JP2007208339A - 携帯電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】薄型化を妨げず、且つ、見栄えを損なわずに十分な光量が得られる照射装置を備えた携帯電子機器を提供する。
【解決手段】金属パターン24は、回路基板10上のLED23a,23bの周囲領域に形成され、開口部38より外部に露出するように構成されている。
【選択図】図8
【解決手段】金属パターン24は、回路基板10上のLED23a,23bの周囲領域に形成され、開口部38より外部に露出するように構成されている。
【選択図】図8
Description
この発明は、照射光を照射する光源を備えた携帯電子機器に関するものである。
携帯電話機の中には、撮影機能を備えたものがあり、撮影用照射光に用いられる光源としてLED(LED:Light Emitting Diode)を搭載している。
このLEDは、撮影用照射光として十分な光量が得られないため、反射鏡等の別パーツを追加することで十分な光量が得られる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−271981号公報
このLEDは、撮影用照射光として十分な光量が得られないため、反射鏡等の別パーツを追加することで十分な光量が得られる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで近年、携帯電話機の薄型化、小型化に伴い、より低背のLEDが用いられるようになってきている。
この低背のLEDは、低背でないものに比較して多くの光量を得ることが難しく、撮影時の照明などのために必要な光量を得ることが困難であった。
このため、従来技術では、反射鏡等の別パーツを追加する等により対処していたが、部品点数が増加してしまう。
また、見栄えを考慮して、LEDの前面に乳白色等の樹脂で形成された窓部を配置して、筐体外からLEDが直接見えないようにすると、外部に照射されるLEDの光が吸収されてしまうため、透明な樹脂と比較して光量がさらに必要になるという課題がある。
この低背のLEDは、低背でないものに比較して多くの光量を得ることが難しく、撮影時の照明などのために必要な光量を得ることが困難であった。
このため、従来技術では、反射鏡等の別パーツを追加する等により対処していたが、部品点数が増加してしまう。
また、見栄えを考慮して、LEDの前面に乳白色等の樹脂で形成された窓部を配置して、筐体外からLEDが直接見えないようにすると、外部に照射されるLEDの光が吸収されてしまうため、透明な樹脂と比較して光量がさらに必要になるという課題がある。
そこで、この発明は、薄型化を妨げず、且つ、見栄えを損なわずに十分な光量が得られる照射装置を備えた携帯電子機器を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明は、発光素子が実装されると共に、金属パターンが形成された回路基板を筐体内に備え、前記筐体の前記発光素子に対向する位置を含む領域に開口部が形成され、当該開口部から前記発光素子の照射光を筐体外に照射する携帯電子機器において、前記金属パターンは、前記回路基板上の前記発光素子の周囲領域に形成され、前記開口部より外部に露出するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することで、発光素子と金属パターンの色を同調させ、発光素子を外部から見え難くする。
また、金属パターンを反射鏡として有効利用することが可能となる。
さらに、開口部からは、発光素子と金属パターンのみが見える状態とすることで、見栄えの悪い回路基板上の金属パターン周辺を見え難くする。
このように構成することで、発光素子と金属パターンの色を同調させ、発光素子を外部から見え難くする。
また、金属パターンを反射鏡として有効利用することが可能となる。
さらに、開口部からは、発光素子と金属パターンのみが見える状態とすることで、見栄えの悪い回路基板上の金属パターン周辺を見え難くする。
また、本発明は、撮像素子を備え、前記発光素子は、前記撮像素子が撮像を行う際に発光可能であって、前記撮像素子の撮像方向を照射することを特徴とする。
このように構成することで、被写体を良好に撮像できる。
このように構成することで、被写体を良好に撮像できる。
さらに、本発明は、前記金属パターンは、半田処理によって形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、半田がLEDの光を良好に反射するので、光量が増加する。つまり、半田を反射鏡として有効利用することが可能となるため、別パーツが不要となる。
