JP2007219170A - プロジェクタ、プログラムおよび情報記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークを介して画像供給装置と接続された視聴者側のPCにおけるスクリーンセーバーの起動を防止することが可能なプロジェクタ等を提供すること。
【解決手段】PCから供給画像情報を入力する入力部110と、タイマー部120と、タイマー部120のタイマー値に基づき、スクリーンセーバーの起動設定時間よりも短い一定時間ごとに操作情報をPCの判定部へ向け出力する操作情報出力部130とを含んで構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワーク形態で使用されるプロジェクタ、プログラムおよび情報記憶媒体に関する。
例えば、プロジェクタとPCを接続して使用する場合、PCのスクリーンセーバーが起動してしまうと、当該スクリーンセーバーの画像がプロジェクタから投写されてしまい、プレゼンテーションの効果を低下させてしまう。
スクリーンセーバーの動作を停止する手法として、例えば、特許文献1では、外部入力機器からの入力があった場合にスクリーンセーバーの動作を停止することが記載されている。
特開平8−194599号公報
しかし、特許文献1ではネットワークでの使用が考慮されていない。
例えば、第1のプロジェクタと接続された操作者側のPCと、第2のプロジェクタと接続された視聴者側のPCがネットワークを介して接続されており、操作者側のPCからの画像情報に基づいて第2のプロジェクタが画像を投写する場合を想定する。
この場合、操作者側のPCでは操作が行われるため、スクリーンセーバーは起動しないが、視聴者側のPCではスクリーンセーバーが起動してしまい、第2のプロジェクタがスクリーンセーバーの画像を投写してしまう事態が発生し得る。
本発明の目的は、ネットワークを介して画像供給装置と接続された視聴者側のPCにおけるスクリーンセーバーの起動を防止することが可能なプロジェクタ、プログラムおよび情報記憶媒体を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るプロジェクタは、
PCと接続されたプロジェクタであって、
前記PCは、
ネットワークを介して画像供給装置から供給画像情報を受信する受信部と、
ユーザーの操作に基づいて操作情報を生成する操作部と、
前記操作情報に基づいて設定時間の間操作がないかどうかを判定する判定部と、
前記供給画像情報を前記プロジェクタに出力するとともに、前記設定時間以上操作がない場合にスクリーンセーバー画像を表示するためのスクリーンセーバー画像情報を前記プロジェクタに出力する出力部と、
を含み、
前記プロジェクタは、
前記供給画像情報を入力する入力部と、
タイマー部と、
前記タイマー部のタイマー値に基づき、前記設定時間よりも短い一定時間ごとに前記操作情報を前記判定部へ向け出力する操作情報出力部と、
を含むことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、
PCと接続されたプロジェクタの有するコンピュータにより読み取り可能なプログラムであって、
前記PCは、
ネットワークを介して画像供給装置から供給画像情報を受信する受信部と、
ユーザーの操作に基づいて操作情報を生成する操作部と、
前記操作情報に基づいて設定時間の間操作がないかどうかを判定する判定部と、
前記供給画像情報を前記プロジェクタに出力するとともに、前記設定時間以上操作がない場合にスクリーンセーバー画像を表示するためのスクリーンセーバー画像情報を前記プロジェクタに出力する出力部と、
を含み、
前記プログラムは、前記コンピュータを、
前記供給画像情報を入力する入力部と、
タイマー部と、
前記タイマー部のタイマー値に基づき、前記設定時間よりも短い一定時間ごとに前記操作情報を前記判定部へ向け出力する操作情報出力部として機能させることを特徴とする。
また、本発明に係る情報記憶媒体は、コンピュータにより読み取り可能な情報記憶媒体であって、
上記プログラムを記憶したことを特徴とする。
本発明によれば、プロジェクタ等は、操作者の操作に関わらず、スクリーンセーバーが起動するよりも短い時間間隔で操作情報をPCに出力することにより、ネットワークを介して接続された視聴者側のPCにおけるスクリーンセーバーの起動を防止することができる。
また、前記操作情報は、マウス移動情報であってもよい。
