JP2007206905A - コイン返却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイン装置のコイン返却口の形状を変えることなく、子供等が手を入れても安全な硬貨返却口の構造を提供することにある。
【解決手段】コイン返却装置のコイン返却口内上方に上端部を回動自在に軸支して前記コイン返却口の外からの押力により、前記コイン返却口の内方へ回動する開閉扉を有するコイン動作式装置において、前記開閉扉10の上方部12を硬質とし、下方部13を軟質としたコイン返却装置としてある。
【選択図】図3

Description

本発明は、硬貨やメダル等を投入することで動作するコイン動作式装置の硬貨選別装置設けるコイン返却口の改良に関する。
従来、ゲーム機等に取り付けられるコインドアのサービス扉へのドロップタイプの硬貨選別装置としては、ほぼ直立するベースプレートの上部に縦長矩形の硬貨口が形成され、下部には硬貨の返却口が形成されている。返却口の後側には、保留箱が固定され、返却された硬貨がランダムに横たわることができる。返却口は、上部が保留箱内にビポット可能に指示された蓋によってカバーされ、蓋を押し込むことにより、返却硬貨を保留箱から取り出すことができる(例えば特許文献1参照)。
また硬貨返却口にスポンジ等の異物が挿入されるのを防止するため、硬貨返却口に回動自在に軸支された開閉板と前記硬貨返却口の前記開閉板と反対側の壁面から硬貨返却経路へ下り勾配に傾斜して突出した第1の突出片を備えて異物の進入を防止する硬貨返却口において、前記第1の突出片と対向する前記開閉板の面に、硬貨返却経路へ下り勾配に傾斜して突出した第2の突出片を備え、前記開閉板の回動位置において前記第1の突出片と前記第2の突出片が当接して前記硬貨返却経路を閉鎖するように構成した硬貨返却口の異物挿入防止構造がある(例えば特許文献2参照。)。
特開2005-25404号公報(第4頁、図1) 特許第3472634号公報(第2頁、図2)
上述した硬貨返却口の蓋や開閉板は金属板や硬質樹脂板で出来ており、いずれも上部が水平に軸支されており、手先を後方に押し込んで内部の硬貨を取り出す構造となっている。大人の手ではさほど問題はないが、子供の手では手を硬貨取出口から抜く際に蓋や開閉板の下辺と硬貨取口の下縁との間に指を挟んでしまう危険があった。例えば乳幼児等の柔らかい指が挟まれた場合は、非常に危険である。
そこで本願では、こうした問題を解決すべくコイン返却口の形状を変えることなく、子供等が手を入れても安全な硬貨返却口の構造を提供することにある。
本願発明では、上記課題を解決するために、コイン返却装置のコイン返却口内上方に上端部を回動自在に軸支して前記コイン返却口の外からの押力により、前記コイン返却口の内方へ回動する開閉扉を有するコイン動作式装置において、前記開閉扉の上方部を硬質とし、下方部を軟質としたコイン返却装置としてある。
上記発明により、コイン返却口に手を入れて開閉扉を押し込んだ際に、開閉扉の下縁とコイン返却口の下縁との間に指が挟まれても、開閉扉の下方部が軟質であるので、変形して挟まれた指を怪我させることがない。
本願発明では、上記課題を解決するために、コイン返却装置のコイン返却口内上方に上端部を回動自在に軸支して前記コイン返却口の外からの押力により、前記コイン返却口の内方へ回動する開閉扉を有するコイン動作式装置において、前記開閉扉の上方部を硬質樹脂素材とし、と下方部を軟質樹脂素材として、一体形成したコイン返却装置としてある。
上記発明により、コイン返却口に手を入れて開閉扉を押し込んだ際に、開閉扉の下縁とコイン返却口の下縁との間に指が挟まれても、開閉扉の下方部が軟質樹脂であるので、下方部が容易に変形して挟まれた指を怪我させることがない。
