JP2007212467A - 光画像計測装置及び光画像計測方法 - Google Patents

光画像計測装置及び光画像計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】干渉光の検出感度を向上させて、良好な精度の信号強度や位相情報を用いて被測定物体を計測できる光画像計測装置を提供する。
【解決手段】光画像計測装置1は、光ビームを分割して信号光Sと参照光Rを生成する。波長板7は参照光Rの偏光特性を変換する。参照鏡9は参照光Rを反射する。参照鏡9は、参照光Rの光路方向に移動可能とされている。ハーフミラー6は、被測定物体Oを経由した信号光Sと参照鏡9を経由した参照光R(偏光特性が変換されている)とを重畳させて干渉光Lを生成する。偏光ビームスプリッタ11は、干渉光LをS偏光成分L1とP偏光成分L2に分ける。CCD21はS偏光成分L1を検出し、CCD22はP偏光成分L2を検出する。信号処理部20は、これらの検出結果に基づいて被測定物体Oの画像を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特に光散乱媒質の被測定物体に光ビームを照射し、その反射光もしくは透過光を用いて被測定物体の表面形態や内部形態を計測し、その画像を形成する光画像計測装置及び光画像計測方法に関する。
近年、レーザ光源等を用いて被測定物体の表面や内部の画像を形成する光画像計測技術が注目を集めている。この光画像計測技術は、従来からのX線CTのような人体に対する有害性を持たないことから、特に医療分野における応用の展開が期待されている。
光画像計測技術における代表的な手法の一例として低コヒーレンス干渉法(光コヒーレンス断層画像化法などとも呼ばれる)がある。この手法は、例えばスーパールミネセントダイオード(Super Luminescent Diode;SLD)のように広いスペクトル幅をもつ広帯域光源の低干渉性を利用するもので、被測定物体からの反射光や透過光をμmオーダーの優れた距離分解能で検出可能とするものである(例えば下記の非特許文献1を参照)。
この低コヒーレンス干渉法を利用した装置の一例として、マイケルソン型の干渉計に基づく従来の光画像計測装置の基本構成を図5に示す。この光画像計測装置100は、広帯域光源101、鏡102、ビームスプリッタ103及び光検出器104を含んで構成されている。被測定物体105は、散乱媒質により形成されている。広帯域光源101からの光ビームは、ビームスプリッタ103により、鏡102に向かう参照光Rと被測定物体105に向かう信号光Sの2つに分割される。参照光Rはビームスプリッタ103による反射光であり、信号光Sはビームスプリッタ103の透過光である。
ここで、図5に示すように、信号光Sの進行方向にz軸を定めるとともに、信号光Sの進行方向に対する直交面をx−y面として定義する。鏡102は、同図中の両側矢印方向(z−スキャン)に変位可能とされている。
参照光Rは、鏡102に反射される際にそのz−スキャンによりドップラー周波数シフトを受ける。一方、信号光Sは、被測定物体105に照射されると、その表面及び内部層により反射される。被測定物体は散乱媒質であるので、信号光Sの反射光は多重散乱を含む乱雑な位相をもった拡散波面であると考えられる。被測定物体105を経由した信号光と、鏡102を経由し周波数シフトを受けた参照光は、ビームスプリッタ103によって重畳されて干渉光を生成する。
低コヒーレンス干渉方法を用いた画像計測では、信号光Sと参照光Rの光路長差が光源のμmオーダーのコヒーレント長(可干渉距離)以内でありかつ参照光Rと位相相関のある信号光Sの成分のみが参照光Rと干渉を生じる。すなわち、信号光Sのコヒーレントな信号光成分のみが選択的に参照光Rと干渉し合う。この原理から、鏡102の位置をz−スキャンして参照光Rの光路長を変化させることにより、被測定物体105の内部層の光反射プロフィールが測定される。更に、被測定物体105へ照射される信号光Sをx−y面方向にも走査する。このようなz方向及びx−y面方向のスキャンを行いながら干渉光を光検出器104で検出し、その検出結果として出力される電気信号(ヘテロダイン信号)を解析することによって、被検体105の2次元断層画像が取得される(非特許文献1を参照)。
なお、ビームスプリッタ103によって重畳される参照光R及び信号光Sの強度をそれぞれIとIとし、両光波の間の周波数差及び位相差をそれぞれfif及びΔθとすると、光検出器からは次式に示すようなヘテロダイン信号が出力される(例えば、非特許文献2を参照)。
Figure 2007212467
式(1)の右辺第3項は交流電気信号であり、その周波数fifは参照光Rと信号光Sのうなり(ビート)の周波数に等しい。ヘテロダイン信号の交流成分の周波数fifは、ビート周波数などと呼ばれる。また、式(1)の右辺第1項及び第2項はヘテロダイン信号の直流成分であり、干渉光の背景光の信号強度に対応している。
しかしながら、このような従来の低コヒーレンス干渉法で2次元断層画像を取得するためには、被測定物体105に対して光ビームを走査することにより、被測定物体105の深度方向(z方向)及び断層面方向(x−y面方向)の各部位からの反射光波を順次に検出する必要がある。したがって、被測定物体105を計測するためには長時間を要し、また、その計測原理を勘案すると計測時間の短縮を図ることは困難である。
このような問題点に鑑み、計測時間の短縮を図るための光画像計測装置が考案されている。図6は、そのような装置の一例の基本構成が示されている。同図に示す光画像計測装置200は、広帯域光源201、鏡202、ビームスプリッタ203、光検出器としての2次元光センサアレイ204、及びレンズ206、207を含んで構成されている。光源201から出射された光ビームは、レンズ206、207により平行光束にされるとともにそのビーム径が拡大され、ビームスプリッタ203によって参照光Rと信号光Sとに二分される。参照光Rには鏡202のz−スキャンによりドップラー周波数シフトが付与される。一方、信号光Sは、ビーム径が広げられているので、x−y面の広い範囲に亘って被測定物体205に入射される。よって、信号光Sは、当該入射範囲における被測定物体205の表面や内部の情報を含んだ反射光となる。参照光Rと信号光Sは、ビームスプリッタ203により重畳され、2次元光センサアレイ204上に並列配置された素子(光センサ)により検出される。したがって、光ビームを走査することなく、被測定物体205の2次元断層画像をリアルタイムに取得することが可能となる。