また、前記操作情報は、一旦マウスカーソルを移動させた後に当該マウスカーソルを元の場所に戻すことを示すマウス移動情報であってもよい。
これによれば、プロジェクタ等は、マウスカーソルの位置を変化させないで済むため、ユーザーの操作に影響を与えることなく、スクリーンセーバーの起動を防止することができる。
また、前記プロジェクタは、前記一定時間を調整する調整部を含み、
前記入力部は、前記PCから前記設定時間を示す設定時間情報を入力し、
前記調整部は、前記設定時間情報に基づき、前記一定時間を調整してもよい。
これによれば、プロジェクタ等は、実際の設定時間に応じてスクリーンセーバーの起動を防止することができるため、PCとプロジェクタ間で必要となる通信量を低減することができる。
以下、本発明をプロジェクタに適用した場合を例に採り、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に示す実施例は、特許請求の範囲に記載された発明の内容を何ら限定するものではない。また、以下の実施例に示す構成の全てが、特許請求の範囲に記載された発明の解決手段として必須であるとは限らない。
図1は、本実施例におけるプロジェクタ10の使用状態を示す図である。
本実施例においては、会議室520と会議室530との間で遠隔プレゼンテーションが行われている。具体的には、プレゼンターが入室している会議室520にPC21、プロジェクタ11、スクリーン14が配置され、視聴者が入室している会議室530にPC20、プロジェクタ10、スクリーン16が配置されている。
会議室520内のプレゼンターが、PC21からの画像情報をプロジェクタ11からスクリーン14に投写することにより、会議室520内の視聴者に対してプレゼンテーションを行う。
また、画像供給装置の一種であるPC21は、上記画像情報を供給画像情報としてネットワーク30を介して会議室530内のPC20へ向け送信する。
会議室530内のPC20は、供給画像情報をプロジェクタ10に出力する。プロジェクタ10は、供給画像情報に基づき、会議室520で投写されている画像と同様の画像をスクリーン16へ向け投写する。会議室530内の視聴者はスクリーン16に投写された画像を観る。
以上の手順により、遠隔地間での会議等のプレゼンテーションが行われる。
一般的に、PC20、21は、セキュリティーを確保する目的、省電力の目的等で、無操作状態で設定時間が経過した時点でスクリーンセーバーを起動(入力画像情報に関わらず、所定の動画像または静止画像を表示)するように構成されている。
より具体的には、PC20は、ネットワーク30を介してPC21から供給画像情報を受信する受信部と、ユーザーの操作に基づいて操作情報を生成する操作部と、操作情報に基づいて設定時間の間操作がないかどうかを判定する判定部と、供給画像情報をプロジェクタ10に出力するとともに、設定時間以上操作がない場合にスクリーンセーバー画像を表示するためのスクリーンセーバー画像情報をプロジェクタ10に出力する出力部とを含んで構成されている。
また、PC20、21は、遠隔プレゼンテーション等を行うためのアプリケーションソフトを実行する機能を有する。
PC21は、プレゼンターによって操作されるため、スクリーンセーバーが起動する可能性は低い。しかし、PC20は、プレゼンターや視聴者によって操作されないため、スクリーンセーバーが起動する可能性が高い。スクリーンセーバーが起動してしまうと、プロジェクタ10によってスクリーンセーバー画像が投写されてしまい、本来投写されるべき画像が投写されないため、会議室530の視聴者は遠隔会議等を行えなくなってしまう。
本実施例では、PC20が操作されない状況においてもスクリーンセーバーが起動することを防止するため、プロジェクタ10は、一定時間ごとに操作情報をPC20に出力する機能を有する。
次に、このような機能を実装したプロジェクタ10の機能ブロックについて説明する。
図2は、本実施例におけるプロジェクタ10の機能ブロック図である。
プロジェクタ10は、PC20から供給画像情報を入力する入力部110と、タイマー部120と、タイマー部120のタイマー値に基づき、設定時間(PC20におけるスクリーンセーバー起動までの時間)よりも短い一定時間ごとに操作情報をPC20の判定部へ向け出力する操作情報出力部130と、上記一定時間を調整する調整部140とを含んで構成されている。
また、プロジェクタ10は、上記一定時間を示すスクリーンセーバー起動防止時間データ等を記憶する記憶部150と、画像を投写する投写部160とを含んで構成されている。