本願発明では、上記課題を解決するために、コイン動作式装置の筐体に露出されて略垂直に設けた略方形のコイン返却口と、前記コイン返却口の内部上部に設けた回動軸と、前記コイン返却口に連接して設けた保留箱と、前記回動軸に回動自在に取り付けられ前記保留箱内で前記コイン返却口を内部から塞ぐ開閉扉と、を有するコイン返却装置において、前記開閉扉の上方部を硬質樹脂素材とし、情報部の上辺に回動軸を貫通する管部を設け、前記開閉扉の下方部を軟質樹脂素材とし、前記上方部と一体成形により形成した開閉扉としたコイン返却装置としてある。
上記発明により、コイン返却口に手を入れて開閉扉を押し込んだ際に、開閉扉の上方と下方部とが硬質樹脂及び軟質樹脂素材で一体成形されており、下縁とコイン返却口の下縁との間に指が挟まれても、開閉扉の下方部が軟質樹脂であるので、下方部が容易に変形して挟まれた指を怪我させることがない。
さらに本願発明では、上記課題を解決するために、上記発明のいずれかにおいて、前記開閉扉の上方部と下方部の接合部分において、互いに厚みを略半分にして、一方側にはピン部を横列して設け、他方側には前記ピン部が嵌合する穴部を対応して設け、前記ピン部と前記穴部を嵌合して一体形成した開閉扉としたコイン返却装置としてある。
上記発明により、コイン返却口に手を入れて開閉扉を押し込んだ際に、開閉扉の上方と下方部とが硬質樹脂及び軟質樹脂素材で一体成形されており、しかも接合部分がピンと穴が横設されており、ピンと穴を嵌合させているので上方部と下方部が頑強に接合されており、容易に分離することがない。
さらに本願発明では、上記課題を解決するために、さらに上記発明において、前記開閉扉の上方部と下方部の接合部分において、一方側は断面V字状に先細部を形成し、他方は前記断面V字を受入れる断面V字溝を形成して、お互いに嵌入して一体成形した開閉扉としたコイン返却装置としてある。
上記発明により、コイン返却口に手を入れて開閉扉を押し込んだ際に、開閉扉の上方と下方部とが硬質樹脂及び軟質樹脂素材で一体成形されたおり、しかも接合部分の硬質樹脂が下方になるに従い薄くなり、その分、軟質樹脂が厚みを増して一体成形しており、開閉扉の下縁とコイン返却口の下縁との間に指が挟まれても、開閉扉の接合部から下方が容易に変形して挟まれた指を怪我させることがない。
尚、さらに本願発明では、上記課題を解決するために、コイン返却装置のコイン返却口内上方に上端部を回動自在に軸支して前記コイン返却口の外からの押力により、前記コイン返却口の内方へ回動する開閉扉を有するコイン動作式装置において、前記開閉扉の上方部の断面の厚みより、下方部の断面の厚みが薄い、コイン返却装置としてある。
上記発明により、コイン返却口に手を入れて開閉扉を押し込んだ際に、開閉扉の上方と下方部とが厚みが異なり、下方部は硬質樹脂といえども、厚みが薄くなっており、コイン返却口の下縁と開閉扉との間に指を挟んでも、開閉扉の下方部は容易に変形することにより、挟んだ指に怪我をさせるにいたる前に変形する。
尚、さらに本願発明では、上記課題を解決するために、コイン返却装置のコイン返却口内上方に上端部を回動自在に水平に軸支して前記コイン返却口の外からの押力により、前記コイン返却口の内方へ回動する開閉扉を有するコイン動作式装置において、前記開閉扉の下端には下方に丸みを有する下端部を設け、該開閉扉の高さ方向の略半分位置から肉薄な板状部材により該下端部を連接する硬質樹脂体と、
前記開閉扉の高さ方向の略半分位置から下端部の間には、前記開閉扉の上方の厚み、幅に沿って前記板状部材を弾性樹脂体で覆ったコイン返却装置としてある。
上記発明により、開閉扉の下端部には下方に丸みを有する下端軸が設けてあり、しかも開閉扉の下方部分の材質は弾性樹脂としてあるので、コイン返却口の下縁との開閉扉の下端との間に指を挟んでも、開閉扉の下方部は弾性樹脂が主体であるので、容易に変形するとともに、開閉扉を押し込んでも保留部箱内に開閉扉が引っかかることがなく、元の位置に戻るのである。
