JP2007207726A - 防水コネクタ - Google Patents

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【課題】ロック手段のロック力を強化することなく、ロック手段が外れ、分割カバー部材間が開くことによるコネクタ本体とグロメット間の固定力及びシール力の低下を防止する。
【解決手段】相手コネクタ20が嵌合される雌コネクタハウジング2と、雌コネクタハウジング2の電線導出側の外側に装着され、雌コネクタハウジング2より外部に導出される電線を被うグロメット3と、グロメット3の外周側に一対の分割カバー部材5,6を挟み込むように装着し、互いに突き合わされた一対の分割カバー部材5,6間がロック手段によってロックされるグロメットカバー4とを備えた防水コネクタ1において、雌コネクタハウジング2に相手コネクタ20が嵌合された状態では、一対の分割カバー部材5,6の双方の押さえ部5a,6aが相手コネクタ20のコネクタフード22内に入り込むよう構成された。
【選択図】図6

Description

本発明は、コネクタ本体に装着するグロメットをグロメットカバーで締結する防水コネクタに関する。
自動車のエンジンルームとキャビン間のインストルメントパネルやドアパネル等のように被水の可能性が高い箇所にワイヤーハーネスを通す場合には、防水コネクタを介してワイヤーハーネスの配索が行われる。つまり、上記したインストルメントパネルにワイヤーハーネスを配索する場合には、被水の可能性が高いエンジンルーム側に配索されるワイヤーハーネスの端部に防水コネクタを接続する。この防水コネクタをインストルメントパネルのキャビン側に固定された相手コネクタに嵌合する。防水コネクタは、そのコネクタハウジングがグロメットによって防水されているため、被水による不具合を発生することなくエンジンルームとキャビン間にワイヤーハーネスを引き回すことができるものである。
この種の従来の防水コネクタとしては、特許文献1に開示されたものが提案されている。この防水コネクタ100は、図7に示すように、相手コネクタ(図示せず)が嵌合され、内部に端子(図示せず)が収容されたコネクタハウジング101と、このコネクタハウジング101の電線導出側の外側に装着され、コネクタハウジング101より外部に導出される電線Wを被うグロメット102と、このグロメット102の外周側に装着されたグロメットカバー103と、相手コネクタ(図示せず)を嵌合させるための操作レバー104とを備えている。
グロメットカバー103は、一対の分割カバー部材103a,103bから構成されている。一対の分割カバー部材103a,103bは、図7の矢印方向にそれぞれ移動することによってグロメット102の外側を挟み込むようにして装着されている。互いに突き合わされた一対の分割カバー部材103a,103b間は、ロック手段(図示せず)によってロックされる。ロック手段(図示せず)は、いずれか一方の分割カバー部材103a(又は103b)に設けられたロック部(図示せず)と、他方の分割カバー部材103b(又は103a)に設けられた被ロック部(図示せず)とから構成される。
この従来の防水コネクタ100によれば、グロメットカバー103がグロメット102を外側から締結するため、この締結力によってコネクタハウジング101とグロメット102間の固定力とシール力を強固にできるという利点がある。
特開平11−144794号公報
しかしながら、前記従来の防水コネクタ100では、電線Wのテンション、操作レバー104の操作等によって2つの分割カバー部材103a,103b間を開かせる方向の外力が分割カバー部材103a,103bに作用すると、この外力に対してロック手段(図示せず)のロック力のみで対抗することになる。そのため、ロック手段(図示せず)のロック力以上の外力が作用すると、ロック手段(図示せず)が外れたり、2つの分割カバー部材103a,103b間が開いたりする。ロック手段(図示せず)が外れたり、2つの分割カバー部材103a,103bが開くと、コネクタハウジング101とグロメット102間の固定力が低下し、シール性能も低下する。
ここで、このような事態を防止するため、ロック手段(図示せず)のロック力を強化することが考えられるが、ロック手段(図示せず)のロック力を強化すると、ロック手段(図示せず)が大型化し、ひいては防水コネクタ100の大型化を招来する。
又、2つの分割カバー部材103a,103bの組み付け時に大きなロック挿入力が必要となり、組み付け作業性が悪化する等の問題がある。
