JP2007215165A - 角度変調装置 - Google Patents

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Tomoaki Ohira
智亮 大平
Koichi Masuda
浩一 増田
Masaru Fuse
優 布施
Tsutomu Shinpo
努武 新保
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Abstract

【課題】光変調信号が有する不要波成分に依存することなく、雑音特性および歪み特性に優れた角度変調装置を提供する。
【解決手段】角度変調装置(10)は、光SSB変調部(103a)と、光SSB−SC変調部(104a)と、光角度変調部(105)とを備えている。光SSB変調部(103a)の出力信号を、光SSB−SC変調部(104a)にて強度変調することで、光検波部(107)から出力される角度変調信号に、不要な角度変調信号が重なることを防ぐことが可能となる。さらに、フィルタ(108)が光検波部(107)から出力される角度変調信号成分の内、不要波成分を含まない角度変調信号成分のみを濾波することにより、角度復調後の歪み特性の劣化を防ぐことが可能となる。したがって、本発明における角度変調装置は雑音特性および歪み特性に優れた角度変調信号を出力することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、角度変調装置に関し、より特定的には、光ファイバ伝送装置において、多チャンネルのアナログ映像信号やデジタル映像信号を伝送するための角度変調装置に関する。
従来、多チャンネルのアナログ映像信号やデジタル映像信号を広帯域な角度変調信号に変換する角度変調装置として、図13に示す構成を用いた角度変調装置が適用されてきた。このような角度変調装置は、例えば文献(K.Kikushima、et al.,“Optical Super Wide−Band FM Modulation Scheme and Its Application to Multi−Channel AM Video Transmission Systems”, IOOC’95 Technical Digest,Vol.5 PD2−7, pp.33−34)にその動作などが詳しく説明されている。
図13は、従来の角度変調装置90の構成を示す図である。図13において、角度変調装置90は、光周波数制御部901と、光変調部902と、局発光源903と、光合波部904と、光検波部905とを備える。また、第1の信号源906は、角度変調装置90へ電気信号を出力する。
光変調部902には、第1の信号源906から出力される電気信号が入力される。電気信号は、例えば、周波数f1〜fnの信号が周波数多重された信号である。光変調部902は、入力された電気信号に応じて出力する光の周波数を変化させることによって、第1の信号源906から出力される電気信号を光周波数変調信号に変換する。
光変調部902は、例えば半導体レーザで構成される。一般に半導体レーザは、一定の電流が注入されると、所定周波数fFMの光を発振する。さらに、半導体レーザは、振幅変調した電流を注入すると、注入された電流に応じて出力する光の周波数を変化させ、光周波数fFMを中心とした光周波数変調信号を出力する。したがって、光変調部902は、第1の信号源906から出力された電気信号を光周波数変調信号に変換し、当該光周波数変調信号を出力する。
局発光源903は、所定周波数fLocalの無変調光を出力する。
光合波部904は、光変調部902から出力される光信号および局発光源903から出力される光を合波して、合波光信号として出力する。
光検波部905は、例えば自乗検波特性を有するフォトダイオードで構成される。光検波部905は、光合波部904から出力された合波光信号を光ヘテロダイン検波する。詳細には、光検波部905は、所定周波数fFMとfLocalとの光周波数差に相当する周波数fc(=|fFM―fLocal|)を中心周波数とした差ビート信号を出力する。光検波部905は、入力される合波光信号を光ヘテロダイン検波することにより、第1の信号源906から出力される電気信号を元信号とした、搬送波周波数fcの角度変調信号(周波数変調信号)を出力する。
光周波数制御部901は、光変調部902から出力される光信号の中心周波数fFMおよび局発光源903から出力される光の光周波数fLocalが互いに一定の周波数差を有するように光変調部902および局発光源903を制御し、光検波部905から出力される角度変調信号の中心周波数fcを安定化する。
角度変調装置90では、光信号処理による高い変調効率(一般の電気回路方式の場合と比較して10倍以上の変調効率)を利用することにより、一般の電気回路では生成が困難な周波数が非常に高く、かつ広帯域な(周波数偏移量または位相偏移量の大きい)角度変調信号を容易に生成することができる。
しかし、光変調部902に半導体レーザを用いた場合、角度変調装置90の出力する角度変調信号の位相雑音が大きくなる。角度変調装置90が備える光変調部902および局発光源903の出力する光信号は位相レベルの相関性を有していない。したがって、角度変調装置90が出力する角度変調信号の位相雑音は、光変調部902および局発光源903の出力する光信号の位相雑音の和に等しくなる。位相雑音を含んだ角度変調信号を復調した電気信号は、大きな白色雑音を含む。したがって、従来の角度変調装置90は、この雑音によって復調信号の品質が著しく劣化するという問題点を有している。
さらに、角度変調装置90は、角度変調信号の周波数を安定化させるために、光変調部902および局発光源903が出力する光信号の周波数を制御する制御回路(光周波数制御部901)を必要とする。したがって、角度変調装置90の構成が複雑になるという問題点を有している。
このような問題に対して、光信号処理によって、非常に周波数が高く、かつ広帯域である角度変調を実現しながら、簡易な構成によって位相雑音を抑圧し、雑音特性を改善することができる角度変調装置が提案されている。
図14は、特許文献1に記載されている従来の角度変調装置91の構成を示す図である。図14において角度変調装置91は、光源911と、光分岐部912と、光角度変調部913と、光強度変調部914と、光合波部915と、光検波部916とを備える。
第1の光源911は、所定周波数f0の無変調光を出力する。
光分岐部912は、第1の光源911から出力された無変調光を分岐し、分岐した無変調光を第1および第2の光として出力する。
光角度変調部913は、第1の信号源906から所定周波数f1〜fnの周波数成分を含む周波数多重された第1の電気信号が入力される。光角度変調部913は、入力された第1の電気信号に応じて、光分岐部912から出力される第1の光を光角度変調し、第1の光信号として出力する。第1の光信号は、光源911と同じ位相雑音を有する。図16Aは、光角度変調部913から出力される第1の光信号の光スペクトルの一例を示す模式図である。
光強度変調部914には、第2の信号源917から所定周波数fcを有する第2の電気信号が入力される。光強度変調部914は、入力された第2の電気信号に応じて、光分岐部912から出力される第2の光を光強度変調(光振幅変調)し、第2の光信号として出力する。
光強度変調部914として、例えば少なくとも三つのマッハツェンダ型干渉計(以下、「MZ型干渉計」という)がニオブ酸リチウム基板等の結晶基板上に配置される、搬送波抑圧単一側波帯光強度変調部(以下、「光SSB−SC変調部」という)が提案されている。
図15は、光SSB−SC変調部920の構成を示す図である。光SSB−SC変調部920は、第1のMZ型干渉計921と、第2のMZ型干渉計922と、第3のMZ型干渉計923と、分岐部924と、第1の位相反転部925と、第2の位相反転部926とを備える。
光SSB−SC変調部920は、光分岐部912から入力された第2の光を第1および第2の光搬送波に分岐する。第1の光搬送波は、第1のMZ型干渉計921に入力され、第2の光搬送波は、第2のMZ型干渉計922に入力される。
光SSB−SC変調部920は、第1の信号源906から入力される第1の電気信号fc1を、分岐部924において、位相が第1の電気信号fc1と同じ電気信号fc1aと、位相が第1の電気信号と90°異なる電気信号fc1bの2つの電気信号に分岐する。第1の位相反転部925は、電気信号fc1aを、位相が電気信号fc1aと同じ電気信号fc1aaと、位相が電気信号fc1aと180°異なる電気信号fc1abとに分岐して、分岐した電気信号のそれぞれを第1のMZ型干渉計921の電極のそれぞれへ出力する。一方、第2の位相反転部926は、電気信号fc1bを、位相が電気信号fc1bと90°異なる電気信号fc1baと、位相が電気信号fc1bと270°異なる電気信号fc1bbとに分岐して、分岐した電気信号のそれぞれを第2のMZ型干渉計922の電極のそれぞれへ出力する。
