JP2007220170A - コンテンツ再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】再生非対応のコンテンツデータを再生した場合、音声が一切出力されないなど正常なデータ再生が行われない。このような場合、利用者によってはその原因が分からず混乱するため、従来、再生非対応の旨の警告メッセージをディスプレイに表示するなどしている。しかし、その原因が分かっている利用者にとっては、映像に警告メッセージが被って表示されるなど煩わしいだけである、という課題がある。
【解決手段】以上の課題を解決するために、本発明は、利用者が予め、コンテンツ再生装置の音量レベルを0にしておくなど所定の再生制御を行っている場合には、利用者はそのコンテンツ再生装置で非対応のデータ再生がなされないことを予め承知しており、そこでのデータ再生自体を想定していない、として警告出力を抑制する機能を備えたコンテンツ再生装置を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンテンツ再生装置において、再生非対応のコンテンツの場合に行われる「再生非対応」である旨の警告の出力を効率的に抑制するための技術に関する。
現在、フラットパネルディスプレイ装置や、DVDプレイヤー、CD/MP3プレイヤーなどのコンテンツ再生装置の普及により、一般家庭においてもデジタルコンテンツデータを再生する環境が整っている。そして、このようなデジタルコンテンツデータのデータ符号化(格納)方式は現在さまざまなものが提供されており、例えば映像に関しては、圧縮符号化方式であるMPEG(Moving Picture Experts Group)方式だけでも主にMPEG1、MPEG2、MPEG4、MPEG7や、その他MPEG4に準拠する各企業体独自の方式などが提供されている。また音声に関しても、PCM(パルス・コード・モデュレーション)やMP3(MPEG Audio Layer−3)、DTS(デジタル・シアター・システム:登録商標)、ドルビー(登録商標)デジタル、AAC(アドバンスド・オーディオ・コーディング)、ATRAC(アドバンスド・トランスフォーム・アコースティック・コーディング:登録商標)などが提供されている。しかし、これらの各方式は基本的に互換性が無いことが多く、このようなデジタルデータを再生しようとする場合は、コンテンツ再生装置がその符号化方式に対応したデコーダ(復号化装置)を備えるなどして再生に対応している必要がある。そのため、例えば通常のPCM音源対応CDプレイヤーでMP3音声データを再生するなど再生非対応のコンテンツデータを再生した場合、「ピーガー」などの異音が出力されたり、音声が一切出力されない、などして正常なデータ再生が行われない。
このような場合、利用者がそのデータ符号化方式の違いも含めて対応/非対応などに関する知識を有していればいいが、それらについてあまり知らない利用者の場合その原因が分からず混乱することになる。そこで、従来では、「その(音声)データ方式には対応していません」などの警告を簡易表示用パネルやディスプレイに表示するなどして、利用者にその旨を通知することが行われている。同様に特許文献1では、著作権保護コンテンツの出力先が著作権保護に対応していないコンテンツ再生装置である場合に、その非対応を示す警告情報を出力表示し、ユーザーにその旨を通知する技術が開示されている。
特開2006―005726号公報
しかし、上記のように再生非対応のコンテンツデータの再生に関して利用者へ警告を出力する場合、以下のような課題がある。すなわちデータ符号化(格納)方式などの違いも含めて対応/非対応に関する知識を有している利用者は、例えばDTS(登録商標)音声データの再生非対応のディスプレイ装置に、別途DTS(登録商標)音声データ再生対応のオーディオシステムを接続済みであるなど、その再生非対応について対策を講じている可能性がある。そのような場合、音声データはオーディオシステムにおいて正常に再生されているにも関わらず、ディスプレイ装置に音声データの再生が非対応である旨の警告が表示されるので、音声とともに再生されるべき映像に警告メッセージが被って表示されるなど利用者にとっては煩わしいだけである、という課題である。
以上の課題を解決するために、本発明は、利用者が予め、例えばディスプレイ装置(コンテンツ再生装置)の音量レベルを0にしておくなど所定の再生制御を行っている場合には、利用者はそのコンテンツ再生装置で非対応のデータ再生がなされないことを予め承知しており、そのコンテンツ再生装置でのデータ再生自体を想定していない(そして別途対策を講じている)、として警告出力を抑制する機能を備えたコンテンツ再生装置を提供する。
具体的には、再生非対応コンテンツ情報を取得した際に利用者に対して警告出力をする警告出力部と、リモコンからの「音量レベル調整信号」など、利用者にコンテンツ情報の再生制御信号を入力さるための再生制御信号入力部と、入力された再生制御信号に基づく、「音量レベル0」などの再生制御状態を検知する検知部と、検知部で検知された再生制御状態が所定の状態である場合には、前記警告出力を抑制する警告出力抑制部と、を有するコンテンツ再生装置である。
以上のような構成をとる本発明によって、利用者から入力された再生制御信号により制御されている「音量レベル0」などのコンテンツ再生装置の再生制御状態に応じて、利用者がその再生非対応を承知しているか否かを特定し、無駄な警告出力を抑制することができるようになる。したがって、再生非対応を承知していないと思われる利用者は警告によって再生非対応である旨を知ることができ、再生非対応を承知していると思われる利用者はそのコンテンツ再生に際して、煩わしさなどを感じることなくコンテンツを楽しむことができる。
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。なお、実施例1は、主に請求項1、5、6について説明する。また、実施例2は、主に請求項2、7について説明する。また、実施例3は、主に請求項3、8について説明する。また、実施例4は、主に請求項4について説明する。
≪実施例1≫
<概要>