特に、エンジンルームとキャビン間を仕切るインストルメントパネルに装着される防水コネクタ100にあっては、グロメット102に防水機能と共に遮音、遮熱、防塵等の機能も要求される。従って、グロメットカバー103がグロメット102より外れ、この影響でグロメット102がコネクタハウジング101より脱落すると、上記した機能が全て損なわれるような事態となる。そのため、インストルメントパネルに装着される防水コネクタ100ではグロメットカバー103の脱落を防止したいという強い要望があり、その対策が望まれている。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、ロック手段のロック力を強化することなく、ロック手段が外れたり、2つの分割カバー部材間が開くことによるコネクタ本体とグロメット間の固定力及びシール力の低下を防止できる防水コネクタを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、相手コネクタが嵌合され、内部に端子が収容されたコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの電線導出側の外側に装着され、前記コネクタハウジングより外部に導出される電線を被うグロメットと、このグロメットの外側に一対の分割カバー部材を挟み込むように装着し、互いに突き合わされた一対の分割カバー部材間がロック手段によってロックされるグロメットカバーとを備えた防水コネクタにおいて、前記コネクタハウジングに前記相手コネクタが嵌合された状態では、前記一対の分割カバー部材の双方が前記相手コネクタのコネクタフード内に入り込むよう構成されたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の防水コネクタであって、前記各分割カバー部材は、各引き離し方向に直交する方向の外面が前記コネクタフードの内壁面に近接配置されたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の防水コネクタであって、前記各分割カバー部材は、各引き離し方向に平行な外面が前記コネクタフードの内壁面に近接配置されたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の防水コネクタであって、前記コネクタハウジングの外壁面と前記グロメットの内壁面との一方に取付リブ部が他方にこの取付リブ部が嵌合する取付溝が設けられ、前記コネクタハウジングの外壁面と前記グロメットの内壁面のいずれか一方にシール面が他方にこのシール面に当接するシール部が設けられ、前記グロメットカバーには、前記取付リブ部と取付溝の外側位置と、前記シール面、または前記シール部の外側位置の少なくともいずれかを押さえる押さえ部が設けられたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の防水コネクタであって、前記相手コネクタのコネクタフード内には、前記グロメットカバーの押さえ部が入り込むよう構成されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、電線のテンション等によって2つの分割カバー部材間を開かせる方向の外力が分割カバー部材に作用すると、この外力に対してロック手段のロック力が対抗する他に、外力によって各分割カバー部材が開く方向に変移しようとするのをコネクタフードが規制する。従って、ロック手段のロック力を強化することなく、ロック手段が外れたり、2つの分割カバー部材間が開くことによるコネクタ本体とグロメット間の固定力及びシール力の低下を防止できる。このようにロック手段のロック力を強化する必要がないため、ロック手段を小型化でき、ひいては防水コネクタの小型化を維持できる。又、2つの分割カバー部材の組み付け時に大きなロック挿入力が必要なく、組み付け作業性を維持できる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、各分割カバー部材が開く方向に変移するのを確実に防止できる。
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、各分割カバー部材が開く方向に対し直交する方向に変移するのを確実に防止できる。
請求項4の発明によれば、請求項1〜請求項3の発明の効果に加え、グロメットカバーの締め付け力が取付リブ部と取付溝間を深く嵌合させる方向に直接的に作用すると共に、シール部とシール面間を密着させる方向に直接的に作用する。従って、グロメットカバーによってコネクタハウジングとグロメット間の固定力とシール力が共に強固になる。