さらに尚、本願発明では、上記課題を解決するべく、上述してきた各発明を適用したコイン返却装置を有する貨幣動作式機器としてある。
上記発明により、硬貨等の貨幣動作式機器でも安全にコインの返却装置が得られるのである。
本願発明のコイン返却装置では、子供が手をコイン取出口の開閉扉の下辺とコイン取出口の下縁との間に指を挟んでしまう危険を回避することができる。特に乳幼児等の柔らかい指でも、開閉扉の下方部が変形することで、指が挟まれても安全に抜くことができる。
しかも、コストアップを最小限とすることができ、利用価値が高く安全性に富むコイン返却口を提供することができる。
本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。以下、本願発明を、3つの実施例について述べる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は貨幣装置の一例としてコイン装置の斜視図を示す。
コイン装置1は例えば自動販売機、業務用ゲーム機や駐車料金清算機等のコイン動作式業務用機器、最近では磁気カードや電子マネーカード、あるいは携帯電話に決済機能を有して無線通信で動作する方式も併用されている機器等の前面の扉に面して設けられている。貨幣動作式機器の前面のほぼ直立した扉には紙幣や硬貨等を扱う貨幣装置が設けてある。
このなかで、コイン装置1は、略直立した縦長の取付板2の上方に設けたコイン投入口3が設けられ、投入した硬貨が詰まった際に操作する返却操作部4を中ほどに有している。
コイン投入口3の裏側にはコイン投入口3から投入された硬貨をコイン導入路5を経て、コインセレクタ6に導き、投入された硬貨等の真贋をコインセレクタ6で判定し、正規硬貨は正規経路6aを通じてコインスイッチ7にて課金情報を発し、コインセレクタ6ではじかれた不良硬貨等の返却硬貨は、返却経路6bを通じて、取付板2の下方に設けたコイン返却口8に返却する構造を有している。
コイン返却口8には、コインセレクタ6からはじかれた不良硬貨等の返却硬貨がコインセレクタ6の内部ではじかれて返却経路6bを通じてコイン返却口8の上部から落下してくる構造になっている。
図2はコイン返却口の概略図を示す。図2(A)はコイン返却口の正面図であり、図2(B)は同縦断面図を示している。
コイン返却口8は、取付板2の下方に方形開口8aを有し、方形開口8aの奥側は鉄板製あるいは硬質樹脂製で該方形開口8aより一回りほど大きい幅を有し天井が開放された箱状の保留箱9となっている。保留箱9は方形開口8aと連通し、保留箱9の底面9aは方形開口8aの下縁より若干下がっており、返却された硬貨Cが返却経路6bを通じて保留箱9の上部にから保留箱9内に落下して底面9aにランダムに横たわることができる。
方形開口8aの裏側上部の左右両端に設けた水平軸受8bに回動可能に水平軸8cが軸支された開閉扉10が取り付けられている。この開閉扉10は、略方形で方形開口8aから外側に飛び出さないように少なくとも縦または横の幅が方形開口8aの幅より大きくなっている。開閉扉10の縦横の幅は略36mm程である。勿論縦横の幅とも方形開口の幅より大きくてもよい。
従って、開閉扉10の上端に水平に設けた水平軸が方形開口8aの裏側上部左右端の水平軸8cにより軸支されており、開閉扉10の自重により下に垂れ下がっており、方形開口8aを裏側から塞いでいる。
開閉扉10は、最低限、方形開口8aの左右あるいは下縁のいずれか1つの縁に当接する構造であれば、方形開口8aから外方に飛び出すことはない。
