JP2007218320A - 配管類固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 固定部に対して配管類を簡単に固定することができる配管類固定具を提供する点にある。
【解決手段】 台座1には、載置された配管類Cの両側面に当接する左右の受け部1Cが設けられ、前記押え部材2には、台座1の受け部1Cに受止められている配管類Cに対してその受止め位置とは反対側から配管類Cの両側面に当接する左右の挟持部2Aが設けられ、押え部材2が、軸芯X1周りでの回動操作により、左右の挟持部2Aが配管類Cの両側面に沿って圧接された挟持位置Yと左右の挟持部が配管類の両側面から離間した挟持解除位置Zとに切換え自在に構成し、台座1と押え部材2との間には、該押え部材2を挟持位置Yに係止保持する係止手段3が係止解除操作可能に設けられている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、電線管、電力用や通信用のケーブル、水道管等の配管類を、その配管経路に沿う固定部に固定するのに用いる配管類固定具に関する。
一般に、電線管、電力用や通信用のケーブル、水道管等の配管類は、建屋内は勿論のこと高速道路の側壁、ケーブル用暗渠、トンネルの側壁や天上壁等に、直接に或いはアングル材を用いて間接に形成された固定部に、配管類固定具を用いて配管経路に沿う固定がなされている。
従来の配管類固定具としては、金属棒を逆U字状に折り曲げ形成されてその両先端部に雄ネジが形成されている上側押え部材と、この上側押え部材の雄ネジを挿通可能な挿通孔が形成されている板状の下側押え部材との間に、配管類を嵌め入れ、上側押え部材の雄ネジ部分を、アングル材に形成されているネジ受け孔に挿通して、その飛び出したネジ部分にナットを螺合することによって、上側押え部材と下側押え部材との間に挟持された状態で配管類が固定部であるアングル材に固定することができるものが存在している(例えば、特許文献1を参照)。
特開平11−304056号公報(第4頁、図2)
しかしながら、このような構成の配管類固定具においては、上側押え部材と下側押え部材との間に配管類を嵌め入れる作業と、上側押え部材に下側押え部材を挿入する作業と、アングル材からの挿通突出する雄ネジ部分にナットを螺合する止め付け作業といった複数の作業を実施しなければならず取付けに手間がかかる問題がある。
しかも、配管類を配管経路に沿って固定するには、経路が長い程、多数の配管類固定具を用いることになり施工時間がかかり、また、取付け施工する配管類の数が多くなるほど施工時間がかかることになり、そのため施工時間の短縮化を図りたい課題が存在している。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、固定部に対して配管類を簡単に固定することができる配管類固定具を提供する点にある。
本発明の第1番目の配管類固定具の特徴構成は、固定部に対する取付け部及び配管類の載置部を備えた台座に、前記載置部に載置された配管類を台座との間で挟持固定する押え部材が着脱自在に取付けられている構成において、前記台座には、載置された配管類の両側面に当接する左右の受け部が、配管類の長手方向に位置齟齬する状態で設けられ、前記押え部材には、台座の受け部に受止められている配管類に対してその受止め位置とは反対側から配管類の両側面に当接する左右の挟持部が、配管類の長手方向に位置齟齬する状態で設けられているとともに、前記押え部材が、配管類の長手方向及び左右方向に対して直行する軸芯周りでの回動操作により、左右の挟持部が配管類の両側面に沿って圧接された挟持位置と左右の挟持部が配管類の両側面から離間した挟持解除位置とに切換え自在に構成し、前記台座と押え部材との間には、押え部材が挟持解除位置から挟持位置に回動操作されたとき、該押え部材を挟持位置に係止保持する係止手段が係止解除操作可能に設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、固定部に取付けた台座の載置部に配管類を載置し、この台座に、押え部材を挟持解除位置から挟持位置に回動操作して、係止手段により挟持位置に係止保持することにより、台座の受け部と押え部材の挟持部との間に配管類が長手方向に沿って拘束されることになって、配管類を固定部に固定することができる。