請求項5の発明によれば、請求項1〜請求項4の発明の効果に加え、グロメットカバーの押さえ部自体の変移をコネクタフードによって直接的に抑えることが可能であるため、コネクタハウジングとグロメット間の固定力とシール力を更に強固にできる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6は本発明の一実施形態を示し、図1は防水コネクタ1の分解斜視図、図2は一対の分割カバー部材5,6をグロメット3に装着する過程を示す斜視図、図3は防水コネクタ1の断面図、図4は図3のA部の拡大図、図5は防水コネクタ1を相手コネクタ20に装着した状態を示す側面図、図6は防水コネクタ1を相手コネクタ20に装着した状態を示す断面図である。
図1〜図4に示すように、防水コネクタ1は、相手コネクタ20(図5及び図6に示す)が嵌合される雌コネクタハウジング2と、この雌コネクタハウジング2の電線導出側の外側に装着され、雌コネクタハウジング2より外部に導出される電線(図示せず)を被うグロメット3と、このグロメット3の外周側に装着されたグロメットカバー4と、グロメットカバー4に揺動自在に支持された操作レバー7(図5、図6に示す)とを備えている。
雌コネクタハウジング2は、硬質の合成樹脂材にて形成され、各電線(図示せず)の端部が接続された雌端子10が内部に収容されている。雌コネクタハウジング2のコネクタ当接面2aには、各雌端子10に対向する位置に端子挿入孔2bが多数開口されている。雌コネクタハウジング2の外壁面には、全周に亘って取付リブ部11が突設されていると共に全周に亘ってシール面12が形成されている。
グロメット3は、弾性を有するゴム材にて形成され、前面が開口されたキャップ状に形成されたグロメット本体部3aと、このグロメット本体部3aに一端が固定された電線保護筒部3bとから構成されている。雌コネクタハウジング2より導出された電線(図示せず)は、グロメット本体部3a及び電線保護筒部3b内を通って外部に導出される。
グロメット本体部3aは、コネクタ当接面2aを除く雌コネクタハウジング2の外壁面、つまり、雌コネクタハウジング2の電線導出側を被うように装着されている。グロメット本体部3aの内壁面には、取付リブ部11が入り込む取付溝13が全周に亘って形成されていると共にシール面12に当接するシール部14が全周に亘って設けられている。
電線保護筒部3bは、長手方向の所定間隔毎に薄肉部が形成され、弱い外力によって自由に折曲できるようになっている。これによって、電線の導出向きを自由に取ることができるようになっている。
グロメットカバー4は、硬質の合成樹脂材にてそれぞれ形成された一対の分割カバー部材5,6から構成されている。一対の分割カバー部材5,6は、図2の矢印方向にそれぞれ移動することによってグロメット本体部3aの外側を挟み込むようにして装着されている。互いに突き合わされた一対の分割カバー部材5,6間は、ロック手段15によってロックされる。ロック手段15は、一方の分割カバー部材5に設けられたロック部15aと、他方の分割カバー部材6に設けられた被ロック部15bとから構成されている。
各分割カバー部材5,6のコネクタ嵌合側の先端には、押さえ部5a,6aが一体に設けられている。この各押さえ部5a,6aは、取付リブ部11と取付溝13の外側位置、またはシール面12とシール部14の外側位置の少なくともいずれかを被うように配置されている。又、各分割カバー部材5,6の押さえ部5a,6aは、図6に示すように、雌コネクタハウジング2に相手コネクタ20が嵌合された状態では、相手コネクタ20のコネクタフード22内に入り込むよう設定されている。そして、各分割カバー部材5,6は、各引き離し方向Tに直交する外面(この実施形態では押さえ部5a,6aの外面)がコネクタフード22の内壁面22a(図6に示す)に密着されている。又、各分割カバー部材5,6は、各引き離し方向Tに平行な外面(この実施形態では押さえ部5a,6aの外面)もコネクタフード22の内壁面22a(図6に示す)に密着、または近接されている。
又、分割カバー部材6の左右には一対の支持ピン16が突設されている。
操作レバー7は、分割カバー部材6の一対の支持ピン16を中心としてグロメットカバー4の外周に沿って揺動自在に支持されている。操作レバー7には左右の側面にはカム溝(図示せず)が形成されている。この左右のカム溝に相手コネクタ20のカムピン(図示せず)を挿入した状態で操作レバー7を揺動することによって防水コネクタ1と相手コネクタ20を低嵌合力で嵌合することができる。
一方、相手コネクタ20は、図5及び図6に示すように、雄雌コネクタハウジング21と、この雄雌コネクタハウジング21の全外周に亘って配置され、且つ、コネクタ当接面21aの前方に突出するコネクタフード22とを有している。雄雌コネクタハウジング21は、硬質の合成樹脂材にて形成され、各電線(図示せず)の端部が接続された複数の雄端子(特に、符号を付さず)がコネクタ当接面21aより突出されている。