このように構成することで、半田がLEDの光を良好に反射するので、光量が増加する。つまり、半田を反射鏡として有効利用することが可能となるため、別パーツが不要となる。
また、本発明は、前記金属パターンは、前記回路基板の基準電位に電気的に接続されていることを特徴とする。
このように構成することで、外部から開口部を介して内部に侵入する静電気によって、電子部品が破壊されることを防止する。
このように構成することで、外部から開口部を介して内部に侵入する静電気によって、電子部品が破壊されることを防止する。
本発明によれば、金属パターンを反射鏡として有効利用することが可能となるため、発光素子からの光を開口部へと集めることができる。
したがって、少スペース、且つ、低コストの発光素子の光量を照射光として十分得ることができる。
さらに、開口部の大部分に、発光素子と金属パターンが見える状態とすることで、回路基板のレジスト部分を極力見え難くするため、外観を損なわずに、見栄えがよくなる効果を奏することができる。
したがって、少スペース、且つ、低コストの発光素子の光量を照射光として十分得ることができる。
さらに、開口部の大部分に、発光素子と金属パターンが見える状態とすることで、回路基板のレジスト部分を極力見え難くするため、外観を損なわずに、見栄えがよくなる効果を奏することができる。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、携帯電子機器としての携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式のものであり、複数の操作キー2が露出して設けられた第二筐体4に表示ユニット5を内装した第一筐体6が基部に設けたヒンジ部7を介して開閉可能に軸支されたものである。
そして、第二筐体4の先端側には、通話用マイクロフォン3が設けられ、第一筐体6の基端側には、撮像用照射光を照射するための開口部8が設けられている。
図1に示すように、携帯電子機器としての携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式のものであり、複数の操作キー2が露出して設けられた第二筐体4に表示ユニット5を内装した第一筐体6が基部に設けたヒンジ部7を介して開閉可能に軸支されたものである。
そして、第二筐体4の先端側には、通話用マイクロフォン3が設けられ、第一筐体6の基端側には、撮像用照射光を照射するための開口部8が設けられている。
図2に示すように、第二筐体4の操作キー2側とは反対面の基端には、カメラモジュール9が露出して設けられ、さらに、カメラモジュール9には、レンズ50が設けられている。
なお、携帯電話機1を全開状態にした場合には、カメラモジュール9のレンズ50と、第一筐体6に設けられた開口部8とが同一方向を向くようになっている。
つまり、カメラモジュール9の撮像方向と、撮像用照射光の方向とが一致することになる。
なお、携帯電話機1を全開状態にした場合には、カメラモジュール9のレンズ50と、第一筐体6に設けられた開口部8とが同一方向を向くようになっている。
つまり、カメラモジュール9の撮像方向と、撮像用照射光の方向とが一致することになる。
図3に示すように、第一筐体6は、電子部品を備えた回路基板10や表示ユニット5を内装したケース11にカバー12が被覆されたものである。回路基板10の基端側には、二つのLED23a,23bが設けられている。カバー12には、そのLED23a,23bに対応する部分に開口部38が設けられている。
この開口部38は、開口部38内に表面側を広く、裏面側を狭く形成した段部44を備えている。
カバー12の開口部38には、開口部38を閉塞する窓部37がセットされ、カバー12の表面には、開口部8を設けたハーフミラー13がセットされている。
この開口部38は、開口部38内に表面側を広く、裏面側を狭く形成した段部44を備えている。
カバー12の開口部38には、開口部38を閉塞する窓部37がセットされ、カバー12の表面には、開口部8を設けたハーフミラー13がセットされている。
ケース11は、樹脂製の材料により箱状に形成されたものであって、このケース11の基端側にはヒンジ部7a,7bが設けられている。
一方のヒンジ部7aには、第二筐体4に軸支される軸受部18が内装され、他方のヒンジ部7bには、第二筐体4と回動可能に係合するヒンジ部材19が内装されている。
一方のヒンジ部7aには、第二筐体4に軸支される軸受部18が内装され、他方のヒンジ部7bには、第二筐体4と回動可能に係合するヒンジ部材19が内装されている。
ケース11の両側縁には、係合部14a,14b,14c,14dが設けられている。係合部14a,14b,14c,14dの先端の開口部22に向かう側(内側)には回路基板10に係合するための係合部が、開口部22の外側に向かう側(外側)には凹部が形成されている。
