JP2007215508A - さとうきび茶の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】砂糖きび茶の製造方法において、砂糖きびを破砕、乾燥、焙煎の各工程において、酸化による変色(赤色)を極力抑えて処理できる砂糖きび茶の製造方法を実現することを課題とする。
【解決手段】砂糖きびを水洗浄後、小片状に破砕処理し、変色しないように、すばやく天日による太陽光を蓄熱して乾燥処理し、乾燥後に粉砕処理し、その後攪拌しながら、ゆっくりと焙炒処理することで、砂糖きびの香りと甘味をそのままに残した美味しい砂糖きび茶を製造できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、砂糖きびの酸化を抑えて乾燥、焙煎し、鮮度の高い処理を行なうことのできる砂糖きび茶の製造方法に関する。
従来より、砂糖きび茶の製造方法については、各種開発されている。
例えば、特許第2593806号公報では、1mm程度に細かく細断された砂糖きびを茶色乃至褐色を呈する程度に炒って製する砂糖きび茶である。
また、特開2004−313129号公報では、上記の方法では、生の砂糖きびを1mm程度に細断することが困難なことから、一旦、3cm程度に小片化してから、水を加えてミキシングして1〜2mm程度の繊維状に細片化し、その後焙煎し、焙煎後に粉末状に粉砕する技術が開示されている。
特許第2593806号公報 特開2004−313129号公報
しかしながら、上記の特開2004−313129号公報においては、砂糖きびを採取して小片化してから、水を加えて細片化し、さらに水を多く含んだ細片化物をかき混ぜながら乾燥しなければならない。
砂糖きびは、切り口が空気に晒されると、含有するポリフェノールの酸化が始まり、そのため、赤く変色する。
赤く変色した砂糖きびは、酸化が進行しており、鮮度が落ちており、香りや味に大きく影響するポリフェノールが一部変質しており、焙煎において砂糖きびの独特の甘味と香りが十分に発揮されなくなってしまう。
本発明の課題は、上記のような、砂糖きびを破砕、乾燥、焙煎の各工程において、変色を極力抑えて処理できる砂糖きび茶の製造方法を実現することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の発明では、砂糖きびを水洗浄後、小片状に破砕処理し、変色しないように乾燥処理し、乾燥後に粉砕処理し、その後焙炒処理することを特徴とする砂糖きび茶の製造方法である。
また、請求項2に記載の発明では、前記の破砕処理において、小片サイズが1cm以内となるように破砕することを特徴とする砂糖きび茶の製造方法である。
また、請求項3に記載の発明では、前記の乾燥処理において、小片状に破砕された砂糖きび片を天日で乾燥することを特徴とする砂糖きび茶の製造方法である。
また、請求項4に記載の発明では、前記の小片状に破砕された砂糖きび片を、太陽光による熱を蓄熱するための透明蓋を有する蓄熱容器内に薄く敷き詰め、太陽光の熱により乾燥させることを特徴とする砂糖きび茶の製造方法である。
また、請求項5に記載の発明では、前記の粉砕処理において、粒径が0.5mm〜1.0mm程度であることを特徴とする砂糖きび茶の製造方法である。
また、請求項6に記載の発明では、前記の焙炒処理において、加熱釜で乾燥した砂糖きび粉末を攪拌しながら、100℃〜130℃で炒ることを特徴とする砂糖きび茶の製造方法である。
本発明では、以下のような効果を奏する。
1)砂糖きびを赤色に変色させずに乾燥させて茶を製造することにより、砂糖きびの香りと甘味を十分に有する砂糖きび茶を提供できる。
2)1cm以下に破砕処理することで、乾燥しやすくなり、赤色変色を抑えることができる。
3)天日で乾燥することで、乾燥処理に伴う、燃料や電力を節約でき、排気ガスなど環境に配慮した乾燥方法となる。
4)天日による蓄熱容器を設けることにより、乾燥時に有効成分の飛散が少なく、また、視認しながら乾燥処理ができる。
5)粒径を0.5〜1.0mmとなるように粉砕することで、バラツキがなく、均一に炒ることができ、香りと甘味を十分に発揮できる。
6)加熱釜で100℃〜130℃で攪拌しながら炒ることにより、じっくりと均一に加熱でき、砂糖きびの香りを残して、ほんのり甘味をだすことができる。
本発明による実施の形態について説明する。
図1は本発明による砂糖きび茶の製造方法を示すフロー図である。
1)採取
砂糖きびの茎部を採取し、葉や梢頭部を取り除く。
2)切断
30cm〜50cm程度の長さにカットする。
3)洗浄
カットした砂糖きび片を水洗いする。
4)破砕
破砕装置で破砕片のサイズが1cm以内となるように破砕する。