これにより、コインセレクタ6にてはじかれた不良硬貨等は、返却経路6bを経て保留箱9内に落下してくる。この際に保留箱の底面9aで跳ね返っても保留箱9の高さhを越えて天井の開放面から飛び出すことはない。さらに方形開口8aの裏側には開閉扉10が吊り下がっているので、返却経路6bを経て保留箱9内に落下して来た硬貨が跳ね返って方形開口8aから飛び出すこともない。
このように返却経路6bを経て保留箱9内に落下してきた硬貨Cは、落下の衝撃で跳ね返っても保留箱9から飛び出ることなく、保留箱の底面9a内にランダムに横たわることになる。
貨幣作動式機器に設けたコイン投入口3に硬貨を投入した投入者は、予定通り、硬貨が正規の硬貨と認識されればよいが、硬貨が何らかの原因で規定に合わず、例えば歪み等が生じていてコインセレクタで不良硬貨としてはじかれた場合には、図示しない受入金額表示が変化せずに、コイン返却口8に返却される。コイン返却口8に硬貨Cが返却された場合には、硬貨の落下時の衝突音が発するので、投入者は硬貨の返却に気付く。
あるいは、投入した硬貨に何らかの歪みがあった場合はコインセレクタ6内で詰まる場合があり、その場合は図示しない受入金額表示が変化しないし、さらにはコイン返却口8にも硬貨が返却されて来ないので、コイン返却操作部4を操作することにより、コインセレクタ6を開放して、途中で詰まっていた硬貨Cを返却経路6bに導き、保留箱9に落下させる。
図3には実施例1の開閉扉の図面を示す。図3(A)は成形段階の断面図であり、図3(B)は正面図であり、図3(C)は使用時の変形を示す断面図である。
開閉扉10はコイン返却口の方形開口8aを塞ぐために方形板状になっており、上辺には方形開口8aの裏側上部に位置する鋼線等の素材による水平軸8cを貫通させるべく管部11が設けられている。開閉扉10の上辺から6分目ほどの水平線Lから下方は素材が異なり、上方部12はポリエチレン製の硬質樹脂であり、下方部13は硬度30度のエラストマー製の軟質樹脂を用いている。
上方の硬質樹脂の下辺は下辺に平行な幅で厚みtが半分になった接合面12aを有しており、厚みが減った側の接合面12aには複数のピン12bが元の厚みtの部分の高さ位置まで横設されている。
軟質樹脂の下方部13の上辺は前記硬質樹脂の接合面12aに対応して平行な幅で厚みtが半分になった接合面13aを有しており、前記ピン12bに対応する位置にはピン12bが嵌入される複数の穴13bが横設されている。
上方部12のピン12bと下方部13の穴13bとを合わせて、溶解接合による一体成形とすることにより、接合面12aと接合面13aとは接合される。さらにピン12bと穴13bとが嵌合することでより強固な接合となる。上記の成形にあたり、インサート成形が用いられる。
これにより図3(C)に示す如く、開閉扉の開閉動作時に方形開口の奥側に手で押し込んで、手を
を抜く際に、万一、方形開口8aの下縁と開閉扉の下辺との間に指を挟んでも下方部13が軟質樹脂製であるので、前後に変形することができ、指を挟むことなく怪我することなく抜き去ることができる。
この際に開閉扉10を押し込み過ぎて保留箱の背面に下方部が当接し変形して手を抜いても元に戻らなくならないように、開閉扉10の押し込み過ぎを防止する図示しないストッパーが保留箱内に設けてあり、開閉扉10を押し込んだ際に上方部12が当接するようにしてある。
勿論、上方部のピンと下方部の穴の関係は逆でもよく、上方部に穴を有し、下方部側にピンを有する構造とてもよい。勿論、上方部の先細部と下方部の接合溝の関係は逆でもよく、上方部に接合溝を有し、下方部側に先細溝を有する構造とてもよい。
図4には、実施例2の開閉扉の図面を示す。図4(A)は成形段階の断面図であり、図4(B)は正面図であり、図4(C)は使用時の変形を示す断面図である。
