JP2007209070A - ステータ鉄心 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ステータヨークの凹部に括れ部を有するステータティースを取付け、方向性珪素鋼板の使用と占積率の向上を得ることを目的とする。
【解決手段】本発明によるステータ鉄心は、ステータヨーク(1)の凹部(2)に括れ部(3b)を有するステータティース(3)を取付け、第1、第2方向性(X,Y)を有する方向性珪素鋼板によってステータヨーク(1)とステータティース(3)を形成する構成である。
【選択図】図1
【解決手段】本発明によるステータ鉄心は、ステータヨーク(1)の凹部(2)に括れ部(3b)を有するステータティース(3)を取付け、第1、第2方向性(X,Y)を有する方向性珪素鋼板によってステータヨーク(1)とステータティース(3)を形成する構成である。
【選択図】図1
Description
本発明は、ステータ鉄心に関し、特に、ステータティースに設けられた括れ部を介してステータティースをステータヨークに強固に取付けると共に、ステータヨークとステータティースの鋼板の圧延方向である方向性を異ならせることにより、方向性珪素鋼板を用いてステータ鉄心を形成するための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種のモータにおけるステータ鉄心としては、例えば、特許文献1にも示されているモータに適用される場合、ステータ鉄心が一体又は分割型であるとかに拘わらず、鋼板の圧延方向である方向性を有する方向性珪素鋼板を用いられていなかった。
従来のステータ鉄心は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、ステータ鉄心の材質に方向性珪素鋼板が用いられていなかったため、鉄損を低減して高効率のモータ等を得ることは困難であった。
また、ステータヨークとステータティースとを分割型とした場合には、方向性珪素鋼板を用いることは可能であるが、ステータティースとステータヨークの接続構造が単なる凹凸の組合わせであったため、十分な接続強度を得ることができず、剛性の高いステータ鉄心を得ることは困難であった。
すなわち、ステータ鉄心の材質に方向性珪素鋼板が用いられていなかったため、鉄損を低減して高効率のモータ等を得ることは困難であった。
また、ステータヨークとステータティースとを分割型とした場合には、方向性珪素鋼板を用いることは可能であるが、ステータティースとステータヨークの接続構造が単なる凹凸の組合わせであったため、十分な接続強度を得ることができず、剛性の高いステータ鉄心を得ることは困難であった。
本発明によるステータ鉄心は、輪状をなすステータヨークに複数のステータティースを所定角度間隔で別体として取付けるようにしたステータ鉄心において、前記ステータヨークに形成された凹部と、前記ステータティースの根元部に形成され前記凹部と係合するための括れ部とを有し、前記ステータヨーク及びステータティースは、鋼板の圧延方向を有する方向性珪素鋼板よりなると共に互いに異なる第1、第2方向性を有する構成であり、また、前記ステータヨークは、その円周方向に沿う前記第1方向性を有し、前記ステータティースはその長手方向に沿う前記第2方向性を有している構成であり、また、前記ステータティースの前記根元部には、前記括れ部に連続するテーパ部が形成されている構成であり、また、前記ステータヨークには、前記凹部に対応して薄肉部が形成され、前記薄肉部で曲折されている構成であり、また、前記各ステータティースは、前記ステータヨークの内側又は外側に突出して設けられている構成であり、また、前記各ステータティースには、各ステータティースを前記ステータヨークに取付ける前にステータ巻線が巻付けられている構成である。
本発明によるステータ鉄心は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、ステータティースの括れ部をステータヨークの凹部に強固に係合させているため、ステータティースとステータヨークの鋼板の圧延方向である方向性を異ならせて構成し、方向性珪素鋼板の特性を有効に使用することによって鉄損を低減した高効率のステータ鉄心を得ることができる。
また、ステータティースにステータ巻線を巻付けた後に、ステータティースをステータヨークに固定することができ、ステータ巻線の占積率の向上を得ることができる。
すなわち、ステータティースの括れ部をステータヨークの凹部に強固に係合させているため、ステータティースとステータヨークの鋼板の圧延方向である方向性を異ならせて構成し、方向性珪素鋼板の特性を有効に使用することによって鉄損を低減した高効率のステータ鉄心を得ることができる。
また、ステータティースにステータ巻線を巻付けた後に、ステータティースをステータヨークに固定することができ、ステータ巻線の占積率の向上を得ることができる。
本発明は、ステータティースに設けられた括れ部を介してステータティースをステータヨークに強固に取付けると共に、ステータヨークとステータティースの鋼板の圧延方向である方向性を異ならせることにより、方向性珪素鋼板を用いてステータ鉄心を提供することを目的とする。
以下、図面と共に本発明によるステータ鉄心の好適な実施の形態について説明する。
図1において符号1で示されるものはステータ鉄心1Aを形成するため全体形状が輪状をなすステータヨークであり、このステータヨーク1の内壁1aには所定角度間隔で凹部2が形成されている。
図1において符号1で示されるものはステータ鉄心1Aを形成するため全体形状が輪状をなすステータヨークであり、このステータヨーク1の内壁1aには所定角度間隔で凹部2が形成されている。
前記各凹部2には、その根元部3aに括れ部3bを有するステータティース3が係合して取付けられており、このステータティース3とステータヨーク1とは確実に結合されている。
前記ステータティース3とステータヨーク1との分割面4は、前記根元部3aのテーパ部5及びこのテーパ部5に連続する前記括れ部3bとで形成されている。
前記ステータヨーク1とステータティース3とは、何れも、周知の鋼板の圧延方向である方向性を有する方向性珪素鋼板で構成されており、ステータヨーク1が第1方向性Xを有し、ステータティース3が第1方向性Xとは異なる第2方向性Yを有するように構成されている。
前記第1方向性Xは、前記ステータヨーク1の円周方向に沿って形成され、前記第2方向性Yは、前記ステータティース3の長手方向6に沿って形成されている。
