JP2007207506A - バックライト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】窓枠状のフロントフレームに生じるねじれや反りの発生を防止して、発光面からの発光むらが低減できるとともに組立作業が容易となる反射板方式のバックライト装置を提供することを目的とする。
【解決手段】反射体11を含むバックフレーム1と、このバックフレーム1にランプホルダ21を介し配置されたランプ2と、上記バックフレーム1の周縁上に載置された光拡散部材4、5と、この光拡散部材4、5の上部周縁部を囲繞して設けられ上記バックフレーム1と係合する窓枠状のフロントフレーム6とから構成され、上記フロントフレーム6が、分割されたフレーム部材6A、6Aからなるバックライト装置B1である。
【選択図】 図1
【解決手段】反射体11を含むバックフレーム1と、このバックフレーム1にランプホルダ21を介し配置されたランプ2と、上記バックフレーム1の周縁上に載置された光拡散部材4、5と、この光拡散部材4、5の上部周縁部を囲繞して設けられ上記バックフレーム1と係合する窓枠状のフロントフレーム6とから構成され、上記フロントフレーム6が、分割されたフレーム部材6A、6Aからなるバックライト装置B1である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、液晶表示装置や広告灯などに用いられるバックライト装置のフロントフレ ームの構造に関する。
液晶表示装置などの長方形状をしたバックライト装置としては、導光体の端面周囲に直管状やL字状あるいわコ字状のランプを配設した導光体方式および光拡散板の背面側に管状や板状のランプと反射板とを配設した反射板方式がよく知られている。
上記導光体方式のバックライト装置は、ランプからの光が導光体の反対側の端面ないしは中央部にまで十分に到達して導光体のほぼ全面において均一な光量を得なければならないことから比較的小型のバックライト装置に用いられている。
また、上記反射板方式のバックライト装置は、光拡散板の背面側に管状ランプが配設される構造であるため小型から大型のバックライト装置に適用が可能でひろく使用されている。
この従来の反射板方式のバックライト装置は、例えば並列して配置された管状蛍光ランプと、このランプを支持するランプホルダと、上記ランプおよびランプホルダの背面側に配設された反射板や反射シートを含むバックフレームと、上記ランプおよびランプホルダの表面側のバックフレームの周縁上に載置された光拡散板、光拡散シートやレンズシートなどの周縁部を覆うように挟み、このバックフレームの周縁に嵌め合わせるとともにねじでもって固定されている金属または合成樹脂製の窓枠状のフロントフレームなどとで構成している。
この反射板方式のバックライト装置の窓枠状のフロントフレームは、金属板からなる場合には絞りやプレス加工などにより、また、合成樹脂の場合には型成形により一体成形したものが得られるが、大型化すると窓枠状のフロントフレームの特に長辺側には加工応力によるねじれや反りが発生しやすかった。
そして、上記のように長方形状をした窓枠状のフロントフレームにねじれや反りがあったり、ねじ止めによる応力により、バックフレームの周縁上に載置された光拡散板、光拡散シートやレンズシートなどの周縁部が浮きあがり、これを抑えるなどのことをしながら作業を行わなければならず作業性が悪かった。また、この作業時フレームを強く押圧した部分と弱い部分とでは浮きにより隙間が生じ、これに起因してシート類に撓みが発生し、この撓みによる発光面からの光むらが問題となっていた。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、上記窓枠状のフロントフレームに生じるねじれや反りの発生を防止して、発光面からの発光むらが低減できるとともに組立作業が容易となる反射板方式のバックライト装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載のバックライト装置は、反射体を含むバックフレームと、このバックフレームにランプホルダを介し配置されたランプと、上記バックフレームの周縁上に載置された光拡散部材と、この光拡散部材の上部周縁部を囲繞して設けられ上記バックフレームと係合する窓枠状のフロントフレームとから構成されるバックライト装置において、上記フロントフレームは、分割された構造をなすことを特徴とする。