なお、これらの各部を実装するためのハードウェアとしては以下のものを採用可能である。例えば、入力部110としてはUSB端子等、操作情報出力部130としてはCPU、USB端子等、タイマー部120としてはシステムタイマー等、調整部140としてはCPU等、記憶部150としてはRAM等、投写部160としては液晶パネル、ドライバ等を採用可能である。
また、プロジェクタ10は、情報記憶媒体200からプログラムを読み取ることにより、これらの各部の機能を実装してもよい。
なお、情報記憶媒体200としては、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、ICカード、ROM、RAM、メモリカード、HDD等のレーザーや磁気等を用いた記憶媒体を適用できる。また、情報記憶媒体200からのプログラムの読み取り方式は、接触式でも非接触式でもよい。また、プロジェクタ10は、ネットワークを介してプログラムをダウンロードすることにより、これらの各部の機能を実装してもよい。
次に、これらの各部を用いたスクリーンセーバー起動防止処理の流れについて説明する。
図3は、本実施例におけるスクリーンセーバー起動防止処理の流れを示すフローチャートである。なお、プロジェクタ10は、PC20とUSBケーブルで接続されているものとする。また、供給画像情報に基づく画像の投写の手法は一般的な手法であるため、説明を省略する。
まず、入力部110は、PC20からUSBケーブルを介してPC20のスクリーンセーバー起動までの時間を示す設定時間情報を入力する(ステップS1)。
そして、調整部140は、当該設定時間情報に基づき、記憶部150内のスクリーンセーバー起動防止時間データを更新することにより、スクリーンセーバー起動防止時間間隔を調整する(ステップS2)。例えば、設定時間が5分である場合、スクリーンセーバー起動防止時間間隔は5分未満であればよい。
操作情報出力部130は、タイマー部120のタイマー値を初期化(例えば、0等)する(ステップS3)。タイマー部120は、実際の時間の経過に応じてタイマー値を増加させる。
操作情報出力部130は、タイマー部120のタイマー値と、スクリーンセーバー起動防止時間データを比較することにより、スクリーンセーバー起動防止時間が経過したかどうかを判定する(ステップS4)。
スクリーンセーバー起動防止時間が経過していない場合、タイマー部120は、実際の時間の経過に応じてタイマー値を増加させる。
一方、スクリーンセーバー起動防止時間が経過した場合、操作情報出力部130は、操作情報の一種であるマウス移動情報を、USBケーブルを介してPC20に出力する(ステップS5)。より具体的には、例えば、マウス移動情報は、一旦マウスカーソルを移動させた後に当該マウスカーソルを元の場所に戻す(例えば、マウスカーソルを1単位左に移動させた後に1単位右に移動させる等)ことを示すUSBコマンドに準拠した情報である。
操作情報出力部130は、入力部110への供給画像情報の入力有無を判定することにより、処理を終了すべきかどうかを判定する(ステップS6)。
プロジェクタ10は、処理を終了すべきでない場合、ステップS3〜S6の処理を繰り返し実行し、処理を終了すべきである場合は上記処理を終了する。
以上のように、本実施例によれば、プロジェクタ10は、操作者の操作に関わらず、スクリーンセーバーが起動するよりも短い時間間隔で操作情報をPC20に出力することにより、ネットワークを介して接続された視聴者側のPC20におけるスクリーンセーバーの起動を防止することができる。
また、プロジェクタ10は、操作情報として、上記のマウス移動情報を採用することにより、PC20の画面におけるマウスカーソルの位置を変化させないで済むため、ユーザーの操作に影響を与えることなく、スクリーンセーバーの起動を防止することができる。
さらに、本実施例によれば、プロジェクタ10は、実際のスクリーンセーバー起動の設定時間に応じてスクリーンセーバーの起動を防止することができるため、PC20とプロジェクタ10間で必要となる通信量を低減することができる。
なお、本発明の適用は上述した実施例に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、操作情報出力部130が出力する操作情報は、上述したマウス移動情報には限定されず、例えば、マウスカーソルを少しだけ移動させるマウス移動情報、マウスクリック等のマウス操作情報、USBキーボードの任意のキーの操作情報等であってもよい。