第1のMZ型干渉計921は、電気信号fc1aaおよび電気信号fc1abを元信号として第1の光搬送波を変調し、変調された第1の光搬送波の位相を第1のバイアス電圧V1で調整して、第1の光強度変調信号として出力する。第2のMZ型干渉計922は、電気信号fc1baおよび電気信号fc1bbを元信号として第2の光搬送波を変調し、変調された第2の光搬送波の位相を第2のバイアス電圧V2で調整して、第2の光強度変調信号として出力する。第3のMZ型干渉計923は、第1および第2の光強度変調信号の位相を第3のバイアス電圧V3で調整して、位相が調整された2つの光強度変調信号を合波して出力する。これにより、光SSB−SC変調部920は、入力される光を光SSB−SC変調して、光強度変調信号として出力することができる。
図16Bは、このような光強度変調部(光SSB−SC変調部)914から出力される光信号の光スペクトラムの一例を示す模式図である。図16Bに示す通り、光強度変調部914が出力する第2の光信号は、光搬送波成分が抑圧され、光搬送波成分から周波数fcだけシフトされた単一側波帯成分のみを有している。第2の光信号は光源911と同じ位相雑音を有する。
光合波部915は、光角度変調部913から出力される第1の光信号と、光強度変調部1004から出力される第2の光信号とを合波し、合波光信号として出力する。
光検波部916は、例えば自乗検波特性を有するフォトダイオードで構成される。光検波部916は、自乗検波特性によって、光合波部915から出力される合波光信号を光ホモダイン検波し、光合波部915に入力される第1および第2の光信号間の差ビート信号を生成して、出力する。図16Cは、光検波部916から出力される差ビート信号の光スペクトルの一例を示す模式図である。図に示す通り、当該差ビート信号は、光角度変調部913から出力される第1の光信号がダウンコンバートされた角度変調信号であり、その中心周波数はfcである。
ここで、第1および第2の光信号は、光源911と同じ位相雑音を有する。したがって、第1の光信号の周波数が変動しても、第2の光信号の周波数も全く同様に変動するので、これらの信号の周波数差は、周波数の変動にかかわらず常に一定となり、第1および第2の光信号が有する位相雑音は相殺され、当該差ビート信号の位相雑音は一定となる。したがって、図14に示す角度変調装置によれば、理論的には、雑音特性の良好な角度変調信号を得ることができる。
特開2001−133824号公報(第25頁、図1) 特開平11−340926号公報(第18頁、図5)
しかしながら、前述の光SSB−SC変調器は、各MZ型干渉計での光の分岐比や導波路の波長依存性の作製上生じる誤差のために、実際には、出力する光信号の光片側波帯成分を十分に抑圧できないという課題を有している。
図16Dは、光搬送波成分および光側波帯成分を十分に抑圧できていない光信号の光スペクトラムの一例を示す模式図である。この残留光搬送波成分G2および残留光側波帯成分G3の抑圧比に依存して、光検波部916から出力される角度変調信号を復調した後の歪み特性が大きく変化することが分かっている。
図16Eは、図16Dに示す光スペクトラムを有する光信号が光強度変調部(光SSB−SC変調部)914から出力された場合の、光検波部916が出力する信号のスペクトラムを示す模式図である。図16Eにおいて、所望の角度変調信号E1は、図16Aに示す光角度変調部913から出力される第1の光信号と、図16Dにおける所望の光側波帯成分G1との差ビート成分として生成される。同様に、不要な角度変調信号E2は、図16Aに示す第1の光信号と、図16Dにおける残留光側波帯成分G3とから生成される。同様に、不要な角度変調信号E3は、図16Aに示す第1の光信号と、図16Dにおける残留光搬送波成分G2とから生成される。
図16Eにおいて、不要な角度変調信号E2は、所望の角度変調信号E1と同じ中心周波数を有し、信号帯域が重なっているため、歪み特性を劣化させる。したがって、図16Dにおける残留光側波帯成分D3が、歪み特性劣化を発生させる要因であると考えられる。さらに、図16Eにおいて、不要な角度変調信号E3も、そのレベルが大きくなると、所望の角度変調信号E1と重なる信号帯域が発生し、歪み特性を劣化させる。したがって、図16Dにおける残留光搬送波成分G2も、歪み特性劣化を発生させる要因であると考えられる。
図17A及び図17Bは上記事象に関する実験結果を示す図である。図17Aにおいて、横軸は所望の光側波帯成分G1に対する残留光側波帯成分G3の抑圧比を示す。縦軸は角度変調信号を復調した後に検出される歪み量を示す。さらに、図17Bにおいて、横軸は所望の光側波帯成分G1に対する残留光搬送波成分G2の抑圧比を示す。縦軸は角度変調信号を復調した後に検出される歪み量を示す。図17Aおよび図17Bは、復調信号がどの周波数であっても、残留光搬送波成分G2および残留光側波帯成分G3の抑圧比の増加に応じて、歪み量が減少していることを示している。したがって、残留光搬送波成分G2および残留光側波帯成分G3が歪み特性の劣化に影響を与えていることが考えられる。
このような課題に対し、光強度変調部(光SSB−SC変調部)914から出力される光変調信号を光フィルタなどにより濾波することで、所望の光周波数成分のみを抽出するという手法が考えられる(例えば、特許文献2参照)。特許文献2には、光フィルタとして光バンドパスフィルタなどを用いることが記載されている。
しかしながら、所望の光側波帯成分G1と残留光側波帯成分G3との周波数間隔、すなわち発生させる所望の角度変調信号の搬送波周波数が、例えば10GHz程度のマイクロ波帯である場合、当該周波数間隔は非常に狭いのに対し、現在一般に入手できる光フィルタは50GHz程度の帯域幅を有しており、所望の光側波帯成分D1のみを光信号の状態で濾波することができないという課題を有している。
本発明は、上記の課題を解決するために、光強度変調部と光角度変調部を用いて、残留光搬送波成分と残留光側波帯成分との中心周波数を遷移させた後に合波することで、光フィルタを用いることなく伝送信号の歪み特性を改善することができる角度変調装置を提供することを目的とする。
上記のような目的を達成するために、本発明は、以下に示すような特徴を有している。
本発明の第1の局面は、入力信号を角度変調信号に変換するための角度変調装置であって、光源と、前記光源から出力される光を第1の経路を伝搬する光と第2の経路を伝搬する光とに分岐する光分岐部と、前記第1の経路上に配置され、入力される光を周波数fc2の第2の電気信号で強度変調する第1の光強度変調部と、前記第2の経路上に配置され、入力される光を入力される信号で角度変調する第1の光角度変調部と、前記第1の経路を伝搬する光と前記第2の経路を伝搬する光とを、当該第1の経路および当該第2の経路のそれぞれの終点において合波する光合波部と、前記第1の光強度変調部又は前記第1の光角度変調部のいずれか一方の前段に配置され、前記周波数fc2と異なる周波数fc1の第1の電気信号で入力される光を強度変調し、強度変調された光を出力する第2の光強度変調部と、自乗検波特性を有し、前記光合波部から出力される光信号を角度変調信号に変換する光検波部とを備える。
本発明の第2の局面は、第1の局面において、第2の光強度変調部は、第1の光強度変調部の前段に配置され、入力される光を光SSB変調し、第1の光強度変調部は、光SSB変調された光を光SSB−SC変調してもよい。
本発明の第3の局面は、第2の局面において、光角度変調部から出力される光信号の帯域幅をBとすると、|fc1−fc2|>B/2、かつ2×fc2−fc1>Bを満たしてもよい。
本発明の第4の局面は、第1の局面において、第2の光強度変調部は、第1の光強度変調部の前段に配置され、入力される光を光SSB−SC変調し、第1の光強度変調部は、光SSB−SC変調された光を光SSB変調してもよい。
本発明の第5の局面は、第4の局面において、光角度変調部から出力される光信号の帯域幅をBとすると、|fc1−fc2|>B/2、かつ2×fc2−fc1>Bを満たしてもよい。
本発明の第6の局面は、第1の局面において、第2の光強度変調部は、第1の光角度変調部の前段に配置されてもよい。
本発明の第7の局面は、第6の局面において、第1の光強度変調部は、入力される光を光SSB−SC変調し、第2の光強度変調部は、入力される光を光SSB−SC変調し、第1の光角度変調部は、光SSB−SC変調された光を入力信号で角度変調してもよい。
本発明の第8の局面は、第7の局面において、第1の光強度変調部の後段に配置され、第1の経路を伝搬する光の伝搬遅延量と第2の経路を伝搬する光の伝搬遅延量とが等しくなるように、第1の経路を伝搬する光を伝搬遅延させる光遅延調整部を更に備えてもよい。
本発明の第9の局面は、第6の局面において、第2の光強度変調部は、分岐された第2の経路を伝搬する光を、第1の電気信号と、位相を180°ずらされた当該第1の電気信号とで光DSB変調する第1の光DSB変調部と、分岐された第2の経路を伝搬する光を、位相を90°ずらされた第1の電気信号と、位相を90°ずらされた後、更に位相を180°ずらされた第1の電気信号とのそれぞれで光DSB変調する第2の光DSB変調部とを含み、第1の光角度変調部は、入力信号で、第1の光DSB変調部から出力される光と、第2の光DSB変調部から出力される光とのそれぞれを光角度変調した後、合波してもよい。
本発明の第10の局面は、第6の局面において、入力信号を、位相が当該入力信号と同じ同相信号と、当該入力信号の位相を反転させた逆相信号とに分岐する位相反転部と、第1の光強度変調部の後段に配置され、入力される光を入力される信号で光角度変調する第2の光角度変調部とを更に備え、第1の光角度変調部は、入力される光を同相信号で角度変調してもよい。