図1に示すのは、本実施例のコンテンツ再生装置において、再生非対応であるコンテンツに関して警告出力処理が実行される一例を表す図である。この図にあるように、本実施例のコンテンツ再生装置であるディスプレイ装置(0100)において、その音量設定(図中β)が「25」などに調整されている場合、利用者はこのディスプレイ装置(の内蔵スピーカー)からの音声出力を期待してコンテンツの再生を行っていると想定される。しかし、このディスプレイ装置は、再生に非対応である音声のコンテンツデータ「DTS(登録商標)音声データ」をDVDプレイヤー(0110)などから取得すると、内蔵スピーカーの故障などを防ぐためその音声は出力されない。そのため、何も知らずディスプレイ装置からの音声出力を期待しているユーザーは、何か故障が発生したのではないか、など誤解してしまう可能性がある。そこでこのディスプレイ装置は、このように再生非対応の音声コンテンツデータ「DTS(登録商標)音声データ」を取得すると、ディスプレイ上に「この音声には対応していません」(図中α)などの警告メッセージを表示する。これにより、ディスプレイ装置からの音声出力を期待しているユーザーは、その音声が出力されない理由を容易に把握することができる。
しかし、一方で、このディスプレイ装置がDTS(登録商標)音声データの再生に非対応であることを承知している利用者にとっては、このような警告メッセージの表示は煩わしいだけとなる。そこで、このディスプレイ装置は、例えばその音量設定などの再生制御状態から警告メッセージの表示/非表示などを切り換えることができることを特徴とする。
図2に示すのは、本実施例のコンテンツ再生装置において、再生非対応であるコンテンツに関して警告出力処理が実行されない一例を表す図である。この図にあるように、このディスプレイ装置において、その音量設定(図中β)が予め「4」など小さめに調整されている場合、利用者はこのディスプレイ装置(の内蔵スピーカー)からの音声出力は期待せずにコンテンツの再生を行っている、と想定され、例えば別途DTS(登録商標)再生対応のオーディオコンポ(0220)をDVDプレイヤー(0210)に接続しているなど何らかの対応手段を講じている可能性が高い。そこで今度は、このディスプレイ装置は、このように再生非対応の「DTS(登録商標)音声データ」を取得してもディスプレイ上に警告メッセージは表示しない(図中α)。これにより、ディスプレイ装置からの音声出力を期待していないユーザーにとって煩わしいだけの警告メッセージなどの出力をなくすことができる。
なお、上記例では、ディスプレイ装置において非対応の音声コンテンツを取得した場合の警告メッセージの表示/非表示について説明したが、このようなコンテンツ再生装置がディスプレイ装置である場合の構成要件についての説明は詳しくは実施例3などにて行う。本実施例においては、ディスプレイ装置に限定されない本発明におけるコンテンツ再生装置全般における構成要件について説明する。
<機能的構成>
図3に示すのは、本実施例のコンテンツ再生装置における機能ブロックの一例を表す図である。「コンテンツ」とは、動画を含む画像、音声、テキストなどのマルチメディアデータのほか、プログラムデータなどが挙げられる。また「コンテンツ再生装置」とは、そのコンテンツを再生する機能を備える装置であって、例えば、液晶テレビやプラズマディスプレイテレビ、プロジェクターなどのディスプレイ装置のほか、DVDプレイヤーやHDDプレイヤー、ネットワークプレイヤーなどの動画再生プレイヤー、ラジカセやオーディオコンポ、携帯型MP3プレイヤーなどの音声プレイヤー装置、あるいは電子ペーパーなどのテキストビューワー装置、などが挙げられる。
そして、本実施例の「コンテンツ再生装置」(0300)は、「警告出力部」(0301)と、「再生制御信号入力部」(0302)と、「検知部」(0303)と、「警告出力抑制部」(0304)と、を有する。
なお、以下に記載する本装置の機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUや主メモリ、バス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部やその外部周辺機器用のI/Oポート、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、情報入力に利用されるユーザーインターフェースなどが挙げられる。またこれらハードウェアやソフトウェアは、主メモリ上に展開したプログラムをCPUで演算処理したり、メモリやハードディスク上に保持されているデータや、インターフェースを介して入力されたデータなどを加工、蓄積、出力処理したり、あるいは各ハードウェア構成部の制御を行ったりするために利用される。また、この発明は装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記録媒体に固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
「警告出力部」(0301)は、再生非対応コンテンツ情報を取得した際に利用者に対して警告出力をする機能を有する。「再生非対応」とは、コンテンツ情報がテキストデータであれば、対応する文字コードデータを備えていないことをいう。例えば、日本語文字コードの再生、表示にしか対応していない電子ペーパー装置であれば、中国語文字コードの文章の再生は非対応である。
また、コンテンツ情報がバイナリデータであれば、「再生非対応」とは、コンテンツ情報の符号化(格納)方式に対応した復号化処理機能をソフトウェア、またはハードウェアとして備えていないことをいう。例えば、従来市販のDVDコンテンツは一般的にその収録音声データがPCM方式やドルビー(登録商標)デジタル方式のものであったが、昨今ではより音質のいいDTS(登録商標)符号化方式が開発され、そのDTS(登録商標)方式での音声データ収録も採用され始めている。しかし、DTS(登録商標)は新しい方式であるため当然旧型のDVDプレイヤーやディスプレイ装置などは対応するデコーダ(復号化処理装置)を備えておらず、DTS(登録商標)音声データの再生に非対応である、という具合である。
あるいは、符号化方式自体には対応していても、DRM(デジタル著作権管理)やSSLなどの暗号化方式に対応しておらず、コンテンツの出力ができない(許可されない)ことなども挙げられる。例えば、DTS(登録商標)音声データのデコーダを備えその再生に対応していても、コンテンツ情報をシステムバス内で非暗号化状態で送受信する、という具合にDRMの規定に対応していなければその動画コンテンツはディスプレイへの出力が許可されず、やはり再生非対応となる。
そしてこの再生非対応であるか否かの判断は、例えばコンテンツ情報のヘッダで示される符号化方式に関する情報を取得することで判断したり、あるいはコンテンツの再生処理装置において正常に再生されなかった場合に非対応であると判断したりする方法などが挙げられる。
