JP2008109342A - 表示装置及び表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】直接接続されていない外部機器でも、その設定画面画像を現在表示中の画像を妨げず且つ煩雑な操作を行わずに表示する表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置(テレビ装置1で例示)は、HDMI入力端子を備え、外部機器(レコーダ3,4、プレーヤ5で例示)がHDMIケーブルによってHDMI入力端子に、直接接続可能で且つ中継外部機器(AVアンプ2で例示)を介しても接続可能とする。テレビ装置1は、複数の入力ソースからの入力画像のそれぞれを同時に画面で表示する制御を行う複数画面表示制御手段と、外部機器からCECコマンドを使用して送信された、外部機器の設定画面画像を出力することを示す所定の画面開始コマンドを検出するコマンド検出手段とを備える。複数画面表示制御手段は、コマンド検出手段で画面開始コマンドを検出した場合、その外部機器から出力された設定画面画像をサブ画面で追加表示する制御を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示装置及び表示システム、より詳細には、HDMI(High Definition Multimedia Interface)によるデジタルインタフェースにより録画装置などの外部機器と接続可能な表示装置、及びその装置を備えた表示システムに関する。
従来から、録画装置で録画予約をするためには、録画装置本体の表示窓を確認しながら行うか、或いは、その録画装置に接続されたテレビジョン受像機(テレビ装置)やモニタ等の表示装置に電子番組表(EPG)をはじめとする予約録画メニューを表示し、その表示を確認しながら行う。前者の場合には表示窓が細かくまたEPG表示も行うスペースもないことから録画予約を行い難い。また、後者の場合には次のような面倒な操作が必要となる。
すなわち、表示装置に予約録画メニューを表示するに際し、表示装置本体で受信した放送の映像やその表示装置に接続された別のAV機器からの入力された映像を表示していることが多い。そして、そのような場合には、表示装置における現在の視聴状態を中断して、画面の表示対象の入力ソースを録画装置に切り換えて、その切り換えた画面を見ながら録画予約を行う必要がある。さらに、このような録画予約操作を完了した後も、画面の表示対象の入力ソースを元の入力ソースに再度切り換えて、もとの視聴状態に戻す必要がある。
このような面倒な操作を避けるための技術も開示されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載のテレビ装置では、磁気記録再生装置(VTR)内のGコード予約モード信号生成回路及びGコード予約画面生成回路から供給されるGコード予約モード信号及びGコード予約画面信号を入力し、その入力されたGコード予約モード信号に基づいて、Gコード予約画面信号とRF受信回路からのTV映像信号とを合成して2画面の映像信号を生成する2画面生成回路を設けている。これにより、VTRリモコンによりGコード予約を指示した時に、テレビ装置が自動的に2画面モードになって一方の画面にはGコード予約画面を、片方の画面にはTV映像を映し出して、視聴しているTV映像を中断することなく録画予約又は録画予約の確認をすることができる。
また、特許文献2には、親画面内子画面表示機能(ピクチャ・イン・ピクチャ、PIP)を有する番組予約が可能なテレビ装置において、親画面に表示されている番組の鑑賞が妨げられることを防ぐとともに、ユーザが所望の番組を選択して画面に表示させる際にスムーズで快適な操作を可能にするための技術が開示されている。このテレビ装置では、子画面をアイコンに変化させて画面より消去する機能と、アイコン化された番組と親画面に表示されている番組とを交換する機能と、アイコン化された番組を子画面に表示する機能とを有する。
ところで、近年、コンピュータ本体とディスプレイとの間で、デジタル化された映像信号を高速に伝送するためのインタフェースとして、DVI(Digital Visual Interface)規格が用いられている。また、このDVI規格をさらに発展させたデジタル接続規格であるHDMI規格も用いられている。このHDMI規格は、TV放送デジタル化、表示デバイスの平面パネルへの切り換えといった変化に対応して、家庭内においてSTB(Set Top Box)等の出力機器とディスプレイ間をデジタル接続することを目的としている。
このHDMIにおいては、オーディオ信号及びコントロール信号を伝送する機能が追加され、TV用途の要求を満足するようになっている。従来の機器間の接続には、ビデオ、オーディオ、コントロールの各信号用に複数のケーブルを用いていたが、HDMI規格ではHDMIケーブル1本で済み、コントロール信号は双方向の伝送に対応しているため、例えばモニタからHDMIで接続されたSTBやDVDプレーヤ等の出力機器にコントロール信号を中継することによって、一つのリモコンでAVシステム(ホームシアタなど)全体を操作することも可能となる。
このようなHDMIに関する先行技術として、例えば、特許文献3には、HDMI規格を含むマスター,スレーブ型のネットワークを形成し、DDC(Display Data Channel)バス(一方向)とCEC(Consumer Electronics Control)バス(双方向)との接続におけるルーティング決定方法と構成が開示されている。また、特許文献4には、HDMIによる接続を使用して機器情報を取得し、各機器のフォーマット(映像・音声)変換を自動で行い、ユーザ設定作業を軽減する技術が開示されている。さらに、特許文献5には、HDMI対応のデータ送信機器とHDMI対応のデータ受信機器間で仕様が異なる場合に自動でマッチングする技術が開示されている。
特開平11−308548号公報 特開2000−152119号公報 特表2005−528853号公報 特開2005−51547号公報 特開2006−129256号公報
しかしながら、特許文献1に記載のテレビ装置では、接続された1台の録画装置におけるGコード予約に対応しているだけであり、例えばHDMI端子により他の機器を経由して接続された録画装置など、テレビ装置に直接接続されていない録画装置に対しては、Gコード予約モード信号及びGコード予約画面信号の受信すらできずGコード予約画面及びTV画面での2画面表示を行うことはできない。
また、特許文献2に記載のテレビ装置では、上述のごとく親画面での番組の鑑賞が妨げられず且つユーザが所望の番組を選択して画面に表示させることが可能であるが、所望の番組を選択する対象の入力ソースは、テレビ装置内部若しくは直接接続された装置に限るだけでなく、所望の番組を選択する際には既にその入力ソースの表示がなされた状態にあることが前提となっている。
従って、特許文献1,2をはじめとする従来技術では、テレビ装置に直接接続されていない録画装置の録画予約や録画予約確認をテレビ装置で行うには、テレビ装置における現在の視聴状態を一旦終える必要があり、操作後には元の視聴状態に戻すことも含め2回の入力切換が必要となる。
また、このような課題は、テレビ装置に限らずモニタ等の表示装置であっても生じ得、さらに録画装置における録画予約等の上述した場面以外にも、外部機器の設定画面画像を表示させる場面でも生じ得る。なお、特許文献3−5をはじめとするHDMI規格に関する従来技術においてもこのような課題を解決することはできない。