従って、段取り良く固定部に迅速に且つ確実に配管類を固定することができ、特に、配管経路に沿って多数の配管類用固定具を用いて配管類を固定部に固定する場合等において、固定部への固定に手間を要する従来の配管類固定具に比べて、作業効率の向上を図ることができる。
また、受け座の受け部と押え部材の挟持部とが配管類の長手方向に沿って位置齟齬する状態に配置され、配管類が長手方向に沿って拘束されるので、配管類の一箇所のみを拘束するようなものに比べて、支持負担が分散されて外力が配管類に付与した場合であっても対応性に優れ、信頼性の高い固定状態を形成することができる。
さらに、本発明の配管類固定金具においては、台座と押え部材との係止保持状態を係止解除操作して、固定部から配管類を台座から着脱自在な状態にすることができるので、配管類の固定をやり直しする際や、既存のものから新規な配管類の交換等、を容易に実施することができ、取扱い性や配管施工性に優れている。
本発明の第2番目の配管類固定具の特徴構成として、前記受け部が、配管類の長手方向に所定間隔を隔てた台座の二箇所に左右に分かれて設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、所定間隔を隔てた二箇所で配管類を受止める状態では、配管類の長手方向に直交する左右の移動を阻止することができる。
そのことによって、台座に配管類を仮止め状態に載置することができる。
従って、簡易な構成によって配管類を台座に仮止め状態にして、押え部材の装着を容易にすることができるので、施工性の向上を図ることができる。
本発明の第3番目の配管類固定具の特徴構成として、前記受け部が、配管類の長手方向に所定間隔を隔てた台座の少なくとも三箇所に左右に振り分けて設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、所定間隔を隔てた三箇所で配管類を受止める状態では、配管類が上方を除いて移動できない拘束状態となり、配管類の長手方向に直交する左右の移動を確実に阻止することができる。
そのことによって、台座に配管類を仮止め状態に載置することができる。
従って、台座に対して押え部材を載置するに際して配管類が勝手に動かないように、配管類を人的に押える等によって配管類が勝手に動くことがない様に押える附帯作業を伴うことがないので、台座に対して押え部材を段取り良く装着することができ、施工性の向上を図ることができる。
本発明の第4番目の配管類固定具の特徴構成として、前記台座の受け部及び押え部材の挟持部が、配管類の外周面に沿って左右方向の最大外径位置を越えた位置にまで及ぶ弧状に形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、台座の載置部に配管類を載置した状態では、最大外径位置を越えた弧状部分が、配管類の半周以上を把持して台座に対する配管類の抜け出しが阻止される。
従って、台座に対して配管類を浮き上がり状態になること等がない仮止め状態に配管類を載置することができることになり、例えば、配管類を人的に押える等によって配管類が勝手に動くことがない様な附帯作業を伴うことがないので、台座に対して押え部材を段取り良く装着することができ、施工性の向上を図ることができる。
本発明の第5番目の配管類固定具の特徴構成として、前記押え部材の挟持部の取付け間隔と台座の受け部の取付け間隔とが、同一又は略同一に構成されていて、前記押え部材が挟持位置にあるとき、該押え部材の挟持部と前記台座の受け部とが左右方向で相対向するように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、台座に配管類を挟んで押え部材を装着した状態では、対向する押え部材側の挟持部と台座側の受け部との間に配管類が把持状態に挟持されるので、例えば、押え部材の挟持部と前記台座の受け部とが左右方向で相対向することがない場合に比べて、不意の外力等に強固に対向することができる。