前記ステータティース3には、ステータ巻線7が巻付けられており、このステータ巻線7は、前記ステータティース3を前記ステータヨーク1に取付ける前に、予め、図示しない巻線機により巻付けた後に取付けることにより、ステータ巻線7の占積率を高くすることができる。
前記ステータヨーク1は、図1では輪状に形成された一部が形成されているが、実際には、直線状に形成されたステータヨーク1を、図示しない治具によって輪状(真円状)に曲折させると、このステータヨーク1は前記各凹部2によって形成された薄肉部10が容易に曲折するため、全体が輪状に形成される。
尚、前記ステータティース3は、ステータヨーク1の内壁1aから内方に向けて突出して形成されたインナーロータ型の場合について述べたが、前述と逆に、図示しないステータヨーク1の外壁1bの凹部2から外方に向けて突出して形成されたステータティース3を有するアウターロータ型のステータ鉄心1Aとすることもできる。
1 ステータヨーク
1A ステータ鉄心
1a 内壁
1b 外壁
2 凹部
3 ステータティース
3a 根元部
3b 括れ部
4 分割面
5 テーパ部
6 長手方向
7 ステータ巻線
10 薄肉部
X 第1方向性
Y 第2方向性
1A ステータ鉄心
1a 内壁
1b 外壁
2 凹部
3 ステータティース
3a 根元部
3b 括れ部
4 分割面
5 テーパ部
6 長手方向
7 ステータ巻線
10 薄肉部
X 第1方向性
Y 第2方向性
Claims (6)
- 輪状をなすステータヨーク(1)に複数のステータティース(3)を所定角度間隔で別体として取付けるようにしたステータ鉄心において、
前記ステータヨーク(1)に形成された凹部(2)と、前記ステータティース(3)の根元部(3a)に形成され前記凹部(2)と係合するための括れ部(3b)とを有し、前記ステータヨーク(1)及びステータティース(3)は、鋼板の圧延方向を有する方向性珪素鋼板よりなると共に互いに異なる第1、第2方向性(X,Y)を有することを特徴とするステータ鉄心。 - 前記ステータヨーク(1)は、その円周方向に沿う前記第1方向性(X)を有し、前記ステータティース(3)はその長手方向(6)に沿う前記第2方向性(Y)を有していることを特徴とする請求項1記載のステータ鉄心。
- 前記ステータティース(3)の前記根元部(3a)には、前記括れ部(3b)に連続するテーパ部(5)が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のステータ鉄心。
- 前記ステータヨーク(1)には、前記凹部(2)に対応して薄肉部(10)が形成され、前記薄肉部(10)で曲折されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のステータ鉄心。
- 前記各ステータティース(3)は、前記ステータヨーク(1)の内側又は外側に突出して設けられていることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載のステータ鉄心。
- 前記各ステータティース(3)には、各ステータティース(3)を前記ステータヨーク(1)に取付ける前にステータ巻線(7)が巻付けられていることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載のステータ鉄心。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006022256A JP2007209070A (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | ステータ鉄心 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102255405A (zh) * | 2010-05-19 | 2011-11-23 | 株式会社安川电机 | 旋转电机、旋转电机的制造方法及风力发电系统 |
US20160226327A1 (en) | 2015-01-30 | 2016-08-04 | Prippel Technologies, Llc | Electric machine stator with liquid cooled teeth |
US9985500B2 (en) | 2014-03-27 | 2018-05-29 | Prippell Technologies, Llc | Induction motor with transverse liquid cooled rotor and stator |
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US11255612B2 (en) | 2014-07-25 | 2022-02-22 | Enure, Inc. | Wound strip machine |
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JP2003274583A (ja) * | 2002-03-13 | 2003-09-26 | Yaskawa Electric Corp | 回転形モータのステータコア構造およびステータの製造方法 |
-
2006
- 2006-01-31 JP JP2006022256A patent/JP2007209070A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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US20110285138A1 (en) * | 2010-05-19 | 2011-11-24 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Rotating electrical machine, manufacturing method of rotating electrical machine, and wind power generator system |
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US10790728B2 (en) | 2015-01-30 | 2020-09-29 | Enure, Inc. | Electric machine stator with liquid cooled teeth |
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