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、直接接続されていない外部機器であっても、その外部機器の設定画面画像を、現在表示中の画像を妨げることなく且つ煩雑な操作を行わずに表示することが可能な表示装置、及びその表示装置を備えた表示システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、HDMI入力端子を備え、HDMI出力端子を備えた外部機器がHDMIケーブルによって前記HDMI入力端子に、直接接続可能で且つHDMI入出力端子を備えた中継外部機器を介しても接続可能な表示装置であって、複数の入力ソースから入力された画像のそれぞれを同時に画面で表示する制御を行う複数画面表示制御手段と、当該表示装置に接続された前記外部機器から、HDMI規格に基づくCECコマンドを使用して送信された、前記外部機器の設定画面画像を出力することを示す所定の画面開始コマンドを検出するコマンド検出手段とを備え、前記複数画面表示制御手段は、前記コマンド検出手段で前記画面開始コマンドを検出した場合、前記外部機器から出力された設定画面画像をサブ画面で追加表示する制御を行うことを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記複数画面表示制御手段における前記サブ画面の追加表示の制御又は前記コマンド検出手段における前記画面開始コマンドの検出は、当該表示装置本体及び/又は他の外部機器からの画像が画面表示されていた場合のみ実行されることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1の技術手段において、前記複数画面表示制御手段は、前記コマンド検出手段で前記画面開始コマンドを検出したとき、当該表示装置本体及び他の外部機器のいずれからも画像が表示されていなかった場合には、前記設定画面画像を前記サブ画面で追加表示する代わりにメイン画面で表示する制御を行うことを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記複数画面表示制御手段は、前記コマンド検出手段で前記画面開始コマンドを検出したとき、当該表示装置本体又は他の外部機器からの画像が元々サブ画面で表示されていた場合には、前記設定画面画像を前記サブ画面で追加表示する代わりに前記元々表示されたサブ画面で表示する制御を行うことを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1乃至第4のいずれかの技術手段において、前記コマンド検出手段は、前記外部機器から前記設定画面画像の出力を終了することを示す画面終了コマンドを検出する手段を有し、前記複数画面表示制御手段は、前記コマンド検出手段で前記画面終了コマンドを検出した場合、前記設定画面画像の画面表示を終了して、元の状態に戻す制御を行うことを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第4の技術手段において、前記コマンド検出手段は、前記外部機器から前記設定画面画像の出力を終了することを示す画面終了コマンドを検出する手段を有し、前記複数画面表示制御手段は、前記コマンド検出手段で前記画面終了コマンドを検出した場合、前記設定画面画像のサブ画面表示自体を終了する制御を行うことを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第1乃至第6のいずれかの技術手段において、前記設定画面画像は、処理一覧画面、予約設定画面、予約リスト確認画面、録画リスト確認画面のいずれかの画像であることを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第5又は第6の技術手段において、前記設定画面画像は、録画リスト確認画面の画像であり、前記複数画面表示制御手段は、前記画面終了コマンドが映像表示開始を示すコマンドであった場合、前記設定画面画像の表示画面にそのまま前記外部機器からの映像を表示する制御を行うことを特徴としたものである。
第9の技術手段は、第5又は第6の技術手段において、前記設定画面画像は、録画リスト確認画面の画像であり、前記複数画面表示制御手段は、前記画面終了コマンドが映像表示開始を示すコマンドであった場合、前記設定画面画像の画面表示を終了し、前記外部機器からの映像をメイン画面に表示する制御を行うことを特徴としたものである。
第10の技術手段は、第1乃至第9のいずれかの技術手段における表示装置を備えた表示システムであって、前記外部機器又は前記外部機器及び中継外部機器を備え、前記表示装置は、前記外部機器に直接接続されるか、或いは前記外部機器に前記中継外部機器を介して接続されることを特徴としたものである。
本発明によれば、表示装置において、直接接続されていない外部機器であっても、その外部機器の設定画面画像を、現在表示中の画像を妨げることなく且つ煩雑な操作を行わずに表示することが可能となる。
本発明に係る表示装置は、映像信号を入力するHDMI入力端子を1又は複数もち、且つ複数画面表示が可能な装置であり、以下、図面を参照しながらテレビ装置に適用した例のみを示すが、PC用の表示モニタなど他種の表示装置であっても適用できる。また、本明細書でいうHDMI入力端子とは、HDMI規格に基づいて映像パケット(又は映像パケット及び音声パケット)を含むデータストリームが入力する側のHDMI端子を指すものとする。
本発明に係る表示システムは、HDMI入力端子を備えた表示装置と、HDMI出力端子をもつ外部機器(外部AV機器)とを少なくとも含み、HDMI入出力端子(入力端子及び出力端子)をもつ中継用の外部機器(中継外部機器という)も組み込むことができる。このように、本発明では、表示装置に具備されたHDMI入力端子に、HDMI出力端子を備えた外部機器がHDMIケーブルによって直接接続することが可能であり、またその外部機器がHDMIケーブルによって中継外部機器を介して間接的に接続することも可能であるものとする。
本発明では、後述するようにCECコマンドを使用した処理を実行する。CECは、HDMIで規格化されている制御プロトコルである。そのプロトコルに基づく制御信号であるCECコマンドを機器間でやりとりすることにより、表示装置に直接又は間接的に接続された外部機器(中継外部機器を含む)の入力構成を認識し、外部機器の起動操作や中継外部機器での入力切換動作などを実行させることが可能となっている。HDMI規格では、このようにCECコマンドで双方向に映像や音声以外のデータ伝送が可能となっており、HDMI端子から相手機器に対してデータの伝送が行われることもある。また、CECコマンドには、予め規定されているコマンド以外に、ベンダーが任意に規定できるCECベンダーコマンドが含まれる。ベンダーは、これによりカスタマイズ可能となる。
図1は、本発明の表示装置の一実施形態例を説明するためのブロック図で、本発明の表示装置をテレビ装置に適用した例を示すものである。図1で例示するテレビ装置1は、システム全体の制御を行うシステム制御部22と、システム制御部22からのバスの使用要求を受けてバスの使用許可を与えるバス調停部21とを備えている。
システム制御部22は、CPU(Central Processing Unit)22a、ROM(Read Only Memory)22b、及びRAM(Random Access Memory)22c等で構成されるマイコン、並びに、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)22d等の記憶装置などで構成される。ROM22bには、システム全体の制御を行うための制御プログラムが格納されており、この制御プログラムは、少なくとも起動時にCPU22aによって、ROM22bから作業領域であるRAM22cに読み出され、実行される。実行中に生じる各種データもRAM22cに一時的に格納される。なお、システム制御部22をはじめ各部はここで説明する構成例に限ったものではない。
本発明に係るテレビ装置1は、複数画面表示を可能とするために複数画面表示制御手段を備えている。この複数画面表示制御手段は、複数の入力ソースから入力された画像のそれぞれを同時に画面で表示する制御を行う手段であり、多画面表示制御手段とも言える。この手段による複数画面表示制御は、本発明の主たる特徴をなしその特徴部分は後述するが、その制御を実行する複数画面表示制御プログラムとして上述の制御プログラムに含み、ROM22bに格納しておくことで実現できる。一方、EEPROM22dには、制御プログラムで使用する各種パラメータ(ROM22bに格納してもよい)や、テレビ装置1のユーザ設定データ等が格納され、必要に応じてCPU22aやシステム制御部22外部の構成要素によって読み出される。
バス調停部21は、一時に一つのバスの使用要求があったときは直ちに使用許可を与え、一時に複数の使用要求があったときは、すなわちバスの使用要求が競合したときは、予めシステム制御部22等に定められている優先度に従ってバスの使用許可を与える。
また、テレビ装置1は、受信したデジタル放送信号を選局して復調するTVチューナ18と、復調した放送信号からEPGデータの抽出や復調されたデータの分離を行うデマルチプレクサ17と、分離されたデジタル放送のビデオデータをデコードするビデオデコーダ16とを備えている。