従って、信頼性の高い配管類の固定が可能となるので、品質の向上を図ることができる。
本発明の第6番目の配管類固定具の特徴構成として、前記係止手段を構成するに、前記押え部材が挟持位置にあるとき、台座の載置部の外面に重合する位置に入り込む係止体を連設し、この係止体と受け部との重合箇所に係止突起と係止孔を形成して構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、台座に対する押え部材の装着に連動して、台座の載置部の外面に押え部材側の係止体が重合することに伴って、係止突起と係止孔とが係合して、配管類が台座の受け部と押え部材の挟持部との間に挟持固定されることによって、固定部に配管類を固定することができる。
従って、台座に対する押え部材の簡単な装着操作によって、配管類を固定部に固定することができるので、取扱い性の向上を図ることができる。
本発明の第7番目の配管類固定具の特徴構成として、前記押え部材には、該押え部材が挟持位置に切換えられたとき、台座の載置部の端面と当接するストッパー面が形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、押え部材が挟持位置に切換えられた状態では、係止手段が係止状態になることに伴って、押え部材が挟持位置で台座の載置部の端部と押え部材のストッパー面とが当接する。その結果、この状態では、台座と押え部材との相対移動が阻止されて、係止手段が係止解除を行わない限り、両者の係止状態が保持される。
従って、地震や事故等によって配管類に不意の力が作用することがあっても、台座と押え部材の装着状態の維持力が強くすることができ、固定部から配管類が勝手に外れるようなことを回避することができるので、固定品質の向上を図ることができる。
以下、本発明を適用した配管類固定具を図面に基づいて説明する。
〔実施形態〕
この実施形態の配管類固定具Aは、図1、図2に示すように、コンクリート躯体の床や壁等から形成された固定部Bに対する取付け部1Aを備え、且つ、電線管、電力用や通信用のケーブル、水道管等の配管類Cの載置部1Bを備えた台座1と、載置部1Bに載置された配管類Cを台座1との間で挟持固定する押え部材2とを備えている。
前記台座1には、載置された配管類Cの両側面に当接する左右の受け部1C,1Cが、配管類Cの長手方向に所定間隔を隔てた台座1の二箇所に左右に分かれ、且つ、配管類Cの長手方向に位置齟齬する状態で設けられている。
台座1の取付け部1Aは、図3〜図6に示すように、該台座1の長手方向中央部に、皿ネジ頭状のコンクリートネジ5を受止め支持するネジ受け孔1aが形成されている。
台座1の載置部1Bは、前記取付け部1Aの前後端部から接地面に対して隙間をもって延出形成されて、配管類Cを長手方向に沿って支持可能に形成されている。また、取付け部1Aは固定部Bに接地されるのに対して、載置部1Bは接地面Baに対して後述する押え部材2の係止体2Cが重合可能にする隙間Lに形成されている。
前記押え部材2には、台座1の受け部1Cに受止められている配管類Cに対してその受止め位置とは反対側から配管類Cの両側面に当接する左右の挟持部2A,2Aが、配管類Cの長手方向に位置齟齬する状態で基台部2Bに一体的に設けられている。
前記台座1に対して前記押え部材2は、配管類Cの長手方向及び左右方向に対して直行する縦軸芯周りX1での回動操作により、図7(ロ)に示すように、左右の挟持部2A,2Aが配管類Cの両側面に沿って圧接された挟持位置Yと、図7(イ)に示すように、左右の挟持部2A,2Aが配管類Cの両側面から離間した挟持解除位置Zとに切換え自在に構成されている。