なお、このようして再生非対応と判断された際の警告出力はさまざまな形態で行われ、例えば、映像表示ディスプレイへの警告メッセージのOSD表示(オンスクリーン・ディスプレイ)や、簡易表示パネルでの警告アイコンの表示、スピーカーでの警告音声や所定のエラー音の出力、あるいはコンテンツ再生装置本体に設けられた警告ランプの点灯、などが挙げられる。具体的には、EEPROMなどに保持されている警告メッセージ/アイコンや警告音声を、映像処理回路や音声処理回路で処理し、ディスプレイや簡易表示パネル、スピーカーなどに出力したり、警告ランプの点灯制御信号をランプ制御回路に出力制御したりすることで実現できる。
そしてこのコンテンツ情報の符号化(格納)方式やDRMのため暗号化方式に関しては、特に、動画や音声の符号化/暗号化方式に関して現在さまざまな方式が提供されている。また、通常はその中から特定の方式が標準化団体によって標準化されるが、その標準化方式はいわゆる「枯れた技術」となることが多く、前述のDVDコンテンツのDTS(登録商標)音声データの例に示されるように、その標準化後に画質、音質や圧縮符号化率、あるいはセキュリティレベルなどで向上が見られる新しいその他の方式が次々と提供されることになる。そのため、一のコンテンツ再生装置が全ての符号化方式などの復号化再生に対応することは困難である。そこで、この警告出力部においてコンテンツ装置の再生非対応の警告を出力する必要性は高く、とりわけこのような符号化方式などを厳密に区別、理解していない利用者にとっては重要な機能となる。しかし、そうではない利用者にとってみれば、この警告の出力は煩わしいと思われる可能性が高いので、本実施例のコンテンツ再生装置は、以下に示す構成要件の処理によって、この再生非対応の警告の出力/非出力を、コンテンツの再生制御(例えば音量調整のレベルなど)に応じて切り換えることを特徴とする。
「再生制御信号入力部」(0302)は、利用者にコンテンツ情報の再生制御信号を入力させるための機能を有する。「再生制御信号」とは、コンテンツの再生を制御するための信号をいい、例えば、コンテンツ情報が動画像を含む画像情報やテキスト情報などの表示用コンテンツ情報であれば、映像処理回路または出力回路のオン/オフ信号や、表示サイズ(表示画面20分の1サイズでの表示など)の調整信号などが挙げられる。またコンテンツ情報が音声情報であれば、音声処理回路や出力回路のオン/オフ信号(ミュート信号)や音量レベルの調整信号などが挙げられる。
この再生制御信号入力部は、具体的にはユーザーインターフェースであり、例えば赤外線/無線リモコンやその受光(受信)ユニット、あるいはコンテンツ再生装置本体に設けられた操作パネル(ボタン)、ディスプレイ上に表示されるGUI(グラフィカル・ユーザーインターフェース)などで実現することができる。そして、このようなユーザーインターフェースから利用者によって入力された再生制御信号によって、例えば映像処理回路や音声処理回路で処理されるコンテンツの出力が「表示サイズ:全画面の20分の1」や「音量レベル:4」などになっていれば、利用者はこのコンテンツ再生装置での映像や音声の出力を想定していない、と言える。したがって本実施例のコンテンツ再生装置は、ここで利用者によって入力された再生制御信号に応じて後述する構成要件の処理により警告出力部での警告を抑制する。
「検知部」(0303)は、入力された再生制御信号に基づく再生制御状態を検知する機能を有する。「再生制御状態」とは、例えば映像や音声などの再生出力がなされている/いないといった状態や、ある映像表示レベルや音量レベルでの再生出力がなされている状態、あるいは再生によって映像や音声などが非正常に出力されている状態などが挙げられる。
ただし、この検知部で検知される再生制御状態は、あくまで、前記再生制御信号入力部であるユーザーインターフェースを介し、利用者によって入力された再生制御信号に基づくものであることを特徴とする。なぜならば、同じ音声が出力されない再生制御状態であっても、一方はユーザーの入力した例えばリモコン信号に基づくものであり、他方はコンテンツ情報が再生非対応であるため、例えばスピーカー故障を防ぐためにコンテンツ再生装置自身が音声出力回路に出力する回路オフ信号に基づくものである。そして後者の場合、利用者の意思が反映された制御ではないため、利用者はそのコンテンツ再生装置での音声出力を想定している可能性がある。したがって警告出力の抑制処理を行うのは好ましくない、ということである。
そしてこの検知部は、具体的には、例えば前記再生制御信号入力部であるユーザーインターフェースを介して取得したリモコン信号などの再生制御信号を、EEPROMに保持された信号コードテーブルなどを参照し信号コード処理用のマイコンが処理することで、再生制御状態は「音量レベル:4」である、「映像処理回路がオフ」である、などと検知することにより実現することができる。
あるいはスピーカーやディスプレイへの出力ケーブル内のS/N比(シグナル/ノイズレート)を検出することで再生制御状態を検知しても良い。これは、ケーブル内の出力信号の出力レベルは、例えば音声信号であれば利用者の入力した音量レベル調整信号に基づいて音声処理回路で処理され調整されているため可変である。しかし、外部からケーブル内に飛来し混入するノイズは、落雷やインバータ機器などによる例外的な混入ケースを除けば、ケーブルの品質などに応じてほぼ一定である。したがって、S/N比が10dbであれば音量レベルが「4」と言った具合に検知することができる。もちろん、これはこの信号の出力レベルの調整処理が利用者からの再生制御命令によって実行される場合に限られる。前述のように、例えばコンテンツ再生装置の自動制御により音声信号の出力レベルが「0」になった場合、このS/N比の変動は利用者からの再生制御命令によるものではなく、したがって前述のように利用者がそのコンテンツ再生装置での音声出力を想定している可能性があるからである。
「警告出力抑制部」(0304)は、検知部で検知された再生制御状態が所定の状態である場合には、前記警告出力を抑制する機能を有する。「再生制御状態が所定の状態」とは、例えば利用者がその再生非対応を承知していることが想定されるような状態をいい、工場出荷段階などで前記想定に基づいて「音量レベル:5以下」「音声信号レベル:0db」「映像処理回路:オフ」などと設定されると良い。そして、例えば「音量レベル:5以下」などであれば警告出力を抑制する、という具合にその設定された状態と抑制処理実行の有無を関連付けたテーブルなどをEEPROMなどに保持することで、再生制御状態に応じて警告出力を抑制する、といった処理を行うと良い。もちろん、これらテーブルなどは利用者からの設定入力によって任意に変更される構成であっても構わない。