本発明の第11の局面は、第10の局面において、第1の光強度変調部は、入力される光を光SSB―SC変調することを特徴とし、第2の光強度変調部は、入力される光を光SSB−SC変調してもよい。
本発明の第12の局面は、第10の局面において、第2の光強度変調部は、分岐された第2の経路を伝搬する光を、第1の電気信号と、位相を180°ずらされた第1の電気信号とで光DSB変調する第1の光DSB変調部と、分岐された第2の経路を伝搬する光を、位相を90°ずらされた第1の電気信号と、位相を90°ずらされた後、更に位相を180°ずらされた第1の電気信号とで光DSB変調する第2の光DSB変調部とを含み、第1の光強度変調部は、分岐された第1の経路を伝搬する光を、第2の電気信号と、位相を180°ずらされた第2の電気信号とで光DSB変調する第3の光DSB変調部と、分岐された第1の経路を伝搬する光を、位相を90°ずらされた第2の電気信号と、位相を90°ずらされた後、更に位相を180°ずらされた第2の電気信号とで光DSB変調して出力する第4の光DSB変調部とを含み、第1の光角度変調部は、同相信号で、第1の光DSB変調部から出力される光と、第2の光DSB変調部から出力される光とのそれぞれを光角度変調した後、合波することを特徴とし、第2の光角度変調部は、逆相信号で、第3の光DSB変調部から出力される光と、第4の光DSB変調部から出力される光とのそれぞれを光角度変調した後、合波してもよい。
本発明の第13の局面は、第7の局面又は第9の局面のいずれか一方において、光検波部から出力される角度変調信号の内、中心周波数|fc1−fc2|を有する角度変調信号の帯域幅をB1とし、中心周波数fc1を有する角度変調信号の帯域幅をB2とすると、fc1<fc2のとき、|fc1−fc2|≧B1/2、かつ|fc1−fc2|+B1/2<fc1−B2/2を満たしてもよい。
本発明の第14の局面は、第7の局面又は第9の局面のいずれか一方において、光検波部から出力される角度変調信号の内、中心周波数|fc1−fc2|を有する角度変調信号の帯域幅をB1とし、中心周波数fc2を有する角度変調信号の帯域幅をB3とすると、fc1>fc2のとき、|fc1−fc2|≧B1/2、かつ|fc1−fc2|+B1/2<fc2−B3/2を満たしてもよい。
本発明の第1の局面によれば、残留光搬送波成分および残留光片側波帯成分を含む光を検波することによって生じる不要な角度変調信号が、所望の角度変調信号に与える悪影響を抑圧して、伝送される入力信号の雑音特性および歪み特性に優れた広帯域な角度変調信号を提供することができる。
本発明の第2の局面によれば、角度変調信号の内、不要な角度変調信号が、所望の搬送波周波数を有する角度変調信号に与える影響を抑圧するために、残留光片側波帯成分を所望の周波数帯域に遷移させることができる。
本発明の第3の局面によれば、角度変調信号の内、不要な角度変調信号が、所望の搬送波周波数を有する角度変調信号に重畳するのを防ぐことができる。
本発明の第4の局面によれば、角度変調信号の内、不要な角度変調信号が、所望の搬送波周波数を有する角度変調信号に与える影響を抑圧するために、残留光片側波帯成分を所望の周波数帯域に遷移させることができる。
本発明の第5の局面によれば、角度変調信号の内、不要な角度変調信号が、所望の搬送波周波数を有する角度変調信号に重畳するのを防ぐことができる。
本発明の第6の局面によれば、所望の搬送波周波数を有する角度変調信号と同じ周波数に生じる残留搬送波成分が、所望の搬送波周波数を有する角度変調信号に与える影響を抑圧することができる。
本発明の第7の局面によれば、所望の搬送波周波数を有する角度変調信号と同じ周波数に生じる不要な角度変調信号成分が、所望の搬送波周波数を有する角度変調信号に与える影響を抑圧するために、残留光片側波帯成分および残留光搬送波成分を所望の周波数帯域に遷移させることができる。
本発明の第8の局面によれば、所望の搬送波周波数を有する角度変調信号と同じ周波数に生じる不要な角度変調信号成分が、所望の搬送波周波数を有する角度変調信号に与える影響を更に抑圧することができる。
本発明の第9の局面によれば、第2の光強度変調部と第1の光角度変調部との2つの構成要素を1つの構成要素とすることができ、簡易な構成の角度変調装置を提供することができる。
本発明の第10の局面によれば、入力信号と、位相を反転した入力信号とで光角度変調することにより、角度変調信号の位相偏位量を増大させることができる。
本発明の第11の局面によれば、所望の搬送波周波数を有する角度変調信号と同じ周波数に生じる不要な角度変調信号成分が、所望の搬送波周波数を有する角度変調信号に与える影響を抑圧すると同時に角度変調信号の位相偏位量を増大させることができる。
本発明の第12の局面によれば、第2の光強度変調部と第1の光角度変調部および第1の光強度変調部と第2の光角度変調部をそれぞれを1つの構成要素とすることができ、簡易な構成で、角度変調信号の位相偏位量を増大させることができる角度変調装置を提供することができる。
本発明の第13の局面によれば、fc1<fc2のときに、角度変調信号の内、不要な角度変調信号成分が、所望の搬送波周波数を有する角度変調信号に重畳するのを防ぐことができる。
本発明の第14の発明によれば、fc1>fc2のときに、角度変調信号の内、不要な角度変調信号成分が、所望の搬送波周波数を有する角度変調信号に重畳するのを防ぐことができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態における角度変調装置10の構成を示すブロック図である。図1において、角度変調装置10は、光源101と、光分岐部102と、単一側波帯光強度変調部(以下、「光SSB変調部」という)103aと、搬送波抑圧単一側波帯光強度変調部(以下、「光SSB−SC変調部」という)104aと、光角度変調部105と、光合波部106と、光検波部107とを備える。第1の実施形態では、光SSB−SC変調部104aが特許請求の範囲に記載の第1の光強度変調部として機能し、光SSB変調部103aが特許請求の範囲に記載の第2の光強度変調部として機能する。
光源101は、所定の周波数f0の無変調光L0を出力する。
光分岐部102は、光源101から出力される無変調光L0を分岐し、第1の光Om1aおよび第2の光Om2aを出力する。
光SSB変調部103aには、第1の光Om1aと、第1の信号源109から出力される所定の周波数fc1を有する第1の電気信号E1とが入力される。光SSB変調部103aは第1の電気信号E1の振幅に応じて、第1の光Om1aを光SSB変調し、変調された信号を第1の光信号Om1bとして出力する。
図2Aは、光SSB変調部103aから出力される第1の光信号Om1bの光スペクトラムの一例を示す図である。図2Aにおいて、第1の光信号Om1bは光搬送波成分と光片側波帯成分とを含む光変調信号である。
光SSB−SC変調部104aには、第1の光信号Om1bと、第2の信号源110から出力される所定の周波数fc2を有する第2の電気信号E2とが入力される。光SSB−SC変調部104aは、第2の電気信号E2の振幅に応じて、第1の光信号Om1bを光SSB−SC変調し、光SSB―SC変調された第1の光信号Om1bを第2の光信号Om1cとして出力する。
図2Bは、光SSB―SC変調部104aが出力する第2の光信号Om1cのスペクトラムの一例を示す図である。図2Bにおいて、第2の光信号Om1cは、図2Aにおける周波数成分Fe1に対応する周波数成分Fe3と、図2Aにおける周波数成分Fe2に対応する周波数成分Fe4とを含む搬送波抑圧単一側波帯の光変調信号である。また、図2Bにおいて、第2の光信号Om1cは、周波数成分Fe1に対応する残留片側波帯成分Fs1と、周波数成分Fe2に対応する残留片側波帯成分Fs2とを含む。
光角度変調部105には、第2の光Om2aと、第3の信号源111から出力される第3の電気信号E3とが入力される。例えば、第3の電気信号E3は、周波数f1〜fnの信号が多重化された信号である。光角度変調部105は、第3の電気信号E3の振幅に応じて、第2の光Om2aを光角度変調(光位相変調または光周波数変調)し、光角度変調された第2の光Om2aを第3の光信号Om2bとして出力する。図2Cは、光角度変調部105が出力する第3の光信号Om2bのスペクトラムの一例を示す模式図である。
光合波部106は、光SSB―SC変調部104aから出力される第2の光信号Om1cと、光角度変調部105から出力される第3の光信号Om2bとを合波し、合波光信号Ocを出力する。
光検波部107は、例えば自乗検波特性を有するフォトダイオードで構成される。光検波部107は自乗検波特性によって、光合波部106から出力される合波光信号Ocを光ホモダイン検波し、これらの信号間の差ビート信号Dbを生成して、差ビート信号Dbを出力する。当該差ビート信号Dbは、第3の光信号Om2bをダウンコンバートした信号である。
図2Dは、光検波部107から出力される差ビート信号Dbのスペクトラムの一例を示す図である。図2Dにおいて、差ビート信号Dbは、中心周波数が|fc1−fc2|である角度変調信号成分Fa1と、中心周波数がfc2である不要波成分を含む角度変調信号Fa2と、中心周波数が(fc1+fc2)である不要波成分Fa3とを含む。