また、前記押え部材2の挟持部2A,2Aの取付け間隔と台座1の受け部1C,1Cの取付け間隔とが、同一又は略同一に構成されていて、前記押え部材2が挟持位置にあるとき、該押え部材2の挟持部2A,2Aと前記台座1の受け部1C,1Cとが左右方向で相対向するように構成されている。
前記台座1の受け部1C,1C及び押え部材2の挟持部2A,2Aは、図4に示すように、配管類Cの外周面に沿って左右方向の最大外径D1位置を越えた位置にまで及ぶ弧状に形成されている。
前記台座1と押え部材2との間には、押え部材2が挟持解除位置Zから挟持位置Yに回動操作されたとき、該押え部材2を挟持位置Yに係止保持する係止手段3が係止解除操作可能に設けられている。
前記押え部材2には、図1、図2、図5に示すように、前記押え部材2が挟持位置にあるとき、台座1の載置部1Bと固体部Bの接地面Baとの間の隙間Lに入り込んで、台座1の載置部1Bの外面1Ba側に重合する係止体2Cが一体的に連設形成され、前記係止手段3は、この係止体2Cと受け部1Cとの重合箇所の何れか一方に係止突起1Dが形成され、何れか他方に係止突起1Dと係脱自在な係止孔2Dが形成されて構成されている。この実施形態では、台座1側に係止突起1Dが形成され、押え部材2側に係止孔2Dが形成されている。
ここで、台座1に対して押え部材2を、挟持解除位置Zから挟持位置Yに回動操作し、押え部材2の係止体2Cが弾性変形して係止突起1Dを乗り越えて、台座1側の係止孔2Dに押え部材2側の係止突起1Dを係合状態にすることによって、台座1に押え部材2を係止連結状態にすることができる。
また、台座1側の係止突起1Dが押え部材2側の係止孔2Dに係合する状態では、台座1と押え部材2が係合連結されているが、係止突起1Dを係合方向とは反対方向から押し込むことによって、台座1と押え部材2との係合状態を解除することが可能である。そのため、係止突起1Dと係止孔2Dとの係合位置が、固定部Bの接地面Baから手指操作で係合解除操作可能な高さ位置に形成されている。
さらに、係止体2Cに対応する受け部1Cの外面は、係止体2Cが挟持位置への移行に伴って重合しやすく、反対位置に離脱し難いように湾曲形状に形成されている。
前記押え部材2には、該押え部材2が挟持位置に切換えられたとき、台座1の載置部1Bの端面と当接する、該押え部材2の挟持部2A,2Aと基台部2Bとの内コーナー部に段差状のストッパー面2aが形成されている。
また、図8に示すように、載置部1Bの接地面Ba側つまり外面1Baが円弧状に形成され、この外面1Baに押え部材2の係止体2Cが重合しやすくなるように構成されている。
このような構成であれば、図3に示すように、コンクリート躯体からなる固定部Bの配管経路Eに対応する位置及び向きに合わせて、コンクリートネジ5を台座1のネジ受け孔1aを通して螺合して台座1を固定部Bに取付ける。
次いで、図4、図6に示すように、台座1の載置部1Bの受け部1C,1C間に配管類Cを嵌め入れて載置して、載置部1B上に配管類Cを仮止め状態にする。この状態では、受け部1C,1Cが配管類Cの最大外径D1位置を越えた位置にまで及ぶ弧状に形成されているので、配管類Cの拘束性がよい。
そして、この状態の台座1に対して押え部材2を、図7(イ)、(ロ)に示すように、挟持解除位置Zから挟持位置Yに回動操作して、係止体2Cの係止突起1Dが挟持部側の係止孔2Dに嵌合して、台座1と押え部材2とを係合状態に連結することによって、固定部Bに配管類Cを固定することができる。
また、固定部Bに固定された配管類Cは、係止手段3の係止突起1Dを係止孔2Dから手指操作によって離脱方向に押し込んで、係止手段3の係合状態を解いた状態で、挟持位置Yから挟持解除位置Zに回動操作して、台座1から押え部材2を取外すことによって、固定部Bから配管類Cの固定を解除することができる。
そのため、固定部に対する配管類Cの固定、及び、固定部Bに固定された配管類Cの固定解除を簡単に行うことができる。