このような非走査型の光画像計測装置としては、非特許文献3に記載のものが知られている。同文献に記載の装置では、2次元光センサアレイから出力される複数のヘテロダイン信号を、並列配置された複数の信号処理系に入力して、各ヘテロダイン信号の振幅と位相を検出するように構成されている。
しかし、このような構成において画像の空間分解能を高めるためにはアレイの素子数を増加させる必要があり、更に、その素子数に対応するチャンネル数を備えた信号処理系を用意しなければならない。したがって、高分解能の画像を必要とする医療や工業等の分野においては実用化する上で難があると思われる。
そこで、本発明者らは、下記の特許文献1において、次のような非走査型の光画像計測装置を提案した。本提案に係る光画像計測装置は、光ビームを出射する光源と、該光源から出射された光ビームを、被検体が配置される被検体配置位置を経由する信号光と、前記被検体配置位置を経由する光路とは異なる光路を経由する参照光とに二分するとともに、前記被検体配置位置を経由した後の信号光と、前記異なる光路を経由した参照光とを互いに重畳することにより干渉光を生成する干渉光学系と、該干渉光学系が、前記信号光の周波数と前記参照光の周波数を相対的にシフトさせる周波数シフタと、前記干渉光学系が、前記干渉光を受光するために、前記干渉光を二分割して、さらに、該二分割された干渉光を周期的に遮断することにより、互いの位相差が90度である2列の干渉光パルスを生成する光遮断装置と、前記2列の干渉光パルスをそれぞれ受光する光センサと、該光センサが、空間的に配列され、それぞれが独立に受光信号を得る複数の受光素子を有するものであり、前記光センサで得られた複数の受光信号を統合して前記被検体配置位置に配置された被検体の表面もしくは内部層の、前記信号光の伝搬経路上の各関心点に対応する信号を生成する信号処理部を具備している。
この光画像計測装置は、参照光と信号光の干渉光を二分して2台の光センサ(2次元光センサアレイ)で受光するとともに、両センサアレイの前にそれぞれ光遮断装置を配置して干渉光をサンプリングするように構成されている。そして、分割された2つの干渉光のサンプリング周期にπ/2の位相差を設けることにより、干渉光の背景光を構成する信号光と参照光の強度と、干渉光の位相の直交成分(sin成分とcos成分)とを検出するとともに、両センサアレイからの出力に含まれる背景光の強度を両センサアレイの出力から差し引くことにより、干渉光の2つの位相直交成分を算出し、その算出結果を用いて干渉光の振幅を求めるようになっている。
しかし、特許文献1に記載の光画像計測装置では、干渉光を複数の光路に分割し、各光路上に光遮断装置を設け、各光遮断装置を同期させながら各干渉光のサンプリングを行う必要があることから、装置構成や制御が複雑となる上に、コストが増加してしまうおそれがある。また、光遮断装置として液晶シャッタ等の透過型のシャッタを用いると、干渉光の信号損失が大きくなり、干渉光の検出感度の低下が懸念されることから、計測の感度が劣化するおそれがある。
なお、以上のような光画像計測装置の2次元光センサアレイとしてはCCD(Charge−Coupled Device)カメラなどの市販のイメージセンサが広く用いられている。しかし、現在市販されているCCDカメラは周波数応答特性が低く、数KHzから数MHz程度のヘテロダイン信号のビート周波数に追従できないという問題点が従来から認識されていた。本発明者らによる特許文献1記載の光画像計測装置は、当該問題点を十分に認識した上で、その応答特性の低さを利用して計測を行っている点が特徴的であるといえる。
特開2001−330558号公報(請求項、明細書段落[0 068]−[0084]、第1図) 丹野直弘、「光学」、28巻3号、116(1999) 吉沢、瀬田編、「光ヘテロダイン技術(改訂版)」、新技術コミ ュニケーションズ(2003)、p.2 K.P.Chan、M.Yamada、H.Inaba、 「Electronics Letters」、Vol.30 1753、(1994)
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたもので、干渉光の検出感度を向上させることで、より精度の良い干渉光の信号強度や位相情報を用いて被測定物体を計測することが可能な光画像計測装置及び光画像計測方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、干渉光をサンプリングするための光遮断装置(シャッタ)を用いないことにより、装置構成や制御形態の簡略化が図られた光画像計測装置及び光画像計測方法を提供することを他の目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、光ビームを分割して信号光と参照光とを生成し、被測定物体を経由した前記信号光と参照物体を経由した前記参照光とを重畳させて干渉光を生成し、前記干渉光を検出して前記被測定物体の画像を形成する光画像計測装置であって、前記生成された信号光又は参照光の偏光特性を変換する変換手段と、前記変換された偏光特性を有する前記信号光及び前記参照光の一方と、他方とを重畳して得られる干渉光の各偏光成分を抽出する抽出手段と、前記抽出された各偏光成分を検出する検出手段と、を備え、前記検出された各偏光成分に基づいて前記被測定物体の画像を形成する、ことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光画像計測装置であって、前記信号光の光路長と前記参照光の光路長との差を変更する手段を更に備える、ことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の光画像計測装置であって、前記光路長の差を変更する手段は、前記参照物体を前記参照光の光路方向に移動させる手段を含む、ことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の光画像計測装置であって、前記変換手段は、前記信号光又は前記参照光の偏光特性を円偏光に変換し、前記抽出手段は、円偏光に変換された前記信号光及び前記参照光の一方と、他方とを重畳して得られる干渉光のP偏光成分とS偏光成分とを抽出し、前記検出手段は、該抽出されたP偏光成分とS偏光成分とを検出する、ことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の光画像計測装置であって、前記抽出手段は、前記干渉光のP偏光成分を透過させ、S偏光成分を反射する偏光ビームスプリッタである、ことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の光画像計測装置であって、前記変換手段は、前記干渉光の偏光成分の間に位相差を与える波長板である、ことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の光画像計測装置であって、前記光路長の差を変更することにより、前記被測定物体の深さの異なる複数の領域のそれぞれにおいて反射された信号光に基づく複数の干渉光を生成し、前記検出手段は、前記複数の干渉光のそれぞれから抽出された各偏光成分を検出し、該検出された各偏光成分に基づいて前記複数の領域のそれぞれの画像を形成する、ことを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、光ビームを分割して信号光と参照光とを生成し、被測定物体を経由した前記信号光と参照物体を経由した前記参照光とを重畳させて干渉光を生成し、前記干渉光を検出して前記被測定物体の画像を形成する光画像計測方法であって、前記生成された信号光又は参照光の偏光特性を変換するステップと、前記変換された偏光特性を有する前記信号光及び前記参照光の一方と、他方とを重畳して得られる干渉光の各偏光成分を抽出するステップと、前記抽出された各偏光成分を検出するステップと、前記検出された各偏光成分に基づいて前記被測定物体の画像を形成するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明は、信号光又は参照光の偏光特性を変換し、この偏光特性を有する信号光及び参照光の一方と他方とを重畳して得られる干渉光の各偏光成分を抽出し、抽出された各偏光成分を検出し、検出された各偏光成分に基づいて被測定物体の画像を形成するように構成されているので、従来のように干渉光をサンプリングするための光遮断装置(特に透過型の高速シャッタなど)を設ける必要がない。したがって、光遮断装置による干渉光の強度の減衰がないため、干渉光の検出感度が向上される。それにより、干渉光の信号強度や位相情報を精度良く求めることができ、被測定物体の計測を好適に行うことが可能となる。
また、本発明によれば、従来のように複数の光路に分割された干渉光の各光路毎にシャッタを設けてサンプリングを行う必要がなく、それら複数のシャッタを同期制御する必要もないため、装置構成や制御形態を簡略化できる。
以下、本発明に係る光画像計測装置及び光画像計測方法の好適な実施形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
〈第1の実施形態〉
〔装置構成〕
図1は、本発明の第1の実施形態の光画像計測装置1の概略構成を示している。光画像計測装置1は、例えば医療や工業分野における被測定物体Oの断層画像や表面画像の計測に利用可能な装置である。被測定物体Oは、例えば医療分野においては人眼等の散乱媒質からなる物体である。
光画像計測装置1は、低コヒーレントな光ビームを出力する広帯域光源2と、この光ビームの偏光特性を直線偏光に変換する偏光板3と、光ビームを平行光束とするとともにそのビーム径を拡大するレンズ4、5と、光ビームを信号光Sと参照光Rとに分割するとともに、それらを重畳して干渉光Lを生成するハーフミラー6と、参照光Rの偏光特性を直線偏光から円偏光に変換する波長板7と、参照光Rの周波数をシフトさせる周波数シフタ8と、参照光Rの進行方向に対して直交する反射面により参照光Rを全反射する参照鏡9と、参照鏡9の反射面の背面に設けられたピエゾ素子9Aとを含んでいる。ここで、ハーフミラー6によって生成される干渉光Lは、本発明にいう「干渉光」に相当する。
広帯域光源2は、SLDやLED(発光ダイオード)等により構成される。なお、市販の近赤外域SLDのコヒーレント長は30μm程度、LEDの場合には10μm程度である。
図1中に示すxyz座標系は、広帯域光源2から出力された光ビームの進行方向をz軸方向とし、それに直交する光ビームの振動面をxy平面として定義している。x軸方向、y軸方向は、光ビームの電場(電界)成分の振動面、磁場(磁界)成分の振動面に一致するように定義される。
偏光板3は、広帯域光源3からの光ビームの所定方向の振動成分を透過させる偏光変換素子である。本実施形態における偏光板3は、上記xy平面のx軸(及びy軸)に対して45°をなす角度方向の振動成分を透過させるように構成される。それにより、偏光板3を透過した光ビームは、角度45°の直線偏光を有する。したがって、当該光ビームのx軸方向及びy軸方向における偏光成分とは、それぞれ等しい振幅を有している。換言すれば、当該光ビームのP偏光成分とS偏光成分とは、それぞれ等しい振幅を有する。
ハーフミラー6は、平行光束とされた直線偏光の光ビームを、被測定物体Oに向かう信号光Sと参照鏡9に向かう参照光Rとに分割する。ハーフミラー6は、光ビームの一部(半分)を透過させて信号光Sとし、その残りを反射して参照光Rとする。
また、ハーフミラー6は、被測定物体Oを経由した信号光Sの一部を反射するとともに参照鏡9を経由した参照光Rの一部を透過させることにより、信号光Sと参照光Rとを重畳させて干渉光Lを生成する。
なお、本実施形態においては、反射体としての被測定物体O及び参照鏡9と、ハーフミラー6とによって形成されるマイケルソン型の干渉計を用いていることから、分割手段と重畳手段とを同一のハーフミラー6(の異なる反射面)により構成している。一方、マッハツェンダー型などの他の干渉計を採用する場合には、分割手段と重畳手段とは、それぞれ別々の光学素子によって構成されていてもよい。また、分割手段及び重畳手段としては、光ビーム(信号光S、参照光R)の偏光特性に影響を与えない無偏光型の任意のビームスプリッタが適用される。
波長板7は、本発明の「変換手段」の一例を構成するもので、直線偏光の参照光Rの偏光特性を変換する偏光変換素子である。本実施形態における波長板7としては、1/8波長板が用いられる。それにより、参照光Rには、波長板7を通過するときに、そのP偏光成分とS偏光成分との間に位相差π/4が与えられる。参照光Rは、ハーフミラー6から参照鏡9に向かうときと、参照鏡9に反射されてハーフミラー6に再入射するときに、それぞれ当該位相差を与えられるので、結果として位相差π/2が付与される。したがって、45°の直線偏光を有する参照光Rに対して1/4波長板と同様に作用することから、ハーフミラー6に再入射される参照光Rは円偏光に変換されることとなる。なお、上述のようにマッハツェンダー型などの他の干渉計を用いる場合には、1/4波長板を適用することができる。