図2Dにおいて、角度変調信号成分Fa1は、図2Bに示される周波数成分Fe3が中心周波数|fc1−fc2|にダウンコンバートされた差ビート信号成分である。不要波成分を含む角度変調信号Fa2は、周波数成分Fe4と残留片側波帯成分Fs2とが周波数fc2にダウンコンバートされることによって重畳された差ビート信号成分である。また、不要波成分Fa3は、残留片側波帯成分Fs1が中心周波数(fc1+fc2)にダウンコンバートされた差ビート信号成分である。したがって、角度変調信号成分Fa1には残留片側波帯成分が重畳しない。さらに、|fc1―fc2|が所望の搬送波周波数となるように、周波数fc1およびfc2を選択することで、残留片側波帯成分の影響を受けない所望の搬送波周波数の角度変調信号が得られる。
ここで、角度変調装置10は、図2Dにおいて示される差ビート信号Dbに含まれる角度変調信号成分Fa1のみを濾波することで、不要な周波数成分を含まない角度変調信号を出力する。したがって、角度変調信号成分Fa1には、他の周波数成分が重ならないようにしなければならない。そのために、第3の光信号Om2bが有する信号の帯域幅をBとすると、帯域幅B、周波数fc1および周波数fc2が、|fc1―fc2|>B/2かつ(2×fc2―fc1)<Bの条件を満たすことが必要である。
このように、周波数f0の無変調光L0を光SSB変調し、光SSB変調された光変調信号を光SSB−SC変調することで、角度変調装置10は、光SSB−SC変調部にて発生する残留側波帯成分を、所望の中心周波数とは異なる中心周波数に遷移させることができる。したがって、本実施形態に係る角度変調装置10によれば、残留光搬送波成分および残留光片側波帯成分を含む光を検波することによって生じる不要な角度変調信号成分が、所望の角度変調信号成分に重畳して、当該角度変調信号を復調した信号の歪み特性が悪化することを防ぐことができる。
尚、角度変調装置10は、図1に示すように、フィルタ108を更に備えていてもよい。フィルタ108は、光検波部107から出力される差ビート信号Dbから所望の中心周波数を有する角度変調信号成分のみを通過させる。フィルタ108は、例えば、図2Dにおいて破線で示されるように、中心周波数|fc1―fc2|を有する角度変調信号成分のみを抽出するバンドパスフィルタである。角度変調装置10が、フィルタ108を更に備えることにより、所望の搬送波周波数を有する角度変調信号に対する不要な角度変調信号の片側波帯成分を除去し、雑音特性および歪み特性に優れた広帯域な角度変調信号を提供することができる。
また、フィルタ108として、例えば、中心周波数|fc1―fc2|を有する角度変調信号成分のみを抽出可能なローパスフィルタを利用しても、本実施形態と同一の効果が得られる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図3は本発明における角度変調装置20の構成を示すブロック図である。図3において、角度変調装置20は、光源101と、光分岐部102と、光SSB−SC変調部103bと、光SSB変調部104bと、光角度変調部105と、光合波部106と、光検波部107とを備える。第2の実施形態では、光SSB変調部104bが特許請求の範囲に記載の第1の光強度変調部として機能し、光SSB−SC変調部103bが特許請求の範囲に記載の第2の光強度変調部として機能する。
本実施形態に係る角度変調装置20は、第1の実施形態に係る角度変調装置10における2つの光強度変調部の順序が入れ替えられたものである。すなわち、第1の実施形態に係る角度変調装置10との異なる点は、角度変調装置10の構成が光源101から出力される周波数f0の無変調光L0を光SSB変調し、光SSB変調された光変調信号を光SSB―SC変調する構成であるのに対して、角度変調装置20の構成が光源101から出力される周波数f0の無変調光L0を光SSB―SC変調し、光SSB―SC変調された光変調信号を光SSB変調する構成を有する点である。本実施形態において、第1の実施形態に係る角度変調装置10と同一または相当部分については同一の参照符号を付し説明を省略する。
光SSB−SC変調部103bには、第1の光Om1dと、第1の信号源109から出力される所定の周波数fc1を有する第1の電気信号E1とが入力される。光SSB−SC変調部103bは第1の電気信号E1の振幅に応じて、第1の光Om1dを光SSB−SC変調し、第1の光信号Om1eとして出力する。
図4Aは、光SSB−SC変調部103bから出力される第1の光信号Om1eの光スペクトラムの一例を示す図である。図4Aにおいて、第1の光信号Om1eは周波数(f0―fc1)の周波数成分Fe5と、周波数(f0+fc1)の残留片側波帯成分Fs3を含む光変調信号である。
光SSB変調部104bには、第1の光信号Om1eと、第2の信号源110から出力される所定の周波数fc2を有する第2の電気信号E2とが入力される。光SSB変調部104bは、第2の電気信号E2の振幅に応じて、第1の光信号Om1eを光SSB変調し、第2の光信号Om1fとして出力する。
図4Bは、光SSB変調部104bが出力する第2の光信号Om1fのスペクトラムの一例を示す図である。図4Bにおいて、第2の光信号Om1fは、周波数成分Fe5と、中心周波数(f0−fc1+fc2)の周波数成分Fe6とを含む光変調信号である。また、第2の光信号Om1fは、残留片側波帯成分Fs3と、中心周波数(f0+f1+f2)の残留片側波帯成分Fs4とを含む。
図4Cは、光検波部107から出力される差ビート信号Dbのスペクトラムの一例を示す図である。図4Cにおいて、差ビート信号Dbは、中心周波数が|fc1−fc2|である角度変調信号成分Fa4と、中心周波数がfc1である不要波成分を含む角度変調信号Fa5と、中心周波数が(fc1+fc2)である不要波成分Fa6とを含む。
図4Cにおいて、角度変調信号成分Fa4は、周波数成分Fe6が中心周波数|fc1−fc2|にダウンコンバートされた差ビート信号成分である。不要波成分を含む角度変調信号Fa5は、周波数成分Fe5と残留片側波帯成分Fs3が中心周波数fc1にダウンコンバートされることによって重畳された差ビート信号成分である。また、不要波成分Fa6は、残留片側波帯成分Fs4が中心周波数(fc1+fc2)にダウンコンバートされた差ビート信号成分である。したがって、角度変調信号成分Fa4には残留片側波帯成分が重畳しない。さらに、|fc1―fc2|が所望の搬送波周波数となるように、周波数fc1およびfc2を選択することで、残留片側波帯成分の影響を受けない所望の搬送波周波数の角度変調信号が得られる。
ここで、角度変調装置20は図4Cにおいて示される差ビート信号Dbに含まれる角度変調信号成分Fa4のみを濾波することで、不要な周波数成分を含まない角度変調信号を出力する。したがって周波数成分Fa4には、他の周波数成分が重ならないようにしなければならない。そのために、第3の光信号Om2dが有する信号の帯域幅をBとすると、帯域幅B、周波数fc1および所定周波数fc2が、|fc1―fc2|>B/2かつ(2×fc2―fc1)<Bの条件を満たすことが必要である。
このように、周波数f0の無変調光L0を光SSB―SC変調し、光SSB―SC変調された光変調信号を光SSB変調することで、角度変調装置20は、光SSB−SC変調部にて発生する残留側波帯成分を、所望の中心周波数とは異なる中心周波数に遷移させることができる。したがって、本実施形態に係る角度変調装置20によれば、残留光搬送波成分および残留光片側波帯成分を含む光を検波することによって生じる不要な角度変調信号が、所望の角度変調信号に重畳して、当該角度変調信号を復調した信号の歪み特性が悪化することを防ぐことができる。
尚、角度変調装置20は、図3に示すように、フィルタ108を更に備えていてもよい。フィルタ108は、光検波部107から出力される差ビート信号Dbから所望の中心周波数を有する角度変調信号成分のみを通過させる。フィルタ108は、例えば、図2Dにおいて破線で示されるように、中心周波数|fc1―fc2|を有する角度変調信号成分のみを抽出するバンドパスフィルタである。角度変調装置20が、フィルタ108を更に備えることで、所望の搬送波周波数を有する角度変調信号に対する不要な角度変調信号の片側波帯成分を除去し、雑音特性および歪み特性に優れた広帯域な角度変調信号を提供することができる。
また、フィルタ108として、例えば、中心周波数|fc1―fc2|を有する角度変調信号成分のみを抽出可能なローパスフィルタをフィルタ108として利用しても、本実施形態と同一の効果が得られる。
なお、第1及び第2の実施形態において光変調方式に光SSB変調方式と光SSB−SC変調方式とを用いることとしたが、本発明における光変調方式は当該光変調方式に限られるものではない。例えば、光DSB変調方式および光DSB−SC変調方式などであってもよい。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について図面を参照しながら説明する。図5は、本発明の第3の実施形態における角度変調装置30の構成を示すブロック図である。図5において、角度変調装置30は、光源301と、光分岐部302と、第1の光SSB−SC変調部303と、第2の光SSB−SC変調部304と、光角度変調部305と、光合波部306と、光検波部307とを備える。第3の実施形態では、第1の光SSB−SC変調部303が特許請求の範囲に記載の第1の光強度変調部として機能し、第2の光SSB−SC変調部304が特許請求の範囲に記載の第2の光強度変調部として機能する。