開閉扉20は実施例1と大きさは同じであり、用いる素材も同じであるが、形状が異なる。開閉扉20の上辺には水平軸8cを貫通させる管部21を設けている。開口扉20の上方部22はポリエチレン製の硬質樹脂製で形成され、上辺から6分目ほどの水平線Lから下方にかけて断面V字状に先細に形成した先細部22aとなっており、図4(A)の断面図に示す通り断面の両面側に傾斜を設けた先細形状としてある。
そして下方部23は上方部22の先細形状の先細部22aの形状に対応して断面内部がV字状の接合溝23aを有し、厚みが上方部22の厚みと略同一のエラストマー製の軟質樹脂である。
この上方部22の先細部22aを下方部23のV字状の接合溝23aにあてがい溶解接合するインサート成形で接合され、一体成形された開閉扉20となる
これにより、開閉扉20の下方部は硬質樹脂製の先細部22aが除々に柔らかく変化することにより、変化が下方に行くほど曲がることができる。
これにより図4(C)に示す如く、開閉扉の開閉動作時に方形開口の奥側に手で押し込んで、手を
を抜く際に、万一、方形開口8aの下縁と開閉扉の下辺との間に指を挟んでも下方部23が軟質樹脂製であり、硬質樹脂製の上方部の厚みが除々に先細になっているので、下方に行くほど前後に変形することができ、指を挟むことなく怪我することなく抜き去ることができる。
この際に開閉扉20を押し込み過ぎて保留箱の背面に下方部が当接し変形して手を抜いても元に戻らなくならないように、開閉扉20の押し込み過ぎを防止する図示しないストッパーが保留箱内に設けてあり、開閉扉20を押し込んだ際に上方部22が当接する。
勿論、上方部の先細部と下方部の接合溝の関係は逆でもよく、上方部に接合溝を有し、下方部側に先細溝を有する構造とてもよい。
図5には、実施例3の開閉扉の図面を示す。図5(A)は側面図であり、図5(B)は正面図である。
開閉扉30は、上記実施例1又は2と同じであり、用いる素材はポリエチレン等の硬質樹脂の一種類である。
開閉扉30は、コイン返却口の方形開口を塞ぐために方形板状になっており、上辺には鋼線等の素材による水平軸8cを貫通させる管部31を設けている。開口扉30は、上辺から下方にかけて6分目ほどの水平線Lまでは厚みtがあり、容易には変形しない上方部32となっており、水平線Lから下方は、図5(A)に示す如く開閉扉の厚みが薄く、あるいは除々に先細に成形された下方部33となっている。下方部33の下端はある程度の厚みがあり下縁33aは丸みを有している。
これにより、開閉扉30の開閉動作時に方形開口の奥側に手で押し込んで、手を抜く際に、万一、方形開口8aの下縁と開閉扉30の下辺との間に指を挟んでも下方部33の厚みが薄くなっているので、素材が硬質樹脂であっても下方部33は前後に変形することができ、下方部の下縁33aが丸みを有しており、指を挟み怪我することなく抜き去ることができる。
この際に開閉扉30を押し込み過ぎて保留箱の背面に下方部が当接し変形して手を抜いても元に戻らなくならないように、開閉扉30の押し込み過ぎを防止する図示しないストッパーが保留箱内に設けてあり、開閉扉30を押し込んだ際に上方部32が当接する。
図6には、実施例4の開閉扉の図面を示す。図6(A)は開閉扉の側面図であり、図6(B)は同正面図である。図6(C)は開閉扉の硬質部材の正面図であり、図6(D)は同側面図を示す。
開閉扉40は、コイン返却口の方形開口を塞ぐために方形板状になっており、実施例1と大きさは略同じ大きさで縦横幅とも略36mmほどである。開閉扉40の上辺には鋼線等の素材による水平軸8cを貫通させる管部41を設けている。
開口扉40は略正方形状であり、上辺側に管部41を有し、該管部41には鋼線製の水平軸8cが軸着されている。そして略正方形状の略上側半分は厚み2mmほどの方形の上方部42となっている。