周波数シフタ8は、参照鏡9に反射される前後の参照光Rにそれぞれ周波数シフトを与える。この周波数シフタ8は、例えば電気光学変調器や音響光学変調器などにより構成される。なお、後述するように、本発明に係る光画像計測装置として周波数シフタ8を含まない構成を採用することも可能である。その場合、参照鏡9を移動させることによって参照光Rの周波数をシフトさせる。
参照鏡9は、本発明の「参照物体」を構成し、参照光Rの光路方向に移動されることにより、被測定物体Oの様々な深さ(z座標)による信号光Sの反射光を抽出する。より具体的に説明すると、広帯域光源2からの光ビームは低コヒーレント光であるから、参照光Rとほぼ等距離を経由した信号光Sのみが干渉光Lの生成に寄与する。つまり、ハーフミラー6に対して参照鏡9とほぼ等距離の被測定物体Oのz位置からの反射光のみが参照光Rと干渉して干渉光Lを生成する。したがって、参照鏡9の位置を変化(z−スキャン)させることにより、被測定物体Oの様々なz座標の領域からの反射光を逐次抽出するようになっている。
また、参照鏡9は、ピエゾ素子9Aによって参照光Rの光路方向に連続的に移動されて参照光Rの周波数をシフトさせるように作用する。このような参照鏡9の移動によって付与される周波数シフトをドップラー周波数シフトと呼ぶことがある。なお、第2の実施形態にて詳述するが、参照鏡9とピエゾ素子9Aを周波数シフト用に使用しない構成も採用できる。
本実施形態の光画像計測装置1には、更に、重畳手段としてのハーフミラー6により生成された干渉光Lを結像させる結像用レンズ群8と、干渉光Lの光路を偏光特性に応じて分割する偏光ビームスプリッタ11と、分割された干渉光Lの各光路上に設けられたCCD(カメラ)21、22と、CCD21、22のそれぞれによる検出結果を処理する信号処理部20とを含んでいる。
偏光ビームスプリッタ11は、干渉光Lの異なる複数の偏光成分を抽出する、本発明にいう「抽出手段」を構成するものである。より具体的には、偏光ビームスプリッタ11は、干渉光LのS偏光成分L1を反射してCCD21に入射させるとともに、P偏光成分L2を透過させてCCD22に入射させるように作用する。ここで、干渉光LのS偏光成分L1及びP偏光成分L2は、互いに等しい振幅(つまり最大強度)を有している。
CCD21、22は、本発明にいう「検出手段」を構成するもので、干渉光検出用の蓄積型の2次元光センサアレイである。CCD21は、偏光ビームスプリッタ11により抽出された干渉光LのS偏光成分L1を検出し、光電変換を行うことにより検出信号を生成し、それを信号処理部20に出力する。同様に、CCD22は、抽出された干渉光LのP偏光成分L2を検出し、光電変換を行うことにより検出信号を生成し、それを信号処理部20に出力する。
信号処理部20は、CCD21、22からそれぞれ出力される検出信号に基づいて後述の演算処理を実行する。更に、信号処理部20は、当該演算処理の結果を解析することにより、被測定物体Oの2次元断面画像などの各種画像を形成し、図示しないモニタ装置等の表示装置に表示させる処理を行う。このような信号処理部20は、例えば、所定の演算プログラムを格納したROM等の記憶装置と、当該演算プログラムを実行するCPU等の演算制御装置とを含むコンピュータなどによって構成される。
更に、本実施形態の光画像計測装置1は、参照光Rに付与される周波数シフトをモニタして、広帯域光源2からの光ビームを強度変調するための構成として、光源31、ビームスプリッタ32、反射鏡33、フォトディテクタ(PD)34及びパルス駆動器35を備えている。
光源31は、広帯域光源2より長いコヒーレント長を持つレーザ光を発するレーザダイオード等によって構成される。ビームスプリッタ32は、光源31からのレーザ光を、周波数シフタ8及び参照鏡9を経由する第1のレーザ光(反射光)と、固定配置された反射鏡33を経由する第2のレーザ光(透過光)とに分割するとともに、周波数シフタ8等により周波数シフトを受けた第1のレーザ光と反射鏡33にて反射された第2のレーザ光とを重畳して干渉光を生成する。
フォトディテクタ34は、このようにして生成された干渉光を検出し、当該干渉光と等しい周波数の電気信号を出力する。パルス駆動器35は、フォトディテクタ34から出力された電気信号と等しい周波数のパルス信号を生成し広帯域光源2に出力する。
広帯域光源2は、パルス駆動器34から出力されたパルス信号により駆動され、当該パルス信号と等しい周波数のパルス状の光ビームを出力する。このとき、広帯域光源2からの光ビームは、例えば、50%dutyの矩形列のパルス光として出力される。
〔測定形態〕
続いて、本実施形態の光画像計測装置1により実行される干渉光Lの信号強度や位相の空間分布の測定形態について説明する。以下に詳述する信号処理は、図1に示した信号処理部20によって実行されるものである。
本実施形態の光画像計測装置1は、偏光特性の異なる信号光Sと参照光Rを形成し、それらの干渉光Lを検出することにより、被測定物体Oの表面画像や断層画像を得ることを特徴としている。
まず、光画像計測装置1による測定形態の基本原理を説明する。広帯域光源2から出力された光ビームは、偏光板3により上記x軸に対して45°をなす角度方向の直線偏光に変換され、レンズ4、5によってビーム径を拡大され、かつ、平行光束とされてハーフミラー6に入射して信号光Sと参照光Rとに2分される。
信号光Sは、散乱媒質からなる被測定物体Oに入射し、その表面や様々な深さの断層面にて反射される。被測定物体Oからの反射光波の一部はハーフミラー6により反射されて結像用レンズ群10に伝送される。
一方、参照光Rは波長板7を通過して参照鏡9へと伝送される。このとき、参照鏡9は、ピエゾ素子9Aによって参照光Rの光路方向に駆動(z−スキャン)されている。また、参照光Rは、周波数シフタ8によって所定量の周波数シフトを受ける。参照鏡9からの反射光波は、参照鏡9のz-スキャンに伴うドップラー周波数シフト、更には周波数シフタ8による周波数シフトを受け、波長板7を通過する。ここで、参照光Rの偏光特性は角度45°の直線偏光であり、波長板7は1/8波長板であることから、波長板7を2回通過した参照光Rの偏光特性は円偏光に変換されることとなる。円偏光とされた参照光Rの一部はハーフミラー6を透過して結像用レンズ群10に伝送される。