画像処理部20では、ノイズリダクション、スケーリングやIP変換等の映像信号変換処理や、画質強調補正処理やγ補正処理等の画質調整処理を、適宜必要に応じて実施する。また、映像信号変換処理において、各種の3次元画像処理を行うためにフレームメモリ19が使用される。また、画像処理部20には、これらの映像信号変換処理後の映像に重畳するためのOSD画像を生成するOSD処理部20aが設けられている。OSD処理部20aでは映像信号変換処理の処理途中又は処理前の映像信号にOSD画像を重畳できるように出力してもよい。
デバイス駆動部24は、液晶パネル等の表示デバイス23を駆動制御して、画像処理部20から出力された映像信号を表示デバイス23に表示させる。また、テレビ装置1には、ユーザが操作するリモートコントローラ(以下、TVリモコン)からの赤外線信号を受信する赤外線受光部25が設けられる。赤外線受光部25で受信したTVリモコンによる操作信号に基づき、システム制御部22は各部に対して処理命令を発する。
テレビ装置1には、映像信号や音声信号の入力I/Fとして、複数の外部入力I/F(外部入力1〜外部入力3)11,12,13と、HDMI機器からの入力I/F(HDMI入力1、HDMI入力2)14,15とが設けられる。HDMI用I/F14,15には、HDMIケーブルが接続され、外部機器との接続を可能にする。HDMI出力端子を備えた外部機器であれば、直接接続だけでなく中継外部機器を介しても接続可能である。HDMI規格に基づくデータの送受信に係わる構成要素の詳細については、図3を参照して後述する。
図2は、図1のテレビ装置を含む表示システムの構成例を示す概略図である。図2の構成例では、シンク機器である表示装置(テレビ装置1)のHDMI入力端子2(I/F15)に対してリピータ機器であるAVアンプ2が、テレビ装置1のHDMI入力端子1(I/F14)に対してプレーヤ5が、それぞれ接続されている。
また、AVアンプ2のHDMI入力端子には、ソース機器であるHDMI出力端子をもつ複数の出力装置がHDMIケーブルによって接続され、AVアンプ2のセレクタ機能によって入力ラインを切り換えることができる。入力ラインの切り換えは、AVアンプ2に対する直接のユーザ操作だけでなく、テレビ装置1から送信されたCECコマンドによっても実行することができる。
本構成例では、出力装置として2台のレコーダ1(3)及びレコーダ2(4)が接続されているものとする。また、出力装置としては、例えばHDMI出力端子を持つDVDレコーダやHDDレコーダ、D−VHSレコーダ、デジタルビデオカメラ、DVDプレーヤ、チューナ機器、STB(デジタルSTB)など、様々な機器が該当する。なお、HDMI入力端子1,2(入力I/F14,15)は、テレビ装置1をシンク機器として用いる場合は入力端子として機能するが、リピータ機器又はソース機器として用いる場合はHDMI出力端子として機能する。
このように図2の構成例では、テレビ装置1のHDMI入力端子には、プレーヤ5及びAVアンプ2が直接に接続され、2台のレコーダ3,4がAVアンプ2を介して間接に接続されている。そして、これらの機器2〜5はテレビ装置1に対して階層構造を形成しており、プレーヤ5及びAVアンプ2を第1階層、レコーダ3,4を第2階層とする。
図3は、図2のシステムのうち直列に繋がれた3つの機器の構成例を示す図である。図3では、表示装置30、リピータ機器40、及び出力装置50の間でなされるデータのやりとりに関する構成要素を主に示している。それぞれの機器は、例えば図2におけるテレビ装置1、AVアンプ2、及びレコーダ3(又はレコーダ4)に該当するものである。
各装置30,40,50は、HDMIケーブルによって直接又は間接的に接続されている。HDMIケーブルは、デジタル信号である映像・音声信号を差動方式で伝送するためのTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)ライン61と、機器間で共通の制御信号(CECコマンド)を伝送する双方向バスであるCECライン62とを含んでいる。CECライン62は、上述のごとく本発明で使用する伝送ラインとなる。この他、HDMIケーブルには、EDID(Extended Display Identification Data)の送信やHDCP認証等に利用されるDDCラインが含まれる。
TMDSライン61は、デジタル信号転送ラインとも呼ばれるシリアル伝送路であり、例えば、赤(R),緑(G),青(B)のチャンネル毎の3つのデータ伝送路と、1つのクロック伝送路とが設けられている。R,G,Bに分解された映像信号は伝送路内をベースバンド信号で伝送され、音声信号は映像信号のブランキング期間に挿入されて映像信号と同時に伝送される。また、HDMI規格は、5.1chや6.1chなどマルチサラウンドの音声信号の伝送にも対応している。また、ブランキング期間には、メーカ名、機種名、及びカテゴリ等でなる機種情報が挿入されることもある。なお、機種情報は、HDMI規格でもオプション項目となっている、CEA(Consumer Electronics Association)−861規格で規定のSPD(Source Product Description)パケットとして挿入される。
出力装置50は、HDMI用I/Fとして、HDMIトランスミッタ51、HOST CPU52、フロントマイコン53、及びCEC I/F54を備えている。HDMIトランスミッタ11は、例えばDVDなどのメディアに記録されている映像データと音声データとを読み出し、音声信号が映像信号のブランキング期間に挿入されたHDMI形式のストリームに変換する。そして、HDMIトランスミッタ11は、ビデオ/音声を含む変換したストリームを映像パケット/音声パケットとして、TMDSライン61を用いリピータ機器40へ送信する。
CEC I/F54は、HDMIケーブル内のCECライン62を接続し、リピータ機器40との間でCECコマンドの双方向通信を可能とする。CEC I/F54は、またリピータ機器40を介して表示装置30との間でもCECコマンドの双方向通信を可能とする。CEC I/F54の動作は、CECコントローラを含むフロントマイコン53により制御され、CECコマンドによってHDMI接続された機器を制御することができる。CECの場合、HDMI接続された各機器の論理アドレス(機器の種別)と物理アドレス(機器の位置)が取得される。従って、送信側機器は、この論理アドレス(及び物理アドレス)を指定することで所望の機器にCECコマンドを送信することができ、また受信側機器は、このCECコマンドに付加された送信元の論理アドレス(及び物理アドレス)によって送信側機器を認識し、確認信号などを返信することができる。
また、フロントマイコン53は低電力で動作し、常にCECライン62から転送されてくるCECコマンドを監視する。フロントマイコン53には、ROMや書き換え可能ROM等にCECコマンドが読み出し可能に格納されており、これによりCECコマンドの監視と送信したいCECコマンドを読み出すことが可能となっている。また、フロントマイコン53は、赤外線受光部55によってリモコン56からのリモコン信号の送信の有無を監視する。HOST CPU52は、HDMIコントローラを含み、HDMIトランスミッタ51やフロントマイコン53など、装置全体の動作を制御する。また、出力装置50のスタンバイモードなどによってHOST CPU52がダウンしているときも、フロントマイコン53は動作している(少なくともCECコマンドの転送が可能な状態で動作する)。
リピータ機器40は、HDMI用I/Fとして、HDMIレシーバ41、HDMIトランスミッタ42、HOST CPU43、フロントマイコン44、及びCEC I/F45を備えている。リピータ機器40は、出力装置50から転送されたストリームをHDMIレシーバ41で受信し、さらにHDMIトランスミッタ42から送出して、表示装置30に転送する。また、CEC I/F45によって、出力装置50との間のCECライン62と、表示装置30との間のCECライン62とを接続する。
HOST CPU43とフロントマイコン44は、上述の出力装置50内部のそれらと同様の機能を備え、HOST CPU43は、フロントマイコン43、HDMIレシーバ41、及びHDMIトランスミッタ42を制御するともに、装置全体を制御する。また、フロントマイコン44は、CECコントローラを含み、CECライン62から転送されてくるCECコマンドを監視する。フロントマイコン44は、この監視によって、CEC I/F45で受信したCECコマンドがリピータ機器40自身へのCECコマンドでなかったときにはスルーすることで、表示装置30と出力装置50との双方向通信を可能にする。
