JP2007216849A - 車両用空調ダクト - Google Patents

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Abstract

【課題】結露の発生量を抑えることができ、しかも吸水部材の使用量を減らすことができると共にダクト本体の外面に沿って吸水部材を貼りやすく、さらには結露が発生した場合にも水滴を垂れにくくする。
【解決手段】可撓性を有するシート状の吸水部材に複数のスリットを所定間隔で形成し、前記スリット部分を拡開することにより網状とした網状の吸水部材21を、ダクト11本体の所定部位外面に被着し、ダクト本体11の外面に結露が発生するのを防止あるいは抑え、また、ダクト本体11の外面に結露が発生した場合は、結露による水滴を網状の吸水部材21に吸収保持して水滴が垂れるのを抑える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のエアコン装置から吹き出される空気を車室内の空気吹き出し口に誘導する車両用空調ダクトに関する。
車両用空調ダクトは、車両用エアコンから吹き出された温調用空気が内部を通過するため、ダクトの内面と外面で温度差を生じ易く、その温度差でダクトの外面に結露が発生し、その結露による水滴がダクトの外面から垂れてダクト下方の部品等を濡らしたりするおそれがあった。
従来、前記結露の発生を防ぐ方法として、ダクトの外面において結露防止が必要な部分の全面に不織布やウレタンシートなどの断熱材を貼り付けることが行われている。しかし、この方法にあっては、使用される断熱材の量が多いため、、材料費が嵩む問題がある。しかも、ダクトの外面に沿って断熱材を貼り付けるのが容易ではなかった。
また、ダクトの外面に発生した結露による水分が集まって水滴を生じるのを防ぐ方法として、ダクトの外面に格子状のリブを立設する方法が提案されている。しかし、この方法にあっては、結露の発生自体を抑えることができない問題がある。
実開平6−75742号公報 特開平7−257149号公報 特開2005−47421号公報
本発明は前記の点に鑑みなされたものであって、吸水部材の使用により結露の発生量を抑えることができ、しかも吸水材の使用量を減らすことができると共にダクト本体の外面に沿って吸水部材を貼り易く、さらには結露が発生した場合にも水滴が垂れにくい車両用空調ダクトの提供を目的とする。
請求項1の発明は、ダクト本体と、前記ダクト本体の外面に被着された網状の吸水部材とからなることを特徴とする車両用空調ダクトに係る。
請求項2の発明は、請求項1において、前記網状の吸水部材は、可撓性を有するシート状の吸水部材に複数のスリットが所定間隔で形成され、前記スリット部分が拡開されることにより網状とされていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記吸水部材は、発泡体からなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ダクト本体の外面に網状の吸水部材が被着されているため、吸水部材が存在する部分で断熱性が高まり、ダクト本体の外面に発生する結露量を抑えることができる。また、吸水部材が存在しない網目部分で結露が発生しても、結露による水滴がダクト本体の外面を伝わって流れる際に、網状の吸水部材と接触して吸水部材に吸収されるため、水滴がダクトの外面から垂れるのを防ぐことができる。しかも、網状の吸水部材は、網目からなる空間部分が存在するため、吸水部材の使用量を減らすことができ、コストが嵩むのを抑えることができる。
請求項2の発明によれば、網状の吸水部材は、可撓性を有するシート状の吸水部材に複数のスリットが所定間隔で形成され、前記スリット部分が拡開されることにより網状とされているため、材料歩留まりが良く、製作も容易である。
請求項3の発明によれば、吸水部材が発泡体で構成されているため、ダクト本体の外面の吸水部材が緩衝作用を発揮し、ダクト本体を保護することができる。
以下本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の一実施例の車両用空調ダクトの斜視図及び一部の拡大図、図2は図1のA−A概略断面図、図3はダクト本体とスリットが形成された可撓性を有するシート状の吸水部材の斜視図、図4は可撓性を有するシート状の吸水部材をスリット部分で拡開させた網状の吸水部材を示す斜視図である。
図1及び図2に示す車両用空調ダクト10は、車両用エアコンと一端が接続され、他端が車室内の空気吹き出し口と接続されるものであり、前記車両用エアコンから吹き出される温調空気を前記空気吹き出し口へ誘導する。前記車両用空調ダクト10は、ダクト本体11と網状の吸水部材21とからなる。
前記ダクト本体11は、プラスチック製の筒状体からなり、内部が空気の流通路12とされている。前記ダクト本体11は、設置場所等に応じて所定のサイズ、断面形状(円形、楕円、四角形等)及び屈曲形状とされている。また、前記ダクト本体11は、ブロー成形で筒状に形成されたもの、あるいは射出成形等で形成された筒状半体同士を組み合わせて筒状にされたものの何れでもよい。