このとき、ハーフミラー6は、被測定物体Oにて反射された直線偏光の信号光Sと、周波数がシフトされ、円偏光に変換された参照光Rとを重畳して干渉光Lを生成し、この干渉光Lが結像用レンズ群10に伝送されることとなる。干渉光Lは、結像用レンズ群10を経由して偏光ビームスプリッタ11に伝搬される。
偏光ビームスプリッタ11は、干渉光LのS偏光成分L1を反射し、P偏光成分L2を透過するように作用する。干渉光LのS偏光成分L1はCCD21により検出され、P偏光成分L2はCCD22によって検出される。ここで、干渉光LのS偏光成分L1は、信号光SのS偏光成分Essと、参照光RのS偏光成分Ersとを含んでおり、干渉光LのP偏光成分L2は、信号光SのP偏光成分Espと、参照光RのP偏光成分Erpとを含んでいる。信号光SのS偏光成分Ess及びP偏光成分Espと、参照光RのS偏光成分Ers及びP偏光成分Erpとは、次式のように表される。
Figure 2007212467
ここで、fは広帯域光源2から出力される光ビームの周波数を表し、fは周波数シフトを表し、φは信号光Sの初期位相を、φ′は参照光Rの初期位相をそれぞれ表す。更に、信号光Sと参照光Rとの初期位相の差をΔφ(=φ−φ′)と表すこととする。[数2]に示す式(2)〜(5)を参照すると、干渉光LのS偏光成分L1とP偏光成分L2とは、CCD21、22により、それぞれ次式のような信号i、iとして検出される。
Figure 2007212467
式(6)、(7)を比較すると、各式の第3項の交流信号は、同位相のcos関数とsin関数であることから90°の位相差があることが分かる。本実施形態は、この特徴を利用することにより、シャッタによるサンプリング処理を用いない画像計測技術を実現可能とし、それにより干渉光Lの信号強度および位相の空間分布を測定するものである。従来の光画像計測技術においては、単一の干渉光を位相の異なる複数の関数でサンプリングすることによりそのcos成分とsin成分とを検出していたが、本実施形態においては、参照光Rや信号光Sの偏光特性を変換して位相の異なる複数(ここでは2つ)の干渉光を生成し、それらを別々に検出するように構成されている点が特徴的である。以下に、本発明における測定原理を説明する。
本実施形態では、光源31、ビームスプリッタ32、反射鏡33、フォトディテクタ(PD)34及びパルス駆動器35を用いて、広帯域光源2から周期的に強度変調された光ビームを出力する。
光源31から出力されたレーザ光は、ビームスプリッタ32によって参照鏡9方向の光路(反射光)と固定鏡33方向の光路(透過光)とに分割される。参照光9方向の光路のレーザ光は、周波数シフタ8と参照鏡9を経由するようになっており、それらによる周波数シフトを受けてビームスプリッタ32に再入射する。一方、固定鏡33方向の光路のレーザ光は、固定鏡33による反射光として(周波数をシフトされることなく)ビームスプリッタ32に再入射する。両光路を経由したレーザ光は、ビームスプリッタ33によって重畳され干渉光となってフォトディテクタ34により検出される。
フォトディテクタ34により検出される干渉光は、参照光Rと同様に、周波数シフタ8に寄る周波数シフトと参照鏡9によるドップラー周波数シフトとを受けるので、参照光Rと(ほぼ)同量の周波数シフトを受ける。したがって、当該干渉光は、信号光Sと参照光Rとからなる干渉光Lと(ほぼ)同一のビート周波数を有している。
フォトディテクタ34は、検出した干渉光に対応する電気信号をパルス駆動器35に出力する。この電気信号は、式(1)に示す信号と同様に直流成分と交流成分とを有しており、その交流成分の周波数は上述のように干渉光Lのビート周波数とほぼ同じである。パルス駆動器35は、フォトディテクタ34からの電気信号を受け、それと同じ周波数を有するパルス信号を広帯域光源2に出力する。広帯域光源2は、パルス駆動器35からのパルス信号によって駆動されて、当該パルス信号と同じ周波数のパルス状の光ビームを出力する。
このように、本実施形態では、参照光Rに付与される周波数シフトのシフト量をモニタし、当該シフト量と(ほぼ)等しい周波数のパルス状の光ビームを用いて被測定物体Oの測定を行うようになっている。広帯域光源2からの光ビームは、上述のように、例えば50%dutyの矩形列のパルス光として出力される。なお、当該光ビームのduty比は50%に限定されるものではなく、パルス形状は矩形列以外(例えば三角形列や台形列等)でもよい。また、出力強度0と100とを切り換えて得られるパルス光に代えて、例えば出力強度を50と100との間で変調して得られる光ビームを適用することもできる。すなわち、ここで重要なのは、光ビームの強度変調の度合ではなく、その強度変調の周波数が干渉光Lのビート周波数とほぼ等しくなるように制御されることである。
次に、図2に示すグラフを参照して、本実施形態の光画像計測装置1における干渉光Lの検出態様について説明する。以下、広帯域光源2から出力される光ビームの強度の変調周波数をfとする。また、前述したように、fは参照光Rに付与される周波数シフト(干渉光Lのビート周波数)を表し、光ビームの変調周波数fは周波数シフトfと等しいか、それに近い値とされている。
図2(A)は、周波数fで強度変調されて広帯域光源2から出力される光ビームの時間波形を表す。図2(B)は、光ビームが連続光であり、よって参照光Rと信号光Sがともに連続光である場合における干渉光LのS偏光成分L1(ビート周波数f)の時間波形を表す。図2(C)は、参照光Rと信号光Sがともに連続光である場合における干渉光LのP偏光成分L2の時間波形を表す。ここで、図2(B)、(C)に示すS偏光成分L1とP偏光成分L2との位相差は90°である。
また、図2(D)は、広帯域光源2からの光ビームが図2(A)のように強度変調される場合における干渉光LのS偏光成分L1の時間波形を表す(図2(B)に対応する)。図2(E)は、広帯域光源2からの光ビームが図2(A)のように強度変調される場合における干渉光LのP偏光成分L2の時間波形を表す(図2(C)に対応する)。図(D)、(E)に示すS偏光成分L1とP偏光成分L2とは90°の位相差を有する。