光源301は、所定の周波数f0の無変調光L0を出力する。図6Aは、光源301から出力される無変調光L0の光スペクトラムの一例を示す模式図である。
光分岐部302は、光源301から出力される無変調光L0を分岐し、第1の光Om1gおよび第2の光Om2eを出力する。
第1の光SSB−SC変調部303には、第1の光Om1gと、第2の信号源309から出力される所定の周波数fc2を有する第2の電気信号E2とが入力される。第1の光SSB−SC変調部303は第2の電気信号E2の振幅に応じて、第1の光Om1gを光SSB−SC変調し、変調された信号を第1の光信号Om1hとして出力する。
図6Bは、第1の光信号Om1hの光スペクトラムの一例を示す模式図である。図6Bにおいて、第1の光信号Om1hは所望の光側波帯成分Fe8と、残留光搬送波成分Fs5と、残留光側波帯成分Fs6とを含む光変調信号である。
第2の光SSB−SC変調部304には、第2の光Om2eと、第1の信号源310から出力される所定の周波数fc1を有する第1の電気信号E1とが入力される。第2の光SSB−SC変調部304は第1の電気信号E1の振幅に応じて、第2の光Om2eを光SSB−SC変調し、変調された信号を第2の光信号Om2fとして出力する。
図6Cは、第2の光SSB−SC変調部304が出力する第2の光信号Om2fのスペクトラムの一例を示す模式図である。図6Cにおいて、第2の光信号Om2fは所望の光側波帯成分Fe9と、残留光搬送波成分Fs7と、残留光側波帯成分Fs8とを含む光変調信号である。
光角度変調部305には、第2の光SSB−SC変調部304から出力された第2の光信号Om2fと、第3の信号源311から出力される第3の電気信号E3とが入力される。第3の電気信号E3は、例えば、周波数f1〜fnの信号が周波数多重された信号である。光角度変調部305は、入力された第3の電気信号E3の振幅に応じて、第2の光信号Om2fを光角度変調し、第3の光信号Om2gとして出力する。
図6Dは、光角度変調部305が出力する第3の光信号Om2gのスペクトラムの一例を示す模式図である。図6Dにおいて、第3の光信号Om2gは、所望の光側波帯成分Fe9が光角度変調された光角度変調信号Fa8と、残留光搬送波成分Fs7が光角度変調された残留光角度変調信号Fa9と、残留光側波帯成分Fs8が光角度変調された残留光角度変調信号Fa10とを含む光変調信号である。
光合波部306は、光角度変調部305から出力される第3の光信号Om2gと、第1の光SSB−SC変調部303から出力される第1の光信号Om1hとを合波し、合波光信号を出力する。
光検波部307は、例えば自乗検波特性を有するフォトダイオードで構成される。光検波部307は自乗検波特性によって、光合波部306から出力される合波光信号を光ホモダイン検波し、第1の光信号Om1hと第3の光信号Om2gとの信号間の差ビート信号として、角度変調信号を出力する。
図6Eは、光検波部307から出力される角度変調信号Dbのスペクトラムの一例を示す模式図である。図6Eにおいて、所望の角度変調信号Fs11は、所望の光角度変調信号Fa8と所望の光側波帯成分Fe8とが検波されることにより、中心周波数(|fc1−fc2|)に生成された差ビート信号である。同様に、不要な角度変調信号Fs12は、残留光角度変調信号Fa10と残留光側波帯成分Fs6とが検波されることにより、中心周波数(|fc1−fc2|)に生成された信号である。同様に、不要な角度変調信号Fs13は、残留光角度変調信号Fa9と残留光搬送波成分Fs5とが検波されることにより、中心周波数(0)に生成された信号である。同様に、不要な角度変調信号Fs14は、所望の光角度変調信号Fa9と所望の光側波帯成分Fe8、残留光角度変調信号Fa9と残留光側波帯成分Fs6、所望の光側波帯成分Fe8と残留光搬送波成分Fs5及び残留光搬送波成分Fs5と残留光側波帯成分Fs6が検波されることにより、中心周波数(fc1)に生成された信号である。同様に、不要な角度変調信号Fs15は、所望の光角度変調信号Fa8と残留光搬送波成分Fs5、所望の光角度変調信号Fa8と残留光角度変調信号Fa9及び残留光角度変調信号Fa9と残留光角度変調信号Fa10が検波されることにより、中心周波数(fc2)に生成された信号である。同様に、不要な角度変調信号Fs16は、所望の光角度変調信号Fa8と残留光側波帯成分Fs6及び残留光角度変調信号Fa10と所望の光側波帯成分Fe8が検波されることにより、中心周波数(fc1+fc2)に生成された信号である。
つまり、従来の角度変調装置91において歪み特性劣化の要因となっていた残留光角度変調信号Fa9と、残留光側波帯成分Fs6とから発生する角度変調信号は中心周波数(fc2)と、所望の角度変調信号とは異なる周波数において生成されるため、歪み特性劣化の要因にはならないと考えられる。また、所望の角度変調信号Fs11と同じ中心周波数を有する不要な角度変調信号Fs12と、中心周波数(0)に発生する不要な角度変調信号Fs13とは、それぞれ残留成分同士のビート成分として発生するため、所望の角度変調信号Fs11に対して、レベルは非常に小さく抑えられる。したがって、当該角度変調信号を復調した後の歪み特性への影響を受けない、所望の搬送波周波数の角度変調信号が得られる。
以上より、周波数f0の無変調光L0を光SSB−SC変調し、光SSB−SC変調された光変調信号を光角度変調することで、角度変調装置30は、光SSB−SC変調部にて発生する残留搬送波成分と残留側波帯成分のそれぞれの中心周波数を遷移させることができる。したがって、本実施形態に係る角度変調装置30によれば、残留光搬送波成分と残留光側波帯成分に起因して生じていた不要な角度変調信号の中心周波数を、所望の角度変調信号の中心周波数とは異なる中心周波数にすることができる。さらに、所望の角度変調信号の中心周波数と同じ中心周波数を有する不要な角度変調信号は、残留側波帯成分同士の差ビート信号であるため、その信号のレベルを非常に小さくすることができる。したがって、本実施形態に係る角度変調装置30によれば、所望の搬送波周波数を有する角度変調信号に対して不要な角度変調信号のレベルを大幅に低減し、雑音特性および歪み特性に優れた広帯域な角度変調信号を提供することができる。
なお、前記経路のいずれか一方または双方に光遅延調整部をさらに備えても良い。図7は、第1の光SSB−SC変調部303の後段に光遅延調整部312を挿入した、角度変調装置31の構成を示すブロック図である。この光遅延調整部312によって、光合波部306において合波される、光信号Om1kおよび第3の光信号Om2jの伝搬遅延量を互いに正確に一致させるように調整する。そのことによって、光検波部307から出力される角度変調信号の位相雑音を、より理想に近い状態で相殺することができる。
なお、本実施の形態では、第2の光SSB−SC変調部304と光角度変調部305とを異なる構成要素として設けているが、これらを一体化しても良い。図8は、第3の実施形態に係る角度変調装置30における第2の光SSB−SC変調部304と光角度変調部305とを一体化した、光変調部321を備える角度変調装置32の構成を示すブロック図である。角度変調装置32は、光源301と、光分岐部302と、光変調部321と、第1の光SSB−SC変調部303と、光合波部306と、光検波部307とを備える。
図9は、光変調部321の内部構成の一例を示した模式図である。図9において、光変調部321は、第1〜第3のMZ型干渉計3211〜3213と、第1の分岐部3214と、第1および第2の位相反転部3215および3216と、第2の分岐部3217とを備える。そして、図9から明らかなように、光変調部321は、第2の分岐部3217を更に備えることが、図15にその内部構成の一例を示した光SSB−SC変調部920と異なる点である。
第1のMZ型干渉計3211は、入力される光Om3を両側波帯光強度変調(以下、光DSB変調という)して、第1の光強度変調信号Om2raとして出力する。また、第2のMZ型干渉計3212は、入力される光Om4を光DSB変調して、第2の光強度変調信号Om2rbとして出力する。尚、第1のMZ型干渉計3211および第2のMZ型干渉計3212とが光強度変調部3218を構成して特許請求の範囲に記載の第2の光強度変調部として機能する。
第2の分岐部3217は、第3の信号源311から出力された周波数f1〜fnの信号が周波数多重された第3の電気信号E3が入力され、互いの位相関係が同相となるように第3の電気信号E3を2つに分岐し、分岐した電気信号のそれぞれを出力する。第2の分岐部3217から出力された2つの電気信号のそれぞれは、第3のMZ型干渉計3213の各電極のそれぞれへ出力される。第3のMZ型干渉計3213へ入力される第1の光強度変調信号Om2raおよび第2の光強度変調信号Om2rbのそれぞれは、第3の電気信号E3により、光角度変調が施されると共に、第3のバイアス電圧V3によって位相が調整される。尚、第2の分岐部3217と第3のMZ型干渉計3213とが光角度変調部3219を構成して特許請求の範囲に記載の第1の光角度変調部として機能する。