また、「抑制」とは、警告出力処理自体を行わない処理のほか、警告出力が表示出力であればその表示位置を目立たない位置などに変えたり、表示色を半透明などにしたり、表示サイズを小さくしたりなどする処理が挙げられる。また音声出力であれば、その音量レベルを小さくする処理などが挙げられる。また、所定時間経過後に警告出力を停止する処理や、例えば音量調整レベル0から5であれば警告出力を行わず、音量調整レベル5から10であれば半透明表示や小サイズ表示を行い、音量調整レベルが10以上であれば通常の警告出力を行う、という具合に段階的な抑制処理などであっても良い。
図4に示すのは、この警告出力を抑制するか否か、の判断を行うためのテーブルの一例を表す図である。この図にあるように、例えば検出部において、再生制御信号に基づく音量レベル調整の結果、コンテンツ再生装置の再生制御状態は「音量レベル4」となった、と検知された。このとき例えばCPUはEEPROMに保持されているこのテーブルを参照し、「音量レベルが5以下の場合警告出力を抑制する」との判断を行う。そして、その判断結果に従って警告出力部での警告出力を実行するための実行命令自体を送出しない、あるいは表示サイズを変更するなどその警告出力を抑制するための命令を送出する、という具合である。
<その他の機能的構成>
また本実施例のコンテンツ再生装置は、図示していないがコンテンツ情報を取得するための構成要件をさらに備えていても良い。例えば、ホームサーバやネットワークサーバとTCP/IPネットワーク接続され、それらサーバからコンテンツ情報を取得しても良い。あるいは、USBやIEEE、DVIなどのデジタル接続規格に基づく入力部で外部のドライブ装置からコンテンツ情報を取得しても良い。また、その他にも、「HDMI(登録商標)入力部」をさらに有していても良い。
「HDMI(登録商標)入力部」は、コンテンツ情報を、HDMI(登録商標)形式でドライブ装置から取得する機能を有する。HDMI(登録商標)形式においては、DTS(登録商標)方式を始めさまざまな符号化方式のデータの送受信が許可されているので、送受信可能な符号化方式が限定されているデータ送受信形式に比べて取得したコンテンツ情報が再生非対応であるといった事態も起こりやすい。また、HDMI(登録商標)形式では、DRM規格に準拠するよう暗号化されたコンテンツ情報が送受信されるので、DRM対応ではないコンテンツ再生装置では取得したコンテンツ情報の再生が許可されない、といった事態も起こり得る。そこで、このような「HDMI(登録商標)入力部」を有し、HDMI(登録商標)形式でドライブ装置からコンテンツ情報を取得するコンテンツ再生装置においては、このような警告出力やその抑制処理の必要性も高い、といえる。
また、HDMI(登録商標)形式のデータ送受信では、コンテンツ情報のほかに制御信号の送受信も可能である。したがって、コンテンツ再生装置での警告表示が抑制された場合、コンテンツ再生装置がこのHDMIケーブルを介して外部のドライブ装置に対して警告表示のための制御信号を出力しても良い。この制御信号により、コンテンツ再生装置で抑制された警告表示を、例えば外部ドライブ装置やその操作用リモコンの簡易表示パネル(窓)に表示することができる。
<本実施例のハードウェア構成>
図5に示すのは、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、コンテンツ再生装置における構成の一例を表す概略図である。この図を利用して再生非対応コンテンツを再生する際の警告出力処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、コンテンツ再生装置は、警告出力部である「音声処理回路」や「スピーカー」、あるいは「映像処理回路」や「ディスプレイ」を備える。また、再生制御信号入力部である「リモコン」や「リモコン信号受光ユニット」を備え、検知部および警告出力抑制部である「CPU」や「主メモリ」を備える。また、その他に、警告出力部で出力される警告メッセージや警告出力抑制部での抑制有無の判断を行うための情報(閾値レベル)などの各種設定情報を保持する「EEPROM」や、再生対応/非対応のコンテンツ情報を取得する「I/O」なども備える。また、「I/O」で取得した再生対応コンテンツ情報は「音声処理回路」や「映像処理回路」の処理を経て「スピーカー」や「ディスプレイ」などに再生出力されることになる。そしてそれらが「システムバス」(0808)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
また「主メモリ」は、警告出力抑制およびその判断のためのプログラムを実行するために読み出すと同時にそのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「主メモリ」や「EEPROM」にはそれぞれ複数のメモリアドレスが割り当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。
ここで、まず利用者の「リモコン」キーの操作によって、再生制御信号である音量制御信号などが入力され、その制御信号に基づいて生成されたパルス光線が「リモコン受光ユニット」に受光される。「リモコン受光ユニット」では、受光したパルス光線をリモコンコードに基づいて復調する。例えば「音量調整レベル:25」とする信号が復調されれば、その信号に基づいて「音声処理回路」により音声信号の出力レベルを90db(音量レベル:25)とする調整処理が実行される。あるいは、「音量ミュート」の制御信号が復調されれば、「音声処理回路」の「ミュート回路」の処理により音声信号のスピーカーへの出力自体をカットする(音量レベル:0となる)ミュート処理が実行される、という具合である。
また、このとき、リモコン受光ユニットで復調された音量レベルの調整信号やミュート信号で示される音量レベルは、警告出力抑制有無プログラムの命令により「主メモリ」のアドレス1に格納され、再生制御状態の検知処理や、警告出力抑制の有無判断処理に利用される。