また、配管類Cを台座1の受け部1C,1Cと押え部材2の挟持部2A,2Aとの相対向する配管類拘束部分が、配管類Cの長手方向に沿って2箇所に存在する固定状態を形成することができるので、配管類Cの固定品質の向上を図ることができる。
また、この実施形態の配管類固定具Aにおいて、固定部Bに台座1の取付け部1Aが接地状態に取付けられるが、載置部1Bは接地面Baから隙間Lを設けて配管類Cを載置することになるので、配管類Cが固定部の接地面Baに直接触れることがないので、金属管のような配管類においては、固定部との接触による電池作用による化学腐食などを防止することができる。
さらに、この実施形態の配管類固定具Aにおいて、固定部Bへの取付けに用いられる台座1の取付け部1Aのネジ受け孔1aは一つが形成され、且つ、その形成箇所も台座1の長手方向中央部分に形成されているので、配管経路の沿った向きの取付けが簡単に行うことができるような使い勝手の良い取付け構造になっている。
また、台座1の受け部1Cと押え部材2の挟持部2Aは共に、配管類Cの外周形状に対応する円弧状に形成されており、配管類Cを外周形状に対応した挟持が可能であるので、挟持性がよい利点を有する。
[別実施形態]
1) 上記実施形態では、台座1の受け部1C,1Cが、配管類Cの長手方向に所定間隔を隔てた台座1の二箇所に左右に分かれて設けられている例について説明したが、本発明はこれに限らず、図10(イ)、(ロ)に示すように、受け部1C・・・が、配管類Cの長手方向に所定間隔を隔てた台座1の少なくとも三箇所に左右に振り分けて設けられているものであってもよい。
この場合、所定間隔を隔てた三箇所で配管類Cを受止める状態では、配管類Cが上方を除いて移動できない拘束状態となり、配管類Cの長手方向に直交する左右の移動を確実に阻止された仮止め状態にすることができる。
従って、台座1に対して押え部材2を載置するに際して配管類Cが勝手に動かないように、配管類1を人的に押える等によって配管類Cが勝手に動くことがない様に押える附帯作業を伴うことがないので、台座1に対して押え部材2を段取り良く装着することができ、施工性の向上を図ることができる。
尚、上記実施形態と同様構成部分には同符号を附してその詳細は省略する。
2) 上記実施形態では、コンクリート躯体の床や壁からなる固定部Bに固定する配管類固定具Aについて説明したが、本発明はこれに限らず、壁、床等に配管経路Eに沿って取付けられたアングル材や折り曲げ鋼板等を用いて形成された取付け基材6からなる固定部に固定するものに適用してもよい。
この場合、図9に示すように、配管類Cの配管経路Eに対応する位置及び向きに合わせて、アングル材6に予めに形成されているネジ挿通孔6aに台座1の取付け部1Aのネジ受け孔1aを位置させた状態で、ネジ挿通孔1aに皿ネジ頭のボルト7を挿通し、その飛び出したネジ部分7aにナット8を螺合することによって、台座1とナット8との間にアングル材6を挟み込んで、アングル材6に台座1を固定状態にする。
この状態から、上記実施形態と同様に、台座1の載置部1Bの受け部1C,1C間に配管類Cを載置して、受け部1C,1C間に配管類Cを仮止め状態にする。
そして、この状態の台座1に対して押え部材2を、挟持解除位置Zから挟持位置Yに回動操作して、係止体2Cの係止突起1Dが挟持部2側の係止孔2Dに嵌合して、台座1と押え部材2とを係合状態に連結することによって、固定部Bに配管類Cを固定することができる。
また、固定部Bに固定された配管類Cは、係止手段3の係止突起1Dを係止孔2Dから手指操作によって離脱方向に押し込んで、係止手段3の係合状態を解除した状態で、挟持位置Yから挟持解除位置Zに回動操作して、台座1から押え部材2を取外すことによって、固定部Bから配管類Cの固定を解除することができる。
3) 上記実施形態では、配管類固定具Aを構成する台座1と押え部材2とが合成樹脂から成型されたものについて説明したが、本発明はこれに限らず、金属から成型されたものであってもよい。
また、配管類に対応する台座の受け部部分や押え部材の挟持部部分に、凹凸或いは配管類表面に対して摩擦性のあるスポンジ材等を設けて、配管類が長手方向に沿っての移動を阻止する機能を付加したものであってもよい。