図10Aは、第1のMZ型干渉計3211から出力された第1の光強度変調信号Om2raが第3のMZ型干渉計3213の一方の電極Er1によって光角度変調された後の光スペクトラムの一例を示す模式図である。また、図10Bは、第2のMZ型干渉計3212から出力された第2の光強度変調信号Om2rbが第3のMZ型干渉計3213の他方の電極Er2によって光角度変調を施された後の光スペクトラムの一例を示す模式図である。
ここで、第2の分岐部3217から出力された一方の第3の電気信号E3が、第3のMZ型干渉計3213の一方の電極に到達するまでの伝搬遅延量と、第2の分岐部3217から出力された他方の第3の電気信号E3が第3のMZ型干渉計3213の他方の電極に到達するまでの伝搬遅延量とが、互いに一致するようにしておく。さらに、第2の分岐部3217から出力された一方の第3の電気信号E3が第3のMZ型干渉計3213の一方の電極を介して、第1のMZ型干渉計3211から出力された第1の光強度変調信号Om2raを光角度変調し、光信号として第3のMZ型干渉計3213の出力端に到達するまでの伝搬遅延量と、第2の分岐部3217から出力された他方の第3の電気信号E3が、第3のMZ型干渉計3213の他方の電極を介して、第2のMZ型干渉計3212から出力された第2の光強度変調信号Om2rbを光角度変調し、光信号として第3のMZ型干渉計3213の出力端に到達するまでの伝搬遅延量とが、互いに一致するようにしておく。そうすることで、図10Aにおける周波数(f0+fc1)を有する光角度変調信号Spm1と、図10Bにおける周波数(f0+fc1)を有する光角度変調信号Spm4とは、互いの位相関係が同相となるため、それぞれの光変調信号が合波されたときに強め合って出力される。一方、図10Aにおける周波数(f0−fc1)を有する光角度変調信号Spm3と、図10Bにおける周波数(f0−fc1)を有する光角度変調信号Spm6とは、互いの位相関係が逆相となるため、それぞれの光変調信号が合波された際に打ち消し合う。この場合、第3の光SSB−SC変調部321から出力される光変調信号Om2lのスペクトルは、図6Cに示される光角度変調部305から出力される第3の光信号Om2gのスペクトルと略同一となる。このような構成によれば、光角度変調部305を設けることなく、より効率の高い変調を光変調部321において施すことができ、雑音特性および歪み特性に優れた広帯域な角度変調信号を提供することができる。
なお、角度変調装置32において、第2の分岐部3217から出力された一方の第3の電気信号E3が第3のMZ型干渉計3213の一方の電極に到達するまでの伝搬遅延量と、第2の分岐部3217から出力された他方の第3の電気信号E3が第3のMZ型干渉計3213の他方の電極に到達するまでの伝搬遅延量とが、互いに一致するように、または、第2の分岐部3217から出力された一方の第3の電気信号E3が第3のMZ型干渉計3213の一方の電極を介して、第1のMZ型干渉計3211から出力された第1の光変調信号Om2raを光角度変調し、光信号として第3のMZ型干渉計3213の出力端に到達するまでの伝搬遅延量と、第2の分岐部3217から出力された他方の第3の電気信号E3が第3のMZ型干渉計3213の他方の電極を介して、第2のMZ型干渉計3212から出力された第2の光変調信号Om2rbを光角度変調し、光信号として第3のMZ型干渉計3213の出力端に到達するまでの伝搬遅延量とが、互いに一致するように、第2の分岐部3217と第3のMZ型干渉計3213のいずれか一方または双方の電極との間に、伝搬遅延量を調整する遅延調整部を設けても良い。そうすることで、より容易に2つの伝搬遅延量を調整することができ、より効率の高い光角度変調信号を提供することができる。
また、前述した様に、角度変調装置32において、光分岐部302から光変調部321を経て、光合波部306に至る経路を通過する光の伝搬遅延量と、光分岐部302から第1の光SSB−SC変調部303を経て、光合波部306に至る経路を通過する光の伝搬遅延量とが互いに一致するように、前述の経路のいずれか一方または双方に光遅延調整部をさらに備えても良い。これにより、光検波部307から出力される角度変調信号の位相雑音を、より理想に近い状態で相殺することができる。
なお、本実施形態において、角度変調信号Fs11が有する信号の帯域幅をB1としたとき、帯域幅B1、周波数fc1および周波数fc2のそれぞれが|fc1−fc2|≧B1/2の条件を満たすことが必要である。これにより、所望の角度変調信号Fs11の信号が周波数(0)以下になることなく、光検波部307が出力する角度変調信号を復調した後の歪み特性への影響を受けない所望の搬送波周波数の角度変調信号が得られる。
なお、本実施形態において、角度変調信号Fs14が有する信号の帯域幅をB2として、周波数fc1と周波数fc2との関係がfc1<fc2である場合、|fc1−fc2|+B1/2<fc1−B2/2の条件を満たすことで、不要な角度変調信号Fs14が、所望の角度変調信号Fs11に重なることなく、光検波部307が出力する角度変調信号を復調した後の歪み特性への影響を受けない所望の搬送波周波数の角度変調信号が得られる。
なお、本実施形態において、角度変調信号Fs15が有する信号の帯域幅をB3として、周波数fc1と周波数fc2との関係がfc1>fc2である場合、|fc1−fc2|+B1/2<fc2−B3/2の条件を満たすことで、不要な角度変調信号Fs15が、所望の角度変調信号Fs11に重なることなく、光検波部307が出力する光変調信号を復調した後の歪み特性への影響を受けない所望の搬送波周波数の角度変調信号が得られる。
なお、本実施の形態では、光検波部307が出力する角度変調信号には、所望の角度変調信号Fs11とは異なる周波数を有する信号も含まれているが、光検波部307の後段に、所望の角度変調信号Fs11および不要な角度変調信号Fs12および不要な角度変調信号Fs13のみを抽出可能なローパスフィルタ、または、所望の角度変調信号Fs11および不要な角度変調信号Fs12のみを抽出可能なバンドパスフィルタを備えれば、所望の角度変調信号Fs11と同じ周波数を有する信号のみが出力されるため、当該角度変調信号を復調した後の歪み特性がさらに改善された角度変調信号が得られる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態について図面を参照しながら説明する。図11は、本発明の第4の実施形態に係る角度変調装置40の構成を示すブロック図である。角度変調装置40は、光源301と、光分岐部302と、第1の光SSB−SC変調部303と、第2の光SSB−SC変調部304と、第1の光角度変調部305と、位相反転部401と、第2の光角度変調部402と、光合波部306と、光検波部307とを備える。第4の実施形態では、第1の光SSB−SC変調部303が特許請求の範囲に記載の第1の光強度変調部として機能し、第2の光SSB−SC変調部304が特許請求の範囲に記載の第2の光強度変調部として機能する。
第4の実施形態に係る角度変調装置40は、位相反転部401と、第2の光角度変調部402とを備えることが、前述の第3の実施形態に係る角度変調装置30と異なる点である。したがって、角度変調装置40の基本的な動作は、角度変調装置30とほぼ同様であるため、角度変調装置30と同じ構成については同じ参照符号を付して説明を省略し、位相反転部401および第2の光角度変調部402の動作を中心に角度変調装置40の動作を説明する。
角度変調装置40において、位相反転部401は、第3の信号源311から出力された第3の電気信号E3から、位相が第3の電気信号E3と同じ電気信号E4aと、位相が第3の電気信号E3と180°異なる反転信号E4bとを生成して、生成した電気信号E4aと反転信号E4bとのそれぞれを第1の光角度変調部305および第2の光角度変調部402のそれぞれへ入力する。
第1の光角度変調部305には、第2の光SSB−SC変調部304から出力された第2の光信号Om2nと、位相反転部401から出力された電気信号E4aとが入力される。第1の光角度変調部305は、入力された電気信号E4aの振幅に応じて、第2の光信号Om2nを光角度変調し、第3の光信号Om2oとして出力する。第2の光角度変調部402には、第1の光SSB−SC変調部303から出力された第1の光信号Om1uと、位相反転部401から出力された反転信号E4bとが入力される。第2の光角度変調部402は、入力された反転信号E4bの振幅に応じて、第1の光信号Om1uを光角度変調し、第4の光信号Om1oとして出力する。
ここで、位相反転部401から出力された電気信号E4aが、第1の光角度変調部305に到達するまでの伝搬遅延量と、位相反転部401から出力された反転信号E4bが、第2の光角度変調部402に到達するまでの伝搬遅延量とが、互いに一致するようにしておく。さらに、位相反転部401から出力された電気信号E4aが、第1の光角度変調部305を経て、第3の光信号Om2oとして光合波部306に到達するまでの伝搬遅延量と、位相反転部401から出力された反転信号E4bが、第2の光角度変調部402を経て、第4の光信号Om1oとして光合波部306に到達するまでの伝搬遅延量とが、互いに一致するようにしておく。