また、図1のAVアンプ2などのように、リピータ機器40に複数のHDMI入力端子がある場合、複数のHDMI機器(例えばレコーダ3,4)を出力装置として接続することができる。この場合、リピータ機器のセレクト機能より、表示装置30に転送するストリームの入力ポートを、図2のレコーダ3,4の間で適宜切り換えることができる。そして、ストリームの入力ポートの切換は、表示装置30のリモコン35に対するユーザ操作に応じたCECコマンドや、リピータ機器40に対するリモコン等の操作部(図示せず)に対するユーザ操作などによって、実現することができる。
表示装置30は、図1のHDMI用I/F14,15として、HDMIレシーバを内蔵したHOST CPU31、モニターマイコン32、及びCEC I/F33を備えている。表示装置30は、リピータ機器40から送出されたストリームをHDMIレシーバ内蔵のHOST CPU31で受信する。また、CEC I/F33によって、リピータ機器40との間のCECライン42が接続される。また、モニターマイコン32は、図1のシステム制御部22内部のCPU22a、ROM22b、及びRAM22cで構成してもよく、またHOST CPU31もシステム制御部22に内蔵するなどしてもよい。また、HDMIレシーバは、HOST CPU31と分離された構成であってもよい。
HOST CPU31は、HDMIレシーバを内蔵し、また装置全体を制御している。HOST CPU31に内蔵されたHDMIレシーバは、受信したストリームに対し映像/音声の分離も行い、図1の構成例では必要に応じて画像処理部20や図示しない音声処理部にそれらの信号を送る。画像処理部20や音声処理部では、所定の映像信号処理や音声信号処理を行って、表示デバイス23の表示画面に映像表示を行うとともに、図示しないスピーカから音声出力させる。また、HDMIではない経路から映像/音声信号が入力する場合には、ビデオ/オーディオスイッチにより出力信号が切り換えられる。
モニターマイコン32は、リモコン35からのリモコン信号を受信する赤外線受光部34(図2の赤外線受光部25に相当)を制御している。リモコン35は、通常の電源キーやチャンネル選択キーなどの他に、所定のショートカットキー(ワンタッチキー)35aや選択・決定キー35bなどを有する。そして、表示装置30のスタンバイモードなどにおいてHOST CPU31がダウンしているときでも、モニターマイコン32が動作し、リモコン信号の受信と後述のCECコマンドの送受信とが可能な状態に維持される。
また、モニターマイコン32は、CECライン62のコントローラを含み、CECライン62から転送されてくるCECコマンドを監視する。表示装置30では、モニターマイコン32において、CECライン62から表示装置30に接続されたリピータ機器40のHDMI入力端子のポート数の情報を得ることができる。つまり、表示装置30では、所定のCECコマンドをリピータ機器40に送信することにより、リピータ機器40からそのHDMI入力端子のポート数を出力させるようにする。
また、表示装置30では、モニターマイコン32において、CECライン62から表示装置30に接続されたリピータ機器40のHDMI入力端子の各ポートのうち、いずれのポートを選択しているのかを示す情報を得て、その情報に基づき操作対象機器を選択することができる。
例えば、図2のシステム構成例において、ユーザ操作によりテレビ装置1がHDMI入力2からの映像を表示させる選択をした場合を想定する。このようにテレビ装置1が入力を切り換えたときに、<Set Stream Path>というCECコマンドを接続先機器(ここではAVアンプ2)へ送信し、このCECコマンドに対して接続先機器から“Ack”が返ってくると、当該接続先機器との経路が確立していることとなる。なお、送信するコマンドには送信元の機器自身のアドレス(論理アドレス、又は論理アドレス及び物理アドレス)も記述されているものとする。
ここで、HDMI入力端子1が選択されている場合には、プレーヤ5から“Ack”のみの返答で選択機器の通知がなされないため、プレーヤ5が操作対象機器となる。一方、HDMI入力端子2が選択されている場合にはAVアンプ2は出力装置ではなく、どの機器が操作対象であるかはこの端子に接続されるAVアンプ2の選択に依存することになる。AVアンプ2がレコーダ3を選択している場合、テレビ装置1はその情報をCECコマンドにより得て(“Ack”と同時に選択機器の情報を受信)、レコーダ3に対して<Set Stream Path>を送信し、レコーダ3から確認信号の返答があった時点でレコーダ3との経路が確立されたこととなる。
以下、図1乃至図3で例示した表示システムにおいて実行される、本発明の主たる特徴である表示画面の自動切換処理の様々な形態について、まずその基本的な処理を説明し、続いて図4乃至図9を併せて参照しながら具体的な例を挙げて説明する。
図1乃至図3で例示した本発明に係る表示装置は、上述の複数画面表示制御手段とともに、CECコマンドを検出するコマンド検出手段を備える。このコマンド検出手段は、表示装置に接続された外部機器(例えばレコーダ3,4やプレーヤ5等)から、HDMI規格に基づくCECコマンドを使用して送信された所定の画面開始コマンドを検出する。この所定の画面開始コマンドは、その外部機器の設定画面画像を出力することを示すコマンドであり、テレビ装置1(表示装置30)のアドレスを指定して発せられたコマンドである。また、このコマンドには外部機器自身のアドレスも記述されているものとする。
そして、複数画面表示制御手段は、コマンド検出手段で画面開始コマンドを検出した場合、その外部機器から出力された設定画面画像を、サブ画面で追加表示する制御を行う。すなわち、この制御では、画面開始コマンドの受信をトリガとして図1の表示デバイス23に新たなサブ画面が追加表示されることとなる。
なお、サブ画面とは基本的に、音声出力されたコンテンツの映像が表示される画面であるメイン画面以外の画面を指す。但し、モニタ装置など音声出力を別途行う装置に対しては、メイン画面は予め決められた位置の画面(例えば一番左上の画面など)とし、それ以外の画面はサブ画面とする。また、メイン画面の視聴をやや妨げることとなるが、サブ画面はPIPの入れ子画面としてもよい。その場合、設定画面画像がメイン画面に入れ子画像として組み込んで表示される。
そして、複数画面表示制御手段は、追加サブ画面の表示や後述する表示解除などを行うが、どのような条件のときにどのような画面分割を行うかなどを示すデータなどの各種パラメータを予め格納しておき、必要に応じて読み出して、そのデータに基づき画面制御を実行するとよい。
上述した複数画面表示制御プログラムは、コマンド検出手段での検出結果に基づき、このような制御を実行するためのプログラムとなる。図3の構成例でいうと、コマンド検出手段は、CECコマンドを受信するCEC I/F33と、それを制御するモニターマイコン32(及びHOST CPU31)とで構成できる。このモニターマイコン32(及びHOST CPU31)には、受信したコマンドが上述の画面開始コマンドであるか否かを判定する判定プログラム(及びコマンドの種別を示すデータ)が実行可能に組み込まれていればよい。このように、コマンド検出手段及び複数画面表示制御手段は、図示しない表示部と、CEC I/F33、及びモニターマイコン32(及びHOST CPU31)で実現できる。
図1の構成例でいうと、コマンド検出手段及び複数画面表示制御手段は、HDMI入力I/F14,15内のCEC I/F、画像処理部20、デバイス駆動部24、及びシステム制御部22で実現でき、その場合、上述の判定プログラムは上述の複数画面表示制御プログラムに内包しておけばよい。
図4は、図1乃至図3のテレビ装置における表示画面の切換例を説明するための図で、図5は、図4の切換例を実現するための切換処理の一例を説明するためのフロー図である。図4の画面70は、図1におけるテレビ装置1の表示デバイス23の画面である。
まず、画面70に、図4の上段のごとく図1のTVチューナ18で受信した映像71が表示されている場面を想定する。このとき、レコーダ3のリモコン(図3のリモコン56)により、レコーダ3が処理一覧画面(スタートメニュー)を出力するユーザ操作がなされたとする。このようなユーザ操作としては、レコーダ3の電源をオンにする操作や他の画面を出力中(但しテレビ装置1には映像未表示)にスタートメニューを表示するためのキーを押下する操作などが該当する。