破砕装置は、サイズが1cm以内に破砕できるものであればいずれでも良く、市販の農業用破砕装置が使用できる。
1cmより大きいと、次の乾燥工程に時間がかかり好ましくない。
この破砕により、砂糖きびの繊維がばらばらになり、乾燥しやすくなる。
5)乾燥
砂糖きびの破砕片を、内面が太陽光を反射する反射面となっている箱状の蓄熱乾燥容器に薄く敷き詰め、透明の蓋をして、乾燥させる。
この蓄熱乾燥容器の内部に太陽光の熱を蓄熱させ、透明の蓋を通して太陽光が射し込み、40℃〜70℃程度に加熱される。
乾燥時の蒸気は、透明蓋の一部を開けたり、排気穴を設けて調整することができる。
太陽光のみでの乾燥であるため、燃料や電気を使用しないので、経済的であるとともに、乾燥時の有効成分の飛散が少なく、香りや味の変化をおさえることができる。
6)粉砕
乾燥した破砕片を0.5mm〜1.0mm程度に粉砕装置で粉砕する。
この粉砕装置は、粒径を0.5〜1.0mmに粉砕できるものであればいずれでも良く、市販の粉砕装置が使用できる。
1.0mm以上では、炒る時に、固まりや不均一となり、好ましくない。
0.5mm以下では変化は無く、コスト高となる。
この砂糖きび粉末は、薄い緑色を呈した粉体となる。
7)焙炒
砂糖きび粉末を加熱釜に入れて、100℃〜130℃に加熱し、攪拌しながら炒る。
約4時間程度炒ることで、薄い褐色の砂糖きび茶が出来上がる。
8)パック詰
出来上がった褐色の砂糖きび茶をティーパックに充填して、砂糖きび茶商品となる。
本発明による砂糖きび茶ティーパックは、熱湯を注ぐことで簡単に飲用できる。
ポットなどに本ティーパックを入れ、熱湯を注ぎ、約1分おいてから、飲用する。
砂糖きびの香りがあり、砂糖きびのほんのりした甘味が味わえ、砂糖きびの有効成分をそのままに、美味しく飲用することができる。
従来の砂糖きび茶においては、その製造工程において、赤色に変色させたり、必要以上に熱を加えたりしていたため、必要以上の酸化が進んでおり、砂糖きびの本来有する、香りや甘味が壊れてしまい、苦味や渋みが入ってしまっていた。
本発明では、その製造の各工程において、酸化を極力抑えることで、砂糖きび本来の香りと甘味を茶に実現させることを可能としたものである。
本実施例では、天日乾燥処理を行なったが、極力、変色(酸化)を抑え、有効成分の飛散を防止する処置を行なうことで、市販のヒータによる乾燥装置を用いても良い。
また、本発明による粉末の砂糖きび茶は、香り、甘味ともに際立っており、パウダー状の微粉末として、各種食材への添加剤として活用することも可能である。
本発明による砂糖きび茶の製造方法を示すフロー図である。
符号の説明
1 採取
2 切断
3 洗浄
4 破砕
5 乾燥
6 粉砕
7 焙炒
8 パック詰

Claims (6)

  1. 砂糖きびを水洗浄後、小片状に破砕処理し、変色しないように乾燥処理し、乾燥後に粉砕処理し、その後焙炒処理することを特徴とする砂糖きび茶の製造方法。
  2. 前記の破砕処理は、小片サイズが1cm以内となるように破砕することを特徴とする請求項1に記載の砂糖きび茶の製造方法。
  3. 前記の乾燥処理において、小片状に破砕された砂糖きび片を天日で乾燥することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の砂糖きび茶の製造方法。
  4. 前記の小片状に破砕された砂糖きび片を、太陽光による熱を蓄熱するための透明蓋を有する蓄熱容器内に薄く敷き詰め、太陽光の熱により乾燥させることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの項に記載の砂糖きび茶の製造方法。
  5. 前記の粉砕処理は、粒径が0.5mm〜1.0mm程度であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項に記載の砂糖きび茶の製造方法。
  6. 前記の焙炒処理において、加熱釜で乾燥した砂糖きび粉末を攪拌しながら、100℃〜130℃で炒ることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかの項に記載の砂糖きび茶の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008000134A (ja) * 2006-05-24 2008-01-10 Masaharu Irikasanishi サトウキビのチップ及び粉末とその製造法並びにサトウキビチップ及び粉末よりの製糖方法
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