このような第2の光角度変調部402を設ける理由について説明する。一般に、光角度変調部には、ニオブ酸リチウム基板等の結晶基板上に光導波路が配置されたものが多い。このような光変調器は、入力電圧に対する光位相(光周波数)の変化率が低いため、変調信号として大きな電圧振幅が必要となる。一方、変調信号を増幅するための電気増幅器の出力は、あるレベルで飽和してしまう。そして、電気増幅器の性能を改善することは、困難である。そこで、本実施形態のように、第3の電気信号E3を位相反転部401において分岐して、分岐した信号のそれぞれに対して電気増幅等の信号処理を施した後に、それぞれの光角度変調部へ入力する。このような構成により、光変調部を駆動するための電気増幅器の負担を軽減できる。さらに、光合波部306で合波される第3の光信号Om2oおよび第4の光信号Om1oのそれぞれの位相の偏移量を同じにすることができるため、角度変調装置40の構成は、プッシュプル型の変調を施すことができる構成となり、光検波部307から出力される角度変調信号の位相偏移量をより効率良く増大させることができる。
以上より、第4の実施形態に係る角度変調装置40によれば、2つの光角度変調部を設けることにより、第3の実施形態に係る角度変調装置30によって得られる効果に加えて、角度変調信号の位相偏移量をより効率よく増大させることができる。
なお、前述の第1の実施形態と同様に、角度変調装置40において、位相反転部401から出力された電気信号E4aが、第1の光角度変調部305に到達するまでの伝搬遅延量と、位相反転部401から出力された反転信号E4bが、第2の光角度変調部402に到達するまでの伝搬遅延量とが、互いに一致するように、または、光分岐部302から第2の光SSB−SC変調部304および第1の光角度変調部305を経て、光合波部306に至る経路を通過する光の伝搬遅延量と、光分岐部302から第1の光SSB−SC変調部303および第2の光角度変調部402を経て、光合波部306に至る経路を通過する光の伝搬遅延量とが互いに一致するように、前述した経路のいずれか一方または双方に光位相調整部をさらに備えても良い。そのことによって、光検波部307から出力される角度変調信号の位相雑音を、より理想に近い状態で相殺することができる。
このため、図示はしていないが、本実施形態に係る角度変調装置40が、位相反転部401と、第1の光角度変調部305および第2の光角度変調部402のそれぞれとの間に位相反転部401から出力される電気信号E4aと反転信号E4bとのそれぞれを増幅する増幅器を備えていてもよいのは、言うまでもない。
また、前述した第1の実施形態と同様に、角度変調装置40において、光SSB−SC変調部と光角度変調部とを一体化しても良い。より具体的には、第1の光SSB−SC変調部303と第2の光角度変調部402とを一体化し、第2の光SSB−SC変調部304と第1の光角度変調部305とを一体化しても良い。
図12は、第1の光SSB−SC変調部303と第2の光角度変調部402とを一体化して第1の光変調部411とし、第2の光SSB−SC変調部304と第1の光角度変調部305とを一体化して第2の光変調部412とした、角度変調装置41の構成を示すブロック図である。また、第1の光変調部411および第2の光変調部412の構成は、図9に示される光変調部321の構成と同様なので説明を省略する。このような構成により、角度変調装置41は、第1の光角度変調部305および第2の光角度変調部402を設けることなく、より効率の高い光角度変調が第1の光変調部411および第2の光変調部412において施すことができ、雑音特性および歪み特性に優れた広帯域な角度変調信号を提供することができる。尚、角度変調装置41では、第1の光変調部411に含まれる光強度変調部3227が特許請求の範囲に記載の第1の光強度変調部として機能し、第2の光変調部412に含まれる光強度変調部3218が特許請求の範囲に記載の第2の光強度変調部として機能する。また、第2の光変調部に含まれる光角度変調部3219が特許請求の範囲に記載の第1の光角度変調部として機能する。
なお、前述した第1の実施形態と同様に、角度変調装置41において、光分岐部102から第1の光変調部411を経て、光合波部306に至る経路を通過する光の伝搬遅延量と、光分岐部302から第2の光変調部412を経て、光合波部306に至る経路を通過する光の伝搬遅延量とが互いに一致するように、前述の経路のいずれか一方または双方に光位相調整部をさらに備えても良い。そのことによって、光検波部307から出力される角度変調信号の位相雑音を、より理想に近い状態で相殺することができる。
また、図示はしていないが、角度変調装置41が、角度変調装置40と同様に、位相反転部401と、第1の光変調部411および第2の光変調部412のそれぞれとの間に位相反転部401から出力される電気信号E4aと反転信号E4bとのそれぞれを増幅する増幅器を備えていてもよいのは、言うまでもない。
なお、前述した第3の実施形態と同様に、本実施形態に係る角度変調装置40及び角度変調装置41において、角度変調信号Fs11が有する信号の帯域幅をB1としたとき、帯域幅B1、周波数fc1および周波数fc2のそれぞれが|fc1−fc2|≧B1/2の条件を満たすことが必要である。これにより、所望の角度変調信号Fs11の中心周波数を有する信号が周波数(0)以下になることなく、角度変調信号を復調した後の歪み特性への影響を受けない所望の搬送波周波数の角度変調信号が得られる。さらに、角度変調信号Fs14が有する信号の帯域幅をB2として、周波数fc1と周波数fc2との関係がfc1<fc2である場合、|fc1−fc2|+B1/2<fc1−B2/2の条件を満たすことで、不要な角度変調信号Fs14が、所望の角度変調信号Fs11に重なることなく、角度変調信号を復調した後の歪み特性への影響を受けない所望の搬送波周波数の角度変調信号が得られる。
なお、本実施形態において、角度変調信号Fs15が有する信号の帯域幅をB3として、周波数fc1と周波数fc2との関係がfc1>fc2である場合、|fc1−fc2|+B1/2<fc2−B3/2の条件を満たすことで、不要な角度変調信号Fs15が、所望の角度変調信号Fs11に重なることなく、光検波部307が出力する光変調信号を復調した後の歪み特性への影響を受けない所望の搬送波周波数の角度変調信号が得られる。
なお、前述した第1の実施形態と同様に、本実施形態に係る角度変調装置40及び角度変調装置41において、光検波部307が出力する角度変調信号には、所望の角度変調信号Fs11とは異なる周波数を有する信号も含まれているが、光検波部307の後に、所望の角度変調信号Fs11および不要な角度変調信号Fs12および不要な角度変調信号Fs13のみを抽出可能なローパスフィルタ、または、所望の角度変調信号Fs11および不要な角度変調信号Fs12のみを抽出可能なバンドパスフィルタを備えれば、所望の角度変調信号Fs11と同じ周波数を有する信号のみが出力されるため、当該角度変調信号を復調した後の歪み特性がさらに改善された角度変調信号が得られる。
本発明に係る角度変調装置は、優れた雑音特性に加えて優れた歪み特性を有するので、例えば映像信号分配システムなどに有用である。また、本発明に係る角度変調装置は、例えば、ミリ波およびマイクロ波発生装置などの用途にも応用できる。
本発明の第1の実施形態に係る角度変調装置の構成を示すブロック図 図1に示される光SSB変調部が出力する光信号のスペクトラムの一例を示す模式図 図1に示される光SSB−SC変調部が出力する光信号のスペクトラムの一例を示す模式図 図1に示される光角度変調部が出力する角度変調信号のスペクトラムの一例を示す模式図 図1に示される光検波部が出力する角度変調信号のスペクトラムの一例を示す模式図 本発明の第2の実施形態に係る角度変調装置の構成を示すブロック図 図3に示される光SSB―SC変調部が出力する光信号のスペクトラムの一例を示す模式図 図3に示される光SSB変調部が出力する光信号のスペクトラムの一例を示す模式図 図3に示される光検波部が出力する角度変調信号のスペクトラムの一例を示す模式図 本発明の第3の実施形態に係る角度変調装置の構成を示すブロック図 図5に示される光源が出力する無変調光のスペクトラムの一例を示す模式図 図5に示される第1の光SSB−SC変調部303が出力する光信号のスペクトラムの一例を示す模式図 図5に示される第2の光SSB−SC変調部304が出力する光信号のスペクトラムの一例を示す模式図 図5に示される光角度変調部が出力する光信号のスペクトラムの一例を示す模式図 図5に示される光検波部が出力する角度変調信号のスペクトラムの一例を示す模式図 本発明の第3の実施形態の変形例に係る角度変調装置の構成を示すブロック図 本発明の第3の実施形態の変形例に係る角度変調装置の構成を示すブロック図 図8に示される光変調器の構成を示す模式図 角度変調された図9に示される第1のMZ型干渉計から出力される光信号のスペクトルの一例を示す模式図 角度変調された図9に示される第2のMZ型干渉計から出力される光信号のスペクトルの一例を示す模式図 本発明の第4の実施形態に係る角度変調装置の構成を示すブロック図 本発明の第4の実施形態の変形例に係る角度変調装置の構成を示すブロック図 従来の角度変調装置の構成を示すブロック図 従来の角度変調装置の構成を示すブロック図 図14に示される光強度変調部の構成を示すブロック図 図14に示される光角度変調部から出力される光信号のスペクトラムの一例を示す模式図 図14に示される光強度変調部から出力される光信号のスペクトラムの一例を示す模式図 図14に示す光検波部から出力される差ビート信号のスペクトラムの一例を示す模式図 光搬送波成分及び光片側波帯成分を十分に抑圧できていない光信号のスペクトラムの一例を示す図 図16Dに示される光スペクトラムを有する光信号を図14に示される光検波部が検波したときに出力される差ビート信号のスペクトラムの一例を示す模式図 従来の角度変調装置の出力する角度変調信号における不要な残留側波帯成分抑圧比と復調後の歪み特性との相関関係を示す図 従来の角度変調装置の出力する角度変調信号における不要な残留搬送波成分抑圧比と復調後の歪み特性との相関関係を示す図