なお、このユーザ操作は、テレビ装置1のリモコンで実行可能としてもよく、その場合、テレビ装置1のリモコンから直接レコーダ3に操作信号を送るように構成しておいてもよいし、テレビ装置1で操作信号を受信してCECコマンドでレコーダ3に転送して電源オンや処理一覧画面表示を実行させるように構成しておいてもよい。このときの操作対象のキーは、所定のショートカットキーとして、例えば図3のTVリモコンのショートカットキー35aのように設けておけばよい。
レコーダ3は、図3で例示したCECライン62でのCECコマンドの送信方法で、テレビ装置1のHDMI入力I/F15に対し、予めユーザ操作毎に対応付けられて格納された画面開始コマンド(ここでは処理一覧画面の開始コマンド)を読み出して送信する。なお、このコマンドは送信先のアドレスとしてテレビ装置1のアドレスを指定し、且つ自身のアドレスも記述されているものとする。
この送信の前後でレコーダ3は、処理一覧画面の画像データのTMDSライン61を介した送信を開始している。従って、処理一覧画面の開始コマンドによって、その画面になったことをテレビ1に通知することとなる。但し、テレビ装置1では、この処理一覧画面の画像は現段階で表示されていない。また、画像データの送信は、表示する際にテレビ装置1側からのCECネットワーク制御により実行するようにしてもよい。なお、本例の前提とは異なり、テレビ装置1においてレコーダ3からの映像が現在表示中であった場合(レコーダ3を或る画面の入力ソースとしている場合)には、そのまま処理一覧画面を表示すればよいだけであり、本発明に係る処理は不要となる。
テレビ装置1は、この画面開始コマンドを検出した場合(ステップS1でYES)、まず、システム制御部22が、テレビ装置1の本体からの映像(すなわちTVチューナ18からの入力映像)や他の外部機器からの映像(すなわちHDMI入力I/F14、外部入力I/F11〜13から入力された映像)が表示デバイス23で現在表示中であるか否かを判定する(ステップS2)。ここで、現在表示中とは、1画面表示がなされている場合だけでなく、多画面表示がなされている場合も含むものとする。また、画面開始コマンドには送信元のアドレスが記述されており、これによりコマンドを発した外部機器が特定できるので、他の外部機器と区別することができる。
上述の前提のごとくステップS2でYESの場合、システム制御部22は、追加サブ画面用の入力ソースを、画面開始コマンドの検出元機器(ここではレコーダ3)に設定する(ステップS3)。ステップS3に続き、システム制御部22が、現在表示中の映像71と検出元機器の設定画面画像(ここでは処理一覧画面画像72)とを、後者を追加サブ画面として多画面表示するよう画像処理部20を制御する(ステップS4)。ステップS4では、この制御により画像処理部20が、TVチューナ18をメイン画面の入力ソースとしたままHDMI入力I/F15(に接続されたレコーダ3)を追加するサブ画面の入力ソースとして切り換え、現在表示中の映像71を縮小した映像71sをメイン画面、処理一覧画面画像72をサブ画面となるように合成し、デバイス駆動部24へ出力して表示デバイス23に表示させる(図4の下段の画面70)。
システムが深い階層をもつものであって表示させる外部機器が下層にある場合、入力切換の際、必要に応じて中継外部機器に対してCECコマンドによりその中継外部機器に対する入力を切り換える処理を指示し、さらに必要に応じて中継外部機器は下層の機器に対して入力切換指示をCECコマンドで送るか、或いはテレビ装置1から直接その下層の機器に対して入力切換指示をCECコマンドで送るかの処理を行うとよい。
このように、複数画面表示制御手段では、レコーダ3から出力された設定画面画像(ここでは処理一覧画面画像72)を、サブ画面で追加表示する制御を行う。ここでサブ画面を追加するに当たって、複数画面表示制御手段は、例えば、同時に表示する入力ソースの数(コマンド検出前に表示していた画面数+1)により画面全体中の領域を分割し、各領域に各入力ソースを割り当てて表示させる制御を行えばよい。領域分割の方法は任意に決めておけばよい。各領域に対し各入力ソースを割り当てる際には、メイン画面に表示していた画像の入力ソースを追加サブ画面表示後もメイン画面にし、追加サブ画面を例えば割り当てる最後の領域の画面にするなどの基本的な考えに基づき、制御を行えばよい。現在の視聴状態が2画面だった場合は、3画面又は4画面以上のマルチ画面(余った領域は入力ソース無しで非表示でもよい)にすることで対応できる。また、制御時には、ステップS2でNOの場合などに対応するため、画面数の増減はあるのかといった判断も行い、それに基づく制御を行うことが好ましい。
サブ画面で追加された処理一覧画面画像72について簡単に説明する。画像72は、所謂スタートメニューであり、再生・編集項目72a、予約処理項目72b、ダビング項目72c、消去項目72d、放送視聴・外部機器項目72e、ディスク管理項目72f、各種設定項目72g、及びお知らせ項目72hなどの各項目の他に、レコーダ3のリモコンによるそれらの選択方法が表示されている。各項目72a〜72hをレコーダ3のリモコン(或いはテレビ装置1のリモコン)で操作すると、下層の処理項目が複数表示されるようになっている。
再生・編集項目72aはレコーダ3に蓄積されたコンテンツの再生や編集を行う項目であり、予約処理項目72bは予約録画や予約視聴を行う項目である。ダビング項目72cは、或る記憶領域から他の記憶領域へコピーする項目であり、一般的に可搬の記録ディスクやハードディスクから可搬の記録ディスクへのコピーを行うためのものである。消去項目72dは、コンテンツを選択消去や全部消去するなどの処理を行う項目である。放送視聴・外部機器項目72eは、レコーダ3で受信した放送を視聴する処理や、レコーダ3に接続された他の外部機器からの入力映像を視聴する処理を行う項目である。ディスク管理項目72fは、可搬の記録ディスクやハードディスクに対する保護、ファイナライズ、及び初期化などを行う項目である。各種設定項目72gは、レコーダ3自身に対する、例えば録画機能等の設定を行う項目で、お知らせ項目72hは、放送局から送られてくるメッセージやB−CASカードや有料放送に関する情報を閲覧する項目である。
このように、本発明では、テレビ装置1に直接接続されていない外部機器でも、HDMI CEC接続されている外部機器ならば、対象となる外部機器までに接続されている機器の入出力を切り換え、現在表示中の画像を妨げることなく且つ煩雑な操作を行わずに表示することができる。換言すると、本発明では、相互接続された機器の機能(この例では受信映像表示機能と処理一覧画面等の表示機能)を同時に使う場合、入力を自動的に切り換え、画面を追加することが可能となる。
より具体的には、接続されている機器が処理一覧画面等になった場合、CECネットワークの情報を利用し、それをテレビ装置1側で自動検知し、その機器の入力モードに自動切換を行うようにする。そして、その切換を2画面(メイン:今の視聴チャンネル、サブ:予約画面のチャンネル)にすることで今見ている視聴状態を保持したまま、処理一覧画面が表示でき、その処理一覧画面から予約録画をはじめとする各種設定を行うことができる。すなわち、レコーダ3のスタートメニューの開始を自動で検知し、表示を例えば2画面などの多画面にするテレビ画面自動切換を行い、その画面上で各種操作を行うこと並びにそれまでの視聴状態は残しておくことが可能となる。
また、ステップS2での判断を経て追加サブ画面表示の制御を行ったように、複数画面表示制御手段におけるサブ画面の追加表示の制御は、テレビ装置1の本体又は他の外部機器からの画像が画面表示されていた場合のみ実行されることが好ましい。また、その代替方法として、コマンド検出手段における画面開始コマンドの検出自体を、テレビ装置1の本体又は他の外部機器からの画像が画面表示されていた場合のみ実行するようにしてもよい。換言すると、上述の追加表示の制御又は画面開始コマンドの検出は、そのコマンドを発した外部機器からの画像を表示していない場合(但し、ステップS7,S8で後述するように一画面も表示していないときは除く)のみ実行されるようにしてもよい。