CCD21は、図2(D)に示す時間波形のS偏光成分L1を検出する。広帯域光源2からの光ビームは周波数f、50%dutyの矩形列の光パルスであり、その変調周波数fと干渉光Lのビート周波数fとの差δf=|f−f|が蓄積型光センサであるCCD21の応答周波数に比べて十分小さいときには、CCD21から出力されるS偏光成分L1の検出信号は、検出時間内に蓄積された光電荷量に比例するものとなり、次式のように与えられる。(例えば、M.Akiba、K.P.Chan、N.Tanno、Japanese Journal of Applied Physics、Vol.39、L1194(2000)参照)。
Figure 2007212467
ここで、<・>はCCD21の蓄積効果による時間平均を表し、Kは偏光ビームスプリッタ11の反射率とCCD21の光電変換率を含めた光検出効率、m(t)は広帯域光源2の出力を強度変調する関数(矩形のパルスを表す関数)、またβは測定における初期位相値を表す。式(8)から分かるように、CCD21から出力される検出信号には、信号光Sと参照光Rの強度に関する項(背景光成分)の他に、干渉光LのS偏光成分L1の振幅√(Issrs)及び位相2πδft+βに関する項が含まれている。
同様に、CCD22は、図2(E)に示す時間波形のP偏光成分L2を検出し、次式のような検出信号を出力する。
Figure 2007212467
ここで、Kは偏光ビームスプリッタ11の透過率とCCD22の光電変換率を含めた光検出効率である。
次に、CCD21、22からそれぞれ出力される検出信号(8)、(9)に基づく、干渉光Lの信号強度の算出処理について説明する。
参照光Rは、波長板7により円偏光に変換されているので、そのS偏光成分Ersの強度IrsとP偏光成分Erpの強度Irpとは等しいと考えられる(Irs=Irp=Iと示す)。
一方、信号光Sについて、被測定物体Oからの反射光は入射光の偏光特性に顕著に依存しないと考えられることから、そのS偏光成分Essの強度IssとP偏光成分Espの強度Ispとは等しいか、あるいは近い値であると考えられる(Iss=Isp=Iと示す)。また、信号光Sは被測定物体Oによって散乱、吸収されることから、その強度は一般的に参照光Rより十分に小さい(I<<I)と考えることができる。
また、式(8)及び式(9)の右辺の第1項と第2項は背景光の強度を表し、その値は、事前に若しくは別途に測定することができる。例えば、広帯域光源2により連続光からなる光ビームを出力してCCD21等により検出し、それを1波長分(あるいはその整数倍)だけ積分して第3項(交流成分;位相直交成分)をキャンセルすることにより、背景光の強度(背景光成分)を取得することができる。
取得された背景光成分を各CCD21、22からの検出信号の強度から除算することにより、各検出信号の位相直交成分、すなわち、干渉光LのS偏光成分L1及びP偏光成分L2の位相直交成分S′(t)、S′(t)が算出される(次式を参照)。
Figure 2007212467
これら式(10)、(11)を用いると、干渉光LのS偏光成分L1及びP偏光成分L2の振幅は次式のように表される。
Figure 2007212467
更に、本実施形態の光画像計測装置1は、次のようにして干渉光Lの位相の空間分布を画像化する。
或る測定時間t=tにおいて、干渉光LのS偏光成分L1の位相直交成分S′(t1)がCCD21により検出され、P偏光成分L2の位相直交成分S′(t1)がCCD22により検出されたとすると、これら両位相直交成分の比を取ると次のような信号が得られる。
Figure 2007212467
この式(13)に示す信号Sは、干渉光Lの振幅に依存せず、位相情報のみから構成されていることが分かる。本実施形態では、複数のピクセルが2次元的に配列された受光面を持つCCD21、22によりS偏光成分L1とP偏光成分L2を検出しているので、各ピクセルで検出される信号の位相β(x、y、t)は、次式のように表される(ここで、(x、y)は、各ピクセルの受光面上における座標を表す)。
Figure 2007212467
この式(14)の第2項は、ゼロあるいはほぼゼロの周波数δf(≒0)を有する交流信号の測定時間tにおける瞬時位相値であるから、CCD21、22のピクセルの位置、つまり座標x、yに依らずに均一であると考えられる。したがって、例えばCCD21、22の受光面上の或る特定点(x=x、y=y)に位置するピクセルで検出される位相φ(x、y、t)を基準に、各ピクセルで検出される検出信号の位相差を求めれば、信号の位相差の空間分布、すなわち干渉光Lの位相差の空間分布を画像化できる。
他方、干渉光Lの位相情報からその周波数情報を取得することも可能である。2つの測定時間t=t及びt=tにおける干渉光LのS偏光成分L1及びP偏光成分L2の位相をそれぞれβ(x、y、t)及びβ(x、y、t)とすると、干渉光Lのビート周波数fと、広帯域光源2からの光ビームの変調周波数fとの差δfは、次式のように表される。
Figure 2007212467
ここで、光ビームの変調周波数fは既知であるので、式(10)や式(11)から干渉光Lのビート周波数fを算出できる。このような周波数の測定方法は、例えばドップラー速度計測に有効であると考えられる。
〔変形例〕
上記の構成では、参照光Rに周波数シフトを付与するための構成として、周波数シフタ8と、参照鏡9及びピエゾ素子9Aとの双方を考慮したが、これらの内の一方のみを備えていてもよい。例えば、周波数シフタ8を有さない光画像計測装置を形成し、参照鏡9のz−スキャンのみによって参照光Rに周波数シフトを付与するように構成しても、同様の測定を実行することができる。また、周波数シフタ8を用いる場合、信号光Sの光路上に設けるようにしてもよい。
また、上記構成では、広帯域光源2からの光ビームをまず直線偏光とし、それから信号光Sと参照光Rとに分割するようになっているが、光ビームの分割後に信号光Sと参照光Rとをそれぞれ直線偏光に変換するようにしてもよい。ただし、その場合には、信号光Sと参照光Rの双方の光路上に偏光板を設ける必要があり、上記構成よりも若干複雑な構成となるため、実用上は上記構成の方が好適であると思われる。
また、上記構成では、参照光Rの偏光特性を円偏光に変換するようになっているが、信号光Sの方を円偏光に変換し、直線偏光のままの参照光と重畳させるようにすることも可能である。しかし、上述のように、信号光Sの被測定物体Oによる反射光は参照光Rと比較して微弱であるので、信号光Sの光路上に波長板を配置させると、それを通過するときに信号光Sが弱められてしまう。このように被測定物体Oの情報を含んだ信号光Sの強度を弱めることは測定の感度に悪影響を及ぼす可能性がある。したがって、上記構成のように参照光Rの偏光特性を変換する方が有利といえる。なお、周波数シフタの配置についても同様である。