略正方形状の略下側半分は、下方部43となっており、上方部42の下端には厚みが1mmほどで上方部の厚み方向の中央位置から略正方形状の下側部分を構成し板薄に連接されている。下方部43は上方部42の下端の左右両端から2mmほど内側に設けられている。そして、下方部43には左右中央寄りにそれぞれ、幅2mmで縦方向にスリット43aが設けてある。そして略正方形状の略下端は、長さが開閉扉40の横幅で、径が3mmほどの下端軸44が設けられ、前記下方部43が、該下端軸44の上側に連接されている。
上記管部41、上方部42、下方部43、下端軸44は、ポリエチレン樹脂等の硬質樹脂を型に入れて一体で射出成形される。
次に、下方部43の周囲に上方部の幅及び厚みに合わせて、エラストマー樹脂等の弾性樹脂を一体成形して合体させて袴部45とし、開口扉40を得る。袴部45は図6(A)及び図6(B)の斜線部で示し、下方部43を表裏、左右側面から覆うとともに、スリット部43aに入り込み、下方部43と合体している。
これにより、開閉扉40の下側は下方部43が下端軸44に連なり、下方部43を軟質樹脂の袴部45が覆っているので、開閉扉40の下方は柔らかく変化することが可能である。しかしながら下端軸44は下方部43で連接されているので、頑強であり、貯留箱内に押し込まれても容易に下端軸44が折れ曲がり、保留箱の奥壁との間に挟まったりしてもとの状態に戻らないようなことはなく、常に下端軸44には下方部43が連接されているので、元の状態への復元力が強いのである。
これにより、開閉扉40の開閉動作時に方形開口の奥側に手で押し込んで、手を抜く際に、万一、方形開口8aの下縁と開閉扉40の下端軸44との間に指を挟んでも袴部45の材質が弾性素材であり、下端軸44を垂下している下方部43の素材が硬質樹脂であっても、袴部の材質の大半であるので、弾性部材である袴部45が前後に容易に変形することができる。さらに下端軸44が丸みを有しており、指を挟んでも指を切るような怪我することなく抜き去ることができる。
この際に開閉扉40を押し込み過ぎて保留箱の背面に下端軸44が当接し変形して手を抜いても元に戻らなくならないように、開閉扉40の押し込み過ぎを防止する図示しないストッパーが保留箱内に設けてあり、開閉扉40を押し込んだ際に上方部42が当接する。
尚実施例4では、下方部材は肉薄の薄板状の部材にスリットを入れたが、幅やスリットの本数には限定されなない。下方部43は、上方部42と下端軸を連接するもので、かつ、袴部を一体成形して剥がれない構造であれば、形状は問わない。
上述した3つの実施例による開閉蓋を有するコイン返却装置とすることで、大人の手ではさほど問題はないが、子供の手では開閉扉の下辺とコイン取出口の下縁との間に指を挟んでしまう危険を回避することができる。特に乳幼児等の柔らかい指でも、開閉扉の下方部が変形することで、指が挟まれても安全に抜くことができる。
しかも、コストアップを最小限とすることができ、利用価値が高く安全性に富むコイン返却口となっている。
上述の通り本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
貨幣装置の一例としてコイン装置の斜視図である。 コイン返却口の概略図である。 実施例1の開閉扉の図面である。 実施例2の開閉扉の図面である。 実施例3の開閉扉の図面である。 実施例4の開閉扉の図面である。
符号の説明
1 コイン装置
2 取付板
3 コイン投入装置
4 返却操作部
5 コイン導入路
6 コインセレクタ
7 コインスイッチ
8 コイン返却口
8a方形開口
8b水平軸受け
8c水平軸
9 保留箱
9a底面
10 開閉扉
11 管部
12 上方部
12a接合面
12bピン
13 下方部
13a穴
20 開閉扉
21 管部
22 上方部
22a接合端
23 下方部
23a接合溝
30 開閉扉
31 管部
32 上方部
33 下方部
33a下縁
40 開閉扉
41 管部
42 上方部
43 下方部
44 下端軸
