10 導波管
13 第3導波管ピース
13F1,13F2 フランジ
20 マイクロ波発生装置(マイクロ波発生手段)
30 プラズマ発生部
31 プラズマ発生ノズル
32 中心導電体(内部導電体)
33 ノズル本体(外部導電体)
34 ノズルホルダ
344 ガス供給孔(ガス供給部)
40 スライディングショート
50 サーキュレータ
60 ダミーロード
70 スタブチューナ
80 搬送ローラ
90 全体制御部
901 CPU
902 メモリ
91 マイクロ波出力制御部
92 ガス流量制御部
93 搬送制御部
95 操作部
96,97 センサ入力部
101,111 機器
102 開口部
103,112 扉
A;A11,A12;A21,A22 マイクロ波アンテナ
S ワーク処理装置
C 搬送手段
PU プラズマ発生ユニット(プラズマ発生装置)
R11,R12;R21,R22 受信機
W ワーク

Claims (6)

  1. マイクロ波発生手段で発生されたマイクロ波のエネルギーに基づき、プラズマ発生ノズルがプラズマ化したガスを生成して放出するプラズマ発生装置において、
    前記マイクロ波を受信する受信手段と、
    前記受信手段によってマイクロ波が受信されると、前記マイクロ波発生手段によるマイクロ波の発生を停止させる制御手段とを含むことを特徴とするプラズマ発生装置。
  2. マイクロ波発生手段で発生されたマイクロ波のエネルギーに基づき、プラズマ発生ノズルがプラズマ化したガスを生成して放出するプラズマ発生装置において、
    前記マイクロ波を受信する受信手段と、
    前記受信手段によってマイクロ波が受信されると、報知を行う報知手段とを含むことを特徴とするプラズマ発生装置。
  3. 前記プラズマ発生ノズルは、プラズマ発生部における導波管に複数個配列して取付けられることを特徴とする請求項1または2記載のプラズマ発生装置。
  4. 前記受信手段は、前記プラズマ発生部における導波管と、他の部分の導波管との接合面の少なくとも上側に設けられることを特徴とする請求項3記載のプラズマ発生装置。
  5. 前記マイクロ波を遮蔽または減衰する筐体で覆われており、
    前記受信手段は、作業者がアクセス可能な箇所に設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプラズマ発生装置。
  6. 前記請求項1〜5のいずれか1項に記載のプラズマ発生装置に、そのプラズマ照射方向とは交差する面上で前記ワークとプラズマ発生ノズルとを相対的に移動させる移動手段を備え、相対的な移動を行いつつ、前記ワークにプラズマを照射して所定の処理を施与することを特徴とするワーク処理装置。
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