続いて、HDMI(登録商標)ケーブルを介し、外部のドライブ装置からMPEG2方式の映像データとDTS(登録商標)方式の音声データとが「I/O」にて取得される。すると、それぞれのコンテンツデータが「映像処理回路」、「音声処理回路」に出力され、「ディスプレイ」や「スピーカー」に出力するための例えば復号化処理が行われる。このとき、例えば「音声処理回路」で復号化可能な音声データの符号化方式はPCM方式のみであり、DTS(登録商標)方式の音声データの再生には非対応である。そのため、この「スピーカー」からの音声出力は行われない。そこで、このコンテンツ再生装置では、取得したDTS(登録商標)音声データの再生に対応していない旨の警告を「ディスプレイ」に出力するか否かを以下のようにして判断する。
まず、警告出力抑制有無プログラムの命令により「EEPROM」のアドレス1に格納されている閾値レベルが読み出され、「主メモリ」のアドレス2に格納される。そして、「主メモリ」のアドレス1に格納された音量レベルと、アドレス2に格納された閾値レベルの大小比較処理がCPUの演算処理で実行される。ここで閾値レベルが「5」である場合、音量レベルが「25」であるならば音量レベルの方が閾値レベルよりも大きいと判断される。すると、利用者はこのコンテンツ再生装置での音声出力を想定していると思われるので、スピーカーから音が出ない理由、すなわち「音声データに非対応である」という警告を出力する必要がある。そこで、このコンテンツ再生装置は「EEPROM」のアドレス2から警告用のテキストを読み出し、「映像処理回路」に出力する。「映像処理回路」に含まれる「OSD回路」はOSD表示処理を行い、この警告テキストを「I/O」で取得した映像データの映像に重畳して「ディスプレイ」に表示する。これによって、このコンテンツ再生装置からの音声出力を想定していた利用者は、その音声が出力されない理由を誤解せずに把握することができる。
一方、「主メモリ」のアドレス1に格納されている音声レベルが「0(ミュート)」である場合、CPUの演算処理による大小比較の結果、音量レベルの方が閾値レベル「5」よりも小さいと判断される。すると、利用者はこのコンテンツ再生装置での音声出力を想定しておらず、ここでDTS(登録商標)音声が再生されないのは予め承知していると思われるので、「音声データに非対応である」という警告をOSD表示するための処理を実行しない。これによって、音声非対応であることを予め承知している利用者は、無駄な警告メッセージなどの出力による煩わしさを回避することができる。
<処理の流れ>
図6に示すのは、本実施例のコンテンツ再生装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、例えばドライブ装置などからHDMI(登録商標)ケーブルなどを介しコンテンツ情報を取得する(S0601)と、その取得したコンテンツ情報が再生非対応であるかCPUの演算処理などで判断する(ステップS0602)。ここで再生対応コンテンツ情報であればそのままコンテンツ情報を再生し、例えばディスプレイやスピーカーなどに出力する(ステップS0607)。
一方、再生非対応であると判断された場合、今度は利用者によって例えばリモコンなどから入力された「音量レベル調整」などの再生制御信号に基づく再生制御状態を検知し(ステップS0603)、その検知した再生制御状態が、例えば「音量レベル:5以下」などの所定の状態であるかCPUの演算処理などで判断する(ステップS0604)。その結果所定の状態ではないと判断された場合には、利用者はこのコンテンツ再生装置でのそのコンテンツの再生出力を想定していると思われるので、例えば警告メッセージをOSD表示するなど警告の出力処理を行う(ステップS0605)。一方、判断の結果所定の状態であると判断された場合には、利用者はこのコンテンツ再生装置でのそのコンテンツの再生出力を想定していないと思われるので、上記のような警告の出力処理を行わないなどの抑制を行う(ステップS0606)、という具合である。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例のコンテンツ再生装置によって、利用者から入力された再生制御信号により検知される再生制御状態に応じて、利用者がその再生非対応を承知しているか否かを特定し、無駄な警告出力を抑制することができるようになる。したがって、再生非対応を承知していないと思われる利用者は警告によってその旨を知ることができ、再生非対応を承知していると思われる利用者はそのコンテンツ再生に際して、煩わしさなどを感じることなくコンテンツを楽しむことができる。
≪実施例2≫
<概要>
本実施例のコンテンツ再生装置は、実施例1を基本としディスプレイ又は/及びスピーカーを内蔵するいわゆるAV(オーディオ・ヴィジュアル)装置であって、その映像出力や音声出力がオフや「0」である場合に警告出力を抑制することを特徴とする。このように、利用者の入力する再生制御信号によって、コンテンツ再生装置が「映像なし」「無音声(ミュート)」の状態に制御されているということは、「映像の表示サイズ:表示画面の20分の1」や「音量調整レベル:4」という具合に少しでも映像表示や音声出力がある場合と比べて、より明確に利用者がこのAV装置での映像や音声の出力を想定していない、と考えられる。したがって、本実施例ではこのようにより明確に利用者の意思が示されている場合にその警告出力を抑制する、ということである。
<機能的構成>
図7に示すのは、本実施例のコンテンツ再生装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「コンテンツ再生装置」(0700)は、実施例1を基本として、「警告出力部」(0701)と、「再生制御信号入力部」(0702)と、「検知部」(0703)と、「警告出力抑制部」(0704)と、を有する。また、図示していないが「HDMI(登録商標)入力部」を有していても構わない。なお、これらの構成要件については実施例1にて記載済みであるのでその説明は省略する。そして、本実施例の「コンテンツ再生装置」(0700)の特徴点は、その警告出力抑制部がさらに「判断手段」(0705)を有する点である。
「判断手段」(0705)は、所定の状態として、再生制御状態がコンテンツ再生装置に内蔵のディスプレイ又はスピーカーからの映像又は音声が映像なし、又は無音声の状態か判断する機能を有する。この判断手段での判断処理は、例えば検知部において検知した再生制御信号の信号内容が、「映像処理回路オフ信号」や、「ミュート信号(ミュート回路オン信号)」、「音量レベル:0」調整信号などである場合に、「映像なし」や「無音声」にコンテンツ再生装置が制御されている、と判断するなどにより実現することができる。そして、このような判断手段の判断処理により、コンテンツ再生装置の「映像なし」、又は「無音声」という再生制御状態である場合に、警告出力の抑制を行うことになる。つまり、前述のように、少しでも映像表示や音声出力がある場合と比べて、より明確に利用者がこのAV装置での映像や音声の出力を想定していない、と思われる場合にその警告出力を抑制することができる。