一方、ステップS2でNOの場合、その設定画面画像をサブ画面で追加表示する代わりにメイン画面で表示する制御を行うようにするとよい。より具体的には、画面開始コマンド検出時に何も接続されていないI/F或いは接続されているが電源がオフとなっている機器が入力ソースとして選択されていた場合、システム制御部22は、画像処理部20でのメイン画面の入力ソースを、画面開始コマンド送信元(検出元)の機器(ここではレコーダ3)に切り換える(ステップS7)。なお、ステップS7では、元々その検出元機器(ここではレコーダ3)が入力ソースとなっている場合には切り換えが不要となる。ステップS7に続いて、システム制御部22が、検出元機器の設定画面画像をメイン画面の一画面で表示するよう画像処理部20等を制御する。図示しないが、これにより処理一覧画面画像72が、図4の上段の画面70と同じ大きさで表示される。
次に、ステップS4,S8で画面表示を行った後の処理について説明する。まず、ユーザが処理一覧画面から各種操作を行い、それに対応する処理が実行された後、ユーザは、最終的に処理一覧画面を閉じる操作(予約処理終了操作などを含んでもよい)を行うことになる。レコーダ3は、この操作を検知して、画面開始コマンドの送信と同様に、画面終了コマンドをテレビ装置1に対して送信するようにする。
テレビ装置1では、システム制御部22がこの画面終了コマンドを検出し(ステップS5でYES)、画像処理部20等に対して画面を元に戻す制御を行う(ステップS6)。ステップS6により、表示デバイス23の画面70は、ステップS4での多画面表示(図4の下段の映像71s及び静止映像72)から、図4の上段に例示したような映像71(但し映像は時間経過によって変化している)へと表示が変わり、画面数も元に戻ることとなる。また、ステップS8に続く処理では、ステップS5,S6により映像が表示されない状態に戻すこととなるが、そのままレコーダ3の映像を表示するように制御してもよい。
ここで例示したように、本発明の他の実施形態として、上述のコマンド検出手段は、このレコーダ3から設定画面画像の出力を終了することを示す画面終了コマンドを検出する手段を有することが好ましい。そして、複数画面表示制御手段は、コマンド検出手段で画面終了コマンドを検出した場合、設定画面画像の画面表示を終了して、元の状態に戻す制御を行うとよい。なお、画面終了コマンドの検出は、処理一覧画面画像72をテレビ装置1のリモコンで操作している場合には、テレビ装置1が、リモコンでの操作信号のうち処理一覧画面を閉じる操作の信号を検知することで行ってもよい。
このように、本発明の他の実施形態では、画面開始コマンドにより表示した画面に対する操作が終了した時には、元の画面(例えば1画面)に自動で戻すことにより、少ない操作で視聴状態を終えることなく各種操作(例えば予約操作)を行うことができるだけでなく、元に戻す操作も容易になる。すなわち、この実施形態では、元の視聴状態からレコーダ3の操作を行うため入力を切り換える手間だけでなく、その操作を行うための画面から元の視聴状態へと戻すために入力を切り換える手間も省略することができる。
また、ここでは設定画面画像として処理一覧画面の画像72を例示したが、具体例を挙げて後述するように、予約設定画面、予約リスト確認画面、録画リスト確認画面などの様々な画像が適用できる。実際、それら画面に応じたコマンドを送出側で用意しておき、それらのコマンドを受信側で解釈できるようにしておけばよい。
図6は、図1乃至図3のテレビ装置における表示画面の他の切換例を説明するための図で、図7は、図6の切換例を実現するための切換処理の一例を説明するためのフロー図である。図6の画面70は、図1におけるテレビ装置1の表示デバイス23の画面である。
まず、画面70に、図1のTVチューナ18で受信した映像73と他の外部機器からの映像(HDMI入力I/F14、外部入力I/F11〜13から入力された映像)74が2画面表示されている場面を想定する。映像73がメイン画面で、映像74がサブ画面で、それぞれ表示されているものとする。このとき、レコーダ3のリモコンにより、レコーダ3が予約処理画面(EPG画面)を出力するユーザ操作がなされたとする。このようなユーザ操作としては、他の画面を出力中(但しテレビ装置1には映像未表示)にEPGを表示するためのキーを押下する操作などが該当する。なお、このユーザ操作は、テレビ装置1のリモコンで実行可能としてもよい。
レコーダ3は、図4及び図5での処理と同様に画面開始コマンド(ここでは予約処理画面の開始コマンド)を送信し、この送信の前後でレコーダ3は、予約処理画面の画像データ(EPGデータ)の送信を開始している。
テレビ装置1は、図5のステップS1,S2と同様に、システム制御部22が、この画面開始コマンドを検出した場合(ステップS11でYES)に本体からの映像や他の外部機器からの映像が表示デバイス23で現在表示中であるか否かを判定する(ステップS12)。
上述の想定では本体や他の外部機器からの映像が表示されているので、ステップS12でNOとはならない。ステップS12でNOの場合の処理は、図5のステップS7,S8と同様の処理後(ステップS22,S23)、画面終了コマンドの検出を待って(ステップS24でYES)、そのまま、すなわちレコーダ3からの映像を表示したまま処理を終了するとよい。なお、ステップS24の後、図5での処理と同様に画面を元に戻してもよい。
上述の想定通りステップS12でYESの場合、システム制御部22が、サブ画面表示が現在なされているか否かを判定する(ステップS13)。上述の想定では図6の上段の画面70のようにサブ画面表示がなされているので、ステップS13でNOとはならない。ステップS13でNOの場合の処理は、図5のステップS3〜S6と同様の処理となる(ステップS18〜S21)。
上述の想定通りステップS13でYESの場合、システム制御部22が、サブ画面用の入力ソースの1つを画面開始コマンドの検出元機器(ここではレコーダ3)に切り換える(ステップS14)。これに続き、システム制御部22が、検出元機器の設定画面画像(ここではEPG画像75)をサブ画面(追加サブ画面ではない)として多画面表示するよう画像処理部20を制御する(ステップS15)。
ステップS15では、この制御により画像処理部20が、TVチューナ18をメイン画面の入力ソースとしたまま、サブ画面の入力ソースを、現在表示中の映像74のソース機器からHDMI入力I/F15(に接続されたレコーダ3)に切り換える。例えばメインで1画面、サブが2画面の場合など、切り換え対象となり得るサブ画面が複数表示されていた場合には、例えば割り当てる最後の領域のサブ画面に新たな画面(ここではレコーダ3からの予約処理画面)を表示するなどの基本的な考えに基づき、制御を行えばよい。
これにより、画像処理部20は、図6の中段の画面70で例示するように、現在表示中の映像73をメイン画面、EPG画像75をサブ画面となるように合成し、デバイス駆動部24へ出力して表示デバイス23に表示させることになる。
このように、図6及び図7で例示する実施形態では、複数画面表示制御手段は、コマンド検出手段で画面開始コマンドを検出したとき、表示装置1の本体又は他の外部機器からの画像が元々サブ画面で表示されていた場合には、設定画面画像をサブ画面で追加表示する代わりに元々表示されたサブ画面で表示する制御を行う。本実施形態によれば、追加表示する代わりに、元々表示されているサブ画面に表示する制御を行うので、少なくとも一つの画面に表示されていた映像以外の映像はそのままの視聴状態を保つことができ、さらにむやみにサブ画面を追加して各画面の映像を小さくすることもなくなる。
次に、ステップS15で画面表示を行った後の処理について説明する。まず、ユーザがEPGから各種操作を行い、それに対応する処理が実行された後、ユーザは、最終的にEPG画像75を閉じる操作(予約処理終了操作など)を行うことになる。レコーダ3は、この操作を検知して、画面開始コマンドの送信と同様に、画面終了コマンドをテレビ装置1に対して送信するようにする。テレビ装置1では、システム制御部22がこの画面終了コマンドを検出する(ステップS16)。なお、これらの処理は、ステップS19の処理後のステップS20、ステップS23の処理後のステップS24も同じである。
システム制御部22が、この画面終了コマンドを検出した場合(ステップS16でYESの場合)、画像処理部20等に対して、EPG画像75を表示中のサブ画面を消して、他の映像(ここでは映像73のみ)を表示する制御を行う(ステップS17)。ステップS17により、表示デバイス23の画面70は、ステップS15での多画面表示(図6の中段の映像73及び静止映像75)から、図6の下段に例示したような拡大した映像73g(但し映像は時間経過によって変化している)へと表示が変わり、画面数も1つ減ることとなる。また、サブ画面自体を消す処理の代わりに、元のサブ画面に入力されていた入力ソースの表示に戻してもよい。