配管類固定具の台座と押え部材を示す分解斜視図 台座と押え部材を係合連結した状態を示す斜視図 固定部に台座と配管類の間係を示す縦断面図 台座に仮止め状態となった配管類と押え部材との間係を示す縦断面図 台座に仮止め状態となった配管類と押え部材との間係を示す横断面図 配管類を台座に仮止め状態にした状態を示す平面図 (イ)は押え部材を台座に回動操作で係止しようとする状態を示す平面図、(ロ)固定部に配管類を固定した状態を示す平面図 台座の係止突起と押え部材の係止孔との係止状態を示す縦断面図 配管類固定具をアングル材に固定した状態を示す縦断面図 本発明を適用した別実施形態を示し、(イ)は配管類を台座に仮止め状態にした状態を示す平面図、(ロ)固定部に配管類を固定した状態を示す平面図
符号の説明
A 配管類固定具
B 固定部
C 配管類
D1 最大外径
E 配管経路
Y 挟持位置
Z 挟持解除位置
1 台座
1a ネジ受け孔
1A 取付け部
1B 載置部
1Ba 外面
1C 受け部
1D 係止突起
2 押え部材
2a ストッパー面
2A 挟持部
2C 係止体
2D 係止孔
3 係止手段
X1 軸芯

Claims (7)

  1. 固定部に対する取付け部及び配管類の載置部を備えた台座に、前記載置部に載置された配管類を台座との間で挟持固定する押え部材が着脱自在に取付けられている配管類固定具であって、
    前記台座には、載置された配管類の両側面に当接する左右の受け部が、配管類の長手方向に位置齟齬する状態で設けられ、前記押え部材には、台座の受け部に受止められている配管類に対してその受止め位置とは反対側から配管類の両側面に当接する左右の挟持部が、配管類の長手方向に位置齟齬する状態で設けられているとともに、前記押え部材が、配管類の長手方向及び左右方向に対して直行する軸芯周りでの回動操作により、左右の挟持部が配管類の両側面に沿って圧接された挟持位置と左右の挟持部が配管類の両側面から離間した挟持解除位置とに切換え自在に構成し、前記台座と押え部材との間には、押え部材が挟持解除位置から挟持位置に回動操作されたとき、該押え部材を挟持位置に係止保持する係止手段が係止解除操作可能に設けられている配管類固定具。
  2. 前記受け部が、配管類の長手方向に所定間隔を隔てた台座の二箇所に左右に分かれて設けられている請求項1記載の配管類固定具。
  3. 前記受け部が、配管類の長手方向に所定間隔を隔てた台座の少なくとも三箇所に左右に振り分けて設けられている請求項1記載の配管類固定具。
  4. 前記台座の受け部及び押え部材の挟持部が、配管類の外周面に沿って左右方向の最大外径位置を越えた位置にまで及ぶ弧状に形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の配管類固定具。
  5. 前記押え部材の挟持部の取付け間隔と台座の受け部の取付け間隔とが、同一又は略同一に構成されていて、前記押え部材が挟持位置にあるとき、該押え部材の挟持部と前記台座の受け部とが左右方向で相対向するように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の配管類固定具。
  6. 前記係止手段を構成するに、前記押え部材が挟持位置にあるとき、台座の載置部の外面に重合する位置に入り込む係止体を連設し、この係止体と受け部との重合箇所に係止突起と係止孔を形成して構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の配管類固定具。
  7. 前記押え部材には、該押え部材が挟持位置に切換えられたとき、台座の載置部の端面と当接するストッパー面が形成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の配管類固定具。

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