なお、この判断手段をハードウェアとして実現した場合の判断処理は、例えば実施例1で説明したような大小比較判断における閾値レベルを「0」としてCPUの演算処理にて判断することなどで実現することができる。
<処理の流れ>
図8に示すのは、本実施例のコンテンツ再生装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、例えばドライブ装置などからHDMI(登録商標)ケーブルなどを介しテキストや映像、又は音声コンテンツ情報を取得する(S0801)と、その取得したコンテンツ情報が再生非対応であるかCPUの演算処理などで判断する(ステップS0802)。ここで再生対応コンテンツ情報であればそのままコンテンツ情報を再生し、内蔵のディスプレイやスピーカーなどに出力する(ステップS0807)。
一方、再生非対応であると判断された場合、今度は利用者によって例えばリモコンなどから入力された再生制御信号に基づく再生制御状態を検知し(ステップS0803)、その検知した再生制御状態が、「映像なし」又は「無音声」の状態であるかCPUの演算処理などで判断する(ステップS0804)。その結果「映像なし」又は「無音声」状態ではないと判断された場合には、利用者はこのコンテンツ再生装置での映像や音声出力を想定していると思われるので、例えば警告メッセージをOSD表示したりスピーカー出力したりするなど警告の出力処理を行う(ステップS0805)。一方、判断の結果「映像なし」又は「無音声」状態であると判断された場合には、利用者はこのコンテンツ再生装置での映像出力や音声出力を想定していないと思われるので、上記のような警告の出力処理を行わないなど抑制する(ステップS0806)、という具合である。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例のコンテンツ再生装置によって、コンテンツ再生装置の「映像なし」、又は「無音声」という再生制御状態である場合に、警告出力の抑制を行うことになる。つまり、少しでも映像表示や音声出力がある場合と比べて、より明確に利用者がこのAV装置での映像や音声の出力を想定していない、と思われる場合にその警告出力を抑制することができる。
≪実施例3≫
<概要>
本実施例のコンテンツ再生装置は、ディスプレイを内蔵するいわゆる「ディスプレイ装置」であって、実施例2を基本としてスピーカーから音声が出力されるよう制御されていればディスプレイに警告を出力する点と、逆にスピーカーからの音声が無音声となるよう制御されていればそのディスプレイに出力される警告を抑制する点とを特徴とする。このように、音声が出力するよう制御されている場合、簡易表示パネルなどに比べて利用者の目につきやすいディスプレイに警告を出力することで、利用者に対する警告の到達率を向上させることができる。また、無音声に制御されている(そして別途オーディオコンポ装置を用意している、など)場合、そのような利用者にとっては不要な警告がディスプレイには表示されない。したがって再生中の映像に不要な警告表示が被る、などの煩わしさを防ぐことができる。
<機能的構成>
図9に示すのは、本実施例のコンテンツ再生装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「コンテンツ再生装置」(0900)は、実施例2を基本として、「警告出力部」(0901)と、「再生制御信号入力部」(0902)と、「検知部」(0903)と、「警告出力抑制部」(0904)と、を有し、その警告出力部が「判断手段」(0905)を有している。また、図示していないが「HDMI(登録商標)入力部」を有していても構わない。なお、これらの構成要件については実施例1や2にて記載済みであるのでその説明は省略する。そして、本実施例の「コンテンツ再生装置」(0900)の特徴点は、警告出力部がさらに「ディスプレイ警告出力手段」(0906)を有する点と、警告出力抑制部がさらに「ディスプレイ警告出力抑制手段」(0907)を有する点である。
「ディスプレイ警告出力手段」(0906)は、コンテンツ再生装置自身に内蔵のディスプレイからの警告出力をする機能を有する。具体的には、例えばOSD回路での映像コンテンツとの重畳処理によりOSD表示することでディスプレイから警告を出力することができる。あるいは、二画面表示処理などを行い映像コンテンツと別に警告表示を行うなどでも良い。
「ディスプレイ警告出力抑制手段」(0907)は、スピーカーからの音声が無音声の状態であると判断した場合に、前記ディスプレイ警告出力手段からの警告出力をさせない機能を有する。このスピーカーからの音声が無音声に制御された状態であるかの判断は、実施例2で説明した判断手段での処理により実行されると良い。
図10(a)に示すのは、このディスプレイ警告出力手段による警告表示が実行されているディスプレイ表示画面の一例を表す図である。また、図10(b)に示すのは、ディスプレイ警告出力抑制手段によって警告表示がなされないディスプレイ表示画面の一例を表す図である。この図10(a)にあるように、音声レベルが「25」という具合に利用者からの音量調整信号(再生制御信号)によってスピーカーで音声が出力されるよう制御されている場合、利用者がこのディスプレイ装置のスピーカーでの音声出力を想定していると考えられる。そこで取得した音声コンテンツデータの再生が非対応である場合には、この図にあるように利用者の目につきやすいディスプレイに警告を出力することで、利用者に対する警告の到達率を向上させることができる。
また、図10(b)にあるように音声レベルが「0」あるいは「ミュート」という具合に利用者からの音量調整信号やミュート信号(再生制御信号)によってスピーカーで音声出力が無音声となるよう制御されている場合、別途オーディオコンポ装置を接続するなど利用者がこのディスプレイ装置のスピーカーでの音声出力を想定していないと考えられる。したがって取得した音声コンテンツデータの再生が非対応である場合でも、図にあるように再生中の映像に被せて不要な警告表示が行われないようにすることで、利用者が充分に映像コンテンツを楽しむことができる、という具合である。