バックフレームに取り付けられる正面からみて例えば長方形をした窓枠状のフロントフレームを、長手方向に分割したものを用い合体することにより構成しているので、個々のフロントフレーム部品の小形化がはかれフレーム成形時や作業時にねじれや反りの生じるのを大形部品より大幅に低減することができる。
また、ねじれや反りなどの発生が少ないフロントフレーム部品を用いているので、組立作業時にバックフレームの周縁上に載置された光拡散板、光拡散シート、偏向シートやレンズシートなどの周縁部が浮きあがることなく確実に抑えることができる。
また、上記フロントフレーム部品の分割は二分割以上でもよく、二等分であれば同形の部品を一対用いることができるので異形部品点数が増えることがない。また、フロントフレームおよびバックフレームの外形は長方形や正方形など四角形状をしたものに適用できる。
なお、本発明および以下の各発明において、特に指定しない限り用語の定義および技術的意味は次による。
上記フロントフレームの形成材料としては、ガラス入りポリカーボネイトなどの合成樹脂あるいはステンレスやアルミニュームなどの金属板を用いることができるが、近時は成形時のばり発生や発錆などの問題から合成樹脂材料が多く用いられる傾向にある。
また、光反射体とはバックフレーム面に直接形成された反射膜などあるいはフレームに
配設された反射鏡や反射シートなどを指す。
配設された反射鏡や反射シートなどを指す。
また、光拡散部材とは光拡散板、光拡散シートや偏向シート、場合によってはレンズシートなどを含むものを指す。
光源として用いられるランプとは、蛍光ランプや希ガス発光ランプなどの放電ンプあるいは白熱電球などで、バルブ形状が直管形、U字形,W字形あるいは平板形などのランプを1ないし複数本並列したものからなる。
本発明の請求項2に記載のバックライト装置は、フロントフレームが長手方向において分割されていることを特徴とする。
長方形状をしたフロントフレームの長辺側の長い部分において分割することにより長寸部分の長さを短寸とすることができ、フレームに生じるねじれや反りを少なく抑えることができる。なお、短辺側の部分において分割することも可能である。
このフロントフレーム部品の分割は二分割以上でもよく、二等分であれば同形の部品を一対用いることができるので異形部品点数が増えることがない
本発明の請求項3に記載のバックライト装置は、上記分割されたフロントフレームが、上記バックフレームとスライド係合していることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載のバックライト装置は、上記分割されたフロントフレームが、上記バックフレームとスライド係合していることを特徴とする。
これはフロントフレームを分割することにより可能となったものである。すなわち、フレームの横断面を略コ字形状に形成したフロントフレーム部材を、光拡散部材などを載置したバックフレームの側板の端部に臨ませ、これら光拡散部材などを挟みフロントフレーム部材をスライド装着することに光拡散部材などを挟圧固定したものである。
なお、この横断面が略コ字形状とはバックフレームの側板の形状に合わせたコ字形状、U字形状、V字形状や一方側に開口部を形成した多角形状をしたものなどを指し、その上方および下方に位置する板体は同寸でなくてもよく、要はバックフレームの側板を挟むよう係合する形状であればよい。
本発明の請求項4に記載のバックライト装置は、上記バックフレームとスライド係合したフロントフレームが、ねじまたは凹凸部によりバックフレームに係止していることを特徴とする。
バックフレームの側板にスライド係合したフロントフレーム部材はその先端部相互が衝合した後、あるいは先端部相互が重合した後に、側板にねじを介しあるいは側板およびフレーム部材の対応箇所に予め形成しておいた凹凸部を係止させることにより固定される。
請求項1の発明によれば、バックフレームに組み付けられた窓枠状のフロントフレームに生じるねじれや反りなどの発生を抑制して、バックフレームの周縁上に載置された光拡散板、光拡散シートや偏向シートなどを確実に固定し、部分的に浮く隙間に起因する光拡散部材などの撓みによる発光面からの発光むらを低減した、発光面から均等の発光が得られる。小型のバックライト装置でも構わないが特に大型化した場合に好適する。
また、ねじれや反りなどの発生が少ないフレームを用いているので、組立作業時に光拡散部材などを確実・容易に抑えることができ作業性を高めることが可能になるとともに外観上も好ましい反射板方式のバックライト装置を提供できる。