ケース11の先端側の両側には、回路基板10を係止する係止部15a,15bが設けられ、基端側の一側にも回路基板10を係止する係止部15cが設けられている。
また、ケース11の先端に通話用のスピーカー16が内装され、ケース11の四隅には、ケース11とカバー12とを締結固定するネジ17a,17b,17c,17dが配設されている。
ケース11の先端側の両側には、回路基板10を係止する係止部15a,15bが設けられ、基端側の一側にも回路基板10を係止する係止部15cが設けられている。
また、ケース11の先端に通話用のスピーカー16が内装され、ケース11の四隅には、ケース11とカバー12とを締結固定するネジ17a,17b,17c,17dが配設されている。
図4に示すように、回路基板10はLED23a,23bや表示ユニット5に給電等を行うもので、折り曲げや湾曲させて機器に配置できるFPC(FPC:Flexible
Printed Circuitboard)や紙フェノール、あるいは、ガラス布エポキシ等を基板材料とするものが用いられる。
回路基板10のドットハッチ部上には、回路基板10上を覆うようにレジスト45により絶縁処理が施されている。
回路基板10の基部側には、表示ユニット5の外形状に対応する開口部20が設けられ、回路基板10の先端には、前方に突出する突出部21a,21bが設けられている。
Printed Circuitboard)や紙フェノール、あるいは、ガラス布エポキシ等を基板材料とするものが用いられる。
回路基板10のドットハッチ部上には、回路基板10上を覆うようにレジスト45により絶縁処理が施されている。
回路基板10の基部側には、表示ユニット5の外形状に対応する開口部20が設けられ、回路基板10の先端には、前方に突出する突出部21a,21bが設けられている。
開口部20の先端側には、表示ユニット5に接続されているフラットケーブル29に接続されるコネクタ22が設けられている。開口部20の基端側には、撮影用照射光の光源であるLED23a,23bが並列して設けられている。
LED23a,23bは、発光作用を有する半導体であり、順方向の電圧を印加することにより発光する。
LED23a,23bは、発光作用を有する半導体であり、順方向の電圧を印加することにより発光する。
図5に示すように、LED23a,23bは、LED23a,23bの両端から突出している接続子25a,25b,25c,25dが回路基板10に接続され、固定されている。
LED23a,23bの周囲には、LED23a,23bを囲むように金属パターン24が回路基板10上に露出して設けられ、さらに、金属パターン24上には、半田26が盛られている。
この半田処理は、回路基板10にLED23a,23bを含む様々なデバイスが実装される際の、リフロー処理にて同時に施されることが好ましい。これにより、金属パターン24への半田処理のために別途工程を要したりはしない。
金属パターン24の外形状は、カバー12に設けられた開口部38の段部44に対向する領域を含んだ形状になっている。つまり、金属パターン24の外形状は、開口部38の段部44によって形成された開口形状に対向する領域を含んだ形状になっている。
また、この金属パターン24は、回路基板10の基準電位に電気的に接続している。
LED23a,23bの周囲には、LED23a,23bを囲むように金属パターン24が回路基板10上に露出して設けられ、さらに、金属パターン24上には、半田26が盛られている。
この半田処理は、回路基板10にLED23a,23bを含む様々なデバイスが実装される際の、リフロー処理にて同時に施されることが好ましい。これにより、金属パターン24への半田処理のために別途工程を要したりはしない。
金属パターン24の外形状は、カバー12に設けられた開口部38の段部44に対向する領域を含んだ形状になっている。つまり、金属パターン24の外形状は、開口部38の段部44によって形成された開口形状に対向する領域を含んだ形状になっている。
また、この金属パターン24は、回路基板10の基準電位に電気的に接続している。
図3に示すように、表示ユニット5は、ガラスで挟持された構造の液晶ディスプレイである表示器27と、表示器27を覆うようにゴム製の材料で一体成型されたホルダー28と、表示器27に接続されているフラットケーブル29とで構成されている。
ホルダー28の先端側と基端側には、ホルダー28をケース11内に固定するための固定孔31a,31b,31c,31dがホルダー28を貫通して形成されている。
また、ホルダー28には、表示器27の表示面30に対応する部分に開口部32が設けられている。