ここで例示したように、本発明の他の実施形態として、複数画面表示制御手段は、コマンド検出手段で画面終了コマンドを検出した場合、設定画面画像のサブ画面表示自体を終了する制御を行うとよい。これにより、EPG画面表示等の設定画面画像表示を契機として、サブ画面で視聴中の映像を消すことが可能となる。
図8は、図1乃至図3のテレビ装置における表示画面の他の切換例を説明するための図で、図9は、図8の切換例を実現するための切換処理のうち録画リスト表示後の処理例を説明するためのフロー図である。図8の画面70は、図1におけるテレビ装置1の表示デバイス23の画面である。
まず、図6及び図7で説明した例と同様に、図8の画面70に、図1のTVチューナ18で受信した映像73と他の外部機器からの映像(HDMI入力I/F14、外部入力I/F11〜13から入力された映像)74が2画面表示されている場面を想定する。但し、この例では、レコーダ3のリモコンによりレコーダ3が録画リスト画面を出力するユーザ操作がなされたとする。このようなユーザ操作としては、他の画面を出力中(但しテレビ装置1には映像未表示)に録画リストを表示するためのキーを押下する操作などが該当する。なお、このユーザ操作は、テレビ装置1のリモコンで実行可能としてもよい。
レコーダ3、テレビ装置1は、図6及び図7で説明した例と同様に、画面開始コマンド(ここでは録画リスト画面の開始コマンド)の送受を行い、図6の中段の画面70と同様に、図8の中段の画面70が表示される。ここで、中段の画面70には、映像73と録画リスト画像76が表示されており、録画リスト画像76には、レコーダ3に録画して蓄積されているコンテンツ76aの一覧がユーザ選択可能に含まれている。
但し、ここで説明する例では、録画リスト表示用キーの押下をトリガとして多画面表示するだけでなく、図4のごとき処理一覧画面の多画面表示を行ってから録画リスト表示用キーを押下する操作がなされて、図8の中段の画面70が表示された場合にも適用できる。
録画リスト画像76の表示後、ユーザが各種操作を行い、それに対応する処理が実行されるが、コンテンツ76aの再生の場合だけシステム制御部22の処理が異なる。コンテンツ名の変更やコンテンツの編集・コピーなど、それ以外の処理の場合、ユーザは、最終的に録画リスト画像76を閉じる操作を行うことになる。
レコーダ3は、コンテンツ再生操作又は閉じる操作を検知して、画面開始コマンドの送信と同様に、画面終了コマンドをテレビ装置1に対して送信するようにする。但し、ここで送信する画面終了コマンドは、コンテンツ再生操作に対するものと閉じる操作に対するものとで、その内容を異ならしめる。
テレビ装置1では、システム制御部22がこの画面終了コマンドを検出し(ステップS31でYES)、そのコマンドが再生開始コマンドであるか否かを判定する(ステップS32)。ステップS32でNOの場合、システム制御部22が画像処理部20等に対して、図7の下段右側の画面70のように元のサブ画面に入力されていた入力ソースの表示に戻す制御を行う(ステップS34)。ステップS32でNOの場合には、図7のステップS17のような処理を実行してもよい。
一方、ステップS32でYESの場合、システム制御部22が、画像処理部20等に対して、録画リスト画像76を表示出力中の入力ソースをメイン画面に、他の映像(ここでは映像73のみ)をサブ画面に、それぞれ切り換えして表示する制御を行う(ステップS33)。ステップS33により、表示デバイス23の画面70は、図8の中段の映像73及び静止映像76)から、図8の下段左側の画面70で例示したように、再生対象のコンテンツの映像77をメイン画面として、映像73(但し映像は時間経過によって変化している)をサブ画面とした表示がなされる。ここで、メイン画面が替わるので音声も切り換える必要がある。
ここで例示したように、本発明の他の実施形態として、設定画面画像が録画リスト確認画面の画像であったとき、複数画面表示制御手段は、録画リスト確認画面の画面表示を終了し、その外部機器からの映像をメイン画面に表示する制御を行うことが好ましい。再生指示をユーザが行ったときにはそのコンテンツが一番視聴を希望するものであると考えられるので、本実施形態により、ユーザの希望に沿った画面表示を行うことが可能となる。また、ステップS33の代わりに、再生対象コンテンツの映像77のメイン画面のみを拡大して表示した画面にする制御を行ってもよい。
また、ステップS33の代わりに、録画リスト画像76の入力ソースをそのままサブ画面で表示させるよう制御してもよい。この場合、コンテンツ再生中の画面は、図8の中段の画面70において録画リスト画面76を再生映像77で置き換えたものとなる。このように、本発明の他の実施形態として、設定画面画像が録画リスト確認画面の画像であったとき、複数画面表示制御手段は、画面終了コマンドが映像表示開始を示すコマンドであった場合、録画リスト確認画面の表示画面にそのまま外部機器からの映像を表示(してサブ画面表示を続行)する制御を行うようにしてもよい。
また、コンテンツの再生が終了した場合には、その画面を閉じたり元のサブ画面に戻したりしてもよいし、録画リスト画像76の表示に戻して最終的に閉じる操作を待ってもよい。
以上、図4乃至図9の説明において、ステップS2やステップS12の判定に関連して、他の外部機器からの映像として、HDMI入力I/F15以外の、HDMI入力I/F14や外部入力I/F11〜13から入力された映像を考慮した。すなわち、上述の説明では、画面開始コマンドが送信されてきたHDMI入力端子(該当するHDMI入力端子)とは異なる入力端子で接続された他の外部機器のみを考慮している。
しかしながら、画面開始コマンドを送出する機器(ここではレコーダ3)と同じHDMI入力I/F15から入力されたレコーダ4の映像が、現在表示デバイス23で表示中であった場合も存在し、そのときの処理について説明する。
このような場合には、テレビ装置1が、AVアンプ2に対して映像の入力を切り換える指示をCECコマンドで送り、AVアンプ2は指示に従って入力をレコーダ4からレコーダ3に切り換え、レコーダ3からの映像を出力するようにする。このように、テレビ装置1の入力を切り換える際には、その映像を消し、ステップS7,S8のごとき処理を実行すればよい。但し、このような処理では、入力を入れ換えるように切り換えるため、結局、画面数は増えずに視聴状態を保持することができない。これは、AVアンプ2がセレクタ機能によって入力ラインを切り換え、結果的にレコーダ3,4のいずれかの映像のみがテレビ装置1側に伝送されることとなることを前提としたものである。すなわち、上述のAVアンプ2では、同じHDMI入力端子から入力されることとなる、レコーダ3での再生映像とレコーダ4での再生映像とが、テレビ装置1で2画面表示することができないことを前提としたものである。
他の方法として、テレビ装置1で1つのHDMI入力端子から入力される映像を、1つのソースからに限らないようにするとよい。例えば、TDMSライン61に複数ソースの映像パケットが重畳させて送信する機能を、AVアンプ2にもたせることで、同じHDMI入力端子から入力される2以上の入力ソースに対しても同様に追加サブ画面表示等が可能となり、本発明に対応可能である。なお、このような方法を採用することで、1つのHDMI入力端子から入力される、レコーダ3での再生映像とレコーダ4での再生映像とが、テレビ装置1で2画面表示することも可能となる。
例えば、テレビ装置1に、複数画面のそれぞれに対するバッファをもたせておき、レコーダ3の映像が設定画面(すなわち静止画像)であることからレコーダ4の映像を時間的に多く入力とするような切り換え指示をAVアンプ2に送出させる機能をもたせるとよい。テレビ装置1が、設定画面に対してユーザ操作がなされたときだけAVアンプ2の入力をレコーダ3に切り換え、その他の場合にはレコーダ4にしておく制御を、CECネットワークでAVアンプ2に対して行い、且つテレビ装置1にバッファをもたせることで、実現してもよい。
他の方法として、AVアンプ2にて映像を2画面に合成してテレビ1に出力する機能をもたせることでも対応できる。なお、この場合、テレビ装置1としてAVアンプ2から受信する映像はあくまで1画面の画像であるが、その1画面には2画面が含まれていることとなる。従って、テレビ装置1の複数画面表示制御手段は、AVアンプ2がこのような機能をもつ機器であると認識すると、そのまま表示する処理を行えばよい。なお、このような方法を採用することでも、レコーダ3での再生映像とレコーダ4での再生映像とが、テレビ装置1で2画面表示することも可能となる。