符号の説明
10,20,30,31,32,40,41 角度変調装置
101,301 光源
102,302 光分岐部
103a,104b 光SSB変調部(単一側波帯光強度変調部)
104a,103b 光SSB−SC変調部(搬送波抑圧単一側波帯光強度変調部)
303 第1の光SSB−SC変調部(搬送波抑圧単一側波帯光強度変調部)
304 第2の光SSB−SC変調部(搬送波抑圧単一側波帯光強度変調部)
105,305 光角度変調部
106,306 光合波部
107,307 光検波部
108,308 フィルタ
109,310 第1の信号源
110,309 第2の信号源
111,311 第3の信号源
3211 第1のMZ型干渉計
3212 第2のMZ型干渉計
3213 第3のMZ型干渉計
3214 第1の分岐部
3215 第1の位相反転部
3216 第2の位相反転部
3217 第2の分岐部
3218,3227 光強度変調部
3219,3228 光角度変調部
E1 第1の電気信号
E2 第2の電気信号
E3 第3の電気信号
E4a 電気信号
E4b 反転信号
Oc 合波光信号
Db 差ビート信号


Claims (15)

  1. 入力信号を角度変調信号に変換するための角度変調装置であって、
    光源と、
    前記光源から出力される光を第1の経路を伝搬する光と第2の経路を伝搬する光とに分岐する光分岐部と、
    前記第1の経路上に配置され、入力される光を周波数fc2の第2の電気信号で強度変調する第1の光強度変調部と、
    前記第2の経路上に配置され、入力される光を入力される信号で角度変調する第1の光角度変調部と、
    前記第1の経路を伝搬する光と前記第2の経路を伝搬する光とを、当該第1の経路および当該第2の経路のそれぞれの終点において合波する光合波部と、
    前記第1の光強度変調部又は前記第1の光角度変調部のいずれか一方の前段に配置され、前記周波数fc2と異なる周波数fc1の第1の電気信号で入力される光を強度変調し、強度変調された光を出力する第2の光強度変調部と、
    自乗検波特性を有し、前記光合波部から出力される光信号を角度変調信号に変換する光検波部とを備える、角度変調装置。
  2. 前記第2の光強度変調部は、前記第1の光強度変調部の前段に配置され、入力される光を光SSB変調し、
    前記第1の光強度変調部は、光SSB変調された光を光SSB−SC変調することを特徴とする、請求項1に記載の角度変調装置。
  3. 前記光角度変調部から出力される光信号の帯域幅をBとすると、
    |fc1−fc2|>B/2、かつ
    2×fc2−fc1>B
    を満たすことを特徴とする、請求項2に記載の角度変調装置。
  4. 前記第2の光強度変調部は、前記第1の光強度変調部の前段に配置され、入力される光を光SSB−SC変調し、
    前記第1の光強度変調部は、光SSB−SC変調された光を光SSB変調することを特徴とする、請求項1に記載の角度変調装置。
  5. 前記光角度変調部から出力される光信号の帯域幅をBとすると、
    |fc1−fc2|>B/2、かつ
    2×fc2−fc1>B
    を満たすことを特徴とする、請求項4に記載の角度変調装置。
  6. 前記第2の光強度変調部は、前記第1の光角度変調部の前段に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の角度変調装置。
  7. 前記第1の光強度変調部は、入力される光を光SSB−SC変調し、
    前記第2の光強度変調部は、入力される光を光SSB−SC変調し、
    前記第1の光角度変調部は、光SSB−SC変調された光を前記入力信号で角度変調することを特徴とする、請求項6に記載の角度変調装置。
  8. 前記第1の光強度変調部の後段に配置され、前記第1の経路を伝搬する光の伝搬遅延量と前記第2の経路を伝搬する光の伝搬遅延量とが等しくなるように、前記第1の経路を伝搬する光を伝搬遅延させる光遅延調整部を更に備える、請求項7に記載の角度変調装置。
  9. 前記第2の光強度変調部は、
    分岐された前記第2の経路を伝搬する光を、前記第1の電気信号と、位相を180°ずらされた当該第1の電気信号とで光DSB変調する第1の光DSB変調部と、
    分岐された前記第2の経路を伝搬する光を、位相を90°ずらされた前記第1の電気信号と、位相を90°ずらされた後、更に位相を180°ずらされた前記第1の電気信号とのそれぞれで光DSB変調する第2の光DSB変調部とを含み、
    前記第1の光角度変調部は、前記入力信号で、前記第1の光DSB変調部から出力される光と、前記第2の光DSB変調部から出力される光とのそれぞれを光角度変調した後、合波することを特徴とする、請求項6に記載の角度変調装置。
  10. 前記入力信号を、位相が当該入力信号と同じ同相信号と、当該入力信号の位相を反転させた逆相信号とに分岐する位相反転部と、
    前記第1の光強度変調部の後段に配置され、入力される光を入力される信号で光角度変調する第2の光角度変調部とを更に備え、
    前記第1の光角度変調部は、入力される光を前記同相信号で角度変調することを特徴とする、請求項6に記載の角度変調装置。
  11. 前記第1の光強度変調部は、入力される光を光SSB―SC変調することを特徴とし、
    前記第2の光強度変調部は、入力される光を光SSB−SC変調することを特徴とする、請求項10に記載の角度変調装置。
  12. 前記第2の光強度変調部は、
    分岐された前記第2の経路を伝搬する光を、前記第1の電気信号と、位相を180°ずらされた前記第1の電気信号とで光DSB変調する第1の光DSB変調部と、
    分岐された前記第2の経路を伝搬する光を、位相を90°ずらされた前記第1の電気信号と、位相を90°ずらされた後、更に位相を180°ずらされた前記第1の電気信号とで光DSB変調する第2の光DSB変調部とを含み、
    前記第1の光強度変調部は、
    分岐された前記第1の経路を伝搬する光を、前記第2の電気信号と、位相を180°ずらされた前記第2の電気信号とで光DSB変調する第3の光DSB変調部と、
    分岐された前記第1の経路を伝搬する光を、位相を90°ずらされた前記第2の電気信号と、位相を90°ずらされた後、更に位相を180°ずらされた前記第2の電気信号とで光DSB変調して出力する第4の光DSB変調部とを含み、
    前記第1の光角度変調部は、
    前記同相信号で、前記第1の光DSB変調部から出力される光と、前記第2の光DSB変調部から出力される光とのそれぞれを光角度変調した後、合波することを特徴とし、
    前記第2の光角度変調部は、
    前記逆相信号で、前記第3の光DSB変調部から出力される光と、前記第4の光DSB変調部から出力される光とのそれぞれを光角度変調した後、合波することを特徴とする、請求項10に記載の角度変調装置。
  13. 前記光検波部から出力される角度変調信号の内、中心周波数|fc1−fc2|を有する角度変調信号の帯域幅をB1とし、中心周波数fc1を有する角度変調信号の帯域幅をB2とすると、
    fc1<fc2のとき、
    |fc1−fc2|≧B1/2、かつ
    |fc1−fc2|+B1/2<fc1−B2/2
    を満たすことを特徴とする、請求項7又は9のいずれかに記載の角度変調装置。
  14. 前記光検波部から出力される角度変調信号の内、中心周波数|fc1−fc2|を有する角度変調信号の帯域幅をB1とし、中心周波数fc2を有する角度変調信号の帯域幅をB3とすると、
    fc1>fc2のとき、
    |fc1−fc2|≧B1/2、かつ
    |fc1−fc2|+B1/2<fc2−B3/2
    を満たすことを特徴とする、請求項7又は9のいずれかに記載の角度変調装置。
  15. 前記光検波部から出力される角度変調信号から、周波数|fc1−fc2|を含む周波数帯域に含まれる信号成分を抽出するフィルタを更に備える、請求項1に記載の角度変調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2017203900A (ja) * 2016-05-12 2017-11-16 Kddi株式会社 ツートーン信号発生装置および光無線統合システム

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