ホルダー28の先端側と基端側には、ホルダー28をケース11内に固定するための固定孔31a,31b,31c,31dがホルダー28を貫通して形成されている。
また、ホルダー28には、表示器27の表示面30に対応する部分に開口部32が設けられている。
カバー12は、樹脂で形成されたもので、表示ユニット5の表示面30に対応する部分に開口部33が設けられている。
カバー12の表面には、ハーフミラー13をセットするための凹部51がハーフミラー13に対応する部分に設けられ、基端両側には、ケース11のヒンジ部7a,7bを覆うヒンジカバー34a,34bが突出して設けられている。
カバー12の表面には、ハーフミラー13をセットするための凹部51がハーフミラー13に対応する部分に設けられ、基端両側には、ケース11のヒンジ部7a,7bを覆うヒンジカバー34a,34bが突出して設けられている。
カバー12の両側には、ケース11の係合部14a,14b,14c,14dに対応する位置に、係合部14a,14b,14c,14dに係合する係合突起35a,35b,35c,35dが設けられている。
カバー12の四隅には、ネジ17a,17b,17c,17dに対応する位置に、ネジ部36a,36b,36c,36dが設けられている。
カバー12の四隅には、ネジ17a,17b,17c,17dに対応する位置に、ネジ部36a,36b,36c,36dが設けられている。
ハーフミラー13は、板状に形成され、表面側からの光を反射する。一方で、裏面からの光を透過するものである。
ハーフミラー13の基端は、カバー12に沿うように斜めに曲折し、基端両側には、後方に突出する突出部52a,52bが設けられている。
また、ハーフミラー13の基端側には、カバー12の開口部38に対応する部分に開口部8が設けられている。
ハーフミラー13の基端は、カバー12に沿うように斜めに曲折し、基端両側には、後方に突出する突出部52a,52bが設けられている。
また、ハーフミラー13の基端側には、カバー12の開口部38に対応する部分に開口部8が設けられている。
図6(a)に示すように、窓部37は、乳白色や透明の樹脂で一体成型された凸形状のもので、窓部本体39の一端にフランジ部40が設けられ、これら窓部本体39とフランジ部40の接合部41は傾斜した状態となっている。
図6(b)、図7に示すように、窓部本体39のフランジ部40側の面には、波板状に凹凸形状が形成された波板部42が設けられ、この波板部42の先端部分にはR形状が与えられている。
ここで、R形状のRは半径が0.2mmであることが望ましい。また、凹凸形状のピッチPは0.5mmであることが望ましく、凹凸形状の凸高さHは0.14mmであることが望ましい。
また、窓部37の厚さTは、1.5mmであることが望ましく、フランジ部40に囲まれた凹部Cが形成されている。
ここで、R形状のRは半径が0.2mmであることが望ましい。また、凹凸形状のピッチPは0.5mmであることが望ましく、凹凸形状の凸高さHは0.14mmであることが望ましい。
また、窓部37の厚さTは、1.5mmであることが望ましく、フランジ部40に囲まれた凹部Cが形成されている。
図8に示すように、回路基板10上にカバー12の開口部38が回路基板10に接続されたLED23a,23bを囲み、且つ、LED23a,23bの周囲設けられた半田26を覆うようにカバー12が被覆されている。
ここでは特に図示しないが、LED23a,23bの開口部8側には、透明のアクリル樹脂等で形成された導光材が、LED23a,23bと密着した状態で取り付けられている。これにより、開口部8から覗き見た場合に、LED23a,23bの接続端子25a,25b,25c,25dが導光材に隠れるため、外部からは接続端子25a,25b,25c,25dが見え難くなるようになっている。
カバー12の開口部38上には、窓部37がフランジ部40をカバー12側に向けてセットされている。
カバー12の表面には、ハーフミラー13の開口部8が窓部37の窓部本体39を囲み、且つ、フランジ部40をカバー12側に押圧するようにハーフミラー13が窓部37のフランジ部40を覆っている。
ここでは特に図示しないが、LED23a,23bの開口部8側には、透明のアクリル樹脂等で形成された導光材が、LED23a,23bと密着した状態で取り付けられている。これにより、開口部8から覗き見た場合に、LED23a,23bの接続端子25a,25b,25c,25dが導光材に隠れるため、外部からは接続端子25a,25b,25c,25dが見え難くなるようになっている。
カバー12の開口部38上には、窓部37がフランジ部40をカバー12側に向けてセットされている。