また、図4乃至図9の説明において、レコーダ3のリモコンでの操作をトリガとして、処理が始まるものとし、テレビ装置1のリモコンでの操作でも対応可能である旨を述べた。テレビ装置1のリモコンで操作可能に構成する他の方法として、そのリモコンに所定のショートカットキー(例えば図3のキー35a)を設けておき、そのキーの押下を赤外線受光部25を介してシステム制御部22が検知すると、現在テレビ装置1に接続されている外部機器の一覧をOSD表示するようOSD処理部20aを制御するようにしてもよい。この一覧は、テレビ装置1に接続され設定画面画像が表示可能な画面概要一覧を指し、現在電源がオフになっていてもCECネットワークによりオン可能な機器もその一覧に含めるとよい。図2の構成例での一覧としては、図示しないが、レコーダ3,4及びプレーヤ5がOSD表示されることとなる。
また、設定画面画像を予約処理を行う画像に限り、レコーダ3,4のみをOSD表示させるようにしてもよい。予約処理に限った場合で例示すると、一覧の中からユーザがテレビ装置1のリモコン操作(例えば図3の選択決定キー35bの操作)によりレコーダ3を選択し、システム制御部22が、CECネットワークで選択されたレコーダ3に対し、予約設定画面の送付要求をCECコマンドで発するようにするとよい。そのコマンドを受信したレコーダ3は、画面開始コマンドを発し、以降、上述したような追加サブ画面等で予約設定画面を表示するとよい。
また、本発明は、上述したように、各実施形態で説明した処理手順を含む複数画面表示制御方法や、その処理手順を実行するためのコンピュータ読み取り可能な複数画面表示制御プログラムやそれを含む表示プログラムとして実現してもよい。また、レコーダ等の外部機器側には、所定の操作に応じて画面開始コマンドや画面終了コマンドを発する制御プログラムを実行可能に組み込むとよい。表示装置や外部機器に組み込むためのこれらのプログラムは、上述したように、処理手順をCPU等の演算処理装置を含む制御部(制御コンピュータ)に実行させるためのプログラムで、上述した各手段として制御部を機能させるためのプログラムである。
また、このようなプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することで流通させたり、ネットワーク経由で配信して流通させるとよい。本発明の機能を実現するためのプログラムやデータを記憶した記録媒体としては、具体的には、各種のCD,MO(光磁気ディスク),DVD,FD,フラッシュメモリや、その他各種ROMやRAM等が想定できる。
本発明の表示装置の一実施形態例を説明するためのブロック図である。 図1のテレビ装置を含む表示システムの構成例を示す概略図である。 図2のシステムのうち直列に繋がれた3つの機器の構成例を示す図である。 図1乃至図3のテレビ装置における表示画面の切換例を説明するための図である。 図4の切換例を実現するための切換処理の一例を説明するためのフロー図である。 図1乃至図3のテレビ装置における表示画面の他の切換例を説明するための図である。 図6の切換例を実現するための切換処理の一例を説明するためのフロー図である。 図1乃至図3のテレビ装置における表示画面の他の切換例を説明するための図である。 図8の切換例を実現するための切換処理のうち録画リスト表示後の処理例を説明するためのフロー図である。
符号の説明
1…テレビ装置、2…AVアンプ、3,4…レコーダ、5…プレーヤ、11,12,13…外部入力I/F、14,15…HDMI入力I/F、16…ビデオデコーダ、17…デマルチプレクサ、18…TVチューナ、19…フレームメモリ、20…画像処理部、20a…OSD処理部、21…バス調停部、22…システム制御部、22a…CPU、22b…ROM、22c…RAM、22d…EEPROM、23…表示デバイス、24…デバイス駆動部、25,34,55…赤外線受光部、30…表示装置、31,43,52…HOST CPU、32…モニターマイコン、33,45,54…CEC I/F、40…リピータ機器、41…HDMIレシーバ、42,51…HDMIトランスミッタ、44,53…フロントマイコン、50…出力装置、61…TMDSライン、62…CECライン。

Claims (10)

  1. HDMI入力端子を備え、HDMI出力端子を備えた外部機器がHDMIケーブルによって前記HDMI入力端子に、直接接続可能で且つHDMI入出力端子を備えた中継外部機器を介しても接続可能な表示装置であって、複数の入力ソースから入力された画像のそれぞれを同時に画面で表示する制御を行う複数画面表示制御手段と、当該表示装置に接続された前記外部機器から、HDMI規格に基づくCECコマンドを使用して送信された、前記外部機器の設定画面画像を出力することを示す所定の画面開始コマンドを検出するコマンド検出手段とを備え、前記複数画面表示制御手段は、前記コマンド検出手段で前記画面開始コマンドを検出した場合、前記外部機器から出力された設定画面画像をサブ画面で追加表示する制御を行うことを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、前記複数画面表示制御手段における前記サブ画面の追加表示の制御又は前記コマンド検出手段における前記画面開始コマンドの検出は、当該表示装置本体及び/又は他の外部機器からの画像が画面表示されていた場合のみ実行されることを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1に記載の表示装置において、前記複数画面表示制御手段は、前記コマンド検出手段で前記画面開始コマンドを検出したとき、当該表示装置本体及び他の外部機器のいずれからも画像が表示されていなかった場合には、前記設定画面画像を前記サブ画面で追加表示する代わりにメイン画面で表示する制御を行うことを特徴とする表示装置。
  4. 請求項1又は2に記載の表示装置において、前記複数画面表示制御手段は、前記コマンド検出手段で前記画面開始コマンドを検出したとき、当該表示装置本体又は他の外部機器からの画像が元々サブ画面で表示されていた場合には、前記設定画面画像を前記サブ画面で追加表示する代わりに前記元々表示されたサブ画面で表示する制御を行うことを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置において、前記コマンド検出手段は、前記外部機器から前記設定画面画像の出力を終了することを示す画面終了コマンドを検出する手段を有し、前記複数画面表示制御手段は、前記コマンド検出手段で前記画面終了コマンドを検出した場合、前記設定画面画像の画面表示を終了して、元の状態に戻す制御を行うことを特徴とする表示装置。
  6. 請求項4に記載の表示装置において、前記コマンド検出手段は、前記外部機器から前記設定画面画像の出力を終了することを示す画面終了コマンドを検出する手段を有し、前記複数画面表示制御手段は、前記コマンド検出手段で前記画面終了コマンドを検出した場合、前記設定画面画像のサブ画面表示自体を終了する制御を行うことを特徴とする表示装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の表示装置において、前記設定画面画像は、処理一覧画面、予約設定画面、予約リスト確認画面、録画リスト確認画面のいずれかの画像であることを特徴とする表示装置。
  8. 請求項5又は6に記載の表示装置において、前記設定画面画像は、録画リスト確認画面の画像であり、前記複数画面表示制御手段は、前記画面終了コマンドが映像表示開始を示すコマンドであった場合、前記設定画面画像の表示画面にそのまま前記外部機器からの映像を表示する制御を行うことを特徴とする表示装置。
  9. 請求項5又は6に記載の表示装置において、前記設定画面画像は、録画リスト確認画面の画像であり、前記複数画面表示制御手段は、前記画面終了コマンドが映像表示開始を示すコマンドであった場合、前記設定画面画像の画面表示を終了し、前記外部機器からの映像をメイン画面に表示する制御を行うことを特徴とする表示装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の表示装置を備えた表示システムであって、前記外部機器又は前記外部機器及び中継外部機器を備え、前記表示装置は、前記外部機器に直接接続されるか、或いは前記外部機器に前記中継外部機器を介して接続されることを特徴とする表示システム。
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