また、上記構成では、参照光Rの周波数のシフト量をモニタする光源31、ビームスプリッタ32、固定鏡33及びフォトディテクタ34が設けられ、そのモニタ結果を光ビームの強度変調にフィードバックするようになっているが、例えば参照光Rに付与する周波数シフト量が設定されているときなどには、当該シフト量と(ほぼ)等しい周波数のパルス信号を自発的に生成するパルス駆動器35を設けて光ビームの強度変調を制御するようにしてもよい。
また、パルス駆動器35による広帯域光源2のパルス駆動に代えて、連続的な光ビーム(連続光)を発する広帯域光源2と、この連続的な光ビームを周期的に遮断するシャッタとを設けることにより、光ビームの強度を周期的に変調させるようにしてもよい。このような構成を適用する場合であっても、光ビーム遮断用のシャッタを一つ設けるだけでよいので、同期された複数のシャッタにより複数の干渉光をサンプリングする従来の構成と比較して装置構成、制御形態の双方の面において簡略化を図ることができる。
図3は、干渉光Lに含まれる背景光成分の強度を上記の測定と同時に求めるための手段が付加された光画像計測装置1の構成を表す。この光画像計測装置1は、結像用レンズ群10を経由した干渉光Lの一部L′を分離して取り出すビームスプリッタ12と、取り出された干渉光Lの一部L′の光路上に配置されたCCD23とを更に備えている。ここで、ビームスプリッタ12の反射率は小さくてよく、その場合には、干渉光Lのほとんどがビームスプリッタ12を透過してCCD21、22による検出に反映される。
CCD23は、例えば、被測定物体Oに対する測定の間中干渉光Lの一部L′を検出して電荷を蓄積し続ける。CCD23は、測定の終了とともに検出信号を信号処理部20に出力する。CCD23は、長時間に亘って電荷の蓄積を行ったために当該検出信号は平均化されている。信号処理部20は、当該検出信号の時間平均を算出することにより、干渉光Lの背景光成分の強度を求める。
また、CCD23による検出時間を広帯域光源2からの光ビームの周期の整数倍の時間に制御し、そのときに取得される検出信号の時間平均を算出することにより背景光成分の強度を求めることもできる。
図3に示すような構成を採用すれば、被測定物体Oの測定時に干渉光Lの背景光の強度を求めることができるので、背景光強度を求めるための予備的な測定を事前に行う必要がなく便利である。
以上の説明においては、参照鏡9をz−スキャンさせながら被測定物体Oの様々な深さの断層像を取得する計測態様について説明したが、参照光9の位置を固定して計測を行うことにより、被測定物体Oの或る深さにおける静止画像や動画像を精度良く求めることができる。
〔作用効果〕
本実施形態の光画像計測装置1は、以上に説明したように、光ビームを分割して信号光Sと参照光Rとを生成し、更にそれらを重畳させて干渉光Lを生成し、この干渉光Lを検出して被測定物体Oの画像を形成する装置である。特に、光画像計測装置1は、参照光Rの偏光特性を変換し、変換された偏光特性を有する参照光Rと信号光Sとを重畳して得られる干渉光Lの偏光成分L1、L2をそれぞれ抽出し、これらの偏光成分L1、L2をそれぞれ検出し、これらの偏光成分L1、L2の検出結果に基づいて被測定物体Oの画像を形成する。したがって、光画像計測装置1によれば、従来のようなシャッタを用いたサンプリング処理を行う必要がないので、干渉光Lを高感度で検出できる。それにより、干渉光の信号強度や位相の空間分布を精度良く求めることができ、被測定物体Oの計測を有効に行うことが可能となる。
また、本実施形態の光画像計測装置1は、シャッタを有しておらず、その制御のための構成も備えていないことから、装置構成や制御形態の簡略化を図ることができる。
また、参照鏡9を参照光Rの光路方向に移動させることにより、信号光Sの光路長と参照光Rの光路長との差を変更することができる。それにより、被測定物体Oの様々な深さの断層像を取得することが可能となる。
〈第2の実施形態〉
本実施形態においては、周波数シフタ8で周波数シフトを行い、参照鏡9及びピエゾ素子9Aで被測定物体Oの深さ方向のスキャン(z−スキャン)を行う構成を説明する。
図4は、第2の実施形態の光画像計測装置1′の概略構成を表している。光画像計測装置1′は、第1の実施形態とほぼ同様に構成されているが、周波数シフタ8による周波数のシフト量を検出してパルス駆動器35とピエゾ素子9Aに制御信号を送信する制御部110を備えている。
制御部110は、CPU、メモリ、電源回路、パルス信号生成回路等を含んで構成される。制御部110は、参照光Rに対する周波数のシフト量情報を周波数シフタ8から受けると、当該シフト量情報が表す周波数(Δf)のパルス信号を生成してパルス駆動器35に出力する。パルス駆動器35は、制御部110から出力された周波数Δfのパルス信号を受けて、周波数Δfを有する光源駆動用パルス信号を生成する。広帯域光源2は、このパルス信号に駆動されて周波数Δfのパルス状の光ビームを出力する。
このとき、例えば、制御部110からパルス駆動器35に出力されるパルス信号は、50%dutyの矩形状のパルスであり、パルス駆動器35は、このパルス信号と同位相の50%dutyの矩形状の光源駆動用パルス信号を出力する。したがって、広帯域光源2は、50%dutyの矩形状の強度変調が施された光ビームを出力する(第1の実施形態と同様である)。
また、制御部110は、周波数シフタ8からの上記シフト量情報に基づき、周波数Δfのパルス状の電源信号をピエゾ素子9Aへ出力する。この電源信号は、例えば、50%dutyの矩形状のパルス信号であるが、パルス駆動器35に出力されるパルス信号とは逆位相の信号として出力される。それにより、ピエゾ素子9Aは、広帯域光源2から光ビームが出力されるとき(強度が高いとき)には参照鏡9を移動させず、光ビームが出力されないとき(強度が低いとき)に参照鏡9を移動させるように動作する。すなわち、参照鏡9は、参照光Rを反射するときには停止してドップラー周波数シフトを与えず、参照光Rを反射しないときにその位置を段階的に移動するように制御される。
このような制御を行う光画像計測装置1′によれば、シャッタを用いない高感度の検出を行うことができ、干渉光の信号強度や位相の空間分布を有効に求めることができる。