カバー12の表面には、ハーフミラー13の開口部8が窓部37の窓部本体39を囲み、且つ、フランジ部40をカバー12側に押圧するようにハーフミラー13が窓部37のフランジ部40を覆っている。
したがって、上述の実施形態によれば、LED23a,23bが発光すると、その照射光は、LED23a,23bを中心にして回路基板10の実装面上に広がる。一部の光はL1に示されるような直線的に窓部を介して開口部8外に照射されるが、大半の光は、その光路は異なる。
ある光は、直接窓部37に到達するが、窓部37の凹部C内の波板部42に達したときに、R形状により屈折して窓部37内に侵入してその後開口部8外に照射されたり、同じくR形状により凹部C内にて反射して回路基板10側に戻る光もある。
また、LED23a,23bから照射された光の一部はLED23a,23bの側方へ広がり、段部44のケース11側開口の内壁に当たって反射し、波板部42へ向かう光や回路基板10側へ向かう光もある。
ある光は、直接窓部37に到達するが、窓部37の凹部C内の波板部42に達したときに、R形状により屈折して窓部37内に侵入してその後開口部8外に照射されたり、同じくR形状により凹部C内にて反射して回路基板10側に戻る光もある。
また、LED23a,23bから照射された光の一部はLED23a,23bの側方へ広がり、段部44のケース11側開口の内壁に当たって反射し、波板部42へ向かう光や回路基板10側へ向かう光もある。
これらの回路基板10側に戻ってくる光についてをLED23a,23bの周囲、且つ、回路基板10上に設けられた金属パターン24により反射させる。反射された光は、L2に代表されるような光路にて開口部8外へ照射される。
このように直接光L1や反射光L2に代表されるように、LED23a,23bからの光を極力余すことなく開口部8外へ照射する。
ここで、金属パターン24は、半田処理されていれば表面が銀色になるため反射率が特に高く、より確実に対向する開口部8へ光を反射させることになる。
つまり、制約のあるLED23a,23bの直接光の光量を反射光によって補足することができ、少スペースで照射光として十分な光量を得ることができる。
また、LED23a,23bの周囲を開口部38や開口部38の段部44で覆っているため、LED23a,23bの側方へ広がる光の一部によるLED23a,23bのLED23a,23b周辺への光漏れを防止することができる。
このように直接光L1や反射光L2に代表されるように、LED23a,23bからの光を極力余すことなく開口部8外へ照射する。
ここで、金属パターン24は、半田処理されていれば表面が銀色になるため反射率が特に高く、より確実に対向する開口部8へ光を反射させることになる。
つまり、制約のあるLED23a,23bの直接光の光量を反射光によって補足することができ、少スペースで照射光として十分な光量を得ることができる。
また、LED23a,23bの周囲を開口部38や開口部38の段部44で覆っているため、LED23a,23bの側方へ広がる光の一部によるLED23a,23bのLED23a,23b周辺への光漏れを防止することができる。
また、回路基板10のレジスト45は、一般的には緑色、対してLED23a,23bの特に光量の高いものは黄色、もしくは、白色の外観を有している。特に、緑色のレジストに対して黄色のLEDを使用している場合が数多く見受けられるが、この場合は特に互いの外観色が明らかに異なる色となり、開口部8から覗き見た場合に回路基板10とLED23a,23bの存在が鮮明に確認できる。
使用者の嗜好にも寄るところは多少あるが、一般的に筐体の外観デザイン上の美観とは、内包物が予期せぬ形で見えることは好まれない。照射光を得るための開口部である場合、発光素子そのものであり、直接的に外部から見えても仕方の無い予測のされうるLEDはともかく、回路基板が外部から確認できることはやはり好ましくないといえる。
使用者の嗜好にも寄るところは多少あるが、一般的に筐体の外観デザイン上の美観とは、内包物が予期せぬ形で見えることは好まれない。照射光を得るための開口部である場合、発光素子そのものであり、直接的に外部から見えても仕方の無い予測のされうるLEDはともかく、回路基板が外部から確認できることはやはり好ましくないといえる。
したがって、本発明によれば、LED23a,23bの色が黄色である場合、LED23a,23bに対して銅や金で形成された回路基板10が、LED23a,23b周縁を囲い、レジスト45が開口部8から見えなくすることにより、黄色に対して緑色よりは近似する金色がLED23a,23bに隣接することとなるため、窓部37越しにはLED23a,23bと金属パターン24との境界線が鮮明に見えることを防止することができ、すなわち外部から回路基板10の存在が目立たないようにすることができる。