前記網状の吸水部材21は、前記ダクト本体11の外面に被着され、前記ダクト本体11の外面に発生する結露量を抑える。また、前記ダクト本体11の外面に結露が発生して前記結露による水滴を生じても、水滴がダクト本体11の外面を伝わる際に前記網状の吸水部材21に吸収されるため、水滴が前記ダクト10から垂れるのを防ぐことができる。なお、前記網状の吸水部材21は、前記ダクト本体11の外面の所定部位、例えば結露を生じやすい部位、あるいはダクト本体11の外面全体に設けられ、接着剤等で前記ダクト本体11の外面に固定される。前記網目22は適宜のサイズとされるが、一例として10cm四方において5個〜100個の升目のものを挙げる。
前記網状の吸水部材21は、吸水性を有するものであれば特に限定されず、不織布やフェルト、ポリウレタン等の発泡体を挙げることができる。それらの中でも可撓性を有する発泡体(例えば軟質ポリウレタン発泡体)が好ましい。前記網状の吸水部材21は、可撓性を有する発泡体で構成すれば、前記ダクト本体11の外面に被着する際にダクト本体11の外面に沿わせ易く、前記ダクト本体11の外面に網状の吸水部材21を密着させることができる。そのため、前記ダクト本体11の外面と前記網状の吸水部材21間に隙間が発生するのを防いで、前記隙間による結露水の吸水性低下を防ぐことができる。また、前記網状の吸水部材21が可撓性を有する発泡体からなる場合、前記発泡体の緩衝性によってダクト本体11の外面を保護することができるので、前記ダクト10を車両に配設する際などにダクト10が他の部材等とぶつかることがあっても、前記ダクト本体11が損傷するのを防ぐことができる。
前記可撓性を有する発泡体は、連通気孔を有するものが好ましい。連通気孔を有するものとすれば、前記ダクト本体11の外面に結露が発生しても結露による水分を発泡体の連通気孔によって発泡体内、すなわち前記網状の吸水部材21内に良好に吸収することができる。前記連通気孔を有する発泡体としては、軟質ポリウレタン発泡体が、断熱性、緩衝性及び軽量性等に優れることから好ましい。
前記網状の吸水部材21は、図3に示すように、可撓性を有するシート状の吸水部材21Aに複数のスリット22Aを所定間隔で形成し、前記可撓性を有するシート状の吸水部材21Aを外方Eへ引っ張ることにより、前記スリット22Aの部分を拡開させて図4に示すように網目22を形成し、網状の吸水部材21としたものが好ましい。これによれば、打ち抜きによる網目形成とは異なって無駄な部分を生じないことから、材料歩留まりが良く、材料コストを低減することができ、製作も容易である。しかも、前記スリット22Aが形成された可撓性を有するシート状の吸水部材21Aを、外方Eへ引っ張りながらダクト本体11の外面に貼る際に、前記スリット22Aを拡開させて網目22を形成することができるため、作業性に優れる。なお、図示の例では、前記複数のスリット22Aを平行に所定間隔で交互に形成し、また、前記スリット22Aと略直交する外方Eへ前記可撓性を有するシート状の吸水部材21Aを引っ張ることにより、前記スリット22Aの部分を拡開させている。また、前記可撓性を有するシート状の吸水部材21Aは適宜の厚みのものとされるが、一例として厚み3〜15mmのものを挙げる。
さらに、前記可撓性を有するシート状の吸水部材21Aは、スラブ発泡品を所定厚みで裁断したものが好ましい。前記スラブ発泡品を裁断したものは、前記可撓性を有するシート状の吸水部材21Aにおける表面が切断面で構成され、前記表面で開口した気孔の割合が高くなる。そのため、前記網状の吸水部材21の表面において、開口した気孔の割合が高くなり、前記ダクト本体11の外面に結露が発生しても結露による水分が前記開口した気孔から網状の吸水部材21内に吸収されやすくなり、結露による水滴がダクト10から垂れるのをより確実に防ぐことができる。なお、前記スラブ発泡品は、ベルトコンベア上にポリウレタン原料を吐出して大気圧下で発泡させたブロック状のものであり、軟質ポリウレタン発泡体として公知のものである。
本発明の一実施例の車両用空調ダクトの斜視図及び一部の拡大図である。 図1のA−A概略断面図である。 ダクト本体とスリットが形成された可撓性を有するシート状の吸水部材の斜視図である。 可撓性を有するシート状の吸水部材をスリット部分で拡開させた網状の吸水部材を示す斜視図である。
符号の説明
10 車両用空調ダクト
11 ダクト本体
21 網状の吸水部材
21A 可撓性を有するシート状の吸水部材
22 網目
22A スリット

Claims (3)

  1. ダクト本体と、
    前記ダクト本体の外面に被着された網状の吸水部材と
    からなることを特徴とする車両用空調ダクト。
  2. 前記網状の吸水部材は、可撓性を有するシート状の吸水部材に複数のスリットが所定間隔で形成され、前記スリット部分が拡開されることにより網状とされていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調ダクト。
  3. 前記吸水部材は、発泡体からなることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調ダクト。
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