上記構成において、エンジンルームとキャビン間にワイヤーハーネスを配索する場合には、被水の可能性が高いエンジンルーム側に配索されるワイヤーハーネスの端部に防水コネクタ1を接続する。被水の可能性がほとんどないキャビン側に配索されるワイヤーハーネスの端部に相手コネクタ20を接続する。相手コネクタ20は、エンジンルームとキャビン間を仕切るインストルメントパネルにキャビン側から固定される。そして、この相手コネクタ20にインストルメントパネルのエンジンルーム側から防水コネクタ1を嵌合する。防水コネクタ1は、その雌コネクタハウジング2がグロメット3によって防水されているため、被水による不具合を防止できる。
この防水コネクタ1では、電線(図示せず)のテンション等によって2つの分割カバー部材5,6間を開かせる方向の外力が分割カバー部材5,6に作用すると、この外力に対してロック手段15のロック力が対抗する他に、外力によって各分割カバー部材5,6が開く方向に変移しようとするのをコネクタフード22が規制する。従って、ロック手段15のロック力を強化することなく、ロック手段15が外れたり、2つの分割カバー部材5,6間が開くことによる雌コネクタハウジング2とグロメット3間の固定力及びシール力の低下を防止できる。このようにロック手段15のロック力を強化する必要がないため、ロック手段15を小型化でき、ひいては防水コネクタ1の小型化を維持できる。
又、2つの分割カバー部材5,6の組み付け時に大きなロック挿入力が必要なく、良好な組み付け作業性を維持できる。
更に、グロメット3の縦横寸法が同一でない場合には、コネクタフード22が分割カバー部材5,6の押さえ部5a,6aに挿入できないため、誤組付けを防止でき、特に、コネクタ嵌合作業をブラインド作業で行う場合に効果的である。
この実施形態では、各分割カバー部材5,6は、各引き離し方向Tに直交する方向の押さえ部5a,6aの外面がコネクタフード22の内壁面22aに密着されているので、各分割カバー部材5,6が開く方向に変移することをコネクタフード22によって確実に阻止される。
この実施形態では、各分割カバー部材5,6は、各引き離し方向Tに平行な押さえ部5a,6aの外面もコネクタフード22の内壁面22aに密着されているので、各分割カバー部材5,6が開く方向の直交方向に変移することもコネクタフード22によって確実に阻止される。つまり、この実施形態では、各分割カバー部材5,6のあらゆる方向の変移が阻止されている。
この実施形態では、雌コネクタハウジング2の外壁面に取付リブ部11がグロメット3の内壁面に取付溝13が設けられ、雌コネクタハウジング2の外壁面にシール面12が、グロメット3の内壁面にシール部14が設けられ、グロメットカバー4には取付リブ部11と取付溝13の外側位置と、シール面12とシール部14の外側位置を共に押さえる押さえ部5a,6aが設けられたので、グロメットカバー4の締め付け力が取付リブ部11と取付溝13間を深く嵌合させる方向に直接的に作用すると共に、シール面12とシール部14間を密着させる方向に直接的に作用する。従って、グロメットカバー4によって雌コネクタハウジング2とグロメット3間の固定力とシール力が共に強固になる。尚、取付リブ部11と取付溝13を設置する部材、シール面12とシール部14を設置する部材をこの実施形態と逆にしても良い。つまり、雌コネクタハウジング2の外壁面に取付溝13を、グロメット3の内壁面に取付リブ部11を設け、雌コネクタハウジング2の外壁面にシール部14を設け、グロメット3の内壁面にシール面12を設けても良い。
この実施形態では、相手コネクタ20のコネクタフード22内には、グロメットカバー4の押さえ部5a,6aが入り込むよう構成されたので、グロメットカバー4の押さえ部5a,6a自体の変移をコネクタフード22によって直接的に抑えることが可能であるため、雌コネクタハウジング2とグロメット3間の固定力とシール力を更に強固にものにできる。又、グロメットカバー4の押さえ部5a,6a自体の変移をコネクタフード22によって直接的に抑えることができるため、押さえ部5a,6aの肉厚をそれ自体の変形防止を考慮した厚肉に設定する必要がなく、極力薄く設定できる。
また、防水コネクタ1は、エンジンルームとキャビン間を仕切るインストルメントパネルに装着される場合には、グロメット3には防水機能と共に遮音、遮熱、防塵等の機能も要求される。従って、グロメットカバー4がグロメット3より外れ、この影響でグロメット3が雌コネクタハウジング2より脱落すると、上記した機能が全て損なわれるような事態が発生するが、本発明の防水コネクタ1によれば、グロメットカバー4がグロメット3より外れる心配がないため、上述した機能を確実に保持できるという利点がある。