また、上述した設定時間情報に基づく調整処理(ステップS1、S2)は必須ではない。例えば、操作情報出力部130は、一定時間(例えば、1分等)ごとに操作情報をPC20に出力してもよい。
また、プロジェクタは、前面投写型のプロジェクタ10に限定されず、背面投写型のプロジェクタであってもよい。また、プロジェクタは、液晶プロジェクタには限定されず、CRTプロジェクタ、DLPプロジェクタ、LEDプロジェクタ等であってもよい。
また、PC20に供給画像情報を供給する画像供給装置は、PC21に限定されず、例えば、TV、DVDプレーヤー、ハードディスクレコーダー等の画像情報を出力可能な任意の装置であってもよい。
本実施例におけるプロジェクタの使用状態を示す図である。 本実施例におけるプロジェクタの機能ブロック図である。 本実施例におけるスクリーンセーバー起動防止処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10、11 プロジェクタ、20、21 PC、14、16 スクリーン、30 ネットワーク、110 入力部、120 タイマー部、130 操作情報出力部、140 調整部、150 記憶部、200 情報記憶媒体

Claims (6)

  1. PCと接続されたプロジェクタであって、
    前記PCは、
    ネットワークを介して画像供給装置から供給画像情報を受信する受信部と、
    ユーザーの操作に基づいて操作情報を生成する操作部と、
    前記操作情報に基づいて設定時間の間操作がないかどうかを判定する判定部と、
    前記供給画像情報を前記プロジェクタに出力するとともに、前記設定時間以上操作がない場合にスクリーンセーバー画像を表示するためのスクリーンセーバー画像情報を前記プロジェクタに出力する出力部と、
    を含み、
    前記プロジェクタは、
    前記供給画像情報を入力する入力部と、
    タイマー部と、
    前記タイマー部のタイマー値に基づき、前記設定時間よりも短い一定時間ごとに前記操作情報を前記判定部へ向け出力する操作情報出力部と、
    を含むことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記操作情報は、マウス移動情報であることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1、2のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記操作情報は、一旦マウスカーソルを移動させた後に当該マウスカーソルを元の場所に戻すことを示すマウス移動情報であることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記一定時間を調整する調整部を含み、
    前記入力部は、前記PCから前記設定時間を示す設定時間情報を入力し、
    前記調整部は、前記設定時間情報に基づき、前記一定時間を調整することを特徴とするプロジェクタ。
  5. PCと接続されたプロジェクタの有するコンピュータにより読み取り可能なプログラムであって、
    前記PCは、
    ネットワークを介して画像供給装置から供給画像情報を受信する受信部と、
    ユーザーの操作に基づいて操作情報を生成する操作部と、
    前記操作情報に基づいて設定時間の間操作がないかどうかを判定する判定部と、
    前記供給画像情報を前記プロジェクタに出力するとともに、前記設定時間以上操作がない場合にスクリーンセーバー画像を表示するためのスクリーンセーバー画像情報を前記プロジェクタに出力する出力部と、
    を含み、
    前記プログラムは、前記コンピュータを、
    前記供給画像情報を入力する入力部と、
    タイマー部と、
    前記タイマー部のタイマー値に基づき、前記設定時間よりも短い一定時間ごとに前記操作情報を前記判定部へ向け出力する操作情報出力部として機能させることを特徴とするプログラム。
  6. 請求項5に記載のプログラムを記憶した、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008070434A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Necディスプレイソリューションズ株式会社 画像表示システム、表示装置、およびスクリーンセーバ起動防止方法

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