請求項2の発明によれば、長寸部分の長さを短寸とすることによりフレームに生じるねじれや反りの抑制がはかれ、上記請求項1に記載と同様な効果を奏するバックライト装置を提供することができる。
請求項3の発明によれば、光拡散部材などを載置したバックフレームの側板に横断面が略コ字形状に形成したフロントフレーム部材をスライド挿入する簡単な構造および作業で、確実な係合がはかれる上記請求項1に記載と同様な効果を奏するバックライト装置を提供することができる。
請求項4の発明によれば、バックフレームの側板にスライド係合したフロントフレーム部材は、側板にねじ止めあるいは対応箇所に予め形成しておいた凹凸部を係止させることにより容易に、かつ、確実に固定することができる。
以下、本発明に関わる反射板方式のバックライト装置の実施の形態を図1および図2を参照して説明する。図1は分解斜視図、図2は組み立てられたバックライト装置B1の要部を断面して示す横断面図である。
図において1は金属板をプレス成形した長方形状のバックフレームで、内面側には直接鏡面仕上げをした反射面が形成されていたり反射シート11が設けられている。また、長辺側の横断面形状は両端を山形に折り返した折曲部12、12が形成してあり、長手(長辺)方向最外部には側板13、13を有する。また、このバックフレーム1の短辺側の最外端部には、この端部側を覆うよう側板14、14が設けられた受箱状をなしている。
2、…は略U字形に屈曲したバルブを有する蛍光ランプで、複数本が上記バックフレーム1上のランプホルダ21、…に係止固定してある。また、22、…はランプ2、…のバルブ端部に装着されたゴムホルダで、ランプ2、…へ給電をするハーネス23、…と接続してある。
3は透光性の合成樹脂やガラス製の光拡散板、4は透光性の合成樹脂からなる光拡散シート、5は偏向シートで、これら光拡散板3、光拡散シート4、拡散シート5などはバックフレーム1の折曲部12、12および側板14、14の周縁部上に積層載置してある。
また、6は合成樹脂製の正面からみて上記バックフレーム1と外形が略同寸の長方形をした窓枠状のフロントフレームで、長手方向にはほぼ同寸で成形した横断面が略L字形状の一対のフレーム部材6A、6Aの端部を衝合あるいは重合したものからなり、上記折曲部12、12および側板14、14の上面との間で光拡散板3、光拡散シート4、偏向シート5などの端縁部を挟み込み、フロントフレーム6側面の外方からねじ7、…をねじ込むことによりバックフレーム1に係止固定してバックライト装置B1が構成されている。
上記構成のバックライト装置B1は、例えばフロントフレーム6の大きさが長さ約500mm、幅約350mm、高さ約30mmの比較的大型のものであるが、使用されるフレーム6が二分して成形された小型のフレーム部材6A、6Aであるため個々の部品に反りやねじれが少なく、ねじ7、…によりバックフレーム1に組み付けられてもフレーム6にねじれや反りが少なく係止固定できる。
したがって、バックフレーム1に組み付けられた上記窓枠状のフロントフレーム6に生じるねじれや反りなどの発生を抑制した、積層して固定される光拡散板3、光拡散シート4、偏向シート5などが部分的に浮く隙間に起因したシート類の撓みによる発光面からの発光むらを低減できる。
また、ねじれや反りなどの発生が少ない小形化したフレーム部材6A,6Aを用いているので、組立作業時にバックフレーム1の周縁上に載置された光拡散板3、光拡散シート4や偏向シート5などの周縁部が浮きあがることがなく確実・容易にこれを抑えることができ作業性を高めることが可能になるとともに外観上も好ましい反射板方式のバックライト装置を提供できる。
また、上記フロントフレーム部材の分割は二分割以上でもよく、二等分であれば同形の部品を一対用いることができるので異形部品点数が増えることがないコスト的にも優れたものである。
このバックライト装置B1は、上記光拡散シート4や偏向シート5、必要に応じ設けられたレンズシートなどと対面して配設された例えば液晶表示板と組み合わして液晶表示装置が構成され、液晶表示板からむらのない発光表示が行われる。
また、図3および図4は本発明のバックライト装置の他の実施の形態を示し、図3は分解斜視図、図4は組み立てられたバックライト装置B2の要部を断面して示す横断面図で、図1および図2と同一部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