<処理の流れ>
図11に示すのは、本実施例のコンテンツ再生装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、例えばドライブ装置などからHDMI(登録商標)ケーブルなどを介し音声コンテンツ情報を取得する(S1101)と、その取得した音声コンテンツ情報が再生非対応であるかCPUの演算処理などで判断する(ステップS1102)。ここで再生対応の音声コンテンツ情報であればそのまま音声コンテンツ情報を再生しスピーカーから出力する(ステップS1106)。
一方、再生非対応であると判断された場合、今度は利用者によって例えばリモコンなどから入力された音量調整信号などの再生制御信号に基づく音声の再生制御状態を検知し(ステップS1103)、その検知した再生制御状態が、「無音声」の状態であるかCPUの演算処理などで判断する(ステップS1104)。その結果「無音声」状態ではないと判断された場合には、利用者はこのコンテンツ再生装置での音声出力を想定していると思われるので、例えば音声非対応の旨の警告メッセージをOSD表示したり二画面表示したりするなどして警告の出力処理を行う(ステップS1105)。一方、判断の結果「無音声」状態であると判断された場合には、利用者はこのコンテンツ再生装置での音声出力を想定していないと思われるので、上記のような警告の出力処理を行わない、という具合である。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例のコンテンツ再生装置によって、音声が出力するよう制御されている、すなわち利用者がこのディスプレイ装置のスピーカーでの音声出力を想定している場合、簡易表示パネルなどに比べて利用者の目につきやすいディスプレイに警告を出力することになる。したがって利用者に対する警告の到達率を向上させることができる。
また、無音声に制御されている、すなわち利用者がこのディスプレイ装置のスピーカーでの音声出力を想定していない場合、そのような利用者にとっては不要な警告がディスプレイに表示されない。したがって再生中の映像に不要な警告表示が被る、などの煩わしさを防ぐことができる。
≪実施例4≫
<概要>
本実施例は、上記実施例を基本として、さらに、例えば警告出力有無の判断基準となる「音量レベル5以下(で警告は出力しない)」といった閾値レベルのレベル数値設定命令や、警告メッセージの出力をディスプレイ表示で行うか音声出力で行うかの警告出力先選択命令、あるいは「警告出力の抑制方法はメッセージの半透明表示」などその警告出力の抑制方法指定命令など、の入力を利用者から受け付ける機能を備えることを特徴とするコンテンツ再生装置である。
<機能的構成>
図12に示すのは、本実施例のコンテンツ再生装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「コンテンツ再生装置」(1200)は、実施例1を基本として、「警告出力部」(1201)と、「再生制御信号入力部」(1202)と、「検知部」(1203)と、「警告出力抑制部」(1204)と、を有する。また、図示していないが「HDMI(登録商標)入力部」や、「判断手段」、「ディスプレイ警告出力手段」、「ディスプレイ警告出力抑制手段」を有していても構わない。なお、これらの構成要件については上記実施例にて記載済みであるのでその説明は省略する。そして、本実施例の「コンテンツ再生装置」(1200)の特徴点は、さらに「警告出力抑制命令入力部」(1205)を有する点である。
「警告出力抑制命令入力部」(1205)は、利用者に警告出力抑制命令を入力させるための機能を有する。「警告出力抑制命令」とは、前記警告出力を抑制するための命令をいい、例えば、警告出力の抑制方法の指定命令や、警告メッセージの出力をディスプレイ表示で行うか音声出力で行うかの選択命令、あるいは警告出力有無の判断基準となる閾値レベルなどの設定命令などが挙げられる。
図13に示すのは、この警告出力抑制命令を入力するためのGUI画面の一例を表す図である。この図にあるように、例えば警告出力の抑制方法の指定として「自動消去」か「手動消去」か、を選択し入力することができる。これは、警告を出力した後に、例えば音声レベルの下降調整と連動して表示した警告を徐々に消去する(手動消去)、か所定時間経過したら自動で警告出力が消去される(自動消去)などの設定命令である。あるいは、同じく図にあるように、その自動消去の際の「所定時間(表示時間)」の設定命令や、警告メッセージの出力をディスプレイのOSD表示で行うか音声出力で行うかの選択命令、などが入力されても良い。また、警告出力抑制命令として、前述のような「音量レベルが5以下の場合に警告を出力しない」という具合の、警告出力有無を判断する際の閾値レベル設定命令のほか、例えば警告メッセージの表示色の指定(例えば半透明での表示指定)、警告メッセージの表示サイズや表示位置の指定、あるいは警告音声の音量指定など、の命令も挙げられる。
なお、この警告出力抑制命令入力部は、上記のようにディスプレイ上に表示されるGUIのほか、再生制御信号入力部と同様にユーザーインターフェースとして、例えば赤外線/無線リモコンやその受光(受信)ユニット、操作パネル(ボタン)などで実現することができる。
<処理の流れ>
図14に示すのは、本実施例のコンテンツ再生装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、利用者から、例えば所定の状態を定める「音量レベル:5以下」や、警告出力の抑制方法を定める「半透明色での警告メッセージ表示」などの警告出力抑制命令がGUIなどを介し入力される(ステップS1401)。つづいて、例えばドライブ装置などからHDMI(登録商標)ケーブルなどを介しコンテンツ情報を取得する(S1402)と、その取得したコンテンツ情報が再生非対応であるかCPUの演算処理などで判断する(ステップS1403)。ここで再生対応コンテンツ情報であればそのままコンテンツ情報を再生し、例えばディスプレイやスピーカーなどに出力する(ステップS1408)。