また、LED23a,23bの色が白色である場合、LED23a,23bに対して周縁の金属パターン24を銀色の半田処理をしておけば、白色に対する近似色である銀色であるため、やはり外部から窓部37越しには金属パターン24部分が目立つことも無い。
さらに、半田処理の場合には、透明あるいは乳白色の窓部37に対しても銀色の半田26は近似色であり、波板部42による光の拡散効果もあいまって、外観上の色が窓部37の色に溶け込み、これによって金属パターン24はさらに目立たなくなるという効果も得られる。
そして、窓部37に波板部42が設けられていることも、内部を見え難くし、且つ、見栄えをよくする効果を奏することができる。
さらに、半田処理の場合には、透明あるいは乳白色の窓部37に対しても銀色の半田26は近似色であり、波板部42による光の拡散効果もあいまって、外観上の色が窓部37の色に溶け込み、これによって金属パターン24はさらに目立たなくなるという効果も得られる。
そして、窓部37に波板部42が設けられていることも、内部を見え難くし、且つ、見栄えをよくする効果を奏することができる。
また、本発明によれば、金属パターン24の外形状は、開口部38の段部44によって形成された開口形状に対向する領域を含んだ形状になっているため、外部からLED23a,23b周辺への視界Sには、ケース11に設けられた開口部38の段部44と金属パターン24との相互位置関係により、金属パターン24周辺が見え難くなり、外観を損なわない。
さらに、金属パターン24が回路基板10の基準電位に電気的に接続されているため、外部から窓部37を介して侵入する静電気によるLED23a,23bの静電破壊を防止することができる。なぜなら、静電気はよりインピーダンスの低い物質に流れようとする性質があり、この場合、LED23a,23bに比較して基準電位に電気的に接続されている金属パターン24のインピーダンスが低いため、静電気はLED23a,23bに流れることなく金属パターン24へと流れていくためである。
尚、この発明は上述した実施形態に限られるものではなく、表示器27は、ガラスで挟持された構造の液晶ディスプレイである場合について説明したが、EL(EL:Electro Luminescence)ディスプレイとしてもよい。
また、本実施形態では携帯電話機1として折り畳み式のものを例にして説明したが、回転タイプやスライドタイプの携帯電話機、さらにはストレートタイプの携帯電話機にも適用可能である。
さらに、上記実施形態では表示ユニット5にフラットケーブル29が接続された場合について説明したが、フラットケーブル29に代えてフレキシブル基板(FFC,FPC)および同軸ケーブルが接続された場合であってもよい。
また、本実施形態では携帯電話機1として折り畳み式のものを例にして説明したが、回転タイプやスライドタイプの携帯電話機、さらにはストレートタイプの携帯電話機にも適用可能である。
さらに、上記実施形態では表示ユニット5にフラットケーブル29が接続された場合について説明したが、フラットケーブル29に代えてフレキシブル基板(FFC,FPC)および同軸ケーブルが接続された場合であってもよい。
1…携帯電話機、6…第一筐体(筐体)、8…開口部、9…カメラモジュール(撮像素子)、10…回路基板、11…ケース、12…カバー、13…ハーフミラー、23a…LED(発光素子)、23b…LED(発光素子)、24…金属パターン、26…半田
Claims (4)
- 発光素子が実装されると共に、金属パターンが形成された回路基板を筐体内に備え、前記筐体の前記発光素子に対向する位置を含む領域に開口部が形成され、当該開口部から前記発光素子の照射光を筐体外に照射する携帯電子機器において、
前記金属パターンは、前記回路基板上の前記発光素子の周囲領域に形成され、前記開口部より外部に露出するように構成されていることを特徴とする携帯電子機器。 - 撮像素子を備え、
前記発光素子は、前記撮像素子が撮像を行う際に発光可能であって、前記撮像素子の撮像方向を照射することを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。 - 前記金属パターンは、半田処理によって形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯電子機器。
- 前記金属パターンは、前記回路基板の基準電位に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の携帯電子機器。
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