このバックライト装置B2が上記実施の形態と異なる点は、合成樹脂製の窓枠状のフロントフレーム6が、長手方向にはほぼ同寸で成形した横断面が略コ字形の一対のフレーム部材6B、6Bで構成したものからなる。また、この図3、4ではバックフレーム1側面の側板13、13および両フレーム部材6B、6Bの側面にはそれぞれ装着時に係合する凹凸部15,15,61,61が予め形成してある。
そして、ここでは光拡散板3、光拡散シート4や偏向シート5などを周縁部上に載置したバックフレーム1の長手方向の両側からこれらを挟むようにバックフレーム1の側面に沿いフレーム部材6B、6Bがスライドして装着される。
この装着された両フレーム部材6B、6Bの先端部が衝合あるいは重合する部位において側板13、13および両フレーム部材6B、6Bの側面に予め形成してあった凹凸部15,15,61,61が係合することによって両者は固定される。なお、この固定はさらにねじ止めを追加したり、ねじ止め単独による固定であってもよい。
このような構成のバックライト装置B2も、二分して成形された小形の各フレーム部材6B、6Bを用いることにより個々の部品にねじれや反りの発生が少なく、バックフレーム1に組み付けられても窓枠状のフロントフレーム6にねじれや反りなどが生じることを少なくすることができ、隙間に起因するシート類の撓みによる発光面からの発光むらを低減できるとともにその組み付けもねじを必要とせず嵌め合いとすることができるので作業を容易とすることができ生産性の向上がはかれる。
なお、本発明は上記実施の形態に限るものではなく、例えばフロントフレーム6を構成するフレーム部材6Aや6Bは、フロントフレーム6の長さに合わせ二分したものに限らずフレーム部材6Aや6Bの長さを長目にしておきバックフレーム1との組み合わせ時にその先端部相互が重合するよう形成してあってもよい。
また、このときの上記フロントフレーム部材6Aや6Bとバックフレーム1との固定は、その重合部やその他の部位においてねじ止めあるいは略コ字形状のフレーム部材6Bの場合は凹凸部による係合で行なえ、この凹凸部の場合フレーム部材6B、6B相互であってもバックフレーム1とを含む三者の係合であってもよい。
そして、上記バックライト装置B1、B2は、発光面に対向して配設された液晶表示板、文字図形や模様などが描かれた交通用や宣伝用などの表示板、標識板の光源装置として用いられ、発光面から均斉のとれた発光がなされその発光品質を向上することができる。
B1、B2:バックライト装置、 1:バックフレーム、
11:反射シート(反射体)、 13:側板、
2:ランプ、 21:ランプホルダ、
3:光拡散板(光拡散部材)、 4:光拡散シート(光拡散部材)、
6:フロントフレーム、 6A、6B:フロントフレーム部材、
7:ねじ、 15、61:凹凸部、
11:反射シート(反射体)、 13:側板、
2:ランプ、 21:ランプホルダ、
3:光拡散板(光拡散部材)、 4:光拡散シート(光拡散部材)、
6:フロントフレーム、 6A、6B:フロントフレーム部材、
7:ねじ、 15、61:凹凸部、
Claims (4)
- 反射体を含むバックフレームと、このバックフレームにランプホルダを介し配置されたランプと、上記バックフレームの周縁上に載置された光拡散部材と、この光拡散部材の上部周縁部を囲繞して設けられ上記バックフレームと係合する窓枠状のフロントフレームとから構成されるバックライト装置において、
上記フロントフレームは、分割された構造をなすことを特徴とするバックライト装置。 - 上記フロントフレームは、長手方向において分割されていることを特徴とする請求項1に記載のバックライト装置。
- 上記分割されたフロントフレームは、上記バックフレームとスライド係合していることを特徴とする請求項1または2に記載のバックライト装置。
- 上記バックフレームとスライド係合したフロントフレームは、ねじまたは凹凸部によりバックフレームに係止していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一に記載のバックライト装置。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2006
- 2006-01-31 JP JP2006023091A patent/JP2007207506A/ja active Pending
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