一方、再生非対応であると判断された場合、例えばリモコンなどから入力された「音量レベル調整」などの再生制御信号に基づく再生制御状態を検知し(ステップS1404)、その検知した再生制御状態が前記警告出力抑制命令で設定された「音量レベル:5以下」などの所定の状態であるかCPUの演算処理などで判断する(ステップS1405)。その結果所定の状態ではないと判断された場合には、利用者はこのコンテンツ再生装置でのそのコンテンツの再生出力を想定していると思われるので、例えば警告メッセージをOSD表示するなど警告の出力処理を行う(ステップS1406)。一方、判断の結果所定の状態であると判断された場合には、利用者はこのコンテンツ再生装置でのそのコンテンツの再生出力を想定していないと思われるので、前記入力された警告出力抑制命令により設定された警告出力の抑制方法にしたがって、半透明色での警告メッセージ表示を行うなどの警告出力の抑制を行う(ステップS1407)、という具合である。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例のコンテンツ再生装置によって、利用者は、その警告出力に関して任意に設定することができるようになる。
実施例1のコンテンツ再生装置において、再生非対応であるコンテンツに関して警告出力処理が実行される一例を表す図 実施例1のコンテンツ再生装置において、再生非対応であるコンテンツに関して警告出力処理が実行されない一例を表す図 実施例1のコンテンツ再生装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例1のコンテンツ再生装置の警告出力抑制部において警告出力を抑制するか否か、の判断を行うためのテーブルの一例を表す図 実施例1のコンテンツ再生装置におけるハードウェア構成の一例を表す概略図 実施例1のコンテンツ再生装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例2のコンテンツ再生装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例2のコンテンツ再生装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例3のコンテンツ再生装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例3のコンテンツ再生装置において警告表示が実行されている/実行されていないディスプレイ表示画面の一例を表す図 実施例3のコンテンツ再生装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例4のコンテンツ再生装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例4のコンテンツ再生装置の警告出力抑制命令入力部にて警告出力抑制命令を入力するためのGUI画面の一例を表す図 実施例4のコンテンツ再生装置における処理の流れの一例を表すフローチャート
符号の説明
0300 コンテンツ再生装置
0301 警告出力部
0302 再生制御信号入力部
0303 検知部
0304 警告出力抑制部

Claims (8)

  1. 再生非対応コンテンツ情報を取得した際に利用者に対して警告出力をする警告出力部と、
    利用者にコンテンツ情報の再生制御信号を入力させるための再生制御信号入力部と、
    入力された再生制御信号に基づく再生制御状態を検知する検知部と、
    検知部で検知された再生制御状態が所定の状態である場合には、前記警告出力を抑制する警告出力抑制部と、
    を有するコンテンツ再生装置。
  2. 警告出力抑制部は、所定の状態として、再生制御状態がコンテンツ再生装置に内蔵のディスプレイ又はスピーカーからの映像又は音声が映像なし、又は無音声の状態か判断する判断手段を有する請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
  3. 警告出力部は、自身に内蔵のディスプレイからの警告出力をするためのディスプレイ警告出力手段を有し、
    警告出力抑制部は、スピーカーからの音声が無音声の状態であると判断した場合に、前記ディスプレイ警告出力手段からの警告出力をさせないディスプレイ警告出力抑制手段を有する
    請求項2に記載のコンテンツ再生装置。
  4. 利用者に前記警告出力を抑制するための命令である警告出力抑制命令を入力させるための警告出力抑制命令入力部をさらに有する請求項1から3のいずれか一に記載のコンテンツ再生装置。
  5. 前記コンテンツ情報を、HDMI(登録商標)形式でドライブ装置から取得するHDMI(登録商標)入力部をさらに有する請求項1から4のいずれか一に記載のコンテンツ再生装置。
  6. 再生非対応コンテンツ情報を取得した際に利用者に対して警告出力をする警告出力ステップと、
    利用者にコンテンツ情報の再生制御信号を入力させるための再生制御信号入力ステップと、
    入力された再生制御信号に基づく再生制御状態を検知する検知ステップと、
    検知ステップで検知された再生制御状態が所定の状態である場合には、前記警告出力を抑制する警告出力抑制ステップと、
    を計算機に実行させるコンテンツ再生方法。
  7. 再生非対応コンテンツ情報を取得した際に利用者に対して警告出力をする警告出力ステップと、
    利用者にコンテンツ情報の再生制御信号を入力させるための再生制御信号入力ステップと、
    入力された再生制御信号に基づく再生制御状態を検知する検知ステップと、
    検知ステップで検知された再生制御状態が、コンテンツ再生装置に内蔵のディスプレイ又はスピーカーからの映像又は音声が映像なし、又は無音声の状態か判断する判断ステップと、
    前記判断結果が映像なし、又は無音声の状態であるとの判断結果である場合には、前記警告出力を抑制する警告出力抑制ステップと、
    を計算機に実行させるコンテンツ再生方法。
  8. 再生非対応コンテンツ情報を取得した際に利用者に対してコンテンツ再生装置に内蔵のディスプレイから警告出力をするディスプレイ警告出力ステップと、
    利用者にコンテンツ情報の再生制御信号を入力させるための再生制御信号入力ステップと、
    入力された再生制御信号に基づく再生制御状態を検知する検知ステップと、
    検知ステップで検知された再生制御状態が、スピーカーからの音声が無音声の状態か判断する判断ステップと、
    前記判断結果が無音声の状態であるとの判断結果である場合には、前記ディスプレイでの警告出力を抑制するディスプレイ警告出力抑制ステップと、
    を計算機に実行させるコンテンツ再生方法。
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