45 袴部











Claims (8)

  1. コイン返却装置のコイン返却口内上方に上端部を回動自在に水平に軸支して前記コイン返却口の外からの押力により、前記コイン返却口の内方へ回動する開閉扉を有するコイン動作式装置において、
    前記開閉扉の上方部を硬質とし、下方部を軟質とした、
    ことを特徴とするコイン返却装置。
  2. コイン返却装置のコイン返却口内上方に上端部を回動自在に軸支して前記コイン返却口の外からの押力により、前記コイン返却口の内方へ回動する開閉扉を有するコイン動作式装置において、
    前記開閉扉の上方部を硬質樹脂素材とし、と下方部を軟質樹脂素材として、一体形成した、
    ことを特徴とするコイン返却装置。
  3. コイン動作式装置の筐体に露出されて略垂直に設けた略方形のコイン返却口と、
    前記コイン返却口の内部上部に設けた回動軸と、
    前記コイン返却口に連接して設けた保留箱と、
    前記回動軸に回動自在に取り付けられ前記保留箱内で前記コイン返却口を内部から塞ぐ開閉扉と、
    を有するコイン返却装置において、
    前記開閉扉の上方部を硬質樹脂素材とし、情報部の上辺に回動軸を貫通する管部を設け、
    前記開閉扉の下方部を軟質樹脂素材とし、前記上方部と一体成形により形成した開閉扉とした、
    ことを特徴とするコイン返却装置。
  4. 請求項1又は3のいずれか1項において、前記開閉扉の上方部と下方部の接合部分において、互いに厚みを略半分にして、一方側にはピン部を横列して設け、他方側には前記ピン部が嵌合する穴部を対応して設け、前記ピン部と前記穴部を嵌合して一体形成した開閉扉とした、
    ことを特徴とするコイン返却装置。
  5. 請求項1又は3のいずれか1項において、前記開閉扉の上方部と下方部の接合部分において、一方側は断面V字状に先細部を形成し、他方は前記断面V字を受入れる断面V字溝を形成して、お互いに嵌入して一体成形した開閉扉とした、
    ことを特徴とするコイン返却装置。
  6. コイン返却装置のコイン返却口内上方に上端部を回動自在に軸支して前記コイン返却口の外からの押力により、前記コイン返却口の内方へ回動する開閉扉を有するコイン動作式装置において、
    前記開閉扉の上方部の断面の厚みより、下方部の断面の厚みが薄いこと、
    を特徴とするコイン返却装置。
  7. コイン返却装置のコイン返却口内上方に上端部を回動自在に水平に軸支して前記コイン返却口の外からの押力により、前記コイン返却口の内方へ回動する開閉扉を有するコイン動作式装置において、
    前記開閉扉の下端には下方に丸みを有する下端部を設け、該開閉扉の高さ方向の略半分位置から肉薄な板状部材により該下端部を連接する硬質樹脂体と、
    前記開閉扉の高さ方向の略半分位置から下端部の間には、前記開閉扉の上方の厚み、幅に沿って前記板状部材を弾性樹脂体で覆った、
    ことを特徴とするコイン返却装置。
  8. 請求項1乃至8のいずれか1項記載のコイン返却装置を有することを特徴とする貨幣動作式機器。








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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013120436A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体排出装置及び媒体処理装置
JP2015215784A (ja) * 2014-05-12 2015-12-03 沖電気工業株式会社 筐体装置、及び自動取引装置

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