尚、この実施形態の防水コネクタ1は、コネクタ嵌合時の操作を容易とする操作レバー7を有するものであるが、操作レバーを有しないものにも本発明を適用できることはもちろんである。
尚、この実施形態では、各分割カバー部材5,6は、各引き離し方向T及びその直交方向の外面(この実施形態では押さえ部5a,6aの外面)がコネクタフード22の内壁面22a(図6に示す)にそれぞれ密着されているが、密着ではなく近接配置であっても良い。又、各分割カバー部材5,6の引き離し方向T及びその直交方向の外面は、この実施形態のように、分割カバー部材5,6の全幅に亘って設けても良いが、分割カバー部材5,6の全幅ではなく、例えば突起によって一部範囲にのみ設けたものであっても良い。更に、相手コネクタ20のコネクタフード22の内壁面22aがテーパ状やステップ状に形成され、防水コネクタ1が相手コネクタ20に完全に嵌合された位置で初めて各分割カバー部材5,6の最外突出部とコネクタフード22の内壁面22aが近接配置や密着するように構成しても良い。
尚、この実施形態では、防水コネクタ1が雌コネクタである場合を示したが、雄コネクタであっても本発明を適用できることはもちろんである。
本発明の一実施形態を示し、防水コネクタの分解斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、一対の分割カバー部材をグロメットに装着する過程を示す斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、防水コネクタの断面図である。 本発明の一実施形態を示し、図3のA部の拡大図である。 本発明の一実施形態を示し、防水コネクタを相手コネクタに装着した状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態を示し、防水コネクタを相手コネクタに装着した状態を示す断面図である。 従来例の防水コネクタの一部破断側面図である。
符号の説明
1 防水コネクタ
2 雌コネクタハウジング(コネクタハウジング)
3 グロメット
4 グロメットカバー
5 分割カバー部材
5a 押さえ部
6 分割カバー部材
6a 押さえ部
10 雌端子(端子)
11 取付リブ部
12 シール面
13 取付溝
14 シール部
15 ロック手段
20 相手コネクタ
22 コネクタフード
22a 内壁面

Claims (5)

  1. 相手コネクタが嵌合され、内部に端子が収容されたコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの電線導出側の外側に装着され、前記コネクタハウジングより外部に導出される電線を被うグロメットと、このグロメットの外側に一対の分割カバー部材を挟み込むように装着し、互いに突き合わされた一対の分割カバー部材間がロック手段によってロックされるグロメットカバーとを備えた防水コネクタにおいて、
    前記コネクタハウジングに前記相手コネクタが嵌合された状態では、前記一対の分割カバー部材の双方が前記相手コネクタのコネクタフード内に入り込むよう構成されたことを特徴とする防水コネクタ。
  2. 請求項1記載の防水コネクタであって、
    前記各分割カバー部材は、各引き離し方向に直交する方向の外面が前記コネクタフードの内壁面に近接配置されたことを特徴とする防水コネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2記載の防水コネクタであって、
    前記各分割カバー部材は、各引き離し方向に平行な外面が前記コネクタフードの内壁面に近接配置されたことを特徴とする防水コネクタ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の防水コネクタであって、
    前記コネクタハウジングの外壁面と前記グロメットの内壁面との一方に取付リブ部が他方にこの取付リブ部が嵌合する取付溝が設けられ、
    前記コネクタハウジングの外壁面と前記グロメットの内壁面のいずれか一方にシール面が他方にこのシール面に当接するシール部が設けられ、
    前記グロメットカバーには、前記取付リブ部と取付溝の外側位置と、前記シール面と前記シール部の外側位置を共に押さえる押さえ部が設けられたことを特徴とする防水コネクタ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の防水コネクタであって、
    前記相手コネクタのコネクタフード内には、前記グロメットカバーの押さえ部が入り込むよう構成されたことを特徴とする防水コネクタ。
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