[その他の変形例]
以上に詳述した構成は、本発明に係る光画像計測装置を実施するための構成の一例に過ぎないものである。したがって、本発明の要旨の範囲内において各種の変形を施すことが可能である。
例えば、図1、3、4に示した構成において、信号光Sの光路上、つまりハーフミラー6と被測定物体Oとの間に波長板(1/2波長板)を設けることにより、被測定物体Oを経由するときの位相の変化に起因する信号光Sの偏光方向の傾きを補正することが可能となる。
本発明に係る光画像計測装置の検出手段は、前述のCCD21、22、23に限定されるものではなく、例えば積算回路を備えたラインセンサなど、干渉光を検出して光電変換する機能と、検出した電荷を蓄積する機能との双方を備えているものであればよく、また1次元のセンサでも2次元のセンサでもよい。
以上の実施形態においては、マイケルソン型の干渉計を備えた光画像計測装置について説明したが、例えばマッハツェンダー型などその他の干渉計を採用することも当然に可能である(例えば、本発明者らによる特許第3245135号を参照)。
また、干渉計の一部に光ファイバ(バンドル)を設けて導光部材として用いることにより、装置設計上の自由度を高めたり、装置のコンパクト化を図ったり、あるいは、被測定物体の配置の自由度を高めたりすることができる(例えば、上記の特許第3245135号を参照)。
本発明を例えば眼科の分野に応用すると、上述した眼底の血流状態の測定のほか、網膜や角膜の2次元断面像などを得ることができる。それにより、例えば角膜の内皮細胞数などを測定することが可能となる。なお、その他にも各種の応用が可能であることはいうまでもない。
本発明に係る光画像計測装置の構成の一例を示す概略図である。 本発明に係る光画像計測装置における干渉光の検出態様を説明するためのグラフ図である。図2(A)は、周波数が強度変調されて広帯域光源から出力される光ビームの時間波形を表す。図2(B)は、広帯域光源から出力される光ビームが連続光であるときの干渉光のS偏光成分の時間波形を表す。図2(C)は、広帯域光源から出力される光ビームが連続光であるときの干渉光のP偏光成分の時間波形を表す。図2(D)は、広帯域光源から出力される光ビームが強度変調される場合における干渉光のS偏光成分の時間波形を表す図2(E)は、広帯域光源から出力される光ビームが強度変調される場合における干渉光のP偏光成分の時間波形を表す。 本発明に係る光画像計測装置の構成の一例を示す概略図である。 本発明に係る光画像計測装置の構成の一例を示す概略図である。 従来の光画像計測装置の構成を示す概略図である。 従来の光画像計測装置の構成を示す概略図である。
符号の説明
1 光画像計測装置
2 広帯域光源
6 ハーフミラー
7 波長板
9 参照鏡
9A ピエゾ素子
11 偏光ビームスプリッタ
12 ビームスプリッタ
20 信号処理部
21、22、23 CCD
R 参照光
S 信号光
L 干渉光
L1 S偏光成分
L2 P偏光成分
O 被測定物体

Claims (8)

  1. 光ビームを分割して信号光と参照光とを生成し、被測定物体を経由した前記信号光と参照物体を経由した前記参照光とを重畳させて干渉光を生成し、前記干渉光を検出して前記被測定物体の画像を形成する光画像計測装置であって、
    前記生成された信号光又は参照光の偏光特性を変換する変換手段と、
    前記変換された偏光特性を有する前記信号光及び前記参照光の一方と、他方とを重畳して得られる干渉光の各偏光成分を抽出する抽出手段と、
    前記抽出された各偏光成分を検出する検出手段と、
    を備え、前記検出された各偏光成分に基づいて前記被測定物体の画像を形成する、
    ことを特徴とする光画像計測装置。
  2. 前記信号光の光路長と前記参照光の光路長との差を変更する手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光画像計測装置。
  3. 前記光路長の差を変更する手段は、前記参照物体を前記参照光の光路方向に移動させる手段を含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の光画像計測装置。
  4. 前記変換手段は、前記信号光又は前記参照光の偏光特性を円偏光に変換し、
    前記抽出手段は、円偏光に変換された前記信号光及び前記参照光の一方と、他方とを重畳して得られる干渉光のP偏光成分とS偏光成分とを抽出し、
    前記検出手段は、該抽出されたP偏光成分とS偏光成分とを検出する、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の光画像計測装置。
  5. 前記抽出手段は、前記干渉光のP偏光成分を透過させ、S偏光成分を反射する偏光ビームスプリッタである、
    ことを特徴とする請求項4に記載の光画像計測装置。
  6. 前記変換手段は、前記干渉光の偏光成分の間に位相差を与える波長板である、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の光画像計測装置。
  7. 前記光路長の差を変更することにより、前記被測定物体の深さの異なる複数の領域のそれぞれにおいて反射された信号光に基づく複数の干渉光を生成し、
    前記検出手段は、前記複数の干渉光のそれぞれから抽出された各偏光成分を検出し、
    該検出された各偏光成分に基づいて前記複数の領域のそれぞれの画像を形成する、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の光画像計測装置。
  8. 光ビームを分割して信号光と参照光とを生成し、被測定物体を経由した前記信号光と参照物体を経由した前記参照光とを重畳させて干渉光を生成し、前記干渉光を検出して前記被測定物体の画像を形成する光画像計測方法であって、
    前記生成された信号光又は参照光の偏光特性を変換するステップと、
    前記変換された偏光特性を有する前記信号光及び前記参照光の一方と、他方とを重畳して得られる干渉光の各偏光成分を抽出するステップと、
    前記抽出された各偏光成分を検出するステップと、
    前記検出された各偏光成分に基づいて前記被測定物体の画像を形成するステップと、
    を含むことを特